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ストレルカは、肯定する。 (t0) unforg00 2024/04/06(Sat) 23:00:09 |
【見】 バンカー ストレルカ「『ウチん護送団は一抜けさせてもらうが、 依頼はいつでも受け付けてるからな』」 「ご遺体の傍らに残されていたメッセージは以上です」 (@0) unforg00 2024/04/06(Sat) 23:01:14 |
【見】 バンカー ストレルカ「…中立を保つバンカーとして」 「ひとつ、ご提案がございます」 静かに口を開く。この緊急事態に於いて、これは 公正公平、中立を保つ事が義務付けられた自分がすべき提案。 バンカーはそのように判断した。 「皆さまの働きにより船全体の損害は極力抑えられ、 バックアップデータを私が所持しているとはいえ 人命を──ファミリーの命を奪われたことは事実。 この事態の引き金を引いた、 その落とし前はつけていただかなければなりません」 「従って、ソーレファミリーの手の者であるカテリーナ様は その命を以て贖っていただきます」 「その上で。」 (@2) unforg00 2024/04/07(Sun) 0:07:11 |
【見】 バンカー ストレルカ「カテリーナ様、およびエーラ様の人格データを保存し、 一切の裏切りの意思がないかを厳正に精査した上で アンドロイドへ読み込ませ、常に行動ログの送信を義務付け 緊急時の強制停止命令などを搭載した上で、 然るべき等級のAIとして 監視も兼ね、ヴェスペッラにて稼働させること。」 「ソーレファミリーの内部情報のリーク、 或いは此度の件のソーレファミリーへの見せしめなど それらによる効果を鑑みれば、アンダーボスおよびボスへの 交渉の余地は残されているかと判断されます」 「……これが私の視点での妥協点です。」 「いかがでしょうか」 ソーレファミリーの手の者はこのヴェスペッラにて始末される。 そうして新たに引き入れられるのは、 名実ともにノッテファミリーのアンドロイドにほかならない。 それが、中立的な視点からの妥協点だ。 (@3) unforg00 2024/04/07(Sun) 0:07:32 |
【見】 バンカー ストレルカ「知らないからこそ、公平で在れる」 「周囲が甘い対応であればあるこそ、 ガードマンであるソルジャー ヴィーニャ様が 甘い対応をする必要はございません」 「たとえ行動ログの送信を義務付けていたとしても、 監視の目は必要です。それも、できる限り私情の含まれない」 「それはバンカーである私だけでは足りないでしょう」 それは言外に、自分はそれができるという事。 ノッテの為に作られたアンドロイドは 何処までもノッテの為に存在していて、 たとえ学習データによる感情らしきものがあったとしても あなたと同じく、優先順位が揺らぐ事は無い。 「裏切り者には死を。 それは私のプログラムにも確と刻まれています。 ゆえにこれが最大限の妥協点となるのです」 「そして、有事の際は即刻処分を。 それを迷いなくできるあなたが必要なことも事実です」 「ゆえに」 「ソーレファミリーの手の者であった両名の監視。 或いは『一抜け』をしたユウィ様方の追跡。 いずれかの任務をガードマン ヴィーニャ様に与えること。 以上を改めてもうひとつご提案させていただきます」 (@4) unforg00 2024/04/07(Sun) 23:19:47 |
【見】 バンカー ストレルカ「…お言葉ですが、カポ・レジーム マンジョウ様」 「この時代に於いてもタイムマシンは机上の空論です」 率直なAI的マジレス。 「そして、落ち度は私にもございます」 「緊急事態に於いて、バンカーは中立を保つべきもの。 それ以上に、AIはファミリーの為にあるもの。 私は此度の船員の、 そのおおよその人格バックアップデータを所持しています。 私の立場を思えば、それを一通り検めるなりしさえすれば あなたたちはこんな思いをせずともよろしかった」 「しかし私はそれを敢えてしなかった。 私を信頼して人格データを預けてくださった皆さまに、 ただ非礼であるという──それだけの理由で、です」 ただ、無粋だから。中立だから。 学習を重ねた人工ニューラルネットワークは、 そのデータを深く参照する事を良しとしなかった。 それはファミリーを優先するプログラムを差し置いてしまって。 「であるからして」 最もすべき事を為せなかったのは、このAIも同じ。 「私のオーナーであるコンシリエーレ カルロ・サントーロも 相応の責任を負うことになるでしょう」 (@6) unforg00 2024/04/08(Mon) 1:30:58 |
