【人】 タカノ[ 沈黙に感じることは、いたたまれなさや 気まずさではなかった。 好きな人の、という枕詞がつかずとも 料理の風景を眺めることも、 音を聞くことも、好きだ。 調理の際に聞こえるものも、他の客が 楽しげに話しているものも。 ――葉月はうまくやれただろうか。 店に入る直前、玲羅先輩ともすれ違ったような。 不安そうな顔してたのは葉月が走りさるのを 見たからだろうか、そういえば店内に彼女の姿は 見えない。 互いを知り合うにあたり、一方的には ならないよう、貰えば返し、 渡して求めてきたつもりでいる。 仕事のことは、こちらが知ってしまうのは 不可抗力、故に。 会話を重ねるうちに、芸能事務所で働いている とか、は言ったと思うが、 いかんせん、元俳優です、ラジオやっています は、ひけらかしてるようで。言わないまま。 ] (382) 2023/03/08(Wed) 14:32:41 |
【人】 タカノ[ あとね、ラジオを聞いていると言っていたから。 他の誰かの話題が出てくるのを避けようと したのも関係してるかな。 格好悪いね。 ] (383) 2023/03/08(Wed) 14:33:05 |
【人】 タカノ[ 気の利いた言葉が出て来ないの 格好がつかないな、やっぱ葉月は 格好いいんだな。まで、考えてふと ああ、俺好きな人に好きだと言う 所謂告白とか、したことがなかった と思い当たる。それもまた、 開き直りに拍車を掛けたと言える。 ] (384) 2023/03/08(Wed) 14:33:24 |
【人】 タカノ[ 反応を伺うように、眼を覗かれて、 心臓が勢い良く跳ねる。 余裕ぶった顔を見せられたら よかったのに、 その瞬間を切り取られたならきっと 眼を丸くして、口も半分開いている みたいな、間抜けな顔してたと思う。 ] (386) 2023/03/08(Wed) 14:34:10 |
【人】 タカノ[ ――貴方の居ない夜には。 何を祈るのだったか。 ] ………待ってる、 [ また、恋をしてしまうような その仕草に、俺はとうとう口元を覆い隠し、 それっきり、黙り込んでしまったのだった。** ] (387) 2023/03/08(Wed) 14:34:45 |
タカノは、メモを貼った。 (a67) 2023/03/08(Wed) 14:37:39 |
【人】 厨房担当 那岐[水に浸していたたけのこはいちょう切りに。 本来ならば米も30分程浸していたかったがその時間は 今日はないから、軽くさらす程度に収めて。 枝豆は流水で洗い、塩でしっかりと揉み込んでおく。 春らしい緑色を鮮やかに出すためにはこれが必要だ。 沸騰させた湯にも塩を入れて、洗い流さないまま茹でる。 米を炊くのには土鍋を使う。 一人分なら炊飯器ではなく十分な量、それに時短。 味付けはシンプルに白だしと醤油。みりんと塩で整えて。 たけのこを入れて、火にかける。 締めた蓋の下から少し水が縁から 少し零れてきそうになるのを調整しつつ炊きあがれば。 薄皮まで取り除いた枝豆を入れて、木の芽を散らして。 土鍋ごとテーブルに並べ、 小さなしゃもじと空のお椀を添えて。] (390) 2023/03/08(Wed) 15:42:18 |
【人】 厨房担当 ゲイザー( 名残のやつ>>0……ホントは、 蒸し物や煮物がベストだけれど。 ) [栗花落には既に、イカ墨のリゾット>>230の具やトマト煮込み>>317と言う形でブロッコリーは供されている。 (「春のたまごふわふわ」>>285>>286>>287でも使われているが、こちらは高野に出されたものだ) キッチンやカウンターの状況、注文リストのメモに目を遣りながら、速崎は既に出してきたパン粉とハーブとを見やり] ( うん、ブロッコリー主役でやるなら、 ここはやっぱり、煮込みとは変化つけよっか。 ) [当初の考え通り、香草焼きで。 名残野菜の身の詰まった硬さについては、カットする大きさでカバーしようと。] (394) 2023/03/08(Wed) 16:11:00 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[ブロッコリーは小房に分け、一口で難なく食べられる程度の小ささに切り分ける。 硬い芯も本当は捨てるに惜しい部位なれど、水分の抜ける焼き物であることを考慮して、今回はできるだけ切り落としていく。 蕾の割合が多めの小房がひとつ、ふたつ、みっつ……たくさん! これをフライパンに入れ、下味程度の塩と水を入れ、蓋をして蒸しておく。 それから、他の具材も。 香草焼きならブロッコリー単体でも(速崎は)無限にいけるが、食感や色味の変化も欲しいところ。 アスパラガスやたけのこは主役食材として何品か出されている>>211>>212>>281からパスとして――。 ここで選んだのは、赤と黄のパプリカ、ブラウンマッシュルーム。 パプリカはブロッコリーの小房より少し小さめ程度に、四角くカット。マッシュルームは元々小さめのサイズのものを選び、石突を切り落とした上で、そのままの丸形で出すことに。] (395) 2023/03/08(Wed) 16:13:58 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[こうして、予め蒸したブロッコリーと他の野菜類を、グラタン用の深皿に移して詰めていく。 ここで用いたグラタン皿は、内側が白、外側は黄色。 皿の外側には浮彫という形で、花弁のまとまったダリヤの花のモチーフが描かれている。 蕾ながらも緑の花畑めいたブロッコリーの中に、パプリカの四角い赤色と黄色、マッシュルームのまん丸い薄茶色が入り混じる、野菜の盛り合わせ。 この上に振りかけるパン粉は、粉チーズと、パセリやオレガノ、タイム、黒胡椒を含むハーブソルトと混ぜ合わせたもの。 ハーブソルトの中には唐辛子が含まれているものもあるが、今回用いたソルトには含まれていないことを確認済み。 この上にさらにオリーブオイルを掛けてから、オーブンに投入。 焼き上がれば、皿の真ん中あたりのパン粉が、ほんのり狐色に焦げている。] (396) 2023/03/08(Wed) 16:16:25 |
