人狼物語 三日月国


74 五月うさぎのカーテンコール

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


む。


[生米?生卵── あっ。]


ああ……


[びよんと手を伸ばせば鍋に手が……いや、無理だろう。目算するまでもなく。

頬を両手で手挟んで、唇を重ねた。
今度はリズムを崩して、少し息が上がるくらいの長さ。]

[立ち上がって火を止める。
小鍋をシンクに運んで、流水の下に置いて冷蔵庫を開けさせてもらう。マヨネーズと、バターを一欠片。]


胡椒だけでいいでしょうか。
他に何か入れたいものあります?


[尋ねながら卵を持って、殻にヒビを入れていく。全体が軽く粉砕骨折のようになったら薄皮ごとツルンと剥くだけ。
容器にぽいぽいと入れて、バターとマヨネーズを冷蔵庫に片付けて、]


たこ焼き機のとこ…でなくても、フライパンでもパイは焼けマス。


[卵を崩してサラダにするのはジンさんの隣で、お酒飲みながら。ウィスキーも試してみたい。*]

[図星を指されて、う、と声を詰まらせる。
上目遣いに見つめ返しても見透かされていては、あまり効果はないのかもしれない。

足の指先に触れる手に、ぴくりと足が跳ねる。
薄っすらと残った鼻緒の後を辿られて、くすぐったさだけではない感覚が肌を焼く。
赤裸々な言葉と同時に、指先に痛みが走ったら、]


 ……ッ、……


[漏れ出そうになる声を堪えた。
目線を上げれば、欲を湛えた視線とぶつかる。]



 うん、……
――抱いて、




[誘う声は掠れて、瞼を伏せる。やがて降りてくるキスを待った。*]

ん――

[指摘してすぐ止まる感情の波なら、きっとこうなる前に火を止めていた。
 別れ際の口づけは長く、酒精に蕩けた呼気すら全部相手にあげてしまうような時間。

 重ね合った分、離れがたく。
 立ち上がる姿を追いそうになったけれど、僅かな理性で止めた。
 空虚になった指が、グラスを持つ。空のグラスにワインを注ぎつつ。]

パイにするときにスパイス入れるなら、ベースの卵はシンプルに胡椒だけでもいいんじゃない?
アレンジはその後ってことで。
あ、でもしっかりめに胡椒効かせてほしい。

[最後の一言はただの好み。言うだけ言って、調理は麦に任せよう。
 全体に罅を入れて卵をむく、そんな手付きも見てるだけ。
 人の料理する様子はいい肴。スモークサーモンもうまい。]

戻ろーよ。
いろいろ広げたし、あとここだと狭い。

[卵サラダ作るのを眺めて、酔いを深め。
 ああ、気分がいいなあ。猫のようにうっとりと目を細めた*]

[こんなにも目を伏せた表情が美しい女性を卯田は知らなかった。
冗談でも誇張でもなく。

今すぐ乱暴にしたいくらい興奮すると同時、その美しさにひれ伏したくなる。]


 ん、


[目を閉じている彼女には見えないだろう。
卯田がくちづけながら、薄目で彼女の睫毛が震える様に見惚れているのを。]

[畳みを這うように彼女ごと布団の場所に移動する。
途中で鞄からバスタオルを引っ張り出した。
シーツを汚さない為に。
倒れた鞄から色々零れたが気にしない。
コンドームは今度は意図的に持たなかった。

唾液が零れないように、脱がせるまでは啄むだけのキスを繰り返す。
何度も触れ合うと唇全体が敏感になって、彼女の口唇紋の筋さえ感じ取ってしまいそう、というのは言い過ぎか。

後ろ手で帯の結び目を解く。
「くるくる〜」というのを楽しむ余裕は足湯に流してきた。
はだけた袂から手を差し込んで、膨らみをまさぐる。
変わった形のブラジャーを引き裂くように外せば、カップに収まっていた胸がぷるんと跳ねた。]


 ……この下着……すげーえろいな?


