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【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノあなたの背をさすりながら、吐き出される息の音と、あなたの言葉を聞いた。あなたが一区切り喋り終わるまで何も言わず、全て聞いた。 「……ンー、ッとォ」 考えていますよ、の声を上げる。上げる割に、次の言葉は早かった。 「お前のその自責も、自己嫌悪も、人だから湧き上がるモノとしか思えン。そりゃ神様ではねーが、バケモノでもなく、人だよお前」 己の暴走に気付く、罪を悔いる、間違いを反省して行動を後悔する。これほど人間らしい思考もない、と男は思った。 同時に、完璧を望むから辛いんだろうという納得もした。 「壊そうとすりゃ何でも壊れちまうから、壊そうとする方が悪い。……壊れたモン、直せねーモンなの?」 あなたを慰める、という動きはしていない。ただあなたといつも通りに会話をしている。だからここには責める意図も何もない。素直すぎるかもしれないが。 背を撫でる動きだけは宥めるように。少しでも呼吸が整えばいいと思いながら。 (-66) rustyhoney 2021/10/15(Fri) 15:40:12 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 知情意 アマノ「そんなことないさ。私だって悲しかったし、寂しくはあった。だって私の不義理は、私の裏切りは、君に届かなかったろう。正すでもなく────かと言って、怒るでもなく。間違っているけれども、それは間違いだけれども、『それは君に関係のないこと』なのだと、君に伝えられたと思った。そうなのだな、と思った。君はやがて私の前から去ると確信していて、そのように振る舞うのだろうと。ならば、去る姿を見るまいと」 溜息混じりだ。 「それが、傷つくまいとしていた姿なら、それをこじ開けてやれば恨み言はあの時手に入ったのかな。やめてくれと、壊れてしまうと叫ぶ姿を…… どうだろうな。やはりそうは言わない気がする。これは私の卑下ではなく、お前が、そうしない気がする、という評価だけれど」 慰めるつもりがあるのだかないのだか。 彼から見たアマノという男は、単純刺激には強い。強いというよりは、『慣れている』と口にしているように、麻痺しているのだろう。こじ開けようとすればますます殻の奥へと潜り込むような感覚があった。上手くすれば引きずり出せたろうか?────どうもそのビジョンは明確にならない。 → (-68) tasukete 2021/10/15(Fri) 15:47:13 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 知情意 アマノ「……不思議だね。前のお前ならそれは絶対に口にしなかったんじゃないか。だって『弱点を口にする』なんて、『弱ってる』ことを露わにするなんて、本当はすべきじゃないじゃないか。私はもうお前を傷つけるという意思を見せ、お前は傷つけられる可能性を知っているのだから」 口にしながら。 トラヴィスにはそれが齎すものが何か、薄らとわかっているような気がした。 「ねえ、単純な話だけど。お前、頼るものが幾つか生まれたから、強くなっている自らが倒れたとて、それで終いにならないことを覚えた───という一面も、あるのではないの?」 (-69) tasukete 2021/10/15(Fri) 15:54:36 |
