23 【完全身内】Días preciosos【R18RP村】
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視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
[ 教皇が住む宮を後にして
真っ先に取り出したのは端末
連絡先は当然
教皇が予知したあの事を伝える先 ]
『なるだけ早く
その街から離れて頂けませんか
どうやら貴方達の元に
悪質な吸血鬼が近付いているようです』
[ 皮肉だろうがなんだろうが
感謝の意などと今は求めていない
ただ、実験の為に。目的の為に
失うわけにはいかないのだから ]*
……あの子地下に連れていったほうがいいなら
いつも通り合図してね?
[通り際にこそりと聞こえないように言って置きました
ええ、こういうことは稀によくあるのです!]*
[ 戦うのが嫌いだと言っていた
組んでから数ヶ月余り
戦わずに教会に居られないと何度言っただろう
ああ、そうだ
他のことに…あのぼろぼろのミサンガに
気を取られてしまったけれど
あの後から様子もおかしかった ]
他の吸血鬼などそこらの狩人や半吸血鬼に任せれば良い。
[ シルビアの目的は真祖を葬ること
その一点に限るのだ。
数多の犠牲を費やそうとも
夥しい屍の山を築こうとも
如何程の非道を行おうとも
以下程の誹謗を受けようとも
シルビアの心は微塵も痛まない。
艶麗な笑みを浮かべる
箍が外れて暴走する確率は高かろうとも
自己破壊を起こす程度では
真祖を斃せる可能性のあるものを
試さずにはいられないのだ。
数ある吸血鬼を幾ら葬ろうとも
根本である真祖を斃さねば意味がない ]
[ 真祖に直に吸血鬼されたであろうに
人の部分を残す半吸血鬼
真祖の支配力を逃れるように
吸血も争いも好まない
もし、吸血鬼として戦うようになれば?
永久に時を止め変じた時より
力が定められている吸血鬼と異なり
半分人間であるが故に成長を続けるだろう───…
石の礫ほどの可能性であろうとも ]
真祖の吸血鬼は殺す…
必ず殺さなければいけないのよ
[ 誰にも拾われぬ呟きはどこまでも暗く昏く ]*
| [ 平均より長身の肉体 しゃがんで隠れている窮屈さは感じた
掃除をしている邪魔をしない様に 時折、音を立てぬよう身体を動かしつつ 向こうの話し声をじっと聴き続ける ]
………話すことがあるって言われて その直後にここに来たのは、本当
[ 怯えや恐怖がゼロかと言われれば はい、とは言えなかった
身体に傷は付けられてなくとも 向けられた敵視と荒声は覚えている
女主人の囁きにはこくりと頷く 地下室の事もいざとなったら言う、と ]
(13) 2020/03/01(Sun) 17:56:44 |
[ 出所は知らないが
吸血衝動の薬は朝食後に貰っている
ちゃんと効果のある本物
だから実際には心配なんていらない
一般人にわからない様に暈しても
薬の話は自分の事だと、こちらには知れた
確かに自分達は
相手の事を殆ど知らなくて
数ヶ月経ってなお、好物すらも分からない
昨夜の会話でも同じだった
相方の話を聞かせて欲しいと問われて
返した言葉を纏めれば「わからない」の一言 ]
| [ 見つからねば罰を受けるから探しに来た 絶対にそうだと思っていたけれど 保身よりも先に並ぶ私の話 必死さは見て取れた それは一体何の為?誰の為? もしも、少しでも いなくなった自分を気にかけてくれているのなら そう願いたいだけかもしれなくとも かたん 酒場の中で踏み出した音が鳴る ] ………話を、聞いてやる [ 結ばれてない約束を、もう一度 ]* (14) 2020/03/01(Sun) 17:58:44 |
[ 無関心なのは一種の救いだった
悪い奴ではないと認めてしまえば
……吸血鬼のすべては悪ではないと認めてしまえば
どんな変化が生じるか恐ろしかった。
刻まれた烙印と同じく
深く深く根を張った憎悪こそ
今の僕のすべてであるのだから
あんな恐怖に身を置かれた
村の人は悪くないのだと言い聞かせたのは、
教会に保護された後で
村の人は悪くない。
悪いのは吸血鬼だ────そうすり込まれた。
他人を憎まないように
優しい思い出を定期的に思い出させる処置も
自ら進んで受けた
だからあの子の声も姿も笑顔も
忘れたことなどなかった。
]
| [ 酒場の兄妹の兄の方が立ちあがった 数ヶ月間、何も築かなかった相棒の対面の席 そこに座る事、即ちその通り向き合う事 勇気が必要な事だった 何故逃げたと叱られるだろう 悪い事をしているのは自分だとわかっていても 話す、と言って隠れるのをやめたとしても これまでの積み重ねもあって 足がそのまま進むのをやめそうだったが お人好しの言葉 >>16は背中を押してくれた 近付く距離、呼ばれた名前 >>19 無言の促しの通りに席に着く ] (21) 2020/03/01(Sun) 22:46:06 |
| [ 出された薬を見る もうすでに飲んでいるから不用だ 態々過剰摂取をする事もないだろう ]
………何故、探しに来た?
