人狼物語 三日月国


62 【ペアRP】ラブリーナイト【R18】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


一日目

村人:1名、共鳴者:2名、霊感少年:2名、念波之民:2名、人狼:1名、響狐:2名、童子龍:2名

【人】 フロント 加藤


今日もお美しかったな……


そろそろ、定時だから帰るよ。

────村岡様の、お部屋は……


(0) 2021/03/19(Fri) 0:00:00
それは勿論だよ。


自分は隠すつもりなんて毛頭もない。
見せるよりは体験することになるだろうけれど朔月も望んでくれているのだから隠すことはしない。

何よりも緩んだ頬と相まって見つめてくる赤い瞳が自分を掴んで離そうとしないのは気のせいではない]


嫌になる程に優しく甘くしてあげる。


[そして虐めて欲しいと願う朔月だからこそグズグズになるまでしてしまいたいし、それが許されると思えば心も軽やかだった。

頬を撫でる手つきは優しいままに赤い瞳との距離を詰める。
目元で笑みを浮かべるとそのまま唇を触れ合わせるだけのキスを落した]


キスは好きかな?


[触れたのはまだ唇だけ。
瞳で瞳を縛りながら優しく触れ合うだけのキスを施しながら胸元のネクタイへと空いている手を伸ばして紐解いていた*]

ふふ、嬉しいです。

[瞳を見れば本心なのだとわかるから、肯定の言葉にふわり、笑みを浮かべて。
続いた言葉にこくりと頷いた。
それこそ、自分の望む事。
どんな風にグズグズに溶かしてくれるのか、期待で胸が高鳴ってしまう。

頬を撫でる手は優しく、彼との距離が近付く。
目元が笑ったと思えば、唇に柔らかい感触]

んっ…好き、です。

[唇が触れ合う度、彼の瞳に縛られて目が離せない。
優しい口付けを施されながらもネクタイが紐解かれていく様に胸がきゅうっとなる。
もっと近づきたいと両腕を伸ばして、彼の首の後ろへ*]

そこだけを聞くと告白のようだね。


[そう囁いては悪戯気の強い微笑を浮かべた。

頬を撫でる手から手が離れ首筋へと伸びて来る手を受け入れようと自分は手を伸びる腕の下へとくぐらせ朔月の背中へと手を回した。
そうしてしまえば腕の動かせる範囲は限られてしまう。

背筋に掌で触れては柔らかく抱擁するように抱き寄せてまた唇を重ね合わせた]


私もね、好き、だよ。


[曖昧に、どれをとどうとでも勘違いできるように。
唇の交わりを僅か離してそう囁くとまた唇を重ね合う。

背へと回して掌は朔月の背筋を優しく撫でてゆき、
解いたネクタイの在処を少しの間隠してしまう]


朔月の瞳の色、私はとても好きだよ。
いつまででも見ていたくなる。


[翻り好きの所在を明らかとしてはまた唇を重ねあわせて、
今度はそのまま掌で背中を支えながら柔らかな身体をソファの上へと優しく押し倒して体重をかけすぎないように覆い被さり逃げ場を奪った**]

た、確かに。

[ドラマや映画のワンシーンのように、そこだけ聞けば告白のようだ。
浮かべる微笑が悪戯気の強いもので、けれどそれすらも胸を高鳴らす材料になってしまう。

頬から手が離れ背中へと回り、柔く抱擁するように抱き寄せられて距離が縮まった。
背筋に触れられている掌を感じながら、再び唇を重ね合わせ]

一緒、ですね。

[何を、とは言わないから勘違いしてしまいそうだ。
余裕があるから自分でなくキスの事だと理解出来るが、余裕が無くなってしまえばー]

ホント?
私も、直継さんの瞳と…その髪色も好き

[また唇を重ねれば、掌で背中を支えられながらソファへと優しく押し倒される。
彼が覆い被さり、逃げ場がなくなって見えるのは彼と天井のみ。
囲われてしまえば、幸せだと言うように笑みを浮かべた*]


 
いつでもなんでも揃ってる!
 あったらいいなが揃ってる!
  〜 ホームセンター サクライ 〜


 てっきり、恥ずかしそうに近寄ってきて
 ぎゅ…とかしてくれるのかと思ったら
 史郎は大型犬みたいに、ばっと飛び込んできた
 すってんころりん、俺もベッドに倒れ込みながら
 目をぱちくり瞬かせ……
 それから、声を上げて笑った。]


  ははっ、そんなにがっつくことある?


[とは言いつつ、両手でわしゃわしゃ
 つややかな髪を掻き乱し、
 顔を擦り寄せ褒めてあげよう。]

[けれど肝心なのはこの可愛いわんちゃんが
 おいたをしてないかどうかということで。
 どうやら悪いことを考えていたらしい
 史郎にすぅ、と目を眇める。]


  へえ、ちょっと叱られてみたかったの?
  大丈夫。今更ノーマルな抱き方なんか出来ないから。


[「だから、ちゃんと酷くしてあげる」なんて
 愉悦を含んだ笑みと共に、下着越しに咥えると、
 茎は確かな固さを返してくる。]


  ふふ…ガチガチだ。


[約束は確かに守ったらしい。
 頭上から聞こえる甘い声に突き動かされるように
 びくびくと脈打つそれを
 根元からねろりと舐め上げ、嗤う。]

[「俺がする」という申し出は有難いけど]


  駄ァ目。俺がしたいの。


[俺は自分のしたい事を優先させるだろう。
 この男が、いやいやと身を捩りながら
 下着を自ら穢す様を、この目で見たいのだ。

 あまりに身を捩るようなら
 両手を掴まえ、恋人繋ぎに。
 これで俺を押しのけられないし、
 はしたない声が漏れようと
 庇ってくれる掌もない。]

[下着の上からでも分かる膨らみをなぞって
 茎をそっと舌先でなぞったり、
 張り詰めた袋を優しく食んだり。

 もしかして、自分がされるのは
 慣れていなかったりするのだろうか、
 ……なんて考えながら
 俺は上目遣いに史郎の顔を窺った。]


  イキたい時に、イッて。


[今は『ご褒美』のターンなのだから
 今はそれを許してあげる。]*



    あ、そういえばあれがあるんだった。
    また勝手に用意して怒られないか…




  バスタブにお湯を張りながら、
  彼はバッグの中に変わり種を
  入れて持ってきていたことを思い出す。

  ダバダバとお湯が溜まっていく広いバスタブ。
  コックを捻って一旦止めると
  彼女の前を通りリビングのバッグを軽く漁る。

                       ]






   ローラさん、
   ローションは苦手ではありませんか?




  流石にこの質問だけでは何をするのか
  彼女に伝わらないだろうけれど、
  彼の手に何か袋のようなものがあれば
  色々と予想が出来るかもしれない。

  シャワーブースは別にあるので、
  汗を流す場所には困らないはず、と
  彼は遠回しに試してみないかと
  念を押してみるのだった。

                   ]*





[不安と羞恥と期待を浮かべた顔で、
 ゆっくり近づいて拡げられた腕に
 しとりと収まれば良かったかな、と思ったのは
 勢いをつけすぎてサクライさんを押し倒す
 かたちになってしまったから。

 だけどベッドに倒れ込んだサクライさんが、
 気にするどころかけらけらと声を上げて笑う声が
 聞こえたから僕も安心してえへ、と笑った。

 本当の犬にするようにわしゃわしゃと
 髪を撫で回してくれる手が大きくて、
 近くなった顔が嬉しくて、
 僕は目を細めて残さず堪能していた。]
 



   ろ、ローションですか?


[ベッドで熱の余韻を冷ましていると
リビングに帰ってきた彼が、何やら言ってきた。]


   ……ホテル側が困らなければ
   私は大丈夫ですけど……


[ホテルが使っても大丈夫なら
面白そうだし構わないと思うけれど。
一応ホテルはラブホとは違うので
何か排水溝が詰まったりしないか気になった程度。


男が色々用意してるのを見ると
楽しみにしてたんだなぁ、と分かる。]*


[そしてその纏う色は、僕の懺悔に緩やかに
 変化を見せて。
 
酷くしてあげる
という言葉に
 甘い痺れが脊髄から脳へ駆け上がる。

 だけどサクライさんの唇が僕の下腹部を捉えたり
 するから焦って身体を起こそうとしたけれど、
 駄ァ目、なんて可愛く言われて問答無用で
 ねっとりと食まれて。
 衝撃と焦燥感と快感で、打ち上げられた
 魚みたいに背中が撓った。

 身を捩って逃げようとしたら両の手の指が
 するりと絡め掬い取られ。
 腰を引いても高級なマットレスは
 適度なスプリングで身体を押し返してくるし、
 首を振ることと、足を動かして膝を立てる
 くらいしか抵抗が出来なくて、
 ぎり、と奥歯を噛み締めて耐えた。]
 


[─── 口での愛撫なんて、

 少なくともあの人と居る間には
 されたことがなかった。



   ……ッふ、ァッ……ぁっ……


[噛み締めた奥歯から吐息と情け無い声が漏れる。
 それをとどめるための手は、指は、
 まるで街で見かける恋人のように絡められて
 動かせなくて、ぎゅうとその手に力を込めて
 握りしめてしまう。

 
─── なんで、こんな、甘い、  

 


[痛いことや、苦しいことに比べたら、
 こちらの方がずっとキツいと思った、

 余裕なく膨張する熱にぬるりとあたたかい舌先が
 つたう感覚に顎が上がり、
 後頭部をシーツに擦り付けて。
 ずしりと重くなっている袋をそっと食まれれば
 がくがくと腰が震えた。]


   さ、くらい、さ、まって、……ッん、 

   ───、  ん、あ……ッ、
 


[勝手に達することどころか
 勃ってしまうことさえ咎められた夜。

 今は、痛くもない、ただ甘く、優しい責め。
 それが逃げ出したいほど気持ち良くて、怖くて、]


   ほん、とに、むり、……
   ひ…あっ、  ――――ッ!


[   
『イキたい時に、イッて。


 そんな低い声が、神経を直接嬲った瞬間、

 恥ずかしすぎて死ねるくらいあっさり、
 簡単に爆ぜて。
 どろりとした欲望の塊でさっきおろしたばかりの
 下着を汚してしまった。]
 


[サクライさんに組み敷かれたままで、
 僕はもうほとんど泣きそうで。

 ごめん、なさい、と荒い息とともに吐き出して、
 彼の顔をそっと見た。]*
 


   これは、融解剤付ですから大丈夫でしょう。



  特殊な液体で、終わった後は融解剤をつかって
  とかしてしまえば排水溝に詰まることはない。
  彼女の了承も得られたことなので、
  彼はふんふんと鼻歌を歌いながら、
  貯めていたお湯に手元の液体を入れて
  ゆっくりとかき混ぜていけば
  あっという間にローション風呂の完成。

                       ]

   先に、シャワーをどうぞ?
   その間に、新しいタオルをお願いしておくので。



  今度はバスローブをきちんと着てから
  対応する、と笑いながら彼女に向かって告げる。
  先ほどのように怒られてしまっては元も子もないので。
  相手を楽しませることは好きなので、
  実は色々と持ってきていることはまだ内緒。

                          ]





    あぁ、何度もすみません。
    1107ですが、バスタオルを4枚とバスローブを4枚
    追加でいただいてもいいですか?
    部屋にいますので、ノックしてください。




  まだ、タオル自体はたくさんあるけれど
  この後の考えたら、今のうちに欲しい。
  そう思っていたので、
  彼女がベッドからバスルームへと向かったなら、
  フロントにまた、電話をかけるのだった。

                         ]*






  そう?
  じゃあ先に頂くわ。


[ベッドルームからバスルームへ。
特に隠せるものも無かったので
すたすた、と裸で歩いていった。

不意を突かれると恥ずかしいけれど
逆を言えば意識的に見せる時は
大した恥ずかしさもない。
自分のプロポーションに自信があるのもあったけれど。]


  わ、本当に貯まってる。
  凄いわね。


[シャワーヘッドを掴みながら
風呂場を見ればたっぷりのヌルヌルが貯まってる。
それを尻目にまずは、と身体にシャワーを浴びる。

お腹についた彼のものも、さっ、と流れていくだろう。
それから朝も流していき
シャンプー等々髪を洗おうかと思ったけれど
これからローションを使うなら、まだ良いかと手を止めた。]*


   ………仕事は放置と行きたいけれど。



  電話も済んでバスローブも着なおしたので
  一旦マナーモードにしておいた携帯を確認。
  なぜか叔父からの連絡がたくさん。
  電話を返してみると、お見合いの話。

  こちらは、現実的な料亭などで行うタイプのほう。
  叔父は、どうやら素敵な女性と合わせたいらしい。

                         ]

   お気持ちはありがたいですが、
   私は興味がありませんので、お断りします。
   あ、すみませんこの後別件がありますので、
   明日の夕方まで電話は出られません。


 
  矢継ぎ早にそう告げると、彼は電話を切って
  ノックされたと思わしきエントランスを開け、
  頼んだタオル類を受け取った。
  汚してはいけないので、
  ひとまずリビングのソファへ置くと
  ベッドに戻って彼女の様子でも伺ったかも。

                        ]*


[シャワーを浴び終えて
備え付きのタオルを使って身体を拭く。

ドライヤーで髪を乾かしたいところだけど
それをしてると彼を随分待たせるし
また濡れると思うから、そのままに。

濡れた髪を片方に纏めながら
バスローブを着てリビングの方の彼を覗いた。]


  出たわよ?


[とそちらを伺って。]*

[下着が二着目だと知っていれば
 俺も手加減したかもしれないけれど
 どうだろう、自信はない。

 鼻に抜ける甘い声を出しながら
 組み敷いた身体がひくひくと痙攣し─────
 まるで命に従ったのようなタイミングで
 史郎は下着の中に精を吐いた。]


  …?どうして、謝んだよ。


[特別出来のいい子を褒めるみたいに
 精を放ったばかりの茎へと
 何度も唇を落としながら、俺は尋ねる。]




  史郎は、こんなにいい子じゃないか。


[駆り立てられた欲を自分だけ処理することもせず
 無理だ、無理だと良いながらもちゃんとイけた。
 落ち度なんかひとつもない。

 ─────それとも、その肉体に
 未だに残る記憶の残差が、
 彼に謝らせているのだろうか。]

[俺は睫毛を伏せ、一瞬考えると
 ベッドサイドの在庫の中から
 ネイビーの首輪を取り出して、
 嫌がられなければ、その首へと取り付けよう。

 革製の上等なそれは、
 きっと落ち着いた雰囲気の史郎に良く似合う。
 呼気を奪うことも、発生を妨げもしない代わりに
 首輪は、史郎に俺が無関係な存在になることを
 決して許しはしないだろう。]

[さて、所有の証は受け取って貰えたかどうか。

 とはいえ、相手は意思疎通の取れない犬じゃない、
 れっきとした一個人。
 
そして多分、俺より稼ぎもいい。

 それを忘れたつもりはなく。]


  あ、一応ね。
  ここのホテルの決まりでもあるから……
  本当に「無理」「嫌だ」「死んじゃう」って
  思ったら……俺の身体のどこでもいい。
  二回タップして。やめるから。


[セーフワードみたいなのを設けるのは
 俺の中では常識だったので
 話の流れでそう言った。

 彼の前のご主人様はどうだったか知らない。
 ただ好き勝手に振る舞うような奴だったなら
 尚のこと忘却のアウェイだこの野郎。]


  おや、濡れたままで大丈夫ですか?
  私もそれではシャワーを軽くあびますね。

  この後はゆっくり、
  バスタブの中で遊んでみませんか?



  彼女に声をかけられれば、
  彼は髪を上にまとめて濡れないように。
  汗もついていることだし、と
  ベッドルームのどこか邪魔にならないところに
  着ていたバスローブを脱げば、
  また呼びますね、とささやいて。

  シャワーブースとバスタブは隣り合わせだから
  別に彼のことを待たずに、入っていてもよいけれど
  やっぱりリラックスする時間は必要かな、と。

                          ]*



[そして、史郎の下着が汚れっぱなしなのも
 忘れているわけじゃない。

 俺はベッドの上に膝立ちになって
 史郎の下着の染みになった部分に目をこらす。]


  そんなにいっぱい出たわけじゃない……?
  それとも、濃いのが出ただけか。


[どろり、と形容するに相応しい代物で
 汚された下着の上から、その惨状を
 見透かそうとするように。
 たっぷり、コンマ3つ分は観察した後]


  ほら、見せて。


[おもむろに史郎へ新しい命令を出すだろう。
 身に纏う下着の一切を脱ぎ捨てて
 全てを俺に晒すように、と。]*



  はい、楽しみにしています。
  あまり経験はないもので。


[彼に答えると
髪をタオルで巻いてソファに腰掛けて待っていた]*


   お待たせしてます。さ、どうぞ?



  シャワーを浴びた彼は、バスローブを羽織り、
  ソファにかけて待っていた彼女の手を取って、
  バスルームのバスタブへと誘導した。

  先にバスローブを脱いで、中へ入れば
  彼女が滑らないようにと手を差し伸べ、
  問題がなければ彼女の背中を眺めるように
  ぎゅうっと抱きしめてみる。

                      ]

   そういえば、
   ローラさんはどうしてこの集まりに
   参加しようと思ったんですか?



