人狼物語 三日月国


185 【半突発R-18】La Costa in inverno【飛び入り募集】

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視点:人

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月が姿を変え、新たな一日が始まった。村人は集まり、互いの姿を確認する。
エースが無残な姿で発見された。

伝承は真実だった。異形の刃を持つ魔物“人狼”は、確かに存在するのだ。

もはや村人たちに猶予は無い。早く人狼を見つけ出し、処刑しなければ。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ない……。

現在の生存者は、シュゼット、ファントム、スカリオーネ、リリー、リュディガー、シメオン、イルムヒルト、ブランシュ、ユスターシュの9名

【人】 大富豪 シメオン

─ 間話 ─

[曰く、「ラ・コスタは、美を司る女神に守られている。
彼女は歌や演劇、芸術、武技に魔法、そして淫欲や肉欲といった、人を魅了する全てを『美』として、こよなく愛している。
フェスで優れた『美』を魅せた者は、女神の寵愛を受け、あらゆる願いが叶えられる。」

それはこの街に伝わる伝承。
女神に守護されたこの街はその伝承の通りの価値観を有していた。
富裕層がパトロン、彼らは他者よりも先んじてなり『美』の庇護者とならんとし、彼らの元で『美』は繁栄を迎える。

女神は『美』を好む。
そしてその『美』とは様々な形となる。
芸術品、美術品といった物理的なものから、歌やなんらかの技術、人を惹きつけるカリスマ性と言った概念的なものなど。

中でも女神が好むものは、伝承にもある『淫欲』や『肉欲』ではなかったか。そして、それはこの『美』の街においての大いなる価値観でもあった。]
(0) 2022/11/26(Sat) 4:06:02

【人】 大富豪 シメオン

[それ故に男自身の持つ『美』は異質であった。

積み重ねた研鑽と努力。
理想を追い求めながら、しかして現実に振るわれ血に染まったそれは、いつしか芸術の域すらも超えて、ただただ美しくあった。

かつて剣王と賢者なこの街に移り住んで間もなく、男はその『美』を持って女神の寵愛を得た。『淫欲』も『肉欲』も無い、ひたすらに曇りのない美しき剣の捌きだけを以て。

やがて男は巨万の富と名声と地位を得る。

失ったものはただ一人の友。
だが、それで男は構わなかった。

男は渇望した、幾千幾万の『美』を。
そしてその頂きに立つ『美』を。

時に、男は思う。
あと十年の若さがあらば、我が剣は究極足り得たのだろうかと。
清廉であったかつての自分ではなく、今の清濁合わせ持つ自分がもしも若さを手に入れられたのなら、と思わずにはいられない。

答えは、何処にもありはしないと言うのに。]
(1) 2022/11/26(Sat) 4:07:01

【人】 大富豪 シメオン

[男の『美』への執着はこの街においても異常と言えた。
男の根源は決してこの街の『美』とは相容れないものだったのかもしれないが。 

勿論、男はこの街の『美』もその悉くを愛でた。

見目麗しき女優を、澄み渡る声を、絢爛な装飾や、計算し尽くされた建築を、幻想的な絵画や煌びやかな宝石も。

だが、男が本当に認めた『美』は常に人の心の在り方だった。
男が見出した『美』とは、信念であり、純粋さであり、または妄執であった。人が抱く強い感情にこそ男は美しさを感じた。

友の憎悪に歪んだ顔を目にした時、男はそうと知った。**]
(2) 2022/11/26(Sat) 4:08:28
大富豪 シメオンは、メモを貼った。
(a0) 2022/11/26(Sat) 4:09:44

奏者 イルムヒルトは、メモを貼った。
(a1) 2022/11/26(Sat) 8:24:24

奏者 イルムヒルトは、メモを貼った。
(a2) 2022/11/26(Sat) 8:24:24

酒場のマスター(村建て人)は、メモを貼った。
2022/11/26(Sat) 9:56:04

画術師 リュディガーは、メモを貼った。
(a3) 2022/11/26(Sat) 10:44:08

奏者 イルムヒルトは、メモを貼った。
(a4) 2022/11/26(Sat) 11:42:08

大富豪 シメオンは、メモを貼った。
(a5) 2022/11/26(Sat) 12:40:05

【人】 「怪人」 ファントム

――中央広場――


相変わらず多くの人々が行きかう広場、その建物の一角。
屋根の上で、彼が立っている。

なんとはなしに口笛を口ずさみながら、フェスに沸く街の様子を見渡している。

――誰を探すでもなく、なにをするでもなく。**
(3) 2022/11/26(Sat) 14:45:44
「怪人」 ファントムは、メモを貼った。
(a6) 2022/11/26(Sat) 14:47:33

