画術師 リュディガーは、メモを貼った。 (a25) 2022/11/27(Sun) 15:41:48 |
【人】 「怪人」 ファントムー二日目 ユスターシュとー [ユスターシュの泊まる部屋に、一通の封筒がドア下から差し込まれる。 封筒の表には、「君のファンから ファントムより」とだけ。 彼が中を開ければ、彼と別れた後に受け取った彼宛てのイラスト>>0:286が一枚。 さらにその裏には、ドメネクからのメッセージ>>38 。 イラストを受け取った彼がどうするかは、彼に任せるとしよう。] (66) 2022/11/27(Sun) 16:19:08 |
「怪人」 ファントムは、メモを貼った。 (a26) 2022/11/27(Sun) 16:22:49 |
【人】 影街の魔女 ブランシュー2日目 中央広場ー 人々が行き交う広場は、普段なら諸用で通過する以外に魔女にはあまり縁のない場所だ。 フェスの喧騒に顔を出すことも普段はそうないのだが、あえて店番を分身に任せ、顔を出すことにしたのはほとんど気まぐれのようなもの。 女神への美のお披露目というのも、己の美こそ至上である魔女にはそこまで興味のない話ではあるが、知った顔があるかもしれない。 「そう言えば彼、どうしてるかしら。 確か今日の夜だったわね。」 それまでに店に戻ればいいか、と何年かぶりに、広場で雑踏を眺めながら過ごしている** (67) 2022/11/27(Sun) 16:33:06 |
影街の魔女 ブランシュは、メモを貼った。 (a27) 2022/11/27(Sun) 16:34:26 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a28) 2022/11/27(Sun) 16:43:35 |
影街の魔女 ブランシュは、メモを貼った。 (a29) 2022/11/27(Sun) 17:00:22 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a30) 2022/11/27(Sun) 17:07:02 |
【人】 影街の魔女 ブランシューある日の ヴンダーカマーー 年老いた男が店を訪れたのはフェスの始まる前だったか。 告げられた言葉は、以前の話を聞いていればある程度予測のつくことではあった。 奥から灰色の小瓶を取り出し、男の前に置く。 「1日限りの全盛期ね。構いませんよ。 もっとも、効果がどの程度続くかは…人によります。半日か、抵抗力が高ければもっと短いか… でも、確かにあなたの全盛期を再び手にできるでしょう。 対価は…全部と言うなら全部もらいますわ。 あなたが、【本当の美しさ】が何か知ることができたのなら。 その時は、あなたの残りの寿命は不要かもしれませんし。 見つけられなかったのなら、まあ…諸々考えて5年分くらい? いかがかしら。受ける受けないはおまかせします。」 魔女はこう告げたのだったかもしれない** (68) 2022/11/27(Sun) 17:40:45 |
影街の魔女 ブランシュは、メモを貼った。 (a31) 2022/11/27(Sun) 17:43:22 |
奏者 イルムヒルトは、メモを貼った。 (a32) 2022/11/27(Sun) 18:05:47 |
奏者 イルムヒルトは、メモを貼った。 (a33) 2022/11/27(Sun) 18:07:10 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a34) 2022/11/27(Sun) 18:24:59 |
【人】 大富豪 シメオン─ 中央広場 ─ [陽が落ちてすっかりと闇が支配する時刻。 しかし、無数の街灯に火が灯され街が眠ることはない。 その中心で一人の女が人々を魅了している。 踊ることも歌うこともなく、響かせるのはその手にしたリュートが奏でる音。 それは女神に愛されるに相応しい。 人々は輪を作り女の演奏に酔いしれ、輪は時を経るごとに大きく厚くなっていく。] (69) 2022/11/27(Sun) 19:39:36 |
【人】 大富豪 シメオン[その舞台に突然そこへ降り立った者が一人。 顔に仮面、頭に派手な被りもの。 黒の布地にに金の刺繍や飾りを施した美麗な衣装。 その手には片刃の剣。 騒めきが広がる。 観客を魅了していた『美』に乱入者。 「あれは誰だ」「邪魔をする気か」 人々がどよめく中で男は女の演奏に合わせて舞を始める。 ここにいる誰が気づかなくても、 女だけはそれが誰なのかわかるはずだ。 美しい音色に合わせて乱入者は緩やかにステップを踏む。 空気を切り裂くように剣を振るった。 それは演者である女に向けた挑戦状か。*] (70) 2022/11/27(Sun) 19:40:24 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a35) 2022/11/27(Sun) 19:48:40 |
「怪人」 ファントムは、メモを貼った。 (a36) 2022/11/27(Sun) 20:01:12 |
