人狼物語 三日月国


82 【身内】裏切りと駆け引きのカッサンドラ【R18G】

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視点:


【神】 痛覚鈍麻 ラサルハグ

>>G0 >>G1 テンガン

見られている。

見られている。

見られている。

当然だ。
これはそういうパフォーマンスなのだから。

あなたも、そして自分も、全ての行動は観客を歓ばせる為にある
助言は哀れな玩弄物が壊れてしまわないように。
恋人同士がそうするように、優しく舌を重ね合わせたのも
結局は、張り詰めた男の躰を弛緩させる為に他ならない。
蕩けた瞳を覗き込んで、それでも何も感じる事は無かった。

「………は、ッ……ああ、幕切れ、ですね…」

餌食とされた男の躰が震えて、幾度目かの絶頂を示す。
ぞるりと咥内を撫でて、二つに裂けた舌が退いた。
唾液がつうと伝って、ふつりと途切れて拭われる。

催淫作用のある粘液に毒されきった粘膜に触れるという事は、
幾ら処置を受けているとはいえ、確かに自らをも蝕む事で。
降り積もるばかりの疼きは、やはり気持ちが悪かった。
(G2) unforg00 2021/07/10(Sat) 18:46:25

【神】 痛覚鈍麻 ラサルハグ

>>G0 >>G1 テンガン

「────さて、皆様
彼が何度『餌遣り』をできるか、
予想されていた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
……ええ、ええ、それは結構。」

乱れた息を整えて、それから。
観客へと向き直り、台本通りの科白を淀みなく語った。

「これにて、従業員テンガンの公開研修は終幕となります。
特別協賛者のジェラルド様…
そして、皆様の為にその身を尽くす新たな従業員へ
──今一度、大きな拍手を。」

わっと拍手が巻き起こり、舞台の幕は降ろされる。

全ては万事、恙無く。
それでも、決して楽ではないのかもしれない。けれど
要望に従順でさえ居れば、無用な苦を受ける事も無い。


何れも決して平易な道ではない、けれどその中から
比較的に楽な道を選ぶ事の、何が悪いと言うのだろう。
(G3) unforg00 2021/07/10(Sat) 18:47:12

【神】 痛覚鈍麻 ラサルハグ

>>G0 >>G1 テンガン

──
君はその経歴の中にある出来事や

      
今の立場に不満などないのかな。


──
気にくわねぇなお前も。“アイツ”と被ってんだよ。


──
お前が楽そうには見えない。


自身に言葉を掛ける人々は、いつも"何か"を見ている。
それは『ラサルハグ』や『スロウス』には見えないものなのか、
或いは、ただ違う何かを重ねて──
若しくは、そうあって欲しいだけなのか。


わからない。
そして、わからなかった。
一つ溜息を吐いて、降りた幕に背を向ける。

尚も悍ましい生物に絡み付かれる男の腕を引いて、
抱き竦めるように引き剥がした。
"それ"もそれなりに満足したのか、然程の抵抗も無く。
粘液や体液が着衣を汚したけれど、気にするような事でもない
どうせ、もうこの服を着る事は無いのだから。

さあ──痛覚鈍麻、怠惰に心を凍て付かせて仕事に戻るとしよう
まだ、この舞台の後始末だって残っているのだから。

がらりと鎖が大仰な音を上げて、白蛇は再び舞台から降りた。
(G4) unforg00 2021/07/10(Sat) 18:47:46
ラサルハグは、合挽き肉のハンバーグを口に運んだ。
(a26) unforg00 2021/07/10(Sat) 21:30:49

ラサルハグは、食事にあまり頓着しない。見た目も、味も、そして食材も………
(a27) unforg00 2021/07/10(Sat) 21:31:23

【人】 痛覚鈍麻 ラサルハグ

>>26 サダル

「………ああ、…うん、いいよ」

返答は、呼ばれた通り『ラサルハグ』として。
音も無く、感情の読めない瞳がすいとそちらを見て
一つ、瞬きの後に了承を返した。

「場所は……変えた方がいい?」
(27) unforg00 2021/07/10(Sat) 23:52:52

【人】 痛覚鈍麻 ラサルハグ

>>28 サダル

「……いや…私はもう、…隠す理由が無い、から…」

ふ、と息を吐いて一度言葉を切る。

「であれば、こちらの方が話しやすいですね」

一転、淡々とした語り。
『スロウス』としてのそれは、ひたすらに抑揚に欠けていて
何処か言葉を選ぶような、『ラサルハグ』のものとは違う。

『ラサルハグ』とて、既に自らの行いの殆ど全てを
白日の下に晒している。
そして、その報いを受ける覚悟だって、していた。
だから、誰に聞かれようと、不都合など無い。
(29) unforg00 2021/07/11(Sun) 2:05:26

