人狼物語 三日月国


29 【2IDソロル+ペア混合】交換日記【完全RP村】

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【人】 部隊長 シュゼット

− これまでの医務室通い ―

[僕は、定期的にこの医務室に通っては、
薬を貰い、治療を受けている身分だった。
部隊の隊長が医務室通いだなんて聞いたら
不安がる部下も居るかと思って。
こういう戦闘後の治療以外で医務室に来るのは、
人目を避けるため……一日が終わる、夜も更けた時間だった。

新薬を試すモルモットかというぐらい
投薬される薬は数日ごとに変えられる。
注射や飲み薬は慣れたもの。
投薬後、脳波を測られながらの経過観測もざらだ。

薬の効果を試されているのは本当。
でも、モルモットという表現は語弊がある。

そうーーー
 全ては僕の、記憶の復活のためだ。]
(158) 2020/05/16(Sat) 13:23:52

【人】 部隊長 シュゼット

[なにやら、僕の記憶を戻すことに、
 軍の上層部は躍起になっているらしく。

個人的には、綺麗さっぱり無くしてしまった昔のことなど
今更思い出してもとは思うんだけども。
 思い出してはいけない……そんな警告が、
 からっぽの記憶の隅から聞こえる気もするんだけれど

僕を基地に置いて働かせてくれている、上の命令でもあるし
もし、実は僕に家族が居たとか、親しい者が居たなら
何の連絡も寄越さずのうのうとしているのは
申し訳ないんじゃないか、とも、一応思ったりはして。

とどのつまり。
記憶を戻すための研究やそれに付随する投薬に、
……逆らう理由は、僕には無いわけだ。]
(159) 2020/05/16(Sat) 13:25:53

【人】 部隊長 シュゼット

− 現在 ー

[………と、いうのは、夜に医務室に来るときの話。
運悪く、今日は怖い軍医が居るっていうのに、
今ここで大人しくしている理由などないわけで。

計画を実行に移すべく、
僕は、ベッドから降りようと左側に身体を捻り、]

  ………ん?

[ふにゅっと。
>>90柔らかくもふっとした何かに腕が触れた。

そこでやっと、布団の方へと視線を落とせば、
なんとそこには。
布団の中からこっちをじーーっと見ている、
ぺんぎんのくりくりの目が。]
(160) 2020/05/16(Sat) 13:27:22

【人】 部隊長 シュゼット

  わぁ……

[そういや前も医務室で見かけたな、この子。
前は丁度、軍医がいないときに遭遇して、
……その時は、どうしたんだっけ。

暫くそのまま、互いに見つめあう状況でフリーズ。
少しして一つ思い出して、布団の中でごそごそと、
服のポケットを漁り、見つけたそれをその子の前へ。]

  これ、……たべるか?
  
[包み紙を開けて、差し出したそれを
その子はふんふんと匂いを嗅ぐようにしてから、
それは嬉しそうに、口をぱかりと開けた。

口の中へと、りんご味の飴玉を投げ入れてやる。
もむもむと、味わって食べている様子のペンギン。
可愛いなあと思うままに、頭をひとつ撫で。

さあ、ベッドからの脱出だと、布団から起き上がった時。
>>91こちらに来た軍医、ルークの言葉に固まった。]
(161) 2020/05/16(Sat) 13:28:18

【人】 部隊長 シュゼット

  …………。

[何も聞かなかったことにして、
身体を起こした姿勢のまま、頭のてっぺんまで布団をかぶる。

全て聞こえないフリだ。
僕は今ここにはいない。
居るのはこのペンギンだけだぞ、と。
一緒に布団の中に抱き込んでしまったペンギンを
左手でひっつかみ、ぐいぐいと顔の前へ。
ペンギンはというと、飴玉を美味しそうにもぐもぐしながら
軍医の方をくりくりの目で見ていただろう。]
(162) 2020/05/16(Sat) 13:28:57

