人狼物語 三日月国


258 【身内】冬融けて、春浅し

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視点:


【人】 靖国 冬莉



 ………恋人を家に迎えるんだから、ちょっとぐらい恰好付けたいじゃねぇの。


[何時もよりも穏やかに、そして注意深くハンドルを切るのも。ペダルを踏む力を丁寧に入れ込むことも。]


 申し訳ない、なんて思わなくていい。
 全部、俺からの愛だって受け止めてくれな。


[全て気遣いでなしに、彼への思いからだと伝われば良い。少々むず痒くなるような直情的な言葉も、彼の為と思うなら放つのに躊躇はない。堅さを解して、座席に緩りと身を預ける彼の姿が 自身の前では続くように。その先に、殻を脱ぎ捨てて 素面の彼が見ることができるのなら、そして。
 
その光栄が他の誰でも無い、自分だけに与えられるものであったら、どんなに良いか。
] 
 
(24) 2024/04/28(Sun) 0:16:04

【人】 靖国 冬莉


[やがて、見慣れたマンションへと車を走らせて、駐車場へと止める。先日、此処に来たときの彼の挙動を思い起こし、 すいと視線を配りながら 自室へと戻る道を彼と共に辿る。慣れた指先でオートロックを解除し、エレベーターに乗り込んで。彼へとそっと手を伸ばし、頬に触れては————]
 
(25) 2024/04/28(Sun) 0:16:13

【人】 靖国 冬莉


[何事もなく、エレベーターから降りて 自室への鍵を開ける。
 依然として変わりなく、生活感の無い空間が二人を出迎えた。*]
 
(26) 2024/04/28(Sun) 0:16:49

【人】 葛切 幸春


[恋人。>>24
その単語を噛み締めるように反芻する。]


 ───それは解る。


[好いた相手の前では格好良く在りたい。深く理解出来るだけに、同じ気持ちを自身へと返して貰える幸甚は未だに夢ではないかとさえ。
言い含めるような声すら甘い彼の、その横顔を再度覗き見る。顔貌も心の内も、運転一つとっても穏やかで良い男だ。
だからこそ、注がれる愛情を手放しに喜んでいるだけでは居られない。

言葉を飲み込んだ一寸の間。それさえ慮られているとは流石に知らぬ儘>>23、目線を上げた。]


 ……、あんたからの愛なら誉だな。
 冬莉こそ、俺の愛を頑張って受け止めてくれ。


[軽口に似た応酬は、人気のない限りは車を降りた後も続けただろう。だからエレベーターに乗る時にも、前回の時のような緊張感は無かった訳だが。]
(27) 2024/04/28(Sun) 1:38:51

【人】 葛切 幸春


[相手から少し遅れて、エレベーターを降りる。

入ったのはサウナではなかった筈なのだが。体温の上昇が些か所在なく、顔色を戻すよう頬を手の甲で擦って眉間に力を込める。それから漸く、後を追った。]
 
(28) 2024/04/28(Sun) 1:40:48

【人】 葛切 幸春


 ……… 失礼する、

[彼に続いて足を踏み入れた一室は、初めて訪問した時の儘だった。此処の主の抱く寂しさを感じさせる程、相変わらず綺麗過ぎる。
少しだけ目を細めて携えた鞄を適当に置かせて貰った後、忘れる前に持っていた紙袋を差し出した。]


 あんた、甘いのが好きだろう。
 美味いと評判を聞いて……。


[中身はある種定番の焼き菓子、フィナンシェだ。
口に合えばいいが、≠ニ顔色を窺うように視線を投げる。相手は袋の中を確かめただろうか、]


 だが今度は、あんたを出迎えてくれる縫いぐるみでも買って来るとしよう。何の動物が好きだろうな。
 
(29) 2024/04/28(Sun) 1:44:18

【人】 葛切 幸春



 ……参考までに、俺は最近黒い犬が好きだ。
 ああ、目の悪い奴も可愛らしいな。


[僅かに目を眇めて、口の端を吊った。*]
 
(30) 2024/04/28(Sun) 1:46:52
葛切 幸春は、メモを貼った。
(a0) 2024/04/28(Sun) 2:05:15

【人】 靖国 冬莉


 だろ?


