【墓】 3年生 黒崎 柚樹…………武藤。 [空いた左手を伸ばそうとしたら、その腕には点滴のチューブが繋がっていて、そして左手親指がツキリと痛んだ。あの時切った >>2:299 まさに、あの場所。 松本さんの傷は目の前で治っていったのに、自分のこの小さな傷はずっと痛んでいて、どういうことかと不思議に思っていたのだけれど。 白い包帯にごくうっすら血が透けて見え、ああ、こういうことだったのかと合点した。 でも身体のどこも、他にこれと言って痛い場所はなく、安堵の溜息を吐く。] こんなとこで寝てたら、腰痛くなるよ? [小さく声をかける。 でも、武藤はこんな感じでずっと私を待っててくれたんだなあと解って、すごく嬉しかった。 武藤をこんな感じで近くで見下ろすのって、初めてだな、なんて。 少しパサついてる派手な金髪に左手を落として触れたら、ようやっと、"私は生きてる"という実感が沸いてきた。] (+18) 2022/09/14(Wed) 6:12:21 |
3年生 黒崎 柚樹は、メモを貼った。 (c7) 2022/09/14(Wed) 6:21:29 |
【墓】 3年生 黒崎 柚樹………………"ほぼ"。 [少し眠そうな武藤の顔 >>+25 に、ああそういう顔も初めて見るものだなと、嬉しく思う。 武藤が還ってしまってからは、記憶の中の顔や言葉を思い出すことしか出来ずにいたから、こうして知っていることの"更新"が出来たのが嬉しくて。 ……でも、"すごく、というほどでは…?"などと口籠もる彼を若干のジト目で見つめていたら、自分から白状してきた。"ほぼ"って。] ………………。 ……幻滅、したんじゃない? [だって、私、大概酷かった。 "過酷な状況下での情緒不安定ゆえ"とか、言い訳はいくらでも出来るだろうけど。 津崎を傷つけるような事を言ってしまった気がするし、皆の前で泣き叫んだりもしたし、偉そうな事言っておいて、小泉さんに残せたものなんて、きっと、全然無い。] (+26) 2022/09/14(Wed) 8:07:22 |
【墓】 3年生 黒崎 柚樹[口ではそう言いつつも、ずるい私は、「……ん」と、ねだるように武藤へと両手を差し出そうとする。抱き締めてよ、って言う風に。 きっと武藤はそうしてくれるだろうから。] ……津崎、生きてた。 ……………………良かった。 [武藤の頭と肩に手を回しながら、囁くように口にした。 口にしないと、まだあの夢から抜け出せないままでいるような感覚が残っていて。] (+27) 2022/09/14(Wed) 8:11:38 |
【墓】 3年生 黒崎 柚樹……………………。 ……ぅ……小泉、さん……。 [もう、泣いてもいいかな。いいよね。 "もう"も何も、とっくにいっぱい泣いてた気がするけれど、それでも、すごく我慢していた。 武藤の前では隠し事はしないって決めたから、今ばかりは、涙が零れるまま、吐息が引き攣った風になるのも構わずに。 暫くは心の枷ぜんぶ外して、泣いていた。 武藤は頑張って強がってたのかな。それとも。*] (+28) 2022/09/14(Wed) 8:13:32 |
3年生 黒崎 柚樹は、メモを貼った。 (c12) 2022/09/14(Wed) 8:19:33 |
3年生 黒崎 柚樹は、メモを貼った。 (c13) 2022/09/14(Wed) 8:20:14 |
【墓】 3年生 黒崎 柚樹……うん。津崎に遺言、言われて。 どうしようかと思った。 って……ああ、見てたんだね。 [さも横で見たような風に言われた >>+32 から、言葉通りに"見てた"ということだねと頷く。 何を言ってるのと腹立たしかったし、けど"マブダチ"として唯一できることなら、彼の願いに応えたい、応えなきゃ、と思って。 心が端から凍りついていきそうだったけれど、もっときついのは津崎の方なのだからと必死で冷静を努めていた。 声も気配も感じなかったものの、あのやりとりを武藤が見ていてくれたのなら、あの時の心が冷えた記憶も、少し和らぐ気がした。] "生きてたら、全部スルーで" >>5:242 になって、良かった…………。 [配信の手伝いはするって約束したけど、そんな形で手伝いたくはなかったもの。 津崎と交わしたその約束を武藤はまだ知らないかもしれないけれど、いざやるとなったら、多分武藤も巻き込んでしまうのだろうし、だったら、3人でやった方が、絶対楽しい。] (+36) 2022/09/14(Wed) 9:45:12 |
