人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


]Y『 塔 』 プロセラは、メモを貼った。
(a7) 2022/12/18(Sun) 0:39:35

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

―― 現在・医務室 ――

[ 普段なら慣れた調子で運ぶ世話役も今は混乱の最中か
  或いは手が空いていても、今ばかりは
  特に不吉と言われる『塔』には
  どうしても関わりたくなかったのかもしれない。

  ふわりと覚醒した意識に最初に感じたのは
  消毒液のかおりと話し声。
  運ばれた先が普段と違っても気にする事も無い。
  気付いたら違う場所にいるのなんて
  意識が無い時には勿論、意識がある時までも、
  日常的にありふれているから戸惑う事も無い。

  寝たふりをしたいわけじゃないけれど
  まだ目の前が真っ白で眩しくて、目を開けられなくて。
  目を閉じたままで声だけ聴いていた。
  居るのは多分ヒナギクと、恐らく『教皇』か。
  促されれば反応しない事はあれど拒む事はそんなにない。
  彼のお茶の誘いを受ける返事をしたのはきっと
  ぼく自身ではなく付添いの職員だけれど。
  彼の名前も聞いたことはある筈だ。
  多分考えれば思い出せる程度に記憶はしている。
  記憶している事を引き出すのが苦手なだけで。

  普段と違うどこかぴりぴりとした騒がしさが遠く聞こえる
  何時か聞いた遠雷の音みたいだと思ったが
  ほんものの遠雷の轟すら
  耳を澄ませば聞こえたかもしれない。 ]
 
(87) 2022/12/18(Sun) 16:41:53

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

 
[ 話し声がきこえても
  会話に割り込む積極性の持ち合わせも無ければ
  なにもかもに関心も無くて、
  ふたりの話題を詮索しようとも思わない。
  まるで他人事に、目を閉じた侭ふたりの会話を
  普段の『騒がしい』と同じに聞き流しながら
  頭の中を整理しようとする。

  ■■■■■■がかえってきた。
  誰が?
  頭の処理が追いつかない。

  自分の感情が無さ過ぎて、魂に刻まれた衝動を
  自分の感情と思い込むふしがあるから
  ■■■■が何者であるかはっきりとわかっている。
  知っていると魂が叫ぶまま知っていると疑う余地はなく
  けれど引き出すのが苦手なだけじゃない何かが思考を阻む。

  あれは■■■■■でありながら本物の■■■■だ。
  ちがう■■■■■ではない。けれど■■■■■で。
  誰それ、知らない。知っている。知らないのに。
  知らない筈が無いと喚く認識への
  齟齬に目が廻るから投げ出した。

  確か、望むものを選べと言っていた。
  どうせ叶えない癖に。両極端な二択だった。 ]
 
(88) 2022/12/18(Sun) 16:45:20

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

 
[ >>1:9“ さあ今度こそ、皆で幸せな世界を作ろう ”
  “ こんな世界は、壊してしまおう ”

  ねぇ■■■■■■
  幸せだった瞬間は確かに存在したけれど
  でもね、■■■■■、
  あなたの望む幸せが■■■■■にはずっと堪え難かった。

 
幸せな
世界の『繰り返し』も
  この世界の崩壊も
  興味が無いんだ、どうせ同じ事だから。 ]
 
(89) 2022/12/18(Sun) 16:46:09

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

 
[ どうでもいい。だからこそ。

 
あのとき
みたいに数で決まるのなら
  せめて無関心のままでなく。
  あげるよ、きみたちに。
  だって、ぼくはいらないんだ。

  きっと叶えてくれないけれど
  それでも尚、きみたちがあきらめないのなら

  けど、どっちに?

  浮かんだ顔はヒナギク一人なのに
  知らない二人分の名前が浮かんだ。
  けれど上手く思い出せなくて
  ……いいや、そもそも知らない気もする。
 
  呼べない誰かの姿を探してゆっくりと目を開いた。
  まだぼやけた視界にゆっくり瞬きを繰り返しながら考える。
  ああ、探さなきゃ。
  いや、ずっと傍に居た?

 
また
きみを酷く裏切ってしまったような
  訳の分からない罪悪感に襲われたけど
  あの頃も、今も、ぼくわたしは不器用で
  その感情の表し方すら知らなかった。* ]
 
(90) 2022/12/18(Sun) 17:03:58

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

―― 医務室 ―― 

[ >>213手を借りて体を起こす。
  噛み砕くように説明してくれるその言葉を
  聞いていたなんて遮ることはせず、
  ぼくのために紡ぐ言葉を噛み締める様に聞いていた。

  会いに行きたい人はいるかときみは問う。

  ぼくにきみより深くかかわった相手などいないのに。
  ぼくの世話をしていた職員は確かに存在するけれど
  仕事として順に受け持っていただけの存在だ。
  現にいまは投げ出している、その程度の縁だった。

  けど、きみはぼくとはちがうでしょう? ]


  ヒナギクは……?
  いかなくて、いいの?

