人狼物語 三日月国


68 【身内】空想模倣機体は駒鳥達の夢を見るか?【R18G】

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【墓】 ■■■■ シトゥラ

>>+100 ニア

「ちょっと。そうあからさまに目を逸らされると
嫌なんですけどォ。ニア、こっちを向いてください」

視線を逸らした彼女の顔を覗き込む。
指を絡ませる。

当然のように、耳元に顔を寄せた。
耳朶を掠めるように口付けを。


「そりゃあ、寂しがり屋ですからね。
アンタはそれを置いて行ったんだから、責任取ってくださいよ」
(+101) chige_00 2021/04/28(Wed) 2:37:16
シトゥラは、ルヘナ煩いなと思った。
(c99) chige_00 2021/04/28(Wed) 3:11:17

【墓】 ■■■■ シトゥラ

>>@8 レグルス

「そんなに騒いでどうしたんですかァ」

様子がおかしい少年に声を掛ける。
青年は、首を傾げている。見たことがない顔だ。

【system】
ゲームにおける権限をチェックします....
start.........failed!
この人物は参加権を持っていません!


「何をそんなに怒っているんですか?
アンタはこのゲームの参加権がない存在だ。
何を憤る必要がありますか?」

【system】
▽感情のバグを発見しました。
▽修復しますか?
▼いいえ
(+125) chige_00 2021/04/28(Wed) 15:25:52

【秘】 ■■■■ シトゥラ → 村人 ニア

「それを、受け入れたのはアンタです。
拒まずにそれを善しとした。
僕の手を振り払えずに、こんなところまで来てしまった。
打算という言葉に惑わされて、優しさを受け入れてしまった。
   かわいい

──滑稽ですね、ニア」

微かに声を立てて、笑った。
白い喉に、手を掛ける。
……………。
もし、あの時拒絶していてくれたなら。
こんなことは、しなくて済んだ?


窓の外、陰る空が雨を落とす音がする。
窓を叩く微かな音が部屋に響いた。

「でも、その乱暴な僕が好きなんでしょう。
連れて行って、欲しいと願ったんでしょ」
僕はアンタに生きて欲しかった。

ただ、傍に居る他愛ない時間が訪れたなら。僕とアンタが、同じ側だったなら。

少女の瞳は、強い意志を持っている。
──けして、手折られるだけの花ではない、と。

少女の唇を塞ぐ。
これで、終わりだ。

これ以上、何かを言わせない。抵抗なんてさせない。

「……ニア、口を開けてください」

青年は一度唇を離して囁いた。
(-293) chige_00 2021/04/28(Wed) 19:48:39

【墓】 ■■■■ シトゥラ

>>+123 ニア
青年は名前を小さく呼んだ。

「怒らないでくださいよォ。
勿論責任は取りますって。責任……責任ですか。
責任、どう取って欲しいですか?」
青年は少女の頭を撫でる。
彼女が寂しい思いをしたのは知っていたから。

「まさか、今度はずっと一緒に居るなんて、
ありふれた言葉をお望みですか?そんなわけないですよねェ」

青年も、少女以外を視界に入れようとはしない。
青年はまだ、この世界を理解していない。


【system】
データの破損を確認しました。
修復可能です。修復をしますか?
 はい
▼いいえ
(+130) chige_00 2021/04/28(Wed) 20:16:42

【墓】 ■■■■ シトゥラ

>>@9 レグルス

【system】
情報検索中......success!この人物はNPCです。
インベントリにバグが発見されました。
摘出を開始します..............


「生きた人間……そうでしょうか。
参加者としての権利をお持ちでないようですが。
だから、こうしてアンタはひとりきりなんじゃないですか?
アンタに声を掛ける者はいない、ただ、喚いているだけ。
寂しいですねえ──僕が話相手にでも、おや?」

青年は首を傾げる。
目の前で、何かが地面に落ちた。

少年の持ち物の中から、転がり落ちた箱。
手を伸ばして、それを拾い上げようとするも。
それに気付いた少年の手と奪い合いになり、

【system】
バグを発見しました、回収をしてくだs
蝗槫庶縺励※縺上□縺輔>........error!


