人狼物語 三日月国


62 【ペアRP】ラブリーナイト【R18】

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視点:人

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【人】 会社員 シロウ


[得体の知れない恐怖に鳩尾まで痛いほど
 心臓が暴れ回る。
 竦めた首を亀のようにそおっと伸ばして
 様子を窺うと、両手で口元を覆って
 コントみたいなセリフを発する背の高い男性が、
 そこに、居て、 ]


   ──────、さ、


[一度見たらきっと忘れない、
 眩しく笑う黄色のスマイリー。

 まさか、そんな、ちょ、え、
 細切れの単語が幾つも弾幕のように
 頭を駆け抜けて、どうにか捕まえたその人の名前を
 紡ごうとしたけれど、言えたのは一文字だけ。

 鼻歌というには少々ボリュームの調整に難がある、
 はっきり言えば熱唱レベルの歌声が
 その場に流れ出したから>>293。]
 
(301) 2021/03/17(Wed) 19:26:42

【人】 会社員 シロウ



   ……ぐ、 ッふ、 ───



[ 完全に、出るタイミングを逃した───。]

 
(302) 2021/03/17(Wed) 19:27:33

【人】 会社員 シロウ


[どどどどうしよう、と焦りながら、
 ともかく声を出さないように、両手でがしっと
 口を抑えた。]


   『生きている人間で最高の存在よ
    誰にも負けない存在なんだ』


[あぁぁもう歌詞まではっきりわかります
 いい曲ですよねほんとに最高の存在ですね、
 とモノマネ番組のご本人登場スペシャルの如く
 立ち上がればいいのか、

 あっ、それともいっそハモる??]
 
(303) 2021/03/17(Wed) 19:29:13

【人】 会社員 シロウ


[パニックのままどうにか気配を消そうと
 していたけれど努力虚しく、
 その人がこちらに気づいてしまう。>>294

 さっきの自分と同じ、ぶつ切りの平仮名を
 その口から吐き出しながら、
 消え入るような小さな声で挨拶をしてくれるのは、
 やっぱりどう見てもサクライさんで。]


   ……
   ………
   …………


[ごふ、って空気と笑いが込み上げて、
 口を抑えたままの手にさらに力を込めた。]
 
(304) 2021/03/17(Wed) 19:30:37

【人】 会社員 シロウ


[けれどカウンターの下に消えていった
 サクライさんの、今度こそ
 蚊の鳴くような声が>>295耳に届いて、
 僕はそこでもう耐えきれなくなった。]


   ─── さ、サクライ、さん、あ、の、
   なんか、ごめん、なさい、ぜんぜん、
   気づいてな、くて、


[笑いを噛み殺すたびに、ひゅ、と喉が鳴る。
 手を離してようやく立ち上がった。

 気まずいのはわかるし、笑っては申し訳ないと
 思うからなんとか笑いを抑え込んで、
 そっとカウンターの方へ足を動かした。

 耳まで赤く染まるサクライさんを見つけたら、
 改めて、こんにちは、と伝えよう、と思って。]
 
(305) 2021/03/17(Wed) 19:33:12

【人】 会社員 シロウ


   あ、の。
   ───、びっくり、しました。
   まさか、サクライさんだなんて。


[ へへ、と笑う。
 どんな顔をするのが妥当なのか、
 色々ありすぎてちっともわからなかった。]*
 
(306) 2021/03/17(Wed) 19:33:58

【人】 会社員 シロウ


[完全には消し去れなかった失礼な笑い声に、
 いっそ笑ってくださいなんて言う
 サクライさんの目元も耳も赤くて>>329
 多分僕より年上だと思う彼が、
 とても可愛く感じられた。]


   ですよね、僕もさっき叫びましたから。


[奇しくも同じセリフを叫んだことを思い出して、
 くすくす笑って。
 ゆっくり立ち上がるサクライさんが
 安心したように笑う。>>330


 ─── その表情に、一瞬、見惚れた。]
 
(349) 2021/03/17(Wed) 23:20:21

【人】 会社員 シロウ


[吸い寄せられる。
 目が、離せない。]


   ……僕も、です。
   ロビーでお会いした時から、
   素敵だなと思っていたから。


[彼の手がそっと伸びて、甲が頬に触れる。
 ぴく、と身体が反応して微かに跳ねた。
 ゆっくり瞼を伏せて、撫でてくれる間
 目を閉じていた。
 喰みたいな、と思った。]
 
