人狼物語 三日月国


37 【恋愛RP】夏の夕べ【R18】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:人


高橋 大輔14人が投票した。

高橋 大輔は村人の手により処刑された。

時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?

全ての人狼を退治した……。人狼に怯える日々は去ったのだ!

【人】 英 羽凪

─ 遊技室 ─


[へーそんな顔でも笑うんだ。>>2:522
最後の黄色いボールがポケットに入ったのを、面白くなさそうな顔で見送って。]


  ……あーあ。

  そこでまたはぐらかしたら、
  左肩ぶっ叩いてやるつもりだったのに。


[残念、と肩を竦めた。

そして俺は、俺の中の僅かな変化に気づく。
いつかのような空虚感をもう覚えないことに、不思議な心地で目を細めながら。]
(0) 2020/08/01(Sat) 0:05:05

【人】 英 羽凪


  フられないといいね、羽井さん。
  ……勝負は俺の負け。悔しいけど楽しかったっす。

  で。何賭けたんすか?


[笑いながら。
羽井さんへすたすたと近づけば、右手を差し出そうか。*]
(1) 2020/08/01(Sat) 0:05:12

【人】 大学生 早乙女 真珠

― 909号室 ―

  っ、

[願い通り、彼の唇に到達した。
 それから、ぬるりと、侵入ってくるものがあることも、
 ――予想の範疇だよ。

 わき腹をなぞる指先が優しいのがまた妙に、癪に障る。
 ずるい、ずるいよ、三上さん。

 唇が離れると、熱い息を吐いて、呼吸を整える。
 誘ったくせにキスの最中に呼吸もできないのか、って
 なんで勝手に目が潤んでるんだろ、って
 ……格好つかないな。]

  三上さんのこと、
大好きだから、
逃げないっ

[だから、ねえ。
 ずっと一緒にいて、何かあったらまたお話を聞いて、
 隣で支えになりたいけれど
 ……
それが無理なら、せめて――――
]*
(2) 2020/08/01(Sat) 0:30:07

【人】 アイドル 三上 麗央

━909━

[真珠ちゃんの余裕が無さそうな様子にそういうことに慣れてなさそうな印象に、胸に灯るのは
独占欲

 それは
衝動
とは違って。

 
その言葉
をくれるなら、今は。

 そっと腕を絡ませて抱き寄せて
 耳朶を掠めるように唇を寄せて]

俺も、真珠ちゃんが
大好きだよ

だから、今はキスだけで我慢しよう。

[どうしてもと求めてくれるなら、今すぐに全部奪い去るけれど*]
(3) 2020/08/01(Sat) 0:53:57

【人】 大学生 早乙女 真珠

― 909号室 ―

[追撃がどう来るか、と期待と身構えと、ない交ぜに。
 ――けれど、訪れたのはふわりと優しい腕と、温かい胸元。]

  ――――っ……
  じゃあ、どうして、「ファンでいて」なんて…
  ……近くに居られないなら、
  …せめて、一晩の思い出だけでも、って……思って…

[しゅん、って彼の腕の中で小さくなって、
 しどろもどろに言葉を紡ぐ。
 「どうしても」って求める理由が、
 遠くなったような気がして。]*
(4) 2020/08/01(Sat) 1:10:04

【人】 悪の科学者 清平 一華

― プールサイド ―


[>>2:528 彼の言う、言葉は飾るほど伝わらないに応えるのなら。]


 私は他人の持論なんて知ったこっちゃないから、そういうの言われたって賛同するつもりはないけど……

 そーゆー人だっての、持論を聞く前からなんとなく分かってたから

 言ってることダイレクトに伝わってくるのは……

 最初は仕事着仲間としての親近感から
 話して、ラーメン食べて……打ち解けて、もっと飾らない言葉を聞きたくなって
 そうなったら、あとはスーツ脱がせるしかと


[そういう理由でこのプールに呼び込んで。
 こうして薄布同士で近くにあって――ただ、見上げてみても、なお。]
(5) 2020/08/01(Sat) 1:11:29

【人】 悪の科学者 清平 一華



 こうして私服姿にして会って――
  似合うも――
  綺麗も――
  飾らぬ言葉で言ってもらえたのに

 …――でも、全部言わせた手応えが、私には無い


[さらに秘められたものがあるとして。
 それは聞いて心地よいものかはわからないけれど。
 でも――彼について知りたいと思う心もまた、飾って仕舞っておくことはできなかった。**]
(6) 2020/08/01(Sat) 1:11:47

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[微笑んで、好意を告げた>>526ら。
あなたはどんな顔をするかしら。
また、不敵に笑うのかしら。
それとも……?

私は羽井さんを見上げて。
空を見て。]


あなたにね……。

私の感動したものを、見せたいって。
思う程度に好きだよ。

あなたが良いと思った場所に、行ってみたいって。
思うように好き。

あなたを知りたいって思う。


あなたが好きよ。


[ふんわりと微笑んだら。]
(7) 2020/08/01(Sat) 1:16:38

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

……ねえ。

肩を痛めたって、大丈夫?

どうしたの?


[ふと、心配そうに、そう尋ねた。*]
(8) 2020/08/01(Sat) 1:16:45

【人】 羽井 有徒

── 遊技室 ──


  ……俺がフられると思うか?


[ボールとキューを片付けながら自信満々に言ってのける。
そもそもなぜ告白する前提なのかこの小僧を問い詰めたい衝動を抑え込む。]


  何って、諭吉1枚。
  ほら、さっさと出せ。


[差し出された右手に握手することなく、逆に手を出して1万円を要求する。]


  まさか真由美を賭けて勝負、とか思ったか?


