人狼物語 三日月国


162 【身内】奇矯の森【R18G】

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視点:


……それを聞いてしまったのは、偶然じゃなかった。けど盗み聞きするつもりでもなかった。
ちいさな、誰の目にも見えないともだちが、ここへと引っ張ってきたから。だから僕はここにいる。


「……ねぇ」

僕が小さく声をかける、先客は誰?
/* ちょっと秘話で相談できたら嬉しいですわ!

足音が立たない体質だった。
だからどこへ行くにも気兼ねがなかった。
音を立てなければ、扉の先の相手にバレる事もなく。
煩さで気を散らせることもなかったから。
だからいつも通りに気兼ねなく。
ただ、ただ、ただ、通っただけで。

「…………。」

通ってから、声が掛けられるまで。
どれくらいの時間が経ったのだろうか。
きっとそんなに立ってないのに、ずいぶん時間が経ったように思う。

「………ノル…………。」


駄目だ、駄目だ、俺はお兄ちゃんだ。
気丈にいなければ。
奥歯を噛んで、震える声を誤魔化した。


/* お返事の感覚はちょっとまばらになりそうですわ!

ドアのむこうの話がどんなものか分かるくらいの時間しかまだ経っていない。
でもたったこれだけの時間で、僕たちの全部がひっくり返ったようなものだ。
それで、僕はびっくりするほど、動揺していない。
心臓の奥にあった冷たい異物がすっと馴染んでいくような心地があるだけで。

「ベリ兄、隠れよ」


見える方の手を伸ばす。君からも伸ばしてくれないと、空中の兄の手には届かないかもしれない。そうなら服を緩く引っ張って。

「気づかれないうちに」


震える声は、きっと誤魔化された。けど、よく知る君があの話を聞いて大丈夫なんて思いはしない。
どこか、場所を変えなければ。

【人】 ガラクタ モノオキ

「ん」

今日も掃除用具を手にあっちこっち……したら駄目だったんだ、と静かにアッチコッチしている。

いい子にしてるつもり。
(6) 2022/07/14(Thu) 23:39:09
小さな箱庭が全ての子供達。
そこの神様が、自分達を愛していなかった、なんて。
一体どれだけの子達がその事実に耐えられるのだろう。

上手く呼吸ができない。急速に喉が渇く。
体の震えが止まらない。寒い、冷たい?
汗がだらだらと流れる。背中が気持ち悪い。

「……ぁ……」


それでも、今は。
今は動かねば、ならないから。
貴方に手を伸ばすようにして、掴んで。
不規則な呼吸を繰り返しながら、その場を離れる為に動く。



「……ノル………俺………」

そうして、無事に場所を移せたなら。
青年はパクパクと口を開閉させて、
言葉にもならない言葉を紡ぐのだろう。

自然と足は屋敷の端の部屋へと向かっていた。物置きになっている部屋だ。
掃除用具もない、本当に不要なものばかりが置きっぱなしのゴミの中。
僕の背丈では体を包むには届かないから、手だけをぎゅっと握って。

見えない腕を持ち上げて、手のひらを見た。ものさがしの占いをするときと同じように。
そこに
いる
ものが手のひらをつついて、近くに人はいないよって教えてくれる。


「ベリ兄、大丈夫だよ。近く、誰もいないから。
ゆくり、落ち着いて」

【人】 ガラクタ モノオキ

「んあ」
掃除をしている。誰かが寝ていないから寝るのは嫌だし、起きているためにはお掃除をしていまう。

それだけ。

>>8 ハグベリー
「うー」
バケツをを横に振った。でもその後に縦に振った。
悪い子ではないけど、子守唄は聞いてみたい。
(13) 2022/07/15(Fri) 1:11:07

【人】 ガラクタ モノオキ

>>21 タンジー
「あい、いあ?」
星、みないのかな、とあなたに視線をよこす……と言ってもバケツがあなたの方に傾いた気がする、だけだ。どちらにせよ星組ではないのだし。

「あうあ」
さよなら、と言ったつもりだ。手を振って見送っている。
(22) 2022/07/15(Fri) 2:52:38
埃だらけの部屋の中。
内側から鍵を掛ければ、ようやく緊張の糸が切れて。
ぐったり、力を抜けば体は上に上がっていく。
貴方が手を握ってくれるならきっと、風船のように。

