36 【R18】海の上のひみつ【完全RP】
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[何せ久しぶりなものだから。
満たされると今度は彼の"具合"がどうか気になって。
動いて、とねだるのは視線だけ。
代わりに唇より雄弁な身体が、精を求めて雄を締める。]*
−1日目・個室−
[ ベッドへの移動中、彼女の体がぴたりとひっついた。
ブラウス越しにも感じる、彼女の柔らかい胸。
これを楽しむには時間がなさすぎる。
次回は、指名してもらおうと
彼の頭に邪なことばかりが巡っていた ]
とっても、…慣れていらっしゃるのに……
旦那様は………
っ……ふ…
[ 彼女の手つきが慣れていると感じ、
言いかけた言葉は
しかし、それを言うのは憚られ、
彼は言うことをやめ、彼女の手つきに気を移した。
名前を呼ばれると、彼自身の気分がさらに昂る。
美しい女性の清らな声から
淫らな格好をして甘い声に変わっているその声。
ずっとこの航海中に聴かせてはくれないだろうか。
そんなことを願ってしまいそうな、素敵な人が
膝を開いて彼を受け入れる。
抱きつかれれば、挿れる前にまた唇を貪るだろう ]
っ、ぁ……最高かよ……
[ 彼女の中を満たし動かないでいると、
彼女の一縷の涙が見えてしまい、
彼は舐めとるように舌でその涙をすくった。
かなりキザすぎる。
と言いつつ彼女が多感になっていると、彼は踏んだ。
そして中のキツさが彼女の喜びを
示していることがわかると、
激しく動きたくなった。
絡みつく膣肉をゴリゴリと、動かしてしまいたい欲に
駆られるのは彼女のせい。
綺麗な指が彼の頬を伝えば
条件反射のようにその手をとってしまった ]
[ 彼女の手のひらに優しく口づけを落とすと、
そのまま彼は指を絡めて反対の手で片膝を抱える。
絡めた手は彼女の頭上に置き、
きゅっと彼女の手を握って、ゆっくり律動を始める。
動くたびに角度を変えて絡みつく、
彼女の肉壁を直に感じ、
欲が溜まるのも時間の問題になり始めるだろう ]*
[そう、彼はこの船のクルーで、旅は始まったばかり。
長いことこの部屋に閉じ込めておけぬことは
女も十分に理解していた。
互いの衣服を最低限しか解かぬのもそんな理由。
次、なんて。早くも先のことを考えそうになるのは
既に彼の言動を心地よく感じているからだろう。]
ふ、ふ……28歳ならそれなりに、ね?
……やあね、セックスの最中に他の男の話なんて
[飲み込まれた言葉が何かなぞ解らない。
が、旦那様、と彼が口にすると、それまで流暢に
彼自身を扱いていた指がぴくりと止まった。
悪びれる気持ちなんてほとんど残っていない。
むしろ夫の性癖を尊重するための行為だ。
──好きなように楽しんで何が悪いのか。と。
欲に溺れた脳は、己に都合よく思考を推移していく。]
[互いの密着が剥がれぬように。
くちづけを添え乍らの挿入に、女の腰がびく、と震えた。
避妊具を介さぬ肉の感触を堪能するように、
密やかに落ちる、砕けた一言に破顔する一方で。
落ちる涙を舌で拭われ、照れたように視線を逸らす。
代わりにナカが収縮する速度を増した。
奥の奥、その手前と、擦られたい箇所が疼く。]
──…嬉しい、…っぁん。
[ささやかに見えて切実な願いが届いて
頬に添えた掌が捕らえられると、小さな声が漏れた。
これから齎される快感への期待を隠さない、
淫らな雌の啼き声。]
[シーツに縫い留めるように片手を押さえつけられ、
絡む指先をきゅ、と握り締めて。
軽々と女を抱えた腕が膝を支えると、挿入されている雄も
角度を変え、背中がしなり。]
は…… あっ…あん、っ…あぁ…… っ
[ゆっくりと、彼の腰が穿ち始めると突き上げに合わせ
嬌声が喉から零れ、性感を擽られる度、ぐちぐちと
水音と滑りが増していく。]
ゃ、ああっ、……あっ、いと、えいとさ…ぁんッ
[やがて女の方も自ら腰を揺らし、髪を振り乱して
尚も竿を締め付け、奥を突かれるにつれ
子宮口が下がるのを感じた。
時折、熟れた舌先を伸ばし、くちづけをねだって。]
―一日目・ラウンジ―
[上げた頭は押し戻されて。
口の中で蠢くものを邪魔しないように避けるように動かしていた舌も、程無くして追いつかれる。
さすれば応じるのみとともに水音を生み出していた。]
[それから投げ掛けられる言葉。
器として与えられる役割は、注がれるものをただ待つことだけか。
