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【人】 流星の騎士 ヌンキ>>57 キファ ちくり、ちくりと胸が傷んだ。 もう聞きたくないと思うほど。 「俺がもし――――君に祈りを届けなければ、君は誰かに恋をしていたのかな」 抑えていた想いが口から溢れて眉を寄せた。 最初で最後、二人ででかけたあの日の笑顔を思い出す。 ほしいのは感謝じゃなかった。 そんな事、思う資格もないのに。 そんなものは、俺にはひとつも要らないのに。 開け放たれた蓋はもう戻らない。 愛なんて、俺は知りたくなかった。 「生きてる……そっか、それはよかった。 ねぇ一つだけ聞かせてくれ。……今、君は幸せを感じているかい?」 (59) eve_1224 2021/04/23(Fri) 11:38:21 |
【人】 流星の騎士 ヌンキ>>70 キファ 開け放たれた蓋から漏れ出す記憶。 生きては死に、何度も同じ人生を歩む。 大好きな兄と、大好きだったあの人を引き裂き、罪をって死んでいく。 だから。 たった一度きりの逸脱した夢は、 誰かと誰かを恋で結んで、幸せにしてあげたかったのです。 自分に愛などいらないから。 痛くても苦しくてもいいから。 自分の天の祈りで繋がった二人が幸せそうに笑ってくれる姿を見たかった。 目を閉じた貴方に手を伸ばす。 少しだけ屈んで貴方の前髪を掻き上げると、顕になった額にそっと唇を落とした。 「……今は渡せるもの、何も持ってないから。 これは、祝福だと思って欲しいな。……神に祈る天使からのね」 独りよがりでもなんでも。 兄とあの人が見ていても、父に消されてしまっても。 これくらいは赦されると思いたかった。 (75) eve_1224 2021/04/23(Fri) 12:58:59 |
【秘】 流星の騎士 ヌンキ → 裏方 サダル「サダルかな? 今いくよ」 部屋の主は不在ではなかったようだ。 声がするとすぐに足音が聞こえてきて、ドアを開けて貴方を迎えた。 「話ならいつもみたいに念話してくれてもよかったのに。どうぞ」 わざわざ出向いてくる。 それはおそらくキファにはあまり聞かれたくないのか、それか面と向かいたかったのか、そのどちらかだろう。 特に不快に思うこともなく、部屋の中へと導いた。 (-151) eve_1224 2021/04/23(Fri) 14:39:55 |
【秘】 流星の騎士 ヌンキ → 裏方 サダル「どうぞ。ここにはティーパックしかないけど」 そう言ってソファに座るよう勧めると、紅茶を差し出す。 他の人の部屋よりも装丁が豪華で広い部屋は、ヌンキが貴族である証だろう。 サダルが椅子に座るのを見てから自分も向かいのソファに腰を掛け、向けられたスケッチブックに書き出されている文をじっくりと読んだ。 「大丈夫、会議と言ってもほとんど顔合わせさ。 皆他の人の顔色を伺って、腹の中を探ってるから有益な情報は出てきてないんだよ」 纏める事すらないのが現状なのだ。 会議に顔が出せなくとも、無事が分かるだけで問題はない。 「君たちの意見も……二人が生き残るために考えてたことだろう? 俺はそれを否定する気はないよ。 ……俺がどうするべきかは、なかなか悩ましい案件だけど……でも、台本を書き換えたって言ってたね。俺はその内容が気にかかってるかな」 (-160) eve_1224 2021/04/23(Fri) 15:00:27 |
【秘】 流星の騎士 ヌンキ → 裏方 サダル「勿論。台本は……すなわち君がやりたい事だ。そうだろう?」 許可を受ければ、手渡される台本を受け取って目を通した。 15人の名前、それはこの会合に出ていた皆の名前だった。 イメージはそのまま、事件もそのまま。 だけど、死人だけは出ていない。 書き換えられた台本は優しく、やはり彼が望む未来を示しているかのようだ。 ―――― たった一人、登場していない事を除いては。 「……良い本だと思うよ。誰も死なない世界……優しいよね。 最初の台本も気にはなるけど……でも、キファが気に入らなかったのは分かる気がする。 これ、 どうして君が全く登場しないんだい? 」 (-165) eve_1224 2021/04/23(Fri) 15:20:21 |
