人狼物語 三日月国


81 【身内】三途病院連続殺人事件【R18G】

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視点:人


【人】 商人 ミロク

いつかの時間。

男は大股で一人の少年を探している。
先日男と一番はじめに取引をした、
熱に浮かされたあの少年だ。

男は、少年から対価をもらった。
品物を欲する目的を知っていた。
だからこそ、姿が見えなくなった今行方を探していた。

人の少ない病院内だ、すぐに見つかるだろう。
そう思って、歩みを進めた。
(2) 2021/07/05(Mon) 10:30:52

【人】 商人 ミロク

>>1 フジノ

「ごきげんよう。フジノさん。
 突然ですが、げーむをしませんか?

 隠して欲しいものがあります。
 決して誰にも、見つからないようにしてください。
 仲のいい友人にも、恩を覚えている医者にも。
 取引をした大人にもです」

その日あなたの前に男はやってきた。
そう、あなたに告げて、包みを渡す。
服の中に隠し続けるには少しかさばるような何か。

そして、内緒話をあなたの耳元で囁いた。

「隠したら、戻ってきて少しの間お話をしましょう。
 その後で、私が探しに行きます。
 見つからなかったら、あなたのかちです。

 見つけられたら、私のかちです」

「かんたんなげーむでしょう?」
(4) 2021/07/05(Mon) 11:47:46
ミロクは、【肉】を食べに行かなかった。
(a2) 2021/07/05(Mon) 20:37:22

【人】 商人 ミロク

>>13 フジノ

あなたが戻ってくれば、静かに座ってどこかを眺めて居た。
やってくると気づいて、濡れている服に首をかしげる。
一度席を外して、タオルを持ってくれば、
丁寧に髪や顔を拭き始めるだろう。


「お話は、そうですね。
 あなたがこの村でどう過ごしていたかなど聞きたいですが。

 不都合があれば私の話でもいいですよ。
 あまり面白みがないかもしれませんけれど。
 少しだけ、贅沢な。運だけがよかった男のお話です」

瞳を見返す姿はまたやけに温かみを帯びていて、
いつか肉の香りが漂う近くまで話はされた。

取引でも、なんでもないただの会話。
あなたがどう答えようと男は語っただろう。
(22) 2021/07/06(Tue) 21:08:58

【人】 商人 ミロク

>>13 >>22 フジノ

男は両親の顔を知りません。
赤子の頃、少し裕福な商人の主人に運良く拾われ育てられることになりました。
世渡りと、ほんのすこしの芸を身につけて金を稼ぐ幼少期を過ごして。
大きくなれば、商人としての知識を学び、
ようやく"客を見る"役目として表で活躍が出来るようになったのです。
色々な客と関わるうちに、一つの夢ができました。
つい、今日まで商いの生活で忘れかけていたが、やはりずっと胸の中には残り続けていました。



「教師になりたかったんです。
 しかしまともに学徒として勉学を嗜んでいませんから…。
 ほぼ難しいといわれ、諦めていました。
 実際、人より少しだけ多く本を読んだ程度です。
 このご時世、仕事は選べるものではありませんが、
 夢を持っていたことは忘れたく有りませんね」
(23) 2021/07/06(Tue) 21:10:15

【人】 商人 ミロク

>>セナハラ

しばらくして肉の香りがまだ漂っているだろうか。
人がまばらになった頃、商人は、医療従事者の男に声をかけた

「すみません、お時間いいですか?
 ニエカワさんのことです。

 先程"お話し"したのですが伝言があります。
 ここで、聞きますか? それとも、」

別室がいいですか。
何となしに訪ねる声が、病院内に静かに響いた。
(27) 2021/07/06(Tue) 21:51:20

【人】 商人 ミロク

>>28 セナハラ

「はい、どうやら彼はここにいる方々に
殺された
ようです。
 ご存知でしたか?
 ショッキングな内容ですと気にされると思ったんです。
 病院の体面的にも」

気にしていたのは技師の方だったが、一応、告げることは告げて。

「世迷言だと思いますか?
 それでも構いませんが、聞かないという選択肢はありません。
 最大限考慮をさせていただきますので、好きな条件でお聞きください」
(29) 2021/07/06(Tue) 23:10:24
ミロクは、その夜、命を落としました。
(a8) 2021/07/07(Wed) 10:50:00

【人】 商人 ミロク

>>32 フジノ

「畑仕事、やったことがないんですよね。
 都会では、靴磨きが駅前で盛んです。
 まず見た目の善し悪しが気にされないので。
 強いて言えば首に何か巻いていると良いでしょう」

「いい先生に、と。そういっていただけて幸いです。
 大人相手ばかりだと、疲れてしまいまして。

 きっと、あなたたちのような
 "子供"に慕って欲しかったのかもしれません。
 "大人"は醜くて、狡猾で、汚い部分がよく見えますから」

明日には会えなくなっているかもしれない。
そんな思いを抱いて、男は話した。

誰かが一人、また一人。
―――異常ではない異常の世界で暮らしている。


「"お嫁さん"としての将来を私が受け持つことはしませんが、
 あなたがお嫁さんになれる場所は、提供したいですね。
 できるだけ、手を回してみましょう。大丈夫ですよ。

 あなたは、心優しい、誰かを想える人ですから」


そうしていくつかやりとりをして男は去って行く。
最後に、別れを告げて。
(37) 2021/07/07(Wed) 11:03:14
商人 ミロクは、メモを貼った。
(a10) 2021/07/07(Wed) 12:05:23