28 【恋愛RP】星降る宴の必然を【R15】
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視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
| (a33) 2020/05/13(Wed) 19:13:05 |
ねぇ、イヴは大丈夫だと思う?
ユキムラは、読んでいるようだけれど……
[ふと、呟くと彼がいう。
「秘話というものを使ってみたら?」と。
こちらから動くのはどうだろうか。
そう思っていたものの、余りにも心配になってしまう。
「ユキムラ、という子にも声をかけてあげたら?」
続けざまに彼は言った。理由を聞くと、
「とても、大変そうだから」
と答えてくれた。それもそうかもしれない。]
声をかけるだけ、かけておく。
[王室は朝から、神殿に篭る。
篭るとは言っても、しっかりと祈りを捧げる儀式のため。
神官と、王室。そして……]
フィオーレ様、あれから体調は良くなりましたか?
[過保護な兄と、婚約者に両脇を固められている
麗しのシュネーヴェ王国第一王女 フィオーレ嬢に声をかける。
昨日、出迎えた際に少し具合が悪かった彼女。
既に、調子は戻っているようで朗らかな笑みが帰ってきた。
王室の人間の大半は、何かしらの魔法が扱える。
風を操ったり、物質を動かしたり。
本当に些細なこと。その中でも、フィオーレ嬢の魔法は、
研究のし甲斐があるのでは、と思った。
故に、この場には3人の招待者と、もうひとり]
ビアンカ、でしたよね。お連れの方。
[ご丁寧に名前を与えられた具現化している彼女の魔法。
ひとりとカウントしないものの、忘れることはできない。
「はいっ!」
とフィオーレ嬢の元気な声を聴けば、
うん、やっぱり女の子は宝だ。などと考え始めてしまう。
隣でエスコートしてくれるシュテルンポレールは、
やはり少し緊張の面持ち。]
大丈夫、大体のことは神官がするから。
[また、彼は言った。
「貴女の隣に、こうやって立っていることが不思議」
本来ならば、こうなる予定もなかった。
それぞれ、別の人物を伴侶にしていたかもしれない。
王族の運命とはそういうもの。
お互いに上に兄を持ち、国の存続に直接関わらない。
自由の身といえば、聞こえはいいが、
親が親なら単なる政治的な駒だから。]
私も、貴方がこうやって……その、エスコート
だなんて……
[こうやって話していると、少しずつ恥ずかしさというものが
こみ上げてくる。
言葉尻が小さくなっていけば、後ろからくすくすと笑う声がする。]
[振り向けば、笑っているシュラーフェン王子に
にっこりと笑みを見せる。
彼は、「何年も隠れて愛を育んだ結果だね」と。
そう言われてみると、
初めて出会ったのはいつのことだったろうか。]
初めて、初めて……
[あぁ、思い出した。あれは個人的に強烈だった]
−遡ること5年ほど前−
なんという……
[ヴェーネレ王国王室主催の晩餐会についていったときのこと。
初めての国外ということもあり、
ユウェルは気持ちが高まっていた。
そして、問題が発生した。
店を見ている途中で迷った上に、
付き添いの従者たちと離れ離れになってしまった。
ユウェルは、あまり何も考えずにそのまま散策を始めた。
迷っているのなら、適当に歩こう。
歩いて、王城へとたどり着けばいつかは会える。
そう信じて、着の身着のまま歩き始めたのだった]
とは言っても、護衛もいないのはさすがに悩ましい……
[まだ12歳。人によっては、もう、と言いかねない歳ではあるが、
彼女は非力。兄のように騎士団に入っていたわけでもないし、
個人的に鍛錬を積んだわけでもない。
王城に着くまでの間、誰かに護衛をしてもらいたい。
近くに、年が近そうな騎士を見つけた]
ねぇ貴方。私のお供になってくれない?
