人狼物語 三日月国


179 【突発R18】向日葵の花枯れる頃【ソロ可】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【人】 古寺 貴菜

最近薄々感づいてきているが、自分の一番ダメなところは人間に興味がないことだろう。
そんなことを二番目の男へメッセージを返しながら思う。

色々とアドバイスするのは自分をよく見せたいという人間らしい感情の他に、自分の一言で事態がどう動くのかを見たいためなのではないか?

『お前の奥さんがどんな人物か知らん』
『奥さんの実家なり友人なりに連絡してみろks』

一瞬、そんな思考実験めいた発想に至りそうになるが、そこまで人間味を失ってはいないはずだと自戒する。

人間に興味がないから内面に踏み込まないし、こちらの内面に踏み込んでも来ないから相手に興味を持てない。

……恋愛以前に人間としてどうかと思うタイプの人間だな。
うん。
(12) 2022/10/17(Mon) 10:47:56

【人】 古寺 貴菜

『お前警官だろ?探してくれよ』

馬鹿の返信に思わず遠い目になった。
確かにそう、確かに警官だ。だが失せ人探しは探偵の仕事だ。

『お前マジでks』

警察を動かすなら然るべき手順を踏んでもらわないと困る。
仮に届を出したとしても、今回のような成人が自らの意思で家を出た場合、まあまず受理されないだろうが……。

『とにかく自分が何をしたのか反省するところから始めろ』

男を見る目がないというかなんというか……、自分が知っている頃のバカはもうちょっとマシではなかったか?
いや……何かしらのフィルターでマシに見えていただけかもしれない。
なにか、こう……どっと疲れが押し寄せてきた。**
(13) 2022/10/17(Mon) 11:03:28
古寺 貴菜は、メモを貼った。
(a2) 2022/10/17(Mon) 11:07:14


友紀さんとラインを交換した後は、
すぐにそのままアイツとのライントークを開いて

「さっきは、悪かった。

 話があるんだけど会えない?
 いつものカフェで。

 今日はもう遅いから、明日でも。」

そんな内容のチャットを、アイツに送った。

アイツは俺と違って大学生になっている。
家は隣同士だけど、
親がいると話しにくいこともある。

だから高校を卒業してからは、
学生がよく利用するあのカフェ
会って話すことが多くなった。
だからいつもの、その場所を指定しておいた。

そして、この連絡をしたことは
友紀さんには報告済み。*

 さて、今朝のSNSの告知内容は――。

“本日のワンコインランチメニューはデミソースのオムライス!”

 この他にも、季節限定のハロウィンメニューを画像付きで紹介中(これらは最近の投稿一覧からも見られる)。
 “ジャック・オー・ランタン”…いつものオムライスにケチャップでカボチャランタンの顔を描いただけ、と言うなかれ。秋仕様で、付け合わせにもライスの中の具にもキノコがたっぷり入っている。
 “ゴーストモンブラン”…目玉飾りのついた紫芋のモンブラン。見た目の面白さだけじゃなく甘味の絶妙なバランスもいい感じ。アイデア出してくれたバイトの子、ありがとね。
 “パンプキンタルト”……は、何のひねりもない名前なんだけれど、店長の拘りでこの商品名になっている。素材の甘さが生きてるのも拘りのひとつ。
 “黒猫のホットココア”…甘いスイーツには甘くないドリンクを。マグにも黒猫模様が着いてるんだ。ちなみにこれ、私が発案したメニューだったりする。
 そして“ウィッチクラフト・パンケーキ”…青緑色のパンケーキはこの時期なればこそ出しやすいって思わない? ちなみに生地の味は実のところ、他のパンケーキとあまり変わりない。サツマイモっぽさも意外と無いんだよ。

 もう少し投稿を遡れば、過去の季節限定のメニューの紹介も掲載されている。
 気が向いたら、過去の限定メニューを見てみてもいいかもね?