[女を賭けるとかそういう趣味の悪いことは真似はしないし、ビリヤードの賞品にするような、そんな安い女じゃないだろう。
ただ、勘違いできるように仕向けなかったかというと、そういうことだけど。]
(9) 2020/08/01(Sat) 1:17:37

【人】 羽井 有徒

 
 
  気に入ったか?ビリヤード。
  もし気に入ったらやってみろよ。
  
  次は”いいところ”まで行けるかもしれないぞ。


[余裕たっぷりに笑って。
だけど、センスがいいのも本当のことで、練習と経験次第ではすぐに追いつかれるかもしれない。
なんて思って、そう思い出した。


  もう一つ答えてなかったな。

[真剣な顔と声。>>181

「こんな怪我してて、
  真由美さんになんかあったとき守れるんすか。」


はぐらかした答えをちゃんと伝えておこう。]
(10) 2020/08/01(Sat) 1:18:34

【人】 羽井 有徒

 

  ─── 守るさ、どんなことをしても。


 
(11) 2020/08/01(Sat) 1:19:41

【人】 アイドル 三上 麗央

━909━

[よしよし、と髪を撫でる。]

俺"が”君に相応しくないと思ったから。
諦めようとしたけど、両想いなら、逃がしてあげられない。

これからずっと傍にいてもらうよ。
もう離してあげない。もう俺の真珠ちゃん。

ねえ、名前、呼び捨ててかまわない?
俺のことも、れおって呼んで。

[甘えた声で囁きながら、耳朶に唇で触れた*]
(12) 2020/08/01(Sat) 1:26:57

【人】 羽井 有徒

── プール ──

[どうしてこの人はそういうことを言うのだろう。
どうしてそんな柔らかな笑みで言えるのだろう。]


  ……なぁ

  ……言ってて恥ずかしくならないのか?


[茶化すような言葉、だけど掌を目の上に当てたまま、下向いていた。頬があつい。]
(13) 2020/08/01(Sat) 1:37:28

【人】 羽井 有徒

 
 
  …………ギンザンから落ちた。


[だ か ら。
どうしてこの人は、人の格好悪いところばかり暴こうとするのか。ずっと今まで築いてきた格好良い「羽井 有徒」があるはずなのに。]


  あ、ギンザンは何ともない。
  俺が不注意で勝手に落ちただけだから。


[ハァと大きくため息をついて、今度は照れたように笑って真由美を見つめた。]*
(14) 2020/08/01(Sat) 1:37:59

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

本当のことだもの。


[揶揄うような言葉>>13に、なんでもない事のように答えて、笑ってたのに。]
(15) 2020/08/01(Sat) 1:46:33

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[続いた言葉>>14に血の気が引いた。
馬の背の、高さを知ってる。
口を開いて何か言おうとするけれど、言葉になどならなくて。
笑顔なんて消えた顔で、小さく口を開けて羽井さんを見詰めた。]


…………。


[体が、動けてるのは、知ってる。
下から、上まで、羽井さんを見て。
照れたように笑うその顔を見て。]


…………ぁ。

病院……行った?


[青い顔で、そう、尋ねた。*]
(16) 2020/08/01(Sat) 1:46:43
羽井 有徒は、メモを貼った。
(a0) 2020/08/01(Sat) 1:48:20

【人】 羽井 有徒

── プール ──

[血の気の引いた青い顔。>>16
色んな顔が見たいとは言ったけど、そういう顔はさせたくなかった。]


  行ったよ。
  異常なし、頭にも骨にも。


[もちろん異常があったらここには居られなかったけど。
”運”がよかったのだろう。
ただ、パーカーの袖口や、空いた胸の隙間から左肩のテーピングが見え隠れしている。]


  ……心配か?


[そんあ不安そうな顔。
だけど、本気で心配してくれているのが嬉しいと言えば怒られるだろうか。]*
(17) 2020/08/01(Sat) 1:56:12

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[羽井さんの顔をじっと見て。
その言葉>>17が、耳に入って来るのに時間がかかった。]


頭も、骨も。


[鸚鵡返しのように言葉を紡いで。
息を吐いたら、急に耳の周りで血が巡り始めたようだった。
気付くと固く握りしめていた手は、白くなっていて。
ゆっくりと、指を開くと、震えてた。
声が聞こえて、声のした方、羽井さんを見て。]


…………ちょっと。

びっくりした。


[心配かって問いかけに、そんな言葉。
急に心臓が煩くなって、胸元に手を置くと、ふっと息を吐いた。*]
(18) 2020/08/01(Sat) 2:04:48

【人】 成瀬 瑛


[ 本当に教師という職業は大変だと思う。

  特に、真面目で面倒見のいい先生は。
  卒業すらしていない、ほんの数ヶ月だけの生徒にも
  こうして真剣に向き合って叱ってくれる。

  ……大人につれて、怒ってくれる人って
  減っちゃうからね。

  本当に、教師なんてブラックで、割りに合わなくて。
  ─── 涙が出るくらい、ありがたい。 ]
 
(19) 2020/08/01(Sat) 2:24:32

【人】 成瀬 瑛

   
生徒

[ あたしに合わせてくれる歩幅、
  目線の高さ。

  実際に教卓を挟んだ期間は短くとも、
  貴方はね、本当にいい先生だ。


           お前は独りじゃない。>>2:490


  ……言葉の全てを素直に受け入れることは、
  まだできないけれど。

  そうだね。
  両親とどうしても上手くいかなくて。
  世界に自分しかいないと思っていたあの頃も
  あたしを見てくれた人は、きっといた。

  それはクラスメイトかもしれないし、
  クールに見えて心に熱いものを持っている教師。
  はたまた駅ですれ違った、悪いお兄さん。

  あたしが気付いてないだけで、
  他にもいたかもしれないね。
  ううん。いたんだよ、きっと。>>0:223 ]
  
(20) 2020/08/01(Sat) 2:24:54

【人】 成瀬 瑛



  ジャン先生。
  ご指導ご鞭撻、ありがとうございました。


[ しばらく先生の言葉に耳を傾けた後。
  真面目な顔で、頭を下げる。 ]


  ……今まで心配と迷惑をかけて、
  ごめんね。


[ そして謝罪と共に、ゆっくり顔を上げてから
  照れたように舌を出す。

  あたしは高校を途中で辞めちゃってるから。
  卒業式には出席していない。

  だからあたしの卒業は、きっと今だった。 ]
 
(21) 2020/08/01(Sat) 2:25:09

【人】 成瀬 瑛



  女心ぉっっ!!!



