【人】 迅雷風烈 ラサルハグ>>89 >>91 アルレシャ・バーナード 右手を前に翳して、まあ腕でも一枚のモニター代わりにはなるだろうと左腕で胸を庇う。 最悪死んでいるから、すぐに使えないこれは発動しないかもしれないが、それでも 死にに来る為にこの場に割り入ったのではない。 「そらみろ、 また 慢心するからだ」いつもそうだ。 俺に一度手酷く負けた時の理由だって同じだった。 あの時 も、油断していたから隙がつけた 。薙ぎ払うような風は随分いつもよりも荒れているように感じた。 だがそもそも、本来その風は乱暴なものなのだ。 ただ自分にとってはそれは殆ど、守りの為に振るわれていただけ。 そう言えば、今はこうして対峙しているが最初の処刑の際に守ってくれた二人だな、と思考の隅で気付いて。 あの時も無意識に選んでいた のか、と内心笑う。モニターの連窓を掻い潜った弾が着弾するのとほぼ同時に、もう一つの砲撃が衝突する。それはラサルハグの頬を幾つも割き、翳して開いた右手の手のひらを数発貫通し、念の為と庇うようにしていた左腕で数発受け止める。 拳はもう使えないだろう。最もこれから更に距離を詰めて殴り掛かれるほどのリソースも残っていなかった。 秒を待たずとも鮮血はあらゆる場所から滴り落ちるが、男の瞳は喰らう前から何一つ変わっていない。瞳の空と真逆の 赤 の範囲がただ広がっただけだとばかりに嗤う。心臓に傷がついていないなら何の問題もない。 貴方の風は、死に抗い、払い除けた。 (92) 2022/02/23(Wed) 4:08:40 |
【人】 白昼夢 アルレシャ>>91 >>92 バーナード、ラサルハグ 秒。戦況とはそれだけあればいくらでも変えられる。 転がったまま撃った先、既に目標ではなく壁があったように。 それを跳ね除け抗おうとする風があったように。 間に合うに決まってる、と思ったんだろう? じゃあ、間に合うに決まってるんだ。 飛んでいった弾は幾つも赤を増やし、けれど2人の息の根を止めるには至らなかった。 ならば、ーーーいや、そもそも。ここに3人存在している時点で、狼の役目は終わっている。失敗だ。 立ち上がって後退する。2人が体勢を整え直す前に、できるだけ遠くへ。胴が軋み、傷口を濡らし、それでも意地で動く。動かねば。 片手でサブマシンガンの銃口を向けたまま、ひらりとスカートを翻し、その下から取り出すもの。 それは、掌サイズの球体だ。 ぐ、と口でピンを引き抜き、見せつける。 手榴弾と呼ばれる手投げ爆弾。 飛び散る破片で人を殺す道具を、2人の方へ目掛けて投げつける。爆発までに投げ返すことは難しくても、お前たちには風もモニターもあるだろう?どうにか頑張って防いでくれ。 勿論、アルレシャだって無傷とはいかない。飛んできた破片で幾つも傷を作るだろう。これは幻ではないのだ。 「……ちょっとは退屈は凌げたかよ?」 小さく呟いた声は、爆発音で聞こえなきゃいい。 (93) 2022/02/23(Wed) 4:32:52 |
【置】 白昼夢 アルレシャ死ぬのは怖い。 殺すのが楽しい、を上回るほどに。 だから毎度毎度しぶとく生き残って、 愛想を尽かされる。 でも、殺せば逃げられるなら、少しくらいの怪我は怖くない。……つもりだ。 帰ったときに、生きて帰るなんて恥晒しめ、なんて、本当は俺だって言われたくなかったよ。 言われたくなかったけど、死にたくなかったよ。 爆風で吹き飛んで、バラバラになって、回収すら困難で、腐り果てて、獣や虫の糧となって、 そうしてあのとき死んでたらよかったのかなぁ。 ーーー息が出来ている。息をしている。 (L2) 2022/02/23(Wed) 4:37:01 公開: 2022/02/23(Wed) 4:50:00 |
【人】 疾風迅雷 バーナード>>92>>93ラサルハグ、アルレシャ あの時――拘束解除直後に、男は従僕に隙をつかれた。 拘束解除後の従僕との会合。そして、今。 自分を形作っている傲慢に由来する慢心が招いた事実を 二度も突き付けられているんだ、ああ、わかっている。 だからこそ――もう繰り返さない。 そう信じているからな。 瞬間、男は前方のラサルハグのもとに駆け出した。 正確にいうのならば、風を蹴って従僕の背後に降り立つ。 正面から抱えて走り出すような時間も体力もない、 正確かつ安全に弾くコントロールをなす気力もない、 だから、 「――やれ。」 今の全力を放つのみ。 男は従僕を抱えて後方へ飛び退く。 そのまま自分の腕に庇い、今度は己を盾にして、 双方の致命傷を防ぐために範囲を絞った疾風を撃ち放つ。 破片のいくつかが腕を、背を穿つ。 沸き上がる熱と苦痛と不快感に襲われながらも、 梔子色の瞳は揺らがない。 (94) 2022/02/23(Wed) 5:13:22 |
