人狼物語 三日月国


37 【恋愛RP】夏の夕べ【R18】

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羽井 有徒は、メモを貼った。
(a0) 2020/07/29(Wed) 0:01:12

【人】 羽井 有徒

── 昨晩、蛍の沢 ──

[胸に触れる真由美の手。
どきりと鼓動が跳ねて、それが伝わらなければいいと、その手を掴んだ。]


  さあな。
  何も無いことを……かもしれない。



[小さく呟いたのは冷たい声で
目をつぶり笑みの消えた顔で。]


  ああ、きっとな。
  明日もあのBARに居る。

  一人寂しくかは”運”次第だけど。


[その答えは笑って、明るいいつも通りの声だった。]
(1) 2020/07/29(Wed) 0:13:16

【人】 羽井 有徒

[帰り道、蛍が少なくなっていくにつて、街灯の明かりが道を照らしていく。]


  こちらこそ、楽しい時間だった。


[そしてホテルに着けば別れ際に連絡先を伝えようとした。]


  ちょっと待って、これ俺のケータイ。
  あと部屋は702だから。


[フロントを通せば彼女の連絡先がこちらに伝わることはない。
そう言って、彼女が連絡先をこちらから聞き出すようなことはしないまま。
軽く手を振って「また」と、その夜は真由美と別れた。]*
(4) 2020/07/29(Wed) 0:16:00

【人】 羽井 有徒

── 朝、乗馬クラブ ──

[お決まりの朝のルーティーンを終え、割と早い時間からその姿は牧場の乗馬クラブにあった。
受付を済ませ、鹿毛の馬、ジェシーの元へ行くと首筋を撫でる。]


 「今日はジェシーをご指名ですか?」


[スタッフが慣れた調子で尋ねてきた。
しばしの逡巡。昨晩はちょっとした意地悪であんなことを言ったけれど。]


  いや、今日もギンザンでお願いします。


[可笑しそうに笑って、そう告げた。]*
(28) 2020/07/29(Wed) 6:53:01

【人】 羽井 有徒

── 林道 ──

[今日のコースは、まず林道を抜けてそれから昨夜綺麗だと聞いた葡萄畑のコース。>>618
ギンザンに乗るのもこれで三度目。
当初よりも随分慣れたもので、乗る時も、そして騎乗も随分スムーズにいく。

カッポカッポと蹄が軽快な音を立てながらゆっくりと進んでいく。
緑の木々の、ときおり顔を覗かせる動物たち。
木漏れ日の中を気分良く景色を堪能していた。

─── だが。
慣れというものは怖いもの。
気づいた時、それはすでに目の前に迫っていた。]
(34) 2020/07/29(Wed) 9:20:18

【人】 羽井 有徒

[次に気づいたのは自分が地面に横たわっていることだった。
ズキリと体が痛む。

目を逸らしたその瞬間に胸の高さほどの木の枝が強かに体を打った。
当たり前のことだが、馬は自分の頭より高い木の枝を避けたりはしない。だからそういう障害物は乗ってる者が避けようと馬に指示を出さなければいけいないのだが、“慣れ”からくる油断だった。

枝の打撃自体は大したことはなかったが、そのせいで大きくバランスを崩し、なんとか立て直そうとするも、あえなく落馬となってしまった。

スタッフが駆け寄ってきて安否を確かめている。
─── 大丈夫だ、ちょっと体が痛むだけ。]
(35) 2020/07/29(Wed) 9:21:39

【人】 羽井 有徒

[結果として怪我は大したことはなかった。
打身、あとは左肩の捻挫。
大袈裟なテーピングを施された。
確かに少し肩を動かすと痛みが走る。

責任問題とか大ごとにしたくなかったので、そういうのは抜きにした。病院に行くのを勧められたけど、気が向いたらってことでそれも抜き。目眩や具合が悪くなったらすぐに行くってことで。]


  ……イテテ。
 

[幸いだったのはギンザンには特に何もなかったことだった。]
(43) 2020/07/29(Wed) 10:26:18

【人】 羽井 有徒

── 昼前、喫茶店 ──

[結局、病院には行ってきた。
行ったのは頭と肩の検査で、特に異常はなかったし骨も無事だった。残されたのは大袈裟なテーピング。
流石に運動も制限されるし、プールもスパも難しいとくれば、一気にやることがまだ狭まってしまった。]


  まぁでも。
  こうしてノンビリするのも。


[アリなのかもしれないと、コーヒーを一口含んで、カップを置けばカチャリと音を立てた。]*
(55) 2020/07/29(Wed) 12:23:43
羽井 有徒は、メモを貼った。
(a24) 2020/07/29(Wed) 12:31:52

