77 【ペアRP】花嫁サクリファイス 弐【R18/R18G】
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いいものだろう。少し染みはあるけどな
[腹部の布地を摘み、示し見せた。
何かの黒い楕円に近い形の染みがそこにはある。
古いものだから仕方がない。千はそう考えていた。]
そうかそうか予は塩豆か。
ならばお主は餡子であるな。
粒餡でも漉し餡でも予は好きだぞ。
[得意げにしているようなので頭を撫でてやろう。
甘くなって虜にしてくれという意味でもあるが――]
餡子は食してみなければそれと分からぬからな。
食し終わりて口の中に余韻が残り。
それを茶で流す迄が大福の物語よ。
[終いはあり寂しいものではあろうが悔いなき物語であるならばそれは余韻を残してくれるものだ。
余韻が深ければ深い程に寂しく思い、思い出もまた手放し難いものである]
そう、お主にとって蘇芳と緋扇との物語もまた。
今になっても余韻が終わらぬものなのだろう。
[永く眠る者への手向けの分をという辺りリンの中では未だその存在は大きく褪せることがないのだろうとふむり頷き。
その頷きは同時に同意でもあった]
こう言うものは稀に少し食らうから良いのだ。
そうすればまた次も食したくなる。
知っておるか。
鰻の日は年に二度ある。
[そういう年もあると頷いて――]
夜に奏でる時は囲炉裏の傍と決まっている。
嗚呼……火は怖いのだったか。
囲炉裏もそうであるなら寝所でするか。
[おいでとリンの手を握ってやる。
この男ガサツなのか器用なのか難しいところを素で行くようで空となった膳を二つ重ねて片手に持とうとしていた。
その様な姿で炊事場へと戻れば食器を洗い流して伏せておき三味線を持った]
さ、どちらでしようか。
今宵はお主を特等席に招待しよう。
予の膝の上な。
[此処だと立ちながら太腿を叩いて見せる。
あとはリンがどちらへ連れて行ってくれるかだが。
どちらであっても胡坐をかいて座り、ほれ、とそのまま手を引いただろう*]
| [これ程遅いのは、獣に喰われてしもうたか。
いいや、そんなことはない、 あって欲しくないと幾度も頭で否定をする。
不安に震える手足では 確認しに行くことも出来ない。
一層のこと、頼み事を投げ出して 村に帰ってくれていたなら。
お主が無事で居てくれたなら。
────ただ其れだけを願い、時は過ぎ。] (13) 2021/06/26(Sat) 7:53:47 |
| っ!!!! [戸が開き、赤みの増した目を見張る。 暗くてよう見えぬが、ぼろぼろじゃ。 >>3 そうさせたのは妾であるから、 罪の意識に身が竦んでしもうだ。] (14) 2021/06/26(Sat) 7:54:07 |
| [お主が青白い顔を伏せて 土下座のような姿勢を取るのを見せるから——、 弾けるように裸足が床を蹴った。 >>5] 何をしとるんじゃっ 早う、中へ……っ [小さな身体で腋の下へ入ると 支えながら近くの部屋の中へ導いた。] (15) 2021/06/26(Sat) 7:54:17 |
| [灯りの下では獣につけられたと思しき 痛ましい傷口が見えた。 >>4 畳の上に座らせ、 背負い籠だったものを剥ぎ取り。 露わになるは赤黒く汚れた背。 >>3 夥しい量の出血じゃ。 ] 〜〜〜〜っ!! 死ぬなゃぁあっ!! [上手く呂律も回せずに叫ぶと 後ろから頭を掻き抱いた。 淡い光が二人を包み人の子の傷を癒していく。 ……背中のはもしや、 潰れた果実の汁だったやも知れぬが。] (16) 2021/06/26(Sat) 7:54:56 |
| [妾に出来るのは 捻挫や些細な切り傷を治す程度の気休めじゃ。 身体に含まれる水に働きかけるだけ。]
ふぇ……妾が……妾が悪いんじゃぁ 果物なんか要らんのじゃ……っ お主は妾がいいと言うまで 死んだらダメなんじゃ……っ
妾、妾はぁ……っ まだお主の名前も聞いとらん……っ!!