[話しかけた相手は、とても驚いた顔をしていた。
当たり前か。知らない少女が、いきなりお供になってくれ、と
わけのわからないことを言いだしたのだから。
しかし、その驚いた顔は次第にほぐれ、
「僕でよければ」と快諾してくれた。]
勿論、後で報酬は出すから、お願い。
[思い返せば、あそこで止めた同じ顔をした少年は、
そう……]
お義兄様……絶対、そう……
[声をかけた少年は、止めようとした少年をなだめて、
ユウェルと一緒に街中を歩いた。
些細な会話が、とても楽しかったような気がする。
兄とは、こんなに話せなかったから、
反動のように護衛の少年と話し込んでしまっていた。
すると、王城に近くなっていたのか、
従者たちがこちらを見つけた。
少年は、ホッとしたような声で
「また、会いましょうね」
と言って、消えていった]
ずるい人……
[本当に、ずるかった。
晩餐会の席で対面するなんて思ってもいなかったから。
でも、お互いの立場が似ていたからなのか、
すんなり仲良くなった気がする。]
先程は、無礼な振る舞いをしてしまいました。
本当に、本当に申し訳ございません……
"貴女の素の状態を見ることができたので、
気にしていません。
とても、自由な方なんだなって思ったくらい"
自由というか……
自分のことを、気にしていないというか……?
"……もしよかったら、お手紙を書いても?"
[彼のこの一言から、秘密の手紙交換が始まった。
絶対に、気づかれてはいけない秘密のやりとり。
故に、渡し方も独特だった。
お互いの信用の置ける従者たちが橋渡しをしていたのだ。
つまり、宛名を書くことなく、
内容を確認する検閲官に口止めをしておけば、
関係はバレない。]
| −回想・前日− [オススメの花を注文すると、 花屋は白、黄色、ピンクの花を差し出した。 マーガレットっていうらしい。 >>0:171] へえ。それマーガレットっていうのか。 綺麗な花だな。 甘いもの好きなのか? うちはゆきのやっていう駄菓子屋だ。 金平糖、おいしかったらまた来てくれ [なんて宣伝をしつつ別れ挨拶を。 帰り道は、行きよりも少し明るい気分だった。 これも植物の力なのだろうか*] (132) 2020/05/14(Thu) 7:27:02 |
| −回想・前夜− [さて、帰ってからというもの…… また一人で部屋に篭っていたわけだが。] おい!それは判定がおかしいだろ! おい!!!! [著しくない結果に鬱憤が溜まっていく。] もう知らん!! [俺は感情に身を任せて部屋を飛び出し 下の売り場の階へと向かった。] (133) 2020/05/14(Thu) 7:28:19 |
| [外はもう日が落ちかけ、黄昏時になっていた。 お客さんもまばらに減ってきていたが、 その中に知ってる顔が一人。 >>0:196] ノアじゃん。元気にしてたか? [そこに来ていたのは調香店の娘…… いや弟子のノアだった。 彼女もよく来てくれる常連客の一人だ。 だが、彼女は俺たちと同じ景色が見えていない。 視力が弱く、後天性の弱視らしい。 そんな彼女でも、お菓子の味はよくわかるだろう。 彼女には、よく店にお菓子を届けにいったり 俺が気に入ったお菓子を無理矢理押し付けたりしている。] (134) 2020/05/14(Thu) 7:34:46 |
| [彼女は、タナバタ用と思われる金平糖を ギフト用にいくつか、と注文した。
俺はそれをさっき買ったマーガレットで 一つ一つラッピングしていく。
作業を待っている間、ノアに 運命の相手でもできたのか? なんて茶化しつつ。
帰りしな、もう暗いから送ろうか? と暖簾をくぐりながら声をかけた。 彼女の調香店までの道のりならよく知っている。 彼女が断るなら、おばあちゃんの手伝いに戻るだろう。*] (135) 2020/05/14(Thu) 7:36:44 |