  ニッチというか、
  探さなければ見つけないようなもの。
  彼女が男に会いたいというだけの理由で
  探し当てるとは、彼自身は思えなかったから、
  聞くだけなら許されるだろうと、
  彼女に問いかけるのだった。

                       ]*

【人】


[ だってあんなの!!!冗談かなって!!!
  世永ジョークかなって思ったんだよ!!!!
  いや冗談言うようなタイプには見えない
  とは思っていたけれど、意外な一面で言ったら
  この人が今ここにいることが一番意外だし
  それなら冗談ってこともあり得るかなって
  からかってんのかなっておもったり、
  私相手にそんな気…とかなんとか言ってたけど
  それで言ったら俺だってそうなわけで
  だからその言葉を出された時点で、
  俺はただの一晩一緒にいるだけの
  相手なのかなって、まあそもそも?
  ホテル側に願いとして出したのも?
  月のない夜に一緒にいてくれる人って
  それだけだったわけですから、そこに
  セックスが含まれてない人であっても
  文句は言えないかなってまあお察しくださいって
  話なんですけど仕方ないかなって思うじゃん
  でもさっきのあれこれで誘われたのかなって思って
  それなら乗ろうかと思ったら違ったわけだし
  ちがうのなら!!!! ]

 
(1) 2021/03/19(Fri) 19:36:13

【人】


 

[ 
ちゃんと聞いておきたくもなるでしょうよ!!!



  失礼しました、と業務のときのように
  淡々と悪びれもせず、当たり前のように
  落とされた謝罪に似た形の言葉に、
  引き攣った笑みを元に戻そうとして、
  少しばかり不満げな表情になってしまった
  かもしれないけれど、それは己の知らぬところ。
  
  その瞳が真っ直ぐにこちらを見つめたまま
  指先が、唇を撫ぜるのが見え。>>0:431 ]

 
(2) 2021/03/19(Fri) 19:36:43

【人】



[ 一瞬、そこに落ちた視線。
  先程、触れたそれの感触は───
  嫌いじゃ、なくて、  
むしろ



  腹奥に落ちた火種が、
  ジジッ と音を立てた気がした。]*

 
(3) 2021/03/19(Fri) 19:37:28

  
[ 何かを求めるように薄く開いた唇から
  短く息を吸って、瞬きをひとつ、
  ゆったりと開くと同時に視線を上げて。 ]



    嫌だったら、あんな距離で、
    唇を開いたりしません。


[ 少し、はじめのほうが掠れた。
  こくりと唾を飲んで、喉を潤し ]

 





    さっきも言いましたけど


    ここにいる俺は、ヒイラギで
    あなたは、ミヤビ、 で。


   会ったことは、わすれるって約束で。



[ 不可侵領域に踏み込んでしまった、
  もうすでに、手遅れ。 ]

 




   追加で、お願いなんですけど、

    ───昼の顔は、お互いに、
    今は、完全に、わすれるってことで。



[ こんどはこちらから、掬い取るような
  口付けをひとつ、送り。 ]
 



[ と目を細め、もう一度、啄むような口づけを。

  彼の手のなかにある冊子は、
  その最中、そっと閉じて、横に避け。

  閉じた瞼を薄く開いて盗み見。
  口端を上げて、空いた彼の手を
  絡めて握り、少し体重をかけながら、
  体を寄せてみようか。

  ああ、そういえば昼飯食ってないな、と
  頭の隅で思った。

  拒否されるならば、仕方ない、
  不満げに顔を歪めて、息を吐き、
  ソファから立ち上がるだけだ。]*

 



  この集まりに?
  あぁ、それは…友達が参加したみたいで
  良かったと聞いたからですね。


[私は少し上を向いて言葉にした。
ちょっとしたイベント感覚というか
珍しいものみたさ、という程度のもの。]


  サモエドさんも、誰かから紹介ですか?
  それとも普通にサイトを見つけたんでしょうか。


[と同じ内容の質問を。]*



   お友達が?……
   さすがに、あっていないと思いたい。



  彼女くらいの女性と会ったことがないわけではないので
  一瞬だけひやりと背筋が凍ったような。
  良かった、と言っているということは
  多分彼以外の誰かと出会ってよい経験が
  できたのだろうと、彼は思うことにした。

  それにしても、少し上を向くだけでこんなに
  愛嬌のある女性はいるのだろうかと、
  彼は平静を装いながらも、
  考えることをやめることができなかった。

                       ]




   私も、似たようなものです。
   営業で個人宅を回っているのですが、
   その中の1件にお邪魔した時に、
   私とそう年齢の変わらないご子息が
   珍しく在宅なさっていて、
   私にこういうサイトがあるらしい、と
   ご両親がいないときを見計らって
   ……少し話しすぎましたか?



  なんだか、事細かく話しすぎたような気がして
  彼は一旦話すのをやめた。
  彼女はもしかしたらシンプルな答えを
  望んでいるのかも、と頭によぎったのもある。

  そんな風ですね、と多分きりあげつつ
  彼は彼女の胸全体をゆっくりと撫で始めるのだった。

                          ]





    ローラさんはそういえば、
    どういう男性がいいんですか?
    よくある二択でいけば、
    イケメンだけどお金がない
    もしくは
    不細工だけどお金がある。

    究極ではあるとおもうんですけど、ね?



  良ければきかせてください、とくすっと笑いながら、
  ゆったりとしたバスタイムを始めるために
  彼はまた他愛もない質問を口にした。

                         ]*



生憎と私のはペルソナだけれどね。
髪は染めているし瞳はカラコンだ。


[それでも幸せそうな笑みを浮かべる朔月へと満足そうな笑みを向けた]


それでも朔月に好きと言われると素直に嬉しいよ。
これからもっと好きを増やしていこうか。


[瞳の距離が近づけば映る天井は少なくなろう。
唇を重ね合わせれば柔らかな唇の感触を確かめる。
味わうように上唇を食み唇の締まりを緩くすると瞳の距離を一度取る。
そのままふいと首を傾げて首筋へと顔を埋めると細い首筋に唇で触れ、ちう、と音を立てて吸いつきキスをする]


好きだな。


[また何をとも言わない好きという言葉を紡ぐ。
瞳を覗き込むと悪戯気の強い光を見せた瞳を細め、唇へとキスをする。

唇へのキスと、首筋へのキスとを繰り返していき次第にその移動距離は増えていく*]

【人】 ミヤビ

[ 冗談は普段あまり言わない
 言わないこともないが、
 たまに言っても冗談と気づいて貰えないので、
 ―――― 本気に取られても構わない冗談しか言わない

 という話も、言わなければ分からぬことだろうが、
 説明することに意味を感じないので、することはないだろう

 そして、相変わらずの賑やかそうな心の声も
 口に出ていなければ、分からぬこと

 だが、――

 互いの考えが読めずとも、
 互いの考えが重ならずとも、

 ―――― 重ねられるものは、ある]
(4) 2021/03/19(Fri) 20:35:17

【人】 ミヤビ

 
 
[ ジジッと、撒いた火種が音を立てた―― 気がした*]
 
 
(5) 2021/03/19(Fri) 20:35:19
[ 短い呼吸音
 少し掠れた音から、続く音は、
 嫌と言う言葉を否定する

 ゆっくりと視線を戻せば、
 彼の喉が上下するのが見えた

 そのまま視線をあげれば、
 こちらを見つめる瞳と、視線は交わって、]

 
  …… ええ、そうです


[ 彼は、ヒイラギで
――室井ではなく、

 私は、ミヤビ で
――世永ではなく、


 彼が踏み込んだ先は、私にとっての非日常
 安心してください、戻ることができる場所ですから


 だけど、その言葉で、カチリと
 頭の中のスイッチが切り替わった気がする

 追加の、願いに、まずは笑みで返して、]

  
 
  …… ええ、もちろん


[ 言葉でも、肯定すれば、
 唇を掬うように重ねられる

 柔らかな感触を、確かめるように、
 薄く口を開けば、優しく食んで]

[ 彼の瞳も緩むを見つめながら、
 再度、唇を啄まれれば、いつの間にか
 手の中の冊子は、奪われていて、
 手すら絡めとられて、より近付く身体の気配

 その背に腕を回して、押し倒す気ならば
 そのまま、背中をぼすんと、ソファに着けただろう

 小さく、あっ、と音を零して、]
 
 
  ヒイラギさんは、私を……如何、したいですか?
 
 

  
 
  
かれたいですか?
  それとも――――
きたいですか?


[ 黒い瞳に、微かに熱を灯らせながら、
 くすりと、誘うように微笑した

          
非日常

 ――ミヤビとして、いつものように*]

  会っていないと思いますよ。
  彼女はまだその人と楽しんでいるみたいですし。


[もしもサモエドさんが嘘をついて
彼女と付き合っているなら、分からないが
まぁ流石にそういうことはないだろう。]


  何故そう言った話になったのでしょう。
  少し気になるところではありますが……

  ん、っ……
  サモエドさんが、こっちがしたいなら、ねぇ?
  集中しましょうか。


[ピロートークはまた後ですれば良いだろう。
先ほど一回終えたとは言え
まだまだ、情事の最中、といった感覚だ。]


  え、うーん………
  遊ぶならイケメンですけど……
  結婚するなら金持ちですね。

  顔だけで許されるのって若い時だけですし。


[と、彼の質問に答えた。]*



   ならよかった。
   不貞を働くつもりもないけれど、
   万が一、あなたのお友達に会っていたなら
   私としては少し複雑なところですから。




  ここで出会った女性と、その後連絡を取ったことはない。
  連絡先を聞いていないから、という単純な理由。
  聞かれることもあったけれど、ごめんなさいと
  はっきり断っていたのだ。

                            ]







   なぜ?…そうですね、ふたりとも
   周りが結婚し始めて焦っていたのかも。

   どちらも、楽しいことに変わりはありませんが、
   それもそうですねぇ……



  箸休めはとりあえずこれくらいにして、
  ぬるりとするローションの中にいるので
  彼女の体を先ほどよりも触りやすくなった気がした。

  彼女の反応を見ながら、
  彼は指先を使って、また硬くなってきている
  彼女の胸の頂をくりくりと撫で転がしていく。

                        ]






   ははっ、それは確かに。
   実に素直な答えで嬉しいな。
   ……そうだな、体の相性がいい不細工と
   体の相性が悪いイケメンなら、どちら?



  顔で選ぶか、相性で選ぶか、という話。
  究極論を持ってくるか、という感じだろう。
  質問をしながら、彼は耳元でささやき、
  時折耳たぶをなめて、ふっと息を吹きかけていた。

                         ]*




  結婚なら普通のお見合いの方が……
  いえ、ここならではなんでしょうか
  私には分からないですけど…


[ちゃぱちゃぱ、と滑りのお風呂を
手を動かして遊んでいたが
ぬるぬるとした彼の手がこちらの胸を弄るので
そちらに反応する。

普通に触られたり、舐められるのとはまたちょっと違う。
面白い、のもあるけど
確かに滑りが良く気持ち良さもある。]


  んー……それは悩みますね。
  悩みます。

  身体の相性が良いだけなら
  セフレで良い気がします。
  それなら、イケメンですかね……


[少し悩ましい質問だ。
私は首を捻りながら答える。
あまりに極論の二択なので、難しいというのが
正直なところ。]*
  


   言ってみれば、2人とも変わってるんです。
   私は体の相性が良くないと、
   結婚はおろか、付き合うことも
   少し躊躇いたくなるんです。
   御子息の場合、プロポーション重視。
   私と違って体の相性は二の次。



  小さく反応する彼女の声を聞きながら、
  クリクリと転がしていた頂を
  むにゅっと乳房の方へ押してはまた戻してを
  何度か繰り返しながら、
  彼女に返事をしていく。

  普通のお見合いでは分からないものが
  ここでは試すことができるから、
  体操満足はしている。
  勿論、その人に会えれば更に満足だが。

                     ]





    そういう考えも、とてもいい。
    こんな話をすることもなく
    一回で終わって寝てしまう人も
    多くいらっしゃったので……



  首を捻って回答する後ろ姿は、
  とても愛らしく、飽きずに彼女の耳に
  ちぅっと吸い付いては舌を這わせを繰り返す。
  彼女の体に触っているだけではあるが、
  徐々に彼女の背後に隠れている楔も
  勝手に熱を帯び始めているのが
  じんわりと伝わってしまうだろうか。

                      ]*



  まぁ、拘りが強いのは
  悪いことではありませんけど。
  ……お見合いが上手くいかないのは
  そういうことでしたか。

[結婚はまだしも
付き合うことも躊躇したくなるとは
なかなか筋金入りだった。

私の胸を会話の間にも弄り倒す様子を見てると
どうやら私のことは気に入ってくれているみたいだけれど。]


  興味がないと冷たいのね。
  ……変に気を持たせる方のが酷いかしら。


[耳もいたくお気に入りのようで
少しくすぐったさもある。
後ろからされるがままだけれど
こうして手を出されるのも、気分は悪くない。]


  あら、元気ね……
  せっかくローションも使ってるのだから
  して欲しいことでもあるんじゃない?


[私は彼の熱くなり始めたものを
裏手で軽く触りながら、聞いてみた。]*


[犬が舌を出して喘ぐような荒い息で、
 胸を上下させながら謝れば、
 責める言葉の代わりに降ってきたのは
 達したばかりの性器へのキスで


   ─── やっ、サクライさん、きたない、から、


[慌ててまた身体を起こそうとして、
 聞こえた言葉に息を呑んだ。]


   
いい、子……?



[サクライさんの瞳をそっと、見上げて。
 手がまだ繋がったままなら、
 恐る恐るその爪を親指で撫でるように
 なぞっただろう。]
 


[困惑しながらも、ゆっくり瞬きを繰り返す。
 褒めてくれているのだろうかと思ったら
 じんわり胸の奥からなにかが湧き上がる。

 身体を動かしたサクライさんが、何かを
 手にするのが見えた。
 
ホームセンターサクライ

 呼べそうなほどある道具から選ばれたのは、
 ネイビーの、
 高級そうな、革の─── ]
 


[柔らかに微笑むその人に、僕は静かに身体を起こし
 ゆっくり体制を整える。
 ベッドの上に足を畳んで座って、
 両手を揃えて膝の間について、
 少し身体をサクライさんの方へ傾けて。

 顎を、上げた。

 剥き出しの頚動脈を露に。
 あなたになら
 掻き切られても構わない、 信頼と忠誠を。]
 


[そこに手が伸びて、取り付けられた首輪は
 見た目よりずっと重い。

 苦しくはない。
 声が出せないほど締められることもない。

 けれど、ずっと、心が震える。

 サクライさんのモノになれたことに心が弾む。
 ぞくりと背中が粟立って、わざと唾液を
 こくりと飲み込んで
 動く喉が首輪に触れる感触を確かめた。]
 


[思い出したように、無理だと思ったら身体を二回
 タップして、と伝えてくれるサクライさんに
 微かに眉を上げて、それから頷いた。
 きちんとセーフワードのような行為を
 提示してくれることに驚いて、また嬉しく思って。


 だから僕は、聞かれればちゃんと答えるだろう。
 前のパートナーが指示していたセーフワードは
 『きらい』という三文字だったことを。

 僕がその言葉を言えないのわかっていて
 決めたのかは定かじゃないけど、
 実際言えなかったから、ギリギリ危ない道に
 向かいかけることも少なくなかったな。
 たまたま動脈の上にかけられてしまった
 縄のせいで腕が壊死寸前、なんてこともあった、

 うん、無事でよかった。 
 ]
 



   ふふ、そういうことなんです。
   たとえ、付き合ったとしてもですよ?
   体の相性が良くなる可能性が高いわけでは
   決してないですから、
   お互いの時間のためにも、ね?



  
  Time is Moneyとは言ったもので、
  よくわからないことに時間を投資するより、
  試すことへの時間の投資がいいと、
  彼の中では思っているのだ。

  頂を楽しめば、今度は胸全体を楽しむために
  両脇からむにぃと内側に寄せて、
  作り出された真ん中のラインに目を向ける。

                       ]




[ベッドで膝立ちになったサクライさんを見上げる。
 衣類に乱れのない彼のその姿から、
 自分の置かれた立場がよくわかる。

 サクライさんのデニムの一部分に目を
 やりたかったけれど、瞳をじっと見つめたままにした。
 それは主人の命を待つ、犬の如く。

 サクライさんの視線はつう、と下がり
 僕の下着をじっくりと見ている。
 わざわざ言葉にされるのは恥ずかしいけれど、
 彼の言う通り、濃く粘っこい白濁で
 下着の中はべたついていて酷く不快だった。


 ─── 見せて、と言う言葉は短く軽く響くけれど
 逆らえない力がある。

 はい、と小さく返事をして、ベッドから降りた。]
 



   一期一会かもしれないと割り切っていない人と
   必要以上には仲良くできないでしょう?
   だから、その人のためでもあります。




  返事をしながら、彼女と密着して
  胸を寄せては離してを繰り返していると
  気に入った指が後ろの方へと伸びてきた。
  してほしいこと、と聞かれると
  そうですね、と前置きをして。

                     ]


    この綺麗な胸で、挟まれたいですね。
    ……して頂けますか?

*




[肌着の裾を掴み、交差させて引き上げ脱ぐ。
 ちょっと首輪に引っかかったけれど
 そのまま強引に引っ張って。

 脱げた肌着は、こちらは汗でしっとりしていた。
 床にそっと投げるように置いて。
 サクライさんから、視線は外さないまま。

 ボクサーパンツに手をかける。
 ウエストのあたりをずり下げる手が
 微かに震えて。
 濡れた布地が過ぎて取り払えば、
 空気がひんやりと熱を奪う、

 ……はずなのに。
 おまけにいま、達したばかりだというのに、


 僕のそこは、また兆し始めていた。]*
 

でも、それも直継さんの一部でしょう?

