人狼物語 三日月国


55 (R18)竜宮城

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視点:人


【人】 因幡 フウタ

[食事の済んだ後、
俺の伝えた望みに、嬉しそうな理恵の声が返る。>>24
顔を上げれば、眩しいくらいに明るい笑顔。
ちょっとばかりお姉さんらしい理恵の物言いに
救われる様な微笑みを零し、]


  おんせんは明日入ろう。


[と続けたが、
「朝や昼に入るのもいいかもしれん……あ、でも昼間に他の客もいたら、明るい日の下で他の奴も理恵の裸を見るのか……?」
布を巻いても裸は裸だ。それはそれで嫌だ。「でもやっぱり今行く方が人が多いんじゃないか?」とか腕を組んでブツブツ……

悩み過ぎて頭が痛くなって来た。
明日考えよう、と頷いて立ち上がった]
(28) 2020/12/30(Wed) 6:55:42

【人】 因幡 理恵

[ドクターフィッシュ体験も金がかかった。こそっと指を突っ込んで、思わず笑う。
 普通に怒られる行為だが、店主にとがめられる前に]


 んぎゃァああああ!
 なにすんじゃフウタ!


[首にひんやりとした手を押し付けられて>>25、飛び上がってマフラーを抑えた。
 どこか不服そうなフウタは無言だったが。]
(29) 2020/12/30(Wed) 11:29:06

【人】 つながれうさぎ 理恵

[遊技場では、兎が折角頑張ってぼこぼこ演奏しているというのに、フウタときたら笑いおった。問い詰めれば、笑っていないと首を振りながらも、俯いて震え出した>>26ので、]


 やっぱ笑っとるじゃろお主!


[のぞき込んで証拠を押さえてやろうと、バチを握ったままずかずか近づいたが、目的を果たす前につんのめる。機械とバチを繋ぐ紐が、ビィンと張って理恵をつなぎとめていた。
「べつに向いてなくないし」「壊れとるだけじゃと言うとるじゃろが」「紐も邪魔じゃ、あれじゃ動けん」フォローが重ねられても、あくまでも機械のせいにしつづけた。
 絶対に認めん理恵が下手だなんて。

 卓球だって絶対に負けたなんて認めん。
「そもそもたぶんるうる間違っとるそんな気がしてきた絶対そう負けてなんかないし」珍しく言い訳が真実になった瞬間だった。
 しかし二人とも気づけないだけで。
 
 卓球場を後にする際に、何やら一組のカップルとすれ違ったか。
 どこかはしゃいだ様子で浴衣の乱れを主張するメスに、「おぉ交尾しやすそうな服じゃの」思ったことをそのまま口に出したが、喧噪にかき消されたか。フウタも一瞬そちらを見ていたが、すぐに興味を失ったのか、特に足を止めることなく卓球場から離れた。その頃にはカップルのことなど忘れていた。
 あと二秒長く見てたら足ダンしてた危なかったな。]
(30) 2020/12/30(Wed) 11:30:52

【人】 因幡 理恵

[料理はやたらと種類が多く、そしてやたらと量が少ない。その分、様々なものを味わえる。一口食べては「おー」感心してはもっもっと頬張った。
 フウタの方も、品は違えど似たようなもので>>27、肉や刺身を突く様子に「美味そうに食うの、なんの魚じゃ?」「なんじゃ分からんのか」興味は持ったが「いや理恵はいらん」のーさんきゅーした。「食いたきゃやるが」小鉢とはいえ、こうも品数が多いと満腹だ。

 盃を満たす酒も、改まった言い方も、理恵の気を良くさせる。
 温かい愛情と同じように、注がれる酒を当然のように受け止めて、酵母の香りに満足気に目を溶かす。荷の重さに耐えた甲斐があった。
 くいくい飲んでは「さすが美味いの、雑味なくキレ良く料理を引き立てる。まぼろしのめんじょうしんぱくまいをぜいたくにごじゅっぱーせんとせいまいしているだけのことはあるのじゃ」呪文を唱えながら、ンフーと唇を舐めた。
 ちょびっとしか飲めないとは惜しい。フウタに酒を注ぎながら、「美味いから! 美味いから大丈夫じゃ! のみきれなかったら理恵がのむし」にぎにぎ。
 居酒屋バイトで覚えた「一気コール」はやめておいた。
 令和の世に一気はいかんの。]
(31) 2020/12/30(Wed) 11:32:23

【人】 因幡 理恵

[部屋の風呂という提案に賛成すると、フウタの頬がほころんだ。明日にまわすフウタ>>28にこくこくと頷く。
 今日は入らなくとも、二泊もあれば温泉に入れるだろう。
 
温泉街ってそんなに見るものないし。


 しかしすぐにぶつぶつ呟き始めたフウタに「なら深夜に行くか?」「そうすると寝るか」「温泉で寝ると死ぬらしいぞ」「しんれいげんしょうというやつじゃの」話しかけたが、フウタは自分の世界に入り込んでいたので聞こえなかったかもしれない。
 部屋に置いてある施設案内には、邪な思いを抱いたカップルたちの為に「貸切露天風呂あります ご希望の方はフロントまで」とか書かれていたのだが理恵には読めない。

 邪とか言っちゃだめですね。貸切風呂は小さなお子さんがいるご家庭にとってもありがたい存在ですし。令和令和、令和の配慮。]*
(32) 2020/12/30(Wed) 11:33:09

【人】 因幡 フウタ

[ドクターフィッシュの後に冷たい手をお見舞いしたり>>29
太鼓に翻弄されるうさぎ>>30をフォローし切れずやれやれと肩をすくめたり、
卓球台の前で真実を言い当てている理恵に
「負け惜しみか、うさぎはかけっこでも寝てたとか言い訳しとったな」と珍しく強気に笑ったり、
カップルの横で思った事をそのまま言ってしまう理恵の口を塞いで「そういう事は聞こえる様に言っては駄目じゃ」と逃げる様に遊技場を後にしたり、
部屋での料理を一口食べては口を開ける様>>31に和んだり、
酒を呑んでは何やら聞いた事もない呪文を唱える理恵に「いつの間にそんな難しい言葉を」とちょっと淋しくなったりした。

いつもと似たやり取りだけれど、
分けたものが饅頭になっただけで、
遊ぶものが太鼓や玉になっただけで、
見た事もないものを二人で食べただけで、
改まって盃を交わしただけで、
それはいつもの生活から少し離れた、
少し特別な思い出になっていた。

理恵からの酒はちょっとだけ呑んだ。
酒なんて一人で呑んだって、自分で注いだって何も変わらないと思っていたが、]


  うん……、うまい。


[出て来たのは自然なその言葉と笑みだった。
理恵の言う通り、残りは彼女にあげたけど。
やはり酔っ払ってしまう訳にいかないので。何せ前科持ちなので]
(33) 2020/12/31(Thu) 3:30:49

【人】 因幡 フウタ

[入る湯について考えこんでいたら理恵が何やら意見してくれた。>>32
聞こえたけど頭に入って来ないまま、
ひとまずは今夜の湯へと足を向けた。

ちなみに、亀にもその案内の文字は読めない──かもしれない。(次号に続く)]
(34) 2020/12/31(Thu) 3:30:52
因幡 フウタは、メモを貼った。
(a3) 2020/12/31(Thu) 7:29:02

因幡 理恵は、メモを貼った。
(a4) 2020/12/31(Thu) 7:52:09