人狼物語 三日月国


98 【身内】狂花監獄BarreNwort【R18G】

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【人】 不覊奔放 ナフ

>>107 アンタレス
その氷を消せるなら、あなたにそれらが牙を剥くことはないのに。ないと、あなたが誰より知っているはずなのに。

それでも抵抗しない理由は、……今の男には分からなかった。
分からないようにしていた。今考えることじゃない。


柘榴色は、あなたを見つめている。
無邪気に。楽しげに、キラキラと光を反射させている。あなたの氷の輝きさえ受けて。

まだ自由のきく手を、あなたの前髪へと差し入れる。撫でるように。

ーーーそれでも抵抗しないのなら。
笑顔のまま、悪魔はあなたの髪を掴んで、床に叩きつけるだろう。
あなたの息の根を止めるために。
(109) 2021/10/12(Tue) 2:37:52

【人】 知能犯 ルヴァ

──少しだけ、端末操作の速度が遅くなる。

彼は能力を発動した。
(110) 2021/10/12(Tue) 2:38:41
ルヴァは、特に動かない。
(a35) 2021/10/12(Tue) 2:39:15

【墓】 『不死兎』 ニア

「…………、!」

違和感。咄嗟の防衛本能。
その不死兎、手折られた脚の傷を忘却す。

入口より後ろ、その通路へと……一瞬にして跳んで、翔けた。
一時的な退避。その部屋が見える位置に。

この身はまだ在る。
(+37) 2021/10/12(Tue) 2:44:30

【人】 知能犯 ルヴァ

そう、動いたのは戦闘能力のない少年ではない。勿論看守二人が倒さんとしている負傷した青年でもない。


あなた達は
に注目していただろうか?見ていただろうか?

少年はいつ
を動かすか、ずっと見ていた。視界の端で、色々なものを見ながら。

は見ていた。それを今と見極めた。


あなたの同僚が、あなたの先輩が、あなたの特別にまだならないものが
、優雅に立ち上がり歩いては、アマノに近づいた。


トラヴィス
の能力が発動した。

【癒し】の能力が。


それは知能犯の仕業だ。
(111) 2021/10/12(Tue) 2:49:27
チャンドラは、遅くなった入力音を聞いた。咄嗟にプロテクターの出力を上げる。
(a36) 2021/10/12(Tue) 2:50:38

【墓】 新人看守 ダビー

>>105 アマノ

「そうだな。気付かなかった。明かしたことがなかったから」

 杭の間から表情を削ぎ落とした男の顔が覗く。無機質な翡翠は、静かに貴方を捉え、分析を始める。半端な傷では行動不能に持ち込めないのだろう。ターコイズの光の、その意志の強さを静かに理解する。

「でも、もういいんだ」

 開幕で一本。刀の装填に一本。そして先程の杭で更に一本。血液を満たすカートリッジの予備は六本作成していたから、もう既に半分を使い切ってしまった。
 それでも出し惜しみはしない。出来る相手じゃない。

 もう一本、取り出して真上へ放る。

「思考すること自体が良くないなら、俺はそれを棄てる。

 人が人として考えるがために存在する知性を。
 人が人であるが故に抱き揺れる不安定な感情を。
 人が人であるが故に願い進むために用いる意志を。

俺が一人でいる時……と、例外一つを除いて。俺はを殺そう。もう間違いを犯さないようにしよう」

 銃を引き抜いて真上、カートリッジを撃ち抜く。
 その血に命じるのは《雨》。開幕のものと同様、針となって貴方に降り注ぐ。

 最初と違うのは、天から地にいる貴方へ注ぐ雨のほかに……真横から男の銃が立て続けに吠えていることだ。
(+38) 2021/10/12(Tue) 2:50:53
ルヴァは、トラヴィスの役目が終わったら、椅子に帰らせた。彼は寝たままだろう。彼をあなた達がどうするかは、操作できない。
(a37) 2021/10/12(Tue) 2:53:28

【人】 環境破壊 イクリール

>>109 ナフ/アンタレス
一本、二本、三本、四本。
覆いかぶさるナフへ向け、立て続けにナイフが投げられる。
あなたたちの勝負を邪魔する横槍。観客席からのブーイング。

おいおいおいまだ終わるには早いだろ?