[すっかり助けられぬものと思い込み。 胸を押し付けながら思いの丈を泣き散らした。*] (17) 2021/06/26(Sat) 7:55:41 |
[捻挫の痛みは引き
腕の傷も塞がっていくだろう。
だが傷痕は残らず元通り、という訳ではなく
女のもうひとつの姿が——龍の絵が、
まるで上書きをしたいかのように浮かび上がる。]
[番いの徴として────所有欲の表れとして。**]
今重要であるのは独白と対話であると
ソフィアはそれを見抜いている。
ラサルハグの伸ばす手を受け入れるソフィアが
ラサルハグ自身すら気づかぬ胸の内を紐解くと
ラサルハグはどこか納得したように
彼女の言葉をなぞる。
嫌な心地など微塵もないということは
つまりはそういうことなのだ。
ソフィアの当てはめる言葉は恐らく正しい
否定されることは無いという安心感は
ラサルハグにとっては至極心地よいもので。
重なる手から伝わる微熱はラサルハグを
答えのその先へと誘い、引きずり込む。
神も恋慕を持つが故に
その感情を受け入れてしまえば
理解するのは難しくはない。
重ねられていた手は彼女の手をするりと抜けて
彼女の首筋を指先でなぞる。
ラサルハグは元来言葉を持たぬ怪物
言葉数は少なく、感情が赴くままに
彼女の口元に己の顔を近づけて。
言葉を飲み込むかのように繰り返す彼
私の考えは、どうやら正しかったらしい
『好き』という感情があるのであれば
今までの行動にも納得が行く。
神にとってのそれが人間と同じなのかまでは
わからないものだけれど
首筋を手でなぞられるのはくすぐったく
私は僅かに身体を動かした。
嫌悪の気持ちがないのは確か。
でも、彼が私に抱く気持ちと違って、
私が彼に抱く気持ちは不鮮明。
『神様』であること、『生贄』であること
それらを拭い去ろうとしたところで
私と彼は違う存在でしかないのだから
顔が近づいてくるのなら、
その唇に指を当てて、進行を止める。
気持ちをわかるつもりにはなっていても
きっとそれは、今はまだいけないこと。
裏葉色は水面を覗き込むように、
彼の瞳を見上げる。
その感情が、想いが、よくわかるように。*
皮肉にもラサルハグは神でも人でもない。
どちらにもなれぬ不安定な存在。
しかし神の真似事の産物に変わりなく
その本質は人間のソレに近いのだ。
故にラサルハグは人間の感情を知りたがり
その様式美をなぞろうとする。
ラサルハグのその感情に嘘はない。
しかし人を遠ざけ続ける獣には
相手を慮る心粋もありはしないのだ。
それは酷く独りよがりな蛮行。
決して相いれぬ存在同士の交わり
ラサルハグはただ目を背けていた。
しかしながら彼女は甘くない。
ソフィアは叡智(Sophia)に満ちている。
ラサルハグが敢えて目を瞑っていた事象を
水面に映る裏葉柳はまるで鏡のごとく。
寸分狂わず見逃しはしないのだろう。
進行をせき止める指先の感触に
ラサルハグは不敵な笑みを浮かべる。
『花嫁』と『生贄』は同じ意味を成す。
つまりその覚悟は、この場では持つ義理もないもの。
『花嫁』のヴェールを取ったつもりでいて
結局『花嫁』に縋っていたのは己であると。
彼女はその事にも気づいているというのだろうか。
覗かれた水面の奥に映るは
徐々に人の心を得んとする怪物の投影。
それは、傲慢な怪物が変わりゆく変遷だ。*
彼のことを私はなにも知らない。
『神様』なこと、『生贄』を村から渡されていること。
知るのは表面的なものばかりで、そして
きっとそれは本質ではない。
だから知りたかった。見極めるために
私が選ぶために
選んでいいのだと、人としての権利を
彼が与えてくれたから。
不敵な笑みを浮かべる彼の瞳を
私は言葉を発することなく見つめた。
無言は肯定の意味を表していることは
彼ならば気づいただろう
そして、私も彼の想いに気づいている。
だからこそ、迫る唇を止めて
対話することを選んだ。
彼と私が、きちんと想いのままに
決着をつけることが出来るように。
なにも知らないまま決めるのは
従っているのと同じこと。
同情か、憐憫か、依存か。
そのどれでもなく、私は貴方と向き合いたかった。
村の神様、崇められる存在。
でも、私は貴方のことを
『ただのラサルハグ』として、見たかったのだ。*
さぁ、それはどうだか
粒や漉しでなく、鶯餡かも知れん
[ 得意げに述べた屁理屈を
すんなり受け入れられれば困り顔
反論されれば腹が立つ
かといって何もなしは物足りない
餡に準えられた理由には思い至らず
二の句、三の句を思うままに継ぎ返し ]
茶で流すのはもったいない
食してなお甘味が残る
それこそ大福の良いところ
我ならば味が消えるまで
茶など飲まずに楽しむが
[ 余韻の楽しみ方もそれぞれ違う
かといって、どちらが良いとも決められない
受け手により無数の捉え方が存在する
それこそが物語の楽しみでもあるようで ]
[ けれど、蘇芳と緋扇のこと
余韻と云われれば、はて?と返事に困り ]
──そも余韻とは
終わった後を指すもの
だから、あの二人の物語は
[ 余韻ではなく、続いている
言い返そうとして、言葉に詰まる
もう長いこと、紡がれていない物語
呼びかけに応えることもなく
止まったままのそれを
続いているとは言い切れずに ]
……んや、考えるのはやめておく
鰻の日がなぜ年に二度かは知らんが
三度でも四度でもあれば良いのにな
[ かちゃりと食器が音立てる
運ぶのは彼に任せ
己は差し出された手に手を重ね ]
[ 伏せられた茶碗を二つ箸を二膳
布巾で拭き、棚の隅へと並べて戻す
そうして彼が三味線を持ったなら
こくりと一つ頷いて ]
緋扇の横にしておこう
ながく放っておかれては
あれも寂しいだろうから
[ 橙の明かりの灯った部屋の中
手を引かれるまま、男の膝の上に腰下ろす
前の嫁の前で新しい嫁の膝に乗る
それは、いままでの己なら
決してしなかったことであり── ]
……なぁ、冥桜
はよう、物語を
[ 慣れ親しんだ場所なのに
なぜだか、ここは酷く寒い
温もりを分けてもらおうと
いっそう強く体を寄せ、物語を促して* ]
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