人狼物語 三日月国


43 【完全RP】音の鳴る瞬間の相手は【R15】

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視点:人

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【見】 病弱貴族 アメリア

 
 
   ありがとう、ヨシュア。
   今まで、ずっとずっと、長く。
   たくさんのことで、支えてもらいました。

   貴方が去るのなら、止めません。
   貴方が私を置いていくのなら、止めません。

   ただ、貴方のことが大好きだった
   私の事だけは。

   どうか、どうか。
   いつまでも、覚えていて。
(@10) 2020/09/27(Sun) 14:15:00

【見】 病弱貴族 アメリア

 
 
[ 最後の言葉まで伝えれば
  ふらり、と身体は傾いていく。

  全ての思いはぶつけた。
  もう気力も残っていない。

  最後に見せる姿がこんな姿だなんて
  情けない限りだけれど。

  私らしいといえば、
  私らしいのでしょう。 ]*
(@11) 2020/09/27(Sun) 14:15:13

【見】 病弱貴族 アメリア

 

[ あれから無事にハイアーム邸に
  届けられただろうか>>45

  エヴィはどうしていることだろう。
  少なくとも自身は、朝になるまで
  瞼を閉じたまま、目覚めることは無かった。


  そうして。 ]
(@12) 2020/09/28(Mon) 13:34:45

【見】 病弱貴族 アメリア

── 表彰式の日:朝 ──


   ん……、


[ 開いたカーテンから差し込む光に
  瞼を緩く震わせた。 

  大分無理をした身体は
  当たり前に、回復するものも回復せず。

  気だるさに包まれながら
  ゆっくりと翡翠の目を外気に晒しいく。 ]
(@13) 2020/09/28(Mon) 13:35:31

【見】 病弱貴族 アメリア

 

[ 目を開いて、ぱちり。瞬きの後。
  口を薄く開けば、喉を震わせて。 ]


  
 ……ヨシュア。



[ 声に返事は、ない。

  いなくなってしまった彼は
  夢なんかではない。 ]
(@14) 2020/09/28(Mon) 13:36:37

【見】 病弱貴族 アメリア

  

[ ……目元に熱が集まる。
  うるうると湧き出す雫が表面に溜まり。
  耐えきれず、頬を伝い落ちて。 ]


   ふ、……っ、


[ ずっとずっと、一緒だったのだ。
  彼と離れることなんて、考えたことも無く。

  これから先も、長く、一緒にいると。
  そう思って疑っていなかったのに。
 
  喪失感が、心を満たしていく。
  胸が痛くて、堪らなくなる。
  
  どうしてこんな事になってしまったのだろう。
  あの時>>@7は耐えていた泣き言ばかりが
  脳を支配してしまう。 ]
(@15) 2020/09/28(Mon) 13:37:08

【見】 病弱貴族 アメリア

 

  
       ( ねぇ、ヨシュア。

            私は、貴方がいないと
             こんなにも、弱い。 )
 
(@16) 2020/09/28(Mon) 13:38:11

【見】 病弱貴族 アメリア

   

[ きぃ、と、扉の開く音が聞こえた。
  けれど、誰も足を踏み入れてこないまま
  ぱたりと再び閉ざされる。

  肩を震わせて、ひとりきり。
  ただただひたすらに
  自身の不甲斐なさを、彼のいない寂しさを
  誰かに訴えるかのように咽び泣いて。


  ……いくら程、蹲っていたか。
  目じりが赤く染まるほど涙を流せば
  疲れ果ててしまったのだろう、
  また、ゆっくりと意識を閉ざしていく。

      今はただ眠りたかった。
      じゃなければ、あまりの自身の情けなさに
      立ち上がれなくなってしまうから───。
 ]**
(@17) 2020/09/28(Mon) 13:39:57

【見】 病弱貴族 アメリア

─ ある日の女子会 ─

[ 教会について教えてもらうという建前のもと
  出来た彼女との縁は>>1:108
  あれから、病弱な自身を慰めるためという
  新たな理由のもとに続けられている>>129

  住む世界が違う自身と彼女だけれど
  思いのほか気があうのだろう。
  彼女が来る日が近づけば
  楽しみに鼻歌なんかを歌う姿が
  見られた時もあったとか。

  我が邸宅に訪れるのは
  父や、時には母に用のあるものばかり。

  自身を目的として訪れるものは数が少なく。
  つい毎回違う茶菓子やお茶を出してしまうのは
  少しばかり張り切りすぎていたのかもしれない。

  ヨシュアはそんな自身をどう思っていただろう
  微笑ましく見られてなんかいたりしたら
  少しだけ意地を張ってみたりして。 ]
(@18) 2020/09/29(Tue) 9:21:17