[ 乱された髪の毛には、厳重に抗議して。>>2:503
  仕返しとばかりに、あたしも彼の髪をかき回す。
  それからおまけに、堅苦しいネクタイも解いて、
  ボタンも何個か外してしまおう。

  今から食べるの、ラーメンだよ?
  そんな格好してたら見てるこっちが暑いって。 ]
  
(22) 2020/08/01(Sat) 2:25:21

【人】 成瀬 瑛



  ……よしっ!それじゃ、行こっか!
  “ジャンくん”。


[ そうしているうちに、目的の店も見えてきた。>>2:490
  駆け出すと、少しだけ先行して。
  こっちだよって振り返りながら手招きする。

  あたしは卒業したし、ジャンくんの装いも崩した。

  ならあとは、新しい友人同士。
  気楽に食事を楽しもうか。 ]*
  
(23) 2020/08/01(Sat) 2:26:10

【人】 英 羽凪

─ 遊技室 ─



  どっちかっていうと
  愛想尽かされないといいね、の方だったんすけど。

  へーその言い方だと、
  付き合ってないっての、ほんとなんだ。


[墓穴掘ったね、羽井さん。>>9]
(24) 2020/08/01(Sat) 2:27:26

【人】 英 羽凪

[なんて笑ってたら、賭けの要求に真顔になった。]


  うわー前言撤回。
  見た目通りガラ悪いっすね。
  真由美さんに言いつけてやろうかな。


[しないけど。
それはそれで見た目通り過ぎてインパクト薄いっす、とか言いたい放題言いながら。
右手を引っ込めて、諭吉をぺしり。

ちなみに勝負に真由美さんを賭けてとか、まったく考えてなかったし。仮に持ち出されたら、勝敗関係なく却下したよね。
モノじゃないし。]
(25) 2020/08/01(Sat) 2:27:45

【人】 英 羽凪



  なら、羽井さんの連絡先ちょうだい。
  また勝負したくなったら、連絡するんで。

  気が向いたら他にも面白い遊び、教えてよ。


[もう一度右手を出してみようか。>>10

ちょっと本気で練習してみようかな、ビリヤード。
趣味もなかったし、ちょうどいいかも。
ダーツもやってみたいな。
そっちはすぐに羽井さん追い越しちゃったりして。]
(26) 2020/08/01(Sat) 2:29:22

【人】 英 羽凪

[そして。
教えてくれたもう一つの答えには満足気に笑い。>>11



  ──── 上手くいくといいっすね。



[片づけを終えた遊戯室を後にした。**]
(27) 2020/08/01(Sat) 2:31:06

【人】 教師 ジャン・ヴェレーノ

−昼間−

[俺の言葉がどれくらい届いているかは成瀬にしか分からないが、どう受け止めるかは成瀬の自由だ。

それでもこうして頭を下げてくれるのなら、少しは届いているのだと思う。

指導だ授業だと言いながら、結局は俺がただ昔出来なかったことの清算をしたかっただけなのもあるから、むしろ礼を言うのは......。]


   俺の方こそありがとう。

   あー...過去の事は過去の事だからもう気にすんな。


[結局伝えたいことは全部伝えたし、本質的には自己満足なのだから。彼女の未来に対するお節介な心配はこれ以上は野暮だ。

わしゃわしゃしてると何故か猛抗議された。
ついでに仕返しにわしゃわしゃされるし、ボタンは外されネクタイも緩められる。教師としては有るまじき格好だ。

教師と教え子の関係は、ここで終わりということなのだろう。]
(28) 2020/08/01(Sat) 3:03:07

【人】 教師 ジャン・ヴェレーノ

[自分の数歩先を行く背中はどこか微笑ましい。振り返り手招きする姿を見ると、自分まで卒業して1歩上に進んだようなきもちになる。

と、そこで言い忘れたことがあったことを思い出す。]


   あぁ、そうだ。
   これは教師としてじゃなくて
   個人的な話だが...


   もしここの誰かに言ってないこととかが
   あるなら、今のうちちゃんと伝えとくといい。

   また今度が来ないことだってあるかもしれない
   からな。


[それは俺自身にも言えたことで。
もし成瀬に深く尋ねられたなら俺も夜にそういう予定がある、と正直に話そう。

そうしたら、これで本当に長々しい説法は終わりだ。
だってもう目の前にラーメン屋があるのだから。]
(29) 2020/08/01(Sat) 3:03:40

【人】 教師 ジャン・ヴェレーノ

[ラーメン屋に着くと。]


   せっかくだから奢る。
   トッピングなり替え玉なり餃子なり
   好きなだけ頼め。

   あ、でも自分で食える範囲でな?


[友人同士となれば奢る奢られるの関係もないのかもしれないが、遅めの就職祝いってことにしよう。]**
(30) 2020/08/01(Sat) 3:05:03

【人】 教師 ジャン・ヴェレーノ

−プールサイド−

[どうやら持論についてはバレていたようだ。>>5
一華さんの洞察力が高いのか、単純に俺がわかりやすいのか、あるいは両方なのか。

そこで中途半端に賛同をとならないのは彼女の芯の強さに見える。賛同を求めたわけではないから、彼女のスタンスに嫌な気などは起きない。

これは女の勘なのか。>>6
何かを、見抜かれた気がする。多分俺が嘘をつかずとも心の内を語らないことなどとっくにバレている。

見抜かれた上で隠せば、それはただのペテン師だ。]
(31) 2020/08/01(Sat) 3:06:10

【人】 教師 ジャン・ヴェレーノ


[言葉を発する前に差し出したのは、ここに来る時に持ってきていたもうひとつの袋。
中身にあったのは紫の薔薇が5本入ったハーバリウム。
彼女に鑑賞の趣味がもしなければ無駄になるものだと気づいたのは用意したあとのことだ。]



   俺がここに来た理由はこれです。
   あなたの誕生日を祝いたいと思って。

   勿論、薄氷さんとの交流も理由ではありますが


   一番の理由は、あなただ。


[渡す機会がいつでもあれば良かったけど、「あの時渡せばよかった」じゃ遅すぎるから。]
(32) 2020/08/01(Sat) 3:07:15

【人】 教師 ジャン・ヴェレーノ



   本当は.........


