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![]() | 【人】 環 由人温泉…… [ そう、温泉に入る予定だったのだ。 だったのだ、けれど─── 酒をしっかり飲んでしまったものだから ちょっとさすがに今すぐ入るのは 体によくない気がする。 客室にも温泉が付いているらしいから、 そこで済ませるか…と思案して。] (27) 2020/09/16(Wed) 0:02:57 |
![]() | 【人】 環 由人…ちょっと、休んでからにする。 温泉、行って来なよ。 [ と彼には促して、 己は一度、和室仕様の低めのベッドに 座って、しばし休憩をとろうか。]* (28) 2020/09/16(Wed) 0:03:16 |
![]() | 【人】 やる気のないアルバイト でゅーーすあしひきの 山路越えむと する君を 心に持ちて 安けくもなし あなたが辛く険しい道を行こうとしていると 私は気が気ではありません (29) 2020/09/16(Wed) 8:47:55 |
![]() | 【人】 やる気のないアルバイト でゅーーす[個室から出てきた男が、カウンターの上に 空になった皿をからん、と置いた。 アルバイトは、爬虫類じみた縦長の瞳孔で 調子の悪そうだった客の顔をじっと見つめると ふしゅる、と息を吐いた。] 具合、良くなったんなら良いッスけど…… [ちゃんとナポリタンの皿は空になっている。 一介のアルバイトに、それでも彼の体に残る 疲労や病気を見抜く力も無ければ ここに引き止める権利も何も無い。] (30) 2020/09/16(Wed) 8:48:14 |
![]() | 【人】 やる気のないアルバイト でゅーーす[だけどこのアルバイト風情に対して 行儀よく差し出された手には、 ちょっと照れ笑いを浮かべたけれど……] 会えないかもってことは 会えるかもってことっショ。 [訳アリっぽいお客さんだったから 多分アルバイトが想像するよりずっと この言葉と握手の意味は重いのかもしれない。 薄い手を握り返して、男は 彼に言える台詞をなにか考えだそうとして ─────結局、やめた。 彼がここで出会った本が 何か彼の道を照らしてくれるか 或いは彼の気持ちに寄り添ってくれる 誰かとの出会いに期待をするか。 言える事など、何も無いのだ。] (31) 2020/09/16(Wed) 8:48:36 |
![]() | 【人】 やる気のないアルバイト でゅーーす俺は、デュース。 ……万引きの罰として働いてるだけの つまんねえアルバイトッスよ。 [人の形だろうが、無かろうが 己がここにいる理由は大したことじゃない。 ……まあ喰われては敵わないのだが 人ならざる者達の手が、しゅるり、と解け レックスの手は扉にかかる。] (32) 2020/09/16(Wed) 8:49:13 |
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![]() | 【人】 やる気のないアルバイト でゅーーす[こんなの、ただのおまじないだ。 効力の程は知らないし 強大な魔女の力の前には ちり紙程の力もないだろう。 ─────それでも。] 『鬼滅の刃』終わっちまったし 『チェンソーマン』も終わりそうだし…… でもまあ、『HUNTER × HUNTER』の 暗黒大陸編がとりま完結するまで 俺、ここにいると思うんで。 [またのご来店、お待ちしております。 人喰い鬼の寂しげな顔に、 スキュラはゆらりと尾を揺らした。]* (34) 2020/09/16(Wed) 8:55:15 |
![]() | 【人】 橋本 雅治[盛大に鳴った腹の虫を笑われたものだから 何か言い返してやろうと思ったのに 運ばれてきた料理を前にしたら もう全部どうでもよくなった。 とろりと濃厚な揚げ出し豆腐から始まって 貝殻ごとホタテの半身を焼いたものとか、 大ぶりな蟹のしゃぶしゃぶとか…… いつもの食卓に出て来ないようなご馳走を前に 野暮なことを考えちゃいけない。 由人が頼んだ一品料理で 何やら凍った刺身が運ばれてきたときには 流石にびっくりしたけれど!] ルイベ、っていうんだ。 [仲居さんの説明に、しげしげとそれを眺めて。 お土産屋でよく見かけるルイベ漬けとは違って 味付もなければ、イクラもない。] (35) 2020/09/16(Wed) 14:38:56 |