[ 誰かの手前の演技の様には見えなかった だからこそまた違和感が一つ増える
無事で良かった、だなんて 言われた記憶は今までにあっただろうか
間に流れる沈黙は慣れきったもの 今まで互いに会話しようともしていなかったのだから ]
此処にいれば無理に戦わなくていいって そういう風に、言われたんだよ それで、そっちは? 急に態度変わったのは何故?
[ 聞いた話は隠そうとしたが 薬を飲まない時点で不審がられるだろう 組織的に何かある事は一旦伏せた
そうして次はこちらの疑問をぶつけてやる ]*
(22) 2020/03/01(Sun) 22:46:58 |
………今まで何も言おうとしなかったのは
こっちも、悪かった、よ
[ ぼそ、と呟く
過去を失った自分に
語りたい思い出なんてなかったとしても
「苦しい」ぐらいは、いつだって言えたのに
「苦しくないか」ぐらいは聞けたのに
過ぎ去りし時と共に、心も閉じ籠る己を省みる ]*
────………お互い様だろ、クラレンス
[ 碌に名前すら呼ばなかった
心を許してしまえば、自分の能力が劣ると知っていたから
それだけは何があろうと避けたかった。
彼奴を────
もっとも憎むべき仇敵を殺すまでは ]
| [ 勝手に居なくなることは こちらだって予定していなかった事 形式的には攫われたのは事実 そこから出ようとはしなかったが ] 攫われたけど酷い目にはあってない むしろ良い人ばかりだよ 此処に連れられてなければ 宿に戻るつもりだったのは本当 [ 薬さえあれば教会に居る意味などない 無理に吸血をして戦わされて 冷たい視線を投げられ続けて 如何して此処にいたいと思えようか 彼の瞳は何も映さない ] (32) 2020/03/02(Mon) 0:25:56 |
| [ 吸血を無意識に拒んでいる理由 それすらも、分かってはいない
元々人間であった事すら、忘却して 唯一過去へ繋がる残っているのは 左腕のミサンガのようなものだけ ]
………
見たければ好きに見ればいい
[ 左腕、袖を軽く捲る 現れるのは前にも見せたであろうぼろぼろの革紐 ]
(33) 2020/03/02(Mon) 0:26:14 |
|
憎んでるなら憎めばいい 憎んでなければいけないのなら、尚更
そうして私を知らなかろうが もう、どうだっていいだろ
鬱陶しくて言う事聞かない奴だったと記憶して そうして私の事なぞ忘れてしまえ
[ どうせ、ここで分かれる道だ 憎悪を向けられるのも今更のこと
憎まなければならない事情 聞いてない。知らない。分からない
最後の別れの様に、突き放す言葉 話を聞くのも最後だろうからという面も、あった ]
(34) 2020/03/02(Mon) 0:28:59 |
| [ す、と指先で革紐を弄る 見ていれば知っているだろういつもの癖 ]
どこで手にしたか?
