94 【身内】青き果実の毒房【R18G】
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視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
少年たちが寝起きする部屋からかなり離れた位置にある手洗い場。
一番奥にある個室トイレの扉が閉まっている。
「…………っ、…………」
衣摺れの音、粘着質な水音、咥えられたハンカチに吸い込まれていくかすかな呻き声。
狭苦しい空間の中で、悩ましげに体を捩る少年がいた。
声を欠片も出す気はないとでも言うようにハンカチをきつく噛んでいるせいか、肌触りのいいそれは既に唾液を吸い込んで色を深くさせている。
周りを見渡せば本人の性格を表しているのか、ズボンも下着も丁寧に畳まれて鞄の中に仕舞われていた。
上半身は変わらずきっちり着込んでいると言うのに、体の下半分は何一つ纏っておらず、そのちぐはぐな見た目に少年はくらりと目眩を起こしかけてしまいそうだった。
企画の説明時に渡された鞄の、その中身。男同士の性行為を促す為の道具の中には勿論潤滑剤もあった。
ローションを丁寧に掬い上げて絡めた指を自身の窄まりへ埋めていく。
「……っ、…………ふ、ぅ……ッ」
体が素直に拾い上げる違和感にたまらず声を上げそうになって、口腔を満たす布を更に強く噛み締めた。
そう時間がかからないうちに指が一本まるまる飲み込まれていけば、肉が蠢き体内に侵入してきた指を絶えずしゃぶり始める。
思わずふるりと体を震わせながら、思っていたより、すんなり進めることができたと靄がかかり始めた頭の中で呑気に感想をこぼした。
指を曲げてみたり、ゆっくり出し入れしてみたり。色々試しながら肉を解していく。
ぬちぬちと響く水音がやけに煩く聞こえてきて、いつしか誰かにばれてしまうのではないかと不安がよぎる。
ふと動きを止めて顔を上げては張り詰めたような静寂に安堵して、同時に自分は何をしているのかとのたうち回りたくなるような羞恥心と共に再び前準備を進めていく。
どうしても必要なことだった。
自分が抱く側になるか抱かれる側になるかはわからないけれど、どちらになってもいいように。
抱かれる事になったなら、肌を重ねる相手の手を煩わせないように。
ただそれだけを考えながら自らの体に手を加えていった。
「……っ、んッ、ぐ、ぅ……ぁっ……あっ」
指を二本、三本と増やして内側を更に責め立て始めた頃。意識を掠め取るような刺激に声がこぼれ、その拍子にずっと咥え続けていたハンカチが床に落ちた。
これでは流石にもう一度口に運べない。かといって、声を少したりとも溢したくない。
悩みに悩んで、普段身に付けていたネクタイに歯を立てた。
自分が今どのような姿になっているのか想像もしたくない。そんな意思表示するかのように瞼もしっかり閉じながら、後孔に埋めた指で己の中を一心不乱に掻き回していく。
ああ、それにしても。
自分は後ろを使ったことなどないと言うのに。
どうして、こんなにも容易く快楽を拾えてしまうのだろう?
| >>174 南波 「こう話して全然見当もつかない人が、通じない人よ。 靖史は通じる人で助かるな。相手はするさ、空いてたらね」 あーよかったぁ、と気持ちのこもっていない声で大袈裟に言う。視線をあなたにやってから、またすぐに逸らした。 「……何か返したい言うてたの、やっぱりなしにしといて。 お返ししたいんなら、靖史に性に合わないことを させることになるんがお返し、ってことでおねがい」 結局面倒になった。普段に何も要らないと言うのも、謙虚が理由ではない。 (182) 2021/09/17(Fri) 11:57:38 |
「……
う
、」
結局
(8)5n15回イった後、痴態を晒したまま普川は気絶していた。乾いた精液と部屋に充満した臭いが気持ち悪い。
起き上がる気配の全くないまま鞄を漁り、水筒を取り出す。ひと口含めば、何もしないよりはマシな気分になった。
「…はぁ…たるいわ」
その後もうしばらく動かずにいてから、ようやく場を片付ける。多分もう飲まないだろうなと思ったコーヒーを水代わりに使った。
「
参加者側にやった奴居たらやり返そ
」
でも実際面倒だから主催側が犯人でいいやと思考を投げ、浴場に直行した。
| 普川 尚久は、夜も深まった頃、シャワーをサッとだけ浴びていた。 (a63) 2021/09/17(Fri) 13:01:51 |
消灯時間を過ぎても出歩ける今、普川は食堂を訪れた。夕食を抜いてしまったので。普川は朝からドリアとメロンパンを一緒に食べる程度には、基本的に食欲がある方だ。…背は伸びないが。
それでも疲れていることはそうなので、コーンポタージュだとか、ゼリーだとか、軽く食べられる物を食べていった。
| 普川 尚久は、それから、キッチンで明日のコーヒーを用意した。 (a64) 2021/09/17(Fri) 13:02:23 |
| 昨日は遅くに寝入ることになったが、朝は普段の朝食時間通りに顔を出し、コーヒーを水筒に入れていた。食事も勿論とった。
その後は談話室でぐったり。腹に鞄を乗せて、ルールブックや端末を眺めている。怠惰だ……。 (194) 2021/09/17(Fri) 14:32:25 |
「そこそこ動ける気でいてんけどな……」
元々、ヤるにしても基本的にセーブして動くつもりでいた。場合によっては流石に疲れているかもなとは考えていたが、こんな形で体力気力を使い果たすことになるとは思っていなかった。
「主催側か参加者側かくらい分からん?
いや分からんくていいや。答え置かれても正否保障されんし。
この後もいくらでもあるだろうし。もお…」
気にしても仕方ないし面倒だが愚痴は吐く。
| >>198 迷彩 昨日に続いて遅めの昼食を取った後も、普川は談話室にいた。部屋まで帰るのが億劫で。 「ん〜…? ……なぁにリョウちゃん、口だけなら動かすよ」 そう言いながら甘い匂いに視線をやった。既に言動が矛盾している。バケツプリンに、そう言えば榊さんが何かしていたなぁとは思った。 (199) 2021/09/17(Fri) 15:31:17 |
| >>203 迷彩 「はぁ……そんなんいくらでも居ると思うけど……、 すごいってどれくらい? ここを出てからまた何かやって、 結局刑務所の方に行った人とかは言えるよ」 捻くれた物言いをしながらも、答えない理由もないのでそのまま答えた。どういう人がいたっけなぁ。 (205) 2021/09/17(Fri) 16:32:24 |
| (a70) 2021/09/17(Fri) 16:35:01 |
の後、自室
まっすぐ布団に潜った後、榊に布団の上から押さえつけられ、ばたばたとしていた。顔を出した後は、身体を撫で回されても虚無だった。何が嫌だったのだろう。
バックでヤられていました。詳細はエピ突入後! 現場からは以上です。
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