【秘】 流星の騎士 ヌンキ → 裏方 サダル文面からは彼の本心が視えたわけではない。 舞台を作る者としては、当然の選択だったのかもしれない。 だけど、それでは貴方をキファと繋げた俺は立場を失ったかのようにも思えた。 あの日、揃いのペンを買ってもらったことも、なかったことになるのかと。 そう思うと、あぁ……そういうことかと、腑に落ちてしまうのだ。 これが未来に彼が希望することなのだとしたら、それは――― 「喋れなくたって、君は立派に登場人物だと俺は思うよ。 これは台本であって真実ではないから……君の思ったようにするべきだとは思うけど……でも、俺はこれがそれだけにとどまらないように思うんだ。 死 ぬ サダル……君は本当にこの舞台から降りる気でいるだろ?」 (-176) eve_1224 2021/04/23(Fri) 15:38:17 |
【秘】 流星の騎士 ヌンキ → 裏方 サダル「何を馬鹿なことを。キファの恋人は君だよ」 居心地の悪さを覚える笑みから目をそらし、息をついた。 自分では彼女には何もしてあげられない、目の前の貴方しか。 「それなら役者の君を台本に登場させればよかっただろう。 どうしてそこの事実を曲げて俺とキファ二人で行動することになるのかな。 そこを抜きに締めくくろうだなんて、俺に考えるのは無理だ。 俺にとっては……キファと同じくらい、君が大事だから二人を繋げたんだ。 サダル。君は……、 俺に何を求めてるのかな? 」 (-185) eve_1224 2021/04/23(Fri) 16:31:34 |
ヌンキは、いつのまにか会議場に戻っている。 (a56) eve_1224 2021/04/23(Fri) 20:39:25 |
【秘】 流星の騎士 ヌンキ → 裏方 サダル「えっ、ちょ……いや」 矢継ぎ早に、書きなぐるようにスケッチブックに書かれていく文字をみてたじろいた。 サダルが、何を思っているのかわからない。 ただ、これでは。 「どうしてそんな事を……君とキファはあんなに仲が良かったじゃないか。 物語は確かに作者の自由に書くものだ。それはいい」 良いけれど、その続きを読むのは今の俺には難しい。 ありえない話、きっと泡沫の夢。 心が泣くだけだから。 「……事件が解決したら、また書くんだろう? 俺は……君とキファが一緒に、幸せに笑ってて欲しいだけだよ」 (-249) eve_1224 2021/04/23(Fri) 22:05:48 |
【秘】 流星の騎士 ヌンキ → 星集め メレフ「そん……な、あっ、やっ、ぁ」 圧迫はあるものの徐々に押し込まれてくる指が、全く痛くない。 そればかりか、早々に見つけられてしまった前立腺を延々と攻められてしまえば、なし崩しに喘ぐばかりだ。 本当に、女の体にされてしまったかのようで悔しい。 悔しいと思ったところでもう押し返す力も理性も残されてはないのだけど。 「も……やめっ、やめ、あっぁ――っ」 指じゃとっくに物足りなくなっている。 それでも断続的に与えられる快楽で言葉にならず腰を浮かせた。 何度達せられたかもうわからないほど時間をかけてほぐされたそこは、もう十分に男を受け入れる事が出来るほど熟しきっていることだろう。 痛いのがほしかったのに。 今欲しいのは痛いのでも、甘い痺れを与える指でもなくて―――― 「――…… ほしいよ 」 (-274) eve_1224 2021/04/23(Fri) 23:51:25 |
【秘】 流星の騎士 ヌンキ → 裏方 サダル嫌われ人形は、愛を知りません。 愛されることはないからです。 誰からも。 名前すら誰からも覚えられてないかもしれません。 それくらいちっぽけな存在です。 父 教 育 人 形 ”■■■■■”に■■■■■された■■■■■なのですから。 ひゅっと息を呑んだ。 開け放たれた心から囁かれる言葉と、サダルが書き綴った文字から伝わる気持ちとがぐちゃぐちゃに合わさる。 頭を鈍器で殴られたかのようだというのは、きっとこういう事を言うのだろう。 サダルが……俺を? どういうことかと、聞き返すことも出来ない。 だって、向けられた文字は真剣に好意を伝えてきている。 肯定も否定もできぬまま、瞬きもできない。 だけど。 「おかしいわけ……ない」 苦しい。 どうして。 苦しみも、痛みもないものを俺にくれようとするの。 俺にくれるのは、愛も情もなくてよかったのに。 → (-317) eve_1224 2021/04/24(Sat) 1:56:11 |