【見】 病弱貴族 アメリア


[ そんなある日のこと。
  彼女との楽しい談笑の中。

  なんの流れだったか。
  問われたことに、ぱちくりと
  目を瞬いてしまった>>-163 

  好きな人。
  はて、そんな人は自身にいるだろうか。 

  カップに指を絡ませ、
  口に含めば味わい、一息。 ]
(@19) 2020/09/29(Tue) 9:21:35

【見】 病弱貴族 アメリア



   ……私は引きこもりだから、
   そういう浮いた話は
   残念ながらないのだけれど。


[ 心に決めたとしても
  病弱な自身ではどうなりようものもない。

  意識的にか、無意識的にか
  そういう考えはあまり、しないようにしていて。 ]
(@20) 2020/09/29(Tue) 9:22:23

【見】 病弱貴族 アメリア



   でも、そうね……
   昔少しだけ話をした男の子のことは
   とても印象に残っているわ。


[ 自身がまだ子供だった頃。
  中庭に出て、遠くに使用人がいる中
  花を見ていた時。

  たまたま迷い込んだのか、
  一人の男の子と話をしたことがある。

  確か、楽器の話をしたんだったか。
  いつかまた遊びに来ると言って
  あれきりだったけれど。

  彼は今頃どうしているのかな、なんて。 ]
(@21) 2020/09/29(Tue) 9:22:36

【見】 病弱貴族 アメリア

 

[ そんなことを話しては。 ]


   そういう、エヴィはどうなの?

 
[ なんて、仕返しに耳に囁いてあげたけれど
  
  さて、どんな話が聞けるかしら。 ]*
(@22) 2020/09/29(Tue) 9:22:45

【見】 病弱貴族 アメリア

─ 恋の話 ─


[ 彼女は一体、自身が誰の話をすると
  思っていたのか>>135

  眉根を上げる姿に
  なんとなくわかる気持ちはあるものの。
  残念、彼に恋愛感情は持っていないのだ。 ]

 
   でも?


[ と、そこで口を閉ざした彼女を
  優しい瞳で見つめる>>136

  さて、彼女の仕草から
  感じる視線の動きから
  その心の内を察することは出来ただろうか>>137

  なんにせよ
  誰かを思い描いている様子の彼女は
  微笑ましいものである。 ]
(@23) 2020/09/29(Tue) 11:23:19

【見】 病弱貴族 アメリア



   ね、今度一緒になにか作ってみない?


[ 恋愛話からの転換は、
  自身にとっては繋がっているもの。

  作ったものを誰かにプレゼントするというのは
  なかなか悪くないものなのだ。

  なにを作るのがいいか考えつつ。
  彼女と、彼女の考える誰かが
  上手くいくといいな、なんて。

  友の幸せを願うくらいなら
  神様も叶えてくれないかしら。 ]*
(@24) 2020/09/29(Tue) 11:23:35

【見】 病弱貴族 アメリア

─ いつかのこと ─


[ さて、何かを作ると言っても
  何を作ろう、と、彼女との茶会の後に
  頭を悩ませることとなった>>162

  自身が手をつけたことがあるのは
  ハンカチへの刺繍のみ。
  しかしそれを二人でするというのも
  なんだか変なように思う。

  いつもならヨシュアにでも相談するところ
  もしかしたらプレゼントする相手かもしれない
  と考えると、話すことも出来ず。

  傍に着いてくれたメイドに対して
  相談すれば、少し悩んだ様子の後
  いい案を頂いた。 ]
(@25) 2020/09/29(Tue) 18:31:18

【見】 病弱貴族 アメリア



   というわけでね。
   今から作るのは、「クッキー」よ。


[ 朗らかに告げた言葉は開始の合図である。
  使用人が使わない時間、
  材料を揃えたキッチンの中。

  本来なら貴族が立たないだろう場所に
  自身たちはいた。 ]
(@26) 2020/09/29(Tue) 18:31:32

【見】 病弱貴族 アメリア


 
[ 何故こうなったかと言えば
  庶民派なメイドの知恵によるもの。

  簡単で作りやすくて
  人にプレゼントしやすいもの。

  それらを考えた時に
  彼女の頭にのぼったものが
  クッキーと言うわけだ。 ]
(@27) 2020/09/29(Tue) 18:32:53

【見】 病弱貴族 アメリア



   レシピは先に教わっておいたわ。
   この通りに作れば、
   きっと、美味しいものが出来る。


[ もしかしたら、彼女はクッキーを
  作ったことがあるのかもしれない。

  けれど、自身は初めての体験。
  少しワクワクする気持ちで
  両の手を合わせて。

  頑張りましょう、と。
  言葉を紡げば、クッキー作りの開始だ。 ]
(@28) 2020/09/29(Tue) 18:33:18

【見】 病弱貴族 アメリア



[ 作業はなかなかどうして
  上手くいく、というばかりではいかないもの。

  初めてばかりのことで束無い手つきは
  ボウルをひっくり返しそうになったり
  計りに慎重になり過ぎたり
  混ぜ方がよくわからなかったり。

  きっと足を引っ張ることの方が多かった。
  その度しょんぼりと謝る姿があっただろう。 ]
(@29) 2020/09/29(Tue) 18:33:38

【見】 病弱貴族 アメリア

 
 
