人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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【秘】 無敵の リヴィオ → 陽光の元で ニーノ

声をかけられたなら、勿論YESと答えよう。

君からのお誘いを楽しみにして夜を空けていたんだ。
断るはずもない。

連れられるままに屋台のご飯を買い、
適当なベンチでのんびりしようか。
君から何かおすすめがあるなら、それを手にして。

話が切り出されるまでは他愛ない話を語りながら。
(-142) sinorit 2023/09/15(Fri) 12:02:08

【人】 無敵の リヴィオ

耳をすませば法の話が聞こえてくるが、
だからといってここでも何かを成せる訳ではない。

それに今は、
高いところに上って下りられなくなった子猫の救出が先だ。
しかしどうすればいいかは全く思いつかないので、
まずは優しく語りかけながら両腕を開いて抱きとめる姿勢。

「子猫ちゃん、下りておいで」

勿論子猫は震えるのみで下りてこようとはしない。
さてどうしたものかと見上げながら首を捻る。

こういう時、猫のエキスパートはどうするんだろうか。

#路地裏
(30) sinorit 2023/09/15(Fri) 12:16:27
リヴィオは、仕事を放っぽって子猫を眺めている。 #路地裏
(a8) sinorit 2023/09/15(Fri) 12:17:04

【人】 無敵の リヴィオ

>>32 ルチアーノ

首を捻りながら眺めていれば近くから知人の声。
足音は聞こえていたものの、
子猫ちゃんに夢中でその声が聞こえるまで気づかなかった様子。

「…おや、猫のエキスパートのルチじゃないか。
 こんなところで会うなんて偶然だね。
 そんなに俺と子猫ちゃんに会いたかったのかな?」

冗談混じりに笑いながら、君から告げられた言葉に頷いて、
か細く鳴く子猫へと手を伸ばす。

子猫は怯えるように威嚇してくるものの、
どうにかして下りる手段が欲しいのだろう。
男の手に捕まえられて何とか無事、
高所に取り付けられた室外機の上から下りることが出来た。

しかし男が安堵するように笑みを浮かべた瞬間、
もう用はないとばかりに男の手の甲に赤い線を残して、
さっさと奥の方へと逃げていく。

男はと言うと、手の甲の線と子猫を数度眺めた後、
君へと視線を移し肩を竦めて笑った。

「…………ツンデレというやつかな?」

#路地裏
(41) sinorit 2023/09/15(Fri) 19:28:27

【秘】 無敵の リヴィオ → 陽光の元で ニーノ

君が一枚を食べ切る頃、男は先に食べ切っていて。
ゆっくり食べればいいからねと声をかけながら、
君と同じブラッドオレンジジュースの入ったカップを傾け、
のんびりと他愛ない話を続ける途中に喉を潤す。

やがて切り出された言葉は、
何となく予想はついていたものだった。

以前君に聞かれた時、その簡単な経緯だけを話し、
それ以降は特に、話す機会もなくそのままだったから。
もしかすると、いつかに問われるんじゃないかと。

「どうして、か。…そうだね、家は関係しているよ。
 俺を引き取ってくれた夫婦の……父さんが警察でね。
 色々あって辞めてしまったようだが、
 出来ることなら子にもその道を歩んで欲しかったらしい」

だからその道を歩くように警察を目指した。
幸い、児童養護施設で引き取るくらいだ。
それなりに裕福で勉学は満足にさせて貰えた。
その結果、今こうして望む道に辿り着けたという訳だ。
(-183) sinorit 2023/09/15(Fri) 19:43:51

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

「はは、分かるよ。俺も書類は苦手だ。
 …俺は警察になった時点で、ちゃんと望まれた道を歩めたから。
 だからそれ以上に、出世だとかは興味がなくてね」

こう見えてそれなりに真面目に働いているんだ。
手を抜ける時にふざけたことをしているだけで。
続けられる言葉に僅かに目を細めて笑いながら、
腰掛けた椅子の背に深くもたれ掛かる。