【人】 迅雷風烈 ラサルハグ>>93 >>94 アルレシャ・バーナード 「──いいだろう。」 呟かれた言葉は本来、 通信で返していたもの。 それにすら割くリソースを惜しんだが為の口頭の返し。 貴方と交わした連携を正確に叶える為に 一切の防御行動を託して、意識を一カ所に集中させる。 両腕が潰れたからな。片腕くらいは欲しいものだ。 君の性格を、思考を。全部を理解しているとは到底言い切れないが、それでも。単純に愉悦でこちらを攻撃してくる人間でないのは理解している。 先程、割り込んだ際に翳していた右手はそのままだ。血に染まってせいぜいが指先が綺麗な色を保っているばかりのそれ。腕を上げ続けるのすら苦しいのに、それでも降さなかった理由。 ばつん、 と弾ける音と共に、手のひらに一瞬だけ紫の光が出現し、飛散する。 「土産だ。遠慮するな、慈悲でもある」 刹那、二度落ちて来た雷の時とは違う、ぼやけるような明るさが線のように走る。直後に放たれたのは、ジグザグに何度も角のように曲がり、非常に範囲の狭い稲妻。 例えるならばそれは剣筋にも似た── 紫電一閃 。余りに範囲を絞っているから、身体に着弾してもその周辺部分までしか効果は通らない。ただし、凝縮されているそれは腕に当たれば腕が飛んだのと変わらないくらいの衝撃で痛覚を刺激し、当分は動かす事すら困難になるだろう。 腕を持っていかれた意趣返しのように、 あなたの利き腕に、最後に狙撃を仕掛ける。 (95) 2022/02/23(Wed) 5:19:54 |
【人】 白昼夢 アルレシャ>>94 >>95 バーナード、ラサルハグ ーーもはや敵は、二体ではなく、巨大な一体のように思えた。 そのくらい、……見惚れていたんだろうか。お前らみたいに傲慢なつもり、あんまりないんだけどな。 背を向けて走らないのは最後の意地だ。サブマシンガンを下さないのも意地だ。 叫びそうなのを堪えるのだって。 真っ直ぐな軌道であれば、避けられただろう。けれどジグザグに走るそれを、読み切れなかった。読み切るだけの余裕がもはやなかった。 嫌だ。嫌だ嫌だ嫌だ 死にたくない! 「ぎっ………、!」 的確に右腕に撃ち込まれたその痛みに、冷や汗が噴き出した。 サブマシンガンも取り落とし、左腕は咄嗟に右腕を押さえる。痛いなんてもんじゃない、この腕はここにあるのに! ギリ、と歯を食いしばりながら二人を睨みつけ、ーーその有様を見た。 なんだ、案外ぼろぼろじゃないか。余裕綽々で撃ってきたんじゃないのか。 今ので全力か、最後の一発か。 それを、俺に向けてくれたのか。 じゃあ、ーーー少しは役目も果たせたかな。 最後、ほんの僅かに表情を苦痛から緩めて。 次の瞬間には今度こそ背を向けて走り出し、廊下の角を曲がり。 そうして、2人の視界から消えた。 (96) 2022/02/23(Wed) 5:43:33 |
【人】 疾風迅雷 バーナード>>95>>96 ラサルハグ、アルレシャ 遠のく足音を負うことも、そちらを見ることもできなかった。 言いたいことはいくらでもあるが、いいよ。 明日なり明後日なり、いつでも話せるだろ。 もう駄目だ。今にも眠ってしまいそうなほど疲れている。 このまま眠ったら自分はともかくコイツは死にそうだ、 と至近距離に存在する赤をじっと眺めた。 ラサルハグの血まみれの腕を見る。痛そうだ。死にそうだ。 けれどまだ息があることだけはちゃんと確認して、 抱きしめたままの腕に少しだけ力を込めて。 後頭部に偶然触れたかのようなキスを落とした。 「……部屋に治療ユニットを呼ぶ。動けるか? 動けないなら今ここに呼んでそのまま俺達を運ばせる」 ラサルハグを解放してその場に座り込む。 普段であれば虚勢も張っていそうなものなのだが、今は比較的素直なようだった。 (97) 2022/02/23(Wed) 6:29:50 |
【人】 迅雷風烈 ラサルハグ>>96 >>97 アルレシャ・バーナード 「…………はぁ」 溜息。これは気が抜けたと言うよりは、長いようで一瞬だった戦いと、あまりに乱発した能力の反動。そして怒り続けた憤怒による疲労感だ。あと単純にそろそろ止血しないと出血死待ったなし。 ──殺せなかったな。 そう思うのは殺意自体は本物だったからだ。 でも"それだけ"で済んだのは、自分よりも主の方の傷が少なく、最後の力を振り絞った一撃が当たったから。 「腕がないようなものだから、 『足のつま先にキスしてくれ』 ──と、言ってやろうとしたのに」 抱き抱えられた状態に今更ながら満足気に、そう相変わらずの憎まれ口を叩く。 それは裏を返せば、貴方の偶然を装った口付けにもしっかり気付いてますよ。との宣言だ。 「足は無事だが、んー……無理……。 そもそも君も背中と腕が酷いだろう。