「ごめん、俺、お兄ちゃんなのに……」

お世話をしなきゃいけない立場の自分が、お世話をされている。
そのことに謝罪を一つ、ぽつりと零して。
それから。
ぐっと体に力を入れて、少し沈み。
叶うなら、貴方を抱きしめる。

「……嘘……じゃないよね………
 どうしよう、ノル、俺、どうしたら……」

「どうしたら、皆を守れるのかな………」

ただ、ここに居る妹弟達に幸せになって欲しい。
それだけが願いなのに。

「……ちゃんとお兄ちゃんだよ。今も」
みんなのことばっかり考えてるんだもんね。

左手を君の背中に回して、ちょっと背伸びして応える。
どうしようか。

「……ねぇ、楽しかったね。アベル優しかったよね。みんなを連れてきてくれて、賑やかで……僕ここで暮らせてよかったな。
夢みたいだったよね、普通に暮らせるところがあるの」

最初から呼び捨てにしても怒らなかった。まだずっと感謝の方が大きいな。
ずいぶん長い間、いい夢を見せてくれた。


でも君がお兄ちゃんかぞくなこと、まだ夢じゃない。
それで、君以外のみんなはまだ夢の中で。
……あぁ、どうしたいかはもう決まっちゃったな。

右手も君の背へ回す。
肉体へは触れられないこの手は、それだけじゃあなたの服の上に軽く乗るだけ。
でも引き込もうと、服をほんの少し掴んで。

「ね、みんなで死んじゃおうか」

短い呼吸を、腕の中、耳元で何度も吐く。
貴方の語る言葉の全てにうん、うんと頷いて。

ここでの生活は間違いなく幸せだった。
世間に出れば良くて村八分、悪ければ何をされるか
分からないような自分達が。
ここでだけは、『ただの子供』でいられた。
好きだった、この場所を。愛していた、皆を。

「どうしよう、どうしたら、皆を………」

助ける為に、どうすれば。
そう言葉にする前に、君からもたらされた提案は。
酷く冷たさを感じる、恐ろしい言葉で。

「な、なんでっ!」

思わず出てしまった大きな言葉。
はっとした顔で口を抑える。
大丈夫、周りには誰もいないって、さっき言ってた。
困惑の眼で君を見る。
また冷や汗が流れ出してきた、気持ち悪い。

「なんで……!ノル、皆の事嫌いか……?
 アベルは………アベルは、悪い奴だったけど……
 他の子は皆、良い子で……死んでいいような子じゃないんだ!
 もっと、もっと、幸せに………」

どこで?
世界で唯一安全だったこの館が無くなった時、
自分達の幸せはどこに存在するのだろう?


「………っ!
 幸せに……なって欲しいんだ………。」

どこか冷静な言葉が頭の中で響くのを、
必死に頭を振ってかき消して。
願望を、理想を、夢を、ついに隠せなくなった震えと共に言葉で吐いた。

【人】 ガラクタ モノオキ

>>25 ハグベリー
『ガタガタ』とバケツを揺らしてもう一度頷く。一緒に寝るなら他の人の部屋がいいとあなたの部屋の方に裾を引っ張る。

そのまま夜を過ごしたのだろうか。
(34) 2022/07/15(Fri) 20:13:16
そんな視線を向けられても、緩く笑っている。
「好きだよ」
言葉に淀みはない。長い付き合いの子も短い付き合いの子も。
みんな僕のことを透明いないものにしない。
みんないい子なことは知ってる。だから。

「でも、このままじゃ全員連れて行かれるんだよ。外。
ここじゃないところでみんながどんな目に遭うか、分かるよね」
みんながどうなって欲しいか、考えていることは同じだって信じている。
だからこれは考えたくないことだろうけど。

「みんなには内緒にしよう。このこと。
知らないままで――ここが安心して暮らせる場所だって信じたままでいくのが、みんなにとって、幸せだって、思わない?」

「そ、れは」

分かっている。この先の未来が。
待ち受ける現実が何なのか。
分からないわけがない。
この館に来るまでの生活に逆戻り?
そんなの耐えられない。耐えられない、耐えられない………

「そう、だけど………」

だからといって、皆が死ぬことを。
直ぐに受け入れられるほどの賢さが青年にはなかった。
何かほかに道はないのか、何か。
外の世界に行かなくてもいいように。
この屋敷に残るために。

