人狼物語 三日月国


57 在りし日の記憶、邂逅に微睡み

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視点:


【人】 元紅薔薇様 ユウナ

「で、お姉さま、このお話の続きはどうなるんですの?」

「いや、もう、そこから先は栞が知っている通りよ。不思議な世界で冒険してきて、帰ってきたら目の前に栞がいて謝って、仲直りでハッピーエンドよ。」

「お姉さまは相変わらず、細部の作り込みが甘すぎます!そんなんじゃ、読者は感情移入できませんよ!
それに、この下半身露出男性!このキャラ本当に下半身露出させている必要あるんですの?」

「えー、でも素直に私はこれ以上何も考えてなかったし、その人は下半身をずっと露出させてたのだけれど、やっぱりこのままじゃダメかしら?」

[あれからひと月か経った今、私と栞は文芸サークル、プティーニアの新刊の打ち合わせをしている。]
(23) 2021/02/08(Mon) 12:05:03

【人】 元紅薔薇様 ユウナ

私と栞とは高校時代の2年間を姉妹のような恋人のような不思議な関係で過ごした。
カトリック系の高校で、上級生と下級生が姉妹の契りを結ぶ「スール制度」で結ばれた二人は共に小説家を目指していたのだった。
そして、栞は17歳でプロ作家になった。代表作マリー様が見てるは私たちの高校時代のお話をベースにした、日常系のライトノベル。最近はアニメ化もされ、題材となった私たちのスールの関係は社会現象にもなっている。

私はプロ作家として活躍をしている栞が眩しくて、羨ましくて、距離を置くことしかできなかった。
「姉より優秀な妹なんて存在しないのよ!
私は別の道で成功して己の無力さを思い知らせてやるんだから!」
そんな捨て台詞を言って、それから1年近く連絡を絶っていた。
(24) 2021/02/08(Mon) 12:05:25

【人】 元紅薔薇様 ユウナ

[あの不思議な世界から帰ってくると、なぜか私の目の前に栞がいたのだった。]
「「あ、」」
「お互い言葉が何も出ず、しばらく見合った後、最初に声を発したのは栞だった。]
「お姉さま、風の噂で心身を消耗していると聞いていましたが、元気そうで何よりです。」
[そういう栞は何か疲れた顔をしていた。
気まずいだろうに優しい栞の言葉に、私は覚悟を決める。]
「栞、あの時はごめんなさい。
貴女に酷いことを言ってしまってごめんなさい。
あの時、私は才能に溢れるあなたが羨ましくて、
そして自分がダメすぎて悲しくて、意地張って、、
本当にダメだったわ。こんな私をまだ、お姉さまと呼んでくれるの?」
「はい、私のお姉さまはお姉さま一人だけですよ。それにお姉さまが暴走するのはいつものことじゃないですか!もう慣れっこですよ。いつものこと.... じゃないですか!
今回は長かったですし、本当にもうダメかと思って私も寂しかったです。」
(25) 2021/02/08(Mon) 12:06:03

【人】 元紅薔薇様 ユウナ


[うるうると潤む栞の目、気づけば私も視界が歪んでいた。]
「ごめんね、ごめんね、栞
ありがとう、ありがとうーーー」
[誰からも私なんて必要とされてないと思っていた。でも、栞は私のことを気にかけてくれていたのだ。
私は一人じゃない。もう2度とこんな悲しい別れが起きないように、風通しがいい関係を作ろう。
風にゆられてふーらふーらしているエロンボさんのアレを思い出して、私はそう決意した。]

[それにしてもやっぱり下半身露出の絵面はアレだったわね。
思い出すだけでも怖気が走る。
でも、思い出すたびに少し心が軽くなるのよね。
エロンボさんは元気にしてるかしら?]
FIN
(26) 2021/02/08(Mon) 12:07:46

【人】 元紅薔薇様 ユウナ

「というわけで、このあとはこの冒険の振り返りよ!
栞の、プティ先生のダメ出しをもらいつつ、色々とIFを追ったりやってくわよー!」
[今夜から明日にかけてになるかしらね?]
(27) 2021/02/08(Mon) 12:10:07