──その箱が、開く。
それはルヴァの売る、“気分”の箱と似ていた。
(+132) chige_00 2021/04/28(Wed) 20:54:47
シトゥラは、ハマルをむぎゅー。
(c122) chige_00 2021/04/28(Wed) 21:39:49

【墓】 ■■■■ シトゥラ

>>+133 ルヴァ

青年は、ルヴァの姿を発見した。
何となく気まずいので、やや控えめに挨拶した。

「どうも、ルヴァ。お久しぶりです」
(+136) chige_00 2021/04/28(Wed) 21:45:28
シトゥラは、キューの言葉を思い出した。
(c123) chige_00 2021/04/28(Wed) 21:46:39

シトゥラは、キューが助けて欲しいと言ったのを覚えている。
(c124) chige_00 2021/04/28(Wed) 21:47:02

シトゥラは、キューに言葉を届ける手段がない。
(c125) chige_00 2021/04/28(Wed) 21:52:41

シトゥラは、ブラキウムをむぎゅー。
(c130) chige_00 2021/04/28(Wed) 23:26:37

【墓】 ■■■■ シトゥラ

>>+140 ニア
言葉が嘘だと言うのなら。青年は少女に掠めるようなキスを一つ。

「あー、ハイハイ。
アンタは本当に不信、不満、不平の塊ですね!」

青年はニヤッと笑う。
今しがた、口付けた唇に触れた。

まるでアリスに出てくるチェシャ猫のような笑み。

「まさか僕も、アンタが態々僕の薬指に痕をつけたのを、
何の意味もなく──なんて思っていませんからね。

一緒に居てあげますよ、アンタが何をしていても。
どんな人間だとしてもね。──嬉しいでしょう?」
(+142) chige_00 2021/04/28(Wed) 23:38:11

【墓】 ■■■■ シトゥラ

>>@13>>@14 レグルス

「──シトゥラ。
アンタが殺したいのはこの“僕”です。
こっちにおいで。間違えてはいけません」


清水に落ちた墨汁は、その水を濁らせていく。
黒色が透明を売り潰していくのが見えた。

その侵蝕が、手に取るように判る。
少年の瞳が濁っていく。
正常な判断力や理性が音を立てて砕け落ちて行く。

傍らのハルバードを握り直した。
嗤って、手を振る。

「アハ──おいで、可哀そうな観客。
アンタはどうしたって物語になれない。
あまりにも哀れなので──僕が幕を引いてあげましょう」
(+151) chige_00 2021/04/29(Thu) 1:15:12

【墓】 ■■■■ シトゥラ

>>+137 ルヴァ

「ああ、これかァ。ありがとうございます」

ルヴァに笑い掛けて、宝石を受け取った。
梔子に添える、紫と白い石。
彼の一番大事な、少女の色。

「約束通りですねェ。
さすが商人──助かりました。
これで、ニアに装飾を作ってやれますね」
(+153) chige_00 2021/04/29(Thu) 1:32:59

【秘】 ■■■■ シトゥラ → 車輪銀河 メレフ

「あーあ。
僕、アンタみたいな奴嫌いなんですよねェ。
一番答えて欲しくない答えを選ぶヤツ」

青年は困ったなあ、と呟く。
その実微塵も困っていない。

「黒だって言ってくれたら楽だったのになァ。
灰色ならいいか。ついでに伝言をお願いします」

青年は彼を見た。
その視線は前髪に遮られ、感情を窺うことが出来ない。

「『アンタたちの選択に、期待します。
迷うな、躊躇うな。
間違っていることを認めるな、胸を張れ』。

そうやら僕はこのあたりで退場みたいですから。
泣いてる子、迷ってる子を見かけたらこんな感じのいい言葉を掛けて激励しておいてくださいよォ。

あーあ、ヤダヤダ。
こんなことほんとは伝言するのも厭なんですけど。
忘れたなら別に言わなくてもいい。僕らしくないですから」
(-323) chige_00 2021/04/29(Thu) 1:44:24

