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【神】 遠望 フィウクスどこかでカラスが鳴いている。 敷地の隅。 森にほど近く、けれどやはり踏み入りはしない、境界の場。 その場所にとどまって、ただそれを聞いていた。 午後の事だった。 カラスは賢く、ときに人の顔さえ見分けるのだと言う。 ワタリガラスは一般的に善いものとされ、 多くの逸話で人々に重要な事を知らせる役目を担っていた。 どこにも行けない自分の代わりに外の世界を見てくれる。 子どもの頃から、そんなワタリガラスが居てほしかった。 叶うとも思っていなかったが。 (G0) unforg00 2022/05/05(Thu) 11:54:16 |
【独】 神経質 フィウクス/* こうして見ると結構なんというか 病気のせいで閾値越えると感情優位になってしまうだけで 考え方そのものは愚かではないっぽいんですよね(他人事)。 手癖でいつもの理屈こねこね男になってるだけじゃないですか? はい………その通りです……… (-78) unforg00 2022/05/05(Thu) 12:14:50 |
【秘】 神経質 フィウクス → 月鏡 アオツキその日のどこかの時間。 授業を放棄して、自由になった時間であなたを探す。 そのうちに姿を認めれば、 「──お時間よろしいでしょうか、先生」 なんて、畏まったふうにしているのは言葉だけ。 元は先輩にあたるから、歳上だからといって。 あなた達実習生にも遠慮はしない。この病人にそんな余裕は無い。 声色はいつも通り無愛想でどこか不機嫌そうなもの。 「あんたに聞きたい事がある」 「"教育実習生のアオツキ"じゃない。 或いはそれを含む一人の人間、個人としてのあんたにだ」 (-81) unforg00 2022/05/05(Thu) 12:38:19 |
【秘】 神経質 フィウクス → 雷鳴 バット先日は姿を見せず、 今朝は以前より早くに食堂を後にして。 姿の見えないあなたを、今度は少しだけ意識して探す。 皮肉な事に、こんな時だけは病的に過敏な神経が役に立つ。 「…………」 何処かの一人部屋に誰かの気配を感じればノックをして。 何処かに見覚えのある人影を見れば、 以前のように、遠巻きな距離のまま、一度だけ名前を呼んで。 何れも返答が無いか、或いは。 どこにも居ないなら、適当なところで切り上げる。 何も一人で居たい所を邪魔したいわけじゃない。 (-82) unforg00 2022/05/05(Thu) 12:48:32 |
【神】 神経質 フィウクス>>G1 エルナト 「お前達の声よりは、よっぽど。」 あいも変わらず無愛想な返事と共に。 片側だけの視線がじろりと声の主の方を見た。 「こんなところでもなきゃ誰かが居る」 「こんなところに来る奴はそう居ない。 俺の気に障るものは少ない。 そう考えてここに居たが、お前が来たから潮時だな」 出たい訳でもないのに。 問い掛けに続く言葉に不機嫌そうに眉根を寄せて。 その後に、随分と余計な刺のある答えを寄越した。 言葉に反してその場を動く様子は無い辺り、 今は自分から立ち退くつもりは無いようだけど。 遠くの方で、森の中から、鴉がまた一羽飛び立っていった。 (G2) unforg00 2022/05/05(Thu) 18:58:09 |
【秘】 神経質 フィウクス → 雷鳴 バットドアノブが回れば遠慮も無く部屋へ立ち入って、 閉じたドアに背を預けるように凭れ掛かった。 余計な気を回す義理はない。 内鍵は掛かっていなかったし、入るなとも言われなかったから。 「別に。少し聞きたい事があっただけだ」 だから椅子を引く必要はない。立ち話で構わない。 謝罪と気兼ねする言葉には素っ気ない返事だけ。 「お前が長く入り浸るほど気に入ったなら、 この部屋も、あのお節介も浮かばれるだろうな。 ……こうして隠せている間は良いだろうが、 医者や他の大人達に嫌になるほど言われた事だろうが。 いつまでもずっと、隠し通せるものじゃないだろ。」 「……お前は、…」 どうするつもりなんだ、と問い掛けようとして。 あなたはどうにも意思決定が苦手なふしがある事から、 ほんの少し押し黙って、言葉を選ぶような間。 「隠す以外のやり方は見付けられたのか?」 (-109) unforg00 2022/05/05(Thu) 19:27:19 |