「運命共同体ってやつかな?
 君とそういう関係になるなんてね」

自分だけなら落ちたとて何も思わないが、
君を思えば上がる方がいい。
相反する心を抱きながら君に頷いて。

「…あぁ、そうだね。俺はそれなりに従うつもりでいるし、
 そこは安心していい……今はね」

含みを理解しながら細めた目を閉じる。
男は、出来ればそうならないままに最後まで、
自分を使ってくれと小さく願う。

別に、その行いへと躊躇いがある訳ではないが。
(-184) sinorit 2023/09/15(Fri) 19:54:08

【赤】 無敵の リヴィオ

グラスの中の小さな波に時折視線を落とし、
端末の振動音にまた、顔を上げ記されたものを視界に映す。

『了解です。アリソン女史にAlberoもお気を付けて』

『一先ずはイレネオを摘発。
 無事に済んだその後に、どちらかを考えましょう』

危険な芽は早々に摘んでしまいたいが…。
どちらも同じくらいに注意すべき存在ならば、
早急に決めずとも、時が来れば自然と決まるだろう。

揺れる船上で緩やかにグラスを傾けて、
横目に、煌めく灯りを眺め続けていた。
(*16) sinorit 2023/09/15(Fri) 20:07:10

【人】 無敵の リヴィオ

>>42 ルチアーノ

「しかし俺よりも扱いを心得ているだろう?
 それはもうエキスパートの部類じゃないか?」

猫に限らずという余計な言葉は飲み込んだ。
言葉にはその意図が含まれていたかもしれないが。

「ふむ、ご利益か。まぁ俺だからね。
 そういう効果もあるかもしれない。
 つまり今日の君はとてもラッキーということだ」

何がラッキーなのかは全くもって不明だが、
自信満々に君に笑いかけながらハンカチを取りだし、
赤い線の上へと被せて君へと頷く。

「あいにく治療道具は持ち合わせていないな。
 良ければその素敵なマダムの店へエスコートしてくれるかい?
 振られてしまった悲しさを癒したい気分だ」

そうと決まればさっさとこの場から抜け出そう。
長居すればするほど傷が痛んで悲しみが増してしまう。

#路地裏
(43) sinorit 2023/09/15(Fri) 20:19:58

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

本当は他にも理由があるが、
それをわざわざ自らで語ることはない。
開いた瞳でコーヒーを啜る君を眺め、
同意するように頷いた。

「…あぁ、こちらこそよろしく。
 聞きたいことは……そうだね」

考える素振りだけをとって、直ぐに緩く首を振る。
理由はちゃんと聞けた。
それ以上に欲しいものは今のところ思いつかない。

どちらかと言うと君の方がまだ、
聞きたいことがあるんじゃないかって。
そう考えながら、隣に置いたボトルに手を伸ばし。

「…何かまだ聞きたいことがあるなら、
 俺の家においで。その方がきっと、話しやすい」

はぐらかすように終わらせるのもなんだからと、
そんな誘いをひとつ残して、椅子から立ち上がった。
(-286) sinorit 2023/09/16(Sat) 18:45:24

【赤】 無敵の リヴィオ

/*
告知について了解しました!

一応念の為の確認ですが
襲撃セットに関して全員でセットでよろしかったですか?
樹木子や猫又等を考えてかつ
襲撃相手とのやり取りを考えて一人にするか
全員セットで襲撃も全員で向かった形でいくか…
どうだろう?と考えてしまったので相談失礼いたします。

ちなみに今はイレネオさんにセットしております。
運営ちゃんにはまだ未連絡ですが…!
(*19) sinorit 2023/09/16(Sat) 18:58:30

【秘】 無敵の リヴィオ → 陽光の元で ニーノ

瞬きを繰り返す君へ視線を向け、
増えた問いに笑みを浮かべて口を開いた。

「…そうだね、恩返しがひとつ。
 それと……褒められたかったのかもしれないね」

だから、警官になりたいと考えてのことではない。
もちろん、憧れてのことでもない。
君と同じではないかもしれないが、
その形は本当によく似ているのかもしれない。

「あの時の俺にはなりたいものがなかったから。
 それも、決められた道を歩んだひとつの理由だ」
(-292) sinorit 2023/09/16(Sat) 19:16:30

