人狼物語 三日月国


161 完全RP村【こちらアンテナ、異常アリ】

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視点:人

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【人】 生物学者 アマノ

【自室】

[自室から出ることは無かったものの、夜中に幾度かは目覚め、その度に届いている携帯端末の通知に目を走らせていた。

日付が変わる少し前に届いた、ダビーからの個人的な連絡>>3:316、そしてゾズマからの連絡 >>3:276

内容は異なれど、つまりは"後を頼む"という、メッセージ。

けれど、それからほどなくして伝えられたアンテナからの"宣告" >>1 に俺は目を見開いたのだった。]

────は?
俺、か…………?

[今夜は、俺とサダル。

残りたいと思っていたわけじゃない。
だが、なんとなく、"今日選ばれるのは俺じゃない"と、勝手に思っていた。何の根拠もない希望的観測で。]
(38) 2022/07/17(Sun) 5:25:09

【人】 生物学者 アマノ


………………。

[バーナード。
自分を"使って"皆を残したいと切望していた調査員。

スピカ。
船の事故は己の責任だと号泣していたコミュ力おばけの管制官。

チャンドラ。
俺に使い古されたレシピ本を貸してくれた、心優しき船医。

俺が眠りについた少し後には、この中の誰が1人船に残るかが決まってしまう。

それは、誰であっても嫌だな、と、思った。*]
(39) 2022/07/17(Sun) 5:25:45
生物学者 アマノは、メモを貼った。
(a13) 2022/07/17(Sun) 5:31:39

生物学者 アマノは、メモを貼った。
(a14) 2022/07/17(Sun) 5:32:10

【人】 生物学者 アマノ

【午前:自室→キッチン】

[今日はもう、自室に籠もるつもりは無かった。

解析に使っていた機材の電源も落としてしまったし、すべき事と言えば、チャンドラに借りた医学書を捲ることくらい。

それなら、他の場所でも出来ることで、俺は両手で抱えるサイズの黒い機材を抱えながら自室からキッチンへ移動したのだった。]

────そういや、バーナードの好物って、何なんだ……?

[この船の中では、食事する姿を一番見ていたのが奴だったわけだけれど──何しろ研究室内で勝手に食堂から持ってきたものを食っている様をそこそこ頻繁に見ていたのだから──、そういえばどれが旨い何が好物だという話を聞いたことはない。

まあ、今日会った時に聞けば良いか、と思いつつ。

冷凍庫内の食材はまだそこそこ潤沢ではあったけれど、残った面々が"肉塊を調理する術"に長けているとも思えず、俺は自分にできることをしておくかと、手を動かし始めた。]
(40) 2022/07/17(Sun) 6:41:12

【人】 生物学者 アマノ


  【乗員全員へ通達】

  色々作っておいたから適当に食べて欲しい。
  調理済ストックについては食堂にメモ有り。
  俺の私物のコーヒーサーバーも食堂に置いてある。

  ────アマノ


[昼前に送信したのは、そんな文章。

カウンターに並べておいた料理あれこれた"最後の晩餐"さながらになってしまった事については若干微妙な気持ちにならなくもなかったけれど、1人分ずつの小分けにしてフリーズ加工をしておくのは、"己の最後の日"に元々やろうと考えていたことだった。

俺が"最後の1人"になることが確定しても、3人で過ごす最終日に同じことをしていたと思う。
1人のために調理器具を動かすのはエネルギー消費面から言っても甚だしく非効率だしな。

チャンドラのリクエスト >>2:a83 だったスパイスカレー。

残念ながら牛肉ではなく豚を使ったけれどスピカの相当な好物だったらしいハヤシライス。

サダルの好物全く関係ないだろうが、本を貸してくれた敬意を表して(?)あんこ玉 >>2:169
まあついでに、流れで小松菜の煮浸し >>2:183 も。]
(41) 2022/07/17(Sun) 6:42:42

