113 【身内】頽廃のヨルムガンド【R18G】
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| (a4) 2021/12/12(Sun) 21:48:58 |
| 灯屋の仕事は夕暮れ。 ソールがスコルに追い立てられて大地の向こうへ消える前。 夜闇がすっかり路地を飲み込んでしまうまでに灯りを点ける。 ゆらゆら揺れるカンテラの光が街灯に点っていく。
そうして戻り、御布令を視界に映した。
「―――」
何も言わず、酒場に入る。 今日は静かな端の方。カンテラの灯りに照らされながら静かに人々を眺めていた。 (9) 2021/12/12(Sun) 23:37:12 |
| >>10 エドゥアルト 酒場に入ってきた人物の悲惨な格好を見て、ぎょっとしたように目を丸くした。 次いで目に飛び込んできたのは1m以上ある鳥(らしきもの)。 背景に星がいっぱい現れた気がします。きっと気の所為です。 とにかくすべてを理解しました。でもね、でかくないですか? ちょっと、ちょっと待ってくださいね。確かにおいしいチキンを捕まえてくるとは言ってましたけどね。ちょーーーっと待ってくださいね……。 煙の魔女から『あれ早くどうにかしな』と言わんばかりの視線を浴びながら、エドゥアルトに近付く。 「………… よくできました 」 花丸。予想外のデカさでしたが、えらい事に変わりはない。 嫌がられなければ頭を撫でましょう。爪先立ちしたら届くはず。 (14) 2021/12/13(Mon) 12:46:30 |
| 灯屋はそのまま、料理を届けに来た給仕のひとりに声を掛ける。 「すみません。あれが先日頼んだものです。捌いておいしい料理にしてください」 「はァ!?あんなでかいって聞いてないんですけど!?ってかアレ魔物じゃないですか!?うちゲテモノ料理屋じゃ」 「金貨1枚上乗せします」 「5枚」 「2枚」 「5枚」 「……3枚」 「しょうがないなー。ま、うちの大将珍しいモン好きですからね。任せてくださいよ!」 話はついた。 3人がかりで鶏のような鶴のようななにかは運ばれていっただろう。 (15) 2021/12/13(Mon) 12:58:59 |
| レイは、エドゥアルトに向かって手招きした。「手当しますから、座ってください」 (a16) 2021/12/13(Mon) 13:00:05 |
| >>+6 3日目、アイシャ 唇を噛む。 それでもいつものように振舞う貴女に、どうにか……少しだけ歪な笑みを返した。 「……はい。私も信じています。 何事もない日常。より良き日々が訪れる事を。 貴女が戻ってきて笑顔で花を売り、言葉を届ける事を」 「心から願っています」 大丈夫。大丈夫。 貴女の繰り返した言葉をレイもまた、繰り返したでしょう。 (20) 2021/12/13(Mon) 21:30:16 |
| >>17 >>a18 エドゥアルト 爪先立ちせずとも届くようになった頭をよしよしと撫でる。 口や目以上にものを言う尻尾を微笑ましく感じた。 ……ちょっとだけ触りたくなったが、それより至る所にできた傷が気になるので我慢する。 「ほう。見た目は驚きましたが……それは、とても楽しみです。 少しの傷が致命傷になる事だってあるでしょう? ほら、まずは腕を出して。……服は繕うか、新調する必要がありそうですね」 どんな戦いをしたんですかと呟きながら治療薬と包帯を出し、順番に手当していく。 終わる頃にはできあがった料理が届き始めている頃だろう。 きっと二人分には多い量の肉だ。酒場にいる他の者にも振舞われていくのだろう。 (21) 2021/12/13(Mon) 23:09:48 |
| >>22 エドゥアルト 「……今度狩りに向かう時は声を掛けてください。 近付けないように手伝う事はできますから」 前に立つとは言えない紙装甲。それでもひとりよりはマシでしょう。たぶん。 どこか居心地の悪そうな様子は無視して手当を一通り終えた頃、料理は運ばれてきただろう。 「流石に仕事が早い。 冷めてしまう前にいただきましょう」 手を合わせていただきます。 味がどうだったかは、頬をゆるっゆるに緩めた顔が全てを物語っていた。 (23) 2021/12/14(Tue) 12:43:41 |
| レイは、チキンがおいしい。これチキンなんですかね?チキンみたいな味がするのできっとチキンです。 (a35) 2021/12/15(Wed) 0:02:50 |
| >>c6 アイシャ 「花を。ひとつ頂けますか」 ぼんやりとした様子の貴女に以前のように声をかけた。 これが貴女へ与えられる日常は、これぐらいだ。 (26) 2021/12/15(Wed) 1:01:38 |
| >>+14 アイシャ 「いいんですよ。まだお疲れでしょう? では、先日選んでいただいたラベンダーの花はまだありますか?香りも気に入ったので、もう少し欲しくなりました」 今日はその場で代金を支払うだろう。先日の分も合わせてしっかりと。 花を受け取ってもすぐには離れようとしなかった。 「……お腹が空いていたら、チキンはどうですか。 エドゥアルトが大きな鳥を獲ってきてくれたんです。 しっかり焼いたものもほろほろになるまで煮込んだものも、なんでもありますよ」 出てきたのはそんな言葉たち。 灯屋なりの気遣いのようだ。 (34) 2021/12/15(Wed) 3:04:55 |
| >>+15 ペトルーシャ【3日目】 「それはよかった。 後でこちらを舐めておくといい。口の中の傷によく効きます」 貴女の前にコロンと置かれたのは包み紙に入った飴が数個。傷に効く薬草が含まれているらしい。ちなみにミルク風味。 「いいえ。相棒がないと心細いのはよくわかります。 ……あちらが押収したものをどう扱ってるかによっては、取れる手段もあります。なんとか探ってみますよ」 (35) 2021/12/15(Wed) 3:15:03 |
| >>36 エドゥアルト 「それぐらい構いはしませんよ。 気付かれずに狙えるようになるまで、手を借りるのだと思いなさい。 ……そもそも、動けないような怪我をしていたらどうするつもりだったんですか」 貴方が構わなくても私が構うのですと。 頭をもう一度、ぽんぽんと軽く撫でただろう。 「もいひ…… むぐ ……すごく、おいしいです。今まで食べた中で一番かもしれません。 ほら、貴方も食べましょう」 目を細めて左右に揺れる尻尾を見て、再びチキンを口に入れた。 (37) 2021/12/15(Wed) 12:55:03 |
| レイは、ノアベルトの声がした辺りにチキンを置いた。元気がない時はおいしいものを食べた方がいいですよ。 (a45) 2021/12/15(Wed) 18:55:35 |
| レイは、明らかに低いテンションと囁くような声に眉を寄せ、シチューも置いておいた。暖まりますから。 >>c12 (a47) 2021/12/15(Wed) 20:51:49 |
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