意地張らずに素直になって運んで貰うとしよう。……互いにね」 抱き抱えられてたのを降ろされた後に一度試すが、駄目だった。流石に出血が多過ぎたのか。足は怪我をしてなくても、もう立つだけでグワングワンと眩暈で目が回る。 普段なら『じゃあ改めて抱えて運んで連れて行ってくれ』なんて太々しいにも程がある発言もするのだが、役割分担を合意で行ったとは言え、やはり自分を庇って出来た腕や背の傷を見ると流石に言えなかった。 でも、俺は今、素直だから。 偶然を装うなんて狡いことはしないで君のその『己を庇って』怪我をしている腕の痛くない部位に口付けを落とした。 そんな訳で、こちらも医療ユニットに回収されて行った。気付けばあれだけ騒がしかった安眠妨害にも程があった廊下も、静寂を取り戻したことだろう。 #襲撃 〆 (98) 2022/02/23(Wed) 7:06:22 |
人形師 シェルタンは、メモを貼った。 (a74) 2022/02/23(Wed) 13:47:31 |
アルレシャは、自室で話し合い用の窓を開き、見て、何も発さずに閉じた。 (a75) 2022/02/23(Wed) 15:11:07 |
ラサルハグは、処刑の相談を何か書こうとしたが、電池切れでパタ。 (a76) 2022/02/23(Wed) 17:06:44 |
ラサルハグは、倒れる前にチョコチップクッキーvilが食べたかった。 (a77) 2022/02/23(Wed) 17:41:56 |
(a78) 2022/02/23(Wed) 18:14:22 |
(a79) 2022/02/23(Wed) 18:21:16 |
【人】 時魔嬢 クロノ「…?なんだか今日は静かなのね」 騒動の後で動ける人が少なくなっているのもあり、閑散とした食堂。 「みんなちゃんとご飯食べるのよ。クロは今からご飯なの」 肉豆腐foodとごぼう茶drinkを注文する。 (102) 2022/02/23(Wed) 18:26:12 |
【人】 人形師 シェルタンふらっとロビーにやって来て、カレーキャベツfoodとラッシーdrinkを注文する。デザートは差し入れの中からウィスキーボンボンをチョイス。 ……何処となく部屋の中が、いつもより静かだ。 (103) 2022/02/23(Wed) 19:07:40 |
シェルタンは、材料用チョコレートは少し面倒だったのでorから省いた。もぐもぐ。 (a80) 2022/02/23(Wed) 19:10:54 |
【置】 憐憫聖贖 ナフ渇いた砂の大地に水を灌げば、やがて緑は芽吹くであろうか。 ――否。それは一時黒く砂を濡らすであろうが。 水は只通り過ぎて、やがて白く渇いた砂が元通り。 (L3) 2022/02/23(Wed) 19:13:45 公開: 2022/02/23(Wed) 20:00:00 |
(a81) 2022/02/23(Wed) 21:53:17 |
バーナードは、ぎりぎりちょこは、ぎりぎりちょこ……。ぎりぎりちょこと、ぎりぎりちょこ……。 (a82) 2022/02/23(Wed) 21:53:44 |
シトゥラは、レヴァティを尋ねた。監視カメラの、襲撃時の映像を確認した。 (a83) 2022/02/23(Wed) 22:00:54 |
アルレシャは、のろ、と自室から出た。 (a84) 2022/02/23(Wed) 22:03:46 |
アルレシャは、ロビーの手前で姿勢を伸ばす。 (a85) 2022/02/23(Wed) 22:05:17 |
【人】 白昼夢 アルレシャ「おはよう」 全くもっておはようじゃない時間に、そう言いながらロビーに姿を現した。 「わ、お菓子いっぱい並んでるねぇ……僕が届けたやつもあるけどー」 言いながら、何も手に取らずに隅っこの方でのんびりし始めた。 (106) 2022/02/23(Wed) 22:07:10 |
【墓】 従者 ムルイジ「おはようございます」 時間など関係ない、貴方にとっておはようならばとおはようを返して。 ジャンドゥーヤを手に取って頂いております。運の絡まないおやつも良いものですね。 (+33) 2022/02/23(Wed) 22:12:26 |
シェルタンは、アルレシャ様おはようございます。ウイスキーボンボンいただいてます。 (a86) 2022/02/23(Wed) 22:13:42 |
【墓】 規律指揮 スピカ「おはようございます。」 全然おはようの時間じゃないが、おはようにはおはようと返しちゃう。 「そろそろ、看守長チョコレート食べきれそうです。」 今右足。 (+34) 2022/02/23(Wed) 22:14:37 |
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