(350) 2021/03/17(Wed) 23:21:32

【人】 会社員 シロウ


[ソファにと促してくれればひとつ頷いて>>331
 サクライさんと同じミネラルウォーターと、
 グラスを手にした。]


   ああ、ええと。
   僕は、シロウ、です。
   ─── 榊、史郎。


[一見しただけで高級とわかるソファに
 腰を下ろしたら、ぱき、とキャップを捻る音が
 サクライさんの手の中から聞こえる。

 シロウと呼んでください、と笑みながら
 グラスをつう、とサクライさんの方へ寄せた。]


   いえ。
   使いきってしまいたいお金があって
   なら、こういう機会に使ってやれって思って。
   一緒に過ごしてくださるのが
   サクライさんでよかったです。
 
(351) 2021/03/17(Wed) 23:23:02

【人】 会社員 シロウ


[サクライさんの瞳を覗き込む。
 ほわ、と視線が熱を持ち、早鐘を撃ち始める
 心臓の音に気付いて慌ててグラスを口に運ぶ。

 どんな方が来るかはわからなかったけれど、
 念のため食事も水分も控えていたから、
 喉を走って胃に落ちる水は、
 乾いた身体に沁みた。]


   ……僕は、サクライさんでよかった、
   と思ってます。
   サクライさんは、僕でいいのかな。


[全身を品定めするように這う視線に、
 体が熱くなるのがわかる。
 こくん、と喉を鳴らして唾液を飲み込んだ。]
 
(352) 2021/03/17(Wed) 23:24:07

【人】 会社員 シロウ


[長い足を組み替える姿はもとより、
 布地の擦れるさり、という音にも欲が走る。
 さっき触れてくれた手がもう恋しいと
 卑しく思った。]


   ……僕はゲイで、マゾヒストなんです。
   パートナーだと思っていた人は、
   奥さんの元へ戻っていきました。
   手切れ金貰ったけど、すごく嫌で。

   だから、一番高い部屋で、
   全て支配してくださる方と過ごしたいって
   メールしたんです。

   サクライさんは、どんな願望を
   書かれたんですか。


[グラスの中で湧き上がって次々とはじけて
 消えていく泡はぱちぱちと心地良く鳴るのに、

 僕の心臓はどくん、どくんとうるさかった。]**
 
(353) 2021/03/17(Wed) 23:26:29

【人】 会社員 シロウ


[本心から褒めたのだけれど、戯けたように
 肩を竦めるサクライさん。
 さっきカウンターの下に沈んでいった姿と
 重ねて、お茶目というかキュートさに
 場の空気がふわん、と撓む。

 全部計算され尽くした大人の余裕なのかな、と
 ちらり頭を過ぎるけど、さっきまでの
 はしゃぎっぷりはたぶん素だろうなと思うから
 なんだか嬉しくなってしまう。


 僕とマッチングしたのだから、彼は
 僕とは真逆の嗜好を持っているはずなのに。

 
(371) 2021/03/18(Thu) 11:01:54

【人】 会社員 シロウ


   え、サクライさんも本名なんですか?


[偽名だと思ってました、と驚いて眉が上がる。
 自分のことを完全に棚に上げて。]


   んあ、僕、サクライさんでよかった、
   って、2回言いましたね……


[唇に当てたグラスの中に、くすくすと笑う吐息を
 集めるサクライさんを見上げながら、
 僕は恥ずかし、って呟いて耳の後ろの髪を
 摘むようにぽりぽり掻いた。]


   ……がっつき過ぎました。
   だけど、
 
(372) 2021/03/18(Thu) 11:03:15

【人】 会社員 シロウ


[ふ、と口元を緩めて。]


   ……タイプ、だったから。


[いひ、と笑った。]
 
(373) 2021/03/18(Thu) 11:04:07

【人】 会社員 シロウ


   そうです。
   燃やしてやろうかと
   思ったりしたんですけど、


[するりと手から奪われるグラス。
 微かに指は触れただろうか。]


   ─── 使って、よかったな。


[こと、とテーブルとグラスが音を立てて、
 それが合図みたいにサクライさんが身体を動かした。
 ぐっと乗せられる重みに、わ、と
 色気のない声を出しながらも身を任せれば、
 ソファに押し倒されるように身体が重なって、
 
 サクライさんの顔がすぐ、近くで。]
 
(374) 2021/03/18(Thu) 11:05:21

【人】 会社員 シロウ


[片足が持ち上げられてサクライさんの肩に乗る。]