![]() | 【人】 橋本 雅治「炙って召し上がる方もいるんですよ」 [なんて、仲居さんから教わってみたら 行儀が悪いけど、しゃぶしゃぶ用のコンロの火で 脂ののった皮の辺りを軽く炙って食べてみる。 溶けた脂の甘味に、少し香ばしさが加わって…… うふふ、と笑いがこぼれてしまった。] これは……お酒が進んじゃうやつだ。 [口の中に残る甘みを熱燗で流し込んで 次の一枚は凍ったまま食べてみて。 逃げるように飲むお酒と違って 好きな人と楽しく飲むお酒って こんなに楽しいんだ、って。 ついつい、次に控えるイベントのことも忘れて 盃を空けてしまうのだった。] (36) 2020/09/16(Wed) 14:39:14 |
![]() | 【人】 橋本 雅治……え、温泉、行かないの? [酒気で赤らんだ頬のまま、俺は由人を振り返る。 北の海鮮と美酒とですっかり上機嫌な俺は このまま由人と湯に浸かれるものだと思っていたから 思い切り口をとがらせてしまうだろう。] 男湯だよ、男湯?! 合法的に無料で男の裸見れるんだよ? イェイイェイヲウヲウパーティーじゃん! [回らない呂律のまま行ったら パーティー会場で門前払いなのだけれど。 それでも尚も「行こうよぉ」って、 ベッドに腰かけた恋人の手を引いて 酔っ払いは甘えた声を出す。 けど、この堅実な恋人が動かないと知れば パーティーへの興味も失せて。] (37) 2020/09/16(Wed) 14:39:30 |
![]() | 【人】 橋本 雅治……じゃ、俺もいかない。 [由人のベッドにどさり、と腰を下ろすと ぶすくれた顔のまま体を横たえてしまうのだ。 "ママ"の姿は何処へやら。 完全に質の悪い、幼児のような酔っ払い。 ご機嫌斜めのように見えるかもしれないけれど 初めて、素のままを曝け出せる相手ができたことに 嬉しくて嬉しくてご機嫌なのだから、面倒くさい そしてこの面倒くさい酔っ払いは、 お堅い恋人が隙を見せたら 柔らかなベッドの上へと引きずり込む気満々でいる。]* (38) 2020/09/16(Wed) 14:48:46 |
![]() | 【人】 環 由人[ ここまでの馳走を家で振る舞うことはない。 いつだって、お互いの口に入るのは、 その日のW余り物Wばかりだったから。 だけど、その喜びようをみていると、 せめて誕生日くらいはこれくらい いいものを準備しようかな、 なんて気持ちにだんだんなってくる。 前は心ばかりのケーキを一切れ、ずつ、 だったし、次の誕生日はきっと。] (39) 2020/09/16(Wed) 19:25:13 |
![]() | 【人】 環 由人あっちじゃなかなか食えないし 北海道まで来たんだから 絶対食うって決めてた。 [ 鮭児を珍しそうにしげしげと 眺める様子をみているのは、 なんだか楽しかった。 女将さんの説明には一緒に頷いて。 半凍りのルイベを口に入れたあと、 彼を真似て炙って食べてみる。 凍ったものよりも、もっと 甘味が増して、じゅわ、と溶ける。 たしかに炙りも美味いな、と 上がる口角をそのままに、酒を含んだ。] (40) 2020/09/16(Wed) 19:25:31 |
![]() | 【人】 環 由人[ ───とまあ、機嫌よく次々に 盃をあけてしまったものだから、 食事が終わる頃には少しばかり体が 火照って、ふわふわしていた。 これで温泉に入って酒が回って、 ぶっ倒れでもしたら洒落にならない。 だから遠慮したのだけれど、 彼は至極不満そうで。 尖らせられた口に、いつもより低くなった 笑いの沸点は、簡単に口元を緩めてしまう。] そーゆーの別に求めてないから [ パーティーじゃん!とはしゃぐ声に いつも通り、無愛想な返事を 返すのだけれど、まだまだ 諦めはついていないようで。] (41) 2020/09/16(Wed) 19:25:55 |