【秘】 知情意 アマノ → 不覊奔放 ナフ男の握られた手の上にぱたりと雫が落ち、血をほんの僅かずつでも洗い流そうとする。ひとつ、ふたつ、それ以上になったのは男の呼吸が嗚咽になった頃。 「自責も、自己嫌悪も、そもそも間違えなければ必要がない、……ああ、でもそうか、……確かにそう、なのか。……まだ、私は壊れていないのか……」 こんなに苦しんでも、と付け足した声があなたに聞こえたかは分からない。人でいたいと願いながらも苦痛を受けると壊れてしまいたいとも願ってしまう、そういった矛盾もまた男の中で暴れているようだった。 しかし、続くあなたの問いには分かりやすく肩が震え、暫く不規則な呼吸ばかりを零してから視界の端からそっと伺うようにあなたを見て。 「……それは、分からないが。……直したい。壊した側の人間がどの面下げて、と言われるかもしれない……けれど、……直そうとしても、いいのだろうか」 訥々と零した言葉はすっかり泣き濡れているが、それでも。許されるのならば、声が届くのならば、と願わざるを得ない。 (-75) uni 2021/10/15(Fri) 16:14:59 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノ泣いている様子にも、何も言及はしない。泣いているな、と思い、泣けるならやっぱり人じゃねぇかな、などとも思うくらい。 人であることすら苦しむあなたの心を、完全に理解するには男ではいけないのも知っているが、寄り添うくらいならそれも許されるといい。 「間違えねーなンて無理だよ。神様すら間違いは犯す。……壊れたい?」 その問いに、深い意味はない。確認だ。 ちゃんとしっかり考えて、壊れたいか否かの答えを出して欲しい。それだけだ。 答えによっては、自分が壊してやるのも、なんて思いが浮かんでしまうことは否定できないけれど。 「やりたいならやるべきだ、せっかくできる環境なんだし」 あなたの苦悩も、伺う視線も見ておきながら、出す答えは実に簡潔で。けれど泣き濡れるその声を痛々しいとは感じるから、せめてもと言わんばかりに、背中から頭へ、手が移動していく。 「迷ってたら、片付けられちまう。壊したモン、直す前に。ゴミ箱にポイなんて、一瞬なンだぜ」 (-78) rustyhoney 2021/10/15(Fri) 16:40:01 |
【秘】 知情意 アマノ → 墓守 トラヴィス「……きっと、あの時の私では口にしなかっただろうな。『それが貴方様という人間の望みであればどうぞお受け取りください』くらいのことを言って表面的に受け取るのが関の山だろうよ。私に対するあなたの評価は、私自身が下すそれよりずっと正確らしい」 男が男を顧みることがなくなった結果、己を正確に捉えられなくなっただけなのかもしれないが。いずれにしても、己のことについては言われてから漸く気付く点が多々あるというのは事実だった。 それは、あなたの指摘する弱さについてもそう。害意を持つ相手に対して曝け出す必要がないものを、いくら友愛も持ち合わせているとはいえ曝け出すことができるとは考え難かった。 「っ……、……」 何かを言い返そうとして何一つ言い返せず、何かを言いかけた口をそっと閉ざす。しかし、固く引き結ばれた口元も続く言葉には呆気なく緩んでしまうことだろう。それは怒りや悲しみ、喜びなどではなく……色んな感情の入り混じった困惑で。 「――……わからない。いや、しかし……そう、なのだろうな。自分が倒れる前に大切なものが守られる位置に行けばいいと、そこが安全地帯であると、考えていた。当たり前のように……」 エリアジャックの共犯者になってから、弱っているチャンドラをミズガネに託したことも。ミズガネを守るようチャンドラに願ったのも。『頼れるから問題ない』という前提が敷かれていたのだろう、と今更ながらに思う。 (-82) uni 2021/10/15(Fri) 16:57:48 |
【秘】 知情意 アマノ → 不覊奔放 ナフ「……壊れたくない……。まだ、生きたい、生きていたい。生きなければ……君と、他の者と、何一つ分かち合えない……」 結局のところ、生きようと願う気持ちは止められないのだ。長く続く苦痛からの逃避として死を選びたくなるだけで、それが本心じゃないことくらい自分でよくよく分かっている。 そうでもなければ一度主人を間違えてもなお看守の庇護下につき身を守ろうだなんて思えない。 あなたの手を当然拒絶するはずもないので、男は泣き笑いで頭にやってくる手に擦り寄るだろう。 「そう、だな。そうだった。……ここを逃したらきっとできない。きっとそこまで時間もないな、」 無礼講の終わりが近いだけでなく、完全にそれを捨てられてしまうまでにもきっと。 「……すまない、ありがとう。情けないところを見せてしまったね」 (-85) uni 2021/10/15(Fri) 17:13:05 |
