人狼物語 三日月国


181 忘却の前奏曲、消失の1ページ

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


【人】 惜別ハツナ



[ 千羽鶴を君は見てしまったのかな。
  わからない、わからないよ。


      
自分から言いだすことさえできない。


  それでも、君を引き止めたのは―――――。 ]

  
(38) 2022/10/31(Mon) 0:44:42



  
( 私は、君だから傍にいたいんだよ。 )



  



[ 自分のせいで生まれた悪意が
  自分じゃない誰かに向く。

  それが続けばその誰かが悲鳴をあげて
  その心を崩壊させてしまう。

  あぁ、吐き気がする。
  一番そんな目に合わせたくない誰かが
  もう既に、限界に近いなんて。



【人】 朝日元親



[ 先生がボクを落ち着かせるように教えてくれた。
  恐らく無理をしていたんだろうと。
  大切な人が自分の記憶を無くしてるなんて
  平静を保っていられるはずがないと。


  ボクは思う。
  ボクが彼女に甘えきっているだけ
  彼女が心の傷を悪化させていく。


  恋人とそっくりな皮を被った誰かが
  恋人と同じ声で、表情で

         他人の面をしていのだから当然だ。



(39) 2022/11/01(Tue) 14:26:07

【人】 朝日元親



[ ボクなんていない方がいい。
  そう思ってしまうしかないような状況。
  ボクは思わず眉間を指先で押えてしまった。


      「さっさと別れてよ。あの子の為に。」



  聞き覚えのない声が、言葉が
  ボクの心を激しく締め付ける。
  触れただけで分かるほど露骨な悪意が
  今度はまるでボクの方へ矛先を向けたみたいに。]


(40) 2022/11/01(Tue) 14:27:00

【人】 朝日元親



[ そんなボクにトドメを刺すように。
  眠る彼女の傍にあった鞄をみつけてしまう。

  破かれた教科書が
  ハツナさんの人柄が結びつかない以上
  導き出された可能性は一つだけだった。]



(41) 2022/11/01(Tue) 14:27:35


[ 彼女に背を向けるボクの表情が
  もう人のそれでは無いことは誰も知らない。

  消えてしまいたいという衝動の裏で
  消してしまいたいという悪意が渦巻く

  そんなボクのことなんて、誰も……………。]






「ひとりにしないで……。」



【人】 朝日元親



[ 思わず、振り向いてしまう。
  まさか彼女が起きてしまっていたなんて。
  ボクは動揺を悟られまいと小さく深呼吸をする。]


   ご、ごめん。起こしちゃったかな。


[ 見たくなかった、彼女の泣き顔なんて。
  それでも引き出してしまったのはボク自信だから。

  その事実からは目を逸らさぬように
  ボクは彼女の眠っていたベッドの傍に座る。]


(42) 2022/11/01(Tue) 14:32:22

【人】 朝日元親



[ 落ち着かせるために頭を撫でようと
  伸ばした手は届く前に引っ込められる。

  今のボクには何も出来ない無力さを呪い
  その手で握りこぶしをつくっていた。]


   ボクは、許せないんだ。
   貴女にそんな顔をさせてしまうボクも
   貴女を苦しめているやつらも、皆。


[ そう言うと、ボクは彼女から目を逸らす。
  ここに一度座って心の内を明かしたのは
  ボクの気持ちも、望みも、怒りも。
  彼女には知る権利があると思ったから。]*


(43) 2022/11/01(Tue) 14:38:22

【人】 惜別ハツナ



[ 見せたくなかった、泣き顔なんて。
  我慢しなきゃ、いけなかったのにね。


  でも、君が行ってしまわなくてよかったって。
  ちょっと安心した私もいるんだ。

  久々に見た君の夢。
  あれはきっと君が隣にいてくれたからだね。 ]



   ううん、……君のせいじゃないよ。


[ そう、全部君のせいなんかじゃないんだ。
  君のおかげだ、って言えることはあっても
  君のせいで、って思ったことは一度だってない。]

 
(44) 2022/11/01(Tue) 21:22:12



[ でも、それが間違いだと、したら……? ]



  

【人】 惜別ハツナ



[ 届かない手が、今の二人の距離を
  示しているみたいで。
  何の躊躇いも遠慮もなく
  手をのばしてもらえないことが
  さらに、私の心を抉っていく。


  ひっこめられた手を目で追いかければ
  その手は強く握られていて。

  どうして、だろう。
  君には悪いことなんて何もないのに。
  息を吸って、吐いて。
  少しずつ、気持ちを落ち着けて
  心の内を明かしていく。    ]