[髪を染めていても、カラコンであったとしても。
彼という人を彩る装飾の1つ。
今は素の私だけれど、普段の私だって私自身には変わりないのだから]

ふふ、今日だけでも好きがたくさん増えますね。

[満足そうな笑みに頷き、瞳が近付いて更に彼が鮮明に映る。
唇を重ね合わせ、柔い唇を味わうように上唇を食まれれば緩む唇。
距離が離れたと思えば、首筋に顔が埋められピクリと身体を震わせた。
確認する事は出来ないけれど、紅い華が咲いているのだろう]

直継さん…。

[覗き込む瞳は悪戯気を帯びていて、細まる瞳。
唇へ口付けられ、彼の名を呼ぶ。
何への好きなのか、私にはわからないけれど。
目は口ほどに物を言う、ということわざの通り。
瞳でもっとと強請る。
それが言葉なのか、口付けなのか、どう受け取るかは彼次第。

唇への口付けと首筋への口付けが繰り返されていき、段々じわりと染まる頬に瞳がとろり溶けていくだろう*]


[ 唇を触れ合わせると、そこに重ねるように
  言葉で肯定されて───
  触れた唇がやさしく食まれると、
  ぴく、と頬がかすかに震えた。

  必要なくなった、邪魔な冊子を避けて、
  直接手を触れ合わせれば、そのまま
  ゆっくりと体重を預けて。
  腰に回った絡んでいない方の腕が、
  そっと引き寄せてくれれば、
  彼の背をソファに落とすようにして倒し。]



     ん─── ぅ?


[ ちゅ、と音を立てて離した唇。
  あ、と落とされた母音に首を傾げて
  少しだけ上体を浮かせると。

  聞かれたことに、微笑みを返し。]

 




   今は、 あなたのものにしてほしいかな



[ いいですか?と尋ねて。
  そっと体を倒し、覆い被さるようにして]
 


[ そう、囁きかけ、耳殻をつつ、と
  舌先でなぞり、食んだ。]



    ………その前に。

    シャワー浴びていいですか?

    それとも─── 一緒に入ります?


*

それが分からない人も多いからね。
朔月が一部だと認めてくれるなら嬉しいな。


[また一つ、好きが増える。
増やそうと思えば幾らでも好きは増えていくだろう。
そして好きが増えた分だけ――]


うん、……朔月。


[沢山の赤い華を咲かせてしまおう。
今は首筋だけだけれど胸元にも、他の場所にも。
その前に――]


惚けてきた瞳もずっと見ていたいけれど、ね?
もっと可愛くなれるようにしてしまおうか。


[背へと回していた手を戻し、その手にかけていたネクタイを掴む。
そのネクタイを帯として朔月の目元に近づけゆるりと目隠しをしてしまう。

目隠しをした状態で唇を触れ合わせ、此処にいるよと伝えよう*]

 
 
  
……ッ
、そ、うですね
  一緒に……入りましょうか


[ 耳を擽る甘い感触に、
 眉を僅かに寄せながら、小さく息を飲む

 声が漏れそうになるのを、耐えれば、
 誤魔化すように、その提案を受け入れた]

[ ぐっ、と腹に力を入れて、
 彼の身体を支えながら、ゆっくりと起き上がる

 悪戯に、腰に回した指先をすぅと、
 上になぞりあげてみたりして、彼の反応を見ながら]

  
  良い夜に、しましょうね


[ ふふ、と赤い舌をちらとさせながら、
 楽し気に目を細めた

 もう少し、悪戯を仕掛けたい気も湧いてくるが
 それは後でも構わないだろうと、
 それ以上のちょっかいはかけずに、ソファから立ち上がる]

 
 
  お先にどうぞ
  すぐに後から行きますから


[ そう促せば、腕時計を外し、
 コトンと、テーブルの上に置いた*]  

確かに理解してくれる人より理解してくれない人の方が多いですね…。
髪や瞳の色は、その人を飾る装飾みたいなものだって私、思うんです。
人と違ったってその人の本質は変わらないし、魅力の1つだって。

[生まれた時から周りとは髪も瞳も違うけれど、それも個性の1つ。
魅力の1つだと思う。
周りにももっと、そう考えてくれる人が増えればいいのだけれど。
なかなか難しい事だともわかっている。

紅い華が1つまた1つと咲いてゆく。
それは彼の独占欲を表しているように感じて、笑みが浮かぶ。
もっとその瞳に私を映してほしい、愛でてほしい。
そう思ってしまう]

ん…。
直継さんの手で、もっと私を可愛くして?

[視覚を閉ざせば、脳が普段処理されない他の感覚に能力を割くと聞いた事がある。
だから目隠しをすると普段よりも他の感覚が敏感になったと感じるのだとか。
彼の瞳を見れないのは少し残念だけれど、その分彼が見てくれるだろうから。
此処にいると伝えるように唇が触れ合えば、口元は緩んで彼を求めるように手を伸ばした*]



[ 微かに詰まった息と、寄せられた眉に
  にや、と口端を上げて、
  おこされる体をそのままに、彼が起き上がるのを
  しばしの間、おとなしく待っていたの、だが。]




     ───ッ ンっ…



[ 悪戯になぞり上げられた悪い指先に、
  ぴくりと肩を跳ねさせたあと、
  ちら、と視線をううした。

  煽るように覗かせる赤い舌。

  ぺろ、と唇を濡らして、唾液を飲み込んだ。]

 





    ええ、  いい夜に


[ ほほえみかけると、彼の体が
  まっすぐに起き上がるから、
  かけていた重心の位置を戻し、

  そっと身体を離して立ち上がる。

  すると、促されるから、軽く服を払って ]

 




    わかりました、じゃあ、先に


[ と素直に脱衣所へと向かうのだ。

  はやる心臓の音をどうにか宥めて、
  ふと覗いた鏡にうつった己の顔は、
  ほんのすこし頬に赤面の名残りが。

  息を吐いて、ひとまず細いそのベルトに
  手をかけて、緩めた。]*

 

ううん――。


[伸びて来る手の甲に、手を触れ合わせる。
朔月の手を自分の首筋へと誘うとその言葉をやや否定する言葉を紡ぐ。
声色は優しいものだ。
否定を意味する曖昧な返しにも拒絶の色合いはない]


手だけで満足してしまえる?


[くすり、と小さく笑みを込めた呼気を漏らす]


私は足りないよ、それでは足りない。
私の全てで朔月の全てを可愛くしたい。


[朔月の手を誘えば自分の手は閉じたブラウスの釦へと。
ぷつり、と一つ釦を外せば肌が外気に晒される。
晒された肌に指を這わせ鎖骨を撫でると今度はそこへと口づけを落とした]

見えない分、感じてみて。
見えない分、想像してみて。
綺麗な髪と、綺麗な瞳。
それに負けないくらいに私自身で朔月を飾ってしまうよ。


[頭を挙げると柔らかそうな頬へとキスをする。
朔月を飾る綺麗な色合いの髪に指で触れ撫でると唇は再び胸元へと。
釦を一つ解放しては胸元に赤い華を咲かせ、今度は目元や頬、鼻先にキスをして回った*]

[ 目論み通りの反応が得られれば、
 口の端に浮かべた笑みを深くして、
 ふふと、楽しそうな声をあげた

 彼がバスルームに向かうのを確認してから、
 フロントに電話を掛ける

 新しいタオルを一式頼めば、
 程なくしてホテルマンが、届けてくれる]

 
  ありがとうございます
  いえ、回収はまた……明日にでも、


[ 回収するものがあるか尋ねられれば、
 断りを入れて、美しい所作で去るホテルマンを
 見送れば、カチリと、ロックがかかる音が響く]

[ 新しいタオルを手にもって、
 自分もまた、ベッドルームを横切り、
 バスルームへと向かった

 向かう歩みの途中、
 彼の頬が、染まっていたことを思い出せば、
 自然と笑みが浮かんでいたのだが、無意識のことで
 自分では気づいていなかった


 脱衣所は、先ほど自分が使った後だが、
 綺麗に片付けておいたので、使った痕跡は
 使用済みのタオルが、タオルかけにかけてあるくらいだろう

 脱衣所から、バスルームの間は
 ガラス張りになっているので、彼の姿は見えた

 そして、振り向けばこちらの姿も見えただろうが、
 気にすることは無く、黒のハイネックをたくし上げて、
 ばさりと、存外に荒々しく脱げば、脱いだ衣服は
 綺麗に畳んで、棚に置く

 鍛えると言うほどではないが、
 身体を動かすことはかかしていないせいか

 程良く筋肉のついた身体は、だらしなくは見えなかっただろう]

[ 白のパンツも、黒いボクサーパンツも、
 脱いでしまえば、先に彼が身体を流しているであろう
 バスルームへと、足を踏み入れた]


  おまたせしました
  ここも、すごいですよね


[ 大理石でできたバスルーム
 窓からは、外の景色が良く見える
 暗い時間になれば、夜景が美しいだろうと想像できた

 そんな感想を言いながら、
 視線は、外を見てはいなかったのだけど
 濡れた目の前の身体を、上から下に、視線が動いて
]

 
  
  実は、私はもう、シャワーを浴びてしまってまして
  良かったら、背中でも洗いましょうか?


[ 真剣そうな表情で、そんな提案を一つ
 ―― 冗談半分で*]

[汚くないよと応える代わりに
 摩られた爪の先で、史郎の掌をくすぐった。
 汚くない、悪い子じゃない。

 困惑した表情をする史郎へ
 真新しい首輪を取り出してみせると
 朝日に綻ぶ花の蕾みたいに
 顔の色が変わっていく。

 つけやすいよう、首を上げてくれて
 本当にいい子。
 血管の色を透かせた首元に
 かじりつきたい様な気持ちを堪えて
 俺は舌先で乾いた唇を湿した。]


  俺の、シロくん。


[首輪に手をかけ、仄かに頬を染める彼を
 甘い声音で呼んだ。]

[この純朴で美しい青年は今ひとときだけは
 間違いなく俺の物なのだ、と。
 その事実を確かめるように。

 だから、前の飼い主の話なんて
 聞きたくはなかった。]

[ベッドに膝立ちになった俺は
 まだ靴も脱いでいない。
 対して、肌着と下着だけの史郎から
 俺は全てを奪おうとしている。

 それでも文句も言わず、
 史郎は肌着に手をかけた。

 細身ではあるが、決して貧弱ではない上半身。
 白い肌に、濃紺の首輪はよく映える。
 そして残るボクサーに手がかかり─────
 雄々しく天を仰ぐ陰茎が、
 新たに溢れた蜜に先を潤ませていた。

 つい先程、放出したにも関わらず。]



  …………随分、元気だね。
  それとも、期待してるのかな。


[俺は片眉を上げて唇を歪めた。
 わざと羞恥心をくすぐる言葉を選びながら
 俺は内心、史郎にハグを送りたかった。
 その飽くなき欲望と、好奇心、それを許す若さ。
 それらどれもが全て、尊ぶべきものだ。

 ストリップを終えた史郎から
 視線をサイドテーブルに移して、
 俺は透明なディルドを手に取った。
 形や大きさもごく普通の男性のそれ。]



  おいで、シロくん。
  中までちゃんと「準備」出来てるか、
  俺に見せてくれるね。


[透明なディルドを中にいれれば、
 アナルの皺が伸びて異物を受け入れるところも、
 中の襞が雄を愛撫するために
 蠢くところまでもがよく見えるだろう。]*

満足…。
ううん、出来ない。

[手の甲に彼の手が触れる。
誘導されて彼の首筋へ手を伸ばした。
聴覚が笑みを込めた呼気を拾えば、ふるふると首を振った。
手だけで満足なんて出来ないと気づいてしまった]

直継さんの全部で可愛くしてほしい。
誰も見た事ない、可愛い私をたくさん見て欲しい…です。

[ブラウスの釦が外されたのを聴覚と触覚で感じ取る。
晒された肌に指が這い、鎖骨を撫でられ、口付けが落とされる。
その1つ1つの動作にピクリピクリと身体を震わせた]

うん…うん、見えない分たくさん想像してみる。
見えてるとわからない事まで感じてみる。
だから、直継さん自身で、私の事いっぱい飾ってね。
好きに飾っていいから。

[頬への口付け、髪に触れる指。
胸元へ咲く紅い華。
見えないけれど、その唇の感触を指先の熱を、吐息を感じ取って。
笑っているのか悪戯気のある表情をしているのか。
想像するだけで胸が高鳴る。
胸元だけでなく、目元や頬、鼻先に落とされる口付けに唇は緩んで、口付けの度に熱い吐息が零れた*]

[これまで満足できなかったから此処に来た。
普通では物足りないと感じていたから願望した。
その最良の相手が腕の中に居て我慢できるはずもなく、
その最良の相手に我慢してほしくもない]


朔月は本当に可愛いね。好きだよ。


[腕の中の存在をどんどんと好きになる。
好きになった分だけ可愛がり愛したくなっていく。

小さく震える身体に柔らかな微笑を浮かべては釦をまた一つ外してしまう]


ブラウスとカーディガン姿も可愛いけれど、
下着はどうかな?


[見てしまうよと仄めかす。
熱い吐息を漏らす唇に口吻けをして舌で唇に触れた。
押し入り強盗は品がよろしくはないだろう。
入って良いかとノックを四回。

そうして確認しながらもブラウスの釦をお腹の方まで外しきってしまった*]


[硬い爪が掌を引っかくように動いた。
 たったそれだけのことがぴりりと気持ち良い。


   
『俺の、シロくん



[首輪に触れるサクライさんの手は大きくて
 あたたかくて、声は甘く……自惚れていいなら
 愛しさににた声色さえ含まれているようで。

 会ったばかりのこの人に、自分でも不思議なほど
 どんどんと惹かれてしまう。

 
明日には、何処かへ帰って行くはずの人に。

 


[肌着と同じようにそっと投げ捨てる。
 ボクサーパンツは完全にランドリーに出すことも
 躊躇われるほど汚れていて、恥ずかしくて
 直視出来ない。

 もちろん衣類を全て取り去って、
 首には忠誠の証だけを纏う自分の姿も、尚更。


 先程サクライさんに撫でられて乱れた髪は
 まだ湿り気を帯びている。
 こちらを見ているサクライさんの視線に、
 耐えきれなくなってどんどんと昂って顔が熱くて。]
 


[ゆるゆると目を伏せれば、今放出したはずの
 欲望がまた、茎を持ち上げていて、]


   
────── っ、 



[わざと言葉を選んでいるのはわかる。
 そっと窺い見た表情の、片方だけ上がった眉、
 歪んだ唇はぞくぞくするほど魅力的な、
 間違いないサディストのそれで。

 そして思惑通り僕の羞恥心と被虐心は
 簡単に煽られて、その期待に先端は
 卑しく潤む滴を浮かべていた。]
 


[彼が手にしたのは透明のディルド。
 無意識に飲み込んだ唾液が喉を落ちていく
 音が聞こえる。

 おいで、の言葉におずおずと足を進めて、
 絨毯に膝をついた。
 ベッドの上で膝立ちをしているサクライさんに
 見おろされるのは快感だった。


 ゆっくり口を開ける。
 本当ならサクライさんのがいいなぁ、と、
 飼い犬にしては図々しいことを思いながら、
 問題がないなら口淫を強請ろう。]*
 


  それでも付き合いたい人は
  いたかも知れませんね。
  その子は振り向かせることが
  出来なかったんでしょうけど。
  

[彼の言わんとすることは分かるけれど
その価値観を変える人も居なかったのね、と。

勿論変わることが全てではないけれど。]


  ええ、勿論。
  これだけ滑りが良かったら
  出来ると思うわ?


[彼が胸でして欲しいと言うなら
くす、と笑って了承する。

私はくるりと回って彼の方に向き直る。
バスタブに浸かってるから
彼には縁に座ってもらった方が良いか
それとも湯船自体から出て座った方がいいか。]


  私のも大きいけど……
  挟んでもはみ出ちゃいそうね、貴方のは。


[胸下に手を入れて、二つの果実を持ち上げながら
ぺろ、と舌を軽く出して笑う]*


   ……そうかも、しれませんね?
   惚れっぽいというわけではないので
   その相手からのアプローチの弱さ…
   いえ、私が向き合わなかっただけかも。



  いずれにせよ過ぎた話。
  それでも、彼女が言っていることは
  とても正しいと思ってしまった。
  ふむ、と言葉尻が少し萎みつつ、
  彼女が振り返るので次のアクションへ。

                     ]





   私が座る方がやりやすそうですね。



  近くにあるバスタオルを縁において
  彼はバスタブから体を上げ、
  脚を開いて彼女を受け入れる体勢を取る。

  ぺろっと舌を出して笑う姿は
  良い、の一言に限る。

  そこまで滑りやすいわけではないだろうけれど
  彼女が滑ってバスタブ内でこけないように
  心配をしつつ、お願いをする。

                       ]





   ははっ、こうだと市販のものでは
   カバー出来ないのでネックに思うことも
   多々あるんですよ?




  スキンに関しては、従兄弟に送ってもらったり
  国際便で買ったりと、なにかと苦労している。
  日本製のなんとかオリジナルだったり
  誰かの名字だったりを試した時の
  なんとも言えなかったあの感じをまだ覚えている。

                         ]*



[彼の言葉にまた胸がきゅんとしてしまう。
ストレートな"好き"の言葉1つで嬉しいという気持ちでいっぱいだ]

嬉しい…私、も。

[好きか嫌いか選ぶなら、間違いなく彼の事が好きだ。
それが恋愛感情としての好きなのかはわからないけれど、もっと可愛がってほしい。
いじめてグズグズにしてほしいと思う。
その気持ちは本当。

釦がまた1つ外されて、肌が露になる。
服の下に隠れた下着は上下揃いの物で、青磁色のもの。
ブラのフロントには小さなリボンが1つ。
ショーツは刺繍レースが施され、後ろは透けて見える。
サイドは脇ゴム2本のみ。
黒や赤等の大胆な物でも良かったのだけれど、自分にはあまり似合わないかなとやめてしまった。
相手の好みに合わせたかったから、鞄の中には入れてきているのだけれど]

ん、見て…。

[仄めかされるとこくり、頷いて。
吐息が零れた唇に唇が触れ、熱い舌が触れる。
ノックのように4回、トントンと舌が触れれば、そろりと唇を開く。
そうしている間に、釦はお腹の辺りまで外されていたようで、肌に外気が触れた。
下着、彼の好みに合うといいな…なんて思ったり*]

[彼がバスタブの縁に腰掛けてもらったら
私は彼の足の間に位置取るだろう。]


  まぁそれもそうかしら?
  相手によっては大きくて痛いだろうし。

[それもあるし、彼が身体の相性を求めるのも
必然だったのだろうか。
ぴったりと身体に収まった彼のものを思うと
私はそこで困ることは無かったけど。]


   ん、しょっ。


[手でローションを掬って胸の間にも再度付け
彼のモノにもしっかりと掛けていく。

ぺちょ、と胸の間に竿を挟むと
横から軽く手で圧迫して見るが。]


  やっぱりちょっと出ちゃうね?
  ……ほんと、おっきいよ……


[胸の谷間から亀頭がはみ出ている。

それからゆっくりと体を使って
胸を上下に動かしていく。
ローションがしっかりとあって滑りは良く
ヌルヌルとさせながら気持ちよくさせようと。]


  サモエドさんは、胸、大好きだもんね。
  挟まれるのも、やっぱり好き?