アンタレス君、もう少し本気出してナフ君を痛めつけてくれよ」

がちん、と金属の合わさる音。
端の観客席でがちゃがちゃと氷を食べたり、弁当箱のような工具箱の影でおやつを食べる素振りと共に組み立てていた鋏を両手で構える。
一気に間を詰めるには、この床は最適だった。滑り止めもない靴でよかった。

組み立てて終わった鋏は両手で持って丁度の大きさ。複雑な噛み合わせで成り立つ刃物キッチンツールはかつての相棒だ。まさか処刑室で新たな人生を謳歌しているとは思わなかったが。
思わず借りてかっぱらってきてしまったが、正解だった。


「まずはどいてくれ、よっ!」
勢いをつけてあなたたちのいる場所へ向かえば、やることはナフのトドメの妨害だ。ナイフを投げたあと、なおアンタレスの近くにいるならば、ナフの頭部目掛けて両手で持った金属の塊を振り抜く。
(112) 2021/10/12(Tue) 2:56:57

【墓】 新人看守 ダビー

「……ッ!」

 血の雨を降らすその直前、己の先輩の姿を見た。

「……トラヴィス様……!?」

 男の声に乱れが生じる。拳銃を握る手が横薙ぎに空を切る。
 それは力の行使の中止を命じる合図だった。

 針へと姿を変えたはずの血が、その役割を放棄する。
 文字通りの血の雨が、真下にいる男を容赦なく濡らした。

 二方向からの攻撃はルヴァによって阻まれた。
 せめてものと、思考を切り替えた男はすぐさま再び拳銃の引き金に指をかける。赤い銃弾達は真っ直ぐ男へ。
(+39) 2021/10/12(Tue) 2:57:50

【人】 不覊奔放 ナフ

>>112 イクリール
投げられるナイフに即座に反応した、のは脳味噌にまだ隙間があったからかもしれない。
アンタレスの頭に添えた手を咄嗟に近くの床へつく。そのあとは片手でのバク転を二度、三度。距離を稼ぎつつ離れて。

「ンだよォ、遊びたくなッちまッたァ?」

凍えた腕は幸い、血流が悪くて出血はまだそんなにない。動きはしないがこれなら邪魔にもならないだろうと判断し。

「邪魔すンなよ、今お前どーでもいいン俺ェ」

笑みは絶えない。どうでもいいと言いながら、オモチャが増えたと言わんばかりに。
(113) 2021/10/12(Tue) 3:05:32

【人】 知情意 アマノ

>>+38ダビー
「どうして、それを捨てる。何故、人を捨てる」

男の声が震える。
自らの知性を守ろうとした男は、あなたの知性をひどく害したと知っていて、謝るべきは自分であると知っていて、しかし今この状況故にそれも紡げず怒りを抱く。
ああ、自分の言葉が、知性を壊し、ああ、ああ……


「――そこまでして世間一般そちらに阿る理由が何処にある!?」


よりこちら側に近いのならば、こちらに来れば楽になるのに。何故こちらにやってこない。なぜだ。
そこまでして苦しんでまでどうして人の中にあろうとする?


あなたが雨と銃の両方で攻撃を行っていたのであれば、それは負傷した男を捉えただろう。
しかし、現実はそうではない。男はその負傷を癒され、十全とはいかずとも調子が戻った男は飛び退き銃弾を交わした。

そうして今度はこちらが攻勢に出ようと。まずは見舞い代わりに、彼と『彼』を巻き込まない範囲での放電を。
その雷光の合間を縫うようにして男が駆け、移動の勢いに任せた拳をあなたの肩もしくは腹を狙って繰り出そうという心持ちだ。
(114) 2021/10/12(Tue) 3:08:39

【人】 紅月夜 チャンドラ

「…ああもう、そんなとこで寝るからぁ…」

風邪ひくよ、くらいの声色。
溜息を吐いた兎は距離を取るように飛びのいた。
鎌も星屑も一度、すべてを整え直す。
(115) 2021/10/12(Tue) 3:08:40

【人】 知能犯 ルヴァ

「寝ていなくても彼は私になれたよ。これは彼が同意したのだから。」

チャンドラにはバレたのだろうなと推測し。
流石に、長く操作を維持するのは体力が不安だ。これ以上人間を操作してごまかすのは放棄した。
代わりに。これは彼自身が選んだ道であるとも伝えた。
(116) 2021/10/12(Tue) 3:19:49