【秘】 神経質 フィウクス → 月鏡 アオツキ「俺は自分で居場所を作る事にした。 その為に打てる手は一つでも多く打たなきゃならない。 あんた達のように一度放り出されて戻って来るんじゃなく、 望むなら卒業後もここを出なくて済むように。」 表情は変わらない。相変わらずにこりともしない。 片側だけの冷たく鋭い視線が、 ただじっと笑わないあなたを見ている。 「だからあんたがあんたのやり方でここを変えるなら、」 「 それはもう俺にとっても他人事じゃない 」努めて感情を押し殺すように。 淡々と言葉を連ねて、一度息を吐いた。 「曲がりなりにも"後輩"として、 "先輩"のお考えをお聞かせ願いたい」 この場所を自分に都合の良いように。 そのように変えるという手段はあなたと同じ。 行き着く先が近いのであれば、あなたに倣うのも悪くはない。 それぞれの望む形がほんの少しの譲歩も許さず、 根本的に相容れないものなら、その時はその時だ。 (-110) unforg00 2022/05/05(Thu) 19:49:46 |
【神】 神経質 フィウクス>>G3 エルナト 「人が烏になれるとでも思っているのか?」 気楽な笑みに返るのは辛辣な否定だけ。 こうして思った事をそのまま言葉にできるだけ、 まだマシというのはそうなのだけど。 「逃げ場を潰されて良い気がする奴はそう居ない。 …お前の泣いてる顔を見て、 少しでも気が晴れるならそうしてもよかったな。」 そうすれば差し引きはゼロだった、と。 恐らく病の影響こそあれど、 多分きっと、元々あまり性格は良くなかったんだろう。 そんなふうに感じそうな返答。 「……お前は、」 「外に帰る場所はあるのか?」 仮に、やっとのことで抜け出した先に、何も無いのだとしたら。 この場所には帰る場所さえ無い者の方が多い気さえする。 視線は木の傍に立つあなたを通り越し、森の方へと向けて。 けれど実際は、もっとその向こうを見ていた。 (G4) unforg00 2022/05/05(Thu) 20:11:22 |
【独】 神経質 フィウクス/* ストレートな苛立ちとかは当然捻じ曲げられないから、 その辺を思ったままスッ!て言える間柄が一番楽なんですよね。 思考と感情に矛盾が出ないから…… 本意ではない事を言っちゃうやっちゃうのがまあ結局の所は 一番……キツ!!!!!なので…… 人を好きになるほど辛くなる オォ〜人と触れ合えないよ (-115) unforg00 2022/05/05(Thu) 20:23:00 |
【独】 神経質 フィウクス/* この学校の体制根本から引っ繰り返すなら 内部で新しい宗教始めるのが一番早くない?って思ってたら 本当に宗教やろうとしてる人が出てきたな(語弊) (-140) unforg00 2022/05/05(Thu) 23:17:20 |
【秘】 抑圧 フィウクス → 半分の仮面 リアン「……結局のところは… 誰も彼も、どちらがマシか、でしかないのか」 呻るように低く呟いて。 じりじりと臓腑を焦がすような感情を腹の底に沈めた。 誰も彼も、きっとどう生きても苦しむ事になる者ばかり。 いと賢き主神は片眼を失う代わりに知識を得たのだと言う。 あなたは、その片眼から失われた光は、 それを差し出すに見合ったものを得られたのだろうか。 「…自分で自分を大切にできない奴に助けられたって、 俺はちっとも喜べやしないが」 わかっていた事ではあるけれど、やっぱり。 病で、自分の事で精一杯で、周囲を顧みる余裕も無い自分には。 あなたのそれは、理解も共感も及ばないな。 (-151) unforg00 2022/05/06(Fri) 0:35:52 |
【秘】 抑圧 フィウクス → 半分の仮面 リアン膨大な理性で思考と感情を分離させて。 押し殺した感情を吐き出すようにまた息を吐く。 「俺は結局、厄介払いの為にここに売られたんだろう」 ずっと心のどこかでそうなのだろうと思っていた。 この場所へ追い遣られて数年もすれば、いい加減気付く頃。 何よりあの家の事は自分がよく知っている。 「……唯一の恥とも言えるものが戻って来ずに済むなら。 今となっては殆ど他人のようなものと言えど、 あの家も少しは協力してくれるだろうさ」 フィウクス・フィヨルスヴィズという人間は。 あの家にとって唯一の汚点だった。 たくさんの兄弟や姉妹はそれぞれの才能を持っていたのに、 自分が持って生まれたものはこの病だけだった。 それも、半ば厄介払いの形でここに売られる事で ようやく価値らしいものが生まれたようなものだ。 結局はこの病だけが自分の価値だった。 (-152) unforg00 2022/05/06(Fri) 0:36:54 |