知らない 気がついた時から持っていた 目が覚めた時、から
[ 前に見せた時にも言ったか あるからずっと持っていただけ、なのだ
捨ててはいけない気がして、ずっと ]*
(35) 2020/03/02(Mon) 0:29:18 |
おとなになったら、また会いに来るから
[ 果たされない約束を
後生大事に抱えていた。
知らぬうちに同じところにいきたがって ]
[ 耳の奥から聞こえるのは、
なにかが内から壊れた おと ]
─ 八年前・保護されて間もない頃に ─
[ 僕に超常能力を付与した先生は、
今迄の能力者の中でもトップクラスだと伝えた。
だが幾つかの能力試験の後に
大きな欠点が発見された。
憎悪を糧にしているため
僕の憎悪を薄れれば極端な能力低下を起こす
────…原因ははっきりしていた。 ]
………僕は、ぼくはっ
村の連中に、差し出されたんだッ!
いらないからって…!
穀潰しがって言われながら!
[ 明日来るといった吸血鬼が来るまでに
鬱憤を晴らすように加えられる暴力と罵声
果ては僕が呼び寄せたのではないかと
謂われない中傷すら受けて
]
……アイツが、アイツらが憎い
でもっ、それ以上に
誰も必要とされてないのに
…………もう嫌だ。なんでなんで
なんで僕だけ生かしてこんな、こんなの
[ 首にある証は獲物の印
消えない痕がすべてを物語っている。
死にたい。消えたい。
優しいものに触れたことがあるから
優しいものが無くなって生き続けるのが苦しい。
苦しい苦しい痛い痛い悲しい悲しい悲しい。
もうどれぐらい、まともに名前を呼ばれなかったか。
それを思い返すのも、嫌だった。 ]
でも……っ!
僕は死にたくない……
自ら死を望むなんて
生きたかったあの子に顔向け出来ないから
だから、せんせい
おねがい、おねがいだから……
僕が……自暴自棄になったら…
僕が悲しくて辛くなったら……
────…楽しい記憶を
思い出させるように、してください
あの子を……殺した吸血鬼を
その同族を恨み続けられる、から……
[ 僕をただひとり無償でやさしくしてくれた
あの子の無念を晴らす悪鬼になろうとも
それしか
正気な振り
をして
生きる道が僕には、なかったのだ ]*
| [ もしも過去の記憶があったなら…
こんなに何もかもに無関心で 友であった仮の相棒にひとつも近寄らないなぞ そんな事にはなっていなかっただろう
幸せだった記憶に封をされ 扱いの悪い教会暮らしを強いられ
縋る物もなにもない 諦観の心ばかりの歪んだ生き物は 囲う環境が作り出してしまったのだ
穏やかで優しいと君に言われた僕は、眠り続ける ] (47) 2020/03/02(Mon) 9:37:24 |
| [ 忘れろという言葉が 如何程相手を傷付けてしまうかも
今までそんな姿を見た事がなかった 目の前の男が涙を流す理由も
“半吸血鬼のクラレンス”には 何一つ理解する事が出来やしないのだ ]
(48) 2020/03/02(Mon) 9:37:46 |
[ 記憶を無くして
名を無くして
人の魂も変質して
付随する性質もなにもかも
全て変わり果ててしまった者は
……果たして同じ者と呼べるのか? ]
| [ 空気が一変したのは、そう 噂の、先生とやらの声が酒場に響いたこと >>43 何故閉まっている酒場内に居るのかはともかく 今なら何も問題ないだろう ちゃんと相棒たるアイツも目の前に居る 逃亡して話し合い中ですとは分からぬだろうし なんならここが教会敵対勢力の本拠地だとも バレなければいいのだ。バレなければ なお研究員が内通者とはまだ知らない! ] ………? え、おい、そ、それって 本当か…? [ 研究員が呼んだ名 私はその名前を、知っている 教会所属の半吸血鬼の間で伝説のように こっそり伝え聞かれたその言葉 ] (49) 2020/03/02(Mon) 9:42:02 |
|
あ、あの 昨日はすみませんでしたー……
[ かなり気にかけてくれた事を思い出す かなり衝撃の事実に事態を飲み込めていないが
これは今できる精一杯の謝罪!