【墓】 『不死兎』 ニア

「…………、ダビー、」


男の名を呼ぶ。その不死兎の音は小さい。
あなたの意思を、選択を。歪ませたくないからだ。

キミはやっぱり素直で、律儀で、真面目な子だね。
これは今のキミを見て、改めて勝手に抱いた感想だ。
実際のキミがどうかなんて、完全に汲み取れやしないのだから。

それでもやっぱり、……どこか孤独を感じてしまうよ。

「…………、キミの努力や葛藤は、人だからこそ、生まれる物なのに……、」


なんて、こんな言葉をキミが……
望んでいるのか、望んでいないかすらも分からないんだ。

紅水晶は……箱庭の外から。見守り続ける。
(+40) 2021/10/12(Tue) 3:24:27

【人】 中堅看守 アンタレス

>>109 >>112 >>113 ナフ/イクリール

無邪気な瞳に目を細め、その輝きがどうにも眩しくて目を閉じる。撫でるように差し入れられたそれも、その後の行動も受け入れるつもりでいた。

...けれど、それを許さないと言うように観客イクリールの声が聞こえた。

閉じた目を開きそちらに視線を向ければ、投げられたナイフがナフを上より退かせていて。

「......ようやく休めるかと、思ったんだが。」

転がったままそんなことを呟いて、溜息をひとつ。

仕方がないからと身体を起こし、立ち上がる。
突き刺さる氷を全て溶かし、今度は傷を覆うように力を使う。

「...礼は言わない、助けたつもりもないだろう。
......はぁ...分かった、やればいいんだろう。...嗚呼、面倒だ。」

給料よりも何よりも休暇が長く欲しい。

舌打ちとともに何かを唱えれば、この部屋の温度は更に下がるだろう。
鉤爪を砕き、再度床に氷を張り直した。今度はもう少し頑強に。
(117) 2021/10/12(Tue) 3:24:40

【人】 環境破壊 イクリール

>>113 ナフ
滑る勢いは床に鋏を突き立て殺した。まだ深追いはせず。
「まさかぁ。『お腹が空いた』だけだよ。私はアンタレス君が君を殺してくれることを期待していたものでね」

>>117 アンタレス
「おや、もう少し寝てても問題なかったんだけどね。蹴り起こそうと思っていたのに」
じ、と目を細め傷の様子を観察する。
靴底が凍らないよう、たたんと足踏みをし。

「本当にやる気は出たのか?正真正銘『助けて』やろうか」
と問いかける。
(118) 2021/10/12(Tue) 3:33:11

【人】 紅月夜 チャンドラ

>>116>>+39>>a37 ルヴァ、ダビー、トラヴィス

「そう、自主的に…ね」

もっとたち悪かったぁ…と呟いた兎は、腹いせに使い捨てのユニットをルヴァとその先。端末めがけて流星のような軌道で墜とす指示をして。

「友人で気持ちは手一杯なのに!もう!トラヴィスの馬鹿!
…ダビー!こっちで抑えとくから気にしないで!」

一部の星屑を枷へと変形すれば、それを加速させ。眠る部下を椅子に縛りつけるだろう。
(119) 2021/10/12(Tue) 3:41:37

【人】 不覊奔放 ナフ

>>117 アンタレス
裸足、薄着、素手でも氷の上を舞う。冷たい、と感想を漏らしていたところを見れば、温度を感じないだとか冷気に強いだとかではないとは分かるだろう。

「さッむ」

このように。

壁を蹴る、宙を舞う。そうしてあなた方へ急接近するのは今までと同じだ。違うのは、


>>118 イクリール
降り立つのはあなたの背後であるということ。

反応できないのならば、いや、反応できても避けられないのならば。
あなたの襟首か片腕か、掴みやすいところを掴んで足払いを仕掛け、アンタレスの方向に投げ飛ばし叩きつける算段。

高々数十キロに鋏の重量だろう?今のあなたは、男には『ステージギミック』にしか見えていない。

そしてこの行動は、あなたたちが話していようがいまいがお構いなしに行われる。
(120) 2021/10/12(Tue) 3:45:25
ナフは、楽しげだ。 口笛を一つ、吹いた。どこにも届かなくとも。
(a38) 2021/10/12(Tue) 3:53:11