【人】 元紅薔薇様 ユウナ

>>-70

/*
ミロクエヌさんにごぼう当てたのはダメだったかしら?
私もだいぶ悩んだのだけれど、、、
あのタイミングなら当てずに待っててもよかったかもしれないわね、、
ちょっと焦ってたのよ、、、

悪鬼滅殺でうまいこと拾ってくれてとっても楽しかったけど、
ごめんなさい🙏
(28) 2021/02/08(Mon) 12:12:44

【人】 元紅薔薇様 ユウナ

「じゃ、ダメ出し行きますよ!お姉さま。」

[売れっ子作家の意見である、私は背筋をピンと伸ばして栞の言葉を待つ。]

「まず、プロローグが薄すぎますね。社会に絶望したお姉さまはわかるんですが、もうちょっとこの時点で私との喧嘩別れの件を掘り下げていないと、どうしても最後に帳尻合わせで私を出したな感が強すぎます。つまり伏線がきちんとはれてないんです。これはダメなポイントかと。
入り方としてはネリーさんのように、前村での出来事を振り返るような形で始まった方がコンセプト的にも美しいと思うんですよね。走馬灯からの走りは綺麗でしたし。お姉さまもたとえば文化祭で私たちが結ばれたところから振り返るとかしても良かったんじゃないですか?」

[それは確かにそうかもしれないわ。自分の出身についてもっとわかりやすく書くべきだったかもしれないわね。]

「せめて、どんな世界から来ているのかはわかるようにもう少し丁寧にお姉さまというキャラを掘り下げるべきでしょう。」
(57) 2021/02/08(Mon) 19:15:27

【人】 元紅薔薇様 ユウナ

「リクさんの恋愛症候群の設定なんかもわかりやすくて期待感が持てる始まり方でしたね。その設定だけでなんとなく感動的なお話になることが期待できます。
あとは夕凪さんの恋心をテーマにしているのがはっきりとわかる書き方もすごく素敵ですね。最初からテーマを決めてるってことが素晴らしいです。
お姉さまも見習って高校時代の私との生活がどんなに素晴らしいものだったかをちゃんと書いてくださいね。」
[返す言葉もない、書き直しするポイントをメモする。]
(59) 2021/02/08(Mon) 19:21:15

【人】 元紅薔薇様 ユウナ

「次は初日ですね。エロンボ刑事との出会い。ですね。
これはいいと思います!ここまでキャラが立ってる人はなかなかいませんよ!
ただ、エロンボ刑事が住む世界とかを初日で掘り下げておけばもっとお話に深みが出ると思います。」
「それは難しいわね、正直男性恐怖症の私には下半身露出になれるためにそれだけの時間が必要だったわ。」
[エロンボさんが下半身露出してなければ、元の世界じゃなく、エロンボさんの世界に行く展開もアリだったのだけれど、下半身露出男についてく勇気は最後まで湧かなかったわね。]
(62) 2021/02/08(Mon) 19:36:45

【人】 元紅薔薇様 ユウナ

「でも、エロンボさんの自由のために皆が頑張って戦う世界は素敵だと思ったわね。
そんな世界に行けば私ももっと自由になれるのにって思ったのは事実なのよね。」
「その辺ももう少し上手く書ければ良かったですねー。
2日目で急にお姉様らしく暴走が始まりましたけど、なんというか、その変化に対して納得できるだけの内容じゃない気がするんですよね。
知らない人からしたら急にキャラが壊れたように思うかもしれませんよ。」
[まぁ、あの時はすごく情緒不安定だったから仕方ないわね、
働かなくていいならこの世界に残るのもって真剣に考えていたし、コンビニ描写を見て、お金かかるんだー、じゃここでも働かなきゃいけないのねって思ったら、帰りたくなったってのが実態なわけで、あの時点でわたしがせいちょうできたわけじゃないのよね。]
(63) 2021/02/08(Mon) 19:47:32

