【墓】 客 タカノ[ 他人は所詮、他人だから。 理解してもらおうと思った事がなかった。 人はどうせ、最後には一人で死ぬのだから。 築いたものは、最後には消えてなくなるのだから。 自分の弱さや、情けなさ、 そういう、預けるつもりがなかったもの 渡すつもりがなかったもの。 それをいつの間に、君に悟らせてしまったのか。 交わす言葉の中から、 浮かべる表情、仕草から。 悟られてもいい、と思うように、 なってしまったのか。 ああ、本当に弱いなぁ。 愛され慣れていないものだから。 ] (+264) 2023/03/14(Tue) 13:50:40 |
【墓】 客 タカノ是非、喜んで。 [ 誘われるように、体を起こし、 くるりと半回転。 体を預けてくれるようなら、抱き上げて 寝具に運ぶ、くらいの余裕はあったと思われる。 このときは、まだ。 視線に滲む欲については、見逃して頂きたく。 格好良い恋人が、あまりに可愛く、 誘ってくれたのでね。 しかしその余裕も、すぐに消え失せて いっただろうね。その夜には、特に――。* ] (+267) 2023/03/14(Tue) 13:51:42 |
【墓】 客 タカノ[ 翌朝。 朝と言うには少し、遅いくらいだけれど。 起き出して、コーヒーマシンのスイッチを 入れて、洗面台へ。 鏡に写っただらしない顔は 冷水でもどうにもならなかったが、 顔を洗い、歯を磨けば、歯磨き粉の 齎す刺激と清涼感で幾分かは、 マシになっただろうか。 ] おはよう、よく眠れた? [ そう声を掛けたのと、コーヒーマシンが 抽出完了の合図をしたのは、同時くらい。 ] コーヒー飲む?* (+268) 2023/03/14(Tue) 13:52:31 |
【墓】 客 タカノ[ 足りないと思ったことは、ない。 言葉だけで全てが伝わり合うなんてのは 幻想だと思っているし、 いつだって君の言葉は、実直で 飾り気がなくて。 真心ってこういうものなんだろうなって思う。 そうしてと頼めば叶えてくれるような 気がするけれど、今はまだしない。 ――叶えてくれそうだと思えるだけで、 興奮してしまうのはまた別の話だけど。 まだ見ぬ日の君よりも、今は 擦り寄ってくる今日の君に、意識が向いているから。 向いているどころではないのだが。 ] (+286) 2023/03/14(Tue) 17:03:26 |
【墓】 客 タカノ ごめんね、みっともないけど 限界で、 [ 羞恥の色濃い表情に、にっ、と笑って。 先程君がしてくれたように、額に、頬に、 唇を落として、君の手を導くように強く引く。 ] (+288) 2023/03/14(Tue) 17:05:03 |
【墓】 客 タカノ[ 裾から肌に直接触れれば、分かるだろう。 すっかり痕になってしまった、皮膚が。 治りきったその箇所は、他より少し 敏感になることも。 躊躇しないで、触れて欲しい、 その願いを叶えてくれたなら、 あとは手を取り合い、溺れるだけだった。 ] (+289) 2023/03/14(Tue) 17:05:27 |
【墓】 客 タカノ―― ムール貝の日 ―― う〜ん。 [ 到着し、着席そうそうのため息は 何を食べようか、悩んでいるときよりも かなり軽い声色。 ] あ、そら豆は食べたいな 焼いたのしか食べたことないから おいしい食べ方を知っていたら是非 [ この場所に仕事を持ち込むことは ほとんどない、が。 ] ――どう見ても分が悪い賭けなんだよな [ 今日ばかりは愚痴めいた言葉が飛び出して 来てしまった。 画面にはトークアプリのやり取り。 それを眺めながら、もう一度、唸った。* ] (+338) 2023/03/14(Tue) 19:50:52 |