[乳房を左右交互に動かして
もみ洗いのようにしてあげたり。
視覚的に楽しめた方が満足してくれるかな、とも思って]*

[開いてくれた唇の裏を舌先で、お礼をするかのように擽りゆく。
上唇と下唇共に挨拶をすると次いで歯茎を擽りゆき、
朔月を味わいながら自分の唾液を滴らせ混じらせていった。

鼻から抜けるくぐもった呼気は緩やかに朔月の上唇を外側から刺激して、
朔月の呼気もまた自分のそれに緩やかに香る。

女の子との交わりは心地良い。
ずっと味わっていたいしずっと可愛がっていたい。
それで心地よくなってもらいたいし、快楽にも溺れて欲しい。
やさしく、甘く、蜂蜜の海に沈むように溺れさせてしまいたい。

歯列を舌先でなぞり、入るよと伝える。
舌を奥へと潜り込ませれば舌の上をなぞるようにして絡め始めていった。

そう唇の交わりを愉しみながら釦を外したブラウスの布地を左右に開く。
肩まで生地を脱がせると指先はそのまま肩へと触れる。
肩から腕へと指先を這わせ肘まで撫でるとまた体幹へと戻り脇へと触れた。
そこに触れる布地の感触を確認すると縁に添って指を這わせていく。
脇ゴミを辿り下乳のラインをなぞりゆくと中央のリボンに指で触れる。

装飾もまた可愛らしいようでそのまま膨らみの内側をなぞり鎖骨の下で指先の動きを止めた]

ふ、ぅ……朔月とのキスは気持ちいいね。


[絡ませていた舌を解いて頭をもたげる。
動作は全体的にゆっくりとしたもので視線をさげれば青磁色の下着が視界に入り、嗚呼、と感嘆の声を漏らした]


良く似合っている色合いだね。
リボンもそうだけれど、朔月の可愛さが詰めこまれてる。


[鎖骨の下に触れていた指先を髪へと移して撫でていく]


濃い色合いよりもこの髪色にはこの色が良いしね。
とても魅力的に見えるよ。


[再び頬を撫でると唇の距離を近づけてゆき――]


一層、好きになってしまったよ。


[囁きと共に唇を重ね合わせ、頬を愛でていた手とともに手は脇腹を撫で緩くお腹から腰のラインを伝っていった*]

[てっきりベッドの上に乗ってくれるかと思いきや
 史郎はベッドの手前で膝を着く。
 俺は一瞬きょとん、と目を丸くした後
 彼の意図に気付いて思わずほくそ笑んだ。]


  それでもいいよ。
  ずっと舐めたそうにしてたもんな


[彼の痴態と、熱の篭った視線とに
 俺のジーンズの中のものも
 じくじくと膿んだように熱を持っていた。

 俺の前に跪けば、その膨らみは
 否が応にも史郎の眼前に来るだろう。]

[─────じゃあ望み通り
 史郎の喉の奥深くに、根元まで突っ込んで
 自分の欲望の赴くまま
 其処を性器みたいに扱えばいいんじゃないか。

 勿論、そうする奴もいるだろう。

 ……実はこれに関しては
 史郎が舐めたそうにしているから
 意地悪をしている……というわけじゃない。]

[俺は、べえ、と大きく舌を出して
 手に持ったディルドを口の中へと迎えた。

 唾液を含ませた舌で、幹を濡らしてから
 ぐっと張り出した傘の当たりを
 赤くて厚い舌先で、柔らかくくすぐって。
 まるで俺こそが奉仕する人間かのように
 うっとりと目を細めさえして。

 そうしてずろり、と咥内から引き抜いたそれを
 史郎の唇へと宛がおうか。
 少しバニラのフレーバーが付いた
 煙草の香りを纏った、悪趣味な間接キス。



  自分の好きなようにやってご覧。
  自分がするのでも、されるのでも。

  大丈夫。全部、見ている。


[あん、と空いた口の中、
 歯並びのいい歯列を割って
 唾液で濡れたディルドを奥まで飲み込ませようと。]

[喉の肉が異物にわなないて
 ねっとりと愛する様を見下ろしながら
 俺は股間の熱を昂らせていく。

 でも、まだ夜は長いから。]


  ─────本当に、いい子。


[ちゃんと飲み込んだなら
 異物を飲み込んだ喉を優しく撫でてやって
 そして、ゆっくりとディルドの抽送を始めるだろう。]*

[上唇と下唇の裏を彼の舌先が擽り、歯茎も擽って。
味わうようなその動きに、少しづつ気持ちが高ぶってゆく。
唾液が混じり合い、彼の呼気すらも私を刺激する要素の1つで。

不快感もなく、気持ちいいと思えるのだから相性がいいのだろう。
歯列をなぞり潜り込んできた舌を迎え入れるように、絡め合わせた。

口付けに夢中になっていれば、ブラウスが左右に開かれたのが肌に風が当たった事でわかる。
肩へと指が触れ腕へ、そして肘へと指先が這うように撫でられたと思えば、また戻っていき脇へ。
縁に添って指が這ってゆくのはくすぐったく、もどかしさも感じる。
早く触れてほしい気持ちと、まだこのもどかしさを楽しみたい気持ちもあって。
彼に身を委ねていれば、絡んでいた舌が解かれた]

私も…気持ちよかった、です。

[感嘆の声が聞こえ、ほっと安堵した。
下着は気に入ってもらえたらしい]

気に入ってもらえてよかった、です。
今日、服も下着も、何を着るか悩んだから…。

[触れていた指先が鎖骨の下から髪へと移動して。
その手に撫でられれば、擦り寄るように頭を寄せただろう。
頬を再び撫でられ甘い言葉を囁かれれば、頬が照れたように赤く染まっていった。

唇を重ね合い、手が脇腹を撫でお腹から腰のラインを緩く伝っていけば、ふるりと震えたか*]

悩んだ分だけ私の眼福ものだよ。
どちらもようく似合っていてとても好ましい。

ああ……――でも朝に挨拶するときのスーツ姿も、
ちょっとそこまで出る時の服も可愛いのだけれど――。


[お腹から腰に触れると身体が小さく触れ、ここは擽ったいのかと当たりをつけゆく。
ソファと自分との間に挟まれているのだからそれだけで動きも制限されているであろうし、何よりも交わっていけば熱気も生まれる。
開けたことで感じる冷えも直に薄れ行くだろう。
しっとりとした肌を撫でる指先はスカートには未だ触れずに胸元へと戻り、ゆるりと膨らみの下縁にそって手を這わせた]


普段から可愛いのに今日は特に。
私のためにと選んでくれたのが嬉しいよ。


[語り、囁くは褒めて甘やかしてゆく言葉。
深く口づける合間、合間にそう言葉を紡ぎゆく。

次に触れる場所を示すことはないが指先の流れは肌の上を伝い分かるだろう。
胸に触れた手は外側から柔らかな膨らみを擦るように軽やかに撫でゆく。
優しく、優しく、少しずつ触れらえることに慣れさせてゆく手つき。

唇の距離が離れる度に互いの舌の間に銀の架け橋が繋がり、切れるとぷつりと周囲を穢す。
それを辿るように舌を這わせていき、外側から触れる手の間。
膨らみの合間、下着の上縁に唇を触れさせていった]

ふふ、ここは朔月の香りがいっぱいする。
良い匂いだし――。


[舌先でちろりと肌を舐める]


とても、好きになりそうだ。


[内からと外からと。
その外周は次第に愛されていくなか布地に隠された場所は取り残されたまま*]



   純日本人というか、いや日本人では
   ありますけれども、そういうのであれば
   多分こんなことをせずとも誰かしらと
   恋に落ちたり、好きを言い合ったり
   出来たのかもしれませんね。




  かといって、生まれてきてしまった以上
  それは覆すことができない現実。
  それならば、合う人を見つけて
  好きを言い合うことができればよいだけ。

  脚の間に入ってきた彼女の果実に
  押されるように挟まったそれは
  ぬるりと彼女が動くだけで
  息を吹き返していく。

                    ]





   ふふ、そうですね。
   こうやって柔らかい胸に挟まれるのを
   嫌いな男はいないのでは?
   とっても気持ちが良いので、好きです。



  彼女の胸の動かし方は一辺倒ではなく、
  いい具合に全体へと刺激がくる。
  好き?ときかれれば勿論好き。

  かと言って、育っていない胸で
  無理にしようとするのはまた話が違うため、
  お願いしたことはなかった。

                     ]





   こうされていると、
   顔に出したくなるという男の心理、
   少しは理解してしまいそうになります。



  視覚に入るのは愛らしい女性の
  優しい奉仕であり、
  このままなら、顔に出したくもなる。
  それでも彼は、顔には出さないけれど、
  なんて彼女に向けて小さく言うだろう。

                     ]*





   …… ばれてました。


[悪戯が見つかった子供のように、
 ちょっと肩を竦めて笑う。
 高級そうな絨毯についた膝は痛くなくて、
 目線の高さにはちょうどサクライさんの
 デニムがあって、
 その場所が膨らんでいるのがわかったから、

 ずん、と下腹が疼く。]
 


[淫猥な考えが頭を包み込んでいく。
 さっきわしゃわしゃと撫でてくれた髪を
 今度はその手でがっしり掴んで、
 がつがつと叩きつけて口内を犯してくれても。

 息が出来なくて溢れる唾液に溺れて
 死にかけても、それがこの人の願いなら

 構わない、と思った。]
 


[熱っぽい目で見上げたらサクライさんの口から、
 赤い舌が覗く。
 躊躇いもなくその口内へディルドが
 吸い込まれていくから]


   
(う、わ……、)



[息が止まった。
 透明だから、良く見える。

 艶かしく蠢く赤い舌が、男性器を模した
 それにねっとりと纏わりつく様が。

 サクライさんの表情は形容するなら
 うっとり、とでも言うように恍惚として見えて、
 開けていた自分の口を閉じ、唇を硬く結んだ。]
 


[相手が玩具とは言え男の人が
 口淫をする場面なんて見たことがない。

 そもそも自身がされたことさえないのだから、
 当然と言えば当然なのだけど。

 目が離せなくて食い入るように見つめていたら、
 ずく、と熱がまた上り詰めていく。
 うかうかしたら、出てしまいそうなほど。

 せっかく少し落ち着いた呼吸がまた、
 上擦ったものに変わる。
 逸らせない視線の先、徐に引き摺り出された
 ディルドはてらてらといやらしく照る。
 それがぴとりと僕の唇に当てられれば
 ふわり、鼻腔を擽るのは煙草の匂い。
 微かなバニラが重なって、すう、と
 鼻から空気を吸い込んで唇を開いた。]
 


[はい、と答えた声は掠れていた。

 あ、と咥えたディルドは、
 偽物なのに仄温かくてどんどんと僕を昂らせる。

 本物と変わらず一番張り出したところ、
 そしてその下の括れにねっとりと舌を這わせる。
 なにも滲まない先端に窄めた舌先を
 捩じ込むようにしてから、
 裏筋にあたる部分、本来なら竿に
 浮き出ている血管も意識して舐め上げて
 上目遣いでサクライさんを見やった。]
 


[サクライさんの手が動いて、奥に押し込んでくれる。
 さほど大きくはないけれど、
 上を向いているせいで角度が変わり、
 ずるりと喉奥へディルドは滑り込む。
 反射的に異物を追い出そうと喉が締まり、
 汚い濁音が漏れて、手元のシーツを握りしめた。]


   ─── ご、ッ、   ん、お゛、


[大きな手が、喉に優しく触れた。
 撫でられる手つきは、いい子、という
 さっきの言葉を思い出させてくれて
 懸命に鼻で呼吸を繰り返した。]
 


[ゆっくりとディルドは穏やかな動きで、
 けれど的確に口蓋の奥を擦る。
 撓る背中の先、限界まで張り詰めた
 性器の先からじわ、と先走りが滲み出て、
 粘った糸を引いて絨毯へと伝い落ちた。

 異物を排出をしようと過剰に溢れた唾液で
 ぐちゃぐちゃになりながら、
 それでもサクライさんがしてくれていることに
 身体の震えは止まらなかった。]*
 

ふふ、悩んだ甲斐がありました。

う、ありがとうございます…。

[似合っていると言われれば、悩んだ甲斐があったと思える。
普段の恰好についても褒められると思わなかったから照れてしまったけれど。

露わになった肌を指先が撫でていき、胸元へ。
今は少し肌寒さを感じても、すぐに気にならなくなるだろう。
褒め、甘やかす言葉を語って囁かれて。
深く口付けながら紡がれる言葉に心が幸福で満たされていく。

視界を塞いでいるから次に触れる場所はわからない。
けれど、指先の動きが肌を伝って予測する事はできた。
胸に触れる手は軽やかで優しいのに、普段よりも気持ちよく感じてしまう。
直接触れて、愛でられたらもっと気持ちいいのだろう]

[唇が離れる度に銀の糸が繋がっては切れる。
切れた糸が口の周りを濡らして、それを辿るかのように舌が這わされて胸の谷間の方へ]

ふぁっ…んっ。
もっと、好きになって…?

[肌を舐められ、小さく嬌声が零れた。
下着に隠れた場所も愛でてほしいけれど、催促するのは違うなと思うから。
もどかしく感じながらも、肌を愛していく彼を感じてその表情を様子を想像するのだった*]


[ ベルトを抜き、シャツのボタンを外して、
  黒のスキニーと一緒に畳んでおいた。
  さすが、スイートルームというべきか
  扉を閉めれば向こうの部屋の音はほとんど
  聞こえなかった。

  浴室のガラス扉を開くと、むわ、と微かに
  あたたかい蒸気が迫る。
  床はすこし濡れている程度だが…
  そういえば先程彼はシャワーを
  浴びていたんだっけ、と近づいた時の
  清潔感のある匂いを思い出した。]



   ───すげえ風呂



[ 大理石だろうか。美しく白い石造りの
  広い浴槽に目を開き。
  眼前に広がる大きな窓に、なんとなく
  いたたまれない気持ちになって
  頬をぴくりと動かした。]

 



[ スイートとはいえ、もっともっと高い階層なら
  よかったかもしれないが、この階で
  この大きさの窓はちょっと居た堪れない。

  もちろん、マジックミラーになっていて
  向こう側からはなにも見えないとは思うが
  それでも、比較的近い街の景色は、
  少々…なんというか。うん。

  外を見るのはやめて、シャワーをひねる。
  水がすぐにお湯に変われば、湯気がぶわ、と
  立って、肌を湿らせた。

  それを頭から一度かぶって、セットした髪を
  崩し、くしゃくしゃと流す。]

 




     はーーー……


[ 深く息を吐いて、濡らされて冷静に
  なっていきそうな頭を留めた。
  浮かれてる。まちがいなく。
  本来ならばぜったいにないことだ。
  これがもし、満月の夜だったなら。
  ───いや、どうだろう。]



    だってタイプだもんなあ………


[ くしゃ、と頭をまた掻いて
  項垂れるようにしてシャワーに打たれていれば
  微かに物音がして、ちら、と見れば、そこに
  彼の姿が見えたから、その身体を見つめて。
  引き締まった背中。縦にくっきり入った
  ラインにとくん、と心臓が打った。 ]

 



[ 目があったなら、額からぐ、と
  髪を持ち上げてそのまま顔を上げ。
  誘うように目を細めた。

  そのまま扉が開き、入ってくるのがわかれば、
  顔もそちらに向ける。
  適度に引き締まった身体。
  己よりも少しがっしりしているだろうか。

  ぺろ、と赤い舌で唇を舐めた。]



    ね、すごいです

   まさかこんな広い窓があるとは



[ と困ったように眉尻を下げて微笑み。
  その視線が上から下へとなぞるのがわかり、
  体がぞく、と震えた。喉が上下して。
  巡る興奮に薄く息を吐く。 

  冗談か、本気かわからない顔で
  言われた提案に首を傾げ。 ]

 




    俺も、来る前に一度入ってきてるから


[ そう、一歩近づいて。]



    いい体ですね。


[ と手のひらを胸になぞらせ、顔を
  そちらに向けたまま、見上げて、口付けを。
  足を彼の足の隙間に滑り込ませて。
  開いた唇から、落ちるシャワーの水と、
  彼の唾液が混ざったのをちゅ、ちゅ、と
  音を立てて吸い。]

 




    準備、してきてるから
    触ってもいいんですよ?