【人】 元紅薔薇様 ユウナ

「あとはタロットの塔のカード見つける理由が薄い気がするんですよね。一人で二つもカードを持つなんて、欲張りな感じがして良くないですよ?」
「あれは、なんとなくありそうだなと思って探したら見つけちゃったのよ」 
[ついでに7枚集めていでよ神龍風に主人を呼び出したり、カードを商品にした暗黒武闘会とかやれたらなとか、そんなことも考えていたけれど、
結果的にそんな余裕はなかったわね。]
「まぁ、ミロクさんが上手く使ってくれた感じで良かったですね!」
「走れ、疾れ、はめちゃくちゃかっこよかったわね!まるで鬼滅の刃!」
(64) 2021/02/08(Mon) 20:04:35

【人】 元紅薔薇様 ユウナ

「総じて、もうちょっと私との絡みを増やしてもらわないと、マリー様が見てるの同人誌としても出しづらいですね。」

「うーん、じゃあ栞が書くならどんなお話になるの?」

「そうですね、
まずはお姉さまと私が喧嘩別れした直後にとばされた話にしますね。そして喧嘩別れの理由は文学性の違いとかにします。流石に1年も連絡絶たれると絶対私のこと忘れてたでしょってみんな思いますからね。
そして、異世界で上半身裸でマントをはためかせているエロンボ刑事と出会って、自由のために戦い合うことと、風通しの良さの大切さを学びます。
そしてエロンボ刑事と共に、この異世界の謎を解き明かして声の少女を救うんです。
実は声の少女はお姉さまも喧嘩したせいで暗黒面に落ちた私で、お姉さまに会いたくないけど、お姉さま一人を元の世界に帰したくないためにさまざまな謎で道を阻むんです。
そんな中でお姉さまは女教皇のカードを見つけて、全ての謎を解き明かし、私と二人で元の世界に戻る、
って感じでしょうか?」

「わー!そんなお話だったら素敵ね!」

[結果的に同人誌は栞が作ったストーリーにて発刊されるのであった。FIN]
(65) 2021/02/08(Mon) 20:21:28
/*
少女ちゃんサイドは時間が許せず書けませんでしたね。

設定としては、少女は100年ほど前に死んだ良いとこの娘(小春、という名前を付けていた)の地縛霊です。放送室に居ついているのは、その場所が丁度少女が住んでいた屋敷の中の自室にあたる場所、かつ死亡した場所だったから。
隣に置かれた柱時計は生前の少女の宝物です。(「空間内でこれだけ違和感」はそのせい)

生前は文学少女かつ空想好きで、よく架空の登場人物を架空の城に招いて、もてなすという遊びをしていました。

想像力と空間認識力が人一倍あり、それと+死亡した要因(お家騒動のようなゴタツキがあり、結果死に至らしめられたというような想定だった。でも言ってますがの推理は遠からずです。)への恨み、家庭事情から来る孤独感という相乗効果で、地縛霊としてその場所に残り、
構築した夢世界に、生きた人間を招くようになります。


/*
当初、"客人へのもてなし"は豪華な城みたいな場所で、客人達もそれなりに楽しんでいました。がタロットを使わずに場に残りたいと言う者は1人もおらず、結局現世に帰る人々を見送りまた1人になる、の繰り返し。
(良い子だからタロットを用意ないで無理矢理夢世界に引き止める、ということはしないです。最低限のエサを与えつつ、本心では夢世界に残って欲しいという遠回しな構ってちゃん)


次第に少女は生きた人間だった頃の感覚を失ってきて、
夢空間にも段々とガタが生じます。壁が一部崩れたり、街ゆくNPCが生気のない動きになったり、文字がこの世のものではない形態になったり。

"廃校舎"は実は実在の高校で、今回の舞台から30年ほど前に閉校した学校です。
全て自分の力だけで空間を創造できなくなったため、現実にあるイメージを借用するしかなくなったという訳です。コンビニや街並みは現代のイメージを借用してます。
そのイメージも、空が灰色だったりとボロさが出てしまってるんですが。

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結局、少女の能力のガタは今回の客人招聘で限界に達しました。客人が去った後自分の足で空間内を走り回ってますが()空間全体を把握する能力が消えかかってたって訳です。

客人が全て去れば、少女も空間もろとも消滅する予定でした。