[一瞬口ごもったけど、大した話じゃない。
だから変にハードルが上がる前にさっさと話してしまいたいのに。躊躇いが喉を絞める。]


   本当はプレゼントを渡したら
   すぐに自宅に帰ろうと思っていました。

   黙っているつもりでしたが...
   

[正直なところ、驚いた。
そこまで興味を持ってくれるほど俺は深みのある人間だとは思っていなかったから。

逃げようと思えるのに逃げられなかったのは、俺が今日の昼、卒業した教え子に説いた話が巡り巡って自分に返ってきているからだ。]*
(33) 2020/08/01(Sat) 3:07:58

【人】 大学生 早乙女 真珠

─  909号室 ─

[まるであやされるみたいに、
 優しい指先が髪をすべる。
 プール上がりのキシキシの髪のままじゃなくてよかった]

  へ───…それ、逆…

[三上さんがそう思う理由。
 いつか、教えて貰うことはできるのだろうか。
 それだって、今の彼を構成する要素の1部なのだから]

  うん。…ずっとずっと離れない。
  呼び捨てで呼んで。……………れおくん。

[あまい声と耳にかかる吐息がくすぐったくて
 身を竦める。
 けど、そばにいて良いんだ、ってわかったから
 背に、腕を回して、ぎゅう、って抱きしめた。]*
(34) 2020/08/01(Sat) 3:08:44

【人】 成瀬 瑛


[ 結局あたしはホテルをチェックアウトしそびれて
  仕事のない休日を再び迎える。 ]


  でも、今日こそ帰るから。


[ これ以上、仕事から離れるのは良くない。
  憮然とした表情で、備え付けの鏡に言い聞かせる。

  ……これ以上、たっぷり寝て、
  美味しいものを食べて。

  あたしを“瑛”として見てくれる人達と触れるのは
  あたしにとって、甘すぎる毒だ。 ]
 
(35) 2020/08/01(Sat) 4:09:42

【人】 成瀬 瑛


[ なのに、あたしは糊の効いた浴衣を着ている。
  浅葱色に椿の花を散らせ、耳上で上下に分けた髪を
  結い上げ、軽くほぐし、フラワーゴムでまとめて
  カラン、と小さく下駄の音を響かせた。

  お祭り行くって、約束したから。
  浴衣着て来いって言われたから。


  そうやって、優しい人がくれた理由に、甘えて。

  …… 浴衣は流石に借りたけど。
  着付けも、ヘアアレンジも、自分でできる。
  どれも初めてのことでは、ないから。 ]
 
  
(36) 2020/08/01(Sat) 4:10:52

【人】 成瀬 瑛


[ 祭り会場の河川敷は、やはり人で賑わっていて。
  あたしは少し、気後れする。
  人混みではなく、道行く人達の楽しげな顔に。

  屋台が提供する娯楽や食事は、お馴染みのものから
  少し奇をてらったものまで様々で。

  あたしもかつてはその風景の一部だった。
  そういう依頼を受けたなら。
  甘えるように男性の手に腕を絡めて、
  好きでも嫌いでもないりんご飴をねだった。

  そうやってあたしは、生きてきた。 ]
    
(37) 2020/08/01(Sat) 4:11:06

【人】 成瀬 瑛

 

  ───っ、


[ 何となく、息をするのが苦しくなって。

  人混みから逃げるように、
  あたしは川辺に沿って河川敷を降る。

  人の気配が薄くなるにつれ、祭囃子も遠のいて。
  気付けばあたしは一人しゃがんで、
  揺らめく水面をぼんやりと眺めてた。
  ああ、これでは祭り会場とは言えないかもしれないな。

  …… でもほら、河川敷っていうのは嘘ではないし。

  なんて、やっぱり言い訳ばかりだね、あたしは。 ]**
 
(38) 2020/08/01(Sat) 4:13:15

【人】 羽井 有徒

── プール ──


  ……真由美?


[落馬したと聞けばそれは驚いて当然で。
怪我の程度とか、そう、身を案じるというより、何かもっと違う何かを心配しているような。]


  どうかしたのか?


[まるっきり笑顔の消えてしまった真由美の様子が少しおかしくて。
ハッキリとはわからないけど、“ショックを受けすぎている“、そんな風に見えた。]*
(39) 2020/08/01(Sat) 6:58:45

【人】 羽井 有徒

── 遊技室 ──


  ……というか。
  何で付き合ってると思ったんだ?


[そう誤解させるようなことがあっただろうか。
花火のことだろうか。
であれび、むしろ、一緒に乗馬したり食事したりしているハナの方がよっぽどだといえるのたが。]


  ここで出会って、何度か顔を合わせただけだよ。


[本当に、ただそれだけ。
一緒に過ごした時間は長くはない。
たまたま乗馬で一緒に回ったり、やはりたまたまBARで会って沢を一緒に歩いたぐらい。
それだけでしかない。

─── キスは未遂に終わったしな。]
(40) 2020/08/01(Sat) 7:18:17

【人】 羽井 有徒

 
 
  毎度あり。


[ハナから賭け金を受け取って、そのまま無造作にポケットへと突っ込んだ。ガラの悪さには「うるせー」なんて言って。
でも終始笑顔のまま。]


  ………好きにしろ。


[言いつけてどうするつもりなのか。
そもそも付き合ってないってそう言ったばかりなのに。と言いつつ、少し表情が固くなった。]
(41) 2020/08/01(Sat) 7:19:52

【人】 羽井 有徒

[そんな他愛もないやりとり。
やはり自分はこの青年を好ましく思っているらしい。
生意気で、可愛げのない。
でもさっぱりとしていて、気のいい青年だ。
きっと弟がいたらこんな感じなのだろうか。]


  だが、断る。


[なのに、連絡先の求めはキッパリと拒んだ。
出し惜しみしているわけでも、嫌なわけでもないが。]


  知りたかったら、俺から何か欲しかったら。
  賭けろよ、そして勝て。


[不敵な笑顔を向けながら、差し出された右手を握る。
ビリヤードでなくても、何でもいい。]


