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【秘】 情報屋 ムルイジ → ひとのこ ヌンキ「……のらりくらりと躱させてくれるなら、どこだっていいんだけど」 ガラゴロと鳴るワゴンの少し後ろを、水割りのグラスを手にしたままついていく。 カツコツとヒールを鳴らしながら。 「雑談、なんでもない話…で済む? 済まないなら、……済まさせてくれる気がないなら、人目はないに越したことはないわね……」 (-317) rustyhoney 2021/09/08(Wed) 0:06:33 |
【秘】 情報屋 ムルイジ → 平凡 シェルタン渡された水はありがたく受け取る。 鞄の中を覗き込んで、なるほど、と納得した。今はまだ、手をつける気はない。 手の中のペンダントには気付かないまま。というのも、大体は話す人の顔付近を見ているせいでもあり。 「……眠れないのは今日だけ?」 なんて、ぽつりと問うてみる。 (-320) rustyhoney 2021/09/08(Wed) 0:13:31 |
ムルイジは、酒飲みなので振れないが、裏での結果は68だったらしい。 (a61) rustyhoney 2021/09/08(Wed) 0:14:48 |
【秘】 情報屋 ムルイジ → ひとのこ ヌンキ「……正直なことね」 立ち止まることも引き返すこともしない。 時折グラスに口をつけながら歩く、なんて行儀の悪さもありつつ。 「せっかく話しかけてくれたのに? ……アタシ、確かに踏み込まれるのは得意じゃないけどね、アナタが嫌なわけではないもの」 (-323) rustyhoney 2021/09/08(Wed) 0:17:20 |
ムルイジは、カストルだったかも…… (a63) rustyhoney 2021/09/08(Wed) 0:27:52 |
【秘】 情報屋 ムルイジ → 運び屋 バーナード「…………ぅ…」 改めて汚していいとまで言われて、あとは呻くしかなくなった。とはいえ、たった一言だけだったが。 しゃくりあげるでもなく、グスグスとずっと鼻を鳴らしているでもなく、ただ落ちるがままに涙を落とす。泣いているというよりは、溢れたものを溢れっぱなしにさせているというような。 撫でられれば、どうしてもその量は増えてしまうのだけれど。 暫く黙って静かにそうしていたが、不意に貴方の胴体に腕が回った。 とはいえ、力は全く入っておらず、それは抱き締め返したというよりも貴方の存在を確かめたに過ぎないような。 そして、自分の存在を恐る恐る伝えたかのような。 そこから数秒。ゆっくり顔を上げようとして。 上げられなかった。 泣いたあとの、人との顔の合わせ方なんて覚えてない。恥ずかしい。 (-340) rustyhoney 2021/09/08(Wed) 1:34:00 |
【秘】 情報屋 ムルイジ → ひとのこ ヌンキ「……嘘をつくのか不誠実、は、最近思うようになったわ」 安堵されていることには気付かないまま。少しずつ少しずつ、一度に身体に入れすぎないように。 虚勢を張るのと自棄になって無茶をするのは違うから。 「それは…煩そうね?泣かれなくてよかったわ」 軽口を嫌味混じりの軽口で返す。 通されるままに部屋に入り、少しだけ鼻を鳴らす。とはいえさほど鼻がいいわけでもないので、気にするほどでもなく。 「………いいわよ、なくても」 ぽつりと零しながら、ソファに腰を沈めた。 (-342) rustyhoney 2021/09/08(Wed) 1:40:18 |