【墓】 3年生 黒崎 柚樹小泉さ、ん…………、 "有意義"って、思ってくれた、んなら、 …い、いな……ぁ……。 [ああ、もう絶対、泣きじゃくってるのは武藤にバレバレだろうけど。 それでもいいやと武藤の首筋にしがみつく力を強くする。 で、武藤も泣いてるな……と気がついたけど。 泣いていいよ、って思った。一緒に泣こうよ、って。 それは小泉さんにとって何の弔いにも慰めにもならないかもしれないけど、でも、"自分の事など忘れて幸せになって"なんて、私はきっとどちらの立場に立っても思えないだろうから。] 起きる前、小泉さんの、パン、食べたの。 猫型だっ、たの。 [すごく美味しかったんだよ、とせめて笑顔を作りたかったのに、もう全然、無理だった。*] (+37) 2022/09/14(Wed) 9:48:45 |
3年生 黒崎 柚樹は、メモを貼った。 (c16) 2022/09/14(Wed) 9:52:15 |
【墓】 3年生 黒崎 柚樹―― 少し未来:病室 ―― [武藤と会話して、その後、私の病室から去っていって(看護師さんに追い出されたとも言う)、それから少しした頃。 意識が戻った私を見舞いに、母と弟がやってきた。 私同様に泣き虫な2人の涙を見て、"死んでもいい"と思っていたことを改めて反省した。 話によれば、外傷はほとんどなかったものの、私は一時、原因不明の脱水症状に陥っていて、嘔吐したり激しく魘されたりと、細々したことはあったらしい。] (+39) 2022/09/14(Wed) 10:22:52 |
【墓】 3年生 黒崎 柚樹────ああ、だから、 [なんで手術着みたいなのを着ているのかなとか(少なくとも武藤は私と同じ格好ではなかった)、なんで点滴されているのかなとか、不思議に思っていた事柄が、腑に落ちた。 左手の裂傷は、割れたパフェグラスの破片が刺さっていたから……だそうだ。 再検査で異常なしのお墨付きが貰えたところで、漸く私服──美術館に行った時と大差無い──に着替えられたし、点滴の針も抜かれ、そして私はようやく病院内を歩けるようになる。*] (+40) 2022/09/14(Wed) 10:23:17 |
【墓】 3年生 黒崎 柚樹[別に、武藤に見られて困ることは、していなかった……はず。 まさか、吐いてる時にすぐ隣に居た >>4:+7 とか、一人でべそべそ泣いてる時にもずーっと傍に貼り付いてた >>4:+39 とか、絵の中の偽物の自分に喧嘩を売っていたところで"いい女"呼ばわりされてた >>5:+36 とか、そのあたり暴露されてたら「なんでそこまで全部見てるの」と、拳を握り締めていたかもしれないけど、まあ、黙っていてくれたなら……うん。 いずれにしても、津崎とのやりとりは見られて困るところはどこにも無かった……のだけど。] ────え。 それ、全然聞いて無い。 [武藤の言った"海外行くらしい" >>+41 は初耳だったし、ばーちゃん云々は少しだけ本人の口から聞いたけど、そういえばどこの国のとか、そういうのは全くすっとばされてたし。 まあ、遺言で口にすることでもなかったんだろう。 「武藤から聞いた」と後に私が津崎に告げたところで、「言わなかったっけ?」くらいの反応が返ってくるんだろうし。] (+45) 2022/09/14(Wed) 11:32:21 |
【墓】 3年生 黒崎 柚樹[パンが美味しかった。 美味しいと伝えることができた。 それを心底喜んでくれたか否かは、推測でしかなくて、武藤の言葉 >>+42 は、もしかしたら互いの傷を舐め合うだけの言葉だったかもしれないけれど。 それでも、この無機質な病室で一人抱えて泣くよりは余程に良かった。 武藤のおかげで、涙も早く引っ込んでくれたのだと思う。] ────行く。 小泉さんのパン屋さん、行く。 [小泉さんの後輩です、とてもお世話になりました、って言って、いっぱい買い物する。 ようやくに目を合わせた武藤は、武藤の側も泣いた後っぽい顔になっていた。 けど、あからさま、私の方がもっと泣いてて、なんだか悔しくなったかな。 最後にぼろ、と零れそうになった涙まで唇で止められ、ようよう気持ちが落ち着いたのだった。] (+46) 2022/09/14(Wed) 11:33:46 |
【墓】 3年生 黒崎 柚樹ごめん。 ──もう、大丈夫。 そういえば、工藤さんや朝霞さんは無事? そういえば松本さん、 還る前になんだか具合が悪そうでだった……。 [自分の指の状態からして、夢と現実はいくらかリンクしているようで。 松本さんの具合が気になったけれど、まだ動けないんだよねと、点滴付きの腕を掲げたのだった。 そうしているうちに、回診の時間が来たようで、武藤は病室を追い出されることに。 動けるようになったら、今度は私が武藤のお見舞い(?という名目で良いのかな?)に行こうと思う*] (+47) 2022/09/14(Wed) 11:34:41 |