【秘】 知情意 アマノ → 新人看守 ダビー男は、あまり浮かない顔ではありながらもあちらへ行ったりこちらへ行ったり。単身で誰かを探しているようであり、そのターコイズは忙しなく周囲を伺っている様子であった。 誰かを、あなたを探している様子。果たしてあなたはどこにいるだろう? また、男を見つけ、相手にしようとほんの少しでも思えるだろうか? /*拝啓感度1000倍ドッコイ太郎様、綿棒(特大)ですわ!もしよろしければその……お話させていただきたく思うのですが……いかがかしら……!?感度56000倍ドッコイ太郎へ、愛を込めて。 (-88) uni 2021/10/15(Fri) 17:16:42 |
【秘】 叛逆者 ミズガネ → 知情意 アマノ「……いや。実の所、な。あんたから書置き貰う前から、知ってたんだよ。……あいつに、そういう気質があるって事。 …………、それ知った時に、殺したいって言ったら、了承されて。……だから、あんたの気も知らず向かって。余計な事したのは僕で。……。」 そういった言葉が帰ってくる事は予測がついていた。 自分のやった事がやった事であり、更にその件であなたが自責を加速させたと思っているらしく、かなりしょんぼりとしている。 「……。今は、平気。そもそも"あいつは"何もしてない、受け止めただけ。……心配って言うんなら、タマキの方こそ……」 (-89) smmmt 2021/10/15(Fri) 17:29:44 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 知情意 アマノ「ならば、慰めとして私が出せる言葉はこれだ。『まあ良かったじゃないか?』……いや最悪だな。もしかして私って性格悪い?君が責めてるのってそれかい?」 首を傾げた。あまり自覚はない。 そもそもが他人を傷つけうると認識できたのも今なので、自覚も何もあったものではないが。 「…………祝福の気持ちは、嘘ではないよ。だってめでたいことじゃないか。孤独で、全てがこわくて、傷ついたら一人で癒すしかない世界にいたわけだろう。かつての犯罪もそうだ。なにもお前がそれを背負う必要はなかった。お前一人で逃げ出しても良かった。でも、それを一人でやるしかない、と思ったのだろう?お前が傷つこうが、お前が人を傷つけようが、……お前はずっとそうだったけど…… 今は違う。いまは……その、以前の在り方よりも、今のお前の方が強く見える。物理的にではなくて、もっと内側の方が」 「……うん。だからやっぱり、祝福かな。これは」 ケーキ食べるかい、と嘯いて(実のところ半分は本気だ。ルヴァの思考を与えられたとき、酷く甘味に飢えていたのを覚えている。脳を人一倍酷使するものというのは、糖分を強く欲するらしい)配膳ロボをベルで呼びつけた。 (-94) tasukete 2021/10/15(Fri) 18:12:51 |
【秘】 知情意 アマノ → 叛逆者 ミズガネ「……今までの私なら、『それが君の選択であれば私には止める権利はなかったよ、気にする必要はない』とでも言っていたのだろうな。今はあえて身勝手なことを言うのであれば、君はああいうタイプに好かれる性質があるのだからよく気を付けろと言わざるを得ないが」 本当に身勝手で乱暴な言葉である。あえて、と言っているあたりで責める意図はほぼなく心配がほとんどであることがうかがえるかもしれない。 自分に関しては、一度笑おう……としてやめた。隠しても意味がないため。ただ、言葉にはほんの少しではあるが前向きな感情も含む。 「勝手に勘違いして、警戒して、排斥したのは私だ……自業自得だよ。とはいえ……まだ、処刑直後よりは気が軽いし、これからもちゃんと話していくつもりでいる。……精神がついてきていないから、少し休んでいるだけで」 (-95) uni 2021/10/15(Fri) 18:17:43 |