【独】 痛覚鈍麻 ラサルハグ

未成年飲酒イェイイェイウォウウォウ

75
(-37) unforg00 2021/07/11(Sun) 2:59:34

【独】 痛覚鈍麻 ラサルハグ

ちゃんと強くてよかった〜
(-38) unforg00 2021/07/11(Sun) 2:59:45

【独】 未成年飲酒 ラサルハグ

「ではそういう事で…」
(-54) unforg00 2021/07/11(Sun) 3:15:53

【秘】 痛覚鈍麻 ラサルハグ → 光彩楽禍 テンガン

 
──『研修』を終えて、それから暫くの後。

貪り尽くされた男の躰は白蛇の手によって
丁寧に清められ、従業員専用の救護室へと運ばれていた。

元より、研修を受けた者の処置を行う為に
予め確保されていた救護室の一室は、
何処までも、しんと静まり返っている。

「………テンガン、……起きてる…?」

粗方の後始末を漸く終えて、
控えめに声を掛け、男の横たえられた寝台を覗き込んだ。
(-61) unforg00 2021/07/11(Sun) 4:15:52

【人】 痛覚鈍麻 ラサルハグ

>>35 サダル

「はい、どうぞそのように」

返答は何処までも淡々と、そして淀みなく。
そのどちらが本性なのかなど、考えるだけ無駄なのだろう。

「……報酬、ああ、そのような話もありましたね」

三人で交わした会話も、今となっては随分と昔の事のようだ。
実際は、たった数日の事なのだけど。

「この仕事は、何も完璧な結果を求めるものではありませんでした
仮に僕がどのように失敗しようとも、あなた達が条件を……
つまり、
最終的に一定数の乗客をこの船へと引き渡せば

取引は、それで為される手筈だったのですよ」

「──けれど、その条件には足りなかった。
然して、全く結果が伴わなかったというわけでもない。
故に、協議の結果、僕の身柄をこの船へと売り渡す事で
此度の取引は円満締結となった、との事です。」

滔々と、自分の事でないように無感動に語る。
勝利を得る事は叶わなかったが、他の手段で補填は為された。
"怠惰"にとっては、何の不満も無い結果だ。


既に取引は為された。
つまり、その報酬に残された価値は────
(37) unforg00 2021/07/11(Sun) 4:40:27

【秘】 光彩楽禍 テンガン → 痛覚鈍麻 ラサルハグ

「……起きてます。
 ただまあ……疲れた」

清潔なシーツに沈む四肢は、
まるで鉛玉のように重い。
散々啼き声で歌わされた喉も枯れていて。

「あまりにも、現実味がないな。
 ……たった一週間ほどで、
 ヒトはここまで堕ちるものか」
 
羞恥に身体を抱くほどの情緒は持ち合わせていなかったが、いまだ冷めやらぬ快楽の記憶に、どこか夢でも見てる気分でいた。
(-69) backador 2021/07/11(Sun) 10:53:29

【秘】 痛覚鈍麻 ラサルハグ → 光彩楽禍 テンガン

「………だるいなら、点滴用意するけど…」

あれだけの狼藉を働かれれば、そうもなろう。

ごめん、と言おうとして、やめた。
謝られれば、憤る事は難しくなってしまうだろうから。
ベッド横のサイドテーブルに経口補水液のボトルを置いて、
自分は缶コーヒーのタブを起こした。

「……私には、…今のきみの気持ちは、わからない。けど…
きみは今……本当に、後悔していない?」

あなたがあのようにして払わされた代償は、
真実に迫る対価として、正当なものだっただろうか?