3年生 黒崎 柚樹は、メモを貼った。 (c20) 2022/09/14(Wed) 11:36:43 |
【墓】 3年生 黒崎 柚樹―― 夢・パンを焼く小泉さん ―― [気付けば私はまた美術館の中に居た。 ああ、そうか、回診の後、また眠気が襲ってきて寝ちゃったのか……と思いつつ、でも、津崎と小泉さんの会話を覗き見ようなんてつもりは全然なくて。 帰ろう、と踵を返したところで、ふあんと記憶にある香りを感じたのだった。 >>11] ………………パン? [焼いたパンじゃなくて、それよりずっと前の、発酵している小麦粉とかバターとかの、ちょっと甘い、ミルクっぽいような匂い。 別に食べたいと思ったわけじゃなく、小泉さんのパン作りを見たいと思って、つい、ふわふわと近付いてしまった。] (+57) 2022/09/14(Wed) 16:03:07 |
【墓】 3年生 黒崎 柚樹[私がパン生地を作ろうとするとすぐベタベタになって、それが嫌で粉を足して、足しすぎて大惨事……という感じだったのだけど、やっぱり、小泉さんの作業はすごく綺麗だった。] 1次発酵って、どのくらいなんだっけ……。 [オーブンに貼り付いて、少しずつ膨らんでいく生地を見ていたら、小泉さんがぽつぽつと独り言を呟いていて。 聞くともなしに聞いていたら、突然、語りかけるような口調が飛んできて、私は足が地面から浮くほど驚きながら、目を見開いた。] ────え……。 ["死んでほしくなかろうが、俺は死ぬ"。 >>22 それはまるで、こんなの嫌だと駄々をこねた私 >>5:200 への返事の言葉のよう。 いや、それはきっと、私のあの時の言葉への返事だった。 正論じゃない。正論じゃないよ。 それは全部、小泉さんの本心で、全然、教科書っぽくもなくて。] (+58) 2022/09/14(Wed) 16:04:49 |
【墓】 3年生 黒崎 柚樹生、きますよ…………。 諦めなきゃいけないんだって、知ってるし、 ちゃんと生きて行くし、 一緒に還った人、みんな大事にするし、 死にたがりの人には首輪つけておきたいし……っ [ついさっき武藤とさんざん泣いたのに、一応、心にけりを付けたつもりでいたのに、再び涙がぼろぼろ零れてくる。 やっぱりあの夢は、"さよならを言うための場"だったんだなと、どこか納得できた気はした。] これ……津崎が歌ってる時のマスクの犬……? [その後もぐじぐじと泣きながら小泉さんに貼り付いていた(もはや"取り憑いていた"と言えたかもしれない)私は、前回の"ネコチャンパン"ではない、白っぽい生地の犬のパンが出来上がっていくのを傍らで見ていた。 やっぱり、もっと早くいっぱい話しておきたかった。 もっと早く、パンや料理の作り方、教えて欲しかったですよ。小泉さん。*] (+59) 2022/09/14(Wed) 16:06:51 |
【墓】 3年生 黒崎 柚樹―― 病院・屋上 ―― ────私が不器用なだけ……? [この病院にいる皆は大丈夫なんだろうか。 強く思いを残していると云々みたいな理由があったりするのか、眠ろうとするともれなく意識が美術館に飛んでしまう私は、眠るのを諦めて病室を出てきた。 聞いてしまった小泉さんの言葉 >>22 は、まるで私あての遺言のように聞こえたけれど、本当に聞いて良かったものかはわからないし、津崎との会話などとなったら、なお、聞いてはいけないような気がして。] …………きれい。 [廊下に落ちる光は鮮やかな赤を刷いていて、窓の向こうは綺麗な茜色。 >>+38 何とはなし、上を目指して、屋上を目指していた。 閉所恐怖症というほどのものではないけれど、病室のような空間はあまり好きではなくて、外に出たいと思ってしまって。] (+61) 2022/09/14(Wed) 17:45:13 |