誰のせいで出ていかなくちゃいけないんだ?
誰がいなくなれば、いいんだ?それは……


「…うん、うん……皆には、言わない………。
 ………ねぇ、ノル………。」

「…アベルがいなくなったら、解決しないのかな……。」

ふと漏れた言葉に、おもわず、口を塞いだ。

「……アベルを?」
君はいなくなったら、としか言わなかったけど。いなくなる方法なんて1つしか思いつかない。
僕らが生きていけないなら、アベルも一緒に、って思ってもいいのかな。
それくらいの我儘、いいのかな?
いい気がする。許してくれなくても。


「……そうだね?アベル、やっちゃおうか」
解決するとは言わないで、曖昧にした。
だってみんなで死んじゃうにしても、アベルがいたら邪魔するかもしれないから。
一番最初に……なら、丁度いいかも。
ベリ兄に、この屋敷で子供だけでどうやって暮らせるの、なんて、迎えに来るアベルのお客様をどう追い払うの、なんて、その後言えばいい。


「なるべく早く準備して……僕、頑張る。ベリ兄はみんなが起きてこないように見張ってて。
僕じゃ誰かが起きちゃった時、部屋に帰せないかもしれないし。明日……明後日の夜、がいいかな」
君にしか頼めないから、という風に頼む。でも様子を見ればわかる、きっと優しい兄には『そういうこと』はできない。

「そ、そう、アベルが…アベルがいなければ…」

いなくなったら、どうなる?
今まで担保されてた平和は、誰に守られてたんだ?


「そしたら、そしたらきっと、まだ、まだみんな一緒に…!」

アベルと、客人と、それだけが悪い奴なのか?
この人数を連れてこうと思うなら、もっとたくさんの人手があるはずじゃないか?
全部を消すことなんてできるのか?


「そうだ、そうだよ!それでいいんだ……それで……!」

それでいい。
訳がない事、分かってるだろ。お兄ちゃんなんだから。



どこか冷静に語り続ける心の声を、すべて無視して。
青年は憔悴した目でそう呟き続けた。
今は、もう。
理想を考え続けなければ、心が耐えきれなかった。

「見張り……うん、わかった。俺……
 俺、皆がアベルに近づかないよう、守るよ……」

殺すためではなく、守るために。
そんな詭弁を自分に言い聞かせて、頷いた。

「うん、そう。それで大丈夫」
……あれを聞いたのが僕だけだったらよかったかも。
でも1人だとここから先、うまくできないかもしれない……。

そう思いながら、君がよくそうしてくれるみたいに、頭を撫でる。

「あとちょっと、いつも通りでいよう。一旦忘れて。
大丈夫だよ。きっとうまくいくから」
あとちょっとだけでもいつもの元気な兄の姿を見たくて、そう言った。
僕は全員殺せる方法、考えておかないと。
僕たちにはここ以外はないんだから。

頭を撫でられる。
あんまり、撫でられたことはない。
自分はいつだって撫でる側だったから。
撫でられるのって、こんなに安心するものなのか。

「うん……そう……聞き間違いかも、しれないしね。
 うん………普通に、過ごそう。」

そんなわけないけれど。

それでも今は、残された日常に没頭したかった。

「……じゃあ俺……今日は、寝るよ………」
「…………。」
「………ノル、今日だけ、一緒に寝ても良い……?」

こんなに弱ってる青年の姿はきっと、初めて見せる。
ほんの少しの甘え、我儘。
そうすれば、きっと明日から普通でいられるから。

【人】 ガラクタ モノオキ

>>35

コルクボードは読めないので、掃除はしない。ただ、その周りを掃除していく。

それが終わったら、じっとそれでも中身を見ようとする。又は、記入している人の様子をじっと見ている。

因みに料理もできない。
(54) 2022/07/16(Sat) 20:24:40
「ん……じゃあ、ベリ兄の部屋行ってもいい?」
なんとなく自分の部屋よりも君の部屋のほうがいいな、と思った。
……今まで2人だけで寝たことってあったっけ?みんなで一緒、は覚えあるけど。

「僕も一緒がいいな」
それで元気になってくれるなら。それに、安心できる君の側だから。

「うん…いいよ。あんまり物、ないけどな。」

常に浮いている青年は、殆どの家具がまともに使えない。
椅子にも座れないし、机だって使えない。
高さを調整できないのだ。自力では。
あるのはせいぜい、一応置いてあるベッドだけ。
…というのは、部屋に一度でも来ていれば知ってる事だろう。