【秘】 知情意 アマノ → 墓守 トラヴィス「……言葉を選ばず言うならば、 そういうところだぞ。 慰めという言葉の意味を調べ直すことを強く勧める」はあ、とわざとらしくため息をついた。しかし、その後の一連の言葉を聞いているうちに眼鏡を外して片手で目元を覆うこととなった。暫し黙って、それから。 「……ああもう、憎まれたいならもう少し憎みやすい人であってくれ……そう寄り添われては憎みきれないじゃないか……」 そういう優しさを振りかざすくせに憎まれたいだなんて、なんて腹立たしいことを言うんだ、と言わんばかりのため息交じりの声だった。 傷付けようという意思もあるくせにこちらを思った言葉も投げてくる、どちらの要素も持つ相手というのはその実ほぼ対応したことがないのだ。一辺倒な人間のほうが珍しいのかもしれないが、それにしたって限度というものがある。 「だがまあ、色んな事に気付かせてくれたのがあなたである事実に変わりはない。ありがとう、……ケーキはいただくし同席させてもらおうか」 (-101) uni 2021/10/15(Fri) 19:10:01 |
アマノは、蘇生室近辺の壁に寄りかかっていることだろう。手の指がまだか、まだかと忙しなく腕を叩く。 (a12) uni 2021/10/15(Fri) 19:11:06 |
【赤】 知情意 アマノ「 … 」結局今日の今日まで続いてしまった遠吠えだ。死ぬチャンスはいくらでもあったが結局この盤面まで残っている謎。 「……今日の処刑と襲撃次第ではゲームセット、だが。 トム、処刑と襲撃の希望はあるか? セファーはそこの盤面上に対象がいない恋未練を追加勝利させてやりたい気持ちはあるんだが」 いやだってそこが恋未練だと思わないじゃん、とメタセファーは思った。分かるけど分からない恋未練。 (*1) uni 2021/10/15(Fri) 19:16:25 |
【赤】 知情意 アマノ「ああ、そうだな。彼は……愛ごと『墓』にはなれないのだろう、と私ですら思う。……彼の知る完璧を、私も少しでも知りたかったが」 一度目を閉じた。元々この狼が協力したのも彼の知性と普段置かれた環境に由来するところも少なからずあるため、失敗の結果が凍土であれば彼にとっても好ましかったのだろうけど……現実は恐らく。 それから最悪発言に一瞬固まる狼。実は石だったかもしれん。 「……メサを……殺る……? いやまあ、そうなるか、そうなるな……? トム、諸々の申請を先に頼んでもいいか? セファーだけで行ける気があまりしない」 (*4) uni 2021/10/15(Fri) 19:32:13 |
【秘】 叛逆者 ミズガネ → 知情意 アマノ「う。……余計な事しただけでなく、あんたにもチャンドラサマにも相当心配掛けさせて……なんかもう、ホント悪かった。 ……けど。その。守ろうって、してくれてたのは。正直、嬉しいとも、思う。……。あんたが、何かされたって訳じゃねえってのも……」 少し目線が逸れる。何処まで聞いているのだろう。一度死んだ事は知っている、とは想像が付くのだが。 自分があの男にやった事は、己が今まで散々憎んできたものと何も変わらない。……それを知っても、あなたは友人として居てくれるのだろうか。そんな、不安。 「……。んな、全部背負わなくってもいいじゃねえかよ……って、人の事は言えねえかコレ……。 けど、そう……だな。ちっとはマシになってんなら、よかった」 (-104) smmmt 2021/10/15(Fri) 19:33:44 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 知情意 アマノ「……だって慰め、あんまり意識してやったこと無いし。それに自分が傷つけた相手を自分で慰めるってロールモデルなさすぎて……」 舞台はたくさん見てるけど……あまり役立たなかった……。 あまり器用な方でない男は、真実思ったことを飾るくらいの演技が精々だ。 だから、憎まれたいという気持ちは真実だけれど、と、言い訳しながら、来たばかりのモンブランタルトを切り分ける。 