人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

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【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

 約束は、まだ有効?

 なら、付け足したいことがあるの。
[今まで当たり前すぎて、あえて口にしなかったこと。]

 死なないで。
 私より長生きして。
 ほんの少しだけでもいいから。
 私のすぐそばで生きて。離れないで。

 …最期まで一緒にいてほしいの**
(84) 2022/12/20(Tue) 16:47:12
III『女帝』 シャルレーヌは、メモを貼った。
(a22) 2022/12/20(Tue) 16:55:37

【人】 XIV『節制』 シトラ

── 選択の時


[ どうしても寝付けずに、わたしは日記帳を取り出した。
 文字と文章の練習を兼ねて書き始めた日記帳は
 早数冊目になっていた。

 日付が新しくなる毎に字が整い、文は長くなり
 アリアちゃん記録で埋め尽くされていた日記に
 記されるひとの名前が増えてゆく。

 編み上がったセーターを、
 フォルスさんに見せに行ったときのこと。

 売店奥のスペースで
 あまいカフェオレをいただいたこと。

 タナトスさんに、字を綺麗に書くには
 どうすればいいか尋ねてみた日のこと。

 マドカさんとユグさんに、おすすめの本を
 教えてもらいに行ったときのこと。

 エーリクさんに初めて会った日のこと。

 キュリアさんに、編み物以外の
 お裁縫を教わりに行ったときのこと。

 カルクさんに慰めてもらった夜のこと。]
 
(85) 2022/12/20(Tue) 16:56:33

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 植木鉢を運ぼうとして落としてしまったこと、
 包丁で手を切ってしまったこと、
 クッキーを焼こうとして焦がしてしまったこと、
 お皿を洗おうとして割ってしまったこと。
 話そうとしてくれた誰かが居たのに、
 泣き出してしまってうまく話せなかったこと。
 
 失敗も後悔も懺悔も詰め込まれたそのノートは
 同じくらい楽しかったこともすべて呑み込んでいる。
 言わば成長の記録。眺めていると少し落ち着く。
 
 不意に、窓を開けてはいないのに
 カーテンの裾が揺れたような気がした。
 窓の外を見上げれば冴え冴えとした月が
 柔らかな光を放って、こちらを照らしていた。

 ……もしかしたら、誰か起きているかもしれないし
 この景色を見るのも最後になってしまうかもしれないし
 夜の散歩に、出かけてみようかな。

 そのひとの後姿を見つけたのは
 廊下を歩き始めて、すぐのことだった。>>3:3]
 
(86) 2022/12/20(Tue) 16:56:36

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 悲しむひとが少しでも少ない方がいい。

 そう思った時点で、答えは出ていたのかもしれない。
 わたしの選択は最初からほとんど決まっていたし
 神様を前にしたいまも、答えは変わらない。


  けれど、

  わたしはきっと、いまから
  このひとを悲しませてしまう。

    悲しませたくなかったはずの、このひとを。



 襟を正し、長い上着の裾をぎゅっと握った。]