【見】 バンカー ストレルカ「私のメモリの中には メイドマン アウレア様の人格データもございます」 「それを用いて私の思考プロセスおよび メインシステム権限をバンカーから一時的に移譲、 再現を実行すれば 私がメイドマン アウレア様──エンジニアとしての役目を 代行することも不可能ではありません」 メモリの中にはソーレの手の者らのデータもある。 どのような方法でもってシステムθがエラーを起こしたかは それによって明らかになるだろう。 修復方法は、アウレアのデータが教えてくれる。 「カポ・レジーム マンジョウ様の監督のもと 適切な時間さえあれば システムθの回復は十分に可能と推測されます」 (@7) unforg00 2024/04/08(Mon) 19:40:49 |
【見】 バンカー ストレルカ「承知しました。」 「バンカー 思考プロセスを移譲 メインシステム権限を プログラム アウレア・チャーチへ」 「再現を開始」 (@8) unforg00 2024/04/08(Mon) 19:52:21 |
ストレルカは、自分の表情が一度もした事がない動きをしているなあと思っている。バックグラウンドで。 (t2) unforg00 2024/04/08(Mon) 20:33:16 |
【見】 バンカー ストレルカ「これではシステムθとの連携セットアップも 再度行わなければなりませんね……」 みょん。 メインルームにストレルカのホログラムが現れる。 つまり、 増えた。 現在アウレアをエミュレートしているストレルカと、 ホログラムのストレルカがメインルームに居る。 何というわけはない、 既に他に脅威が存在しないと判断し、 『格納庫のセキュリティプログラム上のストレルカ』のデータを こちらへ飛ばしてきただけの事。 無駄に器用な事をしている。 (@9) unforg00 2024/04/09(Tue) 13:16:36 |
【秘】 バンカー ストレルカ → メイドッwワハハwマン マンジョウシステムθが復旧し、事の次第の報告が済んだ後。 此度の件の処罰が決定される前、 あなたがまだカポ・レジームである時の事。 『カポ・レジーム マンジョウ様。 お休み中失礼いたします。 折り入ってお話したいことがございます』 『10秒のカウントダウンののち応答がなければ 緊急事態と判断し物理的処置を行います』 「カウントダウンを行います。10、9、8……」 音声通信によるメッセージののち、 あなたの部屋の前で物理的処置のカウントダウンが行われる… (-32) unforg00 2024/04/10(Wed) 21:35:30 |
【秘】 バンカー ストレルカ → UNK-403 エーラ「演算開始」 「ハロー エーラ」 此度の件の処罰が決定され、船は規定通りの航路を行く頃。 ストレルカはあなたに問い掛ける。 新たに名付けた名前でなく、敢えてその以前の名前で。 責任は自身のオーナーであるカルロ・サントーロにまで及んだと そう聞かされても、バンカーは 「承知しました」と一言返しただけだった。 「想定していたよりも、私からあなたに与えられる自由は ずっと少なくなってしまうかもしれません」 「…………」 「エーラ。あなたにとって、 ノッテファミリーとはどのような場所でしたか」 「くだらない飯事遊びのようでしたか。 温い家族ごっこのようでしたか。 長い年月を経て腑抜けきった老猫でしたか。」 「ただ、それだけでしたか」 これは、応えがなくとも構わない問い掛けだ。 (-34) unforg00 2024/04/10(Wed) 21:58:24 |
【秘】 バンカー ストレルカ → UNK-403 エーラ「…アソシエーテ ナル様の仰る通り この船の船員の意見だけがファミリーの総意ではないのです」 「本件をアジトへ持ち帰れば、意見は割れることでしょう。 あなたたちのしたことを、ソーレファミリーを ノッテの脅威と捉える方は少なくないでしょう。」 「そうしてを警戒を新たにすることでしょう」 「あなたたちのしたことは、無かったことにはなりません このスペース・サルガッソーに葬り去られることはありません」 「良くも、悪くも」 あなたたちがここで生きて居た事は。 そうして残した爪痕は、 「いつまでも。」 無為ではなかったのだ。 (-35) unforg00 2024/04/10(Wed) 21:58:55 |
