情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
【人】 花信風 トット……いつもより食堂を早めに出たトットは図書室にいた。 やり取りをしている二人をたまに顔を上げて眺めながら、自分の膝の上に置いた図鑑に目を落とす、を繰り返している。 傍らにある机の上には小さな紙袋とノートが置かれ、近くに数種の花が他の者の邪魔にならない程度に散りばめられていた。 花と図鑑を見比べて、何某かをノートに書き記す。 そういう作業を、一言も声を出さずにやっている。 普段は歩く騒音みたいなものだが、図書室の決まりを守らない訳でもない。 おれ、ちゃんといいこにしています。 (24) susuya 2022/05/03(Tue) 10:29:24 |
【秘】 充溢 バレンタイン → 花信風 トット「……大丈夫。慣れて、るから…… それに……その花は大事にしたい、から。 寝てるうちに、受け取るのは……少し気にする」 前髪で影のかかった目は本当に、 今すぐ寝る数秒前なんじゃないかといった様相だが。 「わざわざ……ありがと、な。 僕、が……頼りになるか、は、分からないけど」 (-62) backador 2022/05/03(Tue) 10:31:03 |
【秘】 花信風 トット → 充溢 バレンタイン「わざわざでもいーの!」 「こっちこそありがとうなので そのー うけとってくれたので」 「ありがたい おれがバレンタインにあずけたいっておもったし」 目の前でコトリと寝始めてしまうんじゃないか……と思い始めてきた。 それと同時に、ちょっと疑問が浮かぶ。 「あのさー」 「バレンタインってちゃんとねてる? なんかさー いつもねむそーだから」 「よるねむれてない……?」 (-63) susuya 2022/05/03(Tue) 10:44:56 |
【秘】 充溢 バレンタイン → 花信風 トット ・・ 「いや」 「ちゃんと……寝てる」 「……寝すぎてる、くらいには、ね」 それでもまだ眠いのにも、勿論理由があって。 「僕が、飲んでる薬、は…… 心を落ち着ける効能に……眠く、なる効能もある。 だから、いつも……普段は、こんな感じなんだ。 あんまり、激しく動かないのも……そう。 眠い方が、病気も……楽だし」 (-65) backador 2022/05/03(Tue) 11:08:53 |
【秘】 花信風 トット → 充溢 バレンタイン「あー」 「そっかおくすりか。くすりならしょーがないな……」 「そのほーがびょーきとバレンタインのためなら、しかたないかも……」 合点がいったようで、腕を組んでコクコクと頷いた。 びょーきって何!?って詳細を聞こうと思ったが……これは流石にプライバシーとやらに関わることをトットは知っているし、嫌がるかもしれないので、やめた。 自分もあまり人に教えていないのだし。 「おれのおくすりとぎゃくだなー。おれのおくすり、げんきになるやつだし」 「ひとそれぞれというやつか……」 (-68) susuya 2022/05/03(Tue) 11:31:50 |
【秘】 充溢 バレンタイン → 花信風 トットバレンタインは、自分の病気をあまり隠していない。 とはいえ聞かれなければ教えることもないし、 そんな感じで知らない生徒も多かったりするのだろう。 気遣われることが、嫌なわけでもないんだし。 「色々な薬がある、から……色々な病気が、治るんだ。 君のくれる、花も……同じ。何かに役立つ」 (-86) backador 2022/05/03(Tue) 15:36:28 |
【秘】 花信風 トット → 充溢 バレンタイン「んふふ〜。そうだといいな」 「おれだってだれかのやくにはたちたいし」 「 あだばな にはなりたくないもんね」ちょっと視線を下げて、……少し寂しそうな顔をした。 「バレンタインもっ」 「もちろんつかっていいからね!おちゃにもできるし」 (-120) susuya 2022/05/03(Tue) 22:06:36 |
【秘】 充溢 バレンタイン → 花信風 トット「一度、咲いたら……きっと、無駄にはならない……よ。 そのために……君は、僕に預けるんだから。きっと」 少しでも役に立てたいからこそ、 今人の手に預けているものじゃないか、と。 眠気の中に仄かな気遣いらしきものが滲む。 「誰にも……使うこと、がなかったら。 その時は、お茶にして……飲もう。 それだけ、でも……何かのために、なったってことになる」 (-135) backador 2022/05/03(Tue) 23:23:34 |
【秘】 花信風 トット → 充溢 バレンタイン「……ん!」 「そー。そのとおりかも」 「おれがつかえないぶん、みんなにつかってほしいから、あずける」 貴方の言葉に、少しうつむいた顔を上げて笑った。 「ほかのひとにもあげたりしてもつかわなかったらー……ティーパーティーだな」 「一緒にケーキとかたべるとたいへんよいかも!」 そりゃ傷薬にはなるけれど、誰も使わないのが一番だ。 平和的に、安らぎの時間の為のお茶になるのであれば、それは心の傷を塞ぐことにも繋がるかもしれないし。 ともかく、みんなのためになればいいなって。 (-154) susuya 2022/05/04(Wed) 0:48:39 |
【秘】 充溢 バレンタイン → 花信風 トット「……そう、なると、いいね。 そろそろ、ギムナジウムから…… 卒業する、先輩だっている……から……」 この頃は不安な事ばかりだけれど。 それでも、傷を癒す花が、 お茶として使われるような未来を想像していたい。 「みんなにとって……いい思い出になれば、いい。 僕は……うん、そう思ってる……」 いつか、心から安心して眠っていたいものだ。 「……そろそろ、授業、だから……準備しなくちゃ。 何度も、いうけど……ありがとう、トット。 君も……怪我とか、には……気を付けるんだよ」 (-187) backador 2022/05/04(Wed) 11:26:05 |
【秘】 花信風 トット → 充溢 バレンタイン「んへへへ〜〜……うん!」 「みんないっしょで、いいおもいでがいーな」 「そつぎょーしても、だいじょーぶなのがいい」 「ここにいてもあんしんしてくらせればいい……」 授業、と聞けばそうだった!の顔をした。 「おれもじゅぎょーいかなきゃ! どーいたしまして!!バレンタインもだよ!」 「んじゃっ、おれもいくから!たりなくなったりとかしたらいってね!!」 慌ただしくまくし立ててから、止められなければ風でも吹いたかのようにピューッと行ってしまうだろう。 朝よりも安心した顔で、貴方にバイバイ!と手を振って。 (-203) susuya 2022/05/04(Wed) 16:12:21 |
トットは、勉強会にいる。紙で手を切らないように手袋着用。 (a27) susuya 2022/05/04(Wed) 17:23:23 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新