【人】 部隊長 シュゼット

>>92いないフリをする僕を無視して、
聞こえてくるのは、地獄のような三択だ。
考えるだけでも口の中がしびれてきて、
逃げ出したい気持ちになってくる。

答えなければ、本当に苦すぎる薬が出るかもしれない。
この軍医…ルークはそういうやつだ。
前も、散々苦い薬を嫌がった結果、超苦いのを飲まされて
その日は一日中、口の中が苦い状態になってしまった。
(体力を回復させる、薬の効果は抜群だった)]

  四番目……甘い、やつ…。

[恐ろしさに縮こまりながら
布団から頭を出して、震える声で言った。
垂れた瞳は涙目で、苦さを想像した口はきゅっと窄まる。

戦闘の機敏な動きや、的確な指示出しを見てる部下たちが
もし、今の僕を見たら、別人と思うかもしれない。
でもしょうがないだろう。
こういうときのルークは怖いし、
苦いお薬を飲むのはもっと恐ろしいのだから。]
(163) 2020/05/16(Sat) 13:31:31

【人】 部隊長 シュゼット

>>93痛みには強いと自負してるのだけど
どうしても体は痛い部分をかばうようで。
自分では全く意識していないレベルではあるが、
僅かに、背中がいつもより丸まっていたりして。
痛みを庇っているのは、軍医から見れば一目瞭然だ。

阿呆……その言葉が、何に対することかはよくわかる。

  ―――撃つと体力を殆ど使い果たす。
   今はそれだけでいいかもしれないが、
   蓄積されたダメージがいつ、
   後遺症として突然現れるかわからない。
   義手の構造が解析できるまでは、
   闇雲に使うべき代物ではないーーー

ルークは色々と悪い噂の絶えない軍医ではあったけれど
そんな内容の忠告をしてくれたのも、彼だった。
その通りだとは、僕も思う。けれど。]
(164) 2020/05/16(Sat) 13:34:17

【人】 部隊長 シュゼット

  ……戦場で一番の阿呆が僕なら
   僕は、それで、いいよ。

[彼へ向ける緩い笑顔は、
今日の襲撃を乗り切れた安堵だ。

今、僕の耳には、負傷者についての話は聞こえていても、
戦死者の話は、聞こえていない。
死者が出ることも珍しくない、この場所で、
戦いの後、一人も欠けることが無かったということが
今の僕には一番大きいことだった。]

  それで。うちの、隊の子たちは……?
  
[そんな僕にとっては、
暫く安静が必須の、自分の体については二の次で。
自分の部隊の兵達の負傷状況について
ルークへ聞く声は不安げに、おずおずと。]*
(165) 2020/05/16(Sat) 13:42:38
部隊長 シュゼットは、メモを貼った。
(a32) 2020/05/16(Sat) 13:45:09

【人】 楊 宇静



  谢谢阿姨
    (おばちゃんありがとう)


[運ばれてきた料理に掌を合わせてお礼を言ってから。]


  阿姨,哪个比较酷?
    (ねぇ、どっちがカッコいい?)


[と、自分と先客の彼を交互に指差して聞いてみた。
にやにやと嫌な笑い方をしている自覚があるし、多分。仔パンダの画像を見せてくる>>127あたりも自称カッコイイ、イケメン>>128の彼は可愛いと思うのだけれど。]

 
(166) 2020/05/16(Sat) 14:06:55

【人】 楊 宇静



  わたしはイケメンもカッコイイもわかる
  だから、わたしはあなた可愛いと思ったよ

  大熊猫の赤ちゃんも可愛いね
  あなたの可愛いはちょっと違った


[さて、おばちゃんはどちらを指差したか。何にせよ、自分の見解は変わらない。

箸をぱっきりと割って、赤く染まった海老をつまみながら。]


  笑うの綺麗に出来るひと
  わたしは可愛いと思うから

 
(167) 2020/05/16(Sat) 14:07:44

【人】 楊 宇静



  髪の毛も可愛いかったんだけど
  あなたも可愛いと思ったよ

  あなたは可愛いのに、何故ひとり?