逃げるなら、今が最後の機会だ。

きみが、次の寄港先で降りられるよう…
そう計画する事を、見逃す事だけなら…まだ、できる」

舞台上での演劇とは違い、言葉を選ぶように訥々と語る。
救護室は依然として閑やかで、今は誰の耳も無いだろう。
(-78) unforg00 2021/07/11(Sun) 15:14:16

【人】 痛覚鈍麻 ラサルハグ

>>38 サダル

「結果的には。」

無慈悲にも肯定が返る。
その報酬に残された価値は、今となっては感情的なものだけだ。

「けれど同時に、僕は
あなた達の望みが叶えばいい

その勝利を望んでいた事は、決して嘘ではありません」

それがあなた達にとって、もはや価値のない勝利なら
それはきっと、"怠惰"にとっても無価値な勝利だろう。

「…結局のところは、これが処罰のようなものですよ
僕は只今を以てこの船の『所有物』となり、工作員ではなくなった
捨て子であった僕は工作員である事でしか居場所を得られず、
けれど、もはや元の鞘に収まる事は叶わない。」

居場所を追われ、その身を以て埋め合わせをさせられる。
それが最も理に適う処罰だったのだと。

"怠惰"の言葉には、やはり嘆くような響きは無い。
結局は、そうなるべくしてそうなった事だ。
(46) unforg00 2021/07/11(Sun) 15:26:28

【秘】 光彩楽禍 テンガン → 痛覚鈍麻 ラサルハグ


「点滴は、結構です……
 単純に肉体の疲れで。…………」

あなたの言う通り、逃げるなら、今のうちなのだろう。かつての友人たちも半年ほど前から今までの間に“いなく”なったことが、書類から見てとれた。

だから残る意味も殆どない。
この船に溺れている上司に首を切られ失職しても、少なくとも此処に残るより平穏な暮らしは、望めるはず。

……そのはずだが。

「……そんな計画を立てるほど、
 俺は“楽”に生きられる性分じゃなくてな」

それよりも、“気に食わない相手”の破滅を何よりも望んでしまっている。明確に、自分は船の人間として相応しい心身まで堕ちている。

それを理由に、
平凡な暮らしを、自分は望まない。

「どうやら、此処で死ぬつもりだったらしいしな、俺は。……そして実際殺されかけたところを、お前に救われた。

 ならば命を此処で費やしたい。
 俺は……取り返しのつかないこともした。
 償いというわけには行かないだろうが」

“天使”の姿を思い出し。若干の吐き気を、身体を起こして置かれた補水液で呑み込んだ。
(-82) backador 2021/07/11(Sun) 16:22:05

【人】 探究者 ラサルハグ

>>51 サダル

「──どうして?」

魯鈍なる"怠惰"は、ずいとにじり寄られても動じない。
ガラス玉のような瞳が緩りと一つ瞬きをして、
そこに映る女に問われた事を繰り返した。

「単純に、叶わないでほしいと思う理由も無いですし…
…あなたには以前にも言ったかと思いますが。
あなた達には渇望が、執念がある。
あなた達がそうまで夢中になる事に、興味があったから」

共犯者の、そして自らの意思の元に行動する人々の
その想い、執念の果てを見てみたかったから。

本当に、たったそれだけの事。
(55) unforg00 2021/07/11(Sun) 17:37:00

【秘】 痛覚鈍麻 ラサルハグ → 光彩楽禍 テンガン

「……そう…」

殆ど息を吐くようにそう返して、缶に口を付ける。
もう、レストランで優雅に、とは行かなくなってしまった。

「………テンガン。私は何も、きみの為に…
そう、きみの為に…手を差し伸べたわけでは、ないんだ」

取引の為に命じられた仕事は、一定数の人間を船へ引き渡す事。
観客の求める演目を、滞りなく進める事。
そして、
真実を求め深淵を覗き込んだ者が、その深みへと囚われる