【秘】 流星の騎士 ヌンキ → 裏方 サダルどうして。 俺は愛を覚えてしまったのでしょう。 これは深刻なエラー 深刻なウィルス 頭の中で警笛が鳴り響く。 俺が異物になってしまう。 排除されてしまう。 でも。 俺も、幸せになりたい。 そんな夢を、描いてはいけないのでしょうか。 → (-318) eve_1224 2021/04/24(Sat) 1:56:54 |
【秘】 流星の騎士 ヌンキ → 裏方 サダル「書いて欲しいよ、一緒に笑える台本を……でも」 顔合わせで手伝ってくれて。 雑貨屋出揃いのペンを買って。 3人で会議したあの日が存外楽しくて。 それで二人を一緒にしてもらおうと思ったのだ。 だってサダルなら。 キファと幸せになってくれると、そう信じたから。 「俺……サダルの事好きだけど…… キファが好きなんだよ…………」 震える声で、誰にも言えなかった事を呟いて、人形は泣いた。 (-321) eve_1224 2021/04/24(Sat) 1:58:48 |
【秘】 流星の騎士 ヌンキ → 星集め メレフ「――――っ」 恥ずかしい、無理だと首を振る。 もうすでに熱い顔が、まだ熱が籠もるのかと驚くほど熱くなった気がする。 きっと、見ている方は面白いほど赤くなってるに違いない。 何か言葉にしようとするたび、叫びたくなるほどの快楽を与えられ、溺れた。 聞かれたくない。 耳元で囁かれるとびくりと肩を震わせる。 だけどそんな理性で止まれるほど余裕があるわけがない。 聞かれるかも。 でも。 でも!! 「良い……からっ、も、良いからっ、いれて、くれよっ」 欲しくて。 欲しくてたまらなくて。 耳で遊ぶあなたの肩に両手でしがみついた。 (-331) eve_1224 2021/04/24(Sat) 2:17:36 |
【秘】 流星の騎士 ヌンキ → 星集め メレフこんなになる前に、挿れればよかったのに…… 朦朧とした頭の片隅でそう思う。 隙間がないほど密着し強く抱きしめてくれる男の主張が自分の腹にあたれば、恥ずかしさと期待で頭がおかしくなりそうだ。 「あっ、あ……ぅあぁ――――っ」 完全に解されきっているそこは、先端を押し込めるだけで吸い付くように、欲しがるように開こうとしている。伝わってくる熱量と圧迫感は指のときよりも大きいけれど、痛みは殆ど感じない。シーツを掴んで耐え、浅く長く息を吐けば、緩んだそこはみるみる内に貴方の昂りを受け入れてしまったことだろう。 入らないと思ってたわけではないが、もっと痛いものだと思っていた。 後孔は本来、男の昂りを受け入れる場所ではないのだから。 知識がなかったわけでもなく、だからこそ酷く犯されるのを望んだというのに、この男は。 優しすぎるんだよ…… 撫でてくる手に目を細め、手をのばす。貴方の背に捕まれば「動いてよ」と耳元で囁くだろう。 (-400) eve_1224 2021/04/24(Sat) 9:09:57 |
【秘】 流星の騎士 ヌンキ → 裏方 サダル恋かと聞かれれば。 「そう……だけど」 と、しどろもどろになりながら頷いた。 待って欲しい、なにか展開がおかしい。そんな気になってしまう。 だけど、説明するかのように続く文章にはひゅっと息を呑んで目を見開いた。 文字通り、時が止まったかと思った。 「……対価……だって?」 対価で恋をなくすなど、どうやって。 そう考えた頭の中に、ひとつのギルドが思い浮かぶ。 → (-402) eve_1224 2021/04/24(Sat) 9:36:48 |