なるほどそれで威圧感? やばいめちゃくちゃすごい人だ!にげろ!(逃げない) ]*
(50) 2020/03/02(Mon) 9:44:10 |
─ 八年前 ─
[ メモにペンを走らせる
今度の超常的な能力は素晴らしいものだ
強力な炎で狙って相手を焼き尽くす
試験で欠点が発見されようと
これだけの強力な能力を
新たに発見し管理できた事が重要なのだ ]
……教会はあなたを必要としているようですが
まあ、その事は今は良いでしょう
[ これだけの能力の持ち主
訓練を積めばハンターとして
次代を引っ張るまでになれる優秀な存在だと
ハンターを管理する者はそう判断している噂は聞いた ]
[ 吸血鬼への憎悪を糧にして
果たして将来ハンターとしてやっていけるのか
ハンター1人では吸血鬼を殺せない
半吸血鬼と組まなければ、絶対に
半だからと割り切れるのか?
彼を教育する者は
そこまで見据えているのだろうか
彼の声を聞く。悲嘆の声
だがハンター1人1人に
向き合って居られる程の優しさも時間も
私には、存在していなかった ]
[ ────僕は単純で 何も無くて
たったひとつだけで
許せるのだ ]
[ ────記憶の中のあの子が、微笑む
ただ……一つだけ望んでもいいなら ]
[ それでも
避けられる犠牲を無視するのは趣味でない
研究資材は大事にするべきだ
彼が自暴自棄になって
壊れてしまうと言うのならば
その通りの記憶処理をしようではないか
そんな研究に、実験に
躊躇いなど、ない ]*
| [ 慌てて逃げ出そうとする相棒を止めた >>51 どう考えても無駄に逃げようとする方が怪しいぞ! 互いの動きが既に挙動不審の極みだが! ] それは後で教えてやるから! ところで先生は、どうしてここに? お前なんかしてねえよな? [ ハンター側で何を教えられているかは知らない 反応を見るに知らないのかもしれない そこは一旦さておきつつ 上司たちへの報告を何故今心配した さてはコイツ、雑な報告とかしていたな?! どうでもいいところで無駄に素性を知れた! ]* (52) 2020/03/02(Mon) 11:28:27 |
[ あとで話すと勢いで言っていたけれど
それが守られる保証がないのは実感したばかりだ
遠ざかるその背を────…惜しむのも
遅いだろうか
]
─ 八年前 ─
[ 十二の少年の頃だ
村の全員から不要とされ挙げ句に吸血鬼に弄ばれて
他人への、世界を不審を高めるには充分だった
背中の傷はたった二年で
つけられた村人たちからの虐待の痕だ ]
そんなの!
ぼくが、使えなくなったらいらなくなるくせに!
わかってるよ、それぐらい
ぼくが代わりのきく捨て駒だって!
[ 代わりになれるような存在なんて
いつだって捨てられてるしまう
必死で 必死で 頑張っても
周り以上に努力しても認めて貰えない
頑張りすぎだよと言ってくれた
たったひとりだけ言ってくれたあの子を失ってから
どんな日々を過ごしたかなんて
奴隷のように扱われたことだって…言えない。 ]
僕を、僕としてみてくれた
本当に見てくれたのはあの子だけだった!
その子を殺した吸血鬼が憎い!
あの子が帰る筈だった
……あの村を滅ぼした吸血鬼が、憎くて仕方ない!