それも、観客の望む余興の一つだろうと
そんな打算があったのも、確かな真実なのだ。

「私は……何処までも、私の仕事の為に…
…ただ、その為に…そうしただけで。それに…」

『ラサルハグ』、そして『スロウス』の仕事は手引きまで。
それを終えた今となっては、誰をも縛り付ける理由も無い。

「…自分のした事の、報いを受けるという事は
きっと、それは…こんな所でなくとも、できる事だ」

"怠惰"はあなたが何をしたか、その詳細は知らない。
そして、関与するつもりもない。

けれどまだ、自分よりはきっと。
あなたはやり方を選べるはずだと、そう思っている。
(-90) unforg00 2021/07/11(Sun) 18:18:54

【秘】 光彩楽禍 テンガン → 痛覚鈍麻 ラサルハグ


「俺に申し訳なく思う必要はない。
 最初から望んで来たと言ったはずだ。

 どうしても気にするなら、
 互いを利用したと思えばいい」

 裏切りと駆け引きを終えて、
 真実を突きつけられて尚。
 それらを恨むことなく。


「何より」

 緩く、缶コーヒーを指した。

「それは何杯目だ。
 ……なんて、今日くらいは大目に見るが。

 俺はどうも、お前が放っておけないようなんだ」

 償いも、打算もなく、
 ただ、不器用な気持ちを、
 あなたに向けている。

 あなたを愛し、信用する。

 それが答えだ、と言うのだ。
(-103) backador 2021/07/11(Sun) 19:15:16

【秘】 痛覚鈍麻 ラサルハグ → 光彩楽禍 テンガン

「………私は……」

免責の言葉に口籠る。

罪悪感があるか、と言えば
無いわけではないけれど、深く後悔してるわけでもなかった。
かといって、悪意の下にそうしたわけでもない。

たとえ自分がそうせずとも、誰かがそうしていただろう。
ただ、何か誤解をしているのではないかと思っていただけで。

「……きみが、
それでいい
と言うのなら…
ああ、……私も、それでいいと…そう思う、だから…」

「………わかった、」
(-109) unforg00 2021/07/11(Sun) 20:20:06

【秘】 探究者 ラサルハグ → 光彩楽禍 テンガン

 
「テンガン。きみの、その意思の果てを見届けよう」
 
(-110) unforg00 2021/07/11(Sun) 20:20:30
ラサルハグは、今も、テンガンの望みが叶えばいいと思っている。
(a45) unforg00 2021/07/11(Sun) 20:20:39

【赤】 虚心坦壊 ラサルハグ

 
──幕間の観賞室。

今となっては王達は去り、人払いだってされていない
だというのにも関わらず、相も変わらずここは閑散としていて
今の時間は人っ子一人居なかった。

観客の無い"喜劇"を背に、薄明かりの下を探る。
誰も、従業員さえも覗く事のない、暗がりの中。
自身の手で隠したものを、探って

探って、

探って、

「──あった」

ずしりと重い、人の命を奪う為の道具。


込められた弾が、ただの一つも欠けていない
事を確認して──
(*0) unforg00 2021/07/14(Wed) 5:43:04

【赤】 虚心坦壊 ラサルハグ

 
──何をするでもなく、ただ懐に仕舞った。

初めから、使う事を想定して持ち込んだものだ。
"上"の意向によっては、迷わず命を絶っていただろう。
そして同時に、それを他者へと向ける事だって想定していた。
或いは、この凶器を誰かに握らせる事だって十分に有り得た筈だ。

たった一発の銃弾で人は死に、
たった一滴の毒で人は苦しむ。
それを与える事は躊躇わない。

ただ、何れも
今ではなかった。

特別な理由なんて何も無い、たったそれだけの事だ。
(*1) unforg00 2021/07/14(Wed) 5:43:31

【赤】 好運なる白蛇 ラサルハグ

 
やるべき事は終えた。

観客の無い"喜劇"は終わり、エンドロールが流れている。
じきに舞台は幕を閉じ、登場人物達はそれぞれの道を歩み出す。

今度こそ、幕引きだ。

裏切りと、そして駆け引きのその後に
カーテンコールを迎えた後も、彼らの人生は続いていく。

今この一齣の舞台に幕が降りたって、
一人ひとりの人生、その演目はこれからも続く。
幕が降りれば、新たな舞台が始まる。

哀れな役者、その役に殉じた"怠惰"は舞台を降りれど
また何れ、再び舞台へと上がる事になるだろう。

次はきっと、異なる役を演じる事ができるはず。
(*2) unforg00 2021/07/14(Wed) 5:44:22
ラサルハグは、観賞室を後にした。
(a46) unforg00 2021/07/14(Wed) 5:44:43

【人】 連理の枝 ラサルハグ

 
束の間の休憩時間。

「……あなたはそれで満たされた?」

買ったばかりの缶コーヒーを手の中で弄びながら、一人呟いた。

「いいえ、あなたは──そして僕も未だ、満たされてはいない。」

脳裏に去来するのは、二人の共犯者と、それから。

「その意思の果てを見届けよう。
あなた達がその餓えを失わない限り──」
(73) unforg00 2021/07/14(Wed) 19:54:28
ラサルハグは、その日(2)1d5杯目のコーヒーを開けた。
(a48) unforg00 2021/07/14(Wed) 19:58:25