その役割に従うように、楔を打ち込まれれば合わせて身体が揺れ、唇を奪われれば誘われるままに舌を差し出す。]
……。
[ 光を失った虚ろな目が、テーブルの上に放置されたままのガンホルダーを横目に見つめる。
彼がシャワーを浴びているときにも実は一度見ていた。そのときは今すぐ奪ってしまい、自らの頭を彼の前で撃ち抜いて見せたなら、いくらかの復讐はできるのかなと考えた、そして楽に死ねるのかなと。
でもそんな元気もなく本物かどうかもわからないまま時間は過ぎ、いつしか彼は戻って入れ物だけを残して部屋を出ていってしまう。
残ったのは用済となって棄てられた空虚だけ ]
はぁ、あっぁ、も……いく、いっちゃ、…ひぁ…っ
[ぐじゅ、と。
彼からも零れる先走りと混ざり、溢れた蜜が腿を伝う。
とうに小さな絶頂を迎えながら、爪こそ立てはしないが
男にしがみつくように肩に置いた手に力を込めて。]
………。
[ やっと解放された卯波ではあったが、頭ではそのような実感などはなく、身体は未だに痛みに震え心は閉ざしたまま。 ]
……うう……
[ しかし心に変化が現れる。
それは死のうとしている自分のお腹で命が宿るかもしれないからだ。
最初こそどうでも良かったそんな自棄ではあったが、確実とまで言われた言葉がなぜかこびりついて離れない。 ]
か、掻き出さなくちゃ……
[ 命の定義がどこにあるのかはわからないが、少なくとも受精したならばそれは紛うことなき我が子となる。
そうさせないためにも、ふらふらな身体はベッドから何とか足を床につけると、ヨロヨロと壁に手を付きながらシャワールームを目指した。 ]
[人妻が願うことじゃないと理解している。
けれど、本能が欲してやまなかった。
潤む瞳は真っ直ぐ、彼を見つめて。
さんざん掻きまわされ、ぐずぐずになった蜜壺は
出会ったばかりの男に穢されるのを待っている。]*
[そうこうしてるうちに足を持ち上げられ、窮屈な体勢で開かされる。
しかもそれだけに留まらず、さらに恥辱的な命令が重なる。
いくら何でもこれは…と思うくらいならここまで素直に染め上げられていないのだった。]
…はい、仰せのままに。
[ここまでで一番仰々しい言葉で承諾を示せば、ソファを掴んでいた手を放して受け入れの姿勢を示す。
そして―]
[―ここから先は語らない。
ただ教えられることと言えば、水葉の心が満足行くまで叩き込まれたということ。
そしてその代償に体力の消費も半端で無かったこと。
具体的には最後に気をやった時に着けていた仮面が落下したといえば、どんなに乱れたか察してもらえるだろうか。]**
| ― 1日目から2日目へと ― [ このクルーズ船内の設備もスタッフも、 雄吾が欲した水準を満たしているとは疑いなかったが、 中でも満足を覚えたのは食事や飲料といった 本能に直接訴えかけるものだった。 神戸の港の出発とあって、レストランでは 上質の神戸牛を用いたステーキやカレー、シチュー等を 取り揃えているのは勿論のことだったが、 小籠包や豚饅頭を始めとした各種点心が作り立てで 提供されると知って、足りている筈の腹がくぅと鳴くような 錯覚を雄吾は覚えた。 南京町で豚饅頭といえば老祥記が随一であるが、 小籠包となると各地に名店があって一つには絞れない。 百貨店のレストラン街に鼎泰豊を見つければ、 ランチの選択肢に必ず含めるほどの好物だったのだ。] (38) 2020/07/15(Wed) 23:28:54 |
| [ そういう訳で空席のひとつを確保した大男の前には 湯気を上げる蒸籠が3つ並んでいた。 小籠包と豚饅頭、海老焼売である。
まずは小皿に黒酢を入れて、小籠包をひとつ箸でつまみ、 そっと上下を逆さにした。
黒酢は2個目以降につかうことにし、そのままを味わう。 逆さにした小籠包のもっちりとした皮の端を前歯で わずかにかじり取ると、中から旨味と滋味たっぷりの 熱々のスープが溢れ出た。
逆さにするのがポイントである。 上下をそのまま同じように齧ると、その時に スープが零れ滴り落ちてしまうのだ。
もちろん、一つまるごとを口に入れることも可能ではあるが あまり推奨されることではない。 いかに雄吾と言えど粘膜そのものを鍛えることは出来ず、 蒸して熱されたスープの温度は火傷を起こさせるに十分なのだ。] (39) 2020/07/15(Wed) 23:30:59 |