【秘】 情報屋 ムルイジ → ひとのこ ヌンキ顔色も口調も声も変えていない。話す内容はそうでもないかもしれないが。 酒量だって普段のペースを知っている人はこの船にはいないはず、喫煙ペースも然り。それでも。 分かっている。皆、鈍くもない。 鈍かったら、ここまで皆苦しんでいないはずだ。 問いに答えるまでに、酒をひと舐め、ふた舐め。 それから漸く貴方の顔を見た。 「………恥ずかしいこと聞くのね。なんて……茶化させてはくれないんでしょう? ……一人、アタシが崩れたところを知ってるわ」 ムルイジが今普段とどう違うのか、どういつも通りではないのか、といえば。 いつもより、ずっと素直なのだ。だから、聞き出すのに苦労はしないだろう。 取り繕う余裕がないせいで。 (-349) rustyhoney 2021/09/08(Wed) 2:05:14 |
【秘】 情報屋 ムルイジ → 運び屋 バーナードサラサラ、というよりはしっとりと滑らかさの強い髪も、処刑の後だ、所々に血は飛んでいただろう。 そこにまではもはや気も回らないのだが、撫でられればその分、沈んでいた胸の内が緩やかに浮上してくるような。 ここにいる、と示し、示され、返される。 血の匂いも涙の味も関係なく、深く息を吸って、吐いた。 ポン、と叩かれる背がスイッチ代わり。パ、と顔を上げた。 いつも通り、に、涙の通った跡だけが残る顔。 「シャワールームで身体も洗う」 ほぼ迷いなく、一番気力を使う面倒臭い案を選んだ。 少し心を軽くしてもらった、今のうちにと。 (-355) rustyhoney 2021/09/08(Wed) 2:23:15 |
【秘】 情報屋 ムルイジ → ひとのこ ヌンキはぐらかせるところははぐらかす。出されたチョコレートやナッツの、食欲がなければ手をつけなくていい、にすら言葉を返しはしなかった。 それが、答えといえば答えなのだが。 「見せたくないわよ、本当は、なにも。見せずに済めば何よりだったんだけどね」 そうはいかなかった、のは事実。そうはいかないくらい崩れてしまったのも、事実だ。 ちら、と顔を上げて貴方の表情を見る。 情報交換、との言葉に無意識に釣られたかのような。 「アナタも?……それは、どんな部分? 心が揺れる何か、があったのかしら?」 (-356) rustyhoney 2021/09/08(Wed) 2:31:18 |
【秘】 情報屋 ムルイジ → 運び屋 バーナードああやって泣き喚けるのを強みだと思っている、ので恐らく口に出されても納得はしなかっただろう。 それより。 「う………っわ!?」 完全に動きに気付かなかった。ので抱えられる羽目になったことに驚いてそれどころじゃなくなった。いつもの、キャーとか、そういう声すら出ないガチびっくり。 「ちょっ……重いでしょう!?待っ…… 待って本当、やだこれどうしたらいいのちょっと 」シャワールームへ辿り着くまで、貴方に余計な重みを与えないようにと落ちないようにだけを考えつつ、ぶつくさ言いながら運ばれていく。 (-359) rustyhoney 2021/09/08(Wed) 2:43:52 |
【秘】 情報屋 ムルイジ → 運び屋 バーナード「……あぁ、そうね、そうだったわねアナタ運び屋だったわね……」 人に運ばれたことなんてないものだから、割と普通に慌てていた。掴まっててと言われれば素直に掴まってるくらいには。 他者の気配はない。処刑後だからか、貴方が静かに運んでくれているからか。 泣いた気配の残る顔を見られたくないのは同じなので、大いに助かった。 「どうって何よどうって……びっくりしたわよ……」 下ろされれば、何度か床を確かめるように踏みしめて。 呑気に笑う顔に向けて、抗議にも満たない抗議をひとつ。 その後は、溜息を吐きながらも、汚れた服を洗濯用機械に任せたりしつつシャワールームの中へ向かうだろう。 共に来るなら、わざわざ離れることもせず、壁一枚隔てた隣に入るはず。会話は届くように。 (-366) rustyhoney 2021/09/08(Wed) 3:15:31 |