【秘】 流星の騎士 ヌンキ → 裏方 サダル「まさか……君、恋心と何かを……等価交換したのか?」 何ということだ。 サダルがそれほどまでに欲した物がわからない。 一体何故、こんなことをするのかわからない。 奪いに来いだって? 俺に? 恋も愛も知ることを許されていなかった俺に、キファに何も告げることなく別れた俺に一体何ができるというのだろうか。 そんな事をすれば、 今の俺は消えてしまうかもしれないのに ―――――頭を振った。 無理だ。もう恋する二人を見守る天使ではいられない。 目を閉じて、額に落ちてきたキスを受け入れる。 自分もキファにやったことだ。額へのキスは”祝福”を意味しているとどこかで聞いたことがあったから、それくらいは赦されるとそう言い聞かせて。 まさかそれをされる側になると思わなかったと、心のどこかで思いながら貴方に身を委ねるだろう。 貴方のいう”面白さ”はわからないではないけれど。 やっぱり、現実の自分はそれを由とはしたくないなとも、そう思うのだった。 (-403) eve_1224 2021/04/24(Sat) 9:38:18 |
【人】 流星の騎士 ヌンキ>>159 >>161 ヘイズ 「護身術ってのは何も持ってない状態で襲われた時に身を守るために使うものなんだ。 俺だって丸腰の時は使うんだよ」 素直な感想に、おかしそうに笑いながら言う。 剣を持ってれば剣を使ったほうが早いのは当たり前なのである。 そうして暫く教えたのち、ヘトヘトのアナタを見て木陰に座るのを勧めるでしょう。 「さ、休憩にしよう。約束の質問にも答えようかな」 ヘイズと違い、ヌンキは日頃から騎士として鍛えてる為か息一つ乱れてはいない。 勧めた木陰に一緒に腰をかけると、晴れた空を見上げた。 「そうだよ。”幸せになってほしい二人”を選んだんだ。 好ましいと思えないのに幸せになってほしいなんて、思えないだろう? 後はそうだね……君の師匠さんなら、キファを大事にしてくれると思ったからかな」 (170) eve_1224 2021/04/24(Sat) 15:26:27 |
【人】 流星の騎士 ヌンキ>>176 ヘイズ 「――……すくなくとも、お互いを嫌いではなかったはずだ」 苦笑した。というよりもせざるを得なかった。 そうとしか答えられなかったからだ。 二人が元々恋愛的な意味で好きあってはいなかったのは、これまでの二人の話を聞いて明確にわかっていたから。 「キファからは独りよがりだと言われた。でも……後付けの絆でも、ついて育てば本物になると思ってたんだ。だから俺は二人が幸せになってくれれば……それでよかったんだよ」 短く、息を漏らす。 それで良かったはずなのに、胸が苦しい。 表情は”良かった”と言ってるようにはとても見えないだろう。 (179) eve_1224 2021/04/24(Sat) 16:39:56 |
【秘】 流星の騎士 ヌンキ → 星集め メレフ「ばっ……あ、ああ、っふ、ぁあ――」 煽りになにか言い返そうにも、そんな余裕はもうどこにもない。不敵に笑う笑みを間近で見ながら近くの部屋の人に聞かれても仕方のない声で喘いだ。汗が落ちてこようよも、最早どちらの汗なのかわからないくらいどろどろだ。むしろ、そんな余裕の無い様子に貴方も多少は夢中になってくれてるのかと嬉しくなってしまってるのだから始末に悪い。 限界などとうの昔に何度も迎えさせられていたけれど、それでもまた達しそうになれば身体は痙攣を起こしたかのようにビクビクと震えた。 自分を呼ぶ低い甘い声が耳に響いた。 今は、今だけは。 愛されても赦される? 愛されても消されない? うわ言のように呟いては貴方にしがみつく。 だって消えたら、もう見守ることは出来ない。 あの声を聞くことも許されない。 自分はまた犯罪者への道をたどる。 それでも悲しいことに与えられる快楽は途切れない。 何度も、何度も貫かれ教え込まれ、意識がなくなるまで愛を注がれたのだ。 → (-543) eve_1224 2021/04/24(Sat) 20:26:37 |
