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【人】 マシロいちごカレー……? [ いちごは好き。 特に新鮮で甘い、赤に艶々輝くいちごが。 けれど奇しくも兄のような同僚と同じように いちご狩り、の経験はない。 事前に教えられていた"いちごテーマパーク"の内容に きゅうりを眼前に置かれた猫めいた反応をしてしまったのは まだまだ鮮明な記憶である。 真白には、いちごカレーという知識が無かった。 ] (9) 鬼葉 2023/03/19(Sun) 19:39:02 |
【人】 マシロ[ もしかすれば、うさぎ穴の先輩兼お兄ちゃんの瑞野なら いちごカレーを知っていたかもしれないが。>>6 花見会の終了後、「実は」と打ち明けたお相手話の流れで 互いに好物がお揃いということも知り。 今度いちごで何か共同メニュー作りましょうよ、とかなんとか 誘ったあの桜舞う日は 特別な想い出の一日。 ] 晴れだ〜〜! いいお天気になりましたね、夜綿さんっ えへへ、遠足とか以外で誰かとこんな風にお出かけするの 初めてだから楽しみです。 [ 空は快晴、上着が無くても困らない季節。 高野と瑞野も同行することは当然聞いていた。 「痕は暫くつけちゃだめですからね!」と彼へ言ったおかげで 今日の真白は、お気に入りのオフショルダーを着れている ] (10) 鬼葉 2023/03/19(Sun) 19:39:45 |
【人】 マシロ[ うさぎの長い耳のような二つ結びと白いリボン。 巻いた毛先はふわふわ揺れて 淡い水色の、袖口が膨らんだオフショルダートップス。 白のリボンコルセットスカートと、同色のショートブーツに 首元へ銀色のチェーンを着ければ準備は完了だ。 男女比が3:1という状況でも、内訳は恋人二組。 合流した二人──というよりは瑞野に視線を向け にんまり、チェシャ猫のように笑うのは許して欲しいところ ] 夜綿さん、休憩したい時は言ってくださいね ……免許ないから、運転は代われないですけど アイスのカフェオレ、作ってきてるので。 [ うさぎが描かれた白色のタンブラーを ドリンクホルダーへ置きながら、助手席でご機嫌に笑う。 中身は勿論、貴方専用ブレンドで。** ] (11) 鬼葉 2023/03/19(Sun) 19:39:54 |
【独】 マシロ/* おかわりむらー!! えりーさん(夜綿さん)はありがとうございますっっ 推しカプも拝めると聞いて出先でそわついていました。 (-2) 鬼葉 2023/03/19(Sun) 19:41:07 |
【人】 マシロ[ 昼も夜も通しもお任せあれの店員二人、同時の二連休。 これだけ書くとなんだかこの二人が怪しい関係のようだが 全くそんなことはない。周知の事実である。 彼が高野たちへ投げた誘い文句は与り知らぬところでも>>13 結果、どう見てもテンション上昇中の白うさぎだ。 ] ん、もう飲みます? ちょっとだけ、口。開けてください。 [ タンブラーはストローが差せる優秀なタイプ。 とはいえ運転中の彼の片手を占領するのは良くないので 甘えにお応えして、「どうぞ」とストローを口許へ運ぶ。 かわいいデート服着たいです、と紡いだおねだりを ちゃんとしっかり聞いてくれたご褒美でもありますよ。 確かに自分以外は全員男性ではあるけれど 全員何かしらで目立つような…? まあ、それはきっと私が心配する領分ではないですね? ] (22) 鬼葉 2023/03/19(Sun) 21:57:39 |
【人】 マシロ[ 車内に流れるアイドルソングは、 懐かしいメロディではなく、流行りを追い掛けがちな自分が 最近「かわいい」と言っていたグループの新曲。>>16 ] あ。 かわいいんですよね、これ。 サビのとことか──…… [ 歌詞には「ダーリン」やら「キスしよう」と入っているが 素面で中々言えないことも、歌なら躊躇なく歌えるもの。 ここ好きなんです、を示すように 流れるアップテンポへ重ね、るんるんで小さく歌う。 いちごのように甘い恋の歌。 ところで、いちごカレー、聞き間違いでは…ない…!? ……世界はまだまだ知らないことだらけらしい。 ] (23) 鬼葉 2023/03/19(Sun) 21:57:44 |