【秘】 情報屋 ムルイジ → ひとのこ ヌンキ聞いていって、と言われたのに差し出されたのはメモ。 僅かに首を傾けたが、受け取ったそれに目を通せば、それが会話ではいけないことがよく分かった。 ちび、と酒を口に含みながら、文字を追う視線は酷く真剣で。 一度文末までを読んだかと思えば、次は特に気になる箇所にバラバラに視線が走る、なんてことを繰り返し。 非常に、じっくりと時間をかけて、貴方の思いを胸に収めた。 「……落ち着けているの?」 口を開いて、まず出た言葉はそれだった。 「アタシね、これをおかしいことだとは思わないわ。……アタシも噛んで押さえて飲み込んで無理矢理納得して、ってタイプだから敢えて聞くけど」 「……あとね。アタシは、アナタのこの願いを受け取れる人間じゃないわ」 カラ、とグラスの氷が揺れる。場違いに呑気な音を立てて。 「アタシ、このゲームは2回目よ」 (-367) rustyhoney 2021/09/08(Wed) 3:26:13 |
【秘】 情報屋 ムルイジ → 運び屋 バーナード「……そう言われると……そうね……」 事実、足に力はあまり入らなかっただろう。ヒールは慣れているものの、運動能力が高いわけでもなし。何よりヒールは音が目立つ。 髪を湯船に浸けてしまう心配がないので、気楽といえばこっちの方が気楽。 念入りに念入りに、隅々までよく洗う。匂いも汚れも落とすように。 「……ものによるわよ。聞いてから判断するわ」 だから言いなさい、と隣に促し。 (-369) rustyhoney 2021/09/08(Wed) 3:35:58 |
【秘】 情報屋 ムルイジ → ひとのこ ヌンキ「……そう。理由があるのは大きいわね」 生きて、と無責任に発するほど、馬鹿ではいられない。 いつも通りではないところを見せられても、硬質な声を聞いていても、特に動揺も忌避もすることなく。 「えぇ?そんなに気になる?」 なんで一度は茶化すものの。ずっと舐めるばかりだった水割りを、ぐ、と一口飲み込み。 「……大した理由じゃないわ。鈍いのよアタシ。…死の恐怖も殺す感触も、あるけど、わかるけど、やれちゃうのよ。 怖いわ、って言いながら平然と死体の冷えた頬に口付けができるの。殺すために、致死量ではないながらも毒が口に含めるの。肉に刃が食い込むのを感じながら、その身体を抱けるの」 「…………そう、だったのよ。一回経験した上で、そうだった」 自嘲するように、話す声に笑いが混じる。 つらつらと言葉が吐き出されていく。 「あとは、単純にババアだからねアタシ。120越えてんのよ。だからそろそろもっかいやんなさいねって通達が来たわ」 (-372) rustyhoney 2021/09/08(Wed) 4:01:16 |
【秘】 情報屋 ムルイジ → 平凡 シェルタン「……そう」 眠り方までは頭が回らない。ただ、眠ったならまだマシかなんて思うだけだ。 今日こうしてまた眠れなくなっているのは、あまり頂けないことではあるが。 ミントの中にうっすらとラズベリーが混ざる香りを纏いながら。自分の香りがどんな印象を貴方に与えているかも知らないまま。 「……寝てるわよ。大丈夫」 嘘ではない。が、もう片方の問いには答えない。 答えられない。 (-384) rustyhoney 2021/09/08(Wed) 7:27:40 |
【秘】 情報屋 ムルイジ → 辺境の幼き人魚姫 シトゥラ「あぁ……お菓子すらダメなのね……」 押し付けられたイカの酢漬けに視線を落とす。 …空の胃に、酢は厳しい。そもそも、酢漬けが、得意ではない。そんなことは表面に少しも出さずに。 手をつけて、指先で摘み、一口。よく噛んで、飲み込んで、緑茶も一口。 「お茶は平気?」 貴方に出した分の緑茶を指す。無理なら無理して飲まなくてもいい、と言外に込め。 「そんなにダメなら、パンとかクッキーとかいきなり食べちゃダメよ。吐くのも食道に負担掛かるんだから。 ゼリーとか流動食から始めたほうがいいの、……知ってるでしょうに」 医療室にいる貴方の方が、絶対に自分より詳しいはずなのに。 ……食べる理由については、今は何も言わなかった。見てもらうこと、褒められることがどれだけ貴方にとって重要か、分からないから。 (-386) rustyhoney 2021/09/08(Wed) 7:35:01 |