「本心でないことをして憎まれても、それは私ではないからね。隠すのが関の山。そしてたぶん、お前が弱かったことを誹り、強くなったことを祝う人間は数少ない。なら、言うさ。今度があるかは知らないが、傷がついているときくらいは、一人でないことを選びたまえとね」 蝋燭を忘れたな、と、貴方の皿に切り分けたケーキを乗せ。 自分の皿のそれを食らって、すこし私には甘過ぎるようだ、と眉を寄せた。 「……非常に癪だが。私も礼は言っ……あ、やっぱり言いたくないな。あー言いたくないな……いやでも……言いたくないな……ありがとう……」 眉どころか全体的にギュッてなった。 「貴様への……怒りがなければ、色々。踏ん切りがつかなかったところは、あるしな……」 (-107) tasukete 2021/10/15(Fri) 19:42:36 |
【秘】 知情意 アマノ → 叛逆者 ミズガネ「……ふふ。心配かけたのも心配したのもお互い様なのだろう、きっと。だから私は問題ない、あとチャンドラには個別に謝っておくといい。 それで、……これは力がある故の傲慢な発言なのだろうが、友人を守ろうと思ったのは当然ではないかね? 私に関しては精神面は強くないから気が動転したが、逆に言えばその程度で済んでいるから……」 一度死んだことは知っている。知っているが、その内情自体は何一つ知らない。知る機会がなかったのもそうだし、知ったところでジャック犯になる自分が何の言葉をかけられただろうという思いもあった。 「ああ、大分よくなった。君がこうして話に来てくれたのもそうだし……ダビーの処刑後、ナフが待っていてくれてね。そのまま話を聞いてくれたのもある」 (-108) uni 2021/10/15(Fri) 19:44:10 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノ「ン。そか、俺もお前と分かち合える方が嬉しい」 せっかくこうして、嬉しいと自分から発せるようになった。あなたに本心を探らせて突きつけるような男だが、嘘は決してつかない。少なくとも、あなたには。 あなたの前の主人のこと、は、何も知らないけれど。いたことすらも。 擦り寄られる頭をゆっくりのんびりと撫でる。泣き濡れたターコイズを見る。 それで、あぁ可愛いなと思う。 慰めるのも励ますのもできない男だから、撫でるくらいは、あなたが落ち着くまで続けよう。 「死ンでも生き返ったりしてッと、時間は長い…気がしちまうけど、有限なンだよなァ。 ンーン、別に。情けなかろうとみっともなかろうと好きに変わりねーし、何の問題もねェ」 (-114) rustyhoney 2021/10/15(Fri) 22:03:09 |
【秘】 叛逆者 ミズガネ → 知情意 アマノ「ああ。……勿論、そのつもりだ。この件以外でも謝らなきゃならねえ事あるし……。」 と、これまで以上に真剣な面持ちで。 「そうか。……。そうかもしれねえ、なあ。」 これはあなたに責任を感じさせそうなので言わない事なのだが、あなたの書き置きに残された一文で友人を害されたと思ったのも凶行の理由の一つだ。今更ながらそういう所でも似ているのか、と思う。 ナフの名を出されれば、ああ、と。少し此方も安心した表情になるだろうか。 「……あんたら、随分仲いいらしいな。一見正反対に見えっから、ちょっと意外だった」 思いだすのは、その悪魔のとても"ひとらしい"激昂の叫び。 当の本人がナイショと言っていたし、これでも約束は守りたいと思うので。思い出すだけで、口にはしないが。 (-115) smmmt 2021/10/15(Fri) 22:11:01 |