【人】 踊子 リリー

 


 [ ────どこかで安堵もしていたの。
   重ねてしまえば、本当に熱を憶えてしまったら、
   私は私の終点を惜しんでしまう気がして。

   その向けられた思い遣りも、優しさも
   私にはきっと勿体ない。
   だって、大事にする方法なんて、知らないから。
   ……傷付ける方法だけ、分かってる。 ]


 
(4) 2022/11/26(Sat) 17:38:49

【人】 踊子 リリー

 

[ 夕焼けが照らす外の街並みに、
  青年の姿はどこにもなかった。

  手を繋いで一緒に帰路を歩む親子の姿や
  祭りに浮かされた人々の影だけが幾つも伸びて、
  ……ただ、それだけ。** ]


 
(5) 2022/11/26(Sat) 17:39:22
踊子 リリーは、メモを貼った。
(a7) 2022/11/26(Sat) 17:41:23

「怪人」 ファントムは、メモを貼った。
(a8) 2022/11/26(Sat) 18:16:59

「邪毒」 スカリオーネは、メモを貼った。
(a9) 2022/11/26(Sat) 18:45:00

「怪人」 ファントムは、メモを貼った。
(a10) 2022/11/26(Sat) 20:37:35

【人】 踊子 リリー

 ―― 早朝:自室 ――


[ …外の騒がしさで目を覚ました。
  祭り二日目となれば熱気が落ち着く、…こともなく
  相変わらず朝から人々は忙しない。
  窓越しに見える年若い歌姫が歌を響かせ
  それを観衆が褒めたたえ、──繰り返し。

  女の耳にも既に、男の圧力は届いている。>>1:102
  ああも怒らせたのだから予想し得た未来とはいえ、
  やはり昨日、青年を巻き込まなくて正解だった。
  ────さらりと髪を揺らし、立ち上がる。 ]


  (……食えない狸ね、本当)


[ 奇しくも他の誰かと同じような感想だったか。
  今頃噂話は人を伝い、母にも届いているはずだ。
  溜息を零しては、首元へリボンを結びつける。 ]
 
(6) 2022/11/26(Sat) 21:35:31

【人】 踊子 リリー

 

[ 自分に足りないものがなにかなんて、知っている。
  あの時、手を差し伸べた彼へ紡いだ覚悟。
  ────不自由を受け入れて、永遠にする、心。

  母が望んだ通りに舞い、
  母が愛した髪を揺らし、
  母が求めた瞳を輝かせ。


  本当はそんな風に踊りたくなくても。
  受け入れて、女神様に認められさえすれば
  後は願いを口にするだけ。>>1:100
  ──それはまさしく男が感じた通りに>>1:103
  女の抱えた妄執だった。 ]

 
(7) 2022/11/26(Sat) 21:35:37

【人】 踊子 リリー

 

[ それでも一度だけ味わったあの自由は、
  女の足元をぐらつかせた。
  自分自身でさえ、自分を大切に出来やしないのに
  向けられる優しさは心を不安定にさせた。


  本当は、自由になる方法なんて知っている。
  …………ひとりになるのが怖いから、
  誰かに縛られる道を選んでいるだけ。 ]

 
(8) 2022/11/26(Sat) 21:35:42

【人】 踊子 リリー

 

  あーあ。
  ……悪いことしちゃったな。


[ きっと彼は、ただの善意だったに違いないのに。
  ……それにしても、噂通りだったのは見目と歌だけで
  血濡れたナイフや二択を迫られることもなかったな、と
  ラ・コスタの怪人の話を思い出し、息を吐く。

  彼が本当にそうであるかはさておいても、
  ─あの奇妙な力を思えば、荒唐無稽な話でもない。

  時間を掛けて身支度を整えた女は、
  無意識に昨日の噛み痕をなぞっては
  それから外へ足を踏み出した。** ]

 
(9) 2022/11/26(Sat) 21:37:27
踊子 リリーは、メモを貼った。
(a11) 2022/11/26(Sat) 21:38:20

【人】 大富豪 シメオン

─ 浴場 ─ 
 
 お前を見ていると思ってしまうな。


[よく鍛えられているとはいえ老いた自分の体と、若々しい瑞々しさを湛えた美しい女の体。見比べてしまえばどうしても。]

 
 この身が衰えていく口惜しさをな。
 それに、若さそして未来があることが妬ましくなる。


[己はあと何年生きられるだろうか。
あとどれほどの年月、この身を保っていられるのか。
十年、多く見積もってもあと十年としないうちに『美』は己に背を向ける。、

男は相変わらず燃えるような、獣のような目付きで女を見ているが、その奥には微かにそれとは違う色。

男は、ふと自分の中に芽生えたものを自覚する。]
(10) 2022/11/26(Sat) 22:03:10

【人】 大富豪 シメオン

[広い浴場にはもちろん二人だけ。
使用人は外に控えているため、呼べばすぐにやってくる。

木製の大きな浴槽に張られたぬるめのお湯は地下から汲み上げたもので、やや塩気があり、ブラウンの透き通った色をしている。
そこに浮かべられた柑橘類と木の香りが湯気に溶けていた。
そして壁の一面には高級品である硝子張りで、そこには外の景色が美しく映えていた。

かつて『美』の女神に愛された建築家が、男の望みを形にしたものだった。]


 大分、疲れたのではないか?


