人狼物語 三日月国


62 【ペアRP】ラブリーナイト【R18】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:人


到着:会社員 シロウ

【人】 会社員 シロウ


[1晩で自身が理想の恋人に出会える確率は、
 0.00034%だという。

 そんな机上の空論をふと思い出す。

 スマホに無作為に流れるニュースで読んだのか、
 バーで隣り合わせた人に熱っぽく語られたのか、
 
 それとも冷たい床の上で自由にならない身体を
 捩っていた時に投げつけられた言葉だったのか。

 馬っ鹿馬鹿しい、と、吐き出した息は、無音。]
 
(34) 2021/03/15(Mon) 11:07:56

【人】 会社員 シロウ


[御伽噺だと知りつつ信じていたのかもしれない。

 この人が0.00034%の人だと。

 運命のパートナーだと。

 性的な嗜好も好みもきっとずっと
 ノーマルから逸脱している己にとって、
 縋り付くには充分だったのだ。]

 
(35) 2021/03/15(Mon) 11:09:47

【人】 会社員 シロウ

 *

   
─── 既婚者なんて聞いてないぃぃぃ!!!



[行きつけのゲイバーで、グラスを呷っては
 カウンターに突っ伏す姿に、やれやれまたかと
 肩を竦めて馴染みのママが笑う。
 空になったグラスにまた琥珀色の液体がそそがれて
 からん、と氷が形を変える音が意外に大きく響いた。

 シローちゃんどしたのって周りの人が笑う。
 人好きのする笑みを浮かべたママは口をひらいて
 僕の頭をがしがしと撫でた。]
 
(36) 2021/03/15(Mon) 11:12:05

【人】 会社員 シロウ


   『パートナーにフラれたんだって。
    しかもその人、嫁がいて、あ、オンナよ?
    おまけにその嫁にバレたらしいの、
    ─── で、さっさか切られた、ってわけ。』


[ご丁寧にきちんと説明してくれるママの言葉を
 聴きながら、もう何杯目かわからない酒を
 浴びるように流し込んで、]


   いいパートナーだと思ってたのに……


[と、片頬を天板にぺしゃんと押し付けた。]
 
(37) 2021/03/15(Mon) 11:14:28

【人】 会社員 シロウ


[唸るように絞り出した言葉の語尾に、]


   『だからいいように使われてる
    
セフレ
だって散々言っただろ。』



[なんてドスの効いた声でぴしゃりと被せられれば
 ぐう、とまた唸ってふらりと立ち上がった。

 どうにか会計を済ませれば、大丈夫なの、と
 いう声に右手を上げて応え店を出る。

 声音を戻したママが、良かったと思うわよ、
 あんたいつだって生傷絶えなかったし
 色々履き違えてる気がしてたから、と
 困ったように眉根を寄せて伝えてくれる言葉に、

 頷くことも出来ないままで。]
 
(38) 2021/03/15(Mon) 11:16:46

【人】 会社員 シロウ

 *

[メール>>n2が届いたのは、それからしばらく
 経ってからのこと。


   『貴方の願望を叶えられるでしょう』


 そんなタイトルから始まるメール。
 半信半疑で送信した申し込みの返信。
 文面を覚えるほど何度も読み返した。

 今こうしてホテルの入り口を前にしても
 またスマホを開いてメールを確認してしまう。

 想像していたよりずっとずっと高級感のある
 建物を見上げて、スーツで来て良かったかも、
 と視線を上げて背筋を伸ばし足を踏み出した。]
 
(39) 2021/03/15(Mon) 11:18:18

【人】 会社員 シロウ


[濃いグレーにグレンチェックの細身のパンツ。
 サックスブルーのシャツには深いネイビーの
 ネクタイを合わせて、ジャケットは
 脱いで手に持って。

 丁寧に磨いたブラウンの革靴が、こつん、こつんと
 美しく磨かれた床を鳴らす。

 緊張したままチェックインを済ませれば、
 周りをそっと、見渡した。]*
 
(40) 2021/03/15(Mon) 11:19:06
会社員 シロウは、メモを貼った。
(a1) 2021/03/15(Mon) 11:24:36

会社員 シロウは、メモを貼った。
(a2) 2021/03/15(Mon) 11:47:44

【人】 会社員 シロウ

──過去の話

[僕はパートナーだと思っていた。
 疑ってさえいなかった。

 だけどバーのママが言うように、はたから見れば
 そうじゃないのは一目瞭然だったのだろう。

 良かったのに、僕はそれでも。

 身も、心も、全て支配されたい、そんな
 本能のどうしようもない疼きを埋めてもらうには、
 縋るしかなかったから。]
 