【秘】 マシロ → グルメライター ヤワタ[ こちらを盗み見る運転席からの不埒な視線には 気付いてないわけ、ないんですよ。 首も胸元も見えないようにと気遣わない期間は無くて、 こんな風に肌をさらす服装は久しぶりだった。 何か良からぬこと考えてますね? ……とか 思いはしても、流石にここで言えるわけがないので。 代わりに、すり、と一度だけ 運転を邪魔しないよう、腕へ何気なく触れるだけ。 ] (-13) 鬼葉 2023/03/19(Sun) 21:57:49 |
【人】 マシロいちごだらけだ〜…!? ……当たり前か、いちご狩りですもんね……? [ 時計うさぎを追い掛けるアリスのように忙しない。 こういうところが美澄と姉弟論争を引き起こすのだ。 特別授業で自覚した賢明な白うさぎは、 同じいちご好き兄妹同盟の兄の恋模様も伺いつつ。 「ケーキボウル後で作りたいです」と恋人に告げ くい、と腕を引いてみる。 でもまずはやっぱりいちごそのまま食べたいです!* ] (25) 鬼葉 2023/03/19(Sun) 21:57:57 |
【秘】 マシロ → グルメライター ヤワタ ― はじめての、 ― [ 美味しく食べてください と言った据え膳の皿の上で、 いざ食べられることを自覚した瞬間に付け加えた 弱々しい声音の「やさしくして」は 叶えられたかはともかく、ほんのすこし、こころのどこか 「求めて欲しい」なんて我儘との二律背反。 初めてだからやさしくしてね、なんて少女漫画みたいだ。 実際、恋は漫画やドラマ通りにはいかないように いざ自分から踏み越えたラインの向こう側では やさしくなくてもうれしい、なんて想いもあって。 抱き寄せられた体はきっと熱を帯びていた。 何度もしてもらったはずのキスさえ初めてに戻ったような、 それだけで、暴れる胸の熱で瞳が潤んでしまう。 ] (-15) 鬼葉 2023/03/19(Sun) 22:25:09 |
【秘】 マシロ → グルメライター ヤワタ[ 恋に教科書を求めていたような恋愛初心者には、 閉じた瞳をいつ開けばいいかも分からないぎこちなさ。 睫毛がふるりとゆれて、少し窺うように彼を見つめて。 ] ………… すきです、やわたさん [ 一日で何回もキスをすることさえ照れてしまう。 唇を吸われる感覚に、背筋へ妙なくすぐったさが奔って かすかな声でそう答えるのが精一杯。 ただでさえ溶けてしまいそうなあつさなのに。 何度も繰り返し熱を分け与えられてしまったら、もう、 この時点で輪郭もぼやけてしまいそう。 ] (-16) 鬼葉 2023/03/19(Sun) 22:25:20 |
【秘】 マシロ → グルメライター ヤワタ[ 彼の体温を教えるような舌先が唇のあわいに触れた。 びくん、と跳ねた肩の動きはきっと 逃げられないように自分を捕まえる彼の腕へ伝わっている。 ] ん、 …… あけ、れ、ます…… [ フランベされるフルーツの気持ちがよく分かった。 決して逃げたいわけじゃないのに、逃げたくて堪らない。 とんでもないお誘いをしてしまったという気付きを、 うさぎはこの時漸く自覚した。 怖くないし、嫌でもないんです、とだけは示すために きゅぅ……と弱い力で彼の服の袖を握り締め。 ] (-17) 鬼葉 2023/03/19(Sun) 22:25:33 |
【秘】 マシロ → グルメライター ヤワタ……して、ほしい です、 …………きす……。 [ 流石に自分から彼の舌を絡ませにいくなんて芸当、 経験値ゼロの身では出来る気が欠片もしないので。 おねだりひとつ、既にもう蕩けてしまいそうな熱の中。* ] (-18) 鬼葉 2023/03/19(Sun) 22:25:49 |