【人】 生物学者 アマノ


[ここまで来れば案外怖いもの無しになってくるもので、果敢にオーブン料理にも挑戦し、冷凍肉は残っていた野菜諸共あらかた火を通した。

スライスして1食分ずつ小分けにしておけば、"破滅的な料理を生み出す" >>3:220 と自認しているらしいどこかの馬鹿でも食うことくらいはできるだろう。

それは、"生きろ""生き抜け"という、1人残される者への自分なりのメッセージになっていた事には気付かないまま、今日明日分くらいに当たるだろう量の料理はフリーズ加工せずにカウンターへと並べておいた。*]
(42) 2022/07/17(Sun) 6:43:23
生物学者 アマノは、メモを貼った。
(a15) 2022/07/17(Sun) 6:46:19

【人】 生物学者 アマノ

【午前:メインデッキ】

スピカ────居るか?

[食堂での作業の合間。

昨日借りたマニュアルファイルを抱えた俺はメインデッキを訪れた。

ダビーとゾズマが眠りに就いた後、スピカを補佐する心積もりでいたんだけどな。

なのに、昨日のうちにとあらかた頭に叩きこんだ機材の運用マニュアルの内容は、どうやら活用されることがなく俺が先にスリープ処理に入ることになってしまったようで。]

ファイルありがとう。

救難信号に対する他船の応答 >>3:206 くらいなら俺も拾える。
必要ならいつでも代わる。

[そう言っても簡単にはスピカがこの部屋から動こうとはしないだろう事はここ数日の彼女を見て承知していたから、魔法の言葉を告げた。そう、"ハヤシライス"。]

ハヤシライス、作ったから。
くそ大量に作ったから昼でも夜でも食べに来るといい。**
(43) 2022/07/17(Sun) 7:19:55
生物学者 アマノは、メモを貼った。
(a16) 2022/07/17(Sun) 7:22:01

【人】 生物学者 アマノ


【午前中のどこかで】

[ラサルハグが起きていた頃よりは格段に少なくなった端末の通知が控えめに着信を告げる。]

"担当業務のマニュアル化"…………? >>45

[発信者はスピカ。
宛先はどうやら俺とサダルの2人。]

いや……マニュアルと言われても、な。

[宇宙船運航に関わる業務は特に無く、それはおそらくサダルも同様だろうと思う。

専門分野のものとなれば、己しか理解していないものも多く、正直、マニュアルもへったくれも無い、研究成果自体はシリコンROMに記録済だ。 >>1:279

あと、本来業務についてすべき事と言えば、"俺が生還する"という事くらいしか、現状思い浮かばなかった。]
(47) 2022/07/17(Sun) 8:00:44

【人】 生物学者 アマノ


  『マニュアル化すべきものは俺には無い』

[だからそれだけを送信して、同時に"スピカは大丈夫か?"という思いが過る。

それはなんだかまるで、高性能AIに──そう、アンテナに──投げかけられたような、そんな感じがしたからだった。*]
(48) 2022/07/17(Sun) 8:01:16
生物学者 アマノは、メモを貼った。
(a18) 2022/07/17(Sun) 8:02:33

【人】 生物学者 アマノ

【午後:カウンセリングルーム】

[今日の俺は(今日の俺も!)肉体労働が多い。
料理という技能は、それなりの体力仕事だったんだなということを俺はこの数日で嫌というほど思い知らされた。

これまでは経験したこともなかった背中と腕の筋肉痛に顰め面をしつつ、そして手元には9冊の本。]

本。ありがとう。

────正直、面白かった。

[サダルに借りた"マジカルクック☆ララコちゃんシリーズ" >>2:169 を返却する。

小山の本の一番上、『制服の恋物語』はあいにく読めていない。

"美しい、愛の物語" >>3:121 だったらしいが、フィクション小説に手を出せるほどの余暇はついぞ訪れなかったから。

そういえばララコちゃんは途中の1冊が抜けていたぞと、読みたいという意味ではなく報告のつもりで告げたら、『Gの丸焼き編』 >>2:171 なる恐怖しか覚えないタイトルが出てきたから、これも丁重に丁重に、もう読む暇が無いとお断りさせてもらったのだった。]
(49) 2022/07/17(Sun) 8:37:19