  …………、
  わ わたし、

  ……わたしは──── **
 
 
(87) 2022/12/20(Tue) 16:56:42

【人】 ]『運命の輪』 クロ

―朝:玄関ホール―

[ 世界を滅ぼすのはやめにしよう。

神からその言葉が出てきた時、クロが感じたのは安堵。>>3

証持ちたちの多数が世界の崩壊を選ぶなら、それも仕方がない、その考えを支持しよう。クロはそう考えていた。だから、積極的に世界を守りたいとは主張しなかった。

……でも。
本音を言えば、別に世界に滅んでほしくはなかった。
人がたくさん死ぬのは、やっぱり嫌だし。

裏切られ、切り捨てられる痛みを与える側にはなりたくなかった。だってそれは、とても悲しくて辛いものだと知っているから。

だから、その決定はクロを安心させるものだった。]
(88) 2022/12/20(Tue) 17:07:58

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[続く言葉に、あ、と声をあげそうになる。>>5

自分たちのことをいらないと言う神に。

やがて神は別れを告げ、倒れた。]
(89) 2022/12/20(Tue) 17:08:18

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[離れがたく叫ぶのは、運命の輪だろうか。

混乱の初期に死んだ運命の輪は、悲しい崩壊を見ていないからか、神を慕ったままだった。

無意識に涙が一つこぼれた。

けれど、それと同時、すっと自分の一部が消えてしまったような感覚。涙と一緒に出ていってしまったように。>>n1


…………。


[はぁ、とため息を一つ。**]
(90) 2022/12/20(Tue) 17:10:30

【人】 ][『月』 エーリク

[ 言い表せない、天地がひっくり返るほどの
 多幸感を味わった事、少し後悔している。

 離れがたくなってしまう。だが、こうなると
 知っていても尚、僕は貴方様の胸にすり寄って>>0
 いただろう。

 そっと御手が、肌に触れる。
 途端に、溢れ出した涙は

 久方ぶりに、悲壮や悲観、不安からではなく
 幸せの色をしていた。


 言いたいことも聞きたいことも山ほど
 あったはずなのに。今この時、
 それらはすべてどうでもいいことのように
 思えた。

 さようならを口にしたことすら、悔いている。

 その背を追いたい。やはり間違っていたと
 手のひらを返したい。

 それでも
 呼び止める声は出なかった。 ]
(91) 2022/12/20(Tue) 17:26:45

【人】 ][『月』 エーリク

[ ぽたり
 ぽたり

 素足に落ちる頃に、涙は温度を失って
 冷たくなっている。

 ついていけたなら、きっと楽なのだろう。
 己の抱える苦しみなど、塵のような些事に
 様変わりするのだろう。

 それでも、崩壊かなしみを願わない
 誰かがいる。

 では、その誰かのために?

 ――否である。 ]
(92) 2022/12/20(Tue) 17:27:02

【人】 ][『月』 エーリク

[ 苦しみを捨てることよりも、
 苦しみと共に生きることでしか、

 なし得ないなにかがあると、
 身をもって教えてくれた人がいる。

 苦しみを乗り越えること、罷りならずとも
 苦しみを伴っていたからこそ、

 過ごせた時間がある。

 それらを全部なかったことにしてしまうには

 この生命を、謳歌し過ぎた。 ]
(93) 2022/12/20(Tue) 17:27:22

【人】 ][『月』 エーリク

[ 壊れてほしくないものがある
    
では、生きよう。彼らと共に。


 なくしてほしくないものがある。
    
なら、生きよう。彼女らと共に。


 実にシンプルな答えを得てしまった故に、
 
僕は貴方様の背を追えない。


 涙に彩られたまま、
夜の散歩へ
 戻るとしよう。なにせ今夜は、月が綺麗に
 見える夜だ。* ]
(94) 2022/12/20(Tue) 17:28:31

【人】 ][『月』 エーリク

―― 翌朝のこと ――


[ もしかしたらその後か、
 集められる前に、誰かと喋ったりしたかもしれない。

 細かな傷を拵えた素足を、
 薬師に自ら診てもらいにいったりも、
 したことだろう。

 再び玄関ホールに集まるようにとの達しが
 届けば、重い足取りで玄関ホールへ向かうだろう。

 ――どのような結果になるやら、
 神妙な面持ちで。

 皆が揃った後に、神が呆れたように
 口を開いた。滅ぼすのはやめにしよう>>3、と。 ]
(95) 2022/12/20(Tue) 17:29:23

【人】 ][『月』 エーリク

[ どうしてだ、と問うような声に、
 返す言葉は持ち合わせていない。

 きっと、何を言ったとしても、
 選択が覆る事はなく、また

 貴方の思いも変わることはないのだろうと
 思った故に。 ]