![]() | 【人】 環 由人[ 甘えた声で引かれた腕を困ったように見つつ、 ここまでいうなら…と揺れかけはするが、 万が一を考えるなら、明日もあるのだし、 今は行かない方が賢明だろうと踏んで。 ───というか、己は行かないから 彼だけ行ってきなよ、と先程は言ったが それも撤回する。行かない方がいい。 たぶん。なんか危ない気がする。 が、それを口にするよりも早く、 不機嫌そうに「行かない」と これまた唇を尖らせてとなりに座る彼を見て ふ、と噴き出して眉尻を下げる。] そうだな、そうした方がいい [ と同意すると、ぶすくれた顔のまま ベッドにどさりと横になった。] (42) 2020/09/16(Wed) 19:26:13 |
![]() | 【人】 環 由人俺シャワー浴びてこようかな [ と呟きを落として、あくびを一つ。 瞬間、ベッドに引き摺り込まれるのなら、 簡単にその体は沈んでしまうだろう。 目を丸くして、それから、また噴き出して 「びっくりした」なんてこぼして、 笑ってしまうに違いない。]* (43) 2020/09/16(Wed) 19:26:50 |
![]() | 【人】 空腹な迷い人 レックス[ 想いは、力になる。 たとえ、魔女の力に敵わずとも。 繋いだ縁は、切れることなく。 それはいつか、形となって実を結ぶ日が来るだろう。 この身が、その日まで続いていれば……] (44) 2020/09/16(Wed) 20:34:02 |
![]() | 【人】 空腹な迷い人 レックス[ ぱたり、と扉が閉まれば、元の世界に帰ってきた。 門の向こうで、魔女が待っている。 一歩、また一歩。 門に近づいて、門の目の前までやってきた。] ごきげんよう、麗しの魔女グロリア様 お初にお目にかかります 覗き見はずっとされていたようですが [ 含みたっぷりな挨拶をしながら、一応頭を下げる。 魔女は特に怒った様子もなく、 相変わらず優雅に微笑んでいるだけだ。 門をくぐるのを待っているのだろう。 大きく深呼吸をすれば、意を決して一歩、踏み込んだ。] (45) 2020/09/16(Wed) 20:34:04 |
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![]() | 【人】 空腹な迷い人 レックス[ 踏み込んだ瞬間。 足元から舞い上がる無数の紅い蝶。 優雅に嗤う魔女の声が、響き渡る。 思わず目をつぶって、両腕で顔を覆い、 一歩後ずさろうとしたが、そこにあるはずの地面はなく。 ふわりと身体が浮き上がり ――――そこで、意識は途切れた**] (47) 2020/09/16(Wed) 20:34:09 |
![]() | 【人】 橋本 雅治[今更別な野郎の身体に興味は無かったけれど 恋人とお風呂に入る、ってイベントは すごく、すごーく楽しみだったのだ。 ……危ないって、何がよ? ]やだわァ……自分だけテイシュクぶっちゃって。 [そんな悪態をついてみせるのに 何処までも涼しい顔の由人が、 ほんのちょっと、くやしい。] (48) 2020/09/16(Wed) 21:42:28 |
![]() | 【人】 橋本 雅治[だから、ベッドに引き摺り込むのに成功したら 今度は俺が上からのしかかってやる番。 まんまるに見開いた目をして笑う その鼻先に、かぷ、と柔く噛み付いて。] まいったか! [って。 照れて染まった耳をそのままに、 俺も悪戯小僧みたいな顔して笑うんだ。]* (49) 2020/09/16(Wed) 21:43:27 |
![]() | 【人】 環 由人[ 急に体が沈んで、視界が反転すれば、 一瞬何が起きたのか分からなくて、 目をまん丸にしてしまうのだけれど。 「びっくりした」と小さくこぼして笑えば、 その体が浮いてのしかかる。 鼻先に甘く噛みつかれれば 思わず目を眇めて。] ふは、 まいったまいった [ とまた笑うのだ。 彼の耳の縁が赤く染まっているのは 気づかないわけじゃない。 きっとそれが酒のせいじゃないってことも。 だけど、きっと己の耳も同じように ほんのり染まってるから。 わざわざそれを指摘したりはしないのだ。]* (50) 2020/09/16(Wed) 23:26:48 |