【秘】 情報屋 ムルイジ → 運び屋 バーナード間が開いても促すことはなく。ただ、聞き漏らすことのないようにその間はシャワーを止める。 「馬鹿ね」 聞こえてきた一つ目のお願いに、何度も言った言葉を一つ。 呆れたような笑い声まじりに。 「言うわけないでしょ。そんな野暮なことしないわ。 ……隠し通すつもりってんなら考えたけど」 言われなくとも、話すつもりはなかった。誰にも。 髪に含まれた水分を絞る。そこそこに苦労しながら。 「残りのお願いは?」 (-437) rustyhoney 2021/09/08(Wed) 15:16:05 |
【秘】 情報屋 ムルイジ → 平凡 シェルタンムルイジは、考えることをよしとする。貴方が何をそんなに眠れないほど考えているのかは分からないけれど。 考えることこそが、人間を人間たらしめていると思っている。 「……そうねぇ」 身体を壊す、に否定はできなかった。 キャラメルが貴方の口に運ばれていくのを眺め。 それでも自分はそれに手を伸ばす気にはなれなくて。 (-438) rustyhoney 2021/09/08(Wed) 15:19:58 |
【秘】 情報屋 ムルイジ → 辺境の幼き人魚姫 シトゥラ「無理しなくていいわよ」 意思として声に出した。自分は、もう一口啜って。 「あぁ、あれ不味いのね…もう少しどうにかなればいいのに。 それとも、味がしっかりしてない方がいい?」 あまり味がいいと、それだけで『食べている』感覚が増えるから。 袋が取り上げられるのも、箱にしまわれるのも、不思議そうな顔で見ていた。 そのあと、意地悪い顔に視線を向けて。 「………アタシ変な顔してた?」 なぜ分かったのか、不思議でならなかった。 ほんのりと眉間に皺を寄せ。 (-441) rustyhoney 2021/09/08(Wed) 15:26:40 |
【秘】 情報屋 ムルイジ → ひとのこ ヌンキ貴方の言葉を、暫く黙って聞いていた。 労う色も、曇る顔も。ちゃんとわかる。 わざとらしく元気に明るく振る舞う皆の前の貴方より、中々どうして、ムルイジにとってはこちらの方が好ましいと感じてしまう程度には心配を受け取れている。 「……考えることは人間の特権よ。鈍いままでいるほうが、アタシにとって死ぬことより怖かったのよ。 アタシいつか、肉体より先に精神が凍りついて死んでしまうんじゃないかって」 質の違う恐怖がふたつ。どちらを取るか、という選択で、ムルイジは心を軋ませてでも『生きるための』恐怖を取っただけの話。 「折角死なずに済むようになって、それでもそれは肉体だけ。……精神のことって、まだまだみんな知らないんじゃないかしら? 物理的な部分だけ先走って終点に辿り着いちゃったのよ、人間は、きっと。 馬鹿よね、愚かだわ、そう思う」 酒をまた一口、もう一口。 胃がキリと痛む音のような感覚を、体内に感じる。 「痛みこそが、アタシにとって得るものだったわ、ヌンキ」 微笑む。心の底から穏やかに。無理して作ったいつも通りではなく。 ただ、ほんの僅かに眉を下げ、寂しそうな雰囲気も感じ取れたかもしれないが。 (-444) rustyhoney 2021/09/08(Wed) 15:41:27 |
ムルイジは、喫煙所にいる。煙草に火はついていない。 (a72) rustyhoney 2021/09/08(Wed) 16:00:00 |