【秘】 ■■■■ シトゥラ → アタシは メサ

「輝いているモンかよ。
あーあ。もっと選ぶなら可愛い子を選ぶんだったなァ。
素直で、優しくて、ちゃんと笑ってくれるような」

青年は呆れたような息を吐く。
腕を組んだ。

「──困ってるんですよ、僕も。
散々悪口ばかり言う癖に、本当に嫌じゃないことは受け入れる。
僕が手を伸ばしたら、憎まれ口を叩いて握る。

それが可愛いと思ってしまうんですよねェ。
本当にバカになってしまったのかもしれませんね」

メサの腕を掴んで引っ張り上げる。
ひどく、優しく笑った。

(-327) chige_00 2021/04/29(Thu) 2:09:54

【秘】 ■■■■ シトゥラ → アタシは メサ

引っ張り上げた掌に、戯れのように口付けを一つ。
青年は手を離した。

彼はけして、王子ではない。
メサの手を取ることはしなかった。
けれど、最後に彼女にこうして温もりを残す。
彼は優しくない、だからこうしてひどいことをする。

「罪も罰の時間も終わりです。
アンタはこれから、償っていくんだ。
後悔を、与えた傷を想って生きていくことになる。
それが一番痛いでしょう、頑張りな」

ひら、と手を振る。
死という簡単な終わりを突きつけない。
殺害という明確な終わりを示さない。
それが彼の思う、一番残酷な結末だった。

「じゃあな、メサ。今までありがとうございました」

彼の足音が遠くなる。
青年は、振り返ることは無い。
(-328) chige_00 2021/04/29(Thu) 2:17:44

【秘】 ■■■■ シトゥラ → 村人 ニア

少女の鼓動を感じる。
これを、今から止めるのだと思う。

少女の温もりを感じる。
これを、今から失うのだと思う。

喉に掛けていた手を離す。

「ニア、」

開いた唇を舌で辿る。そのまま、少女の舌を求めた。
深く貪るような口付けを繰り返す。
泣き出しそうな気持ちになる。僕は、泣いたことなんて無いのに、

愛しさと、湧き上がる欲に頭がくらくらする。
違う、これは悲しんでいるわけじゃない。
      
抱きしめて、その柔らかさに──香りに。
今から失うものの大きさを知った。


「………は」

雨の音がする。
この雨が止んだら、この雨が止むころには。
きっと、全てが終わっている。

「ねえ、ニア。
──アンタが一緒に居てくれるのは、まだ生きてる間だけですか。また、もし、出会えたら。そんな、約束は厭ですか?」
青年らしくない言葉だと知っている。
けれどこんな終わり方のまま、彼女と離れたくは無かった。
(-340) chige_00 2021/04/29(Thu) 3:18:39

【墓】 ■■■■ シトゥラ

>>+155 ルヴァ

「頭が下がりますねェ。
よーしよし、頑張った頑張った」

ルヴァの頭に手を伸ばして撫でた。
随分乱暴な撫で方をしている。

「梔子ちゃんねえ……そんな可愛らしいモンじゃないんですよね。
ご存じだと思うんですけど、アイツ強情で可愛くないし。
なーに言ってもあれは厭だこれは気に入らないで。
本当に困ります、わがままなお嬢様ですよ」

要はのろけだ。
青年は、言葉にしてはいないが“それが可愛い”と言っている。
青年の声は普段より明らかに柔らかい。
(+157) chige_00 2021/04/29(Thu) 3:24:21

【墓】 ■■■■ シトゥラ

青年は、視界の端にサダルを捉えた。
(+158) chige_00 2021/04/29(Thu) 3:47:57

【秘】 ■■■■ シトゥラ → 村人 ニア

彼女の声と、雨の音。
時が止まったような感覚に罅を入れたのは痛み。
餓えた獣の瞳を見る。それは、ひどく美しい煌めきをしている。

「ニア?」

その場所に歯を立てる意味を、そこに痕をつける理由を。
青年が理解しない訳は──無い。
永遠を、誓って欲しい。素直な言葉を口に出来ない少女の精一杯の表現。


彼女の手を取って、同じ場所に口付けた。
それが、終わりの合図。蕩けるような恋人の時間の終わり。


「──ええ、僕がアンタに嘘を吐いたことがありましたか?
きとんと、お迎えに上がりますとも」
少女を見下ろす。首に手を伸ばすのを、想像する。

(-367) chige_00 2021/04/29(Thu) 15:00:16

【秘】 ■■■■ シトゥラ → 村人 ニア

       僕と一緒に逝きましょう

「だから、安心して死んでください」



少女の首に手を伸ばす。
辿って、指を絡ませ、締め上げる。
ここで、時間が止まれば。

躊躇いはしない、力は抜かない。
彼女の唇が、空気を求めてはくはくと開閉をするのが見える。
アンタを殺さずに、済むのかな。

少女は、不可視の水に溺れている。
浮かび上がろうとする彼女の手を何度も引きずり降ろす。
微かに血の滲む薬指が目に映る度、どうしようもない気持ちに襲われる。

永遠にも感じるような時間が流れた。
雨の音が、ひどく遠い。
彼女の苦し気な吐息と、自分の荒い吐息。
──ニア、アンタを守れなくて、ごめんなさい。こんな形でしか、愛せなかった。