【秘】 マシロ → グルメライター ヤワタ[ 彼を好きな気持ちと、名前だけ。 どんなに夜の熱に浮かされても、快楽の海に身が沈められても きっと忘れるどころか脳裏に刻まれて行くばかりだろうその2つ。 声、は、……なんだか自分が自分では無いような甘いいろが 何をどうしても恥ずかしくてたまらなくて。 こんなの貴方に聞かれたらしんでしまう、と思ってはいるけれど すべてを自分の中だけに飲み込めるかは別問題。 …白うさぎはまだまだ知らない事だけれど 声を出したら嬉しいという気持ちを伝えられるなら、余計に。 ] …………ぅぅ……、はずかしぃ……です…… [ 確認が彼の癖だってことは私も気付いているからこそ 常々、言葉にすることを怠らずにいるつもり、だけれど。 今日この時ばかりはその喜び方も気恥ずかしい。 まっかな顔が俯きかけた───ところで。 ] (-52) 鬼葉 2023/03/20(Mon) 6:10:29 |
【秘】 マシロ → グルメライター ヤワタ[ あとは、あなたが、ひらく。 俯くより先、勇気を出して少し開いたくちびるの間へ まるで花の蕾を人の手で開花させるように舌が入り込んでくる。 反射的にきゅっと彼の服を強く握り締め、瞳を閉じ 触れ合った舌同士のあまさを教えるような熱い舌の動きを どうにか受け止めるので精一杯。 あまくて、あつくて、───全部溶け合ってしまいそう。 息の仕方もままならないぎこちなさできっと 彼にはこんなキスも初めてだということがバレてしまう筈で。 ] ん、ンぅ、…ッ!? [ 自分の舌なのに、彼の舌と擦り合わせるように混ぜられるだけで 実は自分のものではないんじゃないか、なんて ばかげた錯覚を抱いてしまう。 はふ、と必死に堪えていた声がたまらず零れ落ちたのは、 いつもご飯を食べるだけでは分からない 上口蓋を、快楽の花を開くように彼の舌がなぞった時だ。 ] (-53) 鬼葉 2023/03/20(Mon) 6:10:50 |
【秘】 マシロ → グルメライター ヤワタ[ 背中に回されていた手の温もりが動くのを、 薄い生地の服越しに感じ取る。 彼の指先が自分の肩甲骨へゆるやかに触れるなら、きっと 先ほどまでの──動揺と緊張ゆえの体の震えではなくて 未知の感覚に身をふるわせているのが、わかるはず。 ] ───…ッふ、ぁ ン……っ [ そんなところに、人の性感帯があるだなんてこと 彼が初恋の自分が知っているわけがない。 気付かされるのもこれがはじめてなのだから。 呼吸の仕方も奪われたように、息ができなくて。 なのに彼の熱が体の神経をざわつかせ、 なぜだかお腹の下あたりが妙に、重たくうずいている。 潤んだ瞳から、あつさで浮かされた涙が一筋落ちた。 快感を呼び起こすみたいに動く彼の舌を、おそるおそる 自分の舌先で軽く触れる。 ] (-54) 鬼葉 2023/03/20(Mon) 6:11:33 |
【秘】 マシロ → グルメライター ヤワタ[ 掴んだ腕もいったん離し、 すぐさまぽふんと叩くように触れ直す。 きっと後頭部に回されている手のおかげで だめ、を示すため、頭を横に振ることは出来なかったけれど。 話す余裕を与えて貰えたなら、双眸を涙でうるませて 上気した桃色の頬と、蕩けたような顔で、彼を見上げ ] っさ、さっきの、…… きす、 体がぞくってして、あつくなるから、……だめ…です…… [ そっと自分の手で示すように触れた下腹部。 はじめての深いキスであんなに気持ちよくなってしまったら この先も、なんだかとても、まずい予感がする。 だから優しく手加減してください、とねだるように 据え膳の上の白うさぎは、自分がずっと飢えさせ続けた 空腹の狼さんを、食べ頃のいちごみたいな色で見つめた。** ] (-55) 鬼葉 2023/03/20(Mon) 6:13:08 |
【秘】 マシロ → グルメライター ヤワタ[ あつくて、 甘 い。涙で滲む視界はまるで溺れてしまったような錯覚になって 思考回路を緩やかに、確実に焼いていく。 息継ぎさえ上手く出来ない。 まるで水の中に落っことされたうさぎみたいだ。 初恋が彼なのだから こんな場所がきもちいいことなんか 当然知っているはずもなくて。 彼と違い、心の準備も何もないまま教えられた快楽の芽。 ──未知の感覚と一緒に、愛の言葉が囁かれて それは吐息ごと 自分のお腹の中へ収まった。 ] ……っ [ 合間、薄い布越しに何度か留め具を外そうとするような、 …情動を報せるような指先には気付いていたけれども。 どう反応すればいいかも分からないから、 ただ、肉食獣めいた仕草に、心臓を速くするだけ。 ] (-83) 鬼葉 2023/03/20(Mon) 20:00:17 |