【人】 無敵の リヴィオ

>>51 >>53 ルチアーノ

「へぇ、用事か。ここでゆっくりしてて平気なのかい?
 運のあるうちにさっさと向かう方がいいかもしれない。
 …あぁでも、エスコートはしきってくれよ?」

ツキを分けるって意味でもね。
再度冗談めかして笑いながら君の隣を着いて歩けば、
あっという間に目的地へと辿り着いた。

「はじめまして、素敵なレディ。
 お手を煩わせてしまうが、お願い出来るかな。
 …何、可愛い子猫ちゃんに振られてしまっただけさ」

丁寧な所作で頭を下げ、まずは傷の手当をお願いする。
てきぱきと癒されていく傷のおかげか、
もうさっぱりと心の傷は癒えたかもしれない。

手当をされながら数あるメニューを眺め、
迷った挙句に君へと問いかける。

「ここのおすすめを聞かせてくれるかい?ルチ。
 俺はそのおすすめを頼むことにするよ」

#路地裏
(63) sinorit 2023/09/16(Sat) 19:47:59

【秘】 無敵の リヴィオ → 黒眼鏡

届いたメールを眺めた男は、ただ頷きだけを返す。
それからすぐ、見送られるままに、
やはり誰よりも先に会合からその場を後にしたのだろう。


もちろん、この頷きはこのメールに対し、
全て行う上で頷いた訳ではないが…
それをわざわざ語るような男ではなかった。
(-299) sinorit 2023/09/16(Sat) 19:58:50

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

「…はは、別に聞かれなければ答えないだけだ。
 それに、はぐらかしても君は後で問いかけて来そうだしね」

それなら最初から話をする方がお互いに楽だろう?
こうして、話す機会があるうちにね。

「もちろん、来なくても構わないよ。
 …俺はどちらでも構わないんだ、ニコロ」

どうする?問いかけるように男の首が傾いた。
(-322) sinorit 2023/09/16(Sat) 21:43:43

【赤】 無敵の リヴィオ

/*
アッ かしこまりました!
メールと忘れ物でもしや?とは思いましたが…
それではN.N.は今回パスにセットしておきますね

別行動、あるいは今回は留守番役ということで

Alberoの行動についてはお任せします
あくまでN.N.のセットがパスという形で…
我々が一気に落ちることはなさそうですが念の為!

運営ちゃんにもパス連絡しておきます
樹木子と猫又に恐れているN.N.PLより…
(*22) sinorit 2023/09/16(Sat) 21:57:12

【秘】 無敵の リヴィオ → マスター エリカ

/*
運営チャン!ご連絡遅くなりました!
本日の能力行使ですがリヴィオは「パス」にセットしています
さっきまで全体でしたが相談した結果…

遅く!なって!すみませんーーー!!!!
これ以降変更はないのでご安心くださいませ
次回以降はもう少し早めに連絡出来るようにガンバリマス
(-325) sinorit 2023/09/16(Sat) 22:01:45

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

君が考える間、男は黙って翠眼を向け続ける。
しかし答えを聞けば、笑顔で頷いて。

「OK、それじゃあ近々……今夜でも構わない」

また明日、その明日が来るかなんて、
今の状況では何も言えない。
それなら早めにどうだろうと誘いをひとつ増やした。

「家はここからそう遠くない。
 出社しやすいように近くを選んだんだ」

徒歩で通勤出来るくらいの距離。
口で説明するのもなんだからと一緒に帰りに向かうか。
あるいは君の連絡先に住所を送るかの二択。
家へ招待するのは君が初めてだから、
どの方法が楽なのかあまり思い付かなかった。
(-334) sinorit 2023/09/16(Sat) 22:52:20

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

「はは、分かった。それじゃあ今夜よろしく。
 聞きたいことを考えておいてくれ」

とは言っても、話す内容によって続く質問は異なるだろう。
考えたところでものによっては問となることなく消える。
軽い自宅飲み程度の緩さで考えているくらいが丁度いい。

「それじゃ、仕事が終わり次第君の部署で」

迎えに行くよ、言葉にはせずとも暗に含んで。
この時は一度、 解散の流れとなるだろう。
(-354) sinorit 2023/09/17(Sun) 0:01:07