【秘】 情報屋 ムルイジ → 運び屋 バーナード「そうね。……まぁバレるでしょうね。ラサルハグだって鈍くはないでしょうし」 声に混ざるのはどことない笑いと、ちょっとした暖かさ。 貴方が前を向く様子なのが、微笑ましくて好ましい。 思えば、泣き喚いても、ずっと貴方は歩みを止めることはなかったな、などと。 隣の壁から、トンと音がした。なんとなく向き直り、その向こうにいる貴方のお願いを聞き。 「………あぁ、もう」 情報屋なんて知り合いにして、なんて言葉は先に封じられてしまった。 言い訳を考える余裕も、……いや、 「…いいわよ。船を降りた後も、アタシを知っていて」 ムルイジ自身も、貴方ともう会わない、会えないのは勿体ない、と感じてしまった。 (-450) rustyhoney 2021/09/08(Wed) 16:23:09 |
【秘】 情報屋 ムルイジ → 辺境の幼き人魚姫 シトゥラ気が向いたら、にはそれでいい、と。 ぬるくなりすぎた、とかそういうときにはきっと言われれば淹れ直しもするだろう。 「……なんとなく分かったわ。凄く釈然としない味がしそう……」 今度自分も一度試してみようか、なんて考えつつちょっと思いを馳せて。遠い目。 「……………酢漬けがね、嫌いなの。イカに限らず」 喉にからむというか、鼻に突き抜けるというか。思い返してもう一度お茶を飲む。 「アナタって、本当に人をよく見てるわよね」 笑っている顔に対して、ほんのりジト目を返した。 すぐに仕方ないと言わんばかりに肩の力を抜いたが。 背負いすぎ、甘えろ、も。貴方に一番最初に言われたんだった。 (-471) rustyhoney 2021/09/08(Wed) 17:42:15 |
【秘】 情報屋 ムルイジ → ひとのこ ヌンキ「思うに、人間は人間であらねばならなかったのよ。思考しないなら機械でいいもの」 これだけ技術が発達した中で、それでも人間であらねばならない。 そして、その思考を拾ってくれる者のおかげで、思考を続けていられる。 「馬鹿よね。でも馬鹿でもいいわ。その方がきっと愛せる」 それが例え自分だけは除外した言葉でも、嘘偽りはない。 ただし、……本当に愛するものから自分を除外していたとしたら。 こうして貴方と会話を続けることはなかったし、自分の元に寄る貴方を見ながら黙っていることもなかっただろう。 抱擁を避けることはない。冗談と済ませるために軽々しく抱きしめ返すこともない。 だらりと力を抜いて、貴方に身を任せ。 「……アナタの気持ちを、冗談にしなくたっていいのよ」 抱き締めたいと思ってくれたなら、それで。 (-475) rustyhoney 2021/09/08(Wed) 17:52:23 |
【秘】 情報屋 ムルイジ → アンテナ キュー『そうね、仕事ができないと休暇を取るしかないわね』 いつもの口調の、そこそこ早い送信速度。 『大丈夫?』 生き返ったあとの貴方の様子は、ちらほらロビーで見ていた。声が出ないらしいということも。 声を掛けるタイミングを逃しまくっていたが。 (-486) rustyhoney 2021/09/08(Wed) 19:03:58 |
【秘】 情報屋 ムルイジ → 運び屋 バーナード隣からの呟きは不明瞭。ながらも、難しそうな雰囲気はわかる。 くすくすと漏れる笑い声が伝わるかは分からないが、どことなく笑っているのは伝わるだろう、同じように。 前に進む光。その助けになれているなら、それを喜ばしく思う。 「えぇ。分かったわ」 約束のためには、自分だって立ち止まってはいられない。 同じ速度で進むことは難しいかもしれないが。 遠ざかっていくしっかりとした足音に軽く安堵の息を吐いて、自分はもう少し。 もう少しの間、頭から暖かいお湯をかぶり続けた。 (-487) rustyhoney 2021/09/08(Wed) 19:08:38 |