   ─── ッ  、


[形の良い唇がゆるゆると動く。
 ゆっくりと、静かに獲物を絡めていく
 蜘蛛の巣のような言葉に、どく、と
 身体に恐怖と期待の混じった熱が走った。

 ずる、と足を開けばサクライさんも動く。

 布地越しの抽送。
 それは優しい動きで、甘くて。
 分厚いデニムとスラックスに隔てられていても
 芯が的確に触れて擦れて気持ち良いのに、
 でも焦ったくて身を捩った。

 簡単に荒む息。
 さっきと同じように手のひらで口を覆って、
 さっきとは違う種類の息を抑え込む。
 
声を出していいか、わからなかったから。

 
(375) 2021/03/18(Thu) 11:08:54

【人】 会社員 シロウ


[意地悪く聞かれる問いに、熱を帯びた視線を
 持ち上げて、手のひらを口から外して、
 はい、と頷いて笑う。
 そしてふと思い出したように、]


   すみません、僕、
   今日、まだ準備してなくて……
   どんな方が来るかわからなかったから、


[準備、されるのが嫌な人もいるでしょう?と
 探るような視線でサクライさんを窺い見る。
 この人は、どんなふうに自身の欲望を
 吐き出すのか早く知りたかった。
 サクライさんが望むなら、碌に慣らしもしないまま
 強引にねじ込まれたって構わない、と思うほど。]
 
(376) 2021/03/18(Thu) 11:11:33

【人】 会社員 シロウ


[止まらない抽送に主張を始める欲望が
 スラックスに阻まれて窮屈で痛い。

 片方の手で、ネクタイに触れる。
 ぐ、と引っ張って緩めて、荒い呼吸のまま
 咎められないなら、シャツのボタンを外そうとして。]*
 
(377) 2021/03/18(Thu) 11:12:11

【人】 会社員 シロウ


[チョウジョウ、ってどんな字だっけ。>>378
 少なくともサクライさんの顔に嫌悪や不満は
 浮かんでいないように思うから、
 言葉通り少しでも満足してくれていたらいいな、
 と思う。

 吐息に混じろうとする声を閉じ込めるための
 僕の手に落とされたのは朱く赫く煙草じゃなくて
 暖かい唇で>>379

 はぁ、と抜けた力で出来た僅かな隙間から
 ため息のような吐息が断続的に漏れる。
 胸元からゆっくりつたい下ろされていく
 手の動きと熱にそれはさらに加速させられて。]
 
(392) 2021/03/18(Thu) 19:15:13

【人】 会社員 シロウ


[ スーツ、脱ぎたい。
 そう思っていたのだけれどふいにサクライさんは
 腰の動きを止めてしまった。
 顰めていた目で、荒む息を整えようと
 瞬きを繰り返しながらそっと見上げた彼は
 また優しく、今度は額に口付けをくれる。

 肩で息をしながらネクタイにかけた指を
 静かに下ろして身体を起こそうしても、
 サクライさんの掌だけは腹の上で蠢いていた。

 人の急所でもある鳩尾に触れる手が
 ふと、長い時間をかけて植え付けられた
 記憶を蘇らせて、知らずのうちに身体に力が入った。

 けれどサクライさんの手が、拳に握られることも
 鋭い衝撃に変わることもなくて、
 その動きはただ、静かで、穏やかで。

 それがかえってぞっとするような怯えと、
 マゾヒストならではの期待を生む。
 

 さながら食われるために
 自ら蜘蛛の巣にかかった蝶のように。

 
(393) 2021/03/18(Thu) 19:18:45

【人】 会社員 シロウ


[中途半端に刺激を与えられた腹の下で
 もっと触れて欲しいと欲望が鎌首を跨げるせいで
 視界がぼやけた。
 じんわりと滲んでいた汗が滴になって
 顳顬を流れて落ちる。

 耳元で囁かれた言葉にまたびくりと腰が弾んで、
 ─── はい、と熱っぽく頷けば、
 身体からサクライさんの重みが消えた。

 遠のく熱。
 途端に冷たい空気が身体を包んで、
 口付けられた額にそっと指を添わせた。]
 
(394) 2021/03/18(Thu) 19:20:11

【人】 会社員 シロウ


[準備、とは言っても、このような類の
 逢瀬の際にはトイレが必要な処置だけは
 済ませてある。
 マナー、なのかなんなのかわからないけど。
 食事も控えていたから、そのあたりは多分
 問題なさげ。

 だからソファから立ち上がって、
 バッグを手にバスルームに向かった。

 分厚い扉を閉めて、ひとつ息を深く吐く。
 手早く衣服を脱いで、簡単に畳めば
 スラックスに微かなシミを見つけて頭を抱えて、
 ちょっと考えてからランドリーバッグに入れた。]
 