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

/*
こんばんは、夏に瓶ラムネです。

このまま続けても良さそうであれば
迎えに行った後の描写でお送りさせていただくか
あるいはお送りいただければその続きを描写いたします。
家に着いた時点からでも問題ございません。

勿論お手隙であればとなりますので
更新後でも大丈夫です。

誘いに乗っていただきありがとうございます!
(-358) sinorit 2023/09/17(Sun) 0:04:59

【秘】 無敵の リヴィオ → 陽光の元で ニーノ

君が言葉を振り絞るのに、
葛藤するような様子を見せる理由は分からない。
だからこそ、君の動き全てを翠眼は捉え、
しかし何かを急かすこともなくただ見つめるだけ。

それが1分、10分、1時間。それ以上だとしても。
一度だって、急かそうとは思わない。

絞り出された問いを聞き、
男は手にしていたカップから手を離す。
隣に置かれたその中身には、小さな波が揺れていた。

「なれる──とは、言いきれないかもしれない。
 君の心が迷路の中にいるうちはね」

何故聞きたがるのか。何故憧れるのか。
その理由を明確に聞いたことは一度だってない。
だから男に答えられるのは、己の感じるもの。
それを言葉としていくだけだ。

「…それでも、君がこうして俺に問いかけて、
 それでそうなりたいと願って道を歩むなら、
 不可能だとも言い切れないんじゃないかな」

「俺は、君ならきっと大丈夫だと考えているよ」
(-387) sinorit 2023/09/17(Sun) 1:28:13

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

手土産なんて気にせずにと笑う男は、
適当な肴として惣菜等を籠に放り込んでお買い上げ。
本当に気にせずと考えているのか微妙なところではあるが、
どうせ君はそうは言ってもワインを購入するのだろうと、
そう考えてのことだった。

「もう少しで着くよ」

そうして家──マンションの下へと着けば、
カード式のキーを取り出し入口付近のセンサーに翳し。
中に入ればエレベーターで上へと向かって、
同様のカードキーで扉の解錠を行えば、
「どうぞ」と君を部屋へと招き入れるのだ。

奥へと進めば、テーブルにベッド。それからタンス。
必要最低限のものだけが置かれたシンプルな部屋に辿り着く。
君の知る男にしては、少し物足りない印象を覚えるかもしれない。

ベッドに転がったクッションを2つテーブル付近に置いて、
そこへと座るよう促し、袋の中のものをテーブル上へ。
(-393) sinorit 2023/09/17(Sun) 1:48:19

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

意外そうだと語るその表情に、
凡その反応を予想していた男は微かに笑みが浮かべて。

「人を呼ぶことがなかったからね。
 部屋までらしくする必要はないかと思って」

それ故、家に人を呼ぶことはなかった。
らしさを見せる部屋は実家にあるし、
わざわざ1人の場でもそうある必要はないだろうから。

キッチンへと向かいワイングラスを2つ手に取って、
テーブルの上に置いた後にようやく、
男もまた空いたもう1つのクッションへと座る。

「それで?聞きたいことは決まったかな?
 …あぁ、テーブルの上のものは好きに食べてくれ」

カプレーゼにブルスケッタ、それからドライトマト。
ラザニア、ポルペッテと本当に適当に選んだらしい食材が
テーブルの上に並んでいる。
(-397) sinorit 2023/09/17(Sun) 2:26:19