【秘】 積怒 フィウクス → 半分の仮面 リアン「…それでもだ。 卒業するまでの時間でできる事は限られてる。 あれもこれもと一度に手を伸ばせば全て取り落とすだけだ。 だから俺は、 今は今後もここに残る事だけを優先する 。卒業後もこの場所で生きていく道を、 この場所の中で完結させられるようにするのが先決だ」 「体制を、在り方を変えるのは、その後の話になるだろうな」 場所は、人は、そうすぐに変える事はできない。 物理的な話で言うならば、ある程度はどうにかなるだろう。 けれど、精神的な在り方、理念はそう簡単には変わらない。 「この場所に望む未来があるなら、せめて、その時まで。 お前がここに居なけりゃ意味が無い事だけは覚えておけ。 でなきゃ……俺は今度こそ腹に据え兼ねそうだ」 目には見えない何かが変わるその時まで、 自分達が耐えられるかもわからない。 そんな気の長い話になりそうだ。 (-153) unforg00 2022/05/06(Fri) 0:39:15 |
【神】 神経質 フィウクス>>G5 エルナト 「残念ながら俺は現実主義らしい」 良く言えば大らかな返答を、悪く言えば無愛想に一蹴した。 あなたはきっと、自分の考えと他者の考えを 切り離して考えられるから否定的な言葉を気にしないんだろう。 下手に顔色を窺われるよりはずっといい。ただ、 「 嫌だ。断る。 怒るのに許可だって要らないだろうが。はいどうぞ怒ってくださいと言われて、 ご丁寧に怒ろうと思う奴が何処に居るんだ?」 そういうところは少し気に障る。 そのような言い方をする人種は、大抵が 相手がこう返す所まで想定しているだろうと感じるのが、余計に。 「随分楽観的だな」 溜息を吐いて苛立ちをまた一つ沈めた。 「誰もが卒業までに病を克服するとも限らない。 病が治ろうと治るまいと、 帰る場所も無ければ居場所も無いかもしれない。 こうして俺と無駄話ができるほど時間が余ってる内に、 保険の一つくらい掛けておいた方がいいんじゃないのか」 それだけ"いい性格"をしていれば、 案外どうなっても生きてはいけるのかもしれないけど。 それが楽というわけでもないだろうし。 (G6) unforg00 2022/05/06(Fri) 2:01:56 |
【秘】 神経質 フィウクス → 雷鳴 バット腕の向こう、随分と偏った食事の品目と。 それから、怖じ怖じと顔色を窺う子どものような様子を。 それぞれを一瞥して、けれどそれだけだった。 食事の内容については大人達の指導すべき事であって、 教育実習生ならまだしも、自分が関与するものではない。 であればやっぱり、自分が口煩く言う義理は無い。 フィウクスはジャステシアや他の高等部の生徒のように、 誰かの面倒を見るだとか、そういった事は殆どしない。 自分はそうされるのは好かないし、それができる人間でもない。 「……アオツキが。 俺は頼んでもないのに自由に使えと寄越して来た 正直持て余してるんだ。 お前が時々使うくらいがちょうどいいんじゃないか」 その後にこの部屋を貸し与えた人物を問われれば、 やはり返答はどこか突き放すような、素っ気ないものだった。 こうして現に有効活用されている事を思えば、 自分は一度くらい件の人物に礼でも言うべきなのだろうが。 (-168) unforg00 2022/05/06(Fri) 3:49:28 |
【秘】 神経質 フィウクス → 雷鳴 バットそれから。 「……そうか」 あなたの答えへの返事は、ごく短いものだった。 回りくどく、そして根本的な解決には至らない。 そんな治療なのだろうと薄々察してはいた。 こうしてあなたがここに居る時点で、 それは病と直接的に関連するものではないか、或いは。 即座に病状が大きく和らげられるような治療は行われていないか。 答えが概ね二択となるのは明白だった。 「お前は。」 「抱えた傷や病を治して外へ出たいのか、それとも。 何処であっても、嫌な目で見られる事を、怒られる事を しなくて済むならそれで良いのか。」 「 お前はどうなりたいんだ ?」わからないのであればわからないでもいい。 この場に於いてはそれも一つの答えだろう。 ふとした問いへの答えを受け取れば、 ドアから背を離し、踵を返して部屋を後にするつもりでいる。 (-169) unforg00 2022/05/06(Fri) 3:50:41 |