(395) 2021/03/18(Thu) 19:21:23

【人】 会社員 シロウ


[アメニティひとつとってもブランド品。
 けれど場末のラブホにさえあるはずの
 潤滑剤が当たり前のようになくて笑ってしまう。]


   そりゃそーだな。


[ひとりごちてカバンから取り出したそれを手に
 改めてざざっとシャワーを浴びる。
 流れる湯を浴びながら後孔を解した。
 私物のそれを解したナカに入れれば
 一人でに、ぶる、と身体が震えた。]
 
(396) 2021/03/18(Thu) 19:22:54

【人】 会社員 シロウ


[ところで僕はいつも悩むんだけれど、
 シャワーのあとはどんな格好で
 出ていけばいいのだろう。

 どうにもバスローブというものに照れがあって。
 かと言って素っ裸というわけにもいかない。
 それなりに鍛えてはいるけど、
 お披露目するほどの身体でもない。

 というわけで、カバンから取り出した
 真新しい半袖の黒の肌着に、
 黒のボクサーパンツを身につけて、
 バスタオルを被って浴室から出る。]
 
(397) 2021/03/18(Thu) 19:23:43

【人】 会社員 シロウ

 


   ─── お待たせ、しました。


[だだっ広い室内にサクライさんの姿を探した。]*
 
(398) 2021/03/18(Thu) 19:24:26

【人】 会社員 シロウ


[気品のある大理石のバスルームで、
 シャワーから出るきめ細やかな湯を浴びながら
 僕がやっていることに関して
 我ながら浮かぶ苦笑いは仕方がないと思う。

 慣れた行為とは言え、僅かな時間ですっかり
 サクライさんに魅せられてしまって、
 たいして触れられてもいないのに
 張り詰めたものをそのままで、
 後ろを解すのはなかなかきつかった。]
 
(423) 2021/03/18(Thu) 22:46:26

【人】 会社員 シロウ


[分かってるね?>>381 と囁かれた言葉は
 どこか愉しげに聞こえたから、
 もし言いつけを守らず勝手に抜いたりしたら
 サクライさんはどんなに僕を責めるだろう、と
 どうしても考えてしまって、
 さらに屹立に血液が集まった。

 魅力的な考えと、失望されたくない気持ちの戦いは
 後者が僅差で勝利して、そのせいで
 シャワーの温度を下げても身体の熱は
 一向に引かないから、下着を履くのに苦労した。]
 
(424) 2021/03/18(Thu) 22:47:45

【人】 会社員 シロウ


[声をかけたら返事はベッドルームから
 聞こえて、そちらに足早に向かう。

 キングサイズのベッド、その隣にある
 サイドテーブルもきっと僕の給料一月分では
 買えないような趣ある素敵なもの。

 ……その上に何気なく目をやってギョッとする。
 所狭しと並べられた道具は、そんじょそこらの
 SMホテル、いやいっそホームセンター顔負けの
 見事な品揃え。>>408

 見慣れたものもあるけれど、端にある
 あのサイズは確実に無理だ、と背中を汗が伝った。

 それを並べたであろう当の本人は、
 ベッドの端に腰を下ろしてにっこり笑っている。>>410
 ラグジュアリーな空間と、おいで、なんて
 腕をこちらに向けて拡げているサクライさんと、
 アブノーマルな道具のコントラストが

 どうにもアンバランスで、 ]
 
(425) 2021/03/18(Thu) 22:49:24

【人】 会社員 シロウ


[裸足で絨毯を蹴るように、その拡げられた
 腕の中に飛び込んだ。
 ぼす、と長い腕と胸板に包まれたなら、
 まるで犬にでもなったような気分。
 胸元から、目を細めてうっとりと
 サクライさんを見上げた。


 ベッドに横たえてくれたサクライさんの掌を
 胸に感じる。
 目線が下がり、足の間に向けられて
 いくのも見てとれた。
 照明はついたままで、消してくれる様子はなくて、
 鼓動が痛いほど早い。]
 
(426) 2021/03/18(Thu) 22:51:45

【人】 会社員 シロウ


   ……はい、さわって、ない、です、
   けど、考えてました。

   言いつけを守らず、勝手に触ったら、
   ───貴方はどんなふうに、怒るのかなって、

   失望、されたくないから、我慢しましたけど。*
 
(427) 2021/03/18(Thu) 22:52:53