[ぱくり。とそれを頬張れば、ぷりぷりの身が弾けて、海老本来の味が口のなかに広がった。

ぷちぷちと歯でエピの肉を噛み契りながら、行儀悪く、やはり不躾に箸の先を向けて問い掛けた。

こんなに美味しい、おじちゃんとおばちゃんの料理を、ひとりで食べるなんて勿体がない。全くもって、そんな友達のいなさそうな陰気なふうでもないのに。

そんな好奇心が勝ったからで。]

 
(168) 2020/05/16(Sat) 14:08:27

【人】 軍医 ルーク

  ―― 
医務室
 ――

[ 監視を頼む、とぺんぎんに言い置きはしたけれど、
 目を離していたわけじゃない。
 だから、寝台の方でもぞりと動く気配は把握していた。
 そいつが寝返りを打ったのは左側、
 つまりは自分とは逆の窓側の方。
 まさかここから逃亡しようとしているなどとは
 知る由もない――

  
とでも思ったか。


 逃がすか、と診断に歩み寄れば、布団がもぞもぞと動き、
 白黒の塊とそいつが接近遭遇のご対面を果たしている。
 ひとがいるときに出てこないこのぺんぎんが姿を現し、
 あまつさえ寝台に潜り込もうとするのは、
 間違いなくこの兎が相手のときだけだ。]
(169) 2020/05/16(Sat) 14:41:46

【人】 軍医 ルーク

[ 最初にそうしているのを見たのはいつだったか。
 自分が医務室にいないときに会う機会でもあったのだろう。
 このぺんぎんは実に人見知りであるからして、
 自分から出てくることはあまりない。
 恐らく空腹で燃料補給にでも現れて、
 窓際の特等席でごろごろしているときに、
 訪れた患者と遭遇でもしたに違いない。

 普段ならそれで逃げ出すのだけれど、
 懐いたということは、果たしてどんなやり取りがあったやら。
 ……動物は人を見る、と言うが、
 此奴が懐いているということは、そういうことなのだろう。

 少し驚きはしたものの、
 今もこうして布団の中で何やらもぞもぞ交流しているらしき
 様子を見ると、この兎の方も、
 ぺんぎんが好きな手合いであるようだ。

 なにか食べ物を与えているらしい。
 内緒のやり取りのつもりかもしれないが、此方も耳は良い。]
(170) 2020/05/16(Sat) 14:43:06

【人】 軍医 ルーク

[ 布団からそいつが起き上がったタイミングで、声をかける。
 一瞬でも遅れたなら、窓の方へとダッシュしていただろう
 タイミングだ。
 そいつは見事に固まって、頭から布団を被って隠れる。]


  子供かな。


[ 声をかけるが、返事は来ない。
 構わず話を続けて薬の三択を迫ることにする。>>163
 布団のかたまりがふるりと震えたようにも見えたのは
 果たして気のせいか。]


  さて、希望は聞こう。
  5数えるうちに出てこないと、
  こっちで適当に選んで飲ませるよ。
  5432


[ 明らかに一秒一カウントではない、するすると減る数字。
 そのまま零になったら、本当に布団をはぎ取って
 口の中に薬を突っ込んでやろうかと思っていたのだが、
 白い布団から、赤い頭と耳がにゅっと現れた。
 まさに穴に潜った兎状態。
 余程苦いのが苦手であるらしく、涙目になっている。]
(171) 2020/05/16(Sat) 14:45:47

【人】 軍医 ルーク

[ 音に聞こえた第一攻撃部隊の部隊長殿の有様とは思えない
 ――と、見ている者がいたら驚くかもしれないのだが、
 生憎自分は、こういった様子をこれまでにもよく見ている。
 だから、感じる感慨はひとつ。]
  

   ……最近気付いたんだ。
   君を見てると、
   自分の中に自覚していなかった類の
   感情があるのに気づく。
 

[ 感心したようにしみじみと頷き、
 ベッドの横のスツールに腰を下ろす。
 小首をかしげ、目を細め、
 布団に包まる赤いうさぎをじいっと見下ろした。
 冴え冴えと冷たい紫の目に、ふっと感情の色が宿る。
 そう、それは。]
(172) 2020/05/16(Sat) 14:46:53