【秘】 苛々 フィウクス → 月鏡 アオツキ「誰にも関係ない事だろうな。 あんたは誰も当事者にしようとしていないんだから 」あいも変わらず不機嫌そうに言い放つ。 この苛立ちが何によるものかは知れないが、 何であっても今は些細な事と腹の底に押し込んだ。 「否定はしない。同意はともかくとして。 理解も共感もきっと俺にはできない事だろう。それでも」 「 あんただって、協力者は多い方がいいんじゃないか 」抱える病ゆえに『普通の』情動さえ理解できない。 あなたの事をよく知りもしない。教えられていないから。 それでも結託する事はできないわけではない。 「あんたの望むものを正しさとしたいなら余計にそうだ。 正しさの定義はいつだって多数派が決める。 それをあんた一人の手で、一から推し進めるのは 随分と確実性に欠ける、非効率的なやり方だとは思わないか。」 「それとも。 そんなに他人を巻き込むのが怖いのか?」 (-170) unforg00 2022/05/06(Fri) 4:23:07 |
【秘】 抑圧 フィウクス → 月鏡 アオツキ「俺は極論居場所があるならなんだっていい。 そこが俺のような──病を自己の一部と受け入れるような。 そんな人間を否定しない場所でさえあれば。 けれどそれは外では叶わない、きりがない事だ。 外の世界はここと比べて、変えるにはあまりにも広すぎる」 その場所の全てが自分に特別優しくなくとも構わない。 『普通』という目に見えない曖昧な定義によって、 逃げ場も無く絞め殺されさえしなければそれでいい。 けれど『普通』が正しい外の世界ではそれさえままならない。 「だから結局は、俺はここに残る事になる。 たとえあんたにとっては望まない事であったとしても。 きっと長い付き合いになるんだろう」 「あんたが途中でしくじらない限りは。 どうせ遅かれ早かれそうなるんだ。 であれば今から共謀者になったって問題は無いだろう」 「それに、」 (-171) unforg00 2022/05/06(Fri) 4:29:18 |
【秘】 異端審問 フィウクス → 月鏡 アオツキ「──俺のような、いつ手を噛まれるとも知れない狂犬は」 「今の内に飼い慣らしておくに越した事は無いと思うがな」 (-173) unforg00 2022/05/06(Fri) 4:30:08 |
【独】 神経質 フィウクス/* とか言ってるけどこの異端審問恋窓にブチ込まれてるんです エ〜ン エ〜ン あの天然誑が悪いんです (-172) unforg00 2022/05/06(Fri) 4:31:58 |
【秘】 苛々 フィウクス → ライアー イシュカ「同室者が居ると放鳥しづらいだろ…… 面倒だからやめた。鼠なら殆どケージの中だけで済む」 鳥は寿命が長いから、とは言わなかった。 下手をすれば自分の方が先に死ぬかもしれない。 その上家族も居ない身で、そうおいそれと飼えはしなかった。 「そう大きいケージでもないが…何処に持ち出せって言うんだ。 共有スペースに持って来いとでも言うつもりか? 俺は絶対に嫌だが…… 」籠ごと連れ出せなくはないが、場所が問題だ。 この問題児の病にとって人気の多い場所は毒でしかなく、 つまり共有スペースに滞在する事は拷問じみている。 それゆえぶつくさと文句は言うものの、まあそれはそれ。 これは適当に人気の少ない所を指定すれば済む話。 「……殺すと角が立つからな」 だから勝手に死ぬのを待つんだろうな。 吐き捨てるような独り言。 その後に、何処かへと踵を返した。 (-175) unforg00 2022/05/06(Fri) 5:00:02 |
【独】 神経質 フィウクス/* そういやもう一回天然誑監視したらどうなるんだろう また誑かされんのかな。多分何も起きないと思うけど…… もうロール的はパス連打になりそうだし おもしろそうだから一回だけデバッグしていい?(カス) (-174) unforg00 2022/05/06(Fri) 5:08:20 |