(61) 2021/03/15(Mon) 18:36:22

【人】 会社員 シロウ


[例えばそこにあると信じていた愛が、
 ただの幻想だったとしても。
 碌なフォローもケアもない、ただ欲望の塊を
 ぶつけるための吐口だったとしても。


 僕は、それでも良かったんだ。


 眉を顰められるような行為も、
 身体に残る傷痕も、
 一歩間違えれば警察沙汰になるようなことさえ。]
 
(62) 2021/03/15(Mon) 18:37:19

【人】 会社員 シロウ


   愛して、た、と
   思ってんだけどな。



[日が経つにつれ身体の傷は薄くなるのに、
 震えるような孤独に襲われて

 拘束されてなどいないのに、
 ずっと息苦しさが付き纏うようで。]
 
(63) 2021/03/15(Mon) 18:38:23

【人】 会社員 シロウ

──現在 The Lapis ロビー


[バッグを持ち直して歩き出し、さてまだ少し
 時間があるのかな、と何気なくあたりを
 見渡した視線が、つ、と止まる。


 ラグジュアリーな空間に、やや似つかわしくない
 黒のライダースジャケット。
 同じ色のジーンズの下、鮮やかな
 黄色のスニーカーには可愛らしいスマイリーが
 完璧な笑顔を見せていて。]
 
(64) 2021/03/15(Mon) 18:39:23

【人】 会社員 シロウ


[そのスタイル。
 そして纏う空気感。

 ふわりと空気が揺れて、その人が長い足を
 組み替えるのが目に入れば>>48

 
───ぞく、
と背中を何かが
 伝うような気がした。

 こちらに気づいた男性が、にっこり笑って会釈して
 くれるのがわかって、慌てて居住まいを正す。

 驚いて、心臓がひとつ、何故か跳ねる。

 小さく頭を下げて、こんにちは、と
 柔く笑みを浮かべた。]
 
(65) 2021/03/15(Mon) 18:41:02

【人】 会社員 シロウ


[この人も、マッチングした相手を
 待っているのだろうか。

 ……綺麗だな、と思った。


 長い足に思わず見惚れて視線を落とせば
 眩しく笑うスマイリーと目が合って、]


   すみません、いいスニーカーだな、と思って。


[もし迷惑でなければ、そう話しかけようか。
 チェックインまではどうしたって落ち着かないから
 話ができる人がいるのはありがたいな、なんて
 考えながら。]**
 
(66) 2021/03/15(Mon) 18:42:40

【人】 会社員 シロウ


[よくよく考えれば不躾だったと思う。

 けれど突然話しかけた僕に嫌な顔をするどころか
 表情を緩めて答えてくれて>>115
 内心、わ、と心が湧いた。

 さっき跳ねたばかりの心臓がまた、とん、と
 ひとつ鳴る。
 けれど、 ]

   

   (……飢え過ぎてるな、僕。)



[いつものバーではない、こんな空間。
 ノーマルな人のほうがきっと多いだろうと、
 気付かれない程度の小さな息で
 心の騒めきを諌めた。]
 
(138) 2021/03/16(Tue) 11:13:55

【人】 会社員 シロウ


   へぇ、それは良いパートナーですね。


[紡がれる言葉のセンスと話し方に知性を感じて、
 さらに口元が緩む。
 今はあまり使いたくないはずの言葉が
 するりと出たことに自分で驚きながら、
 お世辞で褒めたのではないと分かって貰えたら
 嬉しいなと思ってにっこり笑った。

 この可愛いスマイリーが仕事の相棒だと
 いうのだから、きっと僕のようなしがない
 リーマンではないのだなと知るには充分。

 だから、お仕事、と問うように口にする前に
 『カメラマン』>>116という単語が出れば
 ちょっと眉を上げて、納得したように頷いた。]
 
(139) 2021/03/16(Tue) 11:15:35

【人】 会社員 シロウ


   カメラマン。
   素敵なお仕事ですね。


[小学生みたいな感想が口をついて出た。
 社交辞令でもお世辞でもなんでもないから、
 隠しきれない羨望の眼差しで彼を見て、
 どんなものを撮影されるんですか、なんて
 聞きながら促されるまま、隣のソファに
 腰を下ろす。

 滑らかな肌触りと心地良く身体を包み込むソファ。
 高級感と質の良さを感じた。]
 
(140) 2021/03/16(Tue) 11:16:56

【人】 会社員 シロウ


   ─── あ、ありがとうございます。
   いつもは汚れているんですけど、
   昨日慌てて磨いたんです。


[靴を褒められてへへ、と笑う。

 彼が、身体を動かした。
 僅かに詰められた距離に、揺らぐ風。
 煙草のような燻る香りが微かに鼻腔を撫でて
 また、とん、と胸が鳴く。]
 
(141) 2021/03/16(Tue) 11:17:50

【人】 会社員 シロウ


   ─── ああ、そう、なんですかね。
   僕は初めてなので、よくわからなくて。


[名乗ることを躊躇って苦笑する顔に
 僕も同じように笑って。
 でも、]