![]() | 【人】 空腹な迷い人 レックス― 魔女の部屋 ― [ さらさらと落ちる砂の音がする。 頭の下に柔らかな感触がする。 それから――…] ん、んん……? [ 緩く瞳を開けば、見慣れない天井。 豪奢なシャンデリアが、キラキラと光を煌めかせていて それをぼんやり見つめていると、 急に視界に入ってくるものがあった。 白い髪に、頭の上に白い三角の耳。 無邪気な笑顔を浮かべた少女だった。] 『起きた起きた? 鬼さん、起きた? ミケはね、鬼さん起きるまで見張っててって 魔女様にお願いされたから、見張ってたんだよ!』 [ 猫の少女は、嬉しそうに喋る。 魔女にお願いされたということは、従者か何かなのだろう。 ゆっくりと身体を起こして、周囲を見渡す。 赤い絨毯に、黒に近い茶色の調度品。 何処かの貴族の部屋のような様相だった。] (51) 2020/09/17(Thu) 20:47:24 |
![]() | 【人】 空腹な迷い人 レックスミケ、だったかな 魔女はどこにいるんだ? [ ソファに寝かされてたらしいが、 上等なソファのおかげで、身体は痛くはなかった。 猫の少女に魔女の行方を聞けば、不思議そうな顔をする。] 『魔女様は、いるよ! どこにでもいるよ!! 魔女様、魔女様、グロリア様! ね、そこにいるでしょう?』 [ ぴょんぴょんと、跳ねるように部屋を歩き回り 頭の耳を揺らしながら、愛らしく笑う。 その視線は、背後に向けられていた。 振り返るとそこには、いつのまにか――魔女がいた。] (52) 2020/09/17(Thu) 20:47:27 |
![]() | 【人】 空腹な迷い人 レックス 『ミケ、言いつけを守ってくれたのね あとで、ご褒美をあげましょう』 [ 魔女は、甘い声で優しく微笑する。 猫の少女は、嬉しそうに飛び跳ねると、 そのまま紅い蝶に変わって消えてしまった。 その一部始終を、呆然と見つめていると 魔女は、こちらに向き直って、また嗤った。] 『さて、取引をしましょうか これは対価ではないわ、"取引"よ 私がお前に求めるのは、二つ』 (53) 2020/09/17(Thu) 20:47:29 |
![]() | 【人】 空腹な迷い人 レックス― 庭園 ― 一つ、3日生き延びること 一つ、――ベネット・ロペスを、殺すこと [ 魔女が言った、二つの条件をぽつりと呟いた。 全ての季節の花が咲き乱れる庭園の中。 魔女との会話を思い出す。 条件を満たせば、 生死にかかわらず願いを叶えてくれると言う。 魔女の目的は、結局分からなかった。 だが、願いを叶えられるなら、それも些末なことだろう。] …………ベネットは、何者なんだ? [ 魔女が自分の手で殺せない相手。 その人物が何者なのか、魔女の口からは語られなかった。 ただぼーっと、花を眺めながら、 他の参加者たちが来るのを待っていた**] (54) 2020/09/17(Thu) 20:47:31 |
環 由人は、メモを貼った。 ![]() (a4) 2020/09/17(Thu) 23:22:55 |
かみさま 尊龍は、メモを貼った。 ![]() (a5) 2020/09/17(Thu) 23:47:25 |
月森 瑛莉咲は、メモを貼った。 ![]() (a6) 2020/09/18(Fri) 0:16:47 |
![]() | 【人】 科学者 アーニャ[助手に所望した飲料は 果たしてどうなったか――、 この研究所に本物の珈琲豆は存在しない。 珈琲に限らず、科学者が口にする殆どが 昆虫や藻、細胞を飼育加工し フレーバーをつけたW〇〇風のナニカWだ。 助手の発声機構にぶっかけてしまったのも ドクペ風のナニカ。 故に、ネット上にある珈琲の煎れ方とは 勝手が違い過ぎただろう。] (55) 2020/09/18(Fri) 2:18:47 |
![]() | 【人】 科学者 アーニャ[どんな結果であれ――] ……そこそこまあまあ、悪くない味だ [お臍の曲がっていた科学者も カップに口をつけながら 機嫌を取り戻していっただろう。 物言いは大分、素直じゃなかったが。] (56) 2020/09/18(Fri) 2:19:02 |
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