  楽しかった。


[今度はハナの得意なもので勝負するのもいいかもしれない。]
(42) 2020/08/01(Sat) 7:21:29

【人】 羽井 有徒

[遊技室を離れひとり呟いた。]

 
  “運“、……次第だな。


[脳裏に浮かぶ彼女の笑顔。
約束もないのに、だけどきっとそこにいる確信があって、足はBARへと向かっていた。]*
(43) 2020/08/01(Sat) 7:22:23

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

― ナイトプール ―
[ 幾分か待たされて、頼んだカクテルが出てくれば
 それを受け取って、清平とヴェレーノの話が
 一区切りした頃を戻ってきた。]

  二人ともお待たせしました
  ご注文のダーティーシャーリーとジンフィズでございます

[ なんて、店員のような口調で
 冗談交じりの笑顔と共に、手渡した。

 ハーバリウムを手にする清平を目にすることがあれば、
 プレゼントの相手が清平であったことに少しの驚き。

 ちらりとライトグリーンに視線をやって、
 渡せて良かったですね。と自分まで嬉しそうに笑っただろう。

 甘酸っぱいカクテルを口にして、
 思ったより甘くて、美味しいなと薄暗いのを良いことに
 ケーキを食べていた時の様に、へにゃりと笑って
 さて、2人の様子次第では、ここで別れるのありなのかな**]
(44) 2020/08/01(Sat) 7:27:46
古書店店主 薄氷 智詞は、メモを貼った。
(a1) 2020/08/01(Sat) 7:46:20

【人】 悪の科学者 清平 一華

― プールサイド ―

[洞察力は特に自信は無いし、彼は世間的には気難しいタイプだろう。
 だから両方どころかどちらでも無く――彼のことだけ分かる、としか言いようがなかった。
 だから勘というわけでも見抜いたのでもない、彼を理解して交流を重ねる上で、足りてないものがあるという飢餓感が近いかもしれない。]


 …?


[ただのその不明分の中身は分からないので、手荷物をあまり持ち込まないプールサイドで袋を渡されるとは思っていなく。
 開けていい?となんて聞かずすぐに開ければ――紫の薔薇が漂う円筒が。]


 え、誕…っ?


[今日が誕生日なのは教えたと知られたの中間ぐらいで伝わっているが……祝ってもらえる発想はほぼ無かった。
 驚いて彼を見上げれば――>>32]
(45) 2020/08/01(Sat) 7:59:18

【人】 悪の科学者 清平 一華

[今日が誕生日なのは教えたと知られたの中間ぐらいで伝わっているが……祝ってもらえる発想はほぼ無かった。
 驚いて彼を見上げれば――>>32]


 あのとき…
 あなたにも五代目にもプールの話を振ったけれど
 教え子さんとの交流も理由になったけど……

 私も、一番来てほしかったのは、あなたよ
 ありがとう、プレゼントは嬉しく頂戴する


[なんて答えると。
 しゃがみ込んでハーバリウムをプール際すれすれに置いて。
 次いで、ざぶんとプール内に自身が飛び降りれば――プールの縁に両腕を畳んで敷いて、その上に自分の頭を載せて。
 ハーバリウムが、本当に間近に見えるような感じで寛いでみせて。]


 …帰るのは止めようがないけど

 祝ってくれるなら、私の希望ひとつ聞いてほしい
 頼んだ飲み物が来るまで、一緒に見ない?


[プールサイドの器具の配置から、このハーバリウムをできるだけ近くで見ようと思ったら、顔の高さまで持ち上げるか、サイドテーブルに置いて変な姿勢で覗くか――あるいはこのようにプールに入って見るか。
 その中で、最も一緒に見るを重きを置けるもの……という解釈で、そういう願いを口にした。

 ハーバリウムの正面に陣取っていた身を体半分横にずらして。
 温かな水と、暖かな内の灯火に見を漂わせながら、限り有る時間を使うことにした。**]
(46) 2020/08/01(Sat) 8:00:39

【人】 灰原 詩桜

 
─ナイトプール─
 
[先生からも似合うと言われたけど>>2:505
 やっぱり先生がしっかり褒めるのは私じゃないし
 私は私で、先生の似合うの一言より
 好きな人からの可愛いの一言に>>2:513
 ふにゃって頬が緩んじゃうし嬉しくなっちゃう。
 ふふふ、とご機嫌でニコニコしてしまう私は
 ノンアルコールのシンデレラをお願いした。
 お酒は、二人きりの時にしよっと。

 先生と清平さんは良い雰囲気だったかな?

 私は、智詞さんの隣でシンデレラを口にする。
 なんだか先生を見る智詞さんが微笑んでいたから>>44
 何か相談に乗ってたのかな…?って
 わたしもニコニコ、二人を眺めてた。

 でもガン見も良くないよね。
 カクテルを口にしてへにゃって笑う智詞さんに
 私は軽く腕を絡めながら首を傾げる。]
 
(47) 2020/08/01(Sat) 10:55:54

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

── プール ──

[名前と、どうかしたのか?って声>>39が聞こえて。
羽井さんを見詰める。
小さく首を振って。
自分でもどうしてこんなにショックを受けているのか分からない。]


…………。


[胸元から覗くテーピング>>17
手を伸ばすけれど、触れることはしないで。
羽井さんを見上げると、薄っすらと涙が滲んだけど。]
(48) 2020/08/01(Sat) 10:56:40

【人】 花嫁の友人 市村 真由美



無事で、良かった。



[本当にそれだけ。それだけなんだけど。
見上げた羽井さんに、薄っすら滲む瞳のまま。
ようやく破顔してみせた。

心配。するよ。
するに決まってるじゃない。*]
(49) 2020/08/01(Sat) 10:56:51

【人】 灰原 詩桜

 
   美味しそう……どんな味ですか?
   私のはすこしサッパリした甘さです。
 
 
[飲んでみます?なんて差し出したりして
 こちらはこちらで楽しむ空気を作っちゃお。

 遊びたい気もするけども
 こうしたしっとりした空気の中。
 ナイトプールが清平さんのいう通りなら
 私たちは私たちで。
 先生と清平さんは先生と清平さんで
 しっとりまったり楽しむのが
 オツ、なのかもしれないしね?]*
 