   僕は、榊です。


[と、伝えた。
 その人の不思議な魅力に惹かれて、
 本名を名乗ることすら躊躇わなかった、なんて。]
 
(142) 2021/03/16(Tue) 11:20:56

【人】 会社員 シロウ


  サクライさん。


[返された名前を一度、口の中で転がすように
 繰り返した。

 こちらは、偽名かな、と思ったけれど
 言葉を選ぶように>>117問いかけてくれた声が
 耳に響いて、そんなことどうでも良かった。]
 
(143) 2021/03/16(Tue) 11:22:13

【人】 会社員 シロウ


   呼ばれた、というか……
   願望を叶えてくれる、とメールを貰えたので。
   でもなんだか半信半疑で、
   さっきから落ち着かなくて、
   何度もメールを確認してます。


[そう口にして照れたように髪に触れた。
 可笑しそうに笑う彼をそっと、窺い見て。]


   サクライさんも、呼ばれた、んですか?


[と彼のセリフを借りて重ねよう。
 彼が同意してくれるなら、]


   貴方のような魅力的な方にマッチングされた人
   羨ましい限りです。


[ふ、と笑んで。]*
 
(144) 2021/03/16(Tue) 11:24:02

【人】 会社員 シロウ


[移りゆくものの、最高に綺麗な瞬間>>176

 選び取る言葉の一つ一つに艶があるなぁと思う。
 大人の、色香、のような。
 と思えば綻ぶ表情は無邪気な少年のようで。
 語られる出来事についつい引き込まれて、
 身体を少し捩って彼の方を向くように動かした。

 青く染まるネモフィラの丘、いちめんのなのはな。
 サクライさんの口調は軽やかで、
 風景がありありと浮かぶ。

 野良子猫に懐かれて、なんと頭の上に
 のっけたまま撮影をした、と話してくれれば
 失礼ながら吹き出して。
 まさか頭に乗せられるとは子猫もさぞかし
 驚いただろう、それとも意外に座り心地は
 よかっただろうか。]
 
(205) 2021/03/16(Tue) 22:47:30

【人】 会社員 シロウ


   ネコって、嫌いな人には絶対
   懐きませんもん。
   サクライさんがいい人なの、
   きっと透けていたんでしょうね。


[くすくす笑ってそう言って。
 ファインダー越しに見る世界は、どんなふうに
 この人の瞳に写るのだろう。
 きっと温かみのある写真なんだろうな、と
 軽く握った拳を顎の下に添えた。]
 
(206) 2021/03/16(Tue) 22:48:34

【人】 会社員 シロウ


[また、靴のことを暖かく褒めてくれて、
 瞬きをひとつ。
 褒め上手な人だな、と嬉しくなる。]


   え、そう、ですか?
   あー、ありがとうございます。
   でも、共に戦場で過ごして、
   落ちない汚れや傷がついた靴のほうが
   僕には魅力的に見えます。>>177
   それこそ大切にされているな、って。


[サクライさんの足元の黄色に視線を落とす。
 点と線だけで完璧に笑うスマイリーは
 なんだか自慢げに見えた。

 自分と同じように彼もこのような場所が初めて
 だと聞けば、安心したように肩の力が抜ける。

 サクライさんがソファに凭れた。
 座面が音もなく沈んで、僕の身体も
 引かれるように僅かだけ、距離がまた縮まった。]
 
(207) 2021/03/16(Tue) 22:52:08

【人】 会社員 シロウ


[サクライさんの指が唇に触れるのが見えた。>>178
 ああ煙草かな、なんて推察する。
 生憎ロビーは禁煙のよう。
 煙草を吸う姿が見られないのは残念だと思った。]


   ……そうなんですか。
   1晩で理想の恋人に出会える確率は、
   0.00034%だそうですから、
   なかなか大変なのかもしれませんね。


[随分方々手を尽くしても、と言う言葉が
 やけに耳に残る。
 乙女チックな確率論を口にして、
 こちらを見るサクライさんと視線を合わせた。
 その瞳は、こちらを見ているようで、
 僕を通り越してどこかを見ているような気もする。>>178

 浮かぶ笑顔は、どこか誤魔化すような
 憂いが共存している風で、
 形の良い唇を指が伝う様子にまた
 ぞく、と背中が毛羽だった。]
 
(208) 2021/03/16(Tue) 22:56:12

【人】 会社員 シロウ


[崩れるように撓む目元。
 きっとお相手も喜ばれますよ、なんて
 返したのは紛れもなく本心。

 喫煙のために席を立つことを
 わざわざきちんと断ってくれるサクライさんに
 こちらも腰を浮かせながら、]


