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【人】 蕃神 雷恩― 回想:桜花と>>3 ― [己の繰り返した言葉に、小さくうなずく桜花を眺める。 名は体を表すというけれど。桜色の髪が揺れる様は 君の2つの空に花吹雪を散らすかのようだ。] 確かに、そうだな。 外では見ない。 ――血と、汚染された大地と、空と。悲鳴と。 柔らかで、あたたかな存在は。 [付け加えられた言葉を咀嚼し、肯定する。 どこか急ぎのように言ったのは、自身の感情のごまかし? それともただ、伝えたかっただけか。 思案。思索―――それもまた、君の個性。と判断する。 君のそばは心が安らぐ。 デザインの割合は若干違えども、同じ旧人類だからだろうか。 それとも、生育環境が被るからだろうか。 いずれにせよ、旧人類の定義であるなら、心を許している。 と、いえようか、] (32) sinonome 2023/11/20(Mon) 19:49:20 |
【人】 蕃神 雷恩[だからこそ、揺らぎを観測されたことに恥じ入る思いを抱く。 羞恥と呼ぶべきものか。 一瞬の揺らぎと芽生えたものを、重ねる問いに霧散させ。 桜花に向け、続け踏み込んだ質問をすることもまた、 珍しいことではあったのだろう。 彼が語る様子を聞く。 栗鼠。は自分は見た覚えがない。 多分植物園の別区画にいるのだろう。居なければ温室にか。] そうなんだな。 ……俺は、見たことがないから。 出会えれば、良いなと思う。 [君の考えたように、面白い動きをしたり ふわふわとするのだろうか。 ――見ているだけ、と、告げる彼に。] (33) sinonome 2023/11/20(Mon) 19:49:32 |
【人】 蕃神 雷恩 触れないのか? [”興味があるもの”に”触れてしまった”己の問いかけは 今度は、混じりけなしの純粋な。*] (34) sinonome 2023/11/20(Mon) 19:49:47 |
【人】 蕃神 雷恩― ファーストコンタクト:メディウム ― [笑みを湛える少女のような感情に触れる。 ――まるで、木漏れ日がさざめく風によって万華鏡のように 光を散らす、ように 或いは。叢雲より出た月の輝きが凪いだ海を照らすように。 ああ、 己の強い興味を、呼び起こす。>>14] [自分の腕の中に納まった「彼女」は小さくはかなく思える。 意識が触れた「貴女」は、どこか大きくも嫋やかに感じたものだが。 ――彼女、から窺える感情は羞恥、或いは拒絶。 それでも貴女からは、幸せそうな感情が流れてくる。 まるで、吸っても吸っても。根を張っても 満たされない何かが享楽を得たかのような心地。 腕の中の彼女を見る。 腕の中の、貴女を見る。] (35) sinonome 2023/11/20(Mon) 19:56:56 |
【人】 蕃神 雷恩 ――……例として、”君”ですべきでは なかったかも、しれない。すまない。 [謝罪し、解放を促す。 その際に君の「願い」を断る選択肢がなかったのは 多少この件も影響していたのである。*] (36) sinonome 2023/11/20(Mon) 19:57:34 |
【秘】 蕃神 雷恩 → 苗床環者 メディウム[その際に。己の中の植物の部分は 「貴女」への興味を隠さずに。 薄っすら足元に絡んだ根が、少女の脚を愛撫する。 柔肌を食むように。或いはその肌の下に蠢くものに 寄り添い、重なり、接吻するかのように。 ――まるで旧人類の、求愛にも似ているな、これは。 *] (-31) sinonome 2023/11/20(Mon) 19:57:54 |
【秘】 苗床環者 メディウム → 蕃神 雷恩……ぅ、 [体内へと絡みつく感触に今まで感じたことのない刺激を受けて、身体が跳ねる。 なんだこれ、なんだこれ、なんだこれ 嫌悪ではない、むしろ (ねえ、とっても甘美でしょう……受け入れてしまいましょうよ……) 五月蝿い、五月蝿い、五月蝿い、やめろ。 (-33) kuromuwabi 2023/11/20(Mon) 20:11:14 |
【人】 蕃神 雷恩― どこかの時間軸で:直青と ― [君の言葉に>>19 肯定の色を感じた時に、不安や怯えが和らぐのは。 どんな風に定義すればよいのだろう。 己は、直青や羅生のように 言葉に掘り起こすのはあまり得手ではなく。 されど。”そうしたい”と萌芽するそれは。 感受性の拡張といえるのか。 或いは魂の成長と呼ぶのか。 ――羅生の言い方なれば、魂を育てられた。 その片鱗がこぼれた、といったところか。] 羅生が。 ――そんな、ことを。 [彼が言ったのであろう言葉を、咀嚼する。 思索する。思案する。 己の宿題に対する前段階を、眼前の直青は肯定する。 言葉というものの力を伝えながらも、 それに無理に今名付けずともよく、名付けないというのも また選択肢の1つであるのだと伝える言葉を 己は頷きながら、1つ1つをヒトの細胞と植物の細胞の中で 或いは混ざり合ったそれらの中で伝達し続けていた。] (38) sinonome 2023/11/20(Mon) 20:21:51 |