[なんだこの構造、というのは、ブラジャーにだけかかる文ではなく。
指で引っ掛けた紐を解けば、すぐにめくれてしまう布面積の少ない下着のことも指している。
今度こそ濡らさない内に脱がせられるかと、人差し指と中指を重ねてその薄布を前に倒して開け、スリットを探る。**]

はい、じゃあ胡椒しっかり。えい。


[茹で卵の容器の上で胡椒を挽いた。
スパイスと器とグラスとボトルを持って再びお引越し。
ウィスキーも飲んでみたい、と強請る声はふわふあと柔らかい。]

[保冷剤は入れてあったが、バッグの中でパイ生地はややへたれてきている。
もう一度たこ焼き機の上に4箇所ほどパイ生地をセットして。]


広いですね、こっちは。


[広いと言いながら酔っ払い達はくっついている。
クッションは有給休暇ですから。

ひっつき虫になってすりすり。掛け直していたらまた眼鏡を外そうと手は悪戯に動いた。]

[半球型のパイ生地に卵サラダを落とせば、可愛らしいシュウマイのようにも見える。上からスパイスを振りかけて。

それから、空焼きしといて後でチョコを乗せて食べるつもりのスイーツパイも。]


あ、サーモン俺も、もう一枚。


[カマンベールチーズを包んで、もぐ。
ほっぺたが落下の危険、手で押さえてもらおう。*]

[手はふたつだから、グラスとボトルを持ったら埋まってしまう。
 サーモンとオリーブは2往復め。ついでに野菜室開けて、ウイスキーを物色。]

混ぜると酔い回るよ?

[注意はするものの、飲まないとは言っていない。
 チェイサーに使っていたグラスに、ロックアイスをがらがらと。
 タリスカーのキャップを開けて、ワンフィンガーくらい注いだ。
 磯くらいピート香が強く、そして甘い。特に水が入ると一気に柑橘のようなやや苦い甘さが広がる。
 チェイサー片手にロックでゆっくり氷を溶かしながら飲むのが好き、だが。]

舐めるくらい、ゆっくりな。
キツかったら水割りにして飲んで。

[チェイサーグラスはさっきまでのワイングラスにしよう。
 白ワインを一息に飲み干して、カラフェの水で満たした。
 これもそろそろ、新しい水を入れてやるべきか。]

ま、さっきまでが狭すぎたとも言うけどね。

[入れてやるべきかと思ったけれど、一度座るとなかなか立たないのが酔っ払いだ。
 ソファの背もたれに体重預けて、溶けるように重なり合っている。
 眼鏡は移動するからかけていたけれど、外されるなら抵抗しない。]

お好きにどーぞ。
俺にもちょうだい。オリーブ付きで。

[ただ、外されて見えないからって、甘えるようにねだる。
 口を開ければ、ウイスキーに似合いの塩気が得られるか**]

[比べるのもどうかと思うけれど、基依さんはキスが上手い。
チェリーの茎を結ぶように器用に、食んで、啄んで、とろかせていく。

傾れ込むように布団に移動して、彼が用意したバスタオルの上に身を委ねながら、浴衣の帯を解かれている間も慈しむようにキスを幾度も落とされて。
ただ唇を触れ合わせているだけなのに、息が上がった。]


 ……、ン、ン……


[唇の隙間からは甘えるような声が零れて、もっと、とねだるように袂に手を滑らせる。
性急に浴衣の合わせを解かれて、下着を顕にされて。
胸が曝け出されなたら、隠すように手を置いてしまう。]

[落とされた感想に、かあ、と耳朶まで赤く染めて。]


 だって…………
 
脱がされて、みたくて……



[期待した。なんて言ったらどう思われるだろうか。
胸元を隠していた腕は顔元へと移動して、朱を散らした目元を覆い隠す。

彼の手が下腹に移ったら、手伝うように腰を浮かせて。
頼りない紐が解かれてしまえば、武装していたはずの心まで解かれたような気持ちに陥って眉尻を下げてしまう。
恥ずかしい所に指先が触れそうになれば、太腿を擦り合わせて身をくねらせた。*]

……うわ、美味しい


[海の香りのウィスキーが口に入ると、今さっき食べたサーモンの脂が泳ぎ出す。
ゆっくりゆっくり舌の上を転がして、水を含むとぐっと甘い。それにほろ苦い。]


チョコと合いそうです。


[板チョコに塩を振って、がいいかな。でもせっかくチョコパイを準備してるから待とう。
考えながら、スモークサーモンをもう一切れ。オリーブを包んだ。]

どうぞ、ジンさん。


[お口開けて待ってるジンさん可愛くて天災ですね。
スモークサーモンを入れてあげた指で下唇を撫でて、ウィスキーをもうひと舐め。]


酔いが回ったら、寝かしつけてくれますか?