   もちろんです。
   お相手して頂いてありがとうございました。
   緊張でガチガチだったので、
   お話してくださって嬉しかった。
 
(209) 2021/03/16(Tue) 22:58:04

【人】 会社員 シロウ



   ─── 良い一日になりますように。


[両足を揃えて立ち、頭を下げた。

 彼も立ち上がっていたならその長身と
 すらりと伸びた足に感嘆のため息を
 人知れず零して、背中を見送ろうか。]**
 
(211) 2021/03/16(Tue) 22:59:01

【人】 会社員 シロウ


[去り際にサクライさんがくれた、
 願いが叶いますように、という言葉がいつまでも
 頭の中で心地よく漂っている。

 サクライさんの願いはどんなものなのだろう。
 
 あの人の隣に立つのは、美人でスレンダーで
 スタイルの良い女の人しか浮かばないんだけど、
 とそんな下世話なことを思いながら、
 踏み出される歩幅に(当たり前だけど)一分の
 乱れもなく寄り添ってついていく
 スマイリーを目で追って。

 そうしてゆっくりと踵を返した。]
 
(279) 2021/03/17(Wed) 10:58:49

【人】 会社員 シロウ


[僕の願い。

 サクライさんに必要とされている
 黄色のスマイリーに嫉妬に似た感情が
 ゆらりと首を擡げる。

 あんな風に、誰かに必要とされたい。

 身も心も支配されて、呼吸や拍動さえ
 捧げることも厭わないと思えるような、

 そんな人に。]

 
(280) 2021/03/17(Wed) 11:00:07

【人】 会社員 シロウ


[エレベーターに乗り込んで11、の数字に
 人差し指で触れる。
 音もなく、振動さえ感じない小さな箱は、
 表示されている数字の移り変わりを
 目で追わないと上がっているのか
 下がっているのかわからない。

 息苦しいな、と咳払いを無理矢理出した。

 
 最上階には、部屋はふたつしか無いらしい。
 豪華だなぁ、と、自分で選んでおいて
 そんなことを思う。
 1101。
 カードキーを翳して、足を止める。
 肺の中の空気を全部吐き出してから、
 静かに室内へ足を踏みいれた。]
 
(281) 2021/03/17(Wed) 11:01:52

【人】 会社員 シロウ


[……こんにちは、と声を掛けてみるけれど、
 返事はないよう。
 まだ、来られてないのかなとそっと歩を進め、]


   
─── なんじゃこりゃぁぁ!



[馬鹿みたいな声が出た。
 あんぐりあいた口から、ぐえぇ、と
 踏み潰された蛙のような音も漏れた。]
 
(282) 2021/03/17(Wed) 11:03:15

【人】 会社員 シロウ


   ひ、っろ……


[いや確かに主催者から届いたメールにもURLは
 添付されていて、画像も見た。
 けれど実際足を踏み入れるとその豪華さと広さに
 目を見張るばかり。
 リビング、ダイニング、パントリーまである。
 大きな窓際にはパノラマビューを一望するための
 小さなテーブルとソファ。
 当たり前のようにバスルームは大理石でジャグジーで。]


   ……ダイニング、これ椅子こんないる…?


[恐る恐る室内を探索して、広すぎて
 どうしていいかわからない、という結論に至る。
 とりあえずジャケットをハンガーにかけて、
 バッグを無造作に置いたらやることもなくなって、
 結局ソファの端にあるオットマンに
 ちまっと腰を下ろした。]
 
(283) 2021/03/17(Wed) 11:04:59

【人】 会社員 シロウ


   ま、いいか、僕のお金じゃないし。


[とっとと使い切りたいお金のこと、
 支払いを済ませてもまだ少し残るなぁと、
 清潔なリネンに視線を落として呟けば
 歪んだ笑いが口元に浮かんだ。]
 
(284) 2021/03/17(Wed) 11:05:53

【人】 会社員 シロウ


[─────ところでサディストと一言で言っても
 その中身はさまざまで。

 先日まで付き合っていたパートナーはまさに、
 サディスト、で人が思い浮かべるそのままの
 イメージが服を着たような人だった。
 征服欲が凄まじくて、欲望をぶつけ
 ただ屈服させるのが趣味。

 それで家に帰れば、奥さんと子供が二人もいて、
 会社では立場のあるポジションで、
 良き上司、良き夫、良きパパだったと
 いうのだから笑えない。

 人としてどうかしているとは思うけれど、
 そんな男を愛して、あまつさえ愛されていると
 信じていた自分もたいがいどうかしている。]
 