【人】 無敵の リヴィオ

>>72 ルチアーノ

隣を横目に見れば眉をしかめる様子が目に入る。
それに何を思ったのか僅かに目を細めるが、
マダムからの声に戻された視線は何も語らない。

「はは、なるほど。それじゃあカボチャスープにしよう。
 実はまだ秋の味覚を食していなくてね。
 是非レディの店で秋を感じさせてくれ」

手当を終えた男は君からのおすすめを注文し、
店内で食べていくのだろう。
そのまま席へ座り続け、スープが運ばれてくるのを待った。

「…ルチ、君はどうする?
 この後に食事予定があるなら俺と半分にしておくかい?」

#路地裏
(73) sinorit 2023/09/17(Sun) 13:33:14

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

「変わり者へ関わりたくない人間は多い。
 仕事上の関係で終わらせる方が楽だしね」

まともに話が出来ると感じているのは一部だろう。
今まで積み上げた"リヴィオ・アリオスト"という人間が、
他者にそうさせてしまっていた。

「どうして、か。保てなかったからだろうか。
 心も、体も……俺は案外劣等感の塊らしいからね」

背後のベッドへ背を預け、コルクが抜かれていく様子を眺める。
その表情はいつも通りとは違う、素の"リヴィオ"だ。

「君には話したことがないとは思うが、
 俺は親に捨てられて児童養護施設に引き取られたんだ」

「だからね、昔は大人しくて暗い人間だったよ。
 …ただ、捨てられた人間だと。要らない人間だと。
 そう思う度に生きているのが苦しくてね、
 生きるために俺は、そうするしかなかったんだよ」

そのおかげで、今の家に引き取ってもらえた。
要らない人間じゃないって、思えた……はずだった。

「…でも、俺がどれだけ努力しても"本物"には叶わない。
 嘘のリヴィオが誰かの目に憧れとか、
 そういうものを抱かれる度に俺は……苦しくなったんだ。
 生きるために嘘で描いて、その結果苦しむなんて」

馬鹿だろう?男は自嘲するように笑い、視線を落としていく。
(-478) sinorit 2023/09/17(Sun) 14:02:38

【秘】 無敵の リヴィオ → 陽光の元で ニーノ

涙を流すことの何がみっともないのか。
そう思う心はあれど、君が隠すなら暴こうとは思わない。
代わりに、浮かんだ笑顔に笑顔を返そう。

「誰かに問える君は強い。顔を上げられる君は強い。
 だから君は、君なら、
大丈夫
だ」

もう一度君に大丈夫を唱え、笑みを深める。
君なら君の道をいつか、見つけられると信じているから。

「そうして悩める君は強くなれるよ。
 迷うことは悪じゃない、立ち止まることもそうだ。
 諦めてしまわない限り、君の道はちゃんと続いている」

「いくらでも迷っていいから、いつか。
 …いつか、君がその迷路を抜けられる日を俺に」

語る男の瞳は細まり、そのまま緩やかに閉じられた。

「──俺に、見せてくれ。見守っているさ、ずっと。
 だから俺で良ければ、いくらでも」
(-488) sinorit 2023/09/17(Sun) 14:38:12

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

己の息を呑む音が聞こえて、
落ちた視線も勢いよく持ち上がった。
それはどちらも無意識で、君の言葉を聞いたが故に。

「……………は、君ってやつは。
 俺を口説いたところで何も渡せないぜ」

僅かな間の後、ようやく引き出した言葉は冗談めかすもので。
少し崩れた笑みが君の瞳に浮かぶのかもしれない。

「…それに君に必要なのは、君の幼馴染達だ。
 あまり多くに手を伸ばすなよ、掴めるのには限度がある。
 そうやって沢山口説いてると後が大変だよ」

なんでもないように言い切って、
けれど深いため息が男の口から零れていく。
そのまま持ち上がった手が自身の髪を乱して、
複雑な感情の中、もう一度下手な笑みを作った。
(-500) sinorit 2023/09/17(Sun) 15:34:54

【秘】 無敵の リヴィオ → 陽光の元で ニーノ

男が再び瞳を開く頃、一滴の涙は既に落ちきって。
映るのは目元を擦り、顔を伏せながらも声を絞り出す君だった。

だいすきだと伝えてくれる君へ「俺もだよ」と返し。
ありがとうを伝えてくれる君へ
「礼を言われることじゃない」と男は笑う。

結局、言葉を受けて下を向き続けるか。
あるいは、上を見て、前に進もうとするか。
それを選ぶのは自分自身他ならないのだから。

「はは、その調子だ。君がそう名乗れるようになること、
 俺は楽しみに、期待して待っているよ」

いっそナンバーワンになるほどに高く。
君の心が強く、いつか形を掴めますようにと願って、
君へと手を伸ばしその頭を撫でようとするのだった。
(-504) sinorit 2023/09/17(Sun) 15:57:52