【墓】 3年生 黒崎 柚樹[松本さんに会いたかったけれど、夢の世界で最後に見た松本さんは全く声が出ないようだったし、つらそうだった。 会いに行くのはなんとなく憚られたし、武藤が行くと言ってたから、会いに行くにしても様子を聞いてからでも遅くないな、と。 脛に傷持つ(?) >>+51 工藤さんと、骨折している朝霞さん。 彼女たちは、還っていく様を目の前で見たわけではなかったから少し実感が薄かったのだけど、共にこの病院に居るらしい。 とはいえ全くの無事というわけではないみたいだから、会いに行こうというのも、なんだか、違う気がして。 ……というか、他の誰でもあっても、顔を合わせて"生還できたね良かったねおめでとう"と言い合う気持ちにはなれなくて、自然、足は病室から離れた方に向かっていく。] (+62) 2022/09/14(Wed) 17:54:49 |
【墓】 3年生 黒崎 柚樹…………カラス、飛んでる。 [特にこれというものもない、病院の屋上。 殺風景さはあの美術館のものと大差なかったけれど、頭上は綺麗な茜色と紺と紫が混在していて、浮かぶ雲もごくゆるやかに動いていて。 遠くにはカラスらしき飛ぶ鳥のシルエットが見えたし、カラスではない他の鳥の鳴き声も聞こえる。 車が走る音、遠く遠く、子供がはしゃいでいるような歓声も。 全部、あの歪な世界では存在しなかったものだった。] ……………………。 ["後期は1限の講義詰め込めるね" >>3:57 なんて。 あの時武藤に告げた言葉は、欠片も現実感を抱けずにいたけれど、漸くに、戻ってきたんだと実感できた気がした。**] (+63) 2022/09/14(Wed) 18:07:28 |
3年生 黒崎 柚樹は、メモを貼った。 (c24) 2022/09/14(Wed) 18:10:23 |
黒崎 柚樹は、屋上、走ってもいいかなあ……と思いつつさすがに自重…… (c25) 2022/09/14(Wed) 18:12:26 |
黒崎 柚樹は、廊下も相当に駄目だと思うなあ……。 (c27) 2022/09/14(Wed) 18:22:24 |
黒崎 柚樹は、待って?夕方ってことはもうすぐ夕御飯だね!?[途端に元気] (c28) 2022/09/14(Wed) 18:23:57 |
黒崎 柚樹は、やっぱり色々全部見てたんでしょ武藤…… (c30) 2022/09/14(Wed) 18:33:03 |
3年生 黒崎 柚樹は、メモを貼った。 (c31) 2022/09/14(Wed) 18:33:29 |
【墓】 3年生 黒崎 柚樹―― 病院・屋上→武藤の病室 ―― [走りたいなあ……と思ったものの、「走っていいですか」なんて看護師さんに聞いても100%止められるだろうし、黙って走っても見つかったら叱られるだろうし……で、さすがに自重した。 見つからない保証があったなら、きっと走ってた。 まさか己が、"落ち込んでたり機嫌悪かったりするときには餌やっとけ"的認識をされているとは思わないまま、そういえばそろそろ夕飯だなと武藤にメッセージを送って、自室で夕食のトレイを受け取った後、パーカーの腹に隠すようにとあるものを入れ、彼の部屋へ。] こんばんは…………? やっぱり部屋の感じ、同じだね。 [言いつつ、お邪魔しますと、するりと入る。 ドアを閉め際、ちら、と、周囲に看護師さんや配膳の人が居ないのを確認して。] (+67) 2022/09/14(Wed) 19:34:57 |
【墓】 3年生 黒崎 柚樹武藤。 "良い子のお土産"と"悪い子のお土産" どっちがいーい? [いたずらを隠すような笑みを浮かべつつ、そんな問いかけを。 まあ、どっちと言われても両方出すつもりではいるけどね。*] (+68) 2022/09/14(Wed) 19:35:18 |
【墓】 3年生 黒崎 柚樹[知ってた。武藤は"良い子"だよね。>>+70] じゃあ、こっちどうぞ。 今日、母さんが持ってきてくれた、ふりかけ。 [看護師をしている母さんだから、病院食についてはよくよく知っている。 "おかず少なめで御飯ばっかり多いのよね"って、ふりかけの小袋セットを差し入れてくれた。] 私は悪い子だから、こっち。 [部屋の冷蔵庫にこっそりしまっておいたから、まだしっかり冷えてるそれを、着ていたパーカーの中から取り出す。 ストロング××なんてロゴのついた缶チューハイは、こっちは弟からの秘密の差し入れ。 どうせ姉ちゃん、飲みたいんだろう、って。 何もアルコール度数高めなものを選択しなくても……と思ったのだけど、気遣いはありがたくいただいた。 ん?もちろん病院内は飲酒厳禁だけれども。] 飲みたかったらもう1缶持ってきてあるよ。 [どうする?"悪い子"になる?なんて。] (+71) 2022/09/14(Wed) 20:08:29 |
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