(285) 2021/03/17(Wed) 11:07:00

【人】 会社員 シロウ


[手切金、体よく言えば口止め料の意味も
 あるのだろう、かなりの金額を渡された、
 いや無理矢理押し付けられて、

 
─── 初めて、汚い、と思った。

 あの人のことも、福沢諭吉の顔も。
 いやまぁ福沢諭吉に罪はないのだけれど。

 散々もっと汚いこともして、されて、
 その時は汚いと思うどころか
 幸せだとさえ思ったというのに。

 とにかく一刻も早く使い切って、
 僕の視界から消したかった。
 そのためのスイート。

 だだっ広い空間。
 塵ひとつない室内に、きっともっとも
 ふさわしくない自分が、今はひとり。

 さっきのエレベーターより、息苦しい。
 ちらりと、時計に目を向けた。]*
 
(286) 2021/03/17(Wed) 11:08:14
会社員 シロウは、メモを貼った。
(a19) 2021/03/17(Wed) 11:35:17

【人】 会社員 シロウ


[こんな非日常の空間に身を置いて尚、
 あの人のことを思い出すなんて
 全く救いようがない、と、掌に額を預けて
 目を閉じていた。

 ぼんやりしていたのだと思う。
 だからカードキーが解除される音にも、
 ドアがかちゃりと鳴る音にも気づいてなくて。]
 
(299) 2021/03/17(Wed) 19:23:30

【人】 会社員 シロウ


   
────── ん゛ッ 、!!?



[何の前兆も予告もなく突然響いた人の声に>>292
 
びっくぅぅぅっ!!!

 比喩じゃなく飛びあがって5センチは尻が浮いた。

 悲鳴を飲み込んで、間抜けな声を上げずに済んだ
 ことは良かったとその時は思ったけど、
 声の主からすればこの時点で僕の存在を
 明らかにしておいたほうが、
 良かったのかもしれない。うん、色々と。]
 
(300) 2021/03/17(Wed) 19:24:54

【人】 会社員 シロウ


[得体の知れない恐怖に鳩尾まで痛いほど
 心臓が暴れ回る。
 竦めた首を亀のようにそおっと伸ばして
 様子を窺うと、両手で口元を覆って
 コントみたいなセリフを発する背の高い男性が、
 そこに、居て、 ]


   ──────、さ、


[一度見たらきっと忘れない、
 眩しく笑う黄色のスマイリー。

 まさか、そんな、ちょ、え、
 細切れの単語が幾つも弾幕のように
 頭を駆け抜けて、どうにか捕まえたその人の名前を
 紡ごうとしたけれど、言えたのは一文字だけ。

 鼻歌というには少々ボリュームの調整に難がある、
 はっきり言えば熱唱レベルの歌声が
 その場に流れ出したから>>293。]
 
(301) 2021/03/17(Wed) 19:26:42

【人】 会社員 シロウ



   ……ぐ、 ッふ、 ───



[ 完全に、出るタイミングを逃した───。]

 
(302) 2021/03/17(Wed) 19:27:33

【人】 会社員 シロウ


[どどどどうしよう、と焦りながら、
 ともかく声を出さないように、両手でがしっと
 口を抑えた。]


   『生きている人間で最高の存在よ
    誰にも負けない存在なんだ』


[あぁぁもう歌詞まではっきりわかります
 いい曲ですよねほんとに最高の存在ですね、
 とモノマネ番組のご本人登場スペシャルの如く
 立ち上がればいいのか、

 あっ、それともいっそハモる??]
 
(303) 2021/03/17(Wed) 19:29:13

【人】 会社員 シロウ


[パニックのままどうにか気配を消そうと
 していたけれど努力虚しく、
 その人がこちらに気づいてしまう。>>294

 さっきの自分と同じ、ぶつ切りの平仮名を
 その口から吐き出しながら、
 消え入るような小さな声で挨拶をしてくれるのは、
 やっぱりどう見てもサクライさんで。]


   ……
   ………
   …………


[ごふ、って空気と笑いが込み上げて、
 口を抑えたままの手にさらに力を込めた。]
 
(304) 2021/03/17(Wed) 19:30:37

【人】 会社員 シロウ


[けれどカウンターの下に消えていった
 サクライさんの、今度こそ
 蚊の鳴くような声が>>295耳に届いて、
 僕はそこでもう耐えきれなくなった。]


   ─── さ、サクライ、さん、あ、の、
   なんか、ごめん、なさい、ぜんぜん、
   気づいてな、くて、


[笑いを噛み殺すたびに、ひゅ、と喉が鳴る。
 手を離してようやく立ち上がった。

 気まずいのはわかるし、笑っては申し訳ないと
 思うからなんとか笑いを抑え込んで、
 そっとカウンターの方へ足を動かした。

 耳まで赤く染まるサクライさんを見つけたら、
 改めて、こんにちは、と伝えよう、と思って。]
 
(305) 2021/03/17(Wed) 19:33:12

【人】 会社員 シロウ


   あ、の。
   ───、びっくり、しました。
   まさか、サクライさんだなんて。


[ へへ、と笑う。
 どんな顔をするのが妥当なのか、
 色々ありすぎてちっともわからなかった。]*
 
(306) 2021/03/17(Wed) 19:33:58

【人】 会社員 シロウ


[完全には消し去れなかった失礼な笑い声に、
 いっそ笑ってくださいなんて言う
 サクライさんの目元も耳も赤くて>>329
 多分僕より年上だと思う彼が、
 とても可愛く感じられた。]


