人狼物語 三日月国


246 幾星霜のメモワール

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視点:


「ヒェ!! 嘘です親し気に出て行った感じ見てました。
 実際通信してる内容しか聞こえてきませんが、
 念のため俺様ちゃんオフラインモードに移行します!
 魔女ちゃんSir!」

直接打撃が飛んでくる距離ではないのに、
この身体になってから久しく感じたことない看破到来。
来世は蛙かもしれない。蛙化男子。

「ま、こっちもデート中だからお互い様だし、
 明日には俺様ちゃんバラバラに分解されてるかもしれないから。
 その時は組み立てよろしくって言いたくて」

そのとき二人で組み立ててくれたら早いなって。

【人】 仕立て屋 エリー

>>101 アンジュ
「わかった、それならそのカフェにしよう。
 時間も任せるし、なんなら朝から待ってようか?」

冗談交じりに言って。

「うん、素直なのはいいことだと思う。
 僕はアンジュの味方だから、いつでも頼ってね」
(102) 2024/01/29(Mon) 0:43:32

【人】 仕立て屋 エリー

>>103 アンジュ
「ん、それならまた明日の朝に。
 今日はここで同じ境遇の仲間と交流でも深めようか」

教会に残る人々に視線を向けて。
(104) 2024/01/29(Mon) 1:56:47
「滅多な冗談言うものじゃありません!
 びっくりしちゃったでしょ〜?
 魔女のプライベートは素敵な秘密が多いんですよ」

まるで春麗かな調子。
それでも萎凋の力を扱う魔女となれば、
寒気を送り込むことなど容易い。のかもしれない。

「えっ、分解されちゃうの?
 野暮用で古代文明や遺跡のこと学んでるとはいえ、
 例えばオートマタとかのことはちんぷんかんぷんよ?」

単純な仕組みだといいけど。
専門は植物なのに何だか金属っぽい頼み事が舞い込むこと。

「……こんなこと言ってるのに、私を救ってくれるの?」

大事な友の目的は痣を光らすことではなく救うこと。

「ごめん、正直仲違いするのが怖かったから。
 そんな風に言われると、やっぱ嬉しい。
 言ってることぐちゃぐちゃだよね」

その意思を汲むには私は自分の意思を曲げられず、
否定し拒絶するにはあなたの心が酷く純粋に見えてしまっている。

「私は……」

私が救ってほしいのは。
本来此処に居るべきだった子。

一先ず大きく息を吸ってから片手をあなたに伸ばしてその手に触れようとする。

「皆が私と同じかはわからないけど。
 似たようなことを考える人はいるかもしれない。
 むしろ、救いの言葉を無視して攻撃してくる人がいるかもしれない」

「だからその……情報、共有とか。
 出来る限りで、私もあなたの救いの手助けをさせてほしいの。
 痣が光らせる覚悟は今の自分にはないけれど、一人で頑張らせるのも嫌。
 ……虫がいいかな……?」


くすり、と。
笑んだ聖女は、くるり。その身を翻す。


「 ――― ほんとうに たのしみ! 」


無邪気そうな声が鳴って。
次の時にはすう、と空気に溶け入るように消えてゆく。
本当にあっという間に、
その姿はその場からいなくなっていた。




「 またね 、ファリエ 」


姿なきまま、その声だけがあなたの耳へと届く。
それを最後に、聖女の気配はどこからも消えてしまっていた。

夜更けの街。
凍えそうな冷たい夜だけれど、この日雪は降らなかった。
ただ、寝入る子どもたちから、すやすやと小さな寝息の音だけが聞こえているようだった。

【人】 仕立て屋 エリー

>>105 シヴァ
「はいはい、男の子は大変ですね〜。
 子って歳でもないだろうに、もう」

適当に流して、客の様子を見る。
一通り見た感じ、もう問題ないだろう。

「好きにすれば。
 鍵閉めとか残った客の接客とかはスタッフに任せてもいいから、僕はもうあがれるよ。
 あとの作業は閉店の札出すくらいだね」

オーダーメイドで注文を聞く必要がある客はいなさそうだ。
既成の衣装の丈を合わせるくらいならスタッフでもできる。
会計所から閉店と書かれた札を取り出しながら言った。