【墓】 客 タカノ―― 先輩の惚気 ―― 前から思ってたけど、先輩の俺への評価 ちょいちょいおかしくない? [ どうせ恋愛経験豊富だとか、前にも 言っていたな。 そういうやつだよ、という視線>>+321 には、にっこりと。多分貴方はよく見ていた 表情で答えた。ゴチです、先輩。 ] えぇ、ちっちゃい男だなって思うよきっと。 ……葉月って知ってる?ここにも よく来るんだけどさ。 ちょっとした切っ掛けで友達になって、 好きなやつ、だれだってしつこいって話したら 紹介しても良いって言うんだけどさ。 ……疑ってるとか心配してるとかじゃなくて 葉月いいやつだし、話もうまいし 俺と話してる時より楽しそうにされたら やだな、とかそんなとこ。 [ 先輩の話が途切れたタイミングで 聞きたいと言われれば、そんな話もしただろう。 ] (+339) 2023/03/14(Tue) 20:25:56 |
【墓】 客 タカノ っふ、ふふ [ おっと、これは煙に巻くことは できなさそうだと、判断したのもあるし、 自分で言っておきながら、似合わないにも 程があり笑ってしまったこともある。 それが少し、今宵の俺をお喋りに させたようで、 ] 普段、面倒見良くて、クールなとこ あるわりに、二人でいると 可愛いとこ とか。 ……最近どんどん可愛くなって、 ほんと、参る…… それでいて、男前というか 格好いいとこもあるので だいたいいつも負けてる感じ、ある [ そんな話をぽつぽつとは、話し出したり したかな。揃って惚気って字面に少し 笑いながら。* ] (+341) 2023/03/14(Tue) 20:26:39 |
【墓】 客 タカノ これ、 [ トークアプリの画面を見せる。 その画面には、 「今年のセールス首位を守れて もし年末の歌合戦に呼ばれたら 一緒に出演して貰えませんか」 の文字。 ] ちなみに、引き受けるって言ったら 連休取り放題らしいよ、社長浮かれてるから。 有給もまぁ溜まってるしね。 返事まだ出来てないんだけど (+380) 2023/03/14(Tue) 22:06:09 |
【墓】 客 タカノ[ 特大のため息を付き、画面を セールスランキングの情報へ変える。 売上は未だ、増加傾向にある。 ] 連休は魅力的だけど、 年末は恋人とゆっくり過ごしたいんだよね [ 渋い顔の理由はそれ。である。 つい先日、卒業する、と宣言したというのに。 と。もう一度、大きなため息をついたのだった。* ] (+381) 2023/03/14(Tue) 22:06:24 |
客 タカノは、メモを貼った。 (c31) 2023/03/14(Tue) 22:37:40 |
【墓】 客 タカノ[ なんだろうね、 堂々と宣言できないことよりも、 暗号の受け渡しをしているようで、 楽しくなってしまって。 二人だけで共有する秘密。 なかなか、いい味がする。 ] (+424) 2023/03/15(Wed) 0:14:08 |
【墓】 客 タカノ[ そうではない、顔を思い出して にやけてしまう前に、スマホの画面を 明るくし、返信をした。 『前向きに検討させていただきます』 たった一言、打ち込んだ後は いつも通り、カウンターの中で料理をする姿を 見つめていた。 ちょうど玉ねぎを炒めている頃だったか。 相変わらずの手際の良さに惚れ惚れしながら 完成を待つ時間も、愛おしいもの。 それ以上の視線を感じてしまっても、 まぁそこはご愛嬌、というやつです。 やがて、白の器にクリームを足した 抹茶のような柔らかな色のスープが 盛られて、カウンターから差し出されたなら ] (+426) 2023/03/15(Wed) 0:14:40 |
【墓】 客 タカノ きれいな色だねぇ [ 瞬き三つ分、それを眺めてから ] いただきます [ そっとスプーンを沈め、掬い上げ口元へ 軽く角度を変えると、なめらかなスープが 口の中に転がりこんでくる。 シンプルな味付けがより、そら豆の風味を 引き立てて ] あぁ美味しいこれ ポタージュも 美味しいんだね、好きだなぁこれ (+427) 2023/03/15(Wed) 0:14:53 |
(c38) 2023/03/15(Wed) 0:21:19 |
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