【人】 羽井 有徒

── 昼前、遊技室 ──

[ゆっくりと過ごしていた。
大したことがないとは言え、運動はすこし難しい。
軽く走るだけで肩の痛みが酷かった。
しかたなく遊技室で撞球に興じていた。
多少の影響はあるが、利き腕でなかったことが幸いした。
そんな風に過ごしていたところ、部屋の外、ガラスの向こうに見知った顔を見つけた。]


  …………確か


[名前は”ハナ”だ。
人をガラ悪そうとか悪くないとかいった生意気で、そして昨日牧場で真由美と一緒にいた青年。
ふと笑って、クイっとグラサンの位置を直すと、キューを手にしたまま部屋の入口まで行って声を掛けた。]


  よ、……一人か?


[そんなものは見ればわかる、わかりきっている。]*
(101) 2020/07/29(Wed) 20:02:50
羽井 有徒は、メモを貼った。
(a37) 2020/07/29(Wed) 20:04:19

羽井 有徒は、メモを貼った。
(a38) 2020/07/29(Wed) 20:05:07

羽井 有徒は、メモを貼った。
(a39) 2020/07/29(Wed) 20:17:22

【人】 羽井 有徒

── 回想、再会 ──

[それは出会いから1年ほど経ったころか。

実は意外とご近所さんである、羽井が構えている事務所と例の私立探偵の事務所は。それでもこの都会で1区画違えば出会うこともほとんどない、たとえスレ違ったとしても気づくはずもなさそうな、そんな街で。]


  よう、家出JK。

  ……久しぶりだな。


[何でも屋、便利屋、探偵、そんな呼び名のある事務所に男は顔を出したとき、ちょうど事務所の皆は出払っていて、そこにいたのは”ナルセ エイ”ただ一人。
そんな再会の日。]
(106) 2020/07/29(Wed) 20:28:56
羽井 有徒は、メモを貼った。
(a40) 2020/07/29(Wed) 20:29:39

【人】 羽井 有徒

── 昼前、遊技室 ──

[グラサンに度なんか入ってない。>>117
なんてことを一々反論する気もおきないが。]


  なんだ、真由美と一緒かと思ったら違うのか。


[昨夜、先約があるらしいことを言っていたので>>1:634、てっきりハナのことだと思っていたが違うらしい。]


  ああ、ちょっとした趣味だよ。


[もっと若いころは友人で集まっては酒を飲んでダーツやビリヤードに興じたもの。
凝り性の自分はそれが趣味と言えるぐらいには腕を上げたが。]


  ……やっていくか?


[ハナがやれるなら、勝負、とまでは言わないが腕を試すのもいいだろう。]*
(123) 2020/07/29(Wed) 21:45:13

【人】 羽井 有徒

[まだ、ずっとずっと若いころ。
友人たちで集まってはダーツやビリヤードに興じていた。
シンやフジ、そのほかの仲間たちと。

でも、ここでも男の凝り性な性格は災いした。
のめり込み、どんどん腕を上げていく男はいつしか仲間内では敵なしとなっていた。
それは決して良いことではなかった。
結局、ゲームのできる相手を求めて違う場所へと移っていくことになるのだが。

けれど。
男はそれを不幸なこととは思わなかった。
自分についてこれない者を省みることはなかった。

─── なお、ダーツの腕は並みである。]*
(127) 2020/07/29(Wed) 21:59:36

【人】 羽井 有徒

── 昼前、遊技室 ──


  いや、別に。


[これから食事と聞けば短くそう答えた。
眉を顰めるハナとは対照的にただの少しも表情を動かすことなく。]
(136) 2020/07/29(Wed) 22:29:06

【人】 羽井 有徒



  はあ、今の若い奴は


[確かに昔ほどビリヤードは流行っていないのは知っている。
自分たちにとってのボーリングとかそんな感じだ。
そういえばと、昨日の詩桜もやったことがなかったなと思い返した。]


  簡単だよ、ボールを撞いて狙ったボールを穴に入れる。
  単純明快だろ?


[ゲームによってはもちろん細かなルールはあるが、結局のところそれだけのこと。
だか、シンプルだからこそ難しいし、腕の差が出やすいとも言える。]
(137) 2020/07/29(Wed) 22:29:15

【人】 羽井 有徒

 
 
  コツ?
  正しい姿勢で、正しく……撞く!