少女の首を絞めながら、少年は嗤った。
笑ったような、顔をする。それは、いつかのメサの前にした顔だ。
その歪さを指摘してくれる人間は、もういない。
(-370) chige_00 2021/04/29(Thu) 15:13:58

【秘】 ■■■■ シトゥラ → 村人 ニア

少年→青年に訂正しておきます
(-371) chige_00 2021/04/29(Thu) 15:40:49

【墓】 ■■■■ シトゥラ

>>+161 ニア

「………、アンタは」

やれやれと首を振った。
取られた手を見ている。
唇の感触に目を見開いて。


「降参ですよ、降参だ。厭な女ですよ」
見えないところでばかり素直になる。


青年の目元は僅かに赤くなっているが、前髪で隠れて見えない。
青年はそれに密かに感謝した。

「嬉しいですよ。こうしてまた会えて。
今度は、あんな結末を迎えないことを約束します」

少女の頭に手を伸ばして乱暴に撫でる。
優しく、髪に指を通した。
(+165) chige_00 2021/04/29(Thu) 15:59:51

【墓】 ■■■■ シトゥラ

>>+159 サダル

「アンタもこっちに来たんですねェ。
随分無茶をしたみたいですけど?」

つかつかと彼の元へ歩み寄る。
肩を掴んだ。逃げられない!
(+167) chige_00 2021/04/29(Thu) 16:46:14

【墓】 ■■■■ シトゥラ

>>+162 ルヴァ

「ああ、勿論。
ありがとうございます──ルヴァ」

にやけ面は気に入らないと思ったので頬を引っ張っておく。
青年は笑った。手を振って、踵を返して。
青年はまた、少女の元へ戻っていく。
(+169) chige_00 2021/04/29(Thu) 16:53:48

【秘】 ■■■■ シトゥラ → ニア

少女の唇が、泡を吐く幻を視た。
彼女の喉を締め上げる指。
ニアの噛んだ傷から、血が、ゆるりと垂れて。
「ニア?」

小さな手から、その指先から、力が失われて。
シーツの皺が、解けた。

呼吸の音が、止まる。
手が、震えた。


――約束、守ってちょうだいね。きっとよ。


少女の、声を聴いた気がした。
彼女の瞳から一筋、涙が零れる。

「ニア、ニア……」
置いて行かないでくださいよ。また、いつもみたいに笑って。

それを、奪ったのは僕なのに?

その瞳を開いて、嘘だって、言って欲しいと願った。
手から力を抜いた、震える手を、握った。

──雨の音が、戻ってくる。
取り残された部屋の中。
ふたりっきりだった部屋はひとりを失って。
残ったのは、ひとりきり。→
(-393) chige_00 2021/04/29(Thu) 20:03:12

【秘】 ■■■■ シトゥラ → ニア

「ニア」

少女の濡れた頬から、涙の雫を掬い上げた。
さいご、残った温もりはやがて、この少女の輪郭を失う。
その前に、伝えたいことがあった。

「ねえ、ニア。僕はね、アンタに一目惚れしたんですよ。
最初に会った時のことを覚えていますか?

随分、かわいい子だと思った。
僕が描いてた、理想の“可愛い女の子”が想像から抜け出してきたみたいで、驚いたんですよ。
話してみたら、はは、馬鹿みたいにつれなくて」

青年は笑った。その頬を涙が、伝う。

「絶対揶揄って、面白がってやろうって。
それだけだったんですよ。

別に、アンタが僕を好きになんてならなくてもいいって。
ただ少しだけでも、その心に居座ってやろうって」→
(-394) chige_00 2021/04/29(Thu) 20:11:29

