人狼物語 三日月国


100 【身内RP】待宵館で月を待つ2【R18G】

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「相手が誰だって、あたしは祝福する」
「ああ、でも。──優しい人が良いわ!」

ゲイザーは日の光を眺めて、笑っていた。

『はーぁ。オマエ、マジで救いようのないバカだよな』
『ちょっとは分かるけどさ』

これはきっと、二人だけにしか聞こえない内緒話。
さあ、今日はどんなパイを焼こうか。

【見】 技術指揮 シトゥラ

>>76 >>77 チャンドラ


「あ、っそう」


失恋でもない。
ただ祝福する気より、どこぞの奴にこの綺麗な人を奪われたという気持ち。
宝物のようにされて生きていた彼女を、その居場所から盗んだ奴は誰なのだろう。
そんな無駄なことを考えている。

俺はここに平穏で都合良く暮らしたいんだ。
俺が生きやすいように呼吸がしやすいように。
手つきになった輩はとうとう殺すのもしづらい。
ああまったく、誰も彼も煩わしい。これだから新しい人間が来ると困るんだ。

(@52) 2021/10/27(Wed) 17:38:14

【見】 技術指揮 シトゥラ

>>76 >>77 >>@52


「ここで学ぶ事は少なくは無いと思うが―――。
 俺に断り無く消えてくれるなよ」


その笑みを向けられる誰かが羨ましくて、額に口づけを落とした。
これでおしまい、結局これしか触れずに終わってしまった。


(@53) 2021/10/27(Wed) 17:39:49

【見】 技術指揮 シトゥラ

>>76 >>77 >>@52 >>@53


「卵を、」

だけど俺も教えることはできるだろう。

「卵を成功するまで、割っていい。頼めるか?」

此れからも綺麗に輝き続けられるように。
その輝きが奪われないように。
濁らす敵を排除できるように。



「それと、もう少しそのノートは預かってていい。
 だからまた」

「食べたいものを決めて、教わりに来い」


そう言って、オーブンを温め始めた。
喧しい騒ぎが起こるそんな少し前の話。
(@54) 2021/10/27(Wed) 17:41:56

【見】 技術指揮 シトゥラ



「――夜のうちに、わかった。
 プルーの頼み事となれば、その幸福を捧げに行くことぐらい造作も無いよ」

ちょっと誰かを殺してきますかね、と。
物騒なことを言いそうになった口を閉ざして貴方たちから離れる。

(@55) 2021/10/27(Wed) 17:42:36
シトゥラは、 座長の影を、宝を守る女を通り抜け一度振り返った。
(t3) 2021/10/27(Wed) 17:42:58

【見】 技術指揮 シトゥラ



「俺の名前は、シトゥラ」

本当は別の名前が、あったのだろう。
人には"名前"があるらしいから。
だけどもう思い出せない。何処かの国の言語で器という意味。
ただのニンゲンであった事だけしか俺には残っていない。
ジェーンドゥ、ナナシ、アンノウン様々な形容の仕方を聞いた。
俺というものは、知識が詰まったの器でしかない。


「この館であなた達と長く共に過ごし、
 そして共にいたいと願うただの人[ヒトゴロシ]。
 そして今度こそ、信じられる愛をもらう者だ。
 以後お見知りおきを、残りの話は夕食で」

自分でいれたお茶を飲んで、自分で作ったスコーンを食べて。
あなた達の色のジャムを付けて、手に着いたそれを舐め取った。

遠くない夜空が目を閉じたその向こう側に見えた気がして
今離れたばかりのその腕に抱かれることを考えた。

それでも、今だけは。
やっぱり怒っている分はまだ痛い目を見て貰ってもいいだろう。
だから、ほんの少しの距離を置いて。
その手を伸ばして貰うのを待つことにした。
(@56) 2021/10/27(Wed) 17:53:55
リーパーは、館の協力者の役目を終えた。
誰かを襲う画策をすることもない。
館の魔力によるこの声も、もう届くことはない。

それにリーパーはべつに、キエのことを
特別だともなんとも思っちゃいない。
これは、刹那の繋がりだ。

だから、別れを告げなければ。 ⇒

「ようキエ! まだこれ、聞こえてるか?
 いやあ、オマエには世話になったな。
 オマエが居なければ、あんな謎は作れなかった」


「それに何より、オマエには恩が有る。
 あの時は、オレが”下”だったんだ。

 オレは副人格だった。
 棄てられて、なかったことにされて。
 認識すらされなくて」

「……だからひとときでも
 あいつの躰を奪ってやれたのはスカっとしたぜ! 
 それに、あのお陰で今みたいに対等になったんだし。

 
何より、ゲイザーのあの顔! あの悲鳴!