| −お祭り当日− まいどありー! [今日は朝からお店の手伝いをしていた。 本当は部屋に篭ってくつろいでいたいのだが、 お祭り当日となればさすがに店が忙しい。 途中、常連客のイヴも来てくれた。 >>127背が高くとてもボーイッシュな人で、 何故かお菓子のことをよく『賄賂』と言っている。 今日は金平糖を買っていった。 賄賂もタナバタ仕様なようだ*] (137) 2020/05/14(Thu) 7:51:14 |
| (a68) 2020/05/14(Thu) 7:55:01 |
| −お昼時・ゆきのや− なに?昼飯がないから買ってこいだと!? ふざけるな!!俺は外に行きたくないんだ! おい!勝手に俺の手のひらに昼飯代を乗せるな!! 聞いているのか!!俺は昼飯なんていらないかr ニコニコと手を振るな!おい!! [俺はまた強制的に家から追い出された。 広場のあたりにいけば何か食べ物があるだろうか。*] (140) 2020/05/14(Thu) 8:44:16 |
| (a72) 2020/05/14(Thu) 8:48:31 |
| −回想・ノアと− そっか、元気か。 それはよかったよかった。 [いつも少し控えめな少女に、 >>165普段なら人と話すのをめんどくさがるであろう 俺のほうから話しかけるようになったのは、 彼女が初めてゆきのやに来た時、 売り場で困っている彼女を見つけて 声をかけたのがきっかけだった。 そして今日も、俺はいつものように彼女に声をかけ、 いつものようにマイブームを彼女に紹介する。 今俺は ツイストドーナツsweetにお熱なのだ。 そういえば、いっとき あまりにも彼女にお菓子を渡しすぎたせいで、 ディアスさんに「俺が餌付けをしている」と 疑われていたらしい。 そんなディアスさんも駄菓子が好きで、 いつも籠に常備してくれているんだとか。] (198) 2020/05/14(Thu) 21:31:14 |
| フッ……ディアスさんも相変わらずだな [意気込んでいるというW師匠Wの力の入りようと、 目の前で「大変だ」と笑顔で本音を漏らす彼女のギャップに 思わず笑みがこぼれる。 それでも彼女から零れた言葉は 重みがあるような気がして >>166] ……さぁ? もしかしたらもう既にどこかで出会ってるんじゃね? [もしかすると、 彼女は独り言のつもりで呟いたのかもしれないが、 俺は淡々とラッピングを続けながら、目は合わせず あえて逆張りで軽い冗談を返した。] さてできたぞ。 日が暮れる前に帰らないとな。 [お店はもうすぐ店じまいだから大丈夫と言い、 ノアをお家まで送っていくと決まれば 師匠への手土産を片手にゆきのやを後にした。*] (199) 2020/05/14(Thu) 21:33:44 |
| −現在?・ゆきのや− ただいま!!え?? もう出前を取ったって? 先に言え!! [無理矢理家を追い出されて、 わざわざ買ってきた昼飯は 全部俺が食べることになったし、 何もイベントが起こらなかったし、 とんだ無駄足に終わった。 そして、おばあちゃんから聞いた話には お店には先ほど 浴衣姿の美人さん が 訪れていたらしい。 >>168 >>169ねえ教えて? どうして地球は丸いんだろう? もしお客さんが居合わせていたとしたら、 振り回される孫の姿を見られたかもしれない。 >>174 >>175 *] (202) 2020/05/14(Thu) 22:07:43 |
| (a91) 2020/05/14(Thu) 22:10:08 |
| (a92) 2020/05/14(Thu) 22:13:33 |
[それから数年、彼との関係は誰にも気づかれなかった。
しかし、この頃から兄の様子が変わってきたように
感じていた。というのも、
あと数年で輿入れ予定のフィオーレ嬢への、
兄の執着が、ひどくなっていたのだ。
それを、彼にだけは伝えていた。
検閲官に気づかれないように、
賢い彼だからこそわかるような、問題の書き方で]
そして、色々があり……今がある。
[神殿で禊のように働いている兄にも、
偶に会いにいくようにしている。
シュテルンポレール殿下との婚姻の件を告げた時、
彼は全く動揺しなかった]
どうして、驚かないの?