【秘】 ■■■■ シトゥラ → ニア

「なのにさ、アンタは笑うから。
ちょっとした言葉で、言葉を詰まらせて。
触れた手を、伸ばした手を──拒みもしない。」
最初、戯れで手を伸ばした。

次に触れたとき、微かに胸が疼いた。

青年は、今しがた少女を殺した自身の手を見た。
握って、開いて。喪失を実感する。
最後に触れたとき、胸がひどく痛んだ。

「しかも、僕が本当に哀しい時。
アンタが一番に傍に来てくれた。傍にいてくれた。
下手くそな言葉でさ、慰めてくれた。

その時、アンタの傍に居たいって、心から思った。
それまで、ぼんやりしてた感情が、はっきり形になった。

守りたい、傍に居たいって、思いました。なのに。
アンタは犯人側で、僕は犯人を追う側だった。

だから僕は全員を裏切ろうと思った。
最後まで、アンタの手を握って居ようって。

でも、ニア、情けないことにですね、」→
(-398) chige_00 2021/04/29(Thu) 20:23:08

【秘】 ■■■■ シトゥラ → ニア

「裏切ろうと思うと、あいつらの顔が浮かんでくる。
あいつらとした、約束が浮かんでくる。
最高に、身勝手だ。最低の人間だ。

バカみたいですよね。全部捨てたって言っておいて。
結局、苦しいからって、アンタまで殺して」

青年は、肩を震わせた。シーツに雨が降る。
──彼女が最後まで握っていたそれが。
いつかの夜も、彼女が握った。

今はなぜか、酷くにじんで見える。

「アンタが、欲しくて。
あいつらにも、苦しんで欲しくなくて。
そんな身勝手が、この結果を生んだんです」

メサを殺して、ニアを殺して。アンタレスを殺して。
仲間皆の期待を殺して、残った自分は。

もしかしたら、誰よりも空腹な獣だったのかもしれない。


「死ぬなら、殺されるなら。
黙って死ねばよかった、アンタを殺す必要なんて、」

「──シトゥラ。」


「──なかったのになと思うのに。
アンタが此処に居ることが、嬉しい。
苦しい。

アンタを殺したのが、僕で良かったなと思う。
アンタが、欲しかったんだ。心も、体も、命も。」→
(-401) chige_00 2021/04/29(Thu) 20:35:42

【秘】 ■■■■ シトゥラ → ニア

「アンタは全部くれた。」

立ち上がって、ベッドの下に落ちていたナイフを拾い上げる。
彼女がきっと、僕を殺すために持っていたもの。
それはおそらく、メサを手に掛けたナイフと同じ。

「だから、ニア。」

青年は鮮やかに笑った。
ナイフを、掲げて、自身の心臓に向ける。

──雨の音がする。
誰かが雨の話をしていたのを思い出した。
雨は、人を引き留める。愛しい人が、何処にも行かないように。
そんな雨も、あるのだと。
──曰く、“遣らずの雨”。
アンタはそっけないから、逝ってしまったけれど。


「──僕も全部、アンタにあげます。
そんなのいらないって、笑うかもしれない。
でも、アンタが僕をこんなところまで連れてきたんですから」
……責任、取ってくださいよ。

ナイフが、胸を貫いて。
唇の端から赤い血が垂れた。

血が零れる度、命が欠けていくような感覚がする。
ナイフを抜かないまま、少女の傍に戻る。

少女の肌は、冷たい。
冷たいまま時を止めた、氷の彫像。→
(-403) chige_00 2021/04/29(Thu) 20:49:58

【秘】 ■■■■ シトゥラ → ニア

少女の肌に、髪に、赤い雫が落ちる。
──赤い雨が降る。
それは、手で拭っても、拭っても。

「──ニア。」


青年の手が、少女の手を求めた。
指を絡めて、握って。体が平衡感覚を失う。

雨の音は、聞こえない。
視界は、ぼんやりと滲んでいる。
夜の訪れた部屋は、ひどく昏くて。

──まるで、海の底みたいだと思った。

青年は、ひとつ息を吐いて。

「僕は、きちんと、守りますから」

瞳を、閉じる。
彼女の冷たい指の感触だけが、この世界のすべてだ。

やがて、静かな部屋は音を失って。
そこにいた、人の気配を喪った。

残されたのはただ、静かな雨の音と。
ふたりの、亡骸だけ。
「また、会いましょう。」

                 
【雨に沈む梔子の部屋で】END
(-406) chige_00 2021/04/29(Thu) 21:05:27

【独】 ■■■■ シトゥラ

心中、しんどくない?

死体に告白するな
死体に告白するな

本人に 言え!!!!!!!!!!!!!!
(-408) chige_00 2021/04/29(Thu) 21:11:27

【独】 ■■■■ シトゥラ

エッ こんな心中って苦しいの?
しらなかったなあ♪
しらなかった♪

これが、人のこころ?(ここにロボットの顔)
(-411) chige_00 2021/04/29(Thu) 21:14:05

【墓】 ■■■■ シトゥラ

>>+170 サダル

「どんな気持ち……。
そりゃあ別に気分がいいかと言われたら特にって感じですけど」

青年は顎に手を当てた。
首を傾げる。

「アンタがどうしてそんな事気にするんです?」
(+205) chige_00 2021/04/29(Thu) 21:49:43