| [ ともかく、ぱくぱくと点心を味わいつつ、 知った顔が辺りにないのを良いことに 雄吾はスマーとホンを取り出した。
短い内容のメッセージを考えて、二つの宛先に送信する。 といって、片方だけでも同じことかもしれなかった。
送信相手は同部屋に泊まっていただろうからである。] (40) 2020/07/15(Wed) 23:31:31 |
| 『 クルーズ船の1日目、どうだった? 楽しんでるか?』
[ アドレス帳の順番に、吹雪、雪菜と同じ文面を送信した。 何処かで誰かと楽しんでいる最中なのかもしれないが、 それなら少なくともマナーモードにはしているだろう、と 別段気にすることもなく。]* (41) 2020/07/15(Wed) 23:33:22 |
| (a24) 2020/07/15(Wed) 23:42:32 |
−1日目・個室−
[ 28。
彼女の年齢がまさか同じだと、
こんなタイミングで知るとは。
寝取れるものなら寝取れるまで彼女と絡んでいたい。
しかし、それでは美しい彼女が見られなくなる。
だから美しい彼女との再会を願うためにも、
彼女の夫にはそのままでいてもらわなければ。
しかし、彼女の夫のことを口にしたことは、
やはり彼女にとっては野暮だったらしく、
手の動きが止まってしまった。
止まってしまったならと
挿れる準備に取り掛かったので
大きな問題ではなかっただろう ]
[ 涙を拭うと彼女は照れてしまい視線が逸れる。
そんなところも可愛らしく、
彼の熱量はさらに高まりを覚える。
どこを刺激しても彼女は愛らしい声を上げて、
彼の動きも徐々に速くなっていくというもの。
それに合わせて部屋に響くぐちゅ、ぬちゅという水音。
2人ともが動けばそれだけ音は立ち、
お互いを刺激し合う。
名前を呼ばれると、彼が疼く。
舌先を差し出されれば動きながら舌を絡め、
彼女の舌に吸い付くのだった。
舌を絡めるだけで2人の絶頂は
簡単に近づきつつあった ]
[ 彼女がこんなことを求めていたかどうか、分からない。
彼女の腰に更に打ち付ける熱は、
いつ中を満たしてしまおうかと
タイミングを見計らっている。
中の収縮を感じる限り、彼女はもう何度も
達していると思う。
真っ直ぐな瞳。潤んでいるせいか、
下腹部にグッときて、
唇を重ねながら、最奥子宮口にこつんと
傘がキスをしただろうか。
そのタイミングを見て、
彼は欲を脈打ちながら吐き出すのだった ]
っ、…ふぅ…………
[ 体を固定したまま、彼は暫く動くことなく。
その間、愛おしそうに彼の下で
全てを受け入れてくれている女性の髪を撫で、
彼女が落ち着くのを待つことにした ]*
| ――過去の話・時雨のバーで―― >>4>>5>>7>>8[ちょっと意外、と口にした時雨の感想 >>4に 雄吾はいくらか視線を伏せたのみ。 しばらくの後、涼やかな目元を見開いた青年の声にもまた、 じっと黙して聞き止めるだけだった。 独白めいて語られる声 >>5へは 視線を向けることこそ無かったが、 時雨が想う相手へ明かせなかった「もしかしたら」を 聞き取ると、苦い笑みで頷いた。] 欲しい気持ちばかり大きくなって、 ……きみの場合は、吐き出せなかったんだな。 [ たしか雄吾が子供の頃に街で流れていた歌だったか、 そんなフレーズが歌詞の一節にあったように思う。 小さく首を振り、それから時雨の方を見た。] (48) 2020/07/16(Thu) 2:29:57 |
| [ 上げられた青年の視線と雄吾のそれとがしばし交わる。 やや左下に目を逸らし、白いカクテルを口にした。]
……おれの場合は、伝えて、振られたからな。
[ だから、時雨が恋人にその願いを言えたと仮定して、 現在が変わっていたかどうか。 雄吾にとって確信できる言葉を見つける術はなかった。]
……白が似合う女性だったよ。おれより年上で。
[追憶の姿を見るように、半分ほどになったホワイトレディの グラスに視線を移して。]
頭が良くて、気が利いて、行動力のあるひとだった。 尊敬してたし、色々と教えて貰ったな。 本当に特別なひとだ、と思ったんだ。 他の誰とも違う。他の誰よりも魅力的で、綺麗だった。
だからこそ、おれの傍にずっと居てほしい。 貴女をおれに、全部、くれ。そう伝えたよ。
[ 幾つかの感情が混ざりあった笑みが雄吾の頬に浮かぶ。 その相手の姿を思い返すようでもあり、 そう思いつめていた頃の熱情を懐かしむようでもあった。] (49) 2020/07/16(Thu) 2:30:35 |
