人狼物語 三日月国


100 【身内RP】待宵館で月を待つ2【R18G】

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シトゥラは、>>@4彼の >>@5彼女の 変換の音を聞いた、
(t0) 2021/10/24(Sun) 17:45:21

【見】 技術指揮 シトゥラ

>>@5

プルーに引かれるまま見た景色は想像通りで。
いつかは、起こることだとさほど怒りも感情も湧いてこなかった。

トラヴィスは、自覚をしないまま元の彼から離れようとしている。
もちろん変わることを悪だとは言わない、停滞する館の中で人の心などたった数日で移り変わる。

"そんなこと"はどうだっていい、"そんな移り変わるもの"に興味なんてない。
ただの存在定義を危ぶむ行為だけが、シトゥラにとっての悪である、罪であると―――きっと語ってもこの男に伝わらせるには何百回も砕いて、粉々にして柔らかくして、哺乳食のようにどろどろにして口元に運んでやらないとわからないのかと病む程度には
すごく怒っていた



「俺のことは気にするな。プルー……言い分を聞きたいか?
 お前のためならこんな茶番も見続けてやるよ、殺すのはその後だ」


一大決心だったと。
バカにするなと激昂してくれたほうがありがたいぞ、トラヴィス。
"その程度"で止めるものを、俺達は理も得ずに失いそうになったんだ。残るのは事実、覆水盆に返らずだ。零すか零さないかは手前が決めろ。
(@6) 2021/10/24(Sun) 17:56:01
「おいゲイザー聞こえているか!リーパーはどうなっている!?
話せるなら返事しろ!話せなくても返事しろっ!俺を無視するのは許さないぞ!」


きいきいきい。ぎゃんぎゃんぎゃん。
神経質そうな男が喚き散らしている。大変に喧しい。

貴方は何の問題もなく無視できるだろう。暫くの間男は喚いているが、無視し続ければそれもきっと止む筈だ。

シトゥラは、誰とも目が合わない、だが視線を向けられれていることはわかった。
(t1) 2021/10/24(Sun) 22:35:26

シトゥラは、自分に害を為す、または自分が傷を付けた存在だけをしっかりと、瞳で見る。
(t2) 2021/10/24(Sun) 22:36:26

【見】 技術指揮 シトゥラ

>>@14 

「……お話済みました?」

ぼんやりと、トラヴィスの言葉と、プルーの言葉、キエの言葉をきいた。
正直中身は頭の中に入ってきていない。なぜならすることが変わらないからだ。
全て、何を為そうが関係ない。もうすでに決まった答えがそこにある。

「よかったですね、トラヴィス。許してもらえている雰囲気で。
 俺は実際のところどのような選択をしても、良かったのですが。
 せっかくですし、二人では補完されない俺の要望を伝えましょうか。

 あなたが、自らの力では絶対わかってくれないことです。
 言う必要が無いと思っていたから、だまっていたことです。
 私もどうやら変わらないと仲間はずれのようですし」

「何も言わないままだと、プルーを悲しませることにも繋がりそうですから」

貴方のためではないですよ。と告げて、息を吸った。

「あくまで主観のはなしです。
 俺はあなたの選択を決める権利もない、
 ましてや責任も持つ気はありません。
 将来を共にする相手としても選んでいない上に、所詮お互いの友人ですよね?
 関係や時間の終わりいつかは来るんですよ、貴方が馬鹿な悪魔のような男に誑かされた時点で。
 いや……勝手に嵌まって抜けられなくなっている時点で、の間違いか。何を排除したって俺たちにはつきまとい続けます」

独り言のように思考を整理していく。
お互いの立場をわざわざ説明してやる
(@16) 2021/10/24(Sun) 22:45:22

【見】 技術指揮 シトゥラ

>>@16

「だから、――少しでも俺のことを特別に思っているのなら。
 俺に最大限知らせて欲しいんです」

「死ぬ予定があるのなら、俺に教えてください。
 記憶を消したいなら、俺に教えてください。
 何かを決める前に、しようとしたことを教えてくださいよ。
 少しでも貴方であることが損なわれることは、俺にとって損なんです」

狙った獲物を誰かに捕られるのは不愉快である。
ただの自分勝手、そして、利己主義だ。

「それだけで、いいんです。止めたいなんて言いません。
 突然いなくなったら悲しいのはあなたもわかりますよね?
 トラヴィス。
 
 これから目の前の存在がふっと消えることに耐えられますか?
 此れからの選んだことを反対されるのも、苦しくなりませんか?