【人】 軍医 ルーク

 
   
嗜虐心。



[ どこまで冗談か分からない顔で、そう告げる。

 ぺんぎんは抱き込まれた腕の中で、
 だいじょうぶ? だいじょうぶ? とでも言いたげに
 赤いウサギを見上げていたが、
 外のやり取りが気になったのか、もぞもぞと動いて
 顔だけを布団から出す。
 そして、医務室の主の表情に、ぴえっと毛を膨らませた。]
(173) 2020/05/16(Sat) 14:47:56

【人】 軍医 ルーク

[ 四番目、甘いやつ。
 その回答に、ぺんぎんの視線が戸棚の方に向く。
 それに気づいてはいたものの、小さく首を横に振った。]


  そうか、四番目――
  うん、分かったよ、了解だ。
  少し待っていて。


[ そう言って、ゆっくりと机に歩み寄る。
 そこにはいま告げた三種の栄養剤と、コップが一つ。
 きゅきゅ、と手際よく栄養剤をあけていき、]
(174) 2020/05/16(Sat) 14:48:31

【人】 軍医 ルーク




  [
だばー、と、全部混ぜた。
]



 
(175) 2020/05/16(Sat) 14:49:04

【人】 軍医 ルーク


   四番目。


[ くすりと微笑みさえ浮かべ、小さなコップに適量を取る。
 成分や配合は当然のこと、すべて把握している。
 そもそもどれも、似たような造りになっている栄養剤だ。
 混ぜて出すことに何ら問題はないことは分かっている。
 ただひとつ問題があるとするなら、
 その味はきっと、一日中口の中に残るようなえぐみに加え、
 腸が捻じれて胃が踊り出すような実に刺激的な味わいに
 なっているだろう、ということだけ。

 さあ飲め、とコップをぐいぐい押し付けようとする。]
(176) 2020/05/16(Sat) 14:50:06

【人】 軍医 ルーク

[ 薬を飲んだなら、次は背中の傷の治療が必要だろう。
 動きを見ていれば、打っているのは分かる。
 担ぎ込まれてきた時にもっとよく確認するべきだった。
 痛みには強いようだが、
 それでもやはり体は痛めた個所に反応するものだ。
 自分の不手際に内心舌打ちしながら、薬の行方を見守る。
 ふと、言う心算もなかった言葉が零れた。]


  ……嫌いでも、苦い、は感じておいた方がいいよ。
  その手の信号は、要る。


[ ――痛い、は身体が出す危険信号だ。
 危険に反応し、身を護り、生き延びるためのもの。
 それに強いのか、あるいは鈍いのか。
 そのことに気付いたときに、自分が何を感じたかは――
 さあ、自分のことだから、
 きっと何かを感じるなんてことはしていない。
 していないはずなのだが、布団の中のぺんぎんは、
 きゅう、と難しげな顔でこちらを見ている。]
(177) 2020/05/16(Sat) 14:50:57

【人】 軍医 ルーク

[ 阿呆、と言ってやっても、そいつは安堵すら浮かべて笑う。
 気遣うのは自分の部下のこと。]


  ……ああ、そうか。
  あのとき、敵はどこかを撃とうとしていたようだけど。
 

[ そいつが自分の忠告を無視してあの武器を使った理由は、
 何となく、分かったような気がした。
いま自分が口にした言葉は、命令に反して避難をせずに、
 戦闘の様子を一望できる場所に居たことを
 白状していたに等しいけれど――
 そのようなことは、今更だ。]


  全員無事だよ、
  軽傷はいたけれど、
  一番程度が重い怪我でも数日で完治するだろう。
  

[ 淡々と、事実を告げる。]
(178) 2020/05/16(Sat) 14:52:47

【人】 軍医 ルーク

[ そういう部隊長が部下に慕われるのは当然のことで、
 周囲と交流がない自分にも、評判が聞こえてくるほどだ。
 たまに食事を思い出して食堂に行くときなど
 (なお、自分の周りには、どれだけ混んでいても
 見事な距離が出来る)
 部隊の者と共に食事をとる姿を見かけることもあり、
 彼らは自分たちの隊長を慕っているようにも見えた。