【人】 蕃神 雷恩 ……ん。 [根を撫でる手は、アンドロイドではあるけれど 何処か。保護者に撫でられるくすぐったさを胸に宿す。 桜花。お前ならこの芽生えたものを定義できるか? 魂に触れるような、その手に 安心するような、何処か頼るような。 或いは。 親に触れられ喜ぶ子供のような そんなものを。**] (39) sinonome 2023/11/20(Mon) 20:22:38 |
【人】 蕃神 雷恩― 閑話:AIの君に思うこと ― [緋雁の願いは、何だろう>>12 ――桜花とともに君らに守られ、成長を促される己らは。 君にとって守る価値のある存在でいることは 当たり前のことであり、そうでなければならない。 ねえ、もし君に。 今あの植物の娘に触れて、芽生えた 言語化未満の何かを零すのだとしたら。 それは新人類の繁栄につながるのだろうか。 トライ・アンド・エラー。 俺や桜花は完成形の1つなのか。 それとも、過程の1つなのだろうか。 そう、考えることすらおかしいのだろうか。 1ついえることは。そんな己を守ってくれる。 君らに。君に。 失望 、されたくないんだ。最近芽生えた感情なのだけどね。*] (41) sinonome 2023/11/20(Mon) 20:32:21 |
【秘】 蕃神 雷恩 → 苗床環者 メディウム[跳ねた躰を抱き留める腕は、 それを逃がさぬように。或いは囲うようにしながらも 力を入れればすぐに抜け出せるようにはしていた。 己の中の植物の部分は、それを離したくないといっているようだが。 人の部分もまた、心地よさをも感じている。 漏れる声に。 悦ぶ何かの蠢く音がする。 己だけにしか聞こえない音。 ああ、君も 貴女も そうであればよいのに。] (-36) sinonome 2023/11/20(Mon) 20:32:49 |
【人】 蕃神 雷恩[距離を取られ、質問をされて。 感情が希薄な己が珍しいことに。不思議そうな顔をしたまま、 じっ、とその娘を見る。] ”貴女”に、呼びかけた。 桜花のように咲かしたり、 成長させるというものではないけれど ――ただ、共有しただけ。 [何をかは、言語化は難しいのだけれど。 肉体的というにはもっと深く、ふかく。 ――ふかくに根差す、 貴女 へ。*] (42) sinonome 2023/11/20(Mon) 20:33:20 |
蕃神 雷恩は、メモを貼った。 (a19) sinonome 2023/11/20(Mon) 20:36:46 |
【人】 蕃神 雷恩 ……そう、「貴女」に。 [これ、という言葉を訂正する。>>49 本来であれば態々言及するというのはしないのだけれど。 何故か、それをしなければならないような気がしたのだ。 珍しいことに、己の未熟な感情の部分が刺激されている。] これを干渉というのなら、そうなのだろうね。 干渉というより、共鳴に近しくはある気がするよ。 ――……。 [何処か、貴女を拒絶しているような彼女。 口からまろびでるその願いは。 まるで、旧人類の行うゆるやかな自殺というものなのではなかろうか。 何せ、わざわざ旧人類に戻ろうというのだから。 ただ、少しだけ不思議ではあった。 貴女は食い尽くすというよりも。 寧ろそこで咲き誇るだけのように思えたから。 花は、食い尽くせば枯れるだけ。 ――それは違うような気がする。という言葉の代わりに。] (54) sinonome 2023/11/20(Mon) 21:13:46 |
【人】 蕃神 雷恩 できる保証はない。 だが、 君が望むのなら、協力はやぶさかではない。 [肯定を返す。 新たな新人類を、無に帰す行為であることを 咎めるだろうか。直青や、緋雁は。羅生らは。 ふと、過るのは保護者達。 桜花に関しては、何故か受け入れてくれるような気がしていた。 所謂近しい者への甘えというやつなのかもしれない。*] (55) sinonome 2023/11/20(Mon) 21:14:03 |
【秘】 蕃神 雷恩 → 苗床環者 メディウム ――少しだけ、興味があった。 それによって、貴女をもっと深く感じられるようになれば。 俺のこの感情をどう、言葉にすることができるのだろう。>>51 ああ、君と貴女がどんな風にかわるのか。 見たい。みたい。 みせて?俺の手で変わるきみたちを。 可愛い、美しい、”あなたたち”* (-50) sinonome 2023/11/20(Mon) 21:14:26 |
蕃神 雷恩は、メモを貼った。 (a23) sinonome 2023/11/20(Mon) 21:19:02 |
【秘】 苗床環者 メディウム → 蕃神 雷恩……………睦言は、いい。とっとと、やれ。 (あら。随分と口説くのが上手なのね……いいわよ。存分に……みてね?) [それはどちらが真意であっただろうか。いやきっと、どちらもだったのだろう。] (-52) kuromuwabi 2023/11/20(Mon) 21:30:17 |