【秘】 マシロ → グルメライター ヤワタ[ いかにも"そういうコト"をしています、というような 耳に響く粘着質な水音さえ気恥ずかしくて堪らない。 白うさぎの時は脱兎が誰より上手くても 彼だけの真白になった後は、どうにか足を留め続けている。 ……流れる涙をすこしだけ拭うように動いた頬の熱が、 どこか安心感を与えてくれた。 ────快感を拾い上げているあまったるい顔なんて ]いっそ見落として欲しい気持ちと、 あなたには、ぜんぶ、みてほしい気持ちと。 っは、……ぅ… [ 唇が離れて、快感を教えた舌が一度抜けていく。 深い口付けの名残のように引いた銀糸を気にする余裕など もちろんある訳がないので。 「だめ」と、ぐずぐずにならないために言ったのに。 ] (-84) 鬼葉 2023/03/20(Mon) 20:00:26 |
【秘】 マシロ → グルメライター ヤワタ…………も、ばか とっくにだめにはなってるんですよ…… [ これ以上だめにされたらどうしてくれるのか。 甘やかされて愛されて、受け取り方を覚えた自分は 既に貴方無しでは生きていけない気しかしないのに。 キスの気持ち良さを覚えさせられてしまったら、 いよいよ取り返しがつかなくなってしまいそう。 ] ……ん、──おふろ……借ります あと、あの、夜綿さんの服。……上だけ貸してください [ 息が整って、お腹の熱も幾分か引いた後。 頭を撫でる掌にあまえながら、 お風呂を促す声へ頷いてはおねだりひとつ。 ] (-85) 鬼葉 2023/03/20(Mon) 20:00:36 |
【秘】 マシロ → グルメライター ヤワタその …… あ、の えっと ……えっちなこと 、する時は一番最初は、初めてお泊りした日みたいに 夜綿さんの服がいいなって……おもってたん、です ……あんしん、する、ので… [ それに。 彼氏の家、彼氏の服、彼氏好みに仕上げた自分。 一番幸せな女の子として抱かれるなら、 どれもこれも、欠けてはいけない魔法の材料ばかり。 お砂糖やハチミツ、スパイスではないけれど 貴方が居れば、私は私の思う、一番可愛い私になれる。 ] (-86) 鬼葉 2023/03/20(Mon) 20:00:47 |
【秘】 マシロ → グルメライター ヤワタ[ 下着をつけないまま風呂を出るという発想は、 性に触れる機会が無かった真白には持ち得ないもの。 でもつけたら脱がされ待ちみたいになるのでは?…と ぽこんと増えた悩みの種に、ちょっとだけ頬を膨らませ。 恋人と過ごす、本当の夜の教科書が欲しい。今すぐに。 ] さっきみたいな、 の …… …………〜〜〜〜っっ!! [ 内緒話のように囁かれた内容を、つい真面目に受け取って 理解が追いついた瞬間、声にならない声を上げ しゅばっと勢いよく立ち上がった。 いじわる。いじわる。いじわる! と、口にせずとも訴えかける真っ赤な顔と視線を向け、 お風呂を借りることにして。 ] (-87) 鬼葉 2023/03/20(Mon) 20:00:53 |
【秘】 マシロ → グルメライター ヤワタ[ ────実を言えば。 母との繋がりを切った後、言い出すタイミングを伺いつつ いつ"この時"が来てもいいように、準備は、していた。 スキンケアも、特別な日のためのヘアトリートメントも お風呂上がりの後に塗るあまい香りのボディミルクも。 まるで学生時代、教科書に載っていた物語みたいだ。 食事のために丁寧に自分を手入れし、整えて、 最後の最後で「食べられるのは自分だった」と気付いて 慌てて逃げ出す主人公の話だったか。 あれと今とは状況も何もかも違うだろうけれど "食べられるために自分を美味しくコーティングする" ……というのは、今の自分そのものというか。 ] ────……きんちょう、してきた……。 [ 丹念に髪を乾かし、鏡に映っているのは きっと誰がどう見ても一番可愛い姿の私。 ] (-88) 鬼葉 2023/03/20(Mon) 20:01:05 |
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