【秘】 流星の騎士 ヌンキ → 星集め メレフ「…………ん……」 なんだかすごくいい夢を見ていた気がすると、ぼーっとしたのもつかの間。 微睡みからうっすらと目を覚ますと頭の上から声が振ってきた。 慌てて自分の口を手で抑えようとしたが、抱きしめられていては残念ながら手はそこまで届くことはない。 流石に夢と思うこともなくちゃんと覚えている。 身体に散らばる赤い痕は動かぬ証拠だ、きっと、貴方の肩にも引っかき傷のような痕がついてることだろう。 「……大丈夫なように見えるのかな」 悲しいかな。 身じろぎ一つできそうもない。抱かれているからというのもあるが、単純に腰が立たないのだ。 それでも日頃鍛えているため体力はある。後少し休みさえすれば腰の痛みは笑顔で誤魔化して、なんとか皆の前に出ることはできる程度のものだろう。 つまり、大丈夫なのだ。 「……ねぇ、なんでこんな抱き方をしたの」 俺に愛情があるわけではないくせに、とぼそりと呟いた。 (-546) eve_1224 2021/04/24(Sat) 20:27:58 |
【秘】 流星の騎士 ヌンキ → 役者 サダル「そうだね……彼は、優しいよ」 メレフの名前が出れば、何か身に覚えがあるのかふぅ、と息をついた。 「……俺の選択……か」 選択をしてどうなるのだろう。 わからない。 責任を取るというのは、どういうことなんだろう。 奪いに行く? どこにだ。 サダルはどこにキファを連れていくつもりなのだろう。 わからないことだらけだ。 「ねぇスクリプトって何―――」 考えてる間に貴方は離れていく。 質問も聞こえてはないだろう。 残ったのは胸の中の苦しさだけだ。 それでももう、3人このままではいられない事だけは認識せざるを得なかった。 (-556) eve_1224 2021/04/24(Sat) 20:50:03 |
【人】 流星の騎士 ヌンキ>>185 ヘイズ 「そ、そうかな? それならいいんだけど」 ヘイズの力説に少しだけぽかんとなりつつも、ありがとうと言って笑った。 無駄でないのなら嬉しいのだ。悲劇になってもらっては困るのだから。 このあとサダルが部屋に訪れて衝撃の台本を見せてもらうのだが、それはまだこの男は知る由もない。 「台本を書き直したって言ってたからね……どんなものか楽しみだな」 自分が苦しいのは構わない。 だけどそれをあの二人に晒すわけにはいかない。 だから心に新しい蓋をしなくては。 騎士はそう心に誓い、愛らしい貴方の頭を撫でた。 (223) eve_1224 2021/04/24(Sat) 21:05:32 |
【秘】 流星の騎士 ヌンキ → 星集め メレフそういう事じゃない。 と言い返そうとしたが、言葉は紡がれない。 前髪に温かな熱を感じて、言葉にならなかったのだ。 「こんな事は……初めてなんだ」 貴方の胸に頭を押し付けて小さく呟く。 決められた人生を何度も歩まされている中で例外は一度もなかった。 全てを覗けたわけではないけれど、そんな例外があるなら蓋を開けて溢れ出たそこからわかるはず。 本当なら、そろそろ自分は死ぬ頃だし。 こんな場所に来てないし。 貴方はおろか、キファやサダルにも会ったことはないのだ。 それなの今、こうして一度も得ることのなかった物をもらっている。 一体どういう事なんだろう。 考えても分かることじゃない。 分かっていても考えてしまうのは悪い癖だ。 「ばかだなぁ、こんな温かさを教えたら…… また欲しいってねだるかもしれないよ」 そう言って困ったように笑った。 (-570) eve_1224 2021/04/24(Sat) 21:23:16 |
【人】 流星の騎士 ヌンキ「さ……って、今日も皆ありがとう。 夜は部屋から出ないでくれよ、明日もよろしく」 もうほとんど会議になってないが一応宣言だけは必要だろう。 解散を宣言すると、一人、また一人と姿を消す皆を見送り、ヌンキもまた部屋に戻った。 (232) eve_1224 2021/04/24(Sat) 21:36:11 |
ヌンキは、去り際、なんだか疲れた顔をしていた。 (a115) eve_1224 2021/04/24(Sat) 21:37:00 |
ヌンキは、夜、部屋を出てどこかへと駆け出した。 (a131) eve_1224 2021/04/24(Sat) 21:52:58 |
ヌンキは、サダルとキファを探し続けている。 (a137) eve_1224 2021/04/24(Sat) 21:59:13 |
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