[ブレイクショット。
だけどインパクトの瞬間、左肩に痛み。
そのぶんだけボールに余計な回転が掛かった。

パァンという音こそ小気味いいが、四方にボールが散らばっていくボールでポケットに入ったものは……一球もなかった。]


  ……………


[散々な結果にグラサンの内側、目頭を押さえた。
格好つけた分だけ、めちゃくちゃ格好悪くて、頭を振った。]
(138) 2020/07/29(Wed) 22:30:50

【人】 羽井 有徒



  ……やりなおしていいか?


[苦笑いと共にハナのほうを向いた。]*
(139) 2020/07/29(Wed) 22:30:58

【人】 羽井 有徒

── 回想、再会 ──


  ああ、いいから座ってろ。


[慌てて走り出そうとする瑛を制して。
それから勝手知ったるというわけでもないが、事務所の中をまるで自分の事務所かのように歩くと、冷蔵庫を開けてかってに麦茶を取り出した。]


  飲むか?


[なんて聞くさまは、どっちがここの所員かわからない。
最近こそここに来ることもめっきり減ったが、所長とは長い付き合いで。]


  で?もう慣れたのか。


[例のJKが名刺を頼りに無事就職したことは聞いていた。
今まで尋ねてこなかったのは上手くやっているならそれで特に何も思うことがなかったから。]*
(141) 2020/07/29(Wed) 22:36:42

【人】 羽井 有徒

── 昼前、遊技室 ──

[散らばるボールが二つ、ポケットに吸い込まれていく様を見た。
ルールはいわゆるベーシックゲーム。
順番もコールもなく単純に多くのボールを入れた者の勝ち。
だから、さっそく2点差をつけられたってこと。]


  まだ、そっちの番。
  ポケットに入れ続ける限り交代はしない。


[ラックに組んだボールは9つだから、残り7球。
あと三つ入れられたら終わり。]


  ……いきなり負けそうだな。


[コテンパンにしてやろうとしてた思わぬピンチだった。]
(170) 2020/07/29(Wed) 23:39:15

【人】 羽井 有徒

 
 
  そういえば。
  明日花火大会があるの知ってるか?

  真由美と約束してるんだが。


[唐突にそう話しかけた。
それが揺さぶりになるのかわからないが。]


  何を着て行ったらいいと思う?


[そう尋ねてハナのショットを見守った。
ハナが一度でも外せばそれで終わり。
一度でも外せばそこから二度とハナに手番を回すつもりはなかった。]*
(172) 2020/07/29(Wed) 23:42:38

【人】 羽井 有徒

── 昼前、遊技室 ──

[カツンという乾いた音。
まともにボールを捉えられなかったときの音。]


  よくあることだ、気にするな。


[あとは独擅場、最後の一球がポケットにインすると同時にパチンと指を鳴らすと、同時に送られた拍手には軽い苦笑いを浮かべる。]


  ……甚平か、それもいいな。


[質問には答えず右肩だけ軽く竦めた。]
(188) 2020/07/30(Thu) 0:30:16

【人】 羽井 有徒

[
こいつ─── ッッッ!!!!


左肩に走る激痛。
思いきり顔を顰めて痛みに耐える。]


  …………ッ


[文句の一つも口に出せなかった。
肩に乗せられた手を振り払うので精一杯だった。]
(189) 2020/07/30(Thu) 0:31:04

【人】 羽井 有徒


  ………勝負しようか、ハナ。


[痛みを堪えながら言葉を吐く。
だが、その目には怒りはなく、むしろ笑っていた。]


  賭けるものは、勝った方が決める。


[ハンデはこの左肩。
いつもの調子であれば負けるはずのない勝負。
さっきまででさえ、一度のミスはあったもののその後は問題なかった。
だが、今は違う。
軽く叩かれただけだというのに左肩はズキズキといつまでも痛みを伝えている。]


  別に、受けなくてもいいけどな。


[時計の針はもうすぐ頂点で一つに重なろうとしていた。]*
(190) 2020/07/30(Thu) 0:32:24

【人】 羽井 有徒

── 昼前、遊技室 ──
 
 
  フーーーーーーぅ。


[ハナの姿が遊技室から消えて少し。
壁に背を凭れるようにして大きく息を吐いた。]


  ……可愛くないクソガキだな。


[だけど口にした言葉と思っていることは裏腹だった。
スカしてるくせに挑発にはちゃんと乗ってくる、生意気だがそれは素直さでもあって。
それをどこか好ましく思っている自分もいる。