【秘】 知情意 アマノ → 墓守 トラヴィス自分が傷付けた相手を自分で慰める、男にとっては本当に他人事ではないのでそっと目を泳がせて、切り分けられるモンブランタルトを凝視することにした。 「……まあ、そうだな。あなたくらいのものだろうよ、そういう誹りも、祝福も。人である以上、今度はきっとあるんだろうが……その時は誰かを頼ろうと思う」 少し穏やかな顔で言って、それから自分が思い浮かべられる人が随分と増えたなぁと思う。一口分運んだケーキは甘く、随分と口に合う。あなたの礼については何とも言えず、しかし全体的にギュッとなりながらも話す様は少々滑稽で、胸がすくような思いもある。 「色々踏ん切りがつかなかった? ……私への怒りで何をしでかしたのか気になるところだが。ジャックにも関係する事柄か?」 (-124) uni 2021/10/15(Fri) 23:49:25 |
【赤】 知情意 アマノ「……死んでもらうしかないが……こんなに別の意味で気が重い襲撃も初めてだ……。 もう少しメサについてデータが欲しい。万全の準備を整えて行こう」 本当にとても不安である。データを調べるのならメチャオモティウム……メチャオモティウムでできてるってわかるじゃんあの手枷……あの量であの重量なところに納得はできたんだけど……襲撃はセファーがするから……頑張るから…… (*6) uni 2021/10/15(Fri) 23:54:25 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 知情意 アマノ「……?」 挙動不審に近い動きをみせる男を訝しみながらも、不意に『────今だな……!』とカッコつけたくなることはトラヴィスにもよくあるので、流した。 「無礼講でもない限り、傷つくようなことが起きるとすれば我々看守の管理不足だからね。肉体精神ともに。……王様たちには頼りにくかろうが、我々に頼ったところで上への裏切りを示唆することにはならないので、その点は気にしないように」 余計な気を回して自滅するなよ、と釘を刺し、フォークの動きを徐々に止めた。甘い。……今ならセンブリ茶飲めるな。別時空の私、それくれ。この非常に癪な気持ちごと飲み下してくれるわ。 ちなみに。トラヴィス自身は、特にチャンドラあたりは気を使いがちだ。強いのはわかっているけれど、なんだか大事にしてしまいたくなる風貌なんだものな。 「ああ。まあ、ほら。ルヴァがね。『こちらからの世界を見られる』と誘うものだからね。話を全て聞いた時にはもう義務のことしか頭になかったけど…… 場所を移すまでの動機はね。怒りとか自棄とか寂しさとか、そういうのはあったなって。今となっては……って話だけど」 (-126) tasukete 2021/10/16(Sat) 0:11:08 |
【秘】 知情意 アマノ → 不覊奔放 ナフ「……私も、君と分かち合いたい。ナフと分かち合えるのが嬉しいから」 嬉しいと伝えてもらえることが、あなたに考えを色々と伝えられることが嬉しい。こうして向き合えることがたまらなく嬉しい。たまらなく。 慰めることも励ますこともしないあなたは、寄り添って背を押してくれる人だと男は考える。故に、こうして図体のでかい男でありながらあなたに甘えることができてしまうのだけれど。 「有限な時間であれば、今を生きないといけないな。……君が好きでいてくれるのなら安心して動けるよ。……もっと、君に触れていたいが……動くのならば、早めに動かないと」 (-127) uni 2021/10/16(Sat) 0:12:09 |
【秘】 知情意 アマノ → 叛逆者 ミズガネ「そう、か。……それも私に関係がある事柄なのかな、アスカ」 真剣な面持ちを見るとこちらも居住まいを正す。あなたが何かを伝えようというのであれば、そちらが本題なのだろうとも思う。 男はあなたの隠すそれを知る由もないが、言われた場合の反応はお察しの通りでもあるので黙っているのは正解かもしれない。 「あの子と私は正反対だよ、……私はナフの殺し殺されることを楽しむ感情は理解できないし、ナフも私が殺し殺されることを嫌がる感情を理解できない。 それでも分かち合えるものを分かち合って、嬉しい、幸せだ……と思い合える。……ここを出て死にたいと思っていたのに、ここに残って生きたいと思ってしまった、よ」 祈って貰っているのにな、と苦笑気味に吐いた。ジャックの共犯者になれた理由にはそれもほんの僅かだけあるのだろう。 (-132) uni 2021/10/16(Sat) 0:39:48 |