[ 湯船につかってもいいけど、と
  シャワーに描き消えるほどの小さな声で
  吐息を漏らした。 ]*

 

 
  へぇ、理解できるんだ。
  やっぱり汚したくなるの?
  それとも、支配欲かしら。


[お風呂だし顔に掛けられても
大丈夫だけれどね、と付け加えつつ。

胸の横から手で押して
挟み込むように彼の竿を圧迫しながら
再びたぷ、たぷ、たぷと上下させる。]


  時々、こうしてあげてると
  動画に撮りたいって子もいるんだよねぇ。


[彼の方を見上げつつ
楽しそうに笑う。]


  そう言う趣味とかはあるのかしら。
  いろいろ、サモエドくんは
  趣味が広そうだもんね。


[その分拘りも強そうだけど。
彼は身体の相性を大事にする人だけど
例えば趣味に関してはどうなんだろう。

譲れないほどじゃ無いと思うけど
そういうのが一緒に楽しめると、良いよね、と。]*



   どちらもですね。綺麗な顔を汚したくなったり、
   素敵な方を支配下に置く喜びだったり。
   私は、折角のお化粧を汚したくないので、
   しようとは思わないので…
   もし、メイクを落としたらかけたくなるかも。



  くすっと笑いながら、彼女の頬を少しだけ撫でた。
  ぬめっとローションによって滑りがいい胸は
  元々彼女のハリの良さも相まって、
  ずっと求めていたくなる感じ。

  すると、彼女が動画を撮る趣味の話が。
  もし彼が犬だったなら、
  ぴくっと耳を立てたことだろう。

                      ]





   好きですよ?
   だって後から思い出せるじゃないですか。
   もし許して貰えるなら、
   ベッドに戻ったら撮りたいです。



  携帯の充電を落としてしまったけれど、
  彼女がOKを出すならベッドで
  彼女が乱れる様か、何かを撮りたい。

  そう思いながら、少し天を仰いだ。

                     ]*




[言葉で、唇で、指先で。
褒めると朔月は照れてくれる。
目隠しをしていても分かる唇の動きと頬に差し込む朱の色がそれを教えてくれる。
今はどんな瞳をしているのだろうか。
目隠しをして見えないのは朔月だけれど、自分もまた朔月の表情を全て見ることができないもどかしさがあった]


ん……もっと好きになっても……。


[良いのだろうか。
快い言葉に唇の動きを止め顔を挙げた。
胸元には唇での愛撫の証が華咲き乱れていたがその奥の肌は白いままである。

好きになってと言われたから、じゃあ好きになろうは違うだろう。
それは自然と溺れゆくものであるはずでそれならば――溺れてしまって、朔月も共に溺れるようにしてしまえば良いのだと。

ふわりと頬を緩めて笑みを浮かべると唇の距離を近づけた]

朔月も私のことが忘れられないようにしてしまうよ。


[互いに好きになっていけば良い。
一夜だけではなく、ずっとそうなれば良いのではないか。

唇を重ね合わせ深く朔月を求めながら下着と膨らみの合間に上から指先を忍び込ませていく。
乳房に指をかけてぽつと固さのある先端を下着に擦らせながら色づいたそこだけをカップの外へと出してしまう。

直接そこに触れることはせずに反対の色づきも露わにすれば覆う役目であた下着は膨らみの形を変える拘束具として役目をかえてしまう。
色づきの周囲へと指先を這わせてゆき――]


朔月はどうされるのが好き?


[少しばかり意地悪な質問だろうかを投げかけた*]


  ふふ、そっかぁ。
  サモエドくんも撮るの好きかぁ。

  貴方なら悪用しないだろうし
  撮らせてあげても良いけど?


[思ったよりも彼の反応が良かったので
ニマニマ、と笑みを浮かべる。
私としても少し撮られたがりの気はある。]


  それじゃあ、出すのは顔以外だね。
  手で押さえるから、胸に出しても良いし……

  ……また、つながってみたい?

[と、このまま胸でするか
それともまた身体の中に沈めるか
聞いてみる]*



   おや……それは嬉しいなぁ。
   じゃぁ……あとで、たっぷりと。
   嫌な時は、言って下さいね。
   音声だけ撮れるようにするので。



  人によっては、顔が映るのが嫌だったり
  これ撮られたくないというものがあったり、
  様々だから、撮らせてくれるなら
  こういうのも言っておこうというもの。

  彼女の誘い方はいちいち男心を擽っている。

                       ]






   どうせなら、……2回目をしましょう?
   今度は後ろから、ゆっくり、音を立てて
   私が気持ちよくしますから。



  ふふっと笑って腰をあげれば
  彼女が手を付けるように場所を譲ろう。
  ローション塗れのこの体なら、
  先程までとは比べ物にならないほど
  簡単に抽送ができてしまいそうな気がした。

                       ]*



[ 髪を掻き上げて、浮かべられた笑みに
 誘われるように、バスルームに足を踏み入れる
 
 彼は、可愛らしい顔をしているというのに、
 時折、酷く色っぽい表情をする

 ―― 腹の底で、熱が燻る感覚
    久しく感じていなかった感覚だ


 地上との距離が近いバスルームが、
 こんな風に大胆に広い窓というのは、
 確かに、少し驚きである

 だが、視線は彼の身体を上から下へ

 男らしくはあるが、
 自分よりは幾分か線の細い身体

 湯を浴びてそうなったのか、濡れて、
 火照ったように、薄く染まる肌は、扇情的だ

 内心ではそんなことを考えているけれど、
 それは表情には、浮かばず、
 静かな瞳で見つめて、仕事の提案をすように
 身体を洗おうかと、告げてみれば]

[ 彼も既に入ってきていると、聞けば
 なるほど、と小さく呟いて、]

 
  そう、……ですか?


[ 胸元から這う指先が、ざわりと心を乱す
 顔に触れる手を捕まえれば、
 誘われるがままに口付けを交わした

 シャワーの水が落ちる音と
 唇を合わせては、漏れる水音、

 耳から聞こえる音にさえ、煽られているというのに]

 
  
  …… 誘い文句が、お上手ですね
 
 

[ ちゅ、と音を立てて唇が離れれば、
 水音に遮られながらも、微かに聞こえた台詞に
 
 口の端を歪めれば、
 お世辞を言う時と同じ口調で、褒める

 だが、世辞ではないことは、すぐに分かるだろう]
 
 
  ん、……ッ、


[ 覆いかぶさるように、今度は、こちらから、
 噛みつくように唇を奪ったのだから

 重ねながら、唇を食めば、
 先ほどよりも激しく、ちゅっ、ちゅくと
 淫らな音が響き始めて、シャワーの水音と
 どっちが大きいかなんて、考えたりなどもするが ]

[ 舌も絡めて、味わえば
 くらりと、湧き上がる熱情

 キスは、セックスよりも好きだけれど、
 珈琲の苦みの中に、微かに感じる甘えさなんだろうか
 彼は昼食も食べていなかったというのに、


 もっと、とさらに求めようとして、
 はっ、と気づいて、呼吸をする間を与えるように
 少しの間、唇を放して、
 
 自制を促すために、熱い吐息交じりの独り言を零した]

[ きゅ、とシャワーを片手で止めて、
 彼の額に、張り付く髪をゆっくりと掻き上げる

 指先を、頬から輪郭を確かめるように
 顎先までなぞれば、くいと、優しく顎を上を向かせた]

 
  …… ヒイラギさんは、可愛いですね


[ 好ましいです。と
 吐息だけの囁きを漏らせば、また、唇を奪う

 だが、何度か啄むような、焦らすようなキスで
 口付けを交わしながら、顎に触れていた指を
 さらに下へと伸ばしていった

 胸元まで、辿り着けば――
 すり、と柔らかく親指で、胸の飾りを擽った*]


  アブノーマル過ぎるのは
  撮れませんけどね?


[とは言え彼なら配慮してくれそうなので
そこまで心配はしてないけれど。

普通にしてるのぐらいは全く構わない。]


  ふふ、音を立ててなんて
  やらしいんだから。


[くす、と笑って
それから私はバスタブの縁に手をついて
彼の方にお尻を突き出す形に。

壁に手を付いても良いけれど
まぁそこは、きっと色々してくれそうだし構わない。

滑ってしまわないようにだけ気を付けて
腰を誘うように揺らした。]*



   ふむ…………アブノーマル…
   頭の中で考えていたのは、正面からと
   後ろからの結合部分の撮影だったり、
   動きに合わせて揺れるあなたの胸だったり、
   ……また口を堪能させて貰えるなら、
   その様子も撮ってみたかったり。

   お嫌いなものは、ありそうでした?



  どこからがアブノーマルに値するのかは、
  本人次第だと思って、
  あえて先にお伺いを立ててみることにした。

  音を立てて、と言ったのはある種の免罪符。
  どんな音が立っていても、
  抽送ゆえ、なんてことを言えると思ったから。

                       ]





   もし、体勢が辛くなったら…
   隣の手すりに掴まる形でも、大丈夫ですから。



  彼女が手をついてお尻を突き出せば
  彼はそう言って、揺れる桃に手を添えた。
  運よくなのか、バスタブに並行して
  手すりがあるのでもしものときは
  そちらにしがみついたほうが
  やりやすいのかもしれない。

  桃に熱い楔を押し当てれば、
  彼は躊躇いもなく一気に奥へと
  ぬめりを共にして突き上げてみせた。

                    ]






   
はぁ
…………きつくないですか?




  感嘆のようなため息ののち、
  腰を密着させ、彼女に問いかけてみるのだった。

                        ]*




[途切れた言葉に、ふと気づく。
好きになりそうだと言われて嬉しくなって、つい。
つい、好きになってなんて言ってしまった。
でも、きっとこの言葉は違ったなって思う。
かと言って、的確な言葉も思いつかないのだけど]

直継さん…その、ごめんなさい…。
好きになってなんて、ちょっと違う…よね。

[彼がどう思ったか、どう感じたかはわからないけれど。
彼の言葉に、また胸がきゅう…となる。
一夜の夢と暗示を掛けても、きっと忘れられない。

唇を重ね合わせ、彼を求める。
下着と胸の合間に指先が忍び込んできて、胸の頂が露わになる。
周囲へと指先が這わされ、ピクリと震えた]

どう…。

[まさか好きな愛撫の仕方を聞かれるとは思わなかった。
意地悪な質問だと思うし、すごく恥ずかしいけれど。
それでも、その通りに愛でてくれるかもしれないなら…*]

乳首…いっぱい触っていじめてほしい、です。


  し、詳細に確認してきますね?
  勿論、それぐらいでしたら構いませんよ。


[思ったよりも真面目に
具体的に確認してくるので、ちょっと照れてしまった。

実際にすること
言葉で状況を説明するのはまた違うので。]


  手すり、あ、そうね…
  そっちの方が危なく無いかも……

  んひゃん!?


[驚きの声を上げてしまう。
というのも彼の長いモノが
一気に中に入って来たから。

肉襞をずりっと素早く擦られ
何が起きたのか一瞬分からなかったほど。

遅れてお腹の中に
ずん、とした圧迫感と
じわじわと伝わる快感が滲み出てくる。]

  
  も、もぅ……
  ローションがあるからって……
  そんなに一気に入れるなんて……


[少し恨めしい目を向けたけれど

気付いたのは先ほど繋がった時よりも
お腹の圧迫感が少ない事。

みっちりと吸い付いてる感覚はあるけれど
まるで彼の形に身体の中が少し変わったように。]


  ……貴方の形になっちゃったかな…?


[と、小さくわらった。]*

ううん。


[謝罪の言葉に小さく首を横へと振るう。
その動作は見えないだろうが続いて小さく笑えば否定の言葉を発したかのようには聞こえない声色であったろう]


朔月は私に好きになってもらおうとしてくれてる。
だからそう強請るのはね、可愛い甘えだよ。


[髪を撫でる代わりに、とはなるまい。
指先は胸の色づきを周囲からなぞっていき敏感な膨らみへと至っていく。
質感の違う突起に触れるとその周囲をくすぐるように撫でていく]


だからね、違うのは私の心の方。
好きになって欲しいから好きになるのではなくて、
好きになったからそうだと伝えたい。
……のと――。


[かり、と言葉を交わしながら胸の突起を擽っていた指先はその先端に指先をかけて軽く掻くように弾いた]

本気で好きになったら一夜の夢では我慢できなくなる。


[尖りを幾度か弾けば先端に指の腹をあてて捏ねていき、今度は人差し指と中指で挟み込んでははみ出た先端を親指で擽り可愛がってゆく]


だからね、いっぱい可愛がっていじめてあげて。
溺れさせてしまおうと思ったんだ。


[その返答は後でねと、額をこつり触れ合わせた。
先までの口づけとはまた異なり今度は唇を触れさせると押し当てていく。
貪るように唇を求め、舌を絡め取りながら呼気が乱れる迄。
胸の尖りと共に朔月を味わい可愛がっていった*]



   私はそんなに変わった趣味はありませんからね。
   好きな人が泣いてよがる姿よりは、
   頬を染めて求める姿の方が好みですし。



  ふふっと笑って、
  彼はこの後のことも楽しみになり始めた。
  口にすることもいとわないのは、
  それを口にすることで興奮する人も、
  いるらしいから。
  彼女は、少し照れてくれたよう。

                     ]



[恍惚とした目が写しているのは
 過去に口淫を受ける自分か。
 はたまた俺を見ているのか。
 口でされたことがないなら是非
 その一番乗りは貰いたいものだけれど。

 じっと擬似フェラを見入る史郎の視線に
 俺はふ、と鼻から息を漏らす。
 史郎が待て、を健気に守る犬みたいで。
 命令は従っているものの、我慢出来ずに
 垂らした涎はつやつやと亀頭を濡らしている。

 そうして俺の涎を纏ったディルドは
 今度は史郎の口へと飲み込まれていく。]



   あぁすみません……
   先ほどよりは入りやすいと思い。



  動かずに暫く中の収縮を感じていたのだが、
  少し恨めしい瞳で見られては苦笑いを見せる。
  しかし、本当に嘘偽りなく
  今回は彼女の中が先ほどよりもしっくりくる。

  彼女がいうように、
  形が彼に合うようになったのかも。

                        ]




[ディルド越しに、ちろりと迎え舌が見えて
 欲を育てるために動くのを見つめていると
 まだ解放を許されていない俺の雄の部分が
 つきり、と痛んだ。

 つい透明なその茎に、自分のそれを重ね合わせ
 粒立った味蕾を感じ取ろうとしてみたり、
 粘膜の熱さを思い描いてみたり。
 ぐ、と喉の奥まで招き入れられると
 思わず唇の隙間から獣じみた息が漏れる。]


  ……はッ、ホント、いい子……
  もう少し、喉締めて。


[嘔吐くような声を出した史郎に
 俺はまた要求する。
 ざらつく口蓋の天井に亀頭を擦り付けながら
 きつく喉を締められたら、きっと気持ちがいいだろう。

 俺は喉の当たりを摩っていた手を
 史郎の鼻へと移して……きゅ、と
 その息を封じよう。]



   ふふ、それは嬉しいですね…
   もっと、私の形………
   私に染まってくれると嬉しいです。



  彼はまだ諦めていない。
  もっと信頼関係を深めて
  彼女に名前を呼んでくれることを。

  そう願いながら、
  動きますね、と呟けば
  ぬちゅっと音を立て楔を抜き、
  ばちゅんと言わせて肌を合わせていく。
  とても動きやすいこの感じを
  いつまで感じられるかと
  少しひやりとしつつ。

                    ]*




[そうして、一際奥へとディルドを押し込まれた喉が
 ひくひくと痙攣するのを見れば
 ぞわり、と背を粟立たせるだろう。

 この青年の呼吸も、脈動も、全て
 自分の手の中にあるという、愉悦。

 腹の底に燻っている熱が、
 史郎を見下ろす瞳に宿る。]


  はは、最高。


[ディルドを史郎の喉から取り出し
 俺は唇を歪めて笑う。]

[ほかほかと湯気が立ちそうなディルドが
 冷めて乾いてしまわぬうちに、と
 俺は再度、史郎を呼んで
 ベッドの上へと引き上げよう。]


  俺も早くぶち込みたいから、
  さっさと準備しよーねー。

  ほら、仰向けになって
  こっちにおしり向けて。


[質の良い寝具の上に寝転ばせながら
 指示を出して……ふと、史郎の茎に目を止めた。]


  ふは、ディルド舐め舐めしてただけなのに
  こんなになっちゃうんだ。


[見えてはいたけれど、間近に見れば
 茎はだらだら垂らした先走りに濡れそぼって、
 もし、ディルドを舐めさせながら
 俺が靴の先でつん、とつついていたら
 そのまま爆ぜてしまっていたかもしれない。]

[さて、散々善がり倒させて
 もう何も出ない、と泣く顔を見てもいいし
 彼から射精する権限を取り上げてしまって
 苦悶に歪む顔を見るのも、きっと楽しい。

 少し考えた後、俺はにっこり微笑むと
 サイドテーブルにまた手を伸ばして
 シルク製のリボンを手に取ろう。]


  シロくんがあんまりお粗相多いと、
  俺、困っちゃうからさ。


[竿と玉の付け根をきつく戒める、
 ピンクのリボンでデコレーション。
 きっととても似合うと思う。]

[勿論、2回タップでその案は棄却となるのだが。
 その時はその時。

 ともかく、はち切れそうになっている
 ジーンズの中に急かされるように
 俺は露わになった史郎のアナルへと
 クリアディルドを埋めていこうか。]*



  こういう時は遠慮しないんですから……
  まぁ、悪くない……ですけど。


[後ろの彼が動き易いように
私は動き易いように身体の位置を整える。
手すりも使った方が良いかも知れないから
片方の手で掴んで身体を安定させる。

ある程度動かれても問題は無いはず]


  う、んっ……はぁ、ぁ……ァっ…

  本当に、動き易いね、サモエドくん……
  さっきより……、は、ぁんっ……
  きもちいい、かも……ぁっ、ん……


[まだゆっくりとした動きだけれど
ローションのおかげもありスムーズに出し入れが行われる。
後ろから突かれることで、簡単に奥まで入ってくる。

腰とお尻が当たり、ぱちゅん、と音を立てて
手すりも縁を掴み、後ろから突かれる度に柔らかな乳房がゆさ、と揺れる。]*




   だって、遠慮をしすぎていたら
   お互いに気持ちよくならないと思いませんか?