 俺は、そんなことをしたいんじゃありません。
 そう――俺の知らないところでそれが起こって、
 二度と手を出せない状態になるのを見たくないんです。

 わかりますか。

 ―――――それができないなら、不安で殺したくなって仕方なくなるんですよ」

(@18) 2021/10/24(Sun) 22:55:07

【見】 技術指揮 シトゥラ

>>@17

それは生きる人間としての終わり。
逃がしてやる、という宣言。
そして、あなたが俺という人間の傍で"生きる条件"だ。


「生きるためにどうか配慮してくれると嬉しいです。
 俺に伝えてくれたらそれでいいんです。

 もう、一つ一つ言いましょうか。
 会いたくないなら、会いたくないと言ってから無視してください。
 消えたいなら、消えてしまいたいと言ってから消えてください。
 殺されたくないのなら、殺さないでくれ、と言ったらいいですよ。
 その瞬間貴方は、俺の前から何も言わずに消えるような存在になるのだと決めつけると同義になるだけです。

 ―――ただの、事実と願望ですよ? 脅しじゃない。

 それでも俺に、俺たちに関わることをしてくださるのなら。
 言葉にする練習でもしていてください、馬鹿野郎様」


おしまい。と、トラヴィスだけを見て。言葉を締めた。
(@19) 2021/10/24(Sun) 23:05:37
「わ、わぁわぁわぁわぁ!」

ゲイザーは思わず声を
あの、頭がわななくような不思議な感覚。
共鳴による力。──久々だった。ミズガネの声だ。

「……ミズガネさん……っ!
 ごめんなさい、あたし、あなたを──」

首を振る。まずは質問に答えよう。

「あ、あたしですっ。ゲイザーもリーパーも、ここにいますっ。
 あたしたち、ひとつになったんです!」

「ひとつに……?」

首を傾げる。原理などはよく分からないけれど、貴方が無事ならばそれでいい。

「そうか。……お前は大丈夫なんだな?喧嘩とかしてな……ああ、いや。喧嘩の一つや二つくらいはするか。ともかく問題がないのなら構わない」

続いて、貴方が口にしようとした言葉を拾い上げる。

「……それで、ゲイザー。謝ることはない。お前がやった訳じゃないんだろう。死ぬほど痛くて辛くて苦しくてたまらなく怖かったからリーパーに恨み言は言ってやりたいがな」

苦しかった事を我慢せず言ってしまうあたり、男はやっぱりだめだめなのかも。

「…………それでも、もし申し訳ないと思うのなら。お前とリーパーの事を教えてくれ。二人はどういう人物なのか知りたいんだ」

【見】 技術指揮 シトゥラ

>>@20 >>@21

「―――」

違う。

「("そんなもの"が欲しかったんじゃない)」


その手に抱かれてあなたの言葉を受け止めたふりをする。
その口から特別という甘言を聞きたかったわけじゃなかった。


これはおごりだろうか、彼の意志だと思えないわけではないのに。
たった一言だけで、変わるほどのものだったのかと疑ってしまう。
プルーの言葉がきっと良かったのだろう。
彼の心を動かして前を向いてくれたのだ。