【墓】 新人看守 ダビー

>>114 アマノ

「何故捨てるだと?」

 男は顔色を変えない。声色を変えない。
 機械人形めいた様子のまま飛び退き、迎撃の姿勢に移る。

「楽だから」

 銃が吠える。けれど紅色はターコイズと交わらない。弾丸では捕らえられないと理解して、再び銃を納めて刀を持ち直す……はずだったのだが。

 ──多分、刀でも駄目だ。

「アマノ、勘違いしているようだから教えよう。
 俺はただ、愛したいだけなんだ。ただ愛でたいだけなんだ。

 傷をつけたい訳じゃない。壊したい訳じゃない。ただ、静かに愛するものを愛したいだけだった。
 罪を犯してそちらに逃げる理由がないんだよ。少数の世界に行けば生きやすいかと思ったけど……そこでも受け入れられる訳じゃないというのは、もう学んだ」

 刀すらも鞘にしまう。所持しているだけで得物は駆動し、男の能力操作を補助しているから決して無意味では無いのだが。得意な武器の使用を放棄したのは確かだ。

 両手を空ける。拳を握って、構え直すけれど──男は貴方の一撃を、避けずに受け止めた。

「……ッ、げほッ、ゔ、ぇ…………、

 …………アマノ、もういいよ。
 もう、面倒で……疲れたんだ」

 体に打ち込まれる拳を、両腕で絡め取ろうとする。もし叶うのなら、足と足の間に自分の足を割り込ませて動きをなるべく封じようとするだろう。
(+41) 2021/10/12(Tue) 3:55:19

【墓】 新人看守 ダビー

>>チャンドラ

「──チャンドラ様。トラヴィス様を抑えていただいているところ恐縮ですが。
 
俺ごと、アマノを攻撃することは可能ですか?


それがダメなら……俺が血を流すくらいの傷を、俺にいただけませんか」
(+42) 2021/10/12(Tue) 3:55:33
ミズガネは、ダビーの言葉を部屋の外で聞いて、…………。
(c56) 2021/10/12(Tue) 4:04:50

ミズガネは、その諦観とよく似たものを知っている。
(c57) 2021/10/12(Tue) 4:15:16

ダビーは、誰かを一瞬思い出した。
(c58) 2021/10/12(Tue) 4:17:36

ダビーは、一欠片ほど思考した。ああ、少し前に俺を殺した相手は、こんな気持ちで死にたがったのかな。
(c59) 2021/10/12(Tue) 4:19:15

【人】 知情意 アマノ

>>+41ダビー
愛したい。壊したいわけじゃない。
ああ、それなら、そうであるなら、私の行動が罪なのだと。
理解したところでもう、あなたを殺した、あなたという知性を殺したのだという事実は変わらない。

……全てを聞いて、拳を受け止められた男は。
あなたという人間が行う肉弾戦にも、それによる行動の制御にも、対応ができない。
できたかもしれないが、何故だろう、身体がついてこないな。


「私の勘違いが君を殺したのなら、」

知性を尊ぶ男は、研究所内テロを起こした時のような慟哭は行わない。
しかし、それでも当時のような仄暗い色で、自分が化け物に成り下がったと理解した時の色で、男の持つターコイズを濁らせたことだろう。

(121) 2021/10/12(Tue) 5:19:13

【人】 知情意 アマノ

>>+41ダビー
「――また私は間違えたんだな」

やはり不完全は嫌いだ。不完全だから他者を傷付ける。他者を苦しめる。他者を、殺してしまう。
だから、完全が欲しかったのに。完璧を生み出したかったのに。
結局自分はどこまでも遠い――それでも、それ故に愛する――人間なのだ、と突き付けられる。


すまない、ダビー


謝ったところで許されない。理解している。それでも紡がざるを得ない言葉。
……明確な隙が生じている。>>+42
(122) 2021/10/12(Tue) 5:21:15

【人】 紅月夜 チャンドラ

>>+42 >>122 ダビー、アマノ


「……やれる…っ、から、耐えてよね…!」

その覚悟を、機会を無駄にせぬようにと、声に応じて駆ける。
苦しげに歯を食いしばり、謝罪を呑み込んで。


その瞬間、星空を宿す三日月は
紅く
輝く。
舞うようにその胴を斬り付ければ、二人分の血花を咲かせるだろう。
(123) 2021/10/12(Tue) 5:41:59