(50) 2020/08/01(Sat) 10:57:28
村の更新日が延長されました。

村の更新日が延長されました。

【人】 灰原 詩桜

 
─家族の反応─
 
[旅行の後。

 別れた経緯を両親に話したら
 「いや別れて正解だろ」
 と、元彼に怒りながら同意してくれました。

 ホテルで新たな出会いがありましたというと
 「良かったわね!」
 と母は言ってくれました。

 父はすこし複雑そうな顔で
 相手のことを聞こうとしたので
 智詞さんの名刺を渡してみたら>>0:598
 詰まらなそうな顔をしながらそれと睨めっこしてた。
 何よー、と声にしたら「貴方のことが心配なのよ」と
 お母さんは笑っていたけど。
(ちなみに元カレの事は嫌いだったみたい。
 何か大人にはわかる地雷の片鱗があったのかもね?)

 更に後日。
 矢鱈とガタイの良い中年男が薄氷古書店をひっそり訪れて
 いつの間にか常連になっていたらしい話を知って
 私は家で悲鳴をあげたと思う。]
 
(51) 2020/08/01(Sat) 11:41:05

【人】 灰原 詩桜

 
   
何やってんのお父さん!?

 
 
[「本を選んでただけですぅ〜」だとぉ?
 ぜんっぜん、可愛くないからな!!!]*
 
(52) 2020/08/01(Sat) 11:41:28
灰原 詩桜は、メモを貼った。
(a2) 2020/08/01(Sat) 11:48:37

【人】 雅楽 雅

 ― ホテル 廊下 ―

 [小さい子相手のことだから、リア充イベントと
 いうよりかは微笑ましい感じのものだったと
 思っているけど。
 私自身が熱を出したからって、
 心配されるということがなかったから、
 そういう憧れもあったのかもしれない。

 妹さんと一緒に来ていると知ったら、
 そのこともきっと眩しく思うだろうな。]  


  お節介な時見ユエさん……
  あ、私は雅、雅樂雅で す…
 

 [聞かれて視線を向けて、改めて距離を実感して、
 恥ずかしさに目を伏せる。>>2:496
 時見さんはそういうのないのかなと思った。]
(53) 2020/08/01(Sat) 12:08:52

【人】 雅楽 雅


   ……時見さん?  


 [だからその彼が、私の言葉に微妙に笑っているのが
 わかったのも距離が近かったからかもしれない。
 フリでも偽善でも、それが出来るのは凄いよ。
 私はいつも最初はそうあろうってしても
 途中で苦しくなって結局、破綻してたから。


 
  星もよく見えると思う……し。


 [屋上庭園の情報を追加しつつ、時見さんの判断を待つ。
 そうして、了承を得られたなら、 ]


  ───はい!


 [熱で赤みのさした顔を
 嬉しそうに綻ばせたのだった。]
(54) 2020/08/01(Sat) 12:08:55

【人】 雅楽 雅

  ― 屋上庭園 ―

  
  …あ、ありがとう。

  大丈夫です……、時見さんのほうこそ、
 疲れてないですか?


 [ベンチに降ろして貰って、差し出された
 コーンスープを受け取る。>>2:525
 こちらを伺う時見さんの視線を感じながら、
 温かい缶を口に運んだ。]

  
  ───…うん、


 [目を閉じる時見さんの隣、
 飲みかけの缶を傍らに置く。]
(55) 2020/08/01(Sat) 12:09:14

【人】 雅楽 雅


  
  …ちょっとこれ、外しますね。
 


 [特に何とは言わず、そっとウィッグを外す。
 自由に解放された白い髪が風に揺れる。
 
 淡くライトアップされた庭園。  
 夜闇と静寂と、顔を上げれば、東の方角に空を
 横に切り裂く光帯のような銀河が見えた。*]
(56) 2020/08/01(Sat) 12:09:17

【人】 羽井 有徒

[とても、感情にまっすぐな人。
想いに素直で、楽しい時はニコニコして、嬉しい時は笑って、悲しい時に涙を浮かべて。
そんな人が、自分の怪我でこんなにもショックを受け、こんなにも安堵してくれている。]


  ………真由美。


[だからこそ、こんなにも心を揺さぶられる。
本当に、とても素敵な人。

涙を浮かべたその笑顔が余りに可愛くて。
右手を伸ばし、真由美の首筋に掌を当てる。
今度は逃さないって意思表示。]


  ……キスしていいか?


[今度もまた、答えを待たずにゆっくりと顔を近づけていった。]*
(57) 2020/08/01(Sat) 13:09:19

【人】 灰原 詩桜


─大浴場─
 
[宿泊最終日のとある時間。
 未だ明るい時間帯に私は大浴場で
 のんびりと湯船に浸かっていた。

 そう言えば色々と
 大浴場を使って来なかったな…と思い至ったから。
 広々とした湯船で手足を伸ばして
 ゆーーっくりとお湯を楽しむことができるのは
 やっぱり疲れが取れて良いものだ。
 バタ足まで激しくはしないけれど
 伸ばした足を湯船の底の方でゆらゆらゆらり。
 互い違いに上下させれば湖面が揺らめく。]
 
 
   はあー……良い気持ち。
 
 
[今晩は花火大会。
 その前にこうしてのんびりリフレッシュ。
 自分を磨いておこうと思う。

 もし誰かとお話しできたら
 きっと楽しいお風呂になりそうだね!]*
 
(58) 2020/08/01(Sat) 13:26:12
灰原 詩桜は、メモを貼った。
(a3) 2020/08/01(Sat) 13:43:55

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[首筋に、手が触れて。>>57
一歩縮まった距離。
伸ばしていた手が、羽井さんの胸に触れた。]


…………。


[昨日と同じセリフ。
私は返事をする代わりに、踵を上げて。
近付いてくる顔に、顔を寄せて、唇を重ねた。*]
(59) 2020/08/01(Sat) 13:54:05

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

― 旅を終えた後日のこと ―
[ あれから、ユエに教えてもらったSNSで
 毎日のように詩桜とメッセージのやり取りをしたり、
 ユエに動画の感想を送ってみたり、
 人との交流を楽しめるようになっていた。

 店でいつものように、レジ前の所定の位置に座って
 客がいないときは、本を読んで過ごしていると
 ふいに視線を感じて顔をあげれば、
 ガタイの良い中年男性が立っていた。]

  いらっしゃいませ、何か、お探しですか?