   ですよね、僕もさっき叫びましたから。


[奇しくも同じセリフを叫んだことを思い出して、
 くすくす笑って。
 ゆっくり立ち上がるサクライさんが
 安心したように笑う。>>330


 ─── その表情に、一瞬、見惚れた。]
 
(349) 2021/03/17(Wed) 23:20:21

【人】 会社員 シロウ


[吸い寄せられる。
 目が、離せない。]


   ……僕も、です。
   ロビーでお会いした時から、
   素敵だなと思っていたから。


[彼の手がそっと伸びて、甲が頬に触れる。
 ぴく、と身体が反応して微かに跳ねた。
 ゆっくり瞼を伏せて、撫でてくれる間
 目を閉じていた。
 喰みたいな、と思った。]
 
(350) 2021/03/17(Wed) 23:21:32

【人】 会社員 シロウ


[ソファにと促してくれればひとつ頷いて>>331
 サクライさんと同じミネラルウォーターと、
 グラスを手にした。]


   ああ、ええと。
   僕は、シロウ、です。
   ─── 榊、史郎。


[一見しただけで高級とわかるソファに
 腰を下ろしたら、ぱき、とキャップを捻る音が
 サクライさんの手の中から聞こえる。

 シロウと呼んでください、と笑みながら
 グラスをつう、とサクライさんの方へ寄せた。]


   いえ。
   使いきってしまいたいお金があって
   なら、こういう機会に使ってやれって思って。
   一緒に過ごしてくださるのが
   サクライさんでよかったです。
 
(351) 2021/03/17(Wed) 23:23:02

【人】 会社員 シロウ


[サクライさんの瞳を覗き込む。
 ほわ、と視線が熱を持ち、早鐘を撃ち始める
 心臓の音に気付いて慌ててグラスを口に運ぶ。

 どんな方が来るかはわからなかったけれど、
 念のため食事も水分も控えていたから、
 喉を走って胃に落ちる水は、
 乾いた身体に沁みた。]


   ……僕は、サクライさんでよかった、
   と思ってます。
   サクライさんは、僕でいいのかな。


[全身を品定めするように這う視線に、
 体が熱くなるのがわかる。
 こくん、と喉を鳴らして唾液を飲み込んだ。]
 
(352) 2021/03/17(Wed) 23:24:07

【人】 会社員 シロウ


[長い足を組み替える姿はもとより、
 布地の擦れるさり、という音にも欲が走る。
 さっき触れてくれた手がもう恋しいと
 卑しく思った。]


   ……僕はゲイで、マゾヒストなんです。
   パートナーだと思っていた人は、
   奥さんの元へ戻っていきました。
   手切れ金貰ったけど、すごく嫌で。

   だから、一番高い部屋で、
   全て支配してくださる方と過ごしたいって
   メールしたんです。

   サクライさんは、どんな願望を
   書かれたんですか。


[グラスの中で湧き上がって次々とはじけて
 消えていく泡はぱちぱちと心地良く鳴るのに、

 僕の心臓はどくん、どくんとうるさかった。]**
 
(353) 2021/03/17(Wed) 23:26:29

【人】 会社員 シロウ


[本心から褒めたのだけれど、戯けたように
 肩を竦めるサクライさん。
 さっきカウンターの下に沈んでいった姿と
 重ねて、お茶目というかキュートさに
 場の空気がふわん、と撓む。

 全部計算され尽くした大人の余裕なのかな、と
 ちらり頭を過ぎるけど、さっきまでの
 はしゃぎっぷりはたぶん素だろうなと思うから
 なんだか嬉しくなってしまう。


 僕とマッチングしたのだから、彼は
 僕とは真逆の嗜好を持っているはずなのに。

 
(371) 2021/03/18(Thu) 11:01:54

【人】 会社員 シロウ


   え、サクライさんも本名なんですか?


[偽名だと思ってました、と驚いて眉が上がる。
 自分のことを完全に棚に上げて。]


   んあ、僕、サクライさんでよかった、
   って、2回言いましたね……


[唇に当てたグラスの中に、くすくすと笑う吐息を
 集めるサクライさんを見上げながら、
 僕は恥ずかし、って呟いて耳の後ろの髪を
 摘むようにぽりぽり掻いた。]


   ……がっつき過ぎました。
   だけど、
 
(372) 2021/03/18(Thu) 11:03:15

【人】 会社員 シロウ


[ふ、と口元を緩めて。]


   ……タイプ、だったから。


[いひ、と笑った。]
 
(373) 2021/03/18(Thu) 11:04:07

【人】 会社員 シロウ


   そうです。
   燃やしてやろうかと
   思ったりしたんですけど、


[するりと手から奪われるグラス。
 微かに指は触れただろうか。]