  とは言っても、最初の挿入時くらい
  優しくしても良かったのでは、と
  彼女に言われてしまいそうな気もする。

  彼女の体勢が少し変われば、
  中で鈴口が突くところも少し変わる。
  それで中の締まりも変わったような。

                    ]  






   素敵ですよ、ローラさん……
   もっと、乱れる姿を…見せてほしい。



  最初のベッドの時よりも、
  彼女の声もうわずっているような。
  というよりも、とてもいい声をしている。
  背後から見る彼女の腰はいい形をしていて
  動画を撮らせてもらえるのがすごく嬉しい。

  抽送のたびに揺れる彼女の果実に手を伸ばす為
  彼は少し体を屈ませぴったりとくっついて、
  片方の果実をむにっと包むように手を這わせた。
  どうやらそれほど、彼女の果実の虜らしい。

                        ]






   どうです?…この体勢だと、
   また擦られる場所が違うのでは?



  なんて彼女に聞いてみたりして。

                   ]*



かわいい、甘え…。

[表情を窺う事は出来ないけれど、声色は否定の言葉を言ったようには聞こえなかった。
怒ってはいない、と思う。
可愛い甘えだとも言われれば、"好きになって"は正解ではないけれど間違いでもない…という事だろうか。

指先が胸の頂の周囲をなぞり、頂へと。
くすぐるように撫でられると、気持ちよさともどかしさを感じてしまう]

ひぅっ…!

[くすぐっていた指先がかり、と軽くではあるが頂の先端を掻くように弾かれた。
視界を塞いで見えない分、いつもより刺激が強くて小さく身体がはねる]

ふぁ…っあ、あ

[弾かれ、指の腹で捏ねられ、指で挟みこんで擽られる。
可愛がられている、そう思うのに。
嬉しいのに、素直に喜べないのは彼の言葉のせい。

"一夜の夢では我慢できなくなる"そう聞こえた。
聞き間違えでもないらしい。
今度は"溺れさせてしまおうと思った"って聞こえた。
思考を整理したいけれど、与えられる刺激に嬌声が唇から零れていく]

あぁっ…んぅ…

[返答は後で、と額をこつんと触れ合わされたけれど。
これどうすればいいのだろうか。
逃げれない…?
先程までの口付けとは違って、唇が押し当てられた。
貪るような口付けに思考がまとまらない。
胸の頂への刺激と口付けと、味わい可愛がられて快楽に身を委ねた*]


[丹念に口内を抉られ、口蓋垂を引っかけるように
 さらに奥へ押し込められたディルドに
 止めどなく嘔吐感が押し寄せる。

 それでも、喉を締めて、と言われれば
 懸命に喉に喉に力を入れた。
 それはさらに嘔吐感を増してしまうから
 唾液だか上がってきた胃液だかわからない液体に、
 生理的な涙も加わったけれど。]


   
( ─── ああ、きもち、いい。)

 


[そう思った瞬間、喉に触れていた
 サクライさんの手が動いて、
 
 鼻が塞がれる。 ]


   えぅ、ゔ、  ……ッ───!!


[瞼が破れるほど大きく目を瞠った。

 全身の毛穴全部が鳥肌をたてて、
 引き攣る身体は痙攣し始め、
 足のつま先が一度、ばたりと床を打つ。

 気道も、鼻道も塞がれる苦しみは、恐怖。

 ─── そして、どうしようもない、興奮。


 頭を引いて離れることを全力で拒む。
 無意識にサクライさんの身体をタップしようと
 震える手を、シーツを握る指の力を
 増して堪えた。]
 


[爪の色が真っ白に変わって、視界が
 暗く変わりゆく瞬間を見越したように、
 サクライさんの愉しげな声が耳を撫でて


   ────── 、ん゛ゔッ は、がはっ……


[じゅる、と水音を立てながらディルドが
 引き抜かれれば、慌てて吸い込んだ酸素が
 口内の水分を共に気管へ運んでしまうから、
 激しく咽せた。

 ひゅ、と鳴る気道に涙を伝わせながら
 滲む視界が見上げたサクライさんは
 笑んでいて、瞳の奥に宿る光が妖しく猟奇的で
 とても魅力的に光った気がした。]
 


[身体にうまく力が入らなくて、
 ほとんど引っ張りあげられるように
 ベッドに上がる。

 時折まだ、ごほ、と咳き込みながらも、
 サクライさんの指示に頷いて仰向けになった。]


   …… あ、ぁぁ、ごめん、なさい、
   喉、きもち、よくて、


[彼の言う通り、苦しみに涙さえ流しながら
 昂りは萎えるどころかその硬さを増している。
 にこりと微笑むスマイリーで軽く蹴るように
 突かれたりしていたらまず確実に爆ぜていただろう。]
 


[サイドテーブルに手を伸ばしたサクライさんが
 次に手にしたのは、ピンク色のリボン。
 嫌な予感に、火照っていた身体が一瞬、
 すうと冷える。]


   ─── さ、待っ、んんぁ、……い、ッぁあ


[サクライさん、待って、という短い言葉も
 言えない間に、手慣れた動きで根本を
 きつく縛られた。
 その触れる刺激と軽い痛みに小さく悶えた。]
 


[イキたいのにイケない、そのきつさは
 想像をはるかに凌駕する。

 中をいじられるもらうことは確かにとても
 気持ちが良い。
 それは知ってる。

 ドライで達する好さももちろん、
 聞いたことはある。

 けれど僕はまだ、出さずに達することの経験は
 記憶に無いから、吐口を妨げられれば恐怖で
 ゾクゾクと頭まで痺れ、
 
 そのせいでまた熱が集まってしまうから
 余計に痛くて目を顰める。]
 


[白い裸に首輪のネイビー、それに桃色が加わる。
 サクライさんの手で、花を咲かされたよう。
 酷く淫らで恥ずかしい格好で、
 ぐちゃぐちゃに濡れたディルドが
 後孔に添えられれば、ぎゅ、と
 目を閉じて息を吐いた。

 ぬるりと、皮膚を押し広げて
 まだ生暖かいディルドが入ってくる。

 シャワーを浴びた時に入れたローションが、
 ぐちゃりと耳を塞ぎたくなるような音を立てて
 耐えきれずに喉の奥がぐうと鳴った。]
 


   ……ッは、ァッ……ぁっ……


[解してから少し時間が経っていたから、
 張り出した部品を飲み込むのに
 多少苦労したかもしれない。
 縋るような視線を送りながら、
 手の甲に歯を当てて、喘ぎながら
 サクライさんに全て委ねる。

 デニムの下、股間はずいぶんと張り詰めていて
 痛そうだと思えば嬉しくて、
 早く、触れたくて、
 身体の力を少し、抜いた。

 どうにか最後まで飲み込めたなら
 身体がびくびくと電気を流されたように
 ひとりでに跳ねるだろう。]**
 

[溺れさせたいという言葉に他意はない。
他意はないからこそ厄介なのだ。
好きになればなるほどに沢山優しくして沢山甘やかしたくなってしまう。
そうして沢山、沢山と積み重なってゆけばいずれは朔月も――そう思えば答えは聞きたくない気もしてしまう。

そもそも答えなどはない話ではある。
求めて、求められて。
好いて、好かれて。
愛して、愛されて。

終着駅を求めたくない性格は性質でもあり普通ではない程のめりこんでしまう]

可愛い声、すごく、心躍るよ。


[不意に強く刺激を加えると身体が跳ねた。
優しく先よりも身体を重ね合わせていきながらも胸の頂への愛撫を止めることはない。
交わしていた口づけを離して唇は首筋を伝い下りていく。
胸元に口吻け、谷間に口吻け、心臓に近い左の乳房に吸い付くとそのまま頂へと向かう。
指を離れさせたが代わりの刺激はすぐに訪れる。

温かな舌先が色づきへと触れ、ちろりちろりと擽るように蠢かせていく。
温かな吐息をかければどうだろう。
軽く先端に触れる程度に唇で触れればどうだろう。
反応を確かめながらも右の頂への愛撫も止めることはなく、
指で摘まみながら乳房全体を捏ねるように刺激は次第に変えていく]


さ、次は――どうされるかな?


[唇の軌跡と舌の動きで予感させれているだろうか。
左の頂へとキスをしては吸い付いて、優しく吸いあげては舌先で転がしていった*]


[ 遊びのように重ねた唇が、一層深くなり、
  呼吸を奪うように繰り返されるものだから、
  口付けの合間、口端からなんとか息を
  吸うのだけれど。
  湿気を帯びたそれは、喉に張り付いて、
  うまく取り込めない。
  
  ぼうっとしてくる頭に、いつのまにか閉じていた
  目を薄く開くと、何かに気づいたように
  離れていった。

  追うように伸びかけた舌を、口内に仕舞って、
  むすんで、唾液を飲み込んでから、
  呼吸を繰り返すと薄い胸に浮いた鎖骨が動く。
  
  この、奪われる感じが、なにもかもを
  飲み込まれる感じがたまらなくて。
  見つめた焦点がじわりとぶれた後、
  ゆっくりとあっていくのを感じた。]

 



[ 触れた指先が熱くて、ただ髪を避けるため
  だけにつつう、と肌を縫うのに
  それにすら、ぞくぞくしてたまらない。

  輪郭をなぞるように落とされていく
  道筋が熱を帯びていくから
  ひく、とすこしだけ腹奥が揺れた。

  落とされた甘言に口端を上げて
  乱れた呼吸を整える最後に、深く息を吐くと]



    好みなら、よかった

    萎えられちゃったら悲しいですし


[ と微笑み返せば、またその整った顔が、
  まつ毛の先が近づくから、
  それに引き寄せられるように瞼を閉じて。
  けれど、それは深くはならず。
  啄むような口付けに、なるから、
  すこしだけまた開いて。一歩、体を近づけた。]
 




     ッン、 は………



[ くり、といじられた胸のつぼみに、
  微かに体が跳ねる。 ]



    ───…足りない



[ 落として、胸においた手をする、と
  その鎖骨に、首に回して
  舌を挿しこみ、口蓋をなぞる。

  その足の間に滑り込ませた膝で
  内腿を擦り上げて。 ]

 

[可愛がられていじめられて、溺れさせられてしまえば、自分はきっと抜け出せなくなる。
甘やかされて優しくされて、逃げられなくなる。
どう答えれば正解なのか、どうすればいいのか。
答えを出そうにも与えられる快楽に考える事ができない]

[先程よりも優しく身体を重ね合わせてくれる。
けれど、頂への愛撫は止まらない。
唇が離れ彼の唇が首筋へ伝っていく。
胸元に、谷間に口付けられ、左胸に吸い付かれる感覚にまた身体が跳ねる。
指が離れ、ほっと吐息をつく。
けれど、すぐに刺激が迫ってきた。

温かな呼気が頂に掛かったと思えば、舌先が擽るように刺激を与えてくる。
吐息にはピクリと身体を小さく震わせ、軽く唇が触れれば嬌声が零れ。
両の頂を愛撫され、指で摘ままれ膨らみ全体を捏ねるような刺激に次第に変わってゆけば零れる嬌声が甘さを増していく]

ひぁっ…!

[唇の動きや舌の動きで予測する事は出来る。
普段であれば。
視覚を塞いでいて感じやすくなっている身体では予測する事ができない。
口付けられ吸い付かれ、吸い上げられ、舌先で転がされ。
掌で転がされるように、快楽に流されていった*]

[ 胸の飾りを捏ねれば、
 甘い吐息が、間近から聞えてくれば、
 満足そうに、笑みを浮かる

  ―――…足りない

 と、強請る声に、
 内腿を擦り上げられる感触に、

 走る快感に眉を微かに寄せて、耐えようとするが
 今度は、耐え切れずに、]


  ッ、ん……


[ 鼻に抜けた甘い声が漏れてしまい、
 誤魔化すように、唇を重ねるけれど――…]

 

  ―― ッ、
んんッ、



[ 舌をいやらしく座れば、
 普段出さないような、高く甘えた声が漏れてしまう

 もっと、強請るならば――]

[ 悪戯な足を嗜めるように、
 外側から太腿を撫で上げ、そそと、内側に這わせていく

 割入った膝が、中心を掠めたのなら、
 そこが既に兆し始めているのを分かっただろう

 だが、それを認識させるよりも早く
 壁にゆっくりと押しやって、また唇を奪った

 癖になりそうではなく、
 既に、癖になってしまったかもしれないな


 一瞬、過った考えも、掻き消えて
 喰らうように、呼吸すら奪うように、
 舌を絡めて、歯の一本一本を確かめるかのように、
 ―――― 彼の口内を、蹂躙した]   

 
 
[ 太腿を撫でる手は、時折、中心を擽りながらも、
 決定的な快感は与えずにいるのは、――きっと、わざと*]
 
 

[答えを導き出させまいと行為に溺れていく。
吐息を吐く合間と刺激による緩急の波で思考を隅へと追いやってゆく。
身体は素直に反応を返してくれ零れ出す嬌声は甘い音色だった。

愛でれば愛でるだけ、優しく甘やかしてゆけばゆくだけ。
応えてくれるのだから没頭してゆくのも致し方のないことだろう。
少なくとも自分はこうして反応を見るのも好きだった]


朔月のお胸、左はすっかりと先が固くなってしまったよ。


[言わずとも感じていよう。
固くなったそれを甘噛みしてから外気へと解放すれば唾液に濡れたそれは艶やかな色合いとなっていることを敢えて口にしていた。

頭をあげて頬へと口づけ、インターバルかのように耳元へと唇を近づけた]

感じ易い方なのかな?
それとも今は特別に感じてしまう?
いずれにせよ朔月が可愛く反応してくれるから嬉しいよ。


[耳朶に口づけ肌を吸う音を立てると今度は右の胸へと唇は伝い下りていく。
今度は右のお胸を可愛がろう。
たっぷり時間をかけて吸いつき、舌先で味わい、転がして。
その合間に下着のホックを探してはずせば枷に縛られていた膨らみは解放されるが布地は僅かずらすだけ。
完全に脱がさないのはブラウスも同じで悩み用意してくれた着衣はそのままに可愛がっていくつもりであった*]

[彼の動き1つ1つで、行為に溺れて抜け出せない。
考えたくても考えることが出来ない。
身体は普段よりも素直に従順に刺激を受け入れる。
どこかで一息つける時に考えよう。
そう決めて、行為に更に溺れていった]

うぅ…直継さんが、可愛がってくれるからぁ…ひぁっ!

[胸の頂が左だけ固くなっているのは目隠しをしていてもわかる。
頂が固くなって刺激の伝わり方が変わったから。
甘噛みされて甘い嬌声がポロリ。

頬へ口付けられ、耳元で彼の息遣いが聞こえる]

普段より、気持ちいい…の…

[感じやすい方かと聞かれると比べる事が出来ないからわからないけれど、普段よりも感じているのは事実。

耳朶に唇が触れ、肌を吸う音に背筋がゾクゾクしてしまう。
右の膨らみへと唇が伝っていき、頂を可愛がられて。
吸いつかれ、舌先で味合われ、転がされ、時間を掛けて愛撫されれば頂は固くなり甘い嬌声が唇から紡がれる。
彼が満足する頃には愛液が溢れショーツに染みが出来ているかもしれない*]

それじゃあもっと気持ち良くなっていこうか。


[普段よりも気持ち良い――。
その言葉に頬を綻び笑みが浮かぶ。
だらしのない笑みとも言えるかもしれないが可愛がることで可愛くなっていくのだ。
朔月の返答に愛おしさが芽生えてゆく。

頂は念入りに愛撫を施しゆく。
甘噛みしては赤子のように吸い付いてやり、指で根本から摘まんでは先端へ向けて搾るように指を動かしていった]


ほら、右のお胸も気持ち良さそうになってくれた。
朔月は素直な良い子だ。


[一度頭を起こし手を伸ばして頭を撫でる。
柔らかく、優しく頭を撫でながら頬に口づけを施した。

その合間にと片手は胸から腹へと滑りおりスカートの布地に触れると太腿と伝い裾をゆるりと捲りあげていく。
膝までスカートを捲りあげると掌で膝に触れる。
膝頭を撫でると擽ったいだろうか。
そのままゆるりと内股へと添って手を触れそれこそくすぐるように内股を撫でていく*]


  見せてほしい?
  それは、貴方次第、かなぁっ…?


[彼の動き次第、と口にして
ずるずる、と身体の中が引き摺り出されると
錯覚さえしてしまうほどに
彼の楔が引かれると堪らず声が出る。

奥にまで進むと、今度は
私の身体が前に揺れる。
子宮口にまで辿り着いてその近くを押されると
痺れるような気持ちよさが走る。]


  んっ、そう、ね……ぁっ…ん…
  そこも、良い……ですよ……
  ん、ん…んっ……ぁんっ……

  も、もっと、強くうごいて…?


[息を切らしながら
彼の方を振り返り、強請るような声を出す]*



   おや、そう言われると一層頑張らないと。
   正直貴方が激しく乱れるところが
   私の力量不足で頭におもいうかばなくて。



  乱れないことはないと思うけれど、
  今でも視覚的には彼を満足させているので
  それ以降に思考が追いつかない。

  入り口から奥までの抽送は
  彼女の声を聞くため止むことがなく、
  気持ち良さそうな声が聞こえていると
  時折ぐっと奥へ押し込むような動きもあったり。

                        ]





   ここですね?ふふ、勿論。



  振り返ってねだる彼女と軽く唇を重ねると、
  先程までのゆっくりとした動きから、
  体勢を少し整えて、彼女が良いと言った場所が
  鈴口で擦れるように心がけ、
  徐々に腰の動きを早めていく。

  早めの小さな腰の動きに慣れれば、
  今度はまた一気にずるりと中から
  楔を脱いて奥へと駆けずり、を
  繰り返していくのだろう。

                   ]*




  


  余裕があるのは
  貴方の方だと思うけどねぇ……?