─── 勝負の約束は今日の18時、ここで。]*
(202) 2020/07/30(Thu) 1:24:03

【人】 羽井 有徒

── 回想、再会 ──

[なんの変哲も特徴もないグラスに麦茶をなみなみと次いで瑛の前に置いた。]


  生きてるのは自分自身の力だろ。
  別に俺が養ってるわけでもないし。
  

[切欠は与えたかもしれないけど、それでこうやってやっていける人間なんてそんなに多くない。
高給取りなわけでもなし、まっとうな仕事とも言い難いが、それでも自身の力で生活しているのだから。

むしろ、自分なんかに拾われなかった幸運に感謝したほうがいいかもしれない。
本来、家出娘の末路なんて知れたこと。]
(206) 2020/07/30(Thu) 1:36:22

【人】 羽井 有徒

[ただ、その心が理解できないわけじゃない。
だから「ありがとう」のその言葉は素直に受け取っておくことにした。

返そうとする金も受け取る。
確かにあのとき財布に入れて投げつけた金額と同じ。

だから、こう言ってやった。]


  利子がたりねーな。


[ニィっと笑って、それから麦茶を喉に流し込んだ。]*
(207) 2020/07/30(Thu) 1:37:16
羽井 有徒は、メモを貼った。
(a67) 2020/07/30(Thu) 1:38:28

羽井 有徒は、メモを貼った。
(a68) 2020/07/30(Thu) 1:38:28

【人】 羽井 有徒

── ??? ──

[──── 絶対に成り上がってやる。

俺、シン、フジの3人は友人と呼べる間柄だった。
生まれも育ちも境遇も背景も違う。
だけど3人ともに共通していたのは金がないということ。

同時期に夜の街に集い、出会った。
フジは何かの目的のために、俺とシンは成り上がるために、その街で泥水を啜るような思いをしながら必死に働いた。

月日は流れ、フジは目的を達してそのあとに探偵事務所という名の何でも屋を開いていた。

そして、もう一人は街からその姿を消していた。
シンは傍目から見てもかなり調子に乗っていた。羽振りよく遊び歩き、そしてすべてを失った。

そんな友を見て、俺はあの時、きっとわずかな優越感を抱いていた。]
(233) 2020/07/30(Thu) 13:10:33

【人】 羽井 有徒

[あれは敗北者だ。
志半ばで道から足を踏み外した。
俺はそうはならないと、ひたすらに、ただ必死に成功者になるために走り続けた。

そうして今の自分がいる。
今もあの街で、だけど使われる側から使う側に回って。それから表舞台にも手を伸ばし始めた。

─── あいつは如月町にいる。

フジからそう聞かされた時、すぐには会いに行かなかった。会う意味がなかった。
だが、機会が訪れた。
スタッフたちが用意した休暇のプラン。
その街が、ここ如月町だった。]
(234) 2020/07/30(Thu) 13:11:23

【人】 羽井 有徒

[だから、会いに行った。
10年近く経って、あいつはこの街で小さな店を開いていた。あの頃、デカくなることばかりを夢見ていた男が、こんな街のこんなに小さな店にいる。

俺は落伍者を見に行ったのだ。
落ちぶれ、輝きを失ったあいつを、今のあいつを嘲笑ってやるつもりで。

でも。
できなかった。

輝きは確かに失っていた。
かつてあれほどギラギラとしていた男はそこには居なくて、そのかわり穏やかな日常に溶け込んで、ただ、幸せそうにしている男がそこにいた。]
(235) 2020/07/30(Thu) 13:11:51

【人】 羽井 有徒

[胸にチリと小さな痛みがあった。

─── なぜ、お前がそんな顔をしている。

あの頃の何もかもを失って落ちていったお前が、そんなにも幸せそうに穏やかな顔をしているのに。
あの頃の夢を掴んだ自分が、なぜこんなにも ────]
(236) 2020/07/30(Thu) 13:12:14

【人】 羽井 有徒

[負けたのは自分の方なのか。
走り続けてここまで漸く辿り着いて。
俺が、俺こそが成功者としての地位を得たのに。

どうして、こうも妬ましいのか。

手に掴んだはずのものはただの砂なのか。
敗れ逃げ出したお前が宝石を掴んで、俺の掌にあるのはただの砂だというのか。

そこに嫌悪はなかった、憎悪も。
ただ虚無感と嫉妬心、焦燥だけが残っていた。]
(237) 2020/07/30(Thu) 13:12:43

【人】 羽井 有徒

 

     なら、お前の全てを否定してやる。


(238) 2020/07/30(Thu) 13:13:22