厨房担当 那岐は、メモを貼った。 (a68) 2023/03/08(Wed) 16:16:27 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[……と、カウンターで注文を待っていた栗花落にも、先程の自分と栗栖とのあれやこれやは見聞きされてしまったかなと思い、笑顔のままで眉をへにゃりと下げた。 あの時栗花落が、葉月が駆け出した後の扉を閉めようとしてくれた>>188>>206ことには気づいていないまま。] さっきのは見なかったことに〜…とは、言いません。 ゲイザーにも、あんな暗くて、未熟で、ダメなとこ、 あるんだなーって、笑って受け流しちゃってください。 [苦笑いを明るい笑みに変え、「ごゆっくり」と言い残してから、速崎は別のオーダーの準備に向かった。 さてこの香草焼きは、葉月が店に戻ってきてから>>369>>370>>371栗花落に届けられたもの。 その葉月の告白>>293に対して速崎が何を答えたかは、これから語ることにしよう。*] (398) 2023/03/08(Wed) 16:22:26 |
【墓】 グルメライター ヤワタ[その傷を負うのは自分ではない。 これは彼女の痛みとは比べてはいけない程身勝手なものだ。 「傷ついた」と明かせる相手はこれまでにいたのだろうか。>>3:+63 一人で痛がっていたのかもしれないと思うと堪らなくなる。 腕の中に閉じ込めた真白がこれ以上誰かに傷つけられないように守りたい。 現実的にどんなに不可能であっても、そう思うばかりで。 高野とのやり取りではピンと来ていなかった台詞がストンと腑に落ちた。] (+71) 2023/03/08(Wed) 16:29:03 |
【墓】 グルメライター ヤワタバレたか。 マシロちゃんも知ってたんだねアレ。 あの時はまだ片想いだったからね、僕が真似しても浮いてたけど。 今なら実感籠って言えるから。 あんなにいい声じゃないけど、 マシロちゃんにとって「こっち」を本物にして。 「もう離さない」 白うさぎの時間が終わったら、後は全部僕の。 [真白も見ていたなら、あの時は彼にドキドキしていたのかもしれないが。 本歌取りしてしまえとばかり真剣に想いを込めて告げた。>>3:+64] (+72) 2023/03/08(Wed) 16:29:19 |
【墓】 グルメライター ヤワタ[取り立てて面白みのない生い立ちは、苦労した人から見れば腹立たしいものかもしれない。 そんな思い込みや勝手な引け目でこれまで語っては来なかった。 お喋りなようでいて、その9割は料理の感想を言っているだけの男。 中身は随分つまらないと自分では思っている。 そんな話でも、彼女は静かに聞いてくれた。>>+65 自分のプロフィールをこんな顔で聞いてくれる子がいるなんて思わなかった。++66 その社会的立場は置いておきたいという我儘には、相槌だけではなくきちんと言葉で約束してくれた。>>+67 話しているのは自分なのに、たくさんの彼女の情報を自分がプレゼントして貰っている感覚。 想いはたくさんあるのに言葉にできるのはほんの一部。 自称「勘が良くない」君でも間違いようがないくらい、 「愛しい」っていう笑顔ができるのは他ならない君のおかげだと―― どうやら伝わっていたらしい。>>+68] (+73) 2023/03/08(Wed) 16:29:42 |
【墓】 グルメライター ヤワタええー全然気づいてなかった。 「信用してる」みたいに言われたから、僕は君にとって「男」って思われてないんだな〜って内心ちょっとしょんぼりしてたよ。 白うさぎさんの耳は、特に僕に対して感度が良好だったんだ? [店内の注文や要望をよく聞いているから、耳が良いのは誰に対してもだと思っていたが、自分が自分の注文以外が向かう先に自然と視線を向けてしまっていたように、彼女もこっそり此方を気にしてくれていたという事実。>>+69 嬉しさに緩みっぱなしの口元が逆に真顔に戻れなかったらどうしようかと思うくらい。] じゃあこれからはずっと大事にできるね。 [もう離すつもりなんてないから。] (+75) 2023/03/08(Wed) 16:30:24 |
【墓】 グルメライター ヤワタ[真白の腕が背に回る。>>+69 預けられた体温が心地好い。 「これ以上ない」 そんな熱に浮かされて言葉を紡いでいけば、とんでもないものが返って来た。] っ! それは反則でしょう……。 僕が幸せになることで、君に好きを教えてあげられた? ああもう、すごい殺し文句だ! 初恋を僕がもらっちゃっていいの? 絶対返さないよ! [耳が熱い。 彼女を揶揄えない程に自分も今真っ赤になっている自信がある。] (+76) 2023/03/08(Wed) 16:31:14 |
【墓】 グルメライター ヤワタ[送ろうか、と立ち上がったのは、時間がもう遅いというのもあるけれど、 これ以上彼女の可愛さを摂取したら過剰摂取で倒れてしまいそうだと思ったからだ。] 夜は更け、人はよりまばらに。 彼女さえ体力が残っていれば徒歩で帰路につく。] (+77) 2023/03/08(Wed) 16:31:36 |
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