[そんなことも無いのだろうか。
話してるとそんな風に錯覚しないでもない。
お互い様、だろうか。]


  ふ、っ、ふっ……
  ぁ、…ぁん、っ……んぅっ…
  ひ、ぅ…やっぱり、慣れてる、ね……んんっ……

  はぁ、…ぁっ……ぁ、、ぁっ……


[彼の動きが速くなるのにつれて
あたしは両手を手すりに捕まって
それにしがみ付くように。

ぬるりと滑ってしまいそうだったけれど
彼が密着しているおかげかある程度は
身体を固定出来た。

固定出来た代わりに、後ろから突かれると
身体の逃げ場が無くてより奥まで貫かれるのだけど。]*

ん、もっと…気持ちよく、なりたい、です…。

[もっと、そう言われれば1度2度と頷いて。
目隠しをしていなかったら、その笑みも見えたのだろう。
残念ながら、視界を塞いでいるから笑った事さえもわからないのだけれど。

頂を甘噛みされ、吸いつかれ、指で根本から絞るような動きに嬌声が途切れる事無く紡がれる。]

ん…ふふ。
うれしい、です…。

[頭を撫でられ、頬に口付けが施される。
ふにゃりと口元を緩めて、笑みを浮かべた。

彼の手が胸から腹へ、太腿を伝ってスカートの裾を捲り上げられていく。
膝の辺りまで捲り上げられたようで、掌が膝に触れ、ピクリと身体を震わせた。
膝頭を撫でられるのは擽ったいけれど、もどかしさも感じて。
内股へゆるりと手が触れ、くすぐるように撫でられると、身体を震わせ内股を擦り合わせようとしてしまう。
自然、足の間に彼の手を挟んでしまう形になっただろう*]

[待って、と繰り返すのをさらりと無視して
 バキバキに天を衝く屹立を、可愛くデコレート。
 しなやかな絹を、竿と根元に一巻ずつ。

 タップされなかったのをいい事に
 俺は結ばれた雄茎をつん、と指先で突いた。]


  うん、可愛い。


[花が一輪、そこに咲いたみたいで。

 仰向けにした史郎の腿裏に手を添え
 ぐい、とちんぐり返しにすれば
 女の子の唇みたいにてりてりした蕾から
 玉袋の裏側までが眼下に余すことなく晒される。]

[入口にディルドの先端を宛がうと
 きゅ、と押し返される感触。
 放置されて拗ねた蜜壷がまた口を開いてくれるよう
 ディルドの先端を窄まりにくちくちと擦り付ける。]


  息、ちゃんと吸って。


[視線を其処から逸らす事無く
 苦しい体勢を強いられている史郎に呼びかけた。
 そうして、漸く先端を食んでくれた後孔が
 ディルドの流線型に沿って口を開いていくのを
 じっとりと欲に湿った目で観察しようか。

 仕込まれていたローションの滑りを借りても
 張り出した傘の部分をすんなりとは飲み込めないのか
 ディルド越しに見えた孔はきつく口を窄めるばかり。]


  ……シロ、手はこっち。


[ふと上げた視線の先、手の甲を噛み締める
 痛々しい姿にまゆをひそめて、
 俺はその手を取って、柔らかな枕へ導こう。
 
乳首を弄る楽しみは俺のもの。


 押し込めるばかりだったディルドを退けて
 たらり、と唾液を其処へ垂らしたら
 掘削を再び開始する。

 少し奥へと進んだら引き抜き、
 また押し込めては引き抜き。
 騙し騙し進めていけば、頑なだった後膣が
 やわやわと口を開いていくのが見えたろう。]


  もうちょい…もうちょい、かな……?


[キツそうな挿入は、見ているこちらが焦れる程。
 だけれど、たっぷり時間をかけて
 一番太いところが肉の輪をくぐったら]



  よし……
  入れるから、


[後はぐっと奥へと押し込めてしまうだけ。
 根元まできちんと飲み込んでくれたなら
 ひくひくと痙攣する史郎を褒めるべく
 尻たぶにご褒美のキスを落とそうか。]


  ちゃんと、全部入った。
  えらい、えらい。


[本来排泄のための其処は
 切れもせず、異物を飲み込んで
 ぴん、と皺を伸ばしている。

 その結合部も、功労を労うように
 優しく指の先で撫でてあげよう。

 まるで、処女の破瓜を労うがごとく。]

[けれど本題はこの先。
 入れて終わり、なんて子どものセックスじゃないか。
 俺達は、それで満足出来ないから、ここにいる。]


  力、抜いてろ。な。


[優しく呼びかけると、やっと埋め込んだディルドを
 ずろり、と亀頭のあたりまで引き抜いて
 またゆっくりと中へと埋めていく。

 肛門に、雄の味を思い出させるように。

 やがて抽送に後孔が馴染んできたなら
 動きを変えて、ゆっくり腸壁を探っていこう。]

[史郎の股間に咲いた花の、裏側あたり。
 其処にあるはずの雄の勘所を探るように
 カリ首で柔らかな腸壁を撫でていく。]


  シロくんは、さ。
  女の子みたいに出さずにイッたこと、ある?


[腹の中を一方的に探りながら
 俺は史郎に尋ねる。
 無い、と言うなら愉悦に喉を鳴らして笑うと
 「じゃあ、やってみようね」と
 無慈悲なことを言ってのけるだろう。]


  出さずにイクのって、何度もイけるし
  こんなふうに縛られてても関係ないし
  俺もキツく締まって気持ちがいいし。

  もし出来たら、もうこれ、要らないかもね。


[異物を食んだ孔の真上、
 軽く鬱血したような玉袋へ手を伸ばすと
 こりこりした精嚢を軽く擦り合わせるように
 掌の中に軽く握り締めて。]*

朔月、挟まれたら手が動かないよ。


[挟み込まれた手には柔らかな感触が伝わってくる。
太腿の柔らかさとしっとりとした肌の間に挟まれ心地よいと感じる。
手を無理に動かすことはなくその場で内股を撫でてゆく。

どうしてほしいと言うことはない。
ゆるりゆるりと擽るような柔らかな刺激は続けながら漸くと隙間の時間に自分の黒シャツの釦を外して開けていき、ズボンもまた緩めておく。
その状態で身体を触れ合わせれば肌が触れ合う感触を伝える]


可愛い笑みだね。
私を魅了してやまないよ。


[笑みにより緩んでいる頬を撫でながら優しくキスを施して、
軽く触れ合うだけのそれは今となっては優しすぎるものかもしれない*]



[ 舌を吸えば、くぐもった声が漏れるのが
  聞こえて、きゅ、と腹奥が締まるように
  震えた。喉を鳴らして唾液を飲みこんで、
  にやりと笑うと、唇に微かな痛みが走り、
  肯定がおとされる。
  
  内腿を擦り上げていた足を、逆になぞられれば
  鼻から微かに甘さを帯びた鼻母音が落ちた。
  熱には兆しが帯びているだろうか、
  確認しようと膝が触れる直前。

  ぐい、と押された体。
  肩甲骨に濡れた壁がひた、とつけば、
  びく、と下腹がひくついた。
  そのまま、奪われた唇。また、呼吸ごと
  飲み込まれて、首に回したままの腕に
  力を込めて引き寄せ、角度を少し変えた。

  荒々しく、それでいて繊細に、口内で蠢く舌は
  あの無表情と繋がらなくて、まるで、
  別の生き物のようにも思えた。]

 





   っ ふ  ……ぁ、ッん


[ 合間、開いた唇からこぼれおちるのは
  だらしなく垂れた唾液と、母音。

  太ももに触れたままだった手が、
  熱を持ち始めた芯に触れるのに、
  どこかそれはまどろこしくて。
  ゆるく腰が動き、自ら求めるように
  身体をまたすこし、寄せて。

  ちゅく、と音を立てて離れた唇。
  顎を少し引いて、首に回していた手を
  片方だけ前に持ってきて、人差し指で
  彼の唇に触れ、乱れた息を整えながら笑む。]

 




    ───もっとって、いったのに


[ そう首を傾げて、そのまま彼の
  首筋に顔を埋めて、ぺろ、とそこを舐める。
  そのままそこに音を立てて口付け。
  鎖骨に、胸板に、蕾に、繰り返し。
  そのままその薄い皮膚の上を下りながら、
  膝を落としていき、そのまま折って、
  身体を落としていく。

  臍に舌先を差し入れてくり、と舐めれば、
  そのままさり、と茂みに、そして
  熱を緩く持ったそれにたどり着くのだ。

  ちら、と彼の方を見て、ふ、と息を吹きかけ。]


 




    触ってもいい?



[ と確認をとって。許可が得られたならば、
  シャンプーやトリートメントと一緒に
  置かれているローションを手に取り、
  ぱちん、と蓋を開くだろう。]*

 

あぅ…ごめんなさ、い…。

[挟み込んだ手で内股を撫でられ、手が動かないと言われれば、そろりと足を開く。

擽るような柔い刺激は与えられ続けて、熱い吐息をつく。
小さく、釦が外される音がして彼の黒いシャツが開けられているんだなって気づいた。
自分の肌に彼の肌が触れ合えば、期待で胸が高鳴ってしまう。
この高鳴りを気づいてほしいような、気づいてほしくないような、そんな矛盾した気持ちを抱えていた]

うれし…んっ…。

[頬を撫でられ、優しい口付けを施される。
それが嬉しいのだけれど、優しすぎて物足りなく感じてしまう私ははしたないかもしれないなんて*]

[ 甘えるような鳴く声が漏れ聞こえれば、
 熱の灯った吐息を零す

 そんな愛らしい声を聞いてしまうと、
 ジリジリと、焦がすような支配欲が刺激される


 普段 見せない獰猛な顔で、    
 繰り返し 願いを叶えているうちに、
 知ってしまった――
の味、   


 非日常の中なのだから、良いだろうと、
 抑えている枷が外れていくのを、どこか遠くに聞いていた]

[ 受け入れるよう、首に回された腕に、
 より深く重なるようにと引き寄せられて
 唇を重ねながら、笑っていた

 時折、口を話しては、獣が食事をする途中のように、
 垂れる唾液を舌で舐めるが、行儀悪く

 また、喰らいついて、咀嚼音のように
 くちゃくちゅと、水音を響かせれば、頭に直接響いて
 より一層、興奮が昂ぶっていくのが分かった

 もっと、と強請られていたのに、
 わざと、焦らすように苛めていれば、
 首を傾げて、甘えてくる

 首筋に感じる温く濡れた感触が這うと、
 ぞくりと、腰に走る快感

 甘えてじゃれる淫ら猫のように
 ちろりと、こちらの様子を伺いながら、
 鎖骨を、胸板を、蕾を、繰り返し舐める姿は、

 あぁ、本当にいやらしくて―― ]   

[ 殊更、甘やかしたくもなるが、
 だが、意地悪もしたくなる―― 不思議な感覚、

 加虐趣味はなかったはずなのに、と
 残った理性が、疑問に思うけれど、]


  いいですよ、……上手にできたら、


[ 自然と、歪んでいく口角、
 見下ろす瞳に、焦がすような情欲の光を揺らめかせ、]

 

  
もっと
、を―― 差し上げますよ?


[ 傲慢さを感じさせる響きで、嗤った

 だというのに、頬を撫で、頭を撫でる指先は、
 甘やかすように、優しげで

 アンバランスな、行動をとりながらも
 ―――― 心地が良いと、感じていた*]


   ふふ、っ……余裕があるように見えるのは
   凄く嬉しいです。頑張っていますからね。



  見ず知らずの人物との時間で、
  獣になるのだけは避けたい気持ちが勝る。
  もし、踏み込んだ関係になれたのなら、
  たまには獣の部分を見せたくもなるが。
  偶に、荒い息と漏れる声で彼の余裕のなさが
  彼女にも伝わっているとは思うけれど。

                       ]

   っ、……ふ、…
   ローラさん、…ねぇ、今度は背中に
   かけても大丈夫ですよね?



  動きすぎたせいだろう。
  そろそろ、彼の中で欲がかたまりをなして
  出たがっている気がしてきた。
  ギュッと腰を抱いて深くを突きながら、
  彼女に確認を取る。
  とは言っても、どこか既にかけることを
  決めているような口ぶりで。

                      ]*

[謝罪の言葉をともに開かれた脚。
その内股を解放された手で優しく撫でゆく。
次第に次第にスカートは腕によって捲りあげられていき外気にさらされる面積も増えていく。
それに伴い手は脚の付け根、股座へと向かう]


そう、良い子だね。
良い子にはご褒美をあげよないと。


[触れ合うだけの優しい口づけを施していた唇で朔月の上唇を優しく食んだ。
そうして出来た唇の隙間へと舌を割りこませ先よりも熱を帯びた舌で朔月の口内へと忍び込み隠れている舌を絡め取る。
唇もまた貪るように柔らかさを求め呼気は次第に荒く鼻から抜け出てゆく]


ふぁ……ふふ、此方の方が好き?


[唇が離れれば口元は唾液で艶やかに濡れていよう。
首筋に、胸元にと軽やかに口づけていくと拍動が微かに振動として触れた]


とても心臓が高鳴って聞こえるね。
此処、触ったらもっと高鳴ってしまうかな?


[股座へと近づいていた手の先、指が青磁色の下着に触れる。
優しく優しく縦に指を滑るように動かしてゆき、
既に濡れ始めていた下着に花弁の形を浮かび上がらせてゆく*]


  ……そっかそっか。

[一夜の関係だからこそ
取り繕う必要もないんじゃないかと思って居たけど
彼にとってはこれはお見合いだから
あまり嫌われそうな事は避けているんだろう。]


  ん、ひっ……ぅ、…うん、良いよ……
  おなかでも、せなかっ…ぁんっ…でも、ぉ……

  す、きなところ、でぇ………んんっ!


[彼が背中だといえば
私はなんとか片手を動かして
長い髪を背中から、肩の方に退けるだろう。

髪に掛かってしまうと面倒なのもあるし
彼の視界からは、腰から肩甲骨あたりまで
身体のラインがよく見えるだろうから。]*



   ……でも、曝け出せたら…
   素敵な関係になれそうですけどね。



  乱れたいところが見たいのなら、
  余裕のなさも見せているほうがいいはず。
  ふと彼はそんなことも思ってしまった。

  というよりも、この話し方自体、
  まだ作り物寄りだから、タイミングを作りたいと
  彼は思っていたのだが、
  どうにもまだそれができないでいたよう。

                     ]





   ふふ、ありがとう……
   は、っ…そろそろ出していまいそう、っ……




  ローラさんではなく、ローラちゃんとでも
  呼べたら良かったけれどまだ、
  というよりもそんな余裕はなかった。

  彼女の髪が前の方へ移動されると
  綺麗なラインが見えてしまって、
  中から抜くしかなかったから。
  彼女の背中、正しくは腰から下にかけて
  目掛けて放たれる欲は
  ローション塗れの彼女の背面に
  くっついて、そのまま一緒にローションと
  流れ落ちていくことだろう。

                     ]






   っ、ふ…きつくはない?
   …………もう少し、この中にいます?
   それとも、シャワー?



  息を整えながらぎゅっと彼女を抱きしめて、
  多分1回バスタブの中に戻ったと思う。
  少しでも長く彼女と密着したくて。
  彼女の返事はどんなものだっただろうか。

                      ]*




[内股を優しく撫でられ、スカートが捲り上げられてゆき肌が露になっていく。
手は段々上へと向かい、普段触れられない場所へと近付いていった。
肌は熱を帯びて、冷えも感じなくなっていた]

あっ…ごほうび?

[ご褒美を、と言われれば可愛がってもらえるのだと期待してしまう。
緩んだ唇に優しい口付けを施していた彼の唇が上唇を食む。
空いた唇の中へ舌が入り込んでくる。
彼の熱い舌が私の舌を絡め取って、次第に呼気は荒くなり貪るように互いを求めた]

んぁ…すき、すきぃ…

[唇が離れ、口元が唾液で濡れる。
ぺろりと自分の唇を舐めれば、首筋へ胸元へと口付けられた]

ひぅ…!
あ、さわって…もっと可愛がって、ほしいのっ…。

[指がショーツへと触れると身体の奥がきゅうっと疼く。
早く欲しいと言うように、おねだりをしてしまう。
優しく下着に花弁を浮き上がらせるように指が動いて、もっともっとと彼を求めた*]

[唇が離れた合間に投げかけられる言葉に拍動の高鳴りを禁じ得ない。
可愛がりいじめる程に甘やかして好まれるのは心底に嬉しいことだ]


私も、好きだよ。


[唇を舐める姿に自分もまた唇を舌で舐めて潤した。
朔月は次第に美味しそうに可愛らしくなっていく。
自分に見せようとしたお洒落着を着衣させたまま肌を開かせていくのは高揚感を煽られる。
それが朔月にとってもそうであれば幸いだけれど――]


触って欲しいのは、ここかな?


[下着に蜜が滲み込み青磁の色合いが濃くなってゆく場所がある。
指を這わせていけばすっかりと花弁の形が露わとなり、
頭を擡げて視線に納めれば可愛らしさを栄えさせる刺繍レースの下でその様が見えた。
色合いの変わった処に指を這わせてゆき、指で花弁を開けば淫らな皺が布地に写る]

いっぱい濡れているよ。
欲しいのはこっちのお口と――。


[緩く開いた花弁の奥まりへと指を這わせる。
蜜を漏らす口の周囲を指先で愛でると次いでその指先は蜜に表面を湿らせたままに少し上の秘芽に触れた]


こちらのお豆さん、もっと可愛がって欲しいのはどちらかな?


[くり、と秘芽に指を這わせ布越しに軽く引っかく。
刺激はそう強くはあるまいが一番敏感な場所だ。
そのまま幾度かそうして指を動かして指の腹で捏ねまわし始めた*]


  ん、ぁぁっ…!