[あんなにも激しい交わりは、初めてだった女に随分と無理をさせたはずだ。]


 湯はいい。
 疲れも、傷も癒してくれる。


[魔法も薬も使わずともそういう効能があるという。]
(11) 2022/11/26(Sat) 22:04:02

【人】 大富豪 シメオン

 

 ……明日の夜、
 お前の演奏が聴きたい。

 場所はそうだな、中央広場でどうだ。
 邪魔な者たちは片付けておくぞ。


[そう言って男は笑った。
もちろん片付けるなどということは冗談のこと。]


 お前の『美』を女神に、
 そしてこの街のものたちに見せつけてやろう。


[それは今年の『フェス』に捧げる『美』だ。
街の有力者で、数多の『美』の庇護者シメオン・ジョスイが女神に捧げる『美」として、女の演奏を選んだということだった。*]
(12) 2022/11/26(Sat) 22:05:24

【人】 影街の魔女 ブランシュ

「………ふう。」

ややあって、魔女はようやく体を起こす。
激しい運動の後のように頬を上気させ、けれど前よりもさっぱりと、活力に満ちた表情で。

「さてと。随分お待たせしてしまったわね?」

もう一つの方はあるが…と、先程の施術者と、観客の方に視線を向けた*
(13) 2022/11/26(Sat) 22:36:22

【人】 奏者 イルムヒルト

ー 浴場 ー

[一目でわかる、上質な浴場のつくり
湯気の中に香る柑橘と木の香りは上質で。
それは何処か心地よく体を解していくかのよう。

そのなかで貴方は、老いの知覚を吐露する。
口惜しくも、それを理解しているという色で。
あれ程の欲を持ちながらも、老いの足音への
抗いようもないことを]

……然れど。
年月を経ることで、深まるものもありましょう。

若さだけでは、届かぬものも。

[貴方なら、経る年月の中で。
そう思える程の美を見せてくれると、言外に。

少しふらつきながら、湯に手を浸す。
指先に感じる温かさは、先の荒ぶる程の熱さとを
無意識に比べて、しまいそう。]
(14) 2022/11/26(Sat) 22:46:35

【人】 奏者 イルムヒルト

[透き通る湯は、暖かみのあるブラウンに染まり
何処か森の小道のような色合い。
硝子張りの向こうの展望に、思わず吐息を溢して、見いる

湯の中に身を浸せば、蕩けるような心地と
少しだけひりつく入り口に内腿を閉じて。
問いかけには、小さく笑みを溢して]

それ以上に、美しさを知れましたから。
まだ何処か。高揚しているみたいです。

温かくて、染み込むような。
……音や、熱。それ以外にも。このような
美も、あるのですね。

[湯を、掌に掬いながら。ぽつりと。]
(15) 2022/11/26(Sat) 22:52:26

【人】 奏者 イルムヒルト

[そして、明日の夜の演奏をと
誰かの添えではなく、己のものを望まれるなら。]

承りました。
……奏でましょう。あの夜よりも深い音を。

[冗談めかし笑う貴方をみやりながら、女は是と返して。
また世界を奏でる喜びを。
指先に込めんとするでしょう。*]
(16) 2022/11/26(Sat) 22:55:59

【人】 「邪毒」 スカリオーネ

……ふぅ。


>>13男はつやつやとした表情のブランシュを見つめため息にも近しい吐息を漏らした。
体力が無尽蔵にあるかのようで本当に、いくら致しても帰る頃にはケロっとしているのだ。
密かに男が体力に自信を持っているのも無理はない話だろう。

男は視線を、クロッキー帳に向けていたリュディガーへと向けた]


お待たせしましたね。
リュディガー様、よろしいでしょうか?