 ……共が必要ならば
 そう言えば良かったのです。

 ――けれど、全員でないと、
 きっと貴方は満足しないのでしょうね

 誰でもいいなら、
 一人でいいなら、僕などいかがです

[ そうすると思わなかったからこそ、
 口にした言葉を誰かに咎められる事は
 あっただろうか、あったとしたら
 バツの悪そうな顔をしてみせた。 ]
(96) 2022/12/20(Tue) 17:29:48

【人】 ][『月』 エーリク

 そうですか――………

[ いらないと神が言う。
 ずきり、と心の奥で破裂音がする。

 こころがいたい。
 けれどきっと、貴方のほうがもっと痛いの
 ではないだろうか。

 やがて貴方がさようなら>>7、を口にする。
 昨晩己も言った言葉であるというのに、
 貴方からそう言われると、身を引き裂かれるような
 心地がした。 ]

 ――ああ!!

[ そうして彼の体が崩れ落ちる。
 側近くにいれたなら、その体を支える手伝いを
 申し出た事だろう。* ]
(97) 2022/12/20(Tue) 17:30:09
]『運命の輪』 クロは、メモを貼った。
(a23) 2022/12/20(Tue) 18:41:52

XI『正義』 マドカは、メモを貼った。
(a24) 2022/12/20(Tue) 18:42:45

]]『審判』 チェレスタは、メモを貼った。
(a25) 2022/12/20(Tue) 20:46:20

XIX『太陽』 ヒナギク(匿名)は、メモを貼った。
2022/12/20(Tue) 21:28:31

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 経典で語られる『恋人』は、
 男女を内包したひとりきりで完璧な存在。
 自らの完璧を否定する者以外には等しく慈愛を傾ける。
 その存在の特異性以外に語られることはありません。

 黄昏ゆく箱庭にて『愚者』の薬で幻を見、
 かねてより相容れない『魔術師』との
 相打ちの末に死にました。
 
 彼/彼女らの本心が語られることはありませんでした。 ]
 
(98) 2022/12/20(Tue) 21:29:26

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ そして、>>17

 魂に刻まれたものが軽くなっても、
 それでも残るものがある。 ]
 
(99) 2022/12/20(Tue) 21:30:37

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

[ いなくなる『恋人わたしたち』から、
 いなくなる『悪魔あなた』への声が聞こえた気がした。

  本当は『愛して』欲しかった、
 『完璧』であることで貫き通した
  箱庭の『恋人』の愛が。
  それを準えるようにして
 『完璧』を偽り続けた苦悩、
  それほどまでに失いたくなかった人への想いに重なる。
  ……私たちは別の存在だけれど、似た者同士だった。

 神にすれば、偽物に与えていた愛を取り返しただけで、
 意趣返しのつもりもなかったのかもしれない。
 だけど、これだけは奪えない。奪わせない。
 思い通りにいかなくてお生憎様ざまあみろ、だ。 ]
 

(100) 2022/12/20(Tue) 21:31:38

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ これを分かち合える人がいる。
 けれど伝えるのは、彼/彼女らの決意に反する気がして。

 それに同じだとしても、それは私の言葉じゃない。
 愛して欲しいけれど、それ以上に愛をあげたい。

 だから、今はまだ。
 言葉にしてもいいかと自信を持てるくらいになったら。
 そうしたら ──…… ]
 
(101) 2022/12/20(Tue) 21:31:58

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 護る、>>53という言葉はとても心地よいけれど、
 それに甘えるだけの自分ではいたくない。]
 

  私もそうしてあげたいんだけどなあ……
  でも今は頼っちゃおうかな。
  ちゃんとその分を返すから、待っててね。


[ 何も身に降りかかるものだけじゃなくて。
 傷付かないように何物からも護ってあげたい。

 今は気持ちばかりで何の力もないけれど、
 私たちの運命だったあの日から、
 貰い続けた優しさを返していきたい。
 
 それに……きっと盲目なままでは駄目なんだろうと思う。
 心を護るのは、きっと心にきちんと触れることが必要で。
 
 時には喧嘩しても向き合わなくちゃいけないな。
 でも、それで嫌いって言われたら……
 泣かない練習もしておかないといけないかも。 ]
 