[ 以前より柔和な顔で微笑んで、応対をした。
 
 まさか、詩桜の父とは知らず、
 その時は挨拶もしなかったけれど。


 それから度々、やってくるその男性はやがて常連客に。
 本を買わなくてもいい、他愛のない
 世間話もするようになって。
 
 さて、何時頃、この客人の正体を知ったでしょう。

 知らされたら、驚愕と、
 挨拶もせずに申し訳ないと謝罪をしながら
 改めて、結婚を前提に娘さんと
 お付き合いさせていただいています。と報告しただろう。*]
(60) 2020/08/01(Sat) 15:27:58

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

― 我が家の反応 ―
[ 初めてできた好きな人。
 初めて家族に、それを報告した。

 誰と付き合っても、傍に置いても、
 一度も家族には告げなかったけれど。

 今回は、本当に愛した人だったから。

 父母は、良かったね。と泣いて喜んでくれたけど。
 
 妹だけは、本当に大丈夫??歳の差とか考えたの?
 ジェネレーションギャップとかあるかもよ?
 
 と、なかなか受け入れ難かったらしく。
 そんな風に問い詰められたりともした。
 
 直接、詩桜に会せないと、
 言葉だけでは伝わりそうもなかったので
 ――妹に口で勝った試しがない


 だから、どこかのタイミングで、顔を合わせたいと
 声をかけただろう。顔を合わせた時は、拍子抜けするくらい
 あっさりと認めてくれたのだが。
 ――裏でたまに、大好き自慢をしてるとかなんとか。
*]
(61) 2020/08/01(Sat) 15:28:34

【人】 アイドル 三上 麗央

━909━

[話せないことは現状墓まで持って行くつもりだが、彼女の懐が深いことを知った時に打ち明けるのだろう。

 背中に手が回されれば、唇が当たる部分にくちづけを降らせる]

良い子だ。

[通じ合う気持ちと、触れ合う熱に
 気持ちが高まっていく。

 丹田に力が籠る感じがした。]

真珠、
愛してる


[少し身を離して、愛らしく色づく唇に、掠めるようなくちづける。

 表情を、息遣いを、体温を、感じながら。
 髪を、まつ毛を、頬を、鼻を、耳を、唇を。唇で、その貌の、味を、熱を、感触を。確かめて。]

今日はここまで、ね。

[乱れた呼吸を整えつつ、微笑む。
 他の部分も確かめたくはあるが、一度知れば、会う度に求めずにはいられなくなりそうだから、自分にブレーキをかけた*]
(62) 2020/08/01(Sat) 16:02:07

【人】 羽井 有徒

[柔らかな唇の感触、重なる呼吸。
真由美に聞こえてしまうのではないかと思うほど、心臓の鼓動が高鳴っている。

─── それは、まるで初恋のよう。

触れ合った唇を離して。
だけど近づいたままの顔と顔。
真由美の瞳をそんな間近で見つめたまま。]
(63) 2020/08/01(Sat) 16:51:07

【人】 羽井 有徒

 
 
  探し物、見つかったかもな。


[─── この街に来て一番の笑顔でそう言った。]*
(64) 2020/08/01(Sat) 16:51:47

【人】 大学生 早乙女 真珠

― 909号室 ―

[くすぐったいよ、とばかりに肩を竦めてキスの雨を受け止め
 良い子、と評されれば>>62はにかんで微笑んだ。]

 
あたしも
だよ、麗央くん。

[瞼を伏せて口づけを受けると、
 あたしの首から上をぜんぶひとつずつ丁寧になぞっていく様に
 どきどきしたり、くすぐったがったり、――嬉しくなったり。
 
 あたしに
を教えてくれる唇を
 さいご、指先でそっとなぞって。]

  …ん。
(65) 2020/08/01(Sat) 17:53:09

【人】 大学生 早乙女 真珠

  ……あ、あの、さ……
  き――今日、ここに、泊って行っちゃ…ダメかな…
  つ、続きがどうとかじゃなくて!!あの、あのね。

  ……今、自分のお部屋に帰って、
  明日の朝起きたら、今日の出来事はすべて夢で
  麗央くんはまた遠い世界の人で、って
  ――現実だってわかってるけど、
  ……そのくらい、夢みたいな出来事で。

  あの、でも、…えと。
  ふ、不都合があるなら、帰ります。

[いっぱいいっぱい、キスしてくれた。
 ここまでね、って伝える麗央くんの声と、息。
 言葉は濁したけれど……わかってないわけじゃ、ないから。
 だから麗央くんが
せっかくブレーキかけたのに
って思うなら
 ちゃんと帰るよ。良い子だもん。]*
(66) 2020/08/01(Sat) 17:53:58

【人】 動画投稿者 時見 ユエ

[>>53綺麗な名前だと思った。

意識は完全に病人の介抱だったから、彼女が目を逸らした仕草でようやく照れるのだろう。
なるべく輝く表情と熱のせいか赤くなった頬から目を背ける。今更ながらおんぶの方が良かったか?

あ、そうだ。]

 俺妹と来てるので「時見」が2人いるんですよね、このホテル
 なので下の名前で呼んでもらえると

[付け足して、庭園へ向かっただろう。]*
(67) 2020/08/01(Sat) 18:06:46

【人】 灰原 詩桜

 
─家族の反応─
 
[お父さんは所謂体育会系というか脳筋な所がある。
 新聞や漫画、雑誌は読んでも
 あまり本を読んでいる印象のない人だった。

 そんな人が、新しくはない文庫本を買い始めた。
 別に気にも留めなかった。
 それが一冊、二冊、三冊…と増えていっても
 楽しいシリーズでも見つけたのかな?と。

 だから、そのことに気づいたのは
 三ヶ月くらい経った頃だったと思う。
 お父さんの書斎の屑籠を片付けるように言われて
 ゴミ袋を片手に部屋に行った時に
 屑籠にあったレシートか、
 それとも本に添えられた栞かカバーか。
 それが、薄氷古書店のものであると気づいて……。


 家での叫びに至る。>>52


 週一ペースで通っていたらしいし
 本人は頑なに本を探していただけと主張するし。]
 
(68) 2020/08/01(Sat) 18:07:21

【人】 灰原 詩桜

 
   もう、子供じゃないんだから
   そう言う心配の仕方やめてよう!
 