[先程から何やら悩んでいたことには漸く気づいていた男は問いかけ、返答を待つことに**]
(17) 2022/11/26(Sat) 22:57:05

【人】 「邪毒」 スカリオーネ

――翌朝――

[尚、この様に激しい様があっても男は翌日も店を開いている。
誰が来てくれるかは分からないが可能な限り開いておくのが男のやり方だった**]
(18) 2022/11/26(Sat) 22:58:43
「邪毒」 スカリオーネは、メモを貼った。
(a12) 2022/11/26(Sat) 22:59:49

【人】 画術師 リュディガー

ここ水道か何か無い?手ぇ汚れちゃってさ……

[「施術行為」が終わり、利き手の汚れに気がついたので最初に主人に訊ねたのはそれであった。少しして、もっと他に言う事があるだろうと思い直し続ける。]


>>13>>17 お疲れ様。とってもきれいなモノを、ありがとうね。


[頭を下げた。]
(19) 2022/11/26(Sat) 23:11:34
画術師 リュディガーは、メモを貼った。
(a13) 2022/11/26(Sat) 23:21:20

【人】 影街の魔女 ブランシュ

どうやら、リュディガーの方も絵は描け、施術の約束も守ってくれるらしい。
まだ少し気だるくはあるが、体を起こしたまま二人を眺め

「いいのよ。見られながらのマッサージも新鮮だったもの。
ああ、でも…何か至急の野暮用、なかったかしら…」

魔女にしては珍しく、そんな気の回し方をした。
構わないならそのままもう少しいるつもりなのだけれど*
(20) 2022/11/26(Sat) 23:22:25

【人】 大富豪 シメオン

─ 浴場 ─

[女の言う通り、若さだけが価値ではない。
積み重ねた月日、研鑽にかけた時間だけ磨かれてきた『美』も確かにある。

それでも。
己が道の先に見えた『美』の極みに、どうしても届かないと、時間が足りないのだと理解ってしまうのだ。

だから男は思うのだ。
お前なら届くのかもしれないと。]


 動の『美』、静の『美』と言ったところか。


[女と同じように湯を掬う。
嗚呼、この手にあとどれだけの『美』を掴めるのか。]
(21) 2022/11/26(Sat) 23:22:55

【人】 大富豪 シメオン

 
 
 明日は少しやることがある。
 それと
が来るはずだ。


[本当にやってくるかは本人次第だが。『美』を抱く者にとって、その舞台を奪われたままでは居られないはずだ。]


 だが、必ず行く。


[たとえ『美』の女神が己を妨げようとも、必ず。]
(22) 2022/11/26(Sat) 23:23:39

【人】 影街の魔女 ブランシュ

ー翌日 ヴンダーカマーー

フェスの熱気の中、魔女は静かにいつも通り店の定位置について店番をしている。
座っているのは本人か、あるいは分身か。

いずれにせよ、必要があればどこにでも現れることは容易いはずだ**
(23) 2022/11/26(Sat) 23:26:01
影街の魔女 ブランシュは、メモを貼った。
(a14) 2022/11/26(Sat) 23:29:23

【人】 奏者 イルムヒルト

ー 浴場 ー

[貴方のように自分の美の到達点を理解するには
今花開き更に磨かれんとする私の美は未だその無数の可能性の中に
然れど。道はたしかに見えて。あとはそれに向け歩いていくのみの私。
到ることは出来るのか。その極みに
或いは貴方と同じように、その道の先を見るままに届かぬかもと理解するのか。
できるなら。いや、掴むのだ。可能性は私の手の内に既にあるのだから。


思いをあらたに、芽生え育つ美を私は深め奏でていくのでしょう。いつか頂きに到るまで。
餓えと、満ちるを繰り返しながら、我欲のままに。]

 静と、動。どちらも。
 心惹かれてやまない、もの。

[掬った掌より零れ落ちる湯。
それをぱしゃりと肩にかける。
零れる前に取り込むがごとくに。]
(24) 2022/11/26(Sat) 23:55:45

【人】 「邪毒」 スカリオーネ

水ならあちらの扉の先はシャワールームだ。
終わった後に使ったオイルを流すためのな。


>>19頭を下げる様子を見てから男はシャワールームの方を示した。
ブランシュは知っているだろうがシャワールームから更衣室に抜けることが出来る。
>>20何やら急用を思いつきたいらしいがシャワーを浴びた後にそのまま着替えに行けることは行ける]


急用か……俺は急ぎの要件はもうないが。
シャワーでも浴びてきたらどうだ。


[慣れない気の回し方に要件が思いつかないならそちらを使うようにと示しておく]
(25) 2022/11/26(Sat) 23:56:08

【人】 奏者 イルムヒルト


[明日は彼には用があるらしい。
演奏ひとつだけの女とは違い、
彼にも多くの為さねばならぬことがあるのでしょう。

女は頷く。
ほほえみ、その言葉に頷く。

必ず行くという、貴方の言の葉。]
(26) 2022/11/26(Sat) 23:56:40