【人】 クルー 御子柴 詠斗−現在・個室− [ 彼の揺さぶりは、少し効いたらしい。>>123 彼女の口ぶりからすると、レス。 男の方がそういうことに興味がないと見た。 セックスレスというのなら、 彼女の欲を発散できずに溜まったものは 彼女をどれだけ抑圧してきたことだろう。 それが今から発散されるのならば、 彼女はこの部屋で淫らに狂い咲く。 それこそ、改めて彼女が旦那へと 罪悪感を抱いてしまうかも などと彼は余計なことを考えた。 旦那が彼女を美しく舞う蝶に変えられなかった。 ならば、彼が彼女を蝶にしてしまおう。 そう考えていると、 彼の気持ちも更に昂りを覚える ] (134) 2020/07/14(Tue) 10:32:04 |
【人】 クルー 御子柴 詠斗 [ 髪を耳にかけた彼の手は そのまま彼女を抱き寄せるように 彼女の腰へと降りていく。 そんな彼の手とは反対に、彼女の細くて美しい手は、 彼の顎を伝って頬に添えられる。 そして、試したくて仕方がなかった彼女の唇が、 彼女の方から当てられる。 柔らかくて、離したくない。 そんな気分にさせられた彼女の優しい口づけ。 口づけを続けながらグラスをテーブルに置けば、 小さく開いた彼女の唇の中へと 彼が臆することなく侵入していく。 ゆっくりと、まずはお互いの舌先を撫で合うように 絡めあい、刺激を徐々に増やしていく。 彼女が物足りないというかもしれないタイミングを見て フリーにしていた片手を彼女の太腿へ。 勿論、いきなりその隙間に手を入れるという 蛮族的なことはなしだ。 ただただ舌を絡め合いながら、 彼女は軽く腕を彼の首肩に絡め、 彼は指先を使って彼女の太腿をツッと撫でていく。 広い部屋の中に広がる、くちゅ、という口づけの音と、 その合間に漏れる男女の呼吸の音 ] (135) 2020/07/14(Tue) 10:42:30 |
【人】 クルー 御子柴 詠斗っ、……ふ、…… ………… 梨花様、私の願いをひとつだけ聞いてくださいませんか。 [ 唇を離した彼は、じっと熱を帯びた瞳で 彼を見つめる”主人”へとねだった。 それはいたく簡単で、 それでいて人の心を揺るがしやすいこと ] その清らな声で、私の名前を……呼んでください。 (136) 2020/07/14(Tue) 10:52:17 |
【人】 クルー 御子柴 詠斗 [ 彼女の気持ちを揺さぶるつもりは一切ない。 しかし、客側である彼女に 御子柴さん、と呼ばれ続けるのも どこかむず痒いというもの。 だから、彼女に呼んでもらいたかった。 無論、見つめ合いながらも、 彼は彼女の太腿から膝にかけてを ずっと撫で続けて、彼女の答えを待つのだった。 それはまるで、Goと言われるまで待ち続ける 忠犬のような雰囲気さえ醸すだろう ]* (137) 2020/07/14(Tue) 10:55:31 |
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