【人】 生物学者 アマノ


……あー────────。

[口にしかけて言い淀んだのは、昨日のバーナードとの一件。

奴の、危険思想──あえてそう言わせてもらう──はチャンドラ、サダルらあたりには伝えておきたかったけれど、サダルは今夜俺と共にスリープに入る身。

既に12時間を切っているこの段で出来ることは限られているだろうし、これから眠りに就く彼に余計な心労を増やすこともないかと口を噤んだ。

代わりに、思わず口を衝いて出てしまったのは。]

その……キス、って。

どういう心情でする行為、なんだ…………?

その。楽しそうに、キスしてきた、場合、とか。

[その単語を口にする度に、かあ、と頬が熱くなってきて俯きがちになる。

後から反芻して、揶揄っていたのか?とも思った。
でも奴の表情はそういうのとも違っていた。]
(50) 2022/07/17(Sun) 8:38:26

【人】 生物学者 アマノ


確かに、"とても好き"とは、言われた、が。>>2:548

俺は奴に何も言ってない。
こっちは何が"好き"かも解ってないんだ。

なのに。嬉しそうに。キス、とか。

なんなんだ、ほんとに、あいつは……っ。

[常々言葉の足りない生物学者は、どうやら情緒は(13)5D3歳レベル程度だったらしい。

赤面しながら怒濤の情報量をカウンセラーにぶちまけた俺に、奴は一体どんな顔になっていたんだろう。*]
(51) 2022/07/17(Sun) 8:39:15
生物学者 アマノは、メモを貼った。
(a20) 2022/07/17(Sun) 8:40:29

【人】 生物学者 アマノ

【午後:医務室】

本、ありがとう。

まだあと3冊くらいあるんだが、それは夜に。

[手元に残してあるのは、『はじめての一人暮らしごはん』と、組織再生分野の専門書2冊。

スリープ前には返しに来る──あるいはスリープ直前、会った時に返す──と、とりあえず残りの書籍を本棚へと返却した。

医務室を訪れた要件はもう1つあって、それは勿論バーナードの事……だったのだが。]
(54) 2022/07/17(Sun) 9:15:49

【人】 生物学者 アマノ


え……?奴が自ら告げてきたのか……?

[己の足の切断などという血なまぐさい話をするのは、いかな船医と言えど妙齢の女性にするのは憚られ、婉曲な表現を選びつつも言い淀み気味だった俺に、その話なら既に聞いたと助け船を出して貰えただろうか。]

止めようとは、試みた。
一旦は引き下がったように思う。

だが、俺が眠りに就いた明日。
誰が"最後の1人"になるのか決まった後、また何か言い出すかやらかすか、しかねない。

────気をつけていてくれると、有り難い。

["誰が船に残るのか"が決まる明日。

かかる心労は、チャンドラ本人にだって並々ならぬものと想像できるのに、こんな事を頼んで申し訳ないと頭を下げる。

いっそアンテナがバーナードを残す選択をしてくれれば、少なくとも五体満足でふんばる気になってくれそうなんだがなと、冗談まじり、肩を竦めた。

本心のところは、バーナードには大人しくコールドスリープ装置に収まっていて貰いたいと思っているが、それはそれとして、だ。]
(55) 2022/07/17(Sun) 9:18:11