[奥にまで突かれた時に
私の身体はビクッ、と震える。
そこからずるりと楔を引き抜かれ
絶頂の中で、熱いものが腰の辺りに掛かった。

同じようなタイミングでイけたのは
2回目の交わりだっただろうか。
彼の大きなものにも身体が慣れてきたのかも知れない。]


  きつい、とは……体力ですか?
  お気になさらず……まだ、元気ですよ。

  はぁ……せっかく作ったのですから
  まだ浸かって居ましょうか。

[普通のお湯とは違って
ローションだまりだと、多少違和感があるけれど
あまりない体験だからと、私は身体をバスタブに収めた。]*

   お疲れ様…です。



  ぎこちなく敬語を外すか外さないか
  微妙なところで会話を続けようと
  していた彼は、落ち着いてきたのか、
  彼女を慰労するかのように
  後ろから抱きしめたままちゅっと頬に口づけを。

                        ]

   ふふ、よかった。無理をさせていないかと
   思っていたのでそう言ってもらえると
   嬉しいな。……
   ローラ、ちゃん?



  サモエドくん、と呼ばれているので
  呼んでみたくなってしまった。
  彼女が動きやすいように
  胸の下腰周りを抱きしめていたけれど
  ローション溜まりは
  楽しめているのだろうか。
  彼女が返事をしてくれたら、
  少し独り言を聞いて、なんて言ったと思う。

                      ]*


  あはは!
  お疲れ様です、なんて。
  えっちした相手に言わなくて良いですよ。


[何だか不思議な物言いだったから
少し笑ってしまった。
その後に笑ってしまってごめんなさい、と言いつつ

頬への口付けは軽く笑いつつ受け入れる。]


  あら、ちゃん付けですか?
  まぁ私もサモエドくんって言ってますしね。


[独り言については、特に断る理由もなく
どうぞ、と。]*
  



   あははっ、なんでか出ちゃったんですよ。
   気持ちよかったから、かな?
   あと、なんだか可愛らしかったから。



  いいえ、と謝れたなら返事をした彼。
  理由になってないな、と自分で
  言っていることの分からなさを笑ってみせ。

                      ]
 




   ローラちゃんは、…どんな人生にしたいか
   いままで何か考えたことある?
   私は、ない。叔父のお手伝いのために
   いい学校に行くことが最優先で、
   叔父になんでも聞いていました。
   というのも、私の両親は離婚していて。
   親権は日本人の母親に。
   叔父は母の兄弟なんだけれど
   叔父が私の育て親……で、
   何が話したいんだろうなぁ。
   
   叔父がね、生きている間に
   孫を見せたいな、なんて友人たちの
   小さな子供たちを見るようになってふつふつと。

   でもほら、色々と合わないから
   付き合った人たちにもよく
  「合わないから別れて欲しい」なんて
   言われてきてね?…だから、参加してる。

   一夜の関係かもしれないけれど、
   今夜はとっても楽しいよ。
   ……っていう独り言? 









  彼は独り言を話しながら、
  彼女の胸を楽しんでいたのだが、
  多分彼女には退屈な話だったろう。

  ただただ、彼の過去の話をしただけ。
  ピロートークだと思われるような。
  まだベッドの上で甘い声を聞かせて欲しい。
  そうおもってはいるのだが、
  なんとなくこの落ち着いた時に
  はなしてみたくなった。

                      ]   






   さて、こんな湿っぽい話をしたので
   オレは先にシャワーを浴び直して
   ベッドでお待ちしていますね?
   携帯持って、ね?



  あ、っと顔に出さなかったけれど
  心の中では一人称をしくじった、と
  思いつつ、彼女の後ろから
  ゆったりと退こうとしてみた。

                    ]*




んふふ…うれし。

[彼も唇を舌で潤す姿を見れたなら、きっと"ひぇっ…めちゃくちゃえっち…"とか思っていた気がする。
心のシャッター押しまくりだったと思う。
今は目隠しで見えないから、彼の手や唇で乱されて気持ちが高ぶっていた。
服を全て脱がず、暴かれるのはとても興奮してしまう]

んぁっ…そこっ…!

[下着越しに花弁に指が這わされ、開かれると甘い嬌声が零れていく。
蜜が下着を更に濡らし、縋る場所が欲しくて、ソファの生地をきゅと掴んだ]

きもちい、からぁ…。

[蜜が溢れる周囲を指先で愛でられ、秘芽へと触れられる。
期待で胸が高鳴って、早く早くと気持ちが急いてしまう]

ひぁっ!
うぅ…どっちも、って言ったら…わがまま、です…か?

[秘芽に指が這い、軽くではあるが下着越しに引っかかれ。
身体をビクンと震わせた。
敏感なそこを指で捏ねまわされ、ふるふると身体を震わせながらも気持ちよさには従順で。
どちらも可愛がってほしい、なんて言ったら我儘になってしまうだろうか*]



  ……そうですか。なるほど〜。


[彼が叔父さんと仲が良い(もしくは慕ってる)のは
伝わってきたし
彼が何度か失敗をしながらも
お見合いに積極的なのも分かった。


ただ最後の言葉は嘘というか
隠してる、と思ったけれど
本人も気づいて居なさそうだし、スルーする。]


  あら、録画するつもり満々ですね。
  どうぞ、お先に。


[彼が携帯を準備すると言うなら
先に行かせたほうがいいだろう。
退こうとするなら、私も身体を引いた。]*



   ふふふ、それはもう。
   


  多分気持ちを伝えるなら
  もう少し楽しんでからでもいい。
  寧ろ、彼女がそう思っているかも、と
  思っているから最後に、なんて。

  彼女が少し動いてくれたので
  バスタブから席を外すと
  ローションを一旦縁に敷いたタオルで
  拭き落として改めてシャワーを浴びた。
  汚れたタオルたちは回収して
  彼女が上がっても邪魔にならないところに。

                       ]





    ここに、綺麗なタオル置いておくので
    使ってほしいな。



  バスタブ近くに彼女が使えるように
  新しいタオルとバスローブを置いた。
  彼もバスローブを羽織って、
  バスタブの中にいる彼女に手を振り
  少し乱れたベッドに戻っていった。

                    ]





   あ、でもバスローブ渡さなくても
   よかったかもしれないな…
   まぁいいか。さ、てと……


  
  電源を切っていたそれは、
  なかなかに通知がくるくる。
  心配症の叔父だなぁと、
  ベッドに戻って全ての通知を確認する。
  勿論、仕事関係のもの以外だけ。

                     ]

   電話とらないっていったと思うけど…



  はぁ、とため息をつきながら
  ベッドに身を任せ、彼女を待つ。
  勿論、機内モードにして。

                  ]*



ふふ、いや……いいや。


[小さく笑いながら問いかけに答える。
笑い声混じりになってしまうがそれは柔らかな笑い声だった。

身体を奮わせ、快楽に堪えようとソファの生地を掴みながらのそれは我儘というよりはおねだりに近いように感じてしまう。
勿論、その我儘を断る理由はなにもない]


ごめんね、最初から両方可愛がってあげるつもりだったんだ。


[どちらをと問いかけたのは溺れやすいのはどちらかを教えてもらうためだった。
でもどちらともと言うのならばどちらも可愛がってあげよう。

その前にと腰ベルトを引き抜くとソファの生地を掴む手を攫い、万歳の姿勢にさせてしまう。
そのまま手首に緩くベルトを捲いて動きを拘束してしまう。
その姿勢は宛ら自分へと捧げられたようでぞくりとする]

朔月は脇のラインも綺麗だ。


[万歳の姿勢で露出した脇に顔を近づけ、舌でそこを舐めては口づけた。
拘束して捉えて、たっぷりと優しく甘やかして快楽に溺れさせてあげたい。
全身隈なく――壊れる程に愛したい。

床に置いていた鞄を脚で引き寄せ中に手を入れると中から持ち手は太目だが先が棒状になっているものとピンク色の卵型のものを幾つか取り出した。
前者のスイッチを入れれば棒状の先端が細かく振動しはじめる。

その先端は秘芽に触れるに丁度良い細さで振動する先端を周囲に触れさせて刺激を加えていった]


少し気持ち良すぎるかもしれないよ。


[そう言葉を紡ぎながらも花弁の奥まりにある口へは指を這わせ、入り口を緩く愛でていく。
下着の布地を埋めるようにしていけば窪みに添って陥没が生まれ次第に溢れた蜜が尻のほうへと流れゆき水気を含んだ濃い色合いに染まる範囲も増え行こうか*]


   ───いッ、


[つん、と指で突かれただけで後頭部が枕に沈む。
 その背の撓りを利用して腿裏に力が込められて、]


   ……ぅ、ちょ、ッとまっ、───


[腰から下が顔に近づいて、刺激を求めて
 震える下半身が天井を向いた姿勢に狼狽える。

 脚は少し開いて、膝が胸や顔のあたりへ押され
 腹部が圧迫されるように苦しい、
 ……おまけに恥ずかしい。]
 


   ……さくらい、さん、これ、ちょっ、と、
   恥ずかし、ァッ……ぁっ……


[顔を背けながら囁いたけれど、
 ディルドで後ろの入り口(?)をぐちぐちと
 擦り付けられればすぐにそれどころじゃなくなった。

 息を吸って、と言われて、そうしているつもり
 なんだけど出る息と声の方がどうしたって大きい。
 だからなんとか堪えるために当てていた手も、
 咎めるように宥めるように、
 枕に導かれれば拒む理由も意思もなくなって。]
 


[乾いた感覚の後孔の皮膚が、
 ぬめりと暖かい液体で湿るから
 てっきりローションかと思ったら違って、
 それはサクライさんの口から垂らされた唾液だ
 と分かったらまたずくん、と熱が集まる。
 根元と袋のリボンがまた、ぎり、と締まって呻いた。]


   ッ、く……あ、アア、んあぁッ……!


[少し入っては戻され、戻されては押されて、
 じりじりと追い詰められる感覚は
 気持ちがいいというよりは焦ったくて、
 恥ずかしくて、もうちょい、と聞こえる声にも
 答えられないほどで。
 枕から高級な羽毛が飛び出すんじゃないかと
 いうくらい爪を立てていた。]
 


[サクライさんの声とともに、ぐぢ、と音を
 立てようやく最後まで収まったらしいディルド。

 僕の身体は持ち主の意思を無視して
 びくん、びくんと跳ねる。

 まるで、初めて男性を受け入れた処女に対する
 ような優しい声で褒められて、
 甘い口付けが尻に落ちる。
 余す所なく飲み込んだ境目の皺を
 労るように撫でられて、噛み締めた
 奥歯の隙間から喘ぎ声を漏らしながら
 サクライさんをそっと、目で追った。

 こんなに、丁寧に、時間をかけて
 入れられるのは、初めてだった───

 


[精の放出を阻害された茎は痛いくらい
 張り詰めていて、けれど当たり前のように
 出させてもらえないまま、
 入っていたディルドがゆっくり抜かれていく。]


   ……ッは、んああアぁッ!


[力を抜いていろ、とサクライさんは無茶を言う。
 本当に初めての人にするように、
 ゆっくり引き抜かれてまた入れられて、
 繰り返される抽送に滾る熱は
 吐口を求めて暴れだすよう。]
 


[動きが少し変化して、探るように動く
 ディルドの先がある一点を掠めれば
 一層身体が弾む。]


   あ、あ……!!ああぁぁ、っ、い、
   ───ッ、それ、だ、め、


[そこを刺激される強烈な快感と、
 縛められて吐き出せない欲望が
 重なる恐怖に声が抑えられない。

 必死でサクライさんの問いに首を振った。

 ない、ないです、と懸命に伝えるけれど
 さらりとじゃあ、やってみよう、などと
 返されるから、ひ、と喉が鳴いた。]
 


   や、サクライさん、それ、こわ、
   ……んゔ、ああぁあ゛───ッ、


[今まで、こちらが快感に震えるように攻められる
 ことなどなかったし、だからもちろん
 出さずに達したことはなかった。
 波のように続けて押し寄せる刺激が
 今は過ぎた快感になって恐怖に近い。

 ぱんぱんに張った袋を掌で擦りあわされ、
 握られれば濁点付きの母音が口から溢れた。]*
 

【人】 社会人 サモエド

──昔あった話

   
え、っ……


       いま、なんて………



  あれは大学生の時。
  付き合っていた同級生に別れてと言われた。
  それなりにお互い好き者同士で、
  偶にお互いの家にも泊まる仲だった。

  これは、そうオレの家に遊びにきていた時。
  ご飯を食べて、さぁ寝るかどうするか、
  というところで言われた衝撃の一言。

                       ]


(6) 2021/03/21(Sun) 23:21:16

【人】 社会人 サモエド



   待って。ねぇ、何か悪いことした?
   いつから考えてたの……




  縋りたいわけじゃなかった。
  なんとなく分かってしまったというのが
  正直なところだけれど、
  本人の口から聞かなきゃ分からない。

                     ]



(7) 2021/03/21(Sun) 23:22:09

【人】 社会人 サモエド





  
『大きすぎて我慢できない』


  はい来た。
  相性が悪いってことだった。
  彼女はそう言って、そのまま帰っていった。
  めちゃくちゃ強い酒を飲んで、
  酒焼けしたのは悪い思い出。  

  勿論これ以降恋人がいたことがない。

                     ]



(8) 2021/03/21(Sun) 23:23:20

【人】 社会人 サモエド





  それから暫くして、大学を出てから
  叔父の会社に入った。
  身内の入社は勿論喜ばれない。
  だから、営業部で成績をあげようと
  頑張っていたところに、
  面白い顧客ができた。
  正しく言えば、顧客の息子。

                   ]



(9) 2021/03/21(Sun) 23:25:15

【人】 社会人 サモエド



   初めまして、xxxxxxと申します。



  あぁ、名前に関しては……
  まだ秘密ですよ。

  さて、息子さんと言っても
  オレとひとつ違いくらいで就職活動中とか。

  顧客である奥様が一旦席を外している時に
  話すをすることができて、
  偶にタイミングが合えば
  男同士だからできる話をしたり。

  そこで浮き彫りになったのは
  お互いに恋人に恵まれなかったこと。
  まぁそれは、ねぇとお互いに納得していた。
  だから、2人揃って結婚なんて
  とてもとても先の話、と話したっけ。

                      ]


(10) 2021/03/21(Sun) 23:26:13

【人】 社会人 サモエド



   え、なにこれ……
   試す価値…あるかも。



  そう。教えてもらった。
  久しぶりに会った息子さんに。
  月日が経ってお互いの周りが
  結婚し始めたから、少し前に踏み出すか、って。
  それから、何人と出会ったかな。
  いろんな意味で印象に残った人もいたけれど
  その後がなかった人ばかり。

  だから、まだこの場所でceluiを探してる。

                       ]*

  

(11) 2021/03/21(Sun) 23:28:52
[返ってきた返答は笑い声混じりで、柔らかなものだった。
最初から両方可愛がるつもりだった、なんて言われれば口をぽかんと開けてしまう。
それなら、何故どちらがいいのかと聞いたのだろうか。
頭の中で疑問符が飛び交っていると、何か音が聞こえた。
何の音かと耳を澄まそうとすれば、万歳の姿勢にされていた]

ふぇ…?

[手首に緩く巻かれた何かは肌に当たる感触からベルトか何かだろうと予測する。
あぁ、拘束されたのか。
そう気づいた。
背筋がゾクゾクしたけれど、不快感はなかった]

わ、わき…?
ひんっ…!

[まさか脇を褒められるとは思わなかった。
え?と驚いていれば脇を舐められ口付けられ、ビクリと身体を震わせた。
今度は何かごそごそと聞こえるけれど、何だろうか。
そう考えていると、振動音が聞こえた。
大人のおもちゃだろうか?
どんな物があるか知識はあれど、使った事がないから予測ができない]

…ふあぁ!
あっあっ!

[振動する何かが秘芽の周囲へ触れ、刺激を与えられる。
蜜が溢れる口へは指が這い、入口を愛でられて。
強い刺激に嬌声も大きくなる。
一瞬、頭の中が真っ白になって、彼の指の動きや振動しているなにかによって蜜がまた溢れて流れていった*]


[ 2人だけの浴室のなかに響いた、
  小さな呟きに口端を上げて。
  こく、と唾液を飲み込んだ。

  降りた許可に眉尻を下げてうっとりと目を細め
  こくり、と頷いて。
  唇を閉じて、口内に唾液を溜め、
  つう、と落として微かに兆しをもった
  熱にこぼして、軽く手のひらで扱いたあと、
  一瞬視線を彼の方に向けて。]


    ぁ …ふっ…


[ 大きく口を開き、歯が当たらないよう、
  ゆっくりと飲み込んでいく。
  先端から舌を滑らせるようにして、
  その茎を味わうように、舐めとり。]

 




   んぅッ…ぐ っ………ぅン、 は


[ じゅぷ、じゅぷ、とはしたない音がする。
  何度かスライドを繰り返したのち、
  先端をじゅう、と吸って
  溢れる先走りを飲み込んだ。

  ぺろ、と口端に溜まったものを
  舌先で舐めて、それもまた、飲み込み。
  硬さを増してくるそれに根元まで
  キスしていけば、袋を数度食んだ。]

 




    ………重い…  …たまってます?



[ とにやり、と微笑みかけて。
  手のひらで茎を包み込んで、
  また扱きながら、舌先は裏筋をなぞって。

  もう片方の手で、ローションの蓋を
  はずし、中身を器用に手のひらに出して、
  少しついていた膝を開き、菊口に
  塗りこめて、くちゅ、くちゅ、と
  いやらしい音を立てながら、
  そこを準備し始めようか。

  己の雄もすでに首をもたげてだらだらと
  こぼした涎が内腿を伝うのがわかる。]