 このうさぎは、そんな彼らを見ている。
 ――眺めている。>>69
 そうして、一番の阿呆が自分ならいいと言う。

 自分の口が、唇を噛むのと似た動きをしたことに気づかない。
 気付く前に、口を開いていたからだ。]


  ……開き直る阿呆は猶更始末に悪い。
  何回言っても分からないなら、
  わたしの言ったことがよく聞こえてないのかな?
  その長い耳は飾りかな、
  飾りならいっそ、
  固結びにしてやってもいいんじゃないかな。


[ じー、と布団からはみ出した長耳に視線を落とす。
 こういうときでも、視線はやはり平坦すぎて強い。]


  さて、それじゃあ背中を見せて。
  これ以上籠城するようなら、本当に、その耳結ぶよ。* 
(179) 2020/05/16(Sat) 14:55:04
軍医 ルークは、メモを貼った。
(a33) 2020/05/16(Sat) 15:01:17

【人】 世界の中心 アーサー


[ 何時か、その時から。
  屋敷から出る事の少ない男に代わって、
  “あるひとつの未来”の行く末を視る眼を、
  依頼する様になっていた。

  ──己の未来ばかりは、見通すことなどできないから。

  彼等、彼女等が“そう”であった理由を、
  その先を、予測する為に。 ]
   
(180) 2020/05/16(Sat) 16:16:38

【人】 世界の中心 アーサー



  きみが、如何してこんなところにきてしまうのか。
  ──理由だけなら“知って”いる。
  きみを“迎える”ものが、良いか 悪いかだって。
  きみの足を止めることはできない。
  僕は窓の向こうで見ているだけの存在だ。
 
  いっそ同情すらしたかもしれない。
  顔しか知らない、その人に。

 
(181) 2020/05/16(Sat) 16:17:18

【人】 世界の中心 アーサー



 ( それ“だけ”ならば見えては居るから、
   巻き込まれそうな依頼はしていないとは言え、 )
  
 
(182) 2020/05/16(Sat) 16:17:46

【人】 世界の中心 アーサー



  ──── 出掛ける時には声掛けが有ると、
       心配しなくて良いのだけれどね。


  いらっしゃい、 ミア。

 
(183) 2020/05/16(Sat) 16:18:14

【人】 世界の中心 アーサー


[ ただいま、と言うには遠く、
  おかえり、と言うには近い。

  百万本を靴底に敷いたとしても、
  天鵞絨に埃色のあしあとを残したとしても、
  別段、白銀の指輪を添えた訳でも無い。

  依頼主と、遂げるもの。そういったふたりだ。

  紺青の手帖を開く。 ]
 
(184) 2020/05/16(Sat) 16:18:42

【人】 世界の中心 アーサー



  …其れは手土産かい?
  彼は……────いや、 先ずは話を聞こう。


        [ 一時、手提げの帽子を見たものの、 ]
 
(185) 2020/05/16(Sat) 16:19:52

【人】 世界の中心 アーサー


[ 万年筆が紙上を滑る。
  日付に、簡単な依頼内容。覚書の様な。

  良く学んだ、御行儀の良い筆記体だ。
  御手本の様でも有る。

  ──正に、御手本を写す事を“学び”と呼んでいたから、
  そのとおりにも育つ。

  唯一、大文字のMには見てわかる癖が有れ──
  そんなのは些細な個性だ。
  彼女の言葉少ない報告に合わせて
  インクを滑らせているにしては。 ]
 
(186) 2020/05/16(Sat) 16:20:31

【人】 世界の中心 アーサー



   ( ひと夜にひとつ、
       “だれか”の未来を視る。

     顔しか知らない だれかの、
     あるひとつの みらい。

     死か 生か、 そういったものに関わるもの。
     前後を繋げるために、言葉が必要だった。
     大局を視ることができないのならば、
     知るしかなかった。

     ──何れ訪れる ■を 遠ざける為に。 )
 
 
(187) 2020/05/16(Sat) 16:21:17