【人】 生物学者 アマノ


[そして果たして"熱烈過ぎてここだけ切り取っても意味が分からない又聞きの台詞" >>29 について、彼女は問うて来るんだろうか。

問うて来られた日には、俺は顔色を赤くしながら青くするという、医者が知る事例でもなかなかに稀有な症状を彼女の眼前で開陳することになるんだが。**]
(56) 2022/07/17(Sun) 9:18:58
生物学者 アマノは、メモを貼った。
(a21) 2022/07/17(Sun) 9:20:50

【人】 生物学者 アマノ

【午後:カウンセリングルーム】

めんえき………… >>60

[それか、それなのか、とがばりと顔を上げ、]

ぇ?あ、いや…………、

["キス"とか"部位”とか"唇"とか。

あの時の事を思い出させる単語の羅列に、赤面しつつ再び深く俯いていく。

ここは地獄か?

いや、彼に相談をぶちまけたのは俺の側だ、その言い分は失礼にも程がある。

けれど、あのお綺麗な笑顔で「本人に聞けばいい」なんて言われた日には、それが出来ていれば苦労しないと、涙目で睨みつけた。]
(68) 2022/07/17(Sun) 10:10:15

【人】 生物学者 アマノ


……………………。

嫌、では、なかった。

[長居するつもりではなかったから、俺は、部屋の入口ドア脇に凭れるように立ったまま。

"ラサ"と、奴の名前の一片がカウンセラーの口端から零れたことにはまるで気付かない。

静かな声音で問われた内容を反芻した俺は、片手で口を塞ぎつつ呻くように言葉を吐きながら、その場にずるずるとしゃがみ込んだ。]

嫌では、なかった、が。

…………どんな顔して奴に再会すればいいのか、わからん……。

[誰の事を言っているのか、サダルならずとも、この船のクルーならば100%超の確信を持って断言するだろう相手の名を、俺は口にしていないから、まだバレてないだろうくらいに思っていた。

何しろ13歳の情緒なもので。]

なんで世の人間は、心臓止まらないんだ……。

[聞き様によっては、すわ大量虐殺予告かという物騒極まりないことを口走りながら、俺は変わらず、答えの出ない迷路をぐるぐると迷走していたのだった。**]
(69) 2022/07/17(Sun) 10:12:23

【人】 生物学者 アマノ

【午後:カウンセリングルーム】

"他の人"…………?

俺、接触恐怖症ってやつらしいからな。

無理だろ。

[この段に至るまでカウンセラーにすら伝えていなかった──すなわち乗員名簿の特記事項にも記されていなかった──爆弾を1つ落とした情緒13歳はきょとん顔をする。

医師の診察で触れられる程度だったら顔を強張らせながら眼を閉じ歯を食いしばる程度でやり過ごせる範囲だ。

奇声を挙げて逃げ出すような事はしないから、自分から進んで吹聴するでもしなければ特記事項に載ることもあり得ない。]

や、あいつのは単に昔からの慣れで……

人のベッドに勝手に入ってくるような奴だし。

[それゆえ大丈夫なのだと尤もらしい理由を添えた気になっている実年齢30は、また新たな爆弾を投下したことには気付いていない。]
(87) 2022/07/17(Sun) 15:57:19

【人】 生物学者 アマノ


……………………。

[────────"どうして"。

そりゃあ。

嫌いではないからだ。
大丈夫だからだ。

昔から。
あいつだけ。

別に、拒むものでは、無いし。

半ば呆けたようになりながら、ゆっくり考えろ云々のサダルの言葉は素通りさせていた俺だったけど、次の言葉には常の顔に戻って言い放った。]
(88) 2022/07/17(Sun) 15:58:27

【人】 生物学者 アマノ


当たり前だ。

あいつの足を再生して、
また共に宇宙ここに来ると決めたんだから。

[果たしてこれは"お悩み相談"足り得たのか。

カウンセラーが得られた仕事充足度については解らねど、俺はいくらかすっきりした心持ちでカウンセラールームを後にしたのだった。*]
(89) 2022/07/17(Sun) 15:58:55