  
(45) 2022/11/01(Tue) 21:26:27

【人】 惜別ハツナ



   元親くんは何にも気にしなくていいんだよ。

   私が、わたしが、……。
        
弱いのにわがままだっただけ。


  
(46) 2022/11/01(Tue) 21:27:08

【人】 惜別ハツナ

   

[ 合わない視線が、寂しい。
  寂しさは胸に秘めたまま、私はうつむいた。 ]


   頑張らなきゃ、って。
   ずっと、ずっとおもってたから。

       
きっと、疲れちゃったんだね、私。



[ どことなく他人事なのは、
  まだ、まだ駄目、頑張らなきゃ。
  太陽でいなきゃいけないんだって
  そう思い続ける私がいるからで。

  でも、もう一人の私が悲鳴をあげてる。
  もう無理だ、太陽でいるのなんて無理だって。 ]


  
(47) 2022/11/01(Tue) 21:27:55

【人】 惜別ハツナ



   ごめんね。
   私がたくさん頑張ってるの、
   君にとっては迷惑、だったかな。

   
きっと迷惑、だよね、倒れちゃうなんて。


  
(48) 2022/11/01(Tue) 21:28:25

【人】 惜別ハツナ



   最近学校で色々、嫌がらせとか、あって。
   嫌がらせに負けたら……
   私が君のことを諦めちゃうみたいになりそうで
   
私ね、それだけは、嫌なんだ。


  
(49) 2022/11/01(Tue) 21:29:26


[ 窓から見える空に向かって、手をのばした。
  差し込む太陽の光を遮るように。

  
太陽から、逃げるように。 ]


  

【人】 惜別ハツナ



   ……そう、思って、頑張ってた。
   私ね、君の傍にいたいんだよ。

   どうしても、どうしたって。
   君のこと、諦められないんだ。


  
(50) 2022/11/01(Tue) 21:33:11


   
太陽も休んでいいんだよ
って
   そう言ってくれた君が
   私の傍からいなくなってしまったら
   私は、今よりずっとずっと苦しいんだ。
   
   君は偽物じゃないよ。
   君は、君のままだよ。

   
ねぇ、元親くん……。


  



   
大丈夫だよ、記憶が戻らなくたって。



       
[ 大丈夫、なんかじゃないけれど…。 ]


  



  それでも私は君の傍にいたいんだ。


     
[ それでも君を一人にしたくない。

           
私が独りになりたくない。 ]


  



   だから……
   私のために、傍にいて欲しいんだ。


       
[ ごめんね……、狡い言い方して。 ]

 

【人】 朝日元親



     恋人にわがままを言って

          ダメなわけがない。


(51) 2022/11/02(Wed) 21:51:58

【人】 朝日元親



[ つい口をついて出てしまった。>>46

  ハツナさんは自分が悪いと思っていて
  ボクは自分が悪いと思っている。

  この平行線が交わるのは一体いつだろうか。
  その答えは、互いに分かっているはずだ。]


(52) 2022/11/02(Wed) 21:52:43

【人】 朝日元親



[ でもやっぱり、胸が痛くなる。
  貴女が求めているのが誰かなんて
  そのしょげる姿を見たらいやでも思い知る。

  その責任も>>47>>48
  その痛みも>>49

  本当なら背負わなくていいはずなのに。
  どうしてそう背負おうとしてしまうのか。

  ボクにはそれが、ずっと分からないまま。]



(53) 2022/11/02(Wed) 21:53:16


[ いや、ちがう。]






  [ 分かっているはずだ。
    そこに答えがあると。

            分かっているはずだ。
            自分が何をすべきなのか。]






[ 諦められないと漏らした悲鳴も
  ボクの姿にしょげる姿も
  大丈夫だという人の在り方とはまるで違う。

  記憶が無くなろうとも、偽物なろうとも
  ボクはボクで、考え方も同じだから。

  今なら分かるんだ。
  その時、ボクがなんでそう言ったのか。


  記憶を取り戻せなかったとして
  そんなボクが彼女に果たす責任はひとつ。]




【人】 朝日元親



   ボクが言っても説得力、ないか…。
   ごめんね。こんなことしかいえなくて。


[ 言い終えると今度こそ立ち上がる。
  時折頭に起こる強い痛みが気になって
  立ちくらみさえしてしまうけど

  きっとこれは身体的なものとは違う。
  言い出したのに気まずくなったボクはというと。]


   そうだ。ボク、退院する日が決まったよ。
   ハツナさんが傍に居てくれたおかけで
   今もあまり不安にはなっていないんだ。


               ………ありがとう。



[ 記憶にないような気恥ずかしさを感じて。
  言い逃げしてその場を後にしようとした。]*

(54) 2022/11/02(Wed) 22:10:40