[納得気に応える彼に口元を綻ばせるも、その先の沈黙が 未だ彼の持つ堅さを緩ませるのに至っていないことを雄弁に語っていた。>>27彼の要した余白に、口を挟むことも、遮ることもしない。自身と同様に、これまで積み上げてきた価値観が、経験があるのだろう。]


 ……嗚呼。余すことなく受け止めるさ。
 頑張らずとも、お前さんからのものならば愛も、何もかも¢Sて。


[掛け合いの軽さとは裏腹に言葉には含みを込めて、———この意味が相手も、そして自身も理解する日が来るといい。そう、出会ったあの日に自身が彼に貰った言葉の数々のように。
 名前を、なぞるように囁く。この手にハンドルを握っていることが惜しく覚えるのはこれで何度目だっただろうか。]
(31) 2024/04/28(Sun) 19:30:04

【人】 靖国 冬莉


[背後からの眼差しを覚えながらエレベーターを出て、自室へと入り、適当に置いてくれ。≠ニ外套を脱ぎながら声を掛ける。>>29ハンガーに掛けながら、彼の言葉とともに差し出された紙袋へと目を向けた。 ]


 おいおい、手土産は要らないって言っただろうに……。


[なんて吐き出しつつも、車内で彼の姿を認めたその時から理解っていた。互いに気遣いを、手土産を遠慮しては、互いに相手のその遠慮を超えて準備をしてしまう。こういう点は似た者同士なのかもしれない。]


 俺が好きそうなもんを買ってきてくれた、ってか。
 ……ありがとな。


[彼の心配りに感謝を述べつつ、旨いと評判の店のもの、さて中身は何だろうか。紙の擦れる音を響かせながら 、彼と一緒に食べることができるものだといいのだが、と思案を浮かばせていた最中。]
(32) 2024/04/28(Sun) 19:30:50

【人】 靖国 冬莉


 もし、欲しいとするならば……そうだな。

 少し青みのかかった黒犬、———真面目で律儀そうな面構えの奴がいいねぇ。
 大層可愛がってしまいそうだ、家から一歩も出たくないほどに。


[吊り上がるその口角を愛おし気に撫でながら、薄く笑みを零し。*]
 
(33) 2024/04/28(Sun) 20:10:54

【人】 葛切 幸春


[エレベーターから部屋までの僅かな距離。
数歩遅れて歩みながら、車内での会話>>31 を思い返す。


 
―――何もかも¢Sて。



身に余る言葉だ。そう頭を過ぎる事自体が未だ、彼の心情を充分に理解出来ていないかも知れない。
本人が自覚している以上に愛情深い性質なのだろうと、一つずつ理解を深めながら彼の背を見る。>>32 それに応え得る男で在りたいと思うのも、事実だった。]
(34) 2024/04/28(Sun) 21:20:16

【人】 葛切 幸春

[菓子を手渡すと共に指摘されて、漸く己も同じ事をしていたと気付く。が、]


 ……俺のは、別に格式張ったものじゃない。
 単なる“恋人への贈り物”だ。


[手土産と考えた心中>>21 は無かった事にした。
礼には軽く首を振って応える。実際、あの夜に垣間見た屈託の無い笑顔をまた見る事が叶えばと願う我欲でもあった。次いだ軽口さえ、それが理由の一つでもある。

──―何にしても無事に興味は引けたようだ。
彼の様子を眺めて、一歩近付いた。]
(35) 2024/04/28(Sun) 21:21:07

【人】 葛切 幸春


 あんたを出迎えられるなら、その犬も幸せだろうな。

    [眼前で零れる笑みは 目線のみで見据えて、] 
 
(36) 2024/04/28(Sun) 21:23:49

【人】 靖国 冬莉




 贈り物か、……ふふ。


[贈り物に掛かる修飾語の、その意味合いを噛み締めるように抱き寄せた紙袋の皺が深く入り込む。>>35そうかい、と応えた声音は自身が思うよりも幾分に柔さを孕んでいたのは 先刻の話。]


 
(37) 2024/04/28(Sun) 22:54:25

【人】 靖国 冬莉

 

 そうだといいが、……いや。幸せにするさ、この手で。


[重なる眼差しの中で、言葉は本来の意を逸れ、本意を注いでいく。]

 
(38) 2024/04/28(Sun) 22:54:37

【人】 葛切 幸春



 
[そんなあんたをこそ、幸せに出来たなら。]

 
(39) 2024/04/29(Mon) 0:29:41

【人】 靖国 冬莉


[指先を解き、頬へと指腹を伝わせ 薄く笑みを浮かべる。窓越しには僅かに滲んでいた陽光は消え失せて 夜の帳が下りていた。*]
 
(40) 2024/04/29(Mon) 14:12:33
村の設定が変更されました。

【人】 葛切 幸春



 ───…冬莉 、
(41) 2024/04/29(Mon) 16:54:04

【人】 葛切 幸春



[外が昏く染まり行く程に、窓硝子は室内を反射する。
だが其処に映り込む表情を知るのは、目の前の互いだけだろう。*]
(42) 2024/04/29(Mon) 16:56:11

【人】 靖国 冬莉



 ……、

  
 
(43) 2024/04/29(Mon) 20:21:09

【人】 靖国 冬莉



 …………。

  
 
(44) 2024/04/29(Mon) 20:21:13