   ─── 使って、よかったな。


[こと、とテーブルとグラスが音を立てて、
 それが合図みたいにサクライさんが身体を動かした。
 ぐっと乗せられる重みに、わ、と
 色気のない声を出しながらも身を任せれば、
 ソファに押し倒されるように身体が重なって、
 
 サクライさんの顔がすぐ、近くで。]
 
(374) 2021/03/18(Thu) 11:05:21

【人】 会社員 シロウ


[片足が持ち上げられてサクライさんの肩に乗る。]


   ─── ッ  、


[形の良い唇がゆるゆると動く。
 ゆっくりと、静かに獲物を絡めていく
 蜘蛛の巣のような言葉に、どく、と
 身体に恐怖と期待の混じった熱が走った。

 ずる、と足を開けばサクライさんも動く。

 布地越しの抽送。
 それは優しい動きで、甘くて。
 分厚いデニムとスラックスに隔てられていても
 芯が的確に触れて擦れて気持ち良いのに、
 でも焦ったくて身を捩った。

 簡単に荒む息。
 さっきと同じように手のひらで口を覆って、
 さっきとは違う種類の息を抑え込む。
 
声を出していいか、わからなかったから。

 
(375) 2021/03/18(Thu) 11:08:54

【人】 会社員 シロウ


[意地悪く聞かれる問いに、熱を帯びた視線を
 持ち上げて、手のひらを口から外して、
 はい、と頷いて笑う。
 そしてふと思い出したように、]


   すみません、僕、
   今日、まだ準備してなくて……
   どんな方が来るかわからなかったから、


[準備、されるのが嫌な人もいるでしょう?と
 探るような視線でサクライさんを窺い見る。
 この人は、どんなふうに自身の欲望を
 吐き出すのか早く知りたかった。
 サクライさんが望むなら、碌に慣らしもしないまま
 強引にねじ込まれたって構わない、と思うほど。]
 
(376) 2021/03/18(Thu) 11:11:33

【人】 会社員 シロウ


[止まらない抽送に主張を始める欲望が
 スラックスに阻まれて窮屈で痛い。

 片方の手で、ネクタイに触れる。
 ぐ、と引っ張って緩めて、荒い呼吸のまま
 咎められないなら、シャツのボタンを外そうとして。]*
 
(377) 2021/03/18(Thu) 11:12:11

【人】 会社員 シロウ


[チョウジョウ、ってどんな字だっけ。>>378
 少なくともサクライさんの顔に嫌悪や不満は
 浮かんでいないように思うから、
 言葉通り少しでも満足してくれていたらいいな、
 と思う。

 吐息に混じろうとする声を閉じ込めるための
 僕の手に落とされたのは朱く赫く煙草じゃなくて
 暖かい唇で>>379

 はぁ、と抜けた力で出来た僅かな隙間から
 ため息のような吐息が断続的に漏れる。
 胸元からゆっくりつたい下ろされていく
 手の動きと熱にそれはさらに加速させられて。]
 
(392) 2021/03/18(Thu) 19:15:13

【人】 会社員 シロウ


[ スーツ、脱ぎたい。
 そう思っていたのだけれどふいにサクライさんは
 腰の動きを止めてしまった。
 顰めていた目で、荒む息を整えようと
 瞬きを繰り返しながらそっと見上げた彼は
 また優しく、今度は額に口付けをくれる。

 肩で息をしながらネクタイにかけた指を
 静かに下ろして身体を起こそうしても、
 サクライさんの掌だけは腹の上で蠢いていた。

 人の急所でもある鳩尾に触れる手が
 ふと、長い時間をかけて植え付けられた
 記憶を蘇らせて、知らずのうちに身体に力が入った。

 けれどサクライさんの手が、拳に握られることも
 鋭い衝撃に変わることもなくて、
 その動きはただ、静かで、穏やかで。

 それがかえってぞっとするような怯えと、
 マゾヒストならではの期待を生む。
 

 さながら食われるために
 自ら蜘蛛の巣にかかった蝶のように。

 
(393) 2021/03/18(Thu) 19:18:45

【人】 会社員 シロウ


[中途半端に刺激を与えられた腹の下で
 もっと触れて欲しいと欲望が鎌首を跨げるせいで
 視界がぼやけた。
 じんわりと滲んでいた汗が滴になって
 顳顬を流れて落ちる。

 耳元で囁かれた言葉にまたびくりと腰が弾んで、
 ─── はい、と熱っぽく頷けば、
 身体からサクライさんの重みが消えた。

 遠のく熱。
 途端に冷たい空気が身体を包んで、
 口付けられた額にそっと指を添わせた。]
 