"隣国で相手のいない王子は
シュテルンポレールしかいなかったからな"
でも、私が彼との婚姻を受け入れないとは?
"特には思わなかった。偶に彼と会う時の、お前の顔は…"
[
そう言われて、不覚だったと感じた。
兄は、今の環境に感謝をしているとまで言い出した。
そんなことさえ、言っていたような。]
"ユウェル、はじまるよ"
[心配そうに、ポレールが顔を覗いた。
それを見て、リーベアムール王子が
"過保護すぎだろ"と苦笑している。
"兄さんも相当だよ?"
血を分けた兄弟とは、こういうものを言うのかも。]
[神官のこの一言で、
その場にいるどんな王族でも黙ってしまうだろう。
この儀式の重要性は、
各国の王室誰もが知っているから。
父と母をみて、国王と王妃がやるべきことを、
ポレールとふたりで覚えていこう。
儀式が終わったら、国民に顔を出すことになるだろう。
それまでに、体力が戻れば良いな、なんて
ちょっと弱気なことを考えてしまっているが]
[時は過ぎて、昼。
客人の3人+1はここで一旦席を外すことになる。
ここからは、ブーヨプスキュリテ王国王族のみの、祈りの時間。
というわけで、客人の3人の会話でも]
おわったぁ……
"朝からもう……え、昼?"
"めっちゃ腹減った!!!"
"僕らは、お昼食べていいみたいだね"
"マジっすか。食おうぜ、フィオーレ……フィオーレ?"
いいなぁ……
[フィオーレ嬢は、廊下からふと見えた街中に視線を奪われていた。
兄と婚約者は、すぐに理解した。
"外へいきたい"ということを。フィオーレの具現化魔法-ビアンカ-は
フィオーレに同意した。]
"私がいるし、大丈夫じゃない?"
"軽い!ひどく軽いけど!フィオーレに町娘の服着せて!"
"かっる?!"
[街に出ると決まったらしい客人たちは、
当たり前ではあるが、急いで装いを変えることとなった。
町娘風の装いになったフィオーレ。
商人のような服装に着替えたムーティジェンティーレ。
そして、よくわからない服装になってるシュラーフェン。]
“なんの衣装?”
”これはね、騎士団の軽装”
”ダメでしょ?!
”知る人ぞ知る、騎士団の軽装だし大丈夫でしょ”
お兄ちゃんってば……
[妹に呆れられても、あまり気にしてはいないよう。
本当は、違うものだから。気づかれることはない。
しかし、懸念が一つ。
声をかけられては、厄介だ。
と兄は思うものの、婚約者が睨みを効かせるか。
なんて楽天的に考えて、3人は外に出ることにした]
[城下町。
さまざまな匂いや音がする場所に、
3人は来てしまった。来てしまったが、何気なく…]
“意外と馴染めたね”
”そうっすねぇ……はいはい、お嬢さん”
こ、これ!!
[ホッとしたのもつかの間、フィオーレが何かを見つけた。
名前を言うことは憚られるため、なんとなくで呼ぶと、
フィオーレは気にもせず、並べられている本を指差す。]
これは!シュネーヴェの本です!
”えー?………………ちょーっと店主”
[フィオーレの一言に、何を言ってるんだと思った兄も、
タイトルを見て顔が凍る。
本を扱っている店主に、声をかけて、
欲しいだけのお金あげるからこの本を買い取る、と
彼は言った。流石に、一瞬の出来事に店主も
シュラーフェンを訝しげに見ている。]
”いいかい?これがここにあるということは、
店主、貴方を…………うちで裁くことになる”
”それって、どういう……”
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