【秘】 抑圧 フィウクス → 半分の仮面 リアン「……どうせ人生なんて不公平なギャンブルの連続だ」 以前に誰かに言った事を繰り返す。 結局の所、自分達は配られたカードの内 最もマシ、に見えるものを選ぶ事しかできない。 こうして追い詰められ決断や選択を強いられる事だって、 決して良い事ではないのだろうけれど。 全てはきっと、タイミングや廻り合せの差でしかない。 「ただでさえ俺達は莫大な負債を背負わされてるんだ。 後ろ盾だって無いに等しい。 あまり手段を選んでもいられないだろうな…」 ここ数日の自らの行いを思い返す。 自然と声のトーンは低いものになってしまう。 選ぶ側になる事は、都合の良い事でもあったけれど。 (-176) unforg00 2022/05/06(Fri) 6:19:39 |
【秘】 苛々 フィウクス → 半分の仮面 リアン「………なんだ…? 既に腹が立って来たな…どうしてだと思う?」 多分これは実に理不尽な怒りなのだけど。 それが何によるものかは定かじゃないな。 「…はあ……俺は疲れた。もう行く。 暇で仕方ないなら勝手に誓約書でも書いておけ」 そんな情動を溜息に乗せてどうにか流した後。 一方的に言うだけ言って踵を返した。 そのため、まあ当然面白い事は起きなかったわけで。 この場での一連の対話の中だけでも。 ままならない感情を抑え付ける事に随分と神経を擦り減らしたのは 事実と言えば、事実でもあった。 (-177) unforg00 2022/05/06(Fri) 6:21:03 |
【独】 神経質 フィウクス/* ひー 返す返すも何らかがやばい人しかおらんねオレの周り ほぼ全員精神性か境遇か病状どれか一つはやばいよ (-191) unforg00 2022/05/06(Fri) 13:09:32 |
【神】 苛々 フィウクス>>G7 エルナト 「疲れてるんだよ。誰かのせいで」 誰のせいとも言わないけど。 夢を見るのも億劫なくらい。 控えめな笑みも宥める声も気に障る。 気に障るから、敢えて噛み付くような事を言う。 あなたの保つ距離には届かないと知っているから。 それは幾ら憤れど大人には決して届かない事とよく似ていて、 やっぱり何かが、少し違う。 「俺は好きじゃない」 「 好きじゃないし、嫌いだ 」好きじゃない、だけなら嫌いじゃない、なんて。 なんとも都合の良い受け取り方をされる前にそう付け足した。 嫌いだ。唯一素直に口に出す事のできるこの感情を、 それさえ曲解されてはかなわない。 「心配なんかする義理もない。 馬鹿な事をしてる奴が居れば苦言の一つも出るだろ。 ……お前の能天気さは…羨ましいくらいだよ」 「その言葉通り、お前が二度とここに戻って来ない事くらいは 俺から願っておいてやってもいいかもな」 (G8) unforg00 2022/05/06(Fri) 13:37:10 |
【独】 神経質 フィウクス/* フワフワのネコチャンにされています……… こういうふうに嫌い!と思うのは正当な感情なので やっぱり思考と感情でねじれる事が無くて楽なのはそうで 世界のバグ バグだよ〜っ バグっとるのはこいつの心ですが… (-206) unforg00 2022/05/06(Fri) 15:48:08 |
【独】 神経質 フィウクス/* それはそれとしてやっぱりなんか オレは塩対応を上手いこと受け流されるのが好きみたいです… ものすごく"領域"に入っています。 (-207) unforg00 2022/05/06(Fri) 15:52:04 |
【神】 神経質 フィウクス>>G9 エルナト 「その気味の悪い言い方をやめろ」 沼に杭、であったとしても。 この嫌悪もまた一方通行であったとしても。 拒絶を示す事を我慢する気にはなれないし、 眉を顰めて露骨に嫌そうな顔だってした。 無駄吠えであったとしても何か言った方がまだマシだ。 何も言わなければ、余計に都合の良いように取られそうだ。 多くの人間達が、悪意からではなく、けれど残酷に。 口の利けない動物の行動を都合良く解釈するように。 「戻って来た日には、良い反面教師になれるだろうな。 ここを出る前のお前がどれほど楽観的だったか。 それくらいは覚えておいてやってもいい。 ……どうせ俺は、ここに残る事になるだろうからな」 「お前が嘘つきの鴉でなきゃいいが」 小さく鼻を鳴らして、 気難し屋は無駄話は終わりとばかりに踵を返した。 その後ろ、どこか遠くでまた一つ、鴉が鳴いた。 (G10) unforg00 2022/05/06(Fri) 16:26:17 |
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