 
ギャハハハハ!!!

「でもオマエやっぱムカつくわ」


「いつだって人を食ったようなツラしてさ。
 オレは誰のいいなりにだってなりたくない!」

「そういやオマエ、最初は探偵だって名乗ってたよな。笑える!」

「……じゃあ、待宵館殺人事件はこれでおしまい。
 オチは探偵と犯人の結託による完全犯罪だ。
 陳腐で、趣味の悪い、最高のミステリー!」

 
「でも、それは今回だけのこと」

「次回は敵になるな?」

 

「捕まえてみろよ、インチキ探偵!」

さよならなんて素直な言葉、言ってやらない。
リーパーはリーパーらしく。
最後に行ってやるのは捨て台詞。

もう殺人なんてする気はないのだけれど。
統べる者に歯向かうのが愚かな殺人鬼の最後の矜持だ。

……さて、気に入ってくれただろうか、あなたは。
さあ、ご感想は?

キエは人を夢で判断する。どんな夢が実るか、実りそうな場所か。その尺度しか持っていない。
……矢張りキエも、リーパーの事を何ら特別視していない。尤も其れは貴方に限った事ではなく、人間全てに対してだが。

「君達の刻も動き出した様で何よりさ。其れを僕のお陰だと気付けたのも有難いねェ。
 此れで君達を食えていれば、文句無しのハッピーエンドだったんだけどなァ?」

乾いた笑みがありありと思い浮かぶ様な声色が届く。
キエの言葉が真意である事は、刹那といえど共犯者と成った貴方なら判る筈だ。

「しかし、だが────次回は敵にも味方にもなってやらないさ。僕ァ舞台をスポットライトの上から見下ろすのが好きなんでね。
 もし君が再び舞台に立つ事があれば、僕は何処まででも照らし続けてあげよう」

さよならなんて人間じみた言葉は、考えもしていない。
死が夢を別つまで、キエは人の中に在り続ける。
人が夢に向かって歩き続ける限り、“キエ”で在り続ける事ができる。

 
「其の時は、きっと
また


「陳腐で、趣味の悪い、最高のミステリー悪夢を見せておくれよ」

 

 

そこには 誰もいません。
 

 

そこには 誰もいません。
 

 

そこには 誰もいません。
 

 

 

 

 

そこには 誰もいません?
 

 

テラは そこにいます。
 

 

「 
これは夢、夢、夢
 」
 

 

「 
そう思っていることに、変わりはないんだよな
 」
 

 

 
テラは今此処に存在しているつもりでも、

 
それは“つもり”なだけで、テラの実在は不確定だった。

 
不透明な君達は、疑いようもなく当然存在しているもので 

 
影響を及ぼそうと思えば及ぼせるけど、

 
及ぼそうと思わなかったら及ぼせない。

 

 

「 
テラは本当に存在しているの?、なんて思うのはおかしくないだろ?
 」
 

 

 
こんなに、テラにとって都合の良い、夢みたいなことなんて

 
何かの奇跡だとかそういったものの類で。

 
今のこの 見てもらえた聞いてもらえたっていうのが

 
夜が明けた後もずっと続くだなんて保障はなくって。

 

 

 
この待宵館に、月がこうしてのぼるから。

 
それは、テラなんかよりもずっと強大な力を持っているものだから。

 
だからテラも、夢じゃないけど夢を見られていたのさ 

 
そう思った方が、望む通りにいかなった時の落胆は少なくて済むだろう?

 

 

「 
でもなぁ 夢にしたくないね、テラは
 」