そう、思うのがいいはずできれいに収まるのに。
感情は追いつくことがないんだ。

(@28) 2021/10/25(Mon) 17:18:07

【見】 技術指揮 シトゥラ

>>@20 >>@21 >>@28


「信じさせて、くださいよ」


あの言葉だって言うのにずいぶんと時間がかかったのに。
特別扱いを求める言葉を、きれいごとを言うなんて。


「いまさら、言ったって。俺が本気になんてなれないです。
 精々尽くしてきた分、返してください」


信じられるようになれたら、特別扱いを受け入れますよ。
それまでは、精々命を狙われ続けてくださいね。


(@29) 2021/10/25(Mon) 17:19:19

【見】 技術指揮 シトゥラ

>>@29

「プルー、あとで事情は説明しましょう。
 今は留まったようですが、俺にいったことをたった一日で忘れかけたんですよ。
 許せますか? 許せなかったんです。

 そんな風にほかの甘い悪魔のささやきに誑かされないと、証明してくれるまで素直になってやりません。
 キエ以外にもバカみたいな力を持っている人はいるんですから、馬鹿は馬鹿を自覚して―――

 ああ、もう、いいです。
 やっぱり、」


特別だなんていわれると、束縛したくなる。
余計な嫉妬なんてしてしまいそうになる。


「……しばらく暇をもらいます」


誰かに振り回されるなんて、ごめんですから。
あなたが落ち着いた人間になったら、また答えが出せると思います。
(@30) 2021/10/25(Mon) 17:28:03
「ハッ! オマエのはらわた、
 死人みたいに冷たくて……もごごご」

「す、すみませんっ!! まだうまく、
 お互いの人格が馴染んでいないみたいです」

喧嘩はしているようだけれど。
なんとかうまくやっていけてるのは、きっと伝わるだろう。

これで大団円のハッピーエンドという程、
話は簡単では無いのだけれど。
何せ、元・殺人鬼だ。 ⇒

「それじゃあ。
 あ、……改めて、自己紹介をしますね」

「気弱で、すぐにいじめられちゃってたあたし、ゲイザーと。

 何も言い返せないあたしに代わって、
 怒ってくれた──話を聞いてくれていた『リーパー様!』」

「それが、あたし達です」 ⇒

「今までは、あたし、
 リーパーの存在が認識できなかった」

『ひひひ、こいつ全然気づかねえんだぜ!
 夜な夜な人間を殺して回ってたのにさあ……。
 もごごご。もうしない、もうしないって!』

「──でも。こんなふうに、
 お互い意思疎通できるようになったんです」 ⇒

「こうなったのは、べつに大した理由じゃない。
 過去に特別なトラウマがあった訳でも無くて。

 ……ただ、いじめられっ子のあたしは、
 お友達が欲しかったから」

『でもさァこいつ、オレが世話焼いてやったのに
 年取ったらオレの存在忘れやがった!』

『だから、ムカついて仕方なくって、
 オレは殺人鬼になったんだ。
 人間の腹を裂いて、ウサ晴らしてた!』
 
『オレ、まだ許して無ェかんな!』

『……ま、ちょっとはマシになったけどな、アイツも。
 何か、ずっと”怒る”役目だったけど。
 役目なんかなくても、居て良いって、あのノロマが』 ⇒

長い長い話を滔々と語り、少女はこう締めくくる。

「……あたし達については、これで良いでしょうか。
 えへへ、あたし達。少しだけ、大人になったんですよっ」
 

「──ね、あたし知ってます。
 あなたが、ゲイザーを助けてようとしてくれたこと。
 リーパーに、為さなければならない報いを与えようとしたこと」

「ずっと、……あなたと話したかった」

「ありがとう」

『え、これオレも言った方がいいやつ?』
『ぜってー言わねー!』 ⇒

「……何か、あなたにお礼がしたいんです。
 あなた、ずっとあたしのこと心配してくれたから」

「…………」

「ば、『晩酌』……。
 お付き合いしたほうが良いですか……っ?」


結局純潔のままだった少女は、
声を上ずらせて尋ねて来る。

けれどきっと、もうそれはあなたには必要ないことだ。

【見】 技術指揮 シトゥラ

>>55 チャンドラ

「―――どこに行っていた」


本当はわかっている、ここで人が消えることなんて日常茶飯事で。
それに彼女は巻き込まれていたのだろう。
彼にもどっか行くように視線を向けようとしたがため息をついて、行きかう使用人達が時々見える広間に彼女を招いた。