 ワンコインランチ以外の常設メニューは、ここ近日中の投稿の中にはないけれど――プロフィール欄に記載されたURLから飛べるサイトにはきちんとメニュー一覧が乗っている。

 三種の味が楽しめるミックスフライのAランチ
 デミソースのハンバーグがメインのBランチ。
 シンプル&スタンダードをモットーにしたエビピラフ
 そして、通常メニューの方にもちゃんとあるチーズドリア。

 パスタのバリエーションも、カルボナーラにペペロンチーノ、ボローニャにアラビアータ……。
 こだわりの生パスタを使用している旨も、抜かりなくアピールしているよ。

 デザートはプレーンのミルクレープにレアチーズケーキ(夏季限定のものと違ってフルーツの風味はあまりない)、ココアクッキー&クリームを混ぜ込んだベイクドチーズケーキも。
 それからシンプルなショコラパフェにストロベリーパフェ、ショコラバナナパフェ、コーヒーゼリーパフェ。

 他にもいろんなフードにデザートにドリンク、それにトッピングについての記載がある。
 裏メニューや裏オプションの記載は、当然ある訳もないけれどね!

 ところで、うちの大盛りオプションを(裏オプション含めて)知った一部の運動部系サークルのお客様によって

>>あの店はたらふく食えるぞ<<

 という評判が広がってるとか広がってないとか。
っていうか聞いた。

 確かに学生街のカフェとしてそういうのもやってるけれど、あまりこの手の評判が広まるとうち以上の老舗のドカ盛りトンカツ屋さんの立場が……いやまあうちはトンカツメインじゃないんで別に問題ないか……って言ったら店長怒るな……。
 一応、うちとあちらはお店の雰囲気大分違うからね……学生たちと刻んできた歴史も伝説も違うしね……。

 え? 昨日のお客様もひょっとしたらそういう口コミかSNSコミかタレコミキメてるんじゃないかって??
 それはー、どうだろうなー……何とも言えないな! 
有難いは有難いんだけれどね……
**

 
しかし私の中の誤算。
いや、時間帯ずれてたら良いんだけど。
 
まさかそのカフェが自分のバイト先とは思わないやないか〜!
 
え、店員として見ちゃったら凄く気まずい&気になる。
まあ自分、隙間時間に働くしがないバイトですが…。
まあそこはお仕事しよ。
お仕事に集中して、やり過ごそ。
 
…大成功ぽかったら、お祝いのパフェでも奢ってあげたい気はするけど、そこは自分で買って一人密やかに祝ってあげよ。
でもそれならパフェじゃなくて、なんか普段食べないもの…と思い至って。
いやいやアレはないわ〜、なんて。
家で一人笑うのだった。
 


それに気付いたのは、友紀さんと解散して
少し経った後だったろうか。

『わかった。
 明日、いつものカフェで。』

アイツから返信が来ていた。
シカトされることも、拒まれる事もなく
応じて貰えたことに胸を撫で下ろした。

「ありがと。また明日。」

そう返信をして、俺はスマホの画面を閉じた。


「さっきはありがとうございました。
 メチャクチャ楽しかったです!
 また一緒に飲みましょう!

 それと明日、アイツに気持ち伝えて来ます。
 どっちに転んでもご連絡しますね。」

友紀さんに御礼の連絡を入れつつ
今一度、自分の覚悟を声明する。

返事は来ても来なくても良い。
半分は、俺の自己満足だったから。*

 
カズさんからのラインは割と早く気づいた。
でもこんな時、多くの言葉は不要。そう思える。
だから。


「ウォォォォー!!!」と盛り上がる現場猫の動くスタンプ。
どりゃみちゃんの「応援してます!」スタンプ。
ゲームキャラの「きっとうまくいくさ」スタンプ。



この三つを送信しておいた。
その時に気づいた。
このゲームが気に入ったからと買っておいたスタンプ。
でも、振られた場合もカップル成立の場合も使えそうなスタンプがある。
それにふふっとしながら。
あの人関連のスタンプが一個もないことに我ながら苦笑してたり。**
 

 ――――え? 霧ヶ峰さん?
 なんでそこでいきなりピンポイントで霧ヶ峰さんの話が出てくるのか分からないけれど、彼女には特にバイトがバレると恥ずかしいとか気まずいとかっていう相手がいるって話は聞いた覚えはないな。