   ……よし、あとは焼けるのを待つだけね。


[ ようやっと工程の終わりごろになれば
  時間をどれだけ使ったことか。

  情けない部分も沢山あったけれど
  彼女と共にする作業は
  楽しい気持ちも確かにあった。

  だから笑みを浮かべて彼女に視線を向けて。
  くすり、と互いに笑いあっただろうか。 ]*
(@30) 2020/09/29(Tue) 18:33:45

【見】 病弱貴族 アメリア

─ 女二人の調理実習 ─


[ 焼きあがったクッキーを
  オーブンから取り出せば
  香る匂いに二人して歓声を上げただろうか>>247

  美味しそうな焼き色になった
  少し歪な、様々な形のクッキー。

  一枚手に取って、少し行儀悪いと思いながら
  味見をしてみると、素朴な味わいながら
  良い出来のように思えた。 ]
(@31) 2020/09/30(Wed) 11:34:20

【見】 病弱貴族 アメリア



   あとはちょっと冷まして
   ラッピング、かしら。


[ 袋もリボンも、色々なものを用意している。
  彼女となにがいいだとか、こちらの方が
  可愛いだとか。

  そんな相談をしながら、
  いくつか包みを作れれば。

  そのうちの一つを、両の手のひらにのせて
  彼女に差し出した。 ]
(@32) 2020/09/30(Wed) 11:34:42

【見】 病弱貴族 アメリア



   今日は付き合ってくれてありがとう。
   私、とても楽しかったわ。


[ いつもお世話になっているお礼と
  これからもよろしく、という思いを込めて。

  軽く粉を落とせばティータイムにしようか。
  今日作ったクッキーをお茶請けに、
  物陰から見守っているだろう
  従者を呼んで>>-279 ]*
(@33) 2020/09/30(Wed) 11:34:56

【見】 病弱貴族 アメリア

─ コンペから数日 ─


[ ぱちり、と目を開けば、
  見えるのはシミひとつない天井。

  少しすればメイドがやってきて
  今日の体調を見て着替えさせるのだろう。

  前はメイドがやらなかった体調管理も
  彼が行っていたことは
  今は全て分担されていた。 ]
(@34) 2020/09/30(Wed) 17:43:51

【見】 病弱貴族 アメリア

 

[    世界は、なくなった歯車があれば
     新しい歯車を取り付けて回っていく。

     こんなにも、喪失感が胸を占めていても
     そんなことは関係ないとばかりに
     皆、日常に戻っていかねばならない。 ]

 
 
(@35) 2020/09/30(Wed) 17:44:17

【見】 病弱貴族 アメリア

 

[ あれから、熱は漸く収まりを見せて
  体調も少しずつ戻ってきていた。
  しかし、起こったことはなくなりはしないもの。

  純潔を奪われたことは内々にしつつ
  それを行ったものが神父ではないと>>2:51
  事情聴取かなにかから伺えたのなら

  犯人探しを宮廷と連絡を取りながら
  伯爵はし始めるだろう。
  見つかるまでは外出禁止と、
  令嬢に言いつけて。 ]
(@36) 2020/09/30(Wed) 17:44:31

【見】 病弱貴族 アメリア

 
[ 外に出られなかろうとも
  そこまで支障はなかった。

  なにぶん、前からあまり外出はしなかったのだ。
  活動範囲が狭まったところで
  変わるものでもない。

  ひとつだけ気にかかるとするのなら
  あれから会っていないエヴィのこと。

  外に出て帰ってきた者に聞いた
  コンペの内容は驚くもので
  喜ばしい気持ちばかりが湧いたものだ。 ]
(@37) 2020/09/30(Wed) 17:44:46

【見】 病弱貴族 アメリア


 
[ 今日の茶請けはクッキー。
  見れば思い出すのは、いつかのこと>>306

  エヴィがいて、ヨシュアがいて、
  皆が笑顔で包まれていた。

  あの時がもしかしたら
  一番幸せだったのかもしれない。
  なんて、そんなことを考えて。

  どうしようも無いことを思ってしまう自身に
  苦い笑みを浮かべれば。

  飲んだ紅茶は、なんだかいつもより
  少し苦かった。 ]
(@38) 2020/09/30(Wed) 17:46:16

【見】 病弱貴族 アメリア

 
 
[ ───令嬢が名を揚げるとするのなら>>303
  きっとそれは友の名に乗っかる形。

  だって自身はなにも
  成し遂げることなんて出来ない>>@7
  やれることなんて、たかが知れている。


  それでもどこかで
  名前を聞くことがあるというのなら。

  友と、古い従者に恥ずかしくない
  そんな人間であろうとしただけのこと。 ]**
 
(@39) 2020/09/30(Wed) 17:46:39