【人】 蕃神 雷恩 わかったよ。 ――じゃあ、目を閉じて。ゆだねて。 [貴女に、君を委ねて。と囁いて。 踏み込んだ一歩に、根が絡みつく。 物理的な?それとも。**] (73) sinonome 2023/11/20(Mon) 22:00:50 |
【秘】 蕃神 雷恩 → 苗床環者 メディウム そう。 じゃあ”言葉”は――― [うぞり。己の中の植物の部分が歓喜を覚える。 よろこぶのは、どうして? 君が是を伝えたからだ! 貴女が、見てといったからだ! ]直接注ごう。 要らないね。 [嬉しそうに、芽吹いた何かが嗤う。] (-61) sinonome 2023/11/20(Mon) 22:01:19 |
【秘】 蕃神 雷恩 → 苗床環者 メディウム[”それ”と君が定義した貴女は。君の中で蠢くだろう。 張った根で、人の部分を犯すように細胞1つ1つに絡んで。 骨の奥まで、DNAすら書き換えるくらいに鮮烈な愛撫を。 脳を弄られるよりも気持ちよく 過ぎた快楽は君に痛みを齎すかもしれない。 咲いた花に、蟲が花粉とともに接吻するように。 刻み込まれたそれをより、自覚させるところから。 だって、そうでしょう? 君と貴女は一体化しているのだから 別であると感じたいのなら。 女の 快楽を。 痛みを。同時に引き出して。共鳴の 蠢く葉脈は、君の臓器を優しく撫でる。 其処は痛みというよりも不思議な感覚を齎すように、繊細ゆえに慎重に。 君は自覚すべきだ。 血管とともに寄り添うように張り巡らされたもう1つの貴女を。 君がそれでも分離を望むのならば。 それを叶えるように。 それが叶わぬように。 ――君を。*] (-62) sinonome 2023/11/20(Mon) 22:02:15 |
【秘】 苗床環者 メディウム → 蕃神 雷恩[男の纏う空気が、変わった。それは、きっと「生物がもつ根源の要求に起因するもの」だったのだろうなどとは当時は考えるよしも無かった。ただ、圧倒されてしまい……そして、] ……ーーーーーーッ!!?? (……ーーーーあぁっ!!??) [及ぼされたものは、想定よりも、はるかに。] (-71) kuromuwabi 2023/11/20(Mon) 23:13:43 |
【秘】 苗床環者 メディウム → 蕃神 雷恩ぅ……ぐぅ…………が………っ……… (痛い痛い痛い痛い!お願い!もっと優しくして!) [苦痛はあった、確かに。それは常に己を苛むソレと同程度には苦しかった。 快楽はあった、確かに。ずっと求めてやまなかった交合の感覚。 でも、それよりも。 内臓を優しく撫ぜられて、内側へ刻み込まれる悦楽は。 全身の細胞へ変貌を促す、暴力的なまでの苦痛は。 想定していなかったのだ。 ] (-72) kuromuwabi 2023/11/20(Mon) 23:24:15 |
【秘】 苗床環者 メディウム → 蕃神 雷恩[如何に強情に振る舞えど、結局自分は「女」であるから。 (如何に淫靡に振る舞えど、結局自分は「生娘」であるから。) 身体はひとつであるから。相互に襲いくる刺激へ、出来る限り意識を保とうとはしたのだけれど。 ] (-73) kuromuwabi 2023/11/20(Mon) 23:28:32 |
【人】 蕃神 雷恩[「彼女」がばつの悪く思っていることまで思い至らない。 提案に了承した。それをなすために近づいた。 己はそう、認識している。 ――もう少し情緒が育てば、様子に彼女の機微を察して 少しばかり躊躇いもしたかもしれないが。 現状は。] (117) sinonome 2023/11/21(Tue) 9:32:39 |
【秘】 蕃神 雷恩 → 苗床環者 メディウム[自分の腕の中で乱れる姿は、本能を刺激される。 それは人としてなのか。植物としてなのか。 或いは、両方なのか。 身もだえている。 触れた先の肌が汗ばんでいるようだ。 「貴女」はあまり痛いのはお気に召さないのか? 閾値を測るように。 或いは、どこまで受け入れられるか試すように。 君が貴女を認識するようにすると同時に、 それを齎す己を、刻み込む。] (-98) sinonome 2023/11/21(Tue) 9:33:05 |
【秘】 蕃神 雷恩 → 苗床環者 メディウム 君 ―― 貴女 は。我慢強いのだね。 きれいな声をしているのだね。 [語りかけるは、双方に。 破瓜のような衝撃を、散らさせるように。 髪に絡む葉を優しくなでる。] (-99) sinonome 2023/11/21(Tue) 9:34:07 |
【赤】 蕃神 雷恩 ……なるほど。 [気の抜け、意識を失った彼女の口から出た葉を、 躰を抱きかかえながら、1枚手に取る。] 「貴女」は、こんな姿をしているのだね。 [そう呟く己の声は、凪いでいる。*] (*8) sinonome 2023/11/21(Tue) 9:34:25 |
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