【人】 生物学者 アマノ

【午後:医務室】

[顔を合わせた時に、常には凜とした印象の彼女が少し疲れ窶れた風だった >>79 のが気にはなった。

状況が状況だしなと流してしまったけれど、それがバーナードとの一件絡みゆえのものだと結びついていたら、俺は後に会ったバーナードに落とす"馬鹿"を稼働限界まで量産しまくっていたところだ。

が、どの道、この会話の後にバーナードに出会った際には、あの頭の沸いた企みをチャンドラに全部開陳したのかこのくそ馬鹿──しかも"右足は俺のもの"云々まで伝えるとか!ほんとにな!──という罵声を(8)5D3回は落としたから、さして変わりはなかったかもしれない。]
(91) 2022/07/17(Sun) 16:50:57

【人】 生物学者 アマノ


ああ、検査も必要だったな。

もう済ませてしまって良いのなら、してしまいたい。

[そう告げたから、ぽつぽつと続く会話は、その検査の準備やら何やらをしつつ────という風な空気の中での事だった。]

馬鹿な子供────そうだな。

[本当、全くだ。あのくそ馬鹿。

実年齢で言えばチャンドラの方が年下なのだと俺は当然知ってはいるが、バーナードあの馬鹿のあの一部分における情緒の欠落は、情緒年齢13歳から見ても損失が甚だしい。]
(92) 2022/07/17(Sun) 16:52:06

【人】 生物学者 アマノ


あいつは、人を大事にする方向には聡いくせ、自分を大事にすることはすっぽり頭から抜けている。

[ぽつりと呟いた俺の声には、おそらく同意しか返ってこない。

俺もまた、恵まれた環境下ではあったものの歪な家庭の中で育ったから欠けている部分が多分にあれど、でもそれを埋めてくれる"あいつ"が居た。

"あいつ"バーナードには、そういう"あいつ"ラサルハグが傍らに居てくれなかった……ということなんだろう。]

大事に扱われた事が無かったから、自分を大事にする方法が解らないんだよな……。

[ここまで色々と、奴を知ってしまったんだ。情はある。
あの戯言を聞いて、本気で怒るくらいには。

けれどそれだけでは、きっと足りなくて、届かなくて。もどかしかった。]
(94) 2022/07/17(Sun) 16:54:18

【人】 生物学者 アマノ

や、あの、だな…………、あれ、は。
(95) 2022/07/17(Sun) 16:54:46

【人】 生物学者 アマノ


["俺のもの"云々については、ズレてるんだかそうでもないんだか、チャンドラからは"義足はアンテナが管理" >>82 という至極尤もな説明を受けて、俺は赤面しながら冷や汗と脂汗を同時に流すという大変に稀有な経験をした。

あのくそ野郎。
やっぱ一発、ぶん殴る。

猛烈に回る馬鹿カウンターに加え、物理攻撃予告も加わった事を、バーナードは知っちゃいなかっただろうけど。]

あれ、は、言葉の綾というか……本意なのは否定しないが……。

[ぽそもそと言い募る俺に、"俺のことも全然知らなかった"のだと、ふわりと大人な対応でまとめてくれたチャンドラには感謝しかない。*]
(96) 2022/07/17(Sun) 16:55:31
生物学者 アマノは、メモを貼った。
(a25) 2022/07/17(Sun) 16:59:13

【人】 生物学者 アマノ

【昼頃:どこかで】

["助けたい"。"助かりたい"。

そういった情の部分を一切廃し、当人のサバイバル能力も考えず、精神面での安定性のみで言うならば、"1人残る"のに適任だったのはラサルハグ、そして俺。バーナードも入っただろうか。

プライベートの多くは知らないが、元軍人という経歴を持ちいつも落ち着いた佇まいな風だったダビーも、おそらくは取り乱すような事はないのだろうなと思われた。

"女性は守られるべき"のような意識は、今の感覚では差別的に捉えられる向きもあるけれど。

それでも、向き不向きで言えばやはり適してはいないようには思われて、その中でもスピカは最も、"こういう状況下に置いておいてはいけない人員"の筆頭と、俺は感じていた。]
(100) 2022/07/17(Sun) 17:29:17

【人】 生物学者 アマノ


────これ。まずいんじゃないか……?