「ああ聞いたが説明はいい、どうやら館で騒ぎがあったんだよな。
 そういうことがあった後は、都合よく扉は開くもんだ。
 ここから出ていく人も、住もうとする奇特な人間もいる。

 それで、……食べたいものは」

あなたが帰るだとか、なんだのとかはあえて聞かずに訪ねてきただろう目的を訪ねた。
(@34) 2021/10/26(Tue) 0:57:19

【見】 技術指揮 シトゥラ

>>@33

「……」

「プルーがいるでしょう。俺と同じぐらい特別なプルーが」

嫌味ではない。

「今まで遊んできたのに、すぐにはい喜んでとでも言うと思いましたか。
 どれぐらいの人間を抱いて甘やかしてきたんですか。
 夢におぼれようとしていたんですか。
 すぐに俺たちを見ると思いますか?

 
思いません


額にキスをしてあげて、そのまま頬に滑らせて体を離そうとする。
唇にしてやらない。

「……頭冷やしてくるだけですから。
 ちょっとしたことで今殺意が湧くぐらいストレスが酷いんです。
 獲物数回逃がしてるんですよ。
 プルーたちは知りませんでしたっけ? 俺結構館で人殺してます。
 生き返ったり消えたりします……館の主も寛容ですね」
(@35) 2021/10/26(Tue) 1:06:10

【見】 技術指揮 シトゥラ

>>57 チャンドラ

「謝らなくていいって、それで……、
 ―――それを選ぶのか」

思わずため息をつきそうになった。
きっと食べていたのを見たか、名前も聞いたんだな。

説明欄にも催事に出すケーキであることと、
幸せを呼ぶ人形が入ってあることぐらいは注釈に入れてある。


「……一人で食べるもんじゃないから、
 一緒に食べたい奴を連れてこいよ。
 それか幸せを手に入れるチャンスを与えたい奴だ。
 分量が足りなければ追加で作ってやるから、気にするな」

「時間はかかるから、そうだな――あと数刻後。
 冷めても美味いモノにしておく」

時間という概念が曖昧な館で、魔術でも使えなければ再び会うのは難しい。
ただここに戻ってくると言うあなた達の意思があればまたまみえるのだろう。


「……呼べるような知人はいるか?」
(@38) 2021/10/26(Tue) 18:34:40

【見】 技術指揮 シトゥラ

>>@36 >>@37

「突っぱねなかっただけ、褒めてくださいよ。
 俺がどれだけ丁寧にあなたに尽くしてきたか」

あなたを敬う役をして。
本当にそばから離れるのなら貴方にだけ使う敬語だって外している。
従者のような振りをして、願い事を聞いて。
都合のいい存在になって、それが特別にさせてくれだ?

感情まで、好きにしていいと言ってない、だったら好きになれと命令して見せてほしい。
似たようなことを言われているから、動けないのだが。
(@39) 2021/10/26(Tue) 18:42:01

【見】 技術指揮 シトゥラ

>>@36 >>@37 >>@39

「――貴方のことは好きですが、愛していません。
 彼女のような可愛げを見せられるようになったらいかがですか。
 少しぐらいは身辺整理と、感情の整理をお互いにさせなさい。

 この後ロマンチックな星空が見れる食事を準備するだとか、
 貴方"らしい"ことはいくらだってできるでしょう。


 無様に縋ってないで、貴方の魅力を信じさせてくださいよ。

 誰よりもトラヴィスが俺たちよりも自分を信じてください」
(@40) 2021/10/26(Tue) 18:45:33
長い長い話を、しっかりと受け止めて。

「……リーパー、お前も寂しかったんだな。
 お前の痛み、ちょっとだけ分かるかもしれない」

ぽつり、呟く。

「ああでも、意思疎通ができて、大人になれて、本当によかったと思う。リーパーも寂しくなくなるだろうし、ゲイザーも親身に寄り添ってくれる奴と再会できた。安心したよ」

ありがとうと言われると、照れくさいのかちょっとだけ帽子を直すふりをした。

「どういたしまして。放っておけるはずがなかったからな。ゲイザーはドジでおっちょこちょいだが、人一倍一生懸命だ。悲しい目に遭うなんて俺が許さない。許したくない」

男はどこか、重ねていたのだ。
失敗ばかりの少女と自分を。
でも、決定的に違う部分がある。頑張り屋さんな部分だ。
だから重ねていたけれど、決して同じではない貴方に憧れてもいた。

そんな貴方の断末魔を、いったいどうして無視できるというのだろう?