[ それ以上に何も出来なかった
己の無能さが悔しくて悔しくて辛くて
あの日死んでしまえば会えたかもしれないのに
そんな風に思う自分が、大っ嫌いだ
]*
[ 世界の誰にも認めて貰えないことは、辛い
それを知っていながら、僕は
僕の利己を優先して
────アイツに冷たくしてしまっていた。
今更どうにも出来ないかもしれない。
それでも。それでも。
僕も彼も、まだ生きている。生きているではないか。 ]
現実に言葉にしてしまうと
現実が色づいてしまって
僕の内で事実として鮮明になったら
どうなるのか怖くても
例え今のきみが
僕をどうとも思ってなくても……
人間から吸血鬼には
吸血鬼の真祖が人間に対して働き掛けることで
変貌するという仕組みなのは有名ですが
なんらかの原因でそれが
中途半端な状態で終わってしまった
それが後天性半吸血鬼の生まれ方です
肉体精神共に吸血鬼化が不十分である為に
真祖に殺害される恐怖
己の身に起こった悪魔的変異
その他、諸々の要因による感情の大きな波によって
刺激されてしまうのでしょうかね
前にも言ったように
彼等は吸血鬼の本能の制御が上手くない
吸血鬼のように暴走するだけならともかく
自傷自殺行為、逃避行為、果ては精神崩壊を起こすのです
[ 人間も普通の半吸血鬼も当然
高負荷高ストレスをかければ同じようになる
元人間の半吸血鬼はその閾値が低い
後天的が故に自己の吸血鬼の力の制御に
慣れていないから
自分が悪鬼羅刹と化した事など
誰も、簡単に認められるものではないのだ ]
前に居た後天性半吸血鬼は
………それで、亡くなった、と記録されています
そのような理由から
元人間の半吸血鬼は
人間の時の記憶も人間だった事実すらも
封じる事にしています
そして
僕は彼に、それを思い出さぬ様にもしている
過去に関わる事に触れようとすれば
それをシャットアウトするように、と
彼を苦しめたくないのであれば
離れてしまうこと
離れてしまえば記憶に触れることはない
貴方の力の減衰も最小限になる
もしくは
親友であった事実をひた隠しにして
クラレンスとしての彼と関係を作りなおすか
ここから積み上げられるのかはさておき
離れたくないのでしたらこちらもありです
………もう一つは
あまりに不確かなので
オススメはしたくないのですが
[ す、と息を一つ大きく吸い込んで ]
貴方が半吸血鬼の彼を認めた上で
いっそ記憶処置を解いてしまうこと
記憶を取り戻した彼は
先述の通り大変な事になります
何時間何日何週間掛かるかは不明ですが
容態が落ち着くまで側に居てやれば
もしかするかもしれません
但し失敗すれば
彼は自己破壊を起こすでしょう
成否に関わらず傷を負うかもしれないし
……貴方の力は激減するでしょうね
| [ 研究員はミゲルとあの半吸血鬼に用事がある様で 特に何も咎められなかったのにはホッとしつつ 自分はどうすべきか、離れるべきか 考えている所に正面から助け船 >>61 ] あ、ああ わかった。ついて行けばいいか? [ 聞かせられない話をしてるとまでは思いもしない 誘われる通りについて、あるいて どこまで行くのかと疑問に思った辺りで 目的地への入り口は開かれた その先、噂に聞いていた地下室 ]* (71) 2020/03/02(Mon) 17:31:44 |
[ 何処かへ向かう自分の姿を惜しまれていることも
自分があの話し合いに入れないのも
その理由を知る事はない
教会との別れの様な気がした
地下へ続く道を降りて、降りて
その先は今まで知らなかった生き方の世界 ]
[ 気付きもしないたくさんの優しさに包まれて
記憶を消されたのも生きる為
話し合いをしようとは歩み寄る為
あの会話に入れないのは僕を苦しめない為
そして地下へ潜るのは…新しい生き方の為
“僕”は今も、眠り続けている ]*
真祖だけが吸血鬼を、増やす。
[ 小さく呟く
クラレンスが半吸血鬼となったのは
真祖と遭遇したからか、と合点がいく
語られる変質に目を瞑る
一体ひとりでどれ程のことを抱えたのだろう
今迄その兆候がなかったのも
先生が記憶処理をしていたおかげもあるのだろう
精神と肉体の噛み合わなさ
どれほどの痛苦を抱えているのだろう ]
せんせい……
[ はっと息を呑んだ
あの時にうかつに呼んだ彼の、本当の名
元は人間だと伝えた時に机に伏せるほどの不調 ]
( それはもうきっと遅い
僕は憎悪で塗り固められていた
だけどこれは僕のためじゃない