[朝の彼女の様子 >>93 も相当におかしかった。
"ハヤシライス"の一言への反応すら無かった。

そして今届いたメールの文面 >>97 も。
端的ではあるが、端的なゆえに、AIの自動応答のようにしか感じられない。

サダルの危惧 >>67、バーナードの心配 >>a22
各々考えるところがあったことには、気付くことはなく、]

いや、でも、サダルは今日スリープだろ……。

[相談したところで"明日のスピカ"は支えられない。

チャンドラにはバーナードを頼むと言ってしまった。
彼女にあれもこれもと頼むのは、それは酷というもので。]

────なら、託せるのは1人しか居ないだろ。]
(102) 2022/07/17(Sun) 17:30:37

【人】 生物学者 アマノ


『あとで時間くれ。多分食堂に居る。』

[メッセージの宛先はバーナードくそ馬鹿

ついでに食べ物の好物教えやがれ。
あと"くそ馬鹿" 8回投下の刑 >>91 と、一発殴らせろ >>96 というのと。

積み重なったミッション消化の目的は伝えぬまま、俺は指を滑らせた。*]
(103) 2022/07/17(Sun) 17:31:05
生物学者 アマノは、メモを貼った。
(a27) 2022/07/17(Sun) 17:31:54

【人】 生物学者 アマノ

【午後:医務室】

"呪い"…………? >>105

[それは正しく比喩だと理解はしたものの。

言葉にそれほどの力があるものなのか。

それがあの馬鹿バーナードのあの愚かな思想に繋がってしまうものなのかと、解釈可能な範囲からは少し外れていることに、微かに首を傾げた。

研究所産まれとは当人から聞いたものの、"生まれた場所で植え付けられたもの"までには思いが至らない俺は、輪郭も掴めないまま想像することしか出来ない。

そして自分の魂にそれがしっかり刺さり、現在進行形で存在を主張し続けているとは、当然、ちらりとも思わなかった。

ともあれ、チャンドラと話したことで奴の根の深さを改めて認識することとなり、俺は深く溜息を吐いて。

そして。]
(113) 2022/07/17(Sun) 19:51:47

【人】 生物学者 アマノ


────え。

[大人な対応は大人なままでは終わらなかった。

目の前の、医師であり淑女であるところのチャンドラが、どこか少女のような微笑みで追撃を繰り出してくる。俺には彼女の手に幻のバズーカが見えた気がした。いやいっそロケットランチャーサイズだったかもしれない。]

ぇ、と………………。

[常の癖で髪をがしがしとかき混ぜる。

ラサルハグの義足をどうこうしようという不穏な考えは抱いていないのだと、その釈明はせねばと考えて。

相変わらず、ことラサルハグの事となると情緒が13歳に退行しがちな生物学者は、迂遠な表現で誤魔化すことも心の外だった。]
(114) 2022/07/17(Sun) 19:52:18

【人】 生物学者 アマノ


嫌だ……と思った。
バーナードの右足をラサルハグにつける事が。

そんな事したら、ラサルハグは死ぬまで負い目と感謝を抱えるだろう?

[それは、昨夜、展望デッキでバーナード相手に告げたの >>3:273 と、同じ事。

けれど、素面で言うのは大違いで、言ってる傍から顔が熱くなってくる。
なんだ、なんなんだ、この、羞恥プレイは。

けれど意外にも、紡ぐ言葉はか細くかき消えることはなく。

言葉を重ねる毎、静かに穏やかに強かに、チャンドラの耳へと届くだろう。]
(115) 2022/07/17(Sun) 19:53:41