【秘】 情報屋 ムルイジ → 辺境の幼き人魚姫 シトゥラ「ひっどいこと言うわね……。じゃあ次はパジャマパーティじゃなく完全栄養ゼリー試食会だわね」 一人でそんな絶妙に微妙なもの食うてなるものか。 「………やり方が荒いわねアナタ…」 はぁ、とこれ見よがしな溜息。 立てられた親指を、人差し指でつつきにいく。若干のやり場のない八つ当たりを込めて。 (-488) rustyhoney 2021/09/08(Wed) 19:14:09 |
ムルイジは、シトゥラの連絡先を受け取った。送り返すかどうかを滅茶苦茶に悩んでいる。 (a95) rustyhoney 2021/09/08(Wed) 21:20:29 |
ムルイジは、他の全員に送られている幾つかの連絡先についても、同様に送り返すかどうかを滅茶苦茶に悩んでいる。 (a96) rustyhoney 2021/09/08(Wed) 21:24:54 |
【秘】 情報屋 ムルイジ → ひとのこ ヌンキ抱き締められる頭に、茶化すような笑い声を上げようとして。 上手くいかなくて、肩の震えだけが伝わっただろう。 ふざけてなら抱き締め返せる。なのに今、こんなにも両腕は重い。どうしていいのか分からない。 けれど、案外居心地は悪くない気がする。どんな顔をしているのかは、自分にだって分からないのだけど。 アタシなんて気にしなくていいのよ、と、言いかけてやめた。 素直にその愛情を受け取っておこうと思った。 それだけで胸が詰まる気がする。何か醜いものが溢れそうだ。 それでも。 そうやって、6日目の夜に身を任せた。 明日、また生きるために。 (-517) rustyhoney 2021/09/08(Wed) 21:33:48 |
【秘】 情報屋 ムルイジ → アンテナ キュー『休職、ってことになるのかしらね』 『休むことに対する不安は普通の心の動きよ、大丈夫』 カウンセリング室から出られないほどではない、というのは分かる。程度は分からないにしろ。 自分にできることといえば。 『じゃあ、目一杯旅行楽しみましょ♡』 不安よりも多く、楽しみを共有することくらいだ。 (-524) rustyhoney 2021/09/08(Wed) 21:41:14 |
【秘】 情報屋 ムルイジ → 平凡 シェルタン考えることに重きを置いている。だからこそ貴方が何を考えているかは聞かない。 けれどその中で、問われるのならば。 「えぇ…?そうねぇ、辛いものを食べましょ、って話したわよね。 アタシは所謂和食って呼ばれるものが好きだけど、和食って辛いものそんなにないのよね……。 キムチチゲとかも好きだけど……やだ、全然辛いもの思いつかないわ」 頭を回す。どうでもいい話をするために。 目の前の貴方のために。 (-526) rustyhoney 2021/09/08(Wed) 21:46:36 |
【秘】 情報屋 ムルイジ → 辺境の幼き人魚姫 シトゥラ「微妙さを共有しましょ。……まぁ、えぇ、ときめきはしないわね……」 不味いと騒げるほどの不味さではないらしいのが地獄かもしれない。 隠されれば、指を引っ込めて少し笑い。 「何にも背負ってないつもりなんだけどね。……楽になったわよ、少しくらいは。ありがと」 (-527) rustyhoney 2021/09/08(Wed) 21:53:15 |
【秘】 情報屋 ムルイジ → 運び屋 バーナード少し時間が空いた後に、ピコン。 連絡先はある。本船の住所まである。 ただ、メッセージは無しだ。 何を書けばいいか分からなかったので。 (-529) rustyhoney 2021/09/08(Wed) 21:54:51 |
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