[まだ明るい時間帯だけれども。]



[パイは焦がさないように意識を残しつつ。

ウィスキーと水とジンさんを代わりばんこ。
ちゅ、と触れるのは唇に、口に何か入ってるなら指に、寄りかかるなら瞼に、髪に。
チェイサーは入れているつもりだけど酔いは深まっていく。*]

[ごく、と喉を鳴らす音がやけに大きく聞こえた。
これもまた「見せる為の下着」だったという訳か。]


 ……紫亜といると、新しい扉をいくつ開けるのかって感じだ、


[すげー興奮する、と伝える声は低く獰猛だ。
外した時に一度隠されてしまった胸は、彼女が顔を隠すに合わせて再びまろびでた。
仰向けで流れた横乳の輪郭をなぞるように舌を伸ばした。]

[胸を唇と舌で愛でながら、指は下肢へと。
脱ぐところまでは協力があったが、太ももは閉じられている。
一度身体を離して、紫亜の身体をころんと反転させた。
はだけた浴衣を抜き取って、布団の外へ。]


 足湯の間、ずっと舐めたかったんだよなー


[もう一度彼女を仰向けにすると、右足を持ち上げて。
顔を見ながら親指にくちづけた。
窄めた唇を押し当てて咥内に取り込み、爪の間をちろちろと舐める。

まるでぶどう飴を舐めるかのように。*]



  ……扉?


[きょとりと瞬いて、小首を傾げる。
だが、続く言葉を聞く限り、喜ばせることには成功したようで。
低く響く声に孕んだ色気にくらくらとして胸が高鳴った。

赤い舌がちらりと覗いて、期待に身体が震える。]


 あ、ぁ  ンッ……


[胸に落ちてきた唇に、甘やかな声が漏れる。
為すがままに身体を転がされながら、意味をなくした浴衣は抜き取られてしまって役目を終えた。

足を持ち上げられたら、わ、と眼を丸くしたのも一寸ばかり。
足先に落とされるキスに、ぴくりと足が揺れて。]

 
 ぁ、……やだ、そんなところ……ぁ、 ァッ……


[向けられた視線に気づいたら、くすぐったさだけではない感覚に目を眇めて、ぬるりとした舌が這う気持ちよさに思わず足を引きそうになる。*]

[一生懸命背伸びをする姿だったり、初めて身に着けるものが似合うかくるりと回って見せる仕草だったり、紫亜が見せてくれるものすべてが自分の「性癖」になるから、「扉」。

今ひらいたのは、前にホックがあるブラジャーと、紐で結ぶタイプのショーツを身に着けた姿。
そして足指への刺激に感じる声。

ちゅぶ、ぢゅっ、と態と卑猥な音を立てて吸う。
鼻緒が当たって少し赤くなっている水かきを労わるように舐めて。]

 っはぁ、 ココに、痕残すの、先に俺がしとけば良かった。

[そこから甲に薄っすら伸びる線を下でなぞる。
持ち上げているのは片足だけだから、布団に投げ出したもう片方を蹴り上げれば離してやることは出来るが、腰を引くだけでは逃がしてやれない。
視界の端、露わになった秘所に光る蜜を見つけて目を細めた。]



 「そんなところ」で、感じてる、だろ?
 
濡れてる



[指摘して、にやりと笑うと同時、鼻緒の痕の上書きとばかりに甲を強く吸って歯を立てた。*]

[響く水音が耳を刺激して、ぞくぞくと快感が走っていく。
足先から膝を通って太腿まで。
普段意識しなかった箇所が快楽を引き寄せることに驚いて、足の指先を丸めながら熱い吐息を零した。]


 ン、ぅ……


[鼻緒の後にすら嫉妬する声に、たまらなく胸が締め付けられて。
まだ直接触られてもいないのに秘部が切なく疼きを訴える。

痕がなくて物足りないと思っていたのは自分だけじゃないと知って。]


 ……痕、もっと、つけてほし……


[唇に手をやりながら見下ろして、密やかにおねだりを囁く。]

[感じてしまう声を堪えるように、爪を噛んで。
身体の変化を伝えられたなら、羞恥に視界が滲む。]


 や、言わないでっ…… ァ、んンッ……


[ふる、と首を揺らせば、耳元で蝶が揺れてはらりと髪が解けていく。
伏せた瞳の先、新しく花咲いた痕を見留てぶるりと身を震わせた。*]

[足指の強張りが、彼女の性感を伝えてくる。
足裏でくすぐったさを訴える人は多いが、今の紫亜ならば全部「きもちいい」に変換されてしまうかもしれない。]


 ……外の温泉入れなくなるよ?
 それとも、俺にいっぱい愛されたの、見せびらかしたい?


[これは気遣いではなくただの煽り。
今なら甲に咲いた赤は遠目だと虫刺され程度にしか見えない数だけれど。]