「初めてだな、一緒に寝るの。」

二人で、は初めてだ。
そもそも青年はこんな体質だから、
ぎゅっと抱きしめられでもしない限り、一緒に寝ることはできない。
皆で一緒に寝る時も、皆が寝静まるまで宙で子守唄を歌ってたものだ。



そうして君を連れて、部屋まで。
お風呂は済ませた、歯磨きも。きっと後は寝るだけ。

「ノル………抱きしめてくれる?」

両手を伸ばして。
君が受け入れてくれるなら、人肌の温もりを伝えて、
君と同じ高さにまで降りることができるだろう。

「僕の部屋は物ありすぎだよ。狭いかなって」
遊び道具とか置きっぱなしにしちゃうし。他の人用のクッションも転がしてるから。
これだって君はよく知ってるだろうけど。

「ね、初めて。僕のひとり占めなの」

寝る支度も、するならみんなで一緒にするほうが多かった気がする。それも好きだけど、これも好きかもしれない。

「ん、ちゃんと押さえとくからね。
今日は先に寝ちゃっていいよ?」

ぎゅっと受け入れて、掛け布団の中に引っ張り込む。
自分の体温はあまり高くないから、とてもあったかく感じる。
もっと早くこういうこと、しておけばよかったな。眠るまでずっとそこに起きてる人がいるの、いつも安心してた。一人きりじゃないってわかるから。
子守唄はうまく歌える気がしないから、かわりに背中を撫でる。今日は先に寝ちゃわないように。

「いいじゃないか、皆が来たがる部屋さ。」

他の人が来るから、他の人用のクッションがあるのだろう。
遊び道具だって、皆と遊べるタイプのものである事を知っている。
君は少し甘えん坊だけど、ちゃんと下の子達のお世話をしてくれる偉い子な事、青年はしっかり知っている。

「ふふ……今日だけだぞ。
 今日だけノルのものだ。」

くすくす、笑って、此方からも手を伸ばす。
抱きしめて、離れないように。
久々の掛布団は、二人分の体温ですぐに暖かくなった。
うと……とする。
色々な事があって、疲れた。
明日から、明日からはちゃんとするから、今だけは……

「…おやすみ、ノル…………」


小さく、呟いて、ひと際強く抱きしめて。
そして。
しばらくすれば、君の耳元で、すぅ、すぅと小さな寝息が聞こえてくることだろう。

【人】 ガラクタ モノオキ

>>55 >>56 ノル クローディオ

「ん」
見る、見れる。自分が書いた絵が乗ってるし、その新しいものがなにかわからないけど、みんなが書いている何かを見てみたいので。

「ゆー?んー、あい、はい」
行きたい、とバケツを立てに揺らす。

「あい、ほひ、ねう……ねう?」
指を背伸びしてさして、すやすやと眠るのを想像してみる。

「あー、いみ!、しみ……」
楽しみ!と言おうとしたが、うまく言えず。
代わりにそこにあったペンを借りて。
不格好なぐるぐるはなまるを空いているところに描き記した。良かった、褒められたとき貰うものだ。
(57) 2022/07/16(Sat) 23:25:45
「そうだったら、嬉しい。人気者みたい」
でも僕が特別人気者なわけじゃないのを知ってる。みんなが優しいんだ。誘ったら一緒に遊んでくれるんだから。

「おやすみ、ベリ兄」

今日だけ、の心地よさの中。
あなたの寝息を聞いて安心しながら、右手をあなたの背から離してベッドの外へ伸ばす。

透明な手の上にある、4つの小さな足の感触。そこに声をかける。
「チィ、チィ。助けてね。君の友達も……」

……いろんなこと、諦めるのは簡単だ。最初から期待してないから。
でも唯一諦められないのは、この先の不幸。みんながこの先ずっと冷たい場所に追い遣られることだ。もしかしたらバラバラになって。
「……ずっと一緒だよ」
兄の体に顔を埋める。

君を、君たちを早く、誰にも触れられない場所へ。

【人】 ガラクタ モノオキ

>>60 クローディオ
「ん!」
聞かれているとわかり反応を返す。
別に怒っているわけではない。ちょっと照れている。

「んー?」
やっぱりうまく発音できないなと首を傾げたりも。


>>58 ノル

「ん、うん、おそうい」
お手伝いと言ったらお掃除、そう思ってるのでお掃除頑張る、の意味を込めて持っているほうきを胸の前に掲げた。

一応力仕事も頼まれたらやるけど、そんなに力はない。
(63) 2022/07/17(Sun) 3:13:15