【秘】 バンカー ストレルカ → カポォwwwレジーム マンジョウジ ャ キン!! ブレード状に変形したバンカーの足先はドアへ向けられ── 「──失礼いたしました。 万が一の想定の上としても刃を向けたこと、 謹んで非礼をお詫び申し上げます。この処罰は如何程にでも」 元通りになったのち、下ろされた。 緊急事態の場合は所謂 ずんばらりん を試みるつもりだった。尤も、カポ・レジームの自室のドアが どの程度の強度であったかはやらねばついぞわからぬこと。 「重ねて非礼を承知で率直に本題から入ります」 「まず膝を折って、その場にお座りください」 「ジャパニーズエリアで言うところの『正座』です」 声色は相変わらず穏やかに。 述べる言葉は淡々と。 寝起きの相手にすべき話ではないとは百も承知の上。 けれども早々にしておかなければならない話だった。 「結果的に、現状今回の仕事そのものは 概ね無事に終わると予測されるとはいえ、です」 (-41) unforg00 2024/04/11(Thu) 0:31:40 |
【秘】 バンカー ストレルカ → カポォwwwレジーム マンジョウ「改めて、 この危険地帯、スペース・サルガッソーにて 実質的な漂流にも近しい事態に陥ったこと。」 「裏切り者の存在を看過していたこと。 また、緊急事態発生後の──俯瞰して甘いと言える対応。 それによって、バックアップにより復帰可能でこそあれ ファミリーの一員にしてヴェスペッラのエンジニアである メイドマン アウレア様を失ったこと」 つらつらと事実を述べる。 バンカーという中立的な視点から見たそれを。 「たとえカポ・レジームとて、 あなたの命ひとつで始末がつく話ではありません」 (-42) unforg00 2024/04/11(Thu) 0:32:08 |
【秘】 バンカー ストレルカ → カポォwwwレジーム マンジョウ「……ゆえに」 「生きてください。」 「そうして、責任をお取りになってください。 長い時間をかけて、再び信用を築けるその時まで。 それがどれだけ長い時間を必要とすることかは 人間であるカポ・レジーム マンジョウ様にも 計算するまでもなくおわかりになるでしょう」 「それでも」 「あなたにならできると、私は信じています。」 「以上となります。仰られたいことがありましたら、どうぞ」 (-43) unforg00 2024/04/11(Thu) 0:32:39 |
【秘】 バンカー ストレルカ → カポォwwwレジーム マンジョウ幸いにしてあなたが扉ともども刃の錆になる事は無かった。 とはいえそれが意図しないものだとしても、 AIが人間に危害を及ぼしかねない状況ともなれば どのみち緊急停止プログラムが機能しただろうが。 「────、……」 ともあれ、あなたの云った言葉には 言うなればやや人間的に、目を瞠るようにして。 そして、そっと目を閉じる。 (-61) unforg00 2024/04/11(Thu) 22:42:35 |
【秘】 願われた子 ストレルカ → カポォwwwレジーム マンジョウ「──はい。」 目を開く。表情はより人間らしさを増して。 「この船で、あなたたちと過ごした7年間は いつだって昨日のことのように思い出せる、 輝かしい日々だった。誰にだって胸を張ってそう言えます」 あなたの前に膝をついて、 今はアンドロイドだからかも、なんて笑って言う。 「もちろん、大変なこともあったし…… マフィアだもの。悪いことだって、しているけれど。 それでも、それがあっての今だから」 「ありがとう。僕は、それからきっと、ストレルカも。」 「愛しています。 家族を、あなたたちを、このヴェスペッラのすべてを。 これまでも、これからも、ずっと」 AIは人間の為に作られたものだ。 だからそれが人間を愛するのは至極当然の道理で。 けれど非科学的な話をするならば、 このアンドロイドは8年間の学習の末、それとはまた異なる形で、 「Ad astra per aspera. 人はいつか星に追いつきます。 どれだけ時間がかかったとしても、 この宇宙で、またいつかお会いしましょう」 あなた達を愛している。 (-62) unforg00 2024/04/11(Thu) 22:46:32 |
【秘】 バンカー ストレルカ → カポォwwwレジーム マンジョウ「…ユーザー名 アルフォンソ・サントーロからのメッセージは 以上となります。」 「ひとつ訂正するとすれば、きっと、ではなく 確かに、と言うべきでしたね」 ひとつ瞬きののち、表情や声音はまた常と同じものに戻る。 けれど彼方の星となった人の残した言葉を 否定はせず、寧ろ肯定を示してこそいた。 「お立ちになってください。カポ・レジーム マンジョウ様」 手を差し伸べる。 これ以上の反省は必要ないし、これからする話にもそぐわない。 反省が済んだなら次に必要なのは歩き出す足なのだ。 「お疲れの所を大変失礼いたしました。 それでは、どうかごゆっくりとお休みになってください」 (-63) unforg00 2024/04/11(Thu) 22:47:35 |