本当はそんな理由もあったけれど、照れくさかったので心の奥にしまっておいた。


『晩酌』の話になると、男はくすりと小さく笑みをこぼす。

「……それなんだがな、ゲイザー。『晩酌』はしないことにした。色んな酒と女に溺れて逃げる事はやめたよ。
 そうしなくてもいい、互いに支え合える大事な人と出会えたから」

穏やかな声でそう紡いで、「でも」とさらに言葉を重ねる。

「お前と、そしてリーパーとまたお茶会はしたいな。純粋にお菓子とお茶を楽しんで、とりとめもない話をしたい。
 お前が焼いてくれたドライフルーツ入りのパイ、とても美味かったんだ」

【見】 技術指揮 シトゥラ

>>72 チャンドラ

「食べたい人居なかったらどうすんだ…?
 パイを何等分にするか数えないと意味が無い。
 だからちゃんと聞いてるんだが……まあいいか」

脳みそが花畑と入ってやらないが、随分とお気楽な思考をしている。

普通のアップルパイと、ガレット・デ・ロワ。
別々出作ってやろうじゃないか。
目の前の彼女が食べたい人と食べればいい。

「……そこまで難しいことはさせないからな、指示はする。
 急げと言ったら気持ち早く、ゆっくりといったらきもちゆっくり。
 はじめてのことは自分の感覚を信じず慎重になるぐらいがいい、覚えておけ」

さっそく行こうか? と声をかけて、使用人たちに話を通す。
あなたに服のようなフリルの着いたダブリエエプロンを用意させた。
いざ料理を作る、準備のために待機するそんなほんの短い時間。頭によぎる余計なことがシトゥラの動きを止めた。

(@43) 2021/10/26(Tue) 22:18:47

【見】 技術指揮 シトゥラ

>>@43 >>72 チャンドラ

「なあ……チャンドラ」

ああ駄目だな、聞きたくないのに。
ただ集中もしていないのに美味しいデザートが作れる気がしない。

「これを食べたら、お前はどこにいくんだ」

漠然と答えにくい質問をしてやった。
意味がわからなければそれでいい。
とんちんかんな答えでもいい。
ただきいておければそれでいいから。
(@44) 2021/10/26(Tue) 22:19:29
その声色にゲイザーは、”まるで憑き物が落ちたみたい”と思った。
同時に、”今のあたしたちの関係のほうが、きっといい”という、
曖昧な印象も。

「あなたってひとは」
「年頃の女の子の、純潔を奪おうとして置いて」

その癖、幾らでも代わりのいる筈の下女を心底心配してしまう。
照れ隠しのような仕草に、ゲイザーはくすりと笑った。

ねえ、あたし。
あなたになら、初めてをあげてもいいと思っていたんですよ。

「ほんとう、憎み切れない、ろくでなし」 ⇒

「良いですよっ。あたし、暫くこの館にいますし。
 そう、あたしっ。
 お手伝いじゃなくて、正式に雇用されたんですっ」

だからこそ、何度でも次はあるのだ。
ゲイザーは贖罪をする必要が有る。
しばらくこの夢から覚めることはできない。

……けれど、どうやら退屈はしなさそうだ。 ⇒

「だから『お誘い』は、いつでも。
 あたしももっと、あなたのこと知りたいから。
 どうでもいいことをお話しましょう」

「……茶飲み友達して、ね?」

ゲイザーは大人になって、少しだけ悪戯ができるようになった。

『えっ!? オレこいつと茶飲むのなんかゼッタイイヤだぜ。
 あとジュースがいい!』

あまのじゃくの騒々しい一声と共に、ゲイザーは通信を切る。
きっと、この通信を使うのは最後になるという予感があった。
だって、普通に顔を合わせればいいのだから。 ⇒