【秘】 叛逆者 ミズガネ → 知情意 アマノ「あれだ。前にあんたが話してくれてただろ、チャンドラサマの夢の話。 ……あの後色々とあって、真剣に考えたんだが。 結論を言うと。あの人の手を取る以上にやりたい事が、出来ちまった」 青年はじっと、あなたとよく似た色の目を見て伝える。 その奥に見ている景色は、きっと違うのだろうなと思いながら。 「成程?正反対だからこそ、逆に波長が合ったって事かい。……幸せだって思える理由が出来たんなら、そっちの方がいいさ。むしろ、タマキにそう思える様な相手が出来たってのは、僕にとっても嬉しい。」 だから祈りの事は気にすんな、と。 (-140) smmmt 2021/10/16(Sat) 1:14:34 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノ「そりゃよかった。そのためにも、是非生きてて。……苦しいコトいっぱいだけど」 あなたは頭が働くからこそ、苦痛もきっと多いのだろう。けれどその分こうやってあなたの苦悩を聞ける…分かち合える。だなんて、酷いことを考える。 愛するあなたに対しても、この身の悪魔はこうして牙を剥く。それなのにこんなに嬉しそうにしてくれるなんて。 濡れたあなたの目元に、唇を近付ける。避けられないなら、そのまま数回口付けるだろう。 うまく手を差し伸べて、背を押せていればいい。手を引けていればいい。押しすぎて、引きすぎて、あなたが転んでしまわない限りはいくらでも。 「ン。……俺ァどこにも行かねーからなァ、先にやりてェことやってきな」 (-141) rustyhoney 2021/10/16(Sat) 1:19:02 |
【秘】 知情意 アマノ → 墓守 トラヴィス「管理不足、だと言って貰えると少しは頼りやすくもなるな。容認されているわけではない、と思えるだけでも抵抗しようと思えるよ。……看守長様方とはそもそもお会いする機会がありませんが、頼れる看守様を頼ろうと思います。下手な看守に頼ると逆に痛い目に合うので、ね」 少なくとも今回無礼講に参加している看守達は大丈夫だろう、という判断をしている。……自分が排斥しにかかったダビーにしても看守としての仕事はしっかり行う人材であると判断しているため。 釘を刺されてしまえば大人しくそれに従うつもりだ。それは恭順ではなく、ただ好意を受け取るもの。……このタルトと同じように。うん、美味しい。 ちなみに男には流石に気を遣われている自覚がある。特にチャンドラからに対しては。あなたもなんだかんだ放っておけないタイプなのだろうと思っているが、その内にある感情は分からない。 「なるほど。……結果としてあなたにとっていい方向に転がったのならよかった。マイナスの感情でもプラスに作用することがあるんだな……」 (-146) uni 2021/10/16(Sat) 1:32:14 |
【秘】 知情意 アマノ → 叛逆者 ミズガネ「ああ、なるほど。君にやりたいことができたのであれば私はそれを応援しよう。 これは『そうするしかないから』という後ろ向きなものではなく、『君にとって目指すものがあることが嬉しいから背を押したい』という前向きな感情だ。例えその先に破滅しかないにしても……な。 ……君は、君の叛逆のために生きるのかね?」 そっと尋ねる。似た色のターコイズの内側に描く未来像はきっと大きく異なることだろう。ただ、互いが選んだ道を踏みしめていくことだけが同じで。 「ありがとう、……元々私にとっての幸福な死を祈ってくれたものなのだから、これからは幸福な生を祈っていてほしい。 気恥ずかしいが……今は、幸せだから。まだ今はともにいられる、から」 双方ジャックの共犯者である以上、今まで通りでいられないことは分かっている。これから先がどうなるかは全く分からないけれど。 (-150) uni 2021/10/16(Sat) 1:45:48 |
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