 
[ のろのろと首を振ってから、問い返す。
  別れを告げる為でなく、望みをかなえる為に。
  会いに行きたいひとはいるんじゃないだろうか。

  ぼくの知るきみはそんなひとだった。
  誰かの為にがんばりすぎてしまうひと。
  何時だって、誰かの為に輝いていた。
  それが自分のしたい事だと云うみたいに ]
 
(420) 2022/12/19(Mon) 22:20:05

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

 
[ ぼくの答えは決まっていた。
  きみの望むままに。
  きっときみは世界を護りたいと答えるだろう。

  けれどふと思う。

  きみの望んだとおりに護られた世界は果たして
  きみにとって昨日までと変わらない輝かしい世界だろうか。
  既に崩壊が始まり掛けた世界を知って生き延び
  悪戯に怯えたその他大勢たちのあいだに
  すべて証持ちが集まった所為で
  今も滅びに向かっていると広まったとしたら…?

  いつかの誰かみたいに
  数の暴力に殺されるのは
  こんどはきみなんじゃないか、って。

  ■■■■■がぼくらが望んだ通りに叶えるとは思えない
  けれど、もし叶ったら?
  叶ってしまったら?

  心優しい彼女が守ろうとしたものが
  彼女に牙をむく残酷な現実は容易く想像できてしまって

  >>1:9『今度こそ』と■■が言ったのを聞いた。
  やり直せば良いと思ってる■■■■は
  きっと彼女個人を救ったりしない。 ]
 
(421) 2022/12/19(Mon) 22:21:44

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

 
[ 選択には責任が伴う
  喩え理不尽に突き付けられる二択でも。
  それなのにその責任を彼女に委ねることは
  決して彼女の為の優しさじゃない。

  だから、きみの意思なんかしらない。
  きみは他人にやさしすぎて
  すぐじぶんを蔑ろにしてしまうから。

  きみに呼ばれた名前を頭の中で反芻して。
  自分に誓ったことを思い出す。

  きみが望んでも、望まなくとも
  ほかでもないぼく自身のために

  きみを攫うときめたんだ。
  閉じ込めてでも、きみに向けられる悪意から覆い隠すと。
  たとえそれできみの笑顔『太陽』が陰ってしまっても
  しんでしまうより、ずっといい。 ]
 
(422) 2022/12/19(Mon) 22:23:04

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ



  いってきなよ。ぼくはへいきだから。

 
[ たくさん頑張って、足掻いて、
  そして叶わないと良い。
  そしたら諦めもつくでしょう?

  絶望して嘆くきみのとなりで
  きみはできるだけのことはしたよって慰めるんだ。
  それはとてもすてきなことのようにおもえた。

  ああ、どうしよう。
  こんな醜い感情、きみにだけは決してみせられない。* ]
 
(423) 2022/12/19(Mon) 22:23:27

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

 
[ きみの笑顔の眩さがぼくのこころのなかの悪意を
  焼き尽くしてくれたらいいのに。

  望みは大体叶わない。

  いつの間にか君に馴染んだ笑顔も
  元気付けるみたいな明るい声も
  握り締めてくれる手の温もりも

  きみから与えられるなにもかもに
  きっと満たされ過ぎてしまった。

  あとは、崩れるだけだ。
  ほら、崩壊の音がする。 ]
 
(458) 2022/12/19(Mon) 23:41:25

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

 
[ どっちだっていい。
  世界が続いても、滅んでも、
  きみさえ無事ならそれで良い。

  けれど世界が続く事は祈れなくて
  けれど世界が続かないことを望んでいると
  絶対に誰にも知られる訳にはいかなくて

  結局ふりだしにもどった。

  今度は、どうでもいいからじゃなくて
  それしか選べないからこそ。 ]


  
かくさなきゃ……



[ きみが戻って来て、どうするかと問われたら?
  ぼくはきっと『疑われた』と身構えてしまうだろう。
  だってうしろめたいことをかんがえている。

  ぼくは上手く答えられる誤魔化せるだろうか。

  練習をしようと思った。
  きみが教えてくれた歌を覚える時みたいに、繰り返し。 ]
 
(459) 2022/12/19(Mon) 23:42:44

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

 
[ きみが戻ってくるこの場所から逃げ出した。
  すこしでもきみとの再会までの時間を稼ぐために。
  どこへ?なんてわからないまま、歩き出す。

  ■■■■への返事なんか考えてなかった。
  何も答えないつもりでいた。
  何も答えられないから。

  尋ねに来たならきっとそれからも逃げ出しただろう。

  偽りしか答えられず
  偽りすら吐きだせないのならば
  何を問われようとも
  なにもかも不要な事で
  なにもかも意味が無かった。

  言葉を殺して、ただ息をする。
  強いられた赦されたのはそれだけだ。

  選べと強要されても従う道理はなかった。
  ひとめみてあれが■■■だと頭で理解できたけれど
  心はずっと、その思考を否定していた。* ]
 
(461) 2022/12/19(Mon) 23:43:51