 別に解釈違いのある推し同志が来て〜とかも特に無かった気もするし(「解釈」って、理想のイメージとかってことかな?)、逆に(あの報道以前からの)アンチ勢と何かしらあって〜とかも無かった、筈だ。
 あの俳優さん繋がりって訳じゃない、個人的な事情の絡んでる知り合い……とかも、特にこちらで何か聞いた覚えはなかったっけな(ご家族の話は何かあったっけ? どうだったかな)。

 ……だよね?  **

【人】 古寺 貴菜

バカからの返信はなかったのでどうなったか気がかりではあるが、そんな事よりも早く帰って横になりたかった。
手早く駅弁を二つ平らげ、鞄の中身をいつもの鞄に移す作業をしているとき、あることに気が付く。

ペンがない。

式場を出るときクロークの引取りでサインをするときに使ってしまったところまでは覚えている。
その次に鞄を開けたのがカフェ、そして本屋、エキナカ……。
……財布を取り出すときに落としてしまったのだろうか?
カフェにペンの落し物がないか確認の電話をしようと思ったが、もうすでに閉店している。

しかたがない、幸いなことに明日は非番だ。
明日オープン時間以降に電話をかけることにし、今日はもう寝るか。
(72) 2022/10/18(Tue) 14:06:49

【人】 古寺 貴菜

――翌日/カフェ――

……というわけで電話で確認したところ、

ペンの忘れ物が二件あったのでどちらかがそうである可能性が高いので来てくれ

といわれ、今まさに、ペンが来るのを待っているのであった。**
(73) 2022/10/18(Tue) 14:09:10
 
あ、ちなみにバイトがバレると恥ずかしいとかは
あります。めっちゃあります。

できれば知り合いに見つかりたくない。
バイトが恥ずかしいんじゃないけどにこやかに働いている姿を見られたくないな?
お兄ちゃんとか絶対来てほしくない。
あいつ絶対「スマイルください」とか言うもん。店が違うわボケェ!!!とか言えないし。
 
まあ表に出た時に、カズさんを見たらおっ?と思いつつ遠巻きにしてると思う。
わざわざプレッシャーかけに行ったりしないよ!
あ〜でも、もし告白失敗したようなら早引けして良いか聞くくらいするかも。
いや、連絡くれるって言ってたし振られる前提で考えるのもなんだから今は無心に仕事しよ!
 


今になってやっぱり会いたくないって思われたのか
それとも、本当に何かあったのか…。

「なんかあった?」

心配し過ぎかもしれないけど
一応、アイツにチャットを投げる。
既読になれば無事。
未読のままなら……家を見に行くか。**

【人】 古寺 貴菜

しばらく待っていると、昨日の忘れ物の二本のペンを持った店員がやってきた。
どうも、と頭を下げ二本のペンを手に取る。

片や高そうな万年筆。
片や量産品のボールペン。

見間違えるはずもない、唯一恋人と呼べる相手からもらったもの。10年近く使っているのに未だにインクが切れない、異様に書き心地のいいボールペン。

「こっちですね」

万年筆を店員に返し、鞄の内ポケットにペンを入れる。

なお、ボールペンをくれた相手だが、結局大学進学で自然消滅し、友人に「イギリスに渡米する」と言っていたという話を聞いたっきり消息不明だ。
やつは一体アメリカに行ったのだろうか?それともイギリスに行ったのだろうか?
まあなんだ……うん、バカだな。
(88) 2022/10/18(Tue) 21:57:31

【人】 古寺 貴菜

さすがにこれだけで帰るのもアレだろう。
表のランチメニューを思い出し、そのまま注文する。

「Bセットを、ライスは2倍で……。ドリンクはウーロン茶を」

追加注文は……、後でも大丈夫だろう。**
(89) 2022/10/18(Tue) 22:07:32
古寺 貴菜は、メモを貼った。
(a20) 2022/10/19(Wed) 9:09:25