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

「…………君ってモテるだろ」

もう一度深いため息を吐き出して、
君の表情を伺うように翠眼が揺れた。

「俺がそんな人間に見える?くらい言えたら良かったんだが、
 ここまで話して言えることはないな……困ったな」

断言された内容が本当にその通りで、
今更否定したところでなんの意味もない。
諦めたように一度肩を落として、
何を言えばいいかと言葉を探す。

「……そんなこと言われると、惜しくなるだろ」

自棄になって破滅を望み進んだ先で、
欲しかった言葉が真っ直ぐに向けられて、
描こうとした終わりに、ほんの少し未来が欲しくなった。

本当の自分としての未来を。

「君ってやつは本当に、お人好しだな……」
(-532) sinorit 2023/09/17(Sun) 19:06:42

【秘】 無敵の リヴィオ → 陽光の元で ニーノ

「もちろん俺も嬉しかったさ。
 誘ってくれてありがとう、ニーノ」

前を向き晴れていく君の心とは対照に、
曇り空の広がる空は今にも雨が降り出しそうだ。
この時間を名残惜しく思う気持ちはあれど、
そろそろ解散の時が近付いているのかもしれない。

「…あぁ、俺で良ければと言っただろう?
 いくらでも、甘えてくれて構わない」

「また、食事も行こう。俺の話は……はは。
 何か、いい話題を考えておくよ。
 君も、聞きたいことを考えていてくれ」

隣へと置いたカップを再び手に取り、
残るジュースを飲み干して、
立ち上がった男は君へと手を差し出した。

「次も、楽しみにしているよ」
(-536) sinorit 2023/09/17(Sun) 19:21:14
リヴィオは、この『 』が希望になるよう願った。
(a35) sinorit 2023/09/17(Sun) 19:22:22

【人】 無敵の リヴィオ

>>86 ルチアーノ

「OK、仲良く分け合おうか」

意図は違うとしても形は同じ。
黙った理由を問うこともなく頷いた。
元々自分が持ちかけた話を断る理由もない。

取り皿を貰えるようマダムに頼み、
運ばれてきたスープをきっちり2人分に分けて片方を君に。

「ありがとう、レディ。それじゃあいただきます」

両手をきっちりと合わせてから料理への感謝と敬意を述べる。
スプーンで掬って運んだスープは確かに高級な店には劣るが、
気持ちは込められているのだろうと笑顔が浮かんだ。

「…うん、美味しいね。ほら、君も早く食べるといい。
 空腹よりも多少腹を満たす方が頭は回るからね」

君の用事を全く把握していないものの、ご利益を求めるくらいだ。
頭が回せる状況にしておくべきではと勝手にも考えての言葉。
実際のところは必要のないことなのかもしれない。

#路地裏
(94) sinorit 2023/09/17(Sun) 19:58:08

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

「…そうかい」

それは君が幼馴染に夢中だったからかもね。
漂う香りとともに余計な言葉は飲み込んで思うだけに留める。

「………分かっているさ、分かっているよ。
 しかし今更覚悟をするってのは案外勇気がいるものなんだ」

それは、これまでして来なかったことだ。
嘘で身を固めて、掴もうとしなかったものだ。
注がれるワインを眺めながら躊躇うように手を伸ばして、
触れる直前で指先を握りしめた。
(-561) sinorit 2023/09/17(Sun) 20:41:37
 


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ペネロペ
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ロメオ
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ガイオ(2d)
0回 残 たくさん

 

エリカ(3d)
0回 残 たくさん

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黒眼鏡(3d)
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ニーノ(3d)
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イレネオ(3d)
6回 残 たくさん

薄藍を想った

ニコロ(4d)
0回 残 たくさん

これからも一緒に

カンターミネ(4d)
1回 残 たくさん

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ヴィンセンツィオ(4d)
20回 残 たくさん

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アリーチェ(5d)
0回 残 たくさん

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ルチアーノ(5d)
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もう楽にしてくれ

リヴィオ(6d)
0回 残 たくさん

もうすこしだけ

ダニエラ(6d)
4回 残 たくさん

ほんとは、まだ

処刑者 (4)

ヴィットーレ(3d)
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テオドロ(4d)
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