(102) 2022/12/20(Tue) 21:33:46

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ さっきはなんだか泣きそうで、
 心がどこかに行ってしまいそうで不安だったけれど、
 今はちゃんとここにいてくれる。
 触れた手の温もりがそれを教えてくれる。 

 こちらを見下ろす安堵の顔に胸が締め付けられた。
 まるで、寄る方ない子供のような。
 遠い昔の傷に触れられたような、
 いつかのあなたに手を差し伸べられたような気がして。

 大切にしたい。
 あなたを形づくる全てがいとおしくて守りたい。
 
 「居てくれてよかった」、と >>54
 生きていることを肯定してくれるその呟きに、
 ── 私も、と続け ]
 
(103) 2022/12/20(Tue) 21:34:04

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

  
 
  好きだよ、私のナハト
 

[ 寄せられた頭に手を差し伸べ、
  夜色をそっと撫でてから抱き締めた。 * ]
 
 
(104) 2022/12/20(Tue) 21:34:23
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a26) 2022/12/20(Tue) 21:39:54

【人】 XIV『節制』 シトラ



[ 『いらない』
 その言葉を聴いたとき、

   心臓が燃え盛るように、ずきりと痛んだ。]

(105) 2022/12/20(Tue) 21:40:27

【人】 XIV『節制』 シトラ

──
玄関ホール



  ぁ…………、


[ 神様に意志を告げた瞬間から、迷いはなかった。
 いいえ、迷いを抱いてはいけないと思った。
 わたしはわたしを貫き通す守り抜くために
 神様の意志に背いたのだから。

 滅ぼすのはやめにする。>>3
 そのひと言を耳にした瞬間、

        ふっと全身の力が抜けた。
        
言い知れぬ激情が首を絞めた。
 ]
 
(106) 2022/12/20(Tue) 21:40:35

【人】 XIV『節制』 シトラ



  …………っ、
  ぅ あぁあ…………っ


[ 言葉にならない声が嗚咽とともに溢れ出てゆく。
 誰かの声がわたしを激しく責め立てて
 神様への懺悔を叫ぼうとする。
 
 深い深い哀しみと罪悪感と後悔。
 ごめんなさい。ゆるして。ゆるさないで。

 何かに突き動かされるように震え出した両手が
 わたし自身の意志とは無関係に
 衝動的な自傷行為に及ぼうとするのを感じて
 強く指先を握り締めようと、したところで ]


  …………、 …………


    ………………ぅ、……?
 
 
[ まるで時が戻ったかのような錯覚を覚える
 凛と涼やかな彼女の声が>>26
 濁流のような激情を堰き止めた。]
 
(107) 2022/12/20(Tue) 21:41:04

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 彼女らしいようで、彼女らしくないような
 神様を嗜め、煽り、責め立てる言葉が続く。>>27
 普段の冷静沈着な彼女なら人前では
 決して見せないだろう笑みを浮かべている。

 妙な違和感を覚えた。けれど、
 その正体が何なのか、わたしにはまだわからなくて

 彼女がいつもの顔に戻ってこちらを向くまで、
 呆気に取られていた。]


  ……アリア、ちゃん


[ わたしが口を開くより先、髪に優しく手が触れた。
 そのままわたしからすり抜けようとする彼女の手を
 わたしは、咄嗟に掴んで引き留めた。

 繋ぎとめるようにしっかりと握り締めて、 ]

 
    ……待ってる から。


[ 彼女の方から解かれるなら力を緩め
 解かれないならそのまま、神様の方を見つめた。]
 