(394) 2021/03/18(Thu) 19:20:11

【人】 会社員 シロウ


[準備、とは言っても、このような類の
 逢瀬の際にはトイレが必要な処置だけは
 済ませてある。
 マナー、なのかなんなのかわからないけど。
 食事も控えていたから、そのあたりは多分
 問題なさげ。

 だからソファから立ち上がって、
 バッグを手にバスルームに向かった。

 分厚い扉を閉めて、ひとつ息を深く吐く。
 手早く衣服を脱いで、簡単に畳めば
 スラックスに微かなシミを見つけて頭を抱えて、
 ちょっと考えてからランドリーバッグに入れた。]
 
(395) 2021/03/18(Thu) 19:21:23

【人】 会社員 シロウ


[アメニティひとつとってもブランド品。
 けれど場末のラブホにさえあるはずの
 潤滑剤が当たり前のようになくて笑ってしまう。]


   そりゃそーだな。


[ひとりごちてカバンから取り出したそれを手に
 改めてざざっとシャワーを浴びる。
 流れる湯を浴びながら後孔を解した。
 私物のそれを解したナカに入れれば
 一人でに、ぶる、と身体が震えた。]
 
(396) 2021/03/18(Thu) 19:22:54

【人】 会社員 シロウ


[ところで僕はいつも悩むんだけれど、
 シャワーのあとはどんな格好で
 出ていけばいいのだろう。

 どうにもバスローブというものに照れがあって。
 かと言って素っ裸というわけにもいかない。
 それなりに鍛えてはいるけど、
 お披露目するほどの身体でもない。

 というわけで、カバンから取り出した
 真新しい半袖の黒の肌着に、
 黒のボクサーパンツを身につけて、
 バスタオルを被って浴室から出る。]
 
(397) 2021/03/18(Thu) 19:23:43

【人】 会社員 シロウ

 


   ─── お待たせ、しました。


[だだっ広い室内にサクライさんの姿を探した。]*
 
(398) 2021/03/18(Thu) 19:24:26

【人】 会社員 シロウ


[気品のある大理石のバスルームで、
 シャワーから出るきめ細やかな湯を浴びながら
 僕がやっていることに関して
 我ながら浮かぶ苦笑いは仕方がないと思う。

 慣れた行為とは言え、僅かな時間ですっかり
 サクライさんに魅せられてしまって、
 たいして触れられてもいないのに
 張り詰めたものをそのままで、
 後ろを解すのはなかなかきつかった。]
 
(423) 2021/03/18(Thu) 22:46:26

【人】 会社員 シロウ


[分かってるね?>>381 と囁かれた言葉は
 どこか愉しげに聞こえたから、
 もし言いつけを守らず勝手に抜いたりしたら
 サクライさんはどんなに僕を責めるだろう、と
 どうしても考えてしまって、
 さらに屹立に血液が集まった。

 魅力的な考えと、失望されたくない気持ちの戦いは
 後者が僅差で勝利して、そのせいで
 シャワーの温度を下げても身体の熱は
 一向に引かないから、下着を履くのに苦労した。]
 
(424) 2021/03/18(Thu) 22:47:45

【人】 会社員 シロウ


[声をかけたら返事はベッドルームから
 聞こえて、そちらに足早に向かう。

 キングサイズのベッド、その隣にある
 サイドテーブルもきっと僕の給料一月分では
 買えないような趣ある素敵なもの。

 ……その上に何気なく目をやってギョッとする。
 所狭しと並べられた道具は、そんじょそこらの
 SMホテル、いやいっそホームセンター顔負けの
 見事な品揃え。>>408

 見慣れたものもあるけれど、端にある
 あのサイズは確実に無理だ、と背中を汗が伝った。

 それを並べたであろう当の本人は、
 ベッドの端に腰を下ろしてにっこり笑っている。>>410
 ラグジュアリーな空間と、おいで、なんて
 腕をこちらに向けて拡げているサクライさんと、
 アブノーマルな道具のコントラストが

 どうにもアンバランスで、 ]
 
(425) 2021/03/18(Thu) 22:49:24

【人】 会社員 シロウ


[裸足で絨毯を蹴るように、その拡げられた
 腕の中に飛び込んだ。
 ぼす、と長い腕と胸板に包まれたなら、
 まるで犬にでもなったような気分。
 胸元から、目を細めてうっとりと
 サクライさんを見上げた。


 ベッドに横たえてくれたサクライさんの掌を
 胸に感じる。
 目線が下がり、足の間に向けられて
 いくのも見てとれた。
 照明はついたままで、消してくれる様子はなくて、
 鼓動が痛いほど早い。]
 
(426) 2021/03/18(Thu) 22:51:45

【人】 会社員 シロウ


   ……はい、さわって、ない、です、
   けど、考えてました。

   言いつけを守らず、勝手に触ったら、
   ───貴方はどんなふうに、怒るのかなって、

   失望、されたくないから、我慢しましたけど。*
 
(427) 2021/03/18(Thu) 22:52:53