【人】 墓守 トラヴィス

理解した。
ぼんやりと揺蕩っていた男の脳は室内の人員の位置とその攻撃ベクトルを把握し歩みを進めるルートを完全に理解した。自分が癒すべき外傷の全てを理解して(芝生にめり込まないヒールの踏み方というものをその思考はその瞬間理解して静電気で張り付くマントの払い方もまた理解した)この癒しの力が本人が扱うよりも強力であることを想定し体内の強化機関の仕組みを全て意識下に置いて完全に能力を行使した。男の損傷した肉体が癒える。

「やめなよ、もう」

唇が動いた。
だがそれだけだった。
彼の肉体はふたたび椅子に座るという行為を選択し、それで彼の思考は途切れた。
(124) 2021/10/12(Tue) 5:47:42
アマノは、トラヴィスの言葉を聞いてそれでも止まれなかった。己に迷うばかり、なのに。>>124
(a39) 2021/10/12(Tue) 5:55:46

トラヴィスは、知っていた。完全な脳を借りなくとも、自分の言葉に為せることなどないと。
(a40) 2021/10/12(Tue) 6:10:13

トラヴィスは、亡霊だ。なにも変えられないなら生きていないのと同じだ。
(a41) 2021/10/12(Tue) 6:14:12

【人】 墓守 トラヴィス

トラヴィスは、拘束されたまま、ぼんやりと(完全に何かを理解したと感じる思考はそこにはもうないし、それは十全なものでないことはもう知っていて、ただ、無くなったなあ、ということをずっと反芻しているのだ。なぜなら、ただびとの思考の回転速度はそれほど早くないので。)『色々取調べがあったらけっこう面倒だし、自決用のナイフくらいは持ってくるべきだったな』と思った。

他人に任せるべきではないのかもしれない。
今更ながらに思い至った。
自分を一番憎悪しているのは、自分自身なのだから。
(125) 2021/10/12(Tue) 6:26:43

【墓】 金糸雀 キンウ

きっと。
トラヴィスに何かされたと、形勢が変わったとわかった時には。
羽に触っていた者を静かに振り切ってキンウは動いていた。
止められても、キンウはそうしていた。

「ーーーチャンドラ様。トラヴィス様はキンウが」

だからあちらに集中してくださいと。
………どちらもこれ以上傷付かないようにと。

キンウは祈らない
キンウはただ願う
(+43) 2021/10/12(Tue) 6:59:04

【墓】 金糸雀 キンウ

『――――――……』


キンウは発言権を喪失している。
それでもまだ聞くことはできる。
だから、囁くような泣くような声に対して
遠吠え
を一度。

いつもの
真似っことは違い、それは頭に響く。そして、
『止まれ』
という命令付きだ。
……きっと、警戒しているだろう天使の名を騙る相手に対しては、一瞬足を止める程度にしかならないのだろうけど。

『トラヴィス様』「トラヴィス様」

唇が動く。
頭の中に声が響く。

朱の混じった黒檀が墓守を映す。

『能力の行使をお止めなさい。「耐えてくださいね」抗いなさい。私の声だけを聞いてください』

傷跡の残る手が、細い指が、トラヴィスの手を握った。
(+44) 2021/10/12(Tue) 7:25:47

【人】 墓守 トラヴィス

「……うん」

操縦桿は既に手放されている。しかし再び操縦しようとすればいくらでもできただろう、彼は天才なのだし。
────だから操縦桿をロックされたときに、まあ、残念だなあという気持ちと、半分くらいは、『そのくらいには邪魔にはなれたのかな』というような、報いのようなものを感じた。

感じたから、受け入れた。
彼は抗わないだろう。誰を癒すこともない。天使が命じない限り。
ぼんやりとした目で、そこに座っている。
(126) 2021/10/12(Tue) 7:34:45
トラヴィスは、もう誰も癒さない。
(a42) 2021/10/12(Tue) 7:36:13

金糸雀 キンウは、メモを貼った。
(c60) 2021/10/12(Tue) 7:39:32

キンウは、トラヴィスの手を取ったまま周囲へ視線を戻した。
(c61) 2021/10/12(Tue) 7:43:14

キンウは、自身の声がよく通る事を理解している。
(c62) 2021/10/12(Tue) 7:43:40

【人】 中堅看守 アンタレス

>>118 イクリール
「...蹴り起こすことは問題がありすぎるだろう。」

男の状態としては、折れた左腕は使えそうもないということ。
そして、背面側のいくつかの挫創は氷で覆われ血が零れることを防いでいる。
尚コントロールにより体内の血はきちんと流れる。ただ。