あの子がいたから
……あの子がいたから、僕は僕でいられた
僕は壊れずにいられた。
なのに僕が、彼を壊してしまうのか )
[ こんなに近くにいるのに、会えない ]
[
────……獲物である僕が選べるものなんて
終わらない夜にひとつだけしか望まない
星のない夜でもいい
ただ もういちど ]
| ─酒場の地下─ 好きに呼んでいい [ さんでも呼び捨てでも拘りはない >>76 だが呼び方を考えてくれるのは 初めての、なんとなく不思議な感覚だった これまではそのまま呼び捨てか、お前か そこの半吸血鬼みたいな呼び方ばかり、で 地下空間は思った以上に広かった 設備までしっかりと揃っているし 綺麗にされている様だった 本当に住む分には申し分ないだろう ] え、あの先生が内通者? という事は薬とか流してるのも… [ 吸血衝動を抑制する薬 教会内でしか本来出回ることのないもの どこから漏れているのかと思えば あの研究者が横流しにしていたのか、と 彼等の関係の謎は深まったが ] (82) 2020/03/02(Mon) 21:03:51 |
|
なんでもいい? じゃあ、ホットミルク
[ 談話室に案内されてミルクタイム 優雅?なお茶会は割と初めてだ! ]*
(83) 2020/03/02(Mon) 21:04:17 |
| [ ここにあるのは衝撃の事実ばかりだ
教会以外にも半吸血鬼が生きる道があるとか それを仕切っているのが死んだと思われていたあの人だとか あの研究者がそれに協力していただとか ]
いや、言わない
広めるつもりもない、し
[ 一度ここで薬を貰っているのだから ある種もう既に共犯者のようなものだ
それに、教会に戻るつもりも、なかった ]
(87) 2020/03/03(Tue) 7:56:51 |
| [ 運ばれてくる ホットミルクとクッキー それとほぼ同じタイミングでの、呼び出し ] わかった ………行って、くる [ トレイを受け取った >>86 連れられた道を引き返して上へ戻る 話を聞くと言ったんだ あるなら最後まで聞いてやるよ 忘れろなんて言うな。その言葉の意味を確かめずにはいられない ] (88) 2020/03/03(Tue) 7:57:17 |
|
…呼び出されたけど 今度はなんだよ
[ 帰ってきた閉店中の酒場の中 近くに居るのは見知った顔の2人
クッキーとホットミルクをトレイから下ろして 再び話し合いの席に座った ]*
(89) 2020/03/03(Tue) 7:57:32 |
| [ 今、自分の目はどうなっているだろう 本当に目の前に居る彼を映しているのか?
ただそこに居ると認識しているだけで 何の関心もなく、何も見ていないのか
ゆっくりと瞬きを一度
開いた目の先の景色が、少し変わった気がした ]
別にこのぐらいの手間ならいい ……けど、相談?
[ 出て行こうとした事を言われたか この先生はここの味方だが彼は知らない ただ、分かれる話ならしなければならない
手を伸ばしてホットミルクのコップを取った ]
(92) 2020/03/03(Tue) 14:16:23 |
| [ 喉に流れ込む暖かな液体は 二重の意味で心の波を和らげて
見つめた先の相棒に 聞かれたこと、自分の事を語る ]
ここに…居るつもりだ
無理に戦わなくていいって 薬も暮らしも保証するって言われたから そうしたい
[ 少し離れた所に座った先生が ぴくりと反応したのが視界の隅に見えた ]
…そっちは、どうなんだ
[ 質問を返す 聞かれてばかりではない、対話
しっかりとしたそれは、いつ以来だっただろうか ]*
(93) 2020/03/03(Tue) 14:17:00 |
………生きててくれた、それだけで
………………僕は世界に感謝できる *
| [ ひそ、と声を落として 彼が教会に戻るなら ここの味方である先生は 記憶処理なりなんなりするだろう そうだと勝手に決めつけて安心して述べたのはあった ] いいんだよ ここに薬横流ししてるの、あの人らしいし [ 研究員は会話を止めもしない 声の大きさを戻して話を続ける ] ………は?え? な、なんで……? [ だってお前は、あれだけ憎んでいたのに 憎悪の対象の半分を持つ自分が 居なくなれば喜ぶのでは? 嫌だ、とか、駄目だとは言わない どうしてそんな、反応を……? そう戸惑うだけの、感情 ] (97) 2020/03/03(Tue) 15:55:28 |
