【秘】 看護婦 清水 花枝 → 春山宮 霞愛し合い、絡み合い、愛を受け止めて愛を捧ぐ。 そんな初めての交わりは私にはかけがえの無い絆の始まりとなった。 何度も痙攣しながら彼を受け止め、そして果てる。 声は何度も囀ったせいで微かに掠れて、けれどとろりと甘い蜜のよう。 「わたしも愛してる…。」 今までそんな感情知らなかったのに、自然と口にしていたの。 あなたへの愛を。あなたへの誓いを。 そうして、わたしは──。 (-33) もくもく 2024/01/04(Thu) 21:59:06 |
【人】 看護婦 清水 花枝「そんなに時間は掛からないわ。 すぐに戻るからね。」 そんなふうに笑顔を向けて、わたしは一度人の世に戻って行った。 わたしが急に消えたものだから、勤め先には驚かれたけれど、人攫いにあったのでは無いと伝えると安堵された。 けれど、直ぐに戻らなければならない。 辞職して遠くに行く旨を伝えて、引き止められたけれど理由を語らずに手続きをとった。 本当なら半月ほど前に言わなければならないけれど、無言で雪の中に消えたわたしはすでにシフトははずされていたからなんとかなった。 それに。 >>0:0あの古書店の店員の言葉のような噂がこの辺りにはあったから。 神様に見染められたのか? そんなことを言われて、わたしはただ微笑みを返して。 (1) もくもく 2024/01/04(Thu) 21:59:24 |
【人】 花枝いつしか私は、人の世を捨てて。 貴方と共に花を咲かせて保つ、時に癒しの雫を与える、そんな存在になるのでしょう。 霞くんとの間に子供が生まれても、そうでなくても、ひっそりと人の世を離れ貴方を愛し、隣に居続ける。 私は、その運命を選んだの。 ──ただ一人の花枝として。** (3) もくもく 2024/01/04(Thu) 22:00:18 |
【独】 花枝/* 一応これで〆とさせていただきます。 色々あって遅くなってすいません! でもとても楽しかったです。 お付き合いいただきありがとうございました。 (-34) もくもく 2024/01/04(Thu) 22:09:29 |
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