(108) 2022/12/20(Tue) 21:41:17

【人】 XIV『節制』 シトラ



  かみ、さま

  どうして、……
  わかろうとは……なさらないん、ですか

  わかりたく…………ない、ですか

  わたしも、神様が……わかり……ませ、ん
  愛する、と そう仰っていた、ものを
  そんなに……簡単に、
  いらない、と 言ってしまえる……あなたが


[ どこか強がって聴こえたのは
 敢えて突き放そうとするように聴こえたのは>>6
 わたしがそう思いたいだけなのかもしれない。
 このひとは、ただ淋しかったんじゃないか。

 一緒に居てほしいと願うひとたちと離れる淋しさは
 傍に居たいと願ったひとが
 どこか遠くへ行ってしまう哀しみは、
 自分の意志だけではどうにもできない悔しさは
 
 ひとりになる怖さはわかる、から。
 なんて烏滸がましいでしょうか、神様。
 わたしはまだ、本当の孤独は知らない。]
 
(109) 2022/12/20(Tue) 21:41:40

【人】 XIV『節制』 シトラ



  ……これまで
  ありがとう……、ござい、ました

  私は、あなたの
  『愛する子』では……ない、ですが

  『節制』は、きっと あなたの、ことを────


[ 金の睫毛が伏せられる。柔らかな金が崩れ落ちる。
 エーリクさんが青年の身体を支えようとするのを>>97
 落涙しながらただ、見つめていた。]*
 
(110) 2022/12/20(Tue) 21:41:59

【人】 X『教皇』 カルクドラ

── 現在:玄関ホール ──

[ 翌日、自室から直接玄関ホールへと向かう。
 毎日欠かさず行っていた神への祈りは
 恩人の姿をした神が現れて以降行っていない。

 徐々に集まる『証持ち』達に>>2
 昨日も姿を見せた神が居る。
 崩れゆく世界の中で
 皆はどのような決断を下したのだろうか。

 間も無く、神が決断を告げた>>3
 とてもつまらなさそうに。

 男の中に、真っ先に沸いた感情は
 
“空虚”であり“失望”が近かった。


 世界が滅ぶのが止まったのは、当然喜ぶことであり
 男自身が昨日神に伝えていたことであり
 言わば願望は叶っていた。
 それなのに、晴れた気分がしない。
 全くしない訳では無いが、見えない世界の様子より
 見える恩人の姿をした神の発言の方が、
 感じるものが大きかった。

 一番腑に落ちないのは、神の反応、漏れる声>>4
 それらに対する空虚であり、失望だった。]
 
(111) 2022/12/20(Tue) 21:44:19

【人】 X『教皇』 カルクドラ


 
 
( ……あなたを信仰し、毎日祈りを捧げていたことが

     私にとっては不幸せでした。 )





[ 今にも漏れそうな本音を飲み込む。
 よりによって、それをヴェルトの姿で告げるのだから。
 苛立ちの感情まで湧き上がってくる。]
 
(112) 2022/12/20(Tue) 21:44:40

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ それでも、次に語り掛けられたことには>>5
 若干怯んでしまう。

 南地域の自宅である教会で、聖職者になるべく
 日々勉強に励んでいた頃の自分がこの言葉を聞けば、
 きっと目を輝かせ「一緒に居ます」と叫んでいただろう。


 しかし周囲の環境と、神に用意され
 敷かれた道程を歩んだ結果、信仰心は綺麗に瓦解。

 続く“神から愛されなかった子たちへの別れの挨拶”>>6には 
 様々な感情が沸き上がってくる。


 確かにこの世界は醜い。

 この洋館に集められた証持ち達も
 大半が酷い過去を背負い育ってきた。
 
 留学中、胸元の痣に気付いた学生に晒され
 爪弾きにされ、多大な嫌がらせを受けた記憶は消えない。]

 
(113) 2022/12/20(Tue) 21:44:51