|
過去……
過去のこと、なんて
[ 全くの真っ白で 目を向ける余裕もなくて
意識したことは殆どない、それ 戸惑いに戸惑いが重なり、沈黙が広がる ]
(98) 2020/03/03(Tue) 15:55:52 |
| ……過去を考えた事、ない ただ、さっき言ってたアレは きっと、そういう事なんだろうし わざわざ聞くってことは…… [ そうして欲しいってことだよな? 言おうとした口が開かない。苦しい 何故か理由のわからないあの痛み 過去に近づく程、じりじりと増す 知るなと拒んでいることだと知らず 優しさの目隠し 根底?傷付く?壊れるって? ] (99) 2020/03/03(Tue) 15:56:19 |
その言い方って、もしかして……
[ 痛い。駄目だ。意識が途切れそう
だけど伝えないと
左腕のミサンガを取って、握り締め ]
────……………
[ ミサンガを握り締めている左腕に手を添える
昔日がこんなにも鮮明に蘇る
いつか、また
きみの知らない約束を想い起こす ]
……これを渡したのは、僕だよ
DearMyFriend
……これからもじゃなくて
改めて相棒になりたい
クレランスのままで、僕は今は充分
僕の大事な、幼馴染み
きみがきみのままだから、いいんだ。
ずっと、持っていてくれた…それだけで
[ 二度と会えない筈だったきみに、会えたなら
例え忘れられていても、今どうとも思われてなくても
苦しめるぐらいなら新しくはじめよう…? ]*
| [ 話を聴けば聴くほど胸が苦しい 頭も痛い。幾度か経験したこの苦しさ 荒くなる呼吸を抑えられないか ホットミルクに手を伸ばしても 何も変わらない事に狼狽えた ] ………は、はは 苦しめてるのはお前じゃねえだろ そんな能力なんてねえんだから [ 時折襲い掛かる不調 目の前の男が原因ではない事は理解していた 思い出したいか、思い出したくないか 考えた事もない事、急に言われてもわからない だからお前がそうしたいならって 過去は仲良くしていたのならって 本当に昔の私を知っているならと、答えたんだ ] (102) 2020/03/03(Tue) 18:24:48 |
[ ああもう駄目だ
痛みは激痛に変わる。痛い痛い痛い
凄く大事な事を言っていた気がしたのに
それすらろくに聞けなかった
そのまま酒場の机に伏せる
気絶に近い倒れ方をしたからか
どさり、重い音が響いた ]
[ 改めて、相棒になってくれるのなら
今度は相棒らしい事をしてくれるのだろうか
それは無関心だった自分の、薄らとした望み
左腕に添えられた君の手を
意識の薄い中でも弱々しくも握ろう ]*
あの2人仲良しになれたらいいね?
[最初は心配だったけど
いがみ合うのも仕方ないのはわかっていてもね
一緒に抜けてきたら安心だよねって]*
連絡した通り
悪しき吸血鬼が近付いています
……呪いをかけたあの、吸血鬼が
当の吸血鬼は普段の我々には
手出し出来ない領域に住んでいます
ですがここに近付いている事
それは教会としては討伐するチャンスとなる
ただしそのまま倒す訳にはいきません
もうすでに知っているかもしれませんが
あなたについた呪いを祓ってからではないと
当の吸血鬼の死と共にあなたは死にます
……呪いの解き方を教えましょう
薬は今日の夜までに作っておきますから
研究区画まで取りに来てください
[ する、と1枚のノートの用紙を渡す
呪いの解き方のひとつ。最も現実的な方法が、そこに ]
彼奴が……?
あの吸血鬼が…近づいてる?
僕の村を焼き払った彼奴が
[ 沸々と煮え滾る怒りと憎悪
────無力と嘆き
様々な負の感情がない交ぜになる
孤児であるからと差し出された生贄
誰もが安堵したあの長い長い一日
この世界で僕が死んでも誰も悲しまない
その事実がひどくひどく重い虚無感を伴う]
わ、…かったよ
[ 嗚呼。嗚呼。わかっていた。
知っていた。知っていて見ない振りをしていた。 ]
気まぐれに絶望を与えようとする
彼奴……
[ あの吸血鬼を退治せねば
僕は本当の意味では前に進めずに、あの村に取り残されたままだ。
今のままでどうして彼の記憶を戻してくれと言えようか? ]
[1] [2] [3] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
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