【人】 奏者 イルムヒルト― 中央広場 ― [陽が夜の帳に隠れても人口の灯と天の星 そしてフェスの独特の空気が街を支配する。 眠らぬ街を。人々を。より鮮やかに彩る旋律は 大勢を魅了する誘蛾灯の如くに。 音だけではなく、旋律を奏でる女の所作 ――ふと流れる眼差し、弦を爪弾く指の動き 揺れる長い髪さえも 演奏に酔いしれる人々をも惹きつける。 その、時であった。] (71) 2022/11/27(Sun) 20:24:32 |
【人】 奏者 イルムヒルト ―――……。 [美麗な衣装の乱入者。 鮮やかな衣を翻す者の持つ片刃の剣。 音に合わせて舞う姿。いいえ 音へと絡み、或いは斬りあうかのような動きは洗練されており 女の音の邪魔どころか、 其れを高めるかのようなものだ。 吐息を零す。 それは胎を熱くさせるような、舞う”美”しさへとか。 或いは、仮面の演者へ向けたものか。 夜に金の色を纏う貴方を 女は見定め――― ぴぃん と 鳴る音は高らかに。 貴方の演舞に寄り添い、斬りあい。 或いは抱き合うかのように。*] (72) 2022/11/27(Sun) 20:25:27 |
【人】 大富豪 シメオン[剣が灯りを弾いて中空に軌跡を描く。 決して速いだけの剣筋ではないのに、その刃を正確に追えるものは数多くないだろう。 舞う。 衣装をはためかせながら。 演奏に合わせて、あるいはまるで演奏をリードするかのように。 「ついてこられるか?」 剣の切先が女の喉元を掠める。 いや、まるで届く距離ではない。 それでも確かに女の喉元に喰らいつくような刃。 「まだだ、お前の『美』はそんなものか?」 私に見せろ、私に魅せてみろ。 私の知らないお前だけの『美』を。] (73) 2022/11/27(Sun) 20:49:44 |
【人】 大富豪 シメオン[音の一つに剣筋が一つ合わさる。 音に乗せるのではない。 音を弾くように、斬り払うやうに。 男は女の奏でる音を悉く凌駕して見せる。 一つ一つに込められた力強さも、繊細さも、美しさも。 これが剣王と呼ばれた男の『美』の骨頂。 演奏と剣舞が続く中、観客たちも気づき始める。 これは演奏に艶を彩る舞ではないと。 まるで斬り合うような二人の『美』と『美』の競演。 いや、競い合うなどという言葉では到底軽い。 まるで仇同士ご殺し合うような、まるで恋人同士が激しく愛を交わし合うような。] (74) 2022/11/27(Sun) 20:50:40 |
【人】 人造生物 ユスターシュ―― 二日目 ―― [宿屋に帰った後、宿屋の主人に貰ったミニバラのバーバリウムをお礼に渡そうとしたら、呆れた顔をされてしまった。 (というより常連の人たちからはかなり笑われてしまった) 「そういうのはせめて薔薇が似合う相手に渡すものだ」 「いや違うだろこういうときは若い女だろ」 と、半ば酒の入った悪ノリも含みつつ、結局夜明け近くまで宿屋のご主人と常連の皆に諭されることになる。 そうして部屋に戻ったところで>>66] うん? [聞こえた物音とドアの下から差し入れられた封筒。 封筒を手にドアを開けても、恐らく姿は見えなかったかもしれない。] …あ。 [あの人からだ、と思い当って表情を緩ませる。 中をと見れば、そこに入っていたのはウサギのイラストと>>0:286 その裏に寄せられたメッセージ。>>37>>38] (75) 2022/11/27(Sun) 21:00:34 |
【人】 人造生物 ユスターシュわぁ……! [ドメネクという家については何も知らなかったけれど。 でも、あのときの彼が「ファンより」と添えてこの絵を渡してくれたということは。 僕のことを見ていてくれた誰かがいた、ということだろう。 たぶん、あのときに。] ……。 [全然気がついていなかったことが申し訳ないやら にもかかわらず可愛いイラストをいただけて嬉しいやら、 自分でも知らないあいだに見られていた気恥ずかしさも混ざって、 顔が耳まで赤くなる。…が、まずは。] ……ドメネクさん、か。 お会い出来たら、ちゃんとお礼言わないと。 [ひとまず、明日、探してみることにしよう。] (76) 2022/11/27(Sun) 21:02:35 |
【人】 人造生物 ユスターシュ―― 二日目/中央広場 ―― [そうして徹夜明け、少し眠い目を擦りつつ、 今日も屋根の上から朝日を眺める。 今日はお祭りの最終日。 今年のこの街の『美』の頂点が決まるとあって、よりいっそうの熱を感じる。 ここ数日ですっかり馴染みとなった宿屋の主人たちと挨拶を交わして(それとドメネク家について話を聞いて)から中央広場へ向かおう。 ―――そうして。 辿り着いた中央広場は、今日も変わらず人が多い。 もしかしたら、昨日のように知っている人に会えるかもなんて、そんな予感がして此処にやってきたのだけれど。 そう上手くはいかないらしい。 というよりもこれだけ人が多いと、すれ違いの可能性は否めない。 ふらふらと、先日のおのぼりさんさながらにあたりを見回していると。 ふと、自分と同じようにぼんやりと道行く人を眺めている人影に気がついた>>37] (77) 2022/11/27(Sun) 21:04:29 |