ナフのマウントによりそれなりに深く刺さったものだから。

「......意外だな、君が——」

>>120 ナフ
と話している途中に貴方はこちらへと向かっているのだろう。
叶うならばイクリールを抱き寄せ、

「『氷よ 盾となれナフ 止まれ』。」

手を挿頭す。最初よりも頑丈な壁が一瞬にして貴方ナフの前に現れ、彼女イクリールへの攻撃を許さないと言うように立ち塞がることだろう。

「......さて、どれくらい持つか。」
(127) 2021/10/12(Tue) 7:45:37
アンタレスは、同僚を思った。...すまない、君を殺してあげられなくて。
(a43) 2021/10/12(Tue) 7:51:57

アンタレスは、もうひとつの舞台がどう在るかを知らない。だからこそ、誰かが彼を救っていればいいと勝手な願いを。
(a44) 2021/10/12(Tue) 7:54:20

アマノは、キンウの遠吠えにその一瞬だけ呼応してしまう。……してしまった。>>+44
(a45) 2021/10/12(Tue) 10:37:23

紅月夜 チャンドラは、メモを貼った。
(a46) 2021/10/12(Tue) 10:40:22

【人】 知能犯 ルヴァ

>>119 >>+42 >>122 >>126 トレーニングルーム

一つめの認識へ。少年は拘束に抵抗しようと身体への操作を出したが、効果はなかった。少年にもあなたの同僚にも抵抗できるだけの力は存在しない。

だから『私』への2人目の操作者が現れたとき、操作を断念した。そこに集中していても事態は動かない、効果は得られないだろうから、断念した。


次の認識へ。協力者は暴走したなと推測した。視界の二番目に近くで起こる事象についてそう認識した。
総合して、攻撃は避けてくれないと推測した。

アマノから離れてでも己の安全を確保する。端末も、少年も、軌道が読みやすいだろう使い捨ての餌食にはならなかったが、その直ぐ側に置き去りにされた『あーちゃん』が消えた。

少年は気にしない。あれは監獄で作られたものだ。白痴だけが惑わされる偽物でしかない。だから放棄した。他の人が気にすれば尚更いい。
(128) 2021/10/12(Tue) 10:46:16

【人】 知能犯 ルヴァ

次の認識への対処。チャンドラの次の攻撃。

アマノは避けてくれないのだろうなと知った。端末よりも優先すべき事項となった。

端末の操作が止まる。

少年は戦闘訓練を受けていないし、此処の誰よりも戦闘に対して心得がないだろう。
だから知識だけで操作する。『協力者にならなかった人間』から唯一得られた武器。

拳銃を。特に変哲のない拳銃を。できるだけ早く、正確に。服の下より取り出して操作する。顔は笑顔に維持したまま。

>>123
狙いはチャンドラ。重力操作が出来るあなたにとって、この武器が2度効くものでも、1度すら効果があるか怪しい物でもでもあることを認識している。それでも手札は既にこれしかないことを少年は認識している。

端末から完全に手を離してでも両手で構え。

あなたの二人への攻撃に重ねるように、間に合うように引き金を引く。狙いは胴体、当てやすく、即死しない場所。
この拳銃を手渡してくれた手前、条件は出来るだけ違うつもりはないし反感は極力買うつもりはない。


あなたの攻撃を止められるのがベストだが、期待していない。出来ればあなたの能力の隙を突き、あなたに当たればいい。

それができなければ?いや、それが出来たとしても。

少年にこの状況を、その次の状況を打開する手段はもうない。
(129) 2021/10/12(Tue) 10:51:15
キンウは、見ている。視ている。
(c63) 2021/10/12(Tue) 11:06:35

キンウは、チャンドラ様、と。短く警告した。キンウは死んで欲しく無い者の名に、貴方を挙げている。
(c64) 2021/10/12(Tue) 11:06:47

【人】 紅月夜 チャンドラ

こたえはしない。けれど貴方の声(>>+43)が聞こえたから。
託して踏み切る。駆ける。

端末の操作音が消えるのを聞いて(>>129)。けれど。
其方へは見向きもせず、対価に自らも花弁を散らす事になっても。

月は願いを優先する。後輩と友人かわいいひとの元へ。
痛みがあろうと。
……本当に痛くて苦しいのは彼らなのだから。


くるりと舞うように、刃を届かせようとする。
(130) 2021/10/12(Tue) 11:16:31