| でも、「私は特別な人間じゃない」、そう言われた。 ごく普通の、どこにでもいる人の一人。 おれが見てるのはただの幻想だ、って。 理想を被せられ続けたら、重みできっと潰れてしまう、と。 [ は、とため息を吐いた。長く話しすぎた気がしていた。 酒量のせいもあるのだろう。 杯数を数えるのは多少怪しかった。たしか、8,9杯。 カウンターの向こう、青年の様子を見れば、 雄吾の声はおおよそ届いているようだったが、 しだいにぼんやりしつつあるようにも見えた。] [ グラスを空けて、チェイサーを、と頼む。 それまでよりもゆっくりとした、覚束なさげな手付きで 冷たい水が供される。 それからも幾らか会話は続いていたが、 その詳細まではあまり記憶にない。 ただ、無邪気な表情で笑いかける青年の笑顔は >>7 翌朝になっても、次に此処を訪れたときも、憶えていた。] (50) 2020/07/16(Thu) 2:32:25 |
| [ 時雨が酔い潰れてしまったのは、時計の短針が ほとんど真右を示す頃だったか。 カウンターにずらりと酒が並び、奥からではなくすぐ隣から 青年の声を聞いていたような気がする。 飛び出してきたマスターにはまあまあ、と宥めつつ チェックを頼み、自分は時雨を抱えて >>8ボックス席へ。 夜明かしの場所を求めて店の外へ出た時には、 晴れわたった冬の夜空が頭上に広がっていた。]** (51) 2020/07/16(Thu) 2:43:11 |
| (a29) 2020/07/16(Thu) 2:47:44 |
| ――1日目23時52分・オープンデッキ―― >>62>>63>>64[膝下のハーフパンツに臙脂色のタンクトップという姿で、 夜の海面をふと見やる。 僅かに波打つたびに幾つもの波頭が月光を反射し煌めいていた。 手にした小瓶をくいと呷り、無音の甲板をそぞろ歩き。 視界の先に、黒い影のような姿 >>63をふと認めた。 ごく小さな人影だった。 何者だろう、と思いつつ進む。 その内に、黒い姿の半ばほどの高さで 何か光が生まれ、そして消えた。] (67) 2020/07/16(Thu) 20:21:22 |
| [ 徐々に暗さへ順応した夜目が、その何者かを判別する。
表情がいくらか窺えた。 もの思うような雰囲気。
一足の距離を開け、声を掛ける。]
どうした、雪菜。 一人か。
[ その格好であれば、おそらく情事のあとということなのか。 彼女の姉の姿がないのは納得がいくも、 ではその吹雪はどうしているのだろうか。
手摺に手を起き、夜の海をを一瞥する。 返事を待つように雪菜の方へ首を向けた。]* (68) 2020/07/16(Thu) 20:27:09 |
| (a35) 2020/07/16(Thu) 20:29:59 |
| (a36) 2020/07/16(Thu) 22:12:28 |
| ─ 1日目・オープンデッキ ─ >>79 [ 問いかけの二義性は把握していたから 雪菜の返事にまずは一度頷いた。] あんまりだな。 さっき飯食ってる時に3Pでもどうかと誘われたが。 なんてことはない、当て馬の竿役だった。 寝取られ趣味ってやつかな。今ごろ宜しくやってんだろう。 [ その前の相手――水葉については語らず。 ただ、思い返して軽く口元を笑ませたかもしれない。] それで、お前は。いい夢見れてるのか? [ 笑みを消して雪菜を見つめた。]* (81) 2020/07/16(Thu) 23:14:07 |
― 1日目・個室 ―
[永遠の愛、がどれほど甘美なものか女はまだ知らない。
が、背徳の味は知ってしまった。
内側からどろりと溶かすような熱と刺激は
誰にも打ち明けてはならぬ想いに満ちていて
苦しみと切なさと、愛おしさが交互に押し寄せる。
今のところ、青年とどうこうなる気は毛頭ない。
ただ、癖になってしまいそうだと言う予感はある。]
あっ……あぁ、や、くるし、……ッあぁッ
えいと、…ぃとさ、…も、っと…っ
[蜜壺を混ぜられ、互いの唾液を絡め合いながら
獣のように率直な快感だけを求めあう。
じ、と此方を見詰める視線と組み敷く体温と睦言は
自慰では到底得られない充足を女に与えた。]
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