【人】 人造生物 ユスターシュ…。 [少し背の高いその人が、なんとなく気になって。 少し首を傾げた後に、そっと、その人に近づけば。] こんにちは。 [そっと、声をかけてみよう。 今、声をかけたその人が昨晩の絵を描いたドメネクさんだと僕はまだ知らないけれど ]* (78) 2022/11/27(Sun) 21:06:22 |
【人】 人造生物 ユスターシュ――二日目/夜―― [夜の帳が深くなってくる頃。 それでも、祭りの熱を帯びた空気は残り香となって、街の彼方此方に漂っているかもしれない。 それでも、その熱気も影街へと近づいていけば少しずつ冷めたものへ……或いは熱だけは変わらぬまま、淀むように空気が変わっていくのかもしれない。 今年のフェス……誰が美の女神様の寵愛を受けたのか、その行方は一先ず置いておいて。 初めてここを訪れていたときと同じく、影街の片隅にある店に僕は向かっていた。>>0:44 あのときと違うのは石畳を二本の脚で踏みしめて歩いていることと、…人間として生きた、ここ数日分の土産話ができたこと。] (79) 2022/11/27(Sun) 21:11:59 |
【人】 人造生物 ユスターシュこんばんは。 [声を落としながら店の扉を叩く。 数日ぶりの店主さんの顔を見れば、少しはにかむように微笑って] …本当に、ありがとうございました。 お祭りまでの数日間、とても楽しかったです。 [色々あったけれど、やっぱり思うことは] この数日間、綺麗なものを沢山見ました。 美味しいものも、いただきました。 主様が若い頃を過ごしたこの街で、 沢山の人の『美』に触れられたんじゃないかって思います。 [実際は、この街にはまだ多くの未だ出逢えていない『美』や 表に出ていない『美』、或いは出逢うことなく影へと埋もれていった『美』もあるのだろう。] (80) 2022/11/27(Sun) 21:14:19 |
【人】 人造生物 ユスターシュでも、何より。 にんげんのあたたかさに触れることができました。 ……僕は、それが一番嬉しかった。 [歌うことを教えてくれた街の「怪人」や、 イラストを渡してくれたドメネクの家の人。 小さな女の子と、その家族。宿屋のご主人たち。 元の姿では、たぶん傍にいることも叶わなかった人たちの 彼らの優しさに触れることができた。] ―――…人間になれて、本当によかった。 (81) 2022/11/27(Sun) 21:17:42 |
【人】 画術師 リュディガー (82) 2022/11/27(Sun) 21:18:59 |
【人】 奏者 イルムヒルト[その問いかけは、言葉ではなく 色鮮やかな衣装の舞う姿によって そして、向けられた切っ先によって ――距離はある。されど それが喉元に迫るようなものだと感じたのは 女だけなのか、それとも見ている観客もなのか 人々にとってはまるで 演奏をリードするかのようなものに見えるのかしら いいえ、そんな生易しいものではない。 まだ。まだなの。 それはエスコートの掌ではない それは誘い。魅せろと囁く貴方の挑戦状 私に可能性をみせろと積み上げた金貨の音のように 私の美を。私だけのものを。 魅せて、見せてみせろと貴方は告げている。 ついていくわ。 ―― そして、それ以上に 貴方を私の世界に絡めとりましょう] (83) 2022/11/27(Sun) 21:20:42 |
【人】 奏者 イルムヒルト[合わさった音と、剣筋は交わり、高まり 演奏を凌駕していくその美しさ。 繊細さと力強さの対極を同時に孕む奇跡を見せつける。 されど、 其れに呑まれるだけでおわれない。 まだ、私は貴方に食らいつく、喰らい、花開き そして超えんとしようとするだろう。 何方もが主を張り 何方もが、その美しさを競い合う 観客は目が離せぬであろう 一息、つくたびに斬りあう2つの宴は1つ1つ切り取る刹那すら美しい。 睦みあい殺しあう。 激しくも鮮烈なそれらがステージの上で交わされて。] (84) 2022/11/27(Sun) 21:20:59 |
【人】 人造生物 ユスターシュあ、それとですね。 これ、よかったらお土産です。 [そういって取り出したのは、昨日、購入した青いハーバリウムの小瓶>>。] この青色を見てなんとなく店主さんのことを思い出したんです。 それに、きらきらしていて、本当に綺麗だったから。 だから、受け取ってもらえたら嬉しいな、って。 [上手く言い表せずに頬を掻きながら、 はにかむように微笑って、再度、彼女に青い小瓶を差し出した。]* (85) 2022/11/27(Sun) 21:24:15 |
【人】 大富豪 シメオン[到る終局へ向かって、二人の音は激しさを増す。 だが、終わらぬものはない。 閉じぬものには次はなく 故に、それは終幕を迎えんとする。 剣が音に乗る。 女の奏でる音色に剣が美しく舞う。 美しき旋律に華を添える、美しき剣舞。 男は仮面の下で微かに笑った。 心地よい音色に身を委ねて舞う。 音の一つにステップを踏み、音の一つに剣を捧げる。] (86) 2022/11/27(Sun) 21:40:07 |
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