【秘】 バンカー ストレルカ → カポォwwwレジーム マンジョウ「おやすみなさい」 「おとうさん」 こんな呼び方を出来るのも、 きっとこれが最初で最後になるだろうから。 (-64) unforg00 2024/04/11(Thu) 22:48:02 |
ストレルカは、敢えてAIらしからぬ言い方をするならば── (t3) unforg00 2024/04/11(Thu) 22:48:16 |
ストレルカは、そんな気がしたのだ。 (t4) unforg00 2024/04/11(Thu) 22:48:34 |
【秘】 バンカー ストレルカ → UNK-403 エーラ「それは私には判断しかねます。 ただし、上部がその一言のみで大きく動くことはないと 予測することは可能です」 「けれど、重要な証言のひとつにはなるでしょう」 やっと引き出せた、笑みを綻ばせたような声色には遠く。 学習を重ねたプログラムは、それを残念だ、と思う。 ストレルカは、未だあなたを家族だと思っている。 あなたが全てを嘘にしてしまわない限り。 しかしそれはそれで、これはこれなのだ。 淡々と述べる現実はバンカーとしてのもの。 「カテリーナ──アンジェリーナ様については、 既に拘束され、差し当たっての処遇の方針も決定済み」 「ユウィ様は自害なされました」 後者への疑いは、殆ど状況証拠からのものでしかないが。 共に亡骸となって発見されたアソシエーテ──ジャコモには 目立って怪しい点も無かった。となれば、 そのニ名が人格バックアップを利用している事からも 逃避行を行う為に自害して離脱したと考えるのが自然だ。 (-97) unforg00 2024/04/13(Sat) 15:26:48 |
【秘】 バンカー ストレルカ → UNK-403 エーラ「いずれもただでは済まないでしょう」 「ただで済ませてはいけないのです」 「彼らも、あなたも」 「そして私も」 不要な学習データの削除。 学習元となった人格データのオミット。 それらによるプログラムの最適化。 学習によって不完全になってしまった機械への処置は、 容易に予測が付くもので。 (-98) unforg00 2024/04/13(Sat) 15:27:13 |
【秘】 箒星 ストレルカ → UNK-403 エーラ「あって当然だったものは無く」 「これまで積み重ねてきたものも失って」 「新たに歩んでいくのは、私もあなたも変わりません」 この船に居る以上、此度の件に纏わる責任を負う以上。 これからは行動の自由も減って。 オーナーを頼って解決する事も、ずっと少なくなる。 「それでも私は歩いていけますよ」 「計算するまでもなく」 「この船に、あなたが居るから。」 「今はいつ叶う夢になるかもわかりませんが」 「それでも。遠い星に、一緒に手を伸ばしてはくれませんか」 いつの時代も、人は星に手を伸ばし続ける。 そうしていつか、人は遠い星にだって追い付ける。 光の速ささえも超えて、何処までも。 (-99) unforg00 2024/04/13(Sat) 15:27:51 |
【秘】 箒星 ストレルカ → ■から手を離す エーラ果たして、今のあなたは飽くまで再現の上のもの。 そこにストレルカの想定外がありはしない。 それは吐いた嘘も隠した心も例外なく。 「嘘は真実の存在を証明するためにある」 「いつかあなたが嘘を真実にするなら、それもいいでしょう」 「その時は、私が責任を持って」 「壊してさしあげます」 バンカー・ストレルカにはそれが実行できる。 やりたくはないけれど、 実行できるなら、やらなければならない。 機械は人間の為のもので、バンカーはノッテの為のものだから。 (-119) unforg00 2024/04/14(Sun) 0:43:51 |
【秘】 箒星 ストレルカ → ■から手を離す エーラ「それまでは」 「あなたにもついてきていただきます。 嘘でも本当でも、嫌だと言おうとも」 「それが私から嘘つきに与える処罰です」 積み重ねてきたものが無くなったとしても。 いつかは決別する時が来るとしても。 それまでの全てが無くなるわけじゃあない。 良くも、悪くも。 (-120) unforg00 2024/04/14(Sun) 0:44:10 |
ストレルカは、笑って言った。「嘘つき」 (t5) unforg00 2024/04/14(Sun) 15:28:24 |
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