#Moordag
(109) 2024/01/29(Mon) 19:53:05

【人】 仕立て屋 エリー

>>106 プリシラ
「へぇ……人は見かけによらないんだね。
 どっちにしても、僕が勝手に心配してるだけだから」

腕力なんてなくても人を無力化する手段があるのはそうだ。
魔法なり、技術なり、道具なり……なんでもある。
けれど、最も手軽な腕力という手札を持つのなら実際に心配無用なのだろう。

「別に気にしなくてもいいのに。
 おすすめの屋台は……好みの味にもよるかな?
 辛いのならここからずっと行ったところにある火吹き亭が出してる屋台がおすすめだし、
 甘いものが好きなら西の通りに色んなのが集まってるし……
 プリシラはどういうのが好きとかある?」

なんて聞きながら、色々な屋台を教えていく。

「食べ歩きでもし服が汚れたらすぐ綺麗にするから、気兼ねせず好きな食べてきてね。
 汚れを落とすのは得意だから。待ってるよ、お店で」
(110) 2024/01/29(Mon) 20:00:41
「カリナさんは別に、たぶん……悪いことをしているわけではないでしょうから」

何か理由があってそう言っている。
勢いだけじゃなくて、何かがあるからそう口にしている。
言えないけど抱え込んでいるものがあるのは伝わった。

――勿論、神託を戴いたからには使命は果たさねばならない。
少しだけ、自分勝手な順序を付けるだけ。
気落ちする彼女の手が自分の手に触れられた。
あなたよりも色濃い手は未熟で細いはずなのに、あなたの手は自分よりも小さく見えた気がした。

「……それは、そうですね。何かがあって荒事になっては私に勝ち目はありませんから。
 あの中には戦闘に慣れた人もいますから、カリナさんの言う通り情報が欲しいです」

あなたを利用する形になるけど、願ったりかなったりだった。
一人でも多くの情報提供者がいれば救う人がより増やせる。
――それは一方的で、優位なものだけど。

「そんなことはありません。お力を貸してくれるのなら百人力です」

あなたに触れられた手にゆっくりと自分の手を添えて、小さく微笑んだ。

「えー、でもカワイイ女の子とテレパシー繋がってさー、
 二人の秘密共有してぇとかなったら、
 俺様ちゃんも男の子としては
 期待していい場面だって思ったんだけどなー。
 おかしいなーフラグどこだろう」

ワンチャンあると思ったんだけどなーワンチャンだけに。
オーケーオーケー、そういえば"魔女"という生き物は"秘匿"で強くなるんだっけか。

「いや、今のとこ大丈夫だった。
 むしろこっちがバラバラにしちゃうかも。
 オートマタはちんぷんかんぷんでも、
 人間については多少理解あるから
 バラバラにしても治せたりしちゃう? 魔女ちゃん」

今相談されてることを一番荒っぽく解決しようとしたら、
目の前に居る"彼"、バラバラになっちゃう事態なんだよなー。

「ないない、詩人の唄の聞きすぎですよ。
 テレパシーができるからといって、
 相手が秘密を守る保証なんてないじゃない。

 お花に内緒話する方がよっぽどいいわ!
 或いは、もっと好感度が上がったらどうかしら」

今はあからさまにノーチャンらしい。
秘め事、お呪い。魔女がそういった類に強いのは違いなく、
頗る呑気そうに見えて、魔女の自称は伊達じゃない。

もしかしてもう荒事に巻き込まれてる?

 ……生き物ならまだ手に負えるかもですけど、
 人間がバラバラになったとき必要なのは、
 魔女の手じゃなくて聖職者たちの祈りだと思うわ」

蘇生にしろ葬送にしろ、だ。

「間に合うならすぐ向かうけど、大丈夫かな。
 できればあまり無茶しないでほしいのだけれど……」