 
[ちょっと涙目になりながらも気を取り直して
 照れ臭そうに笑うお父さんと
 どうにも渋い顔になってしまう私とツーショット。
 それを智詞さんに送信した。]


 『父がお店に通っていたらしいです。
  この人です。

                詩桜』

 
[お父さん悪いことしてないぞ!
 …との事だし、
 実際良いお客さんだったようです。
 無理難題言わないし、ちょっと脳筋だけど、
 ちょっと脳筋なだけで。
 もっと鍛えたほうが良くないか?
 というお父さんの言い分は黙殺しました。]
 
(69) 2020/08/01(Sat) 18:07:52

【人】 動画投稿者 時見 ユエ

 いえいえ、今日はほんとに何もせず過ごしてたからむしろ体力使わなきゃなくらいで
 あとそこまで年離れてないと思うし、さっきの口調でいいよ

[>>55彼女をベンチに下ろした際はそんな言葉を返しただろう。
それでも彼女が敬語で話すなら、自分もそちらに戻すつもりで。

同意の声と缶を置く音、そして外すという宣言>>56を聞いて、一度閉じた目を開いた。

遥か遠くに輝く、何年も何万年もかけて地球に届いた歴史の光の下、もうひとつの月が地上に現れる。

白のそれは、ライトアップされたそこでは銀糸に見えて。
薬の副作用という彼女の言葉とその姿が繋がり、逡巡するが。]
(70) 2020/08/01(Sat) 18:08:17

【人】 灰原 詩桜

 
[そして、その後日。
 性懲りもなくお店に行ったそうですね?
 しかも今度こそ私の父だと名乗りながら
 ガハガハ笑いつつお土産のボンボン・ショコラを差し出し
 娘がお世話になっています、ですって!?
 でも、その後伝え聞いた言葉に>>60
 私は顔が真っ赤になっていた。]
 
 
   え、  あっ、   ……そのっ?
 
 
[それはあの時、私が
 プロポーズめいた言葉を言ったから?>>-142
 それともその後に彼からも
 プロポーズの言葉、もらえてたんだろうか。

 もしまだ言ってなかったら
 お父さんから聞きたくなかった! と
 私は次に会う時かなり拗ねてたことでしょう。
 だって、やっぱり言ってもらいたいもの。

 でももし、既に
 そんな素敵な言葉を貰えていたなら。

 真っ赤になって狼狽る私をみて
 お父さんはやけ酒飲んでいたかもしれない…ね?]**
 
 
(71) 2020/08/01(Sat) 18:08:34

【人】 動画投稿者 時見 ユエ

 ……綺麗、だね

[その単語を我慢することはできなかった。]*
(72) 2020/08/01(Sat) 18:08:47

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[胸に触れた手から伝わる、鼓動が速くて>>63
ただ触れるだけのキスなのに、胸が熱くなる。
唇が離れて、離れた距離は降ろした踵の分だけ。
触れ合いそうな距離で、あなたが少年のように笑った>>64。]


…………そう。


[くすぐったい。この胸の内をどうしよう。
もう一度踵を上げると、唇と頬の間に口付けて。
身を寄せて、あなたの肩口に、頬を乗せた。*]
(73) 2020/08/01(Sat) 18:24:08

【人】 成瀬 瑛


[ それは浴衣に着替える前に、汗を流そうと思った時。 ]

  あっ。


[ 湯船で手足を伸ばしてくつろいでいたのは、
  今となっては唯一顔と名前が一致する
  高校時代のクラスメイト。>>58
  そのまま声をかけようとして、思い出す。

  ─── 結果報告、を。>>1*16
  あたしは結局できていない。


  彼女がまだあたしに気付いていないのなら、
  身体だけ洗って、素知らぬ顔で出て行こうか。
  そんなずるいこと、考えなかったと言えば嘘だけど。 ]
 
(74) 2020/08/01(Sat) 18:57:05

【人】 成瀬 瑛


[ それはできない。
  あたしは彼女に、大切なことを言わないと。

  身体についた泡をシャワーで洗い流すと、
  意を決して、立ち上がり。
  ずんずんと、湯船へ向かう。

  とぷん、爪先からそっとお湯に浸かり
  そうして日頃の疲れを癒す彼女の耳元に、
  そっと囁こう。 ]
  
(75) 2020/08/01(Sat) 18:58:29

【人】 成瀬 瑛

  
      ─── happy birthday

                 貴女の存在への祝福を
(76) 2020/08/01(Sat) 18:58:33

【人】 成瀬 瑛


[ 知ってる。
  あたしがもたもたしていたせいで。
  彼女の誕生日は、二日も前に終わってしまった。

  それはあたしの自業自得なんだけど。
  綺麗なお姉さん、市村さんを始め
  きっと多くの人が彼女をお祝いしたんだろうなって

  ……なんて想像するのは、
  詩桜ちゃんの交友関係を知らないあたしでも
  難しくなかったので。 ]
 
(77) 2020/08/01(Sat) 18:58:41

【人】 成瀬 瑛



  お祝いが一番最後になっちゃったの
  少し悔しいからね。
  プレゼントは来年の分ということにして。

  363日早い、21歳のお誕生日おめでとう。


[ これなら、一番乗りだよねって。
  子供みたいな理屈で笑いながら。

  今年の誕生日は出遅れたし、
  これから先の未来だって、
  特別な人と共に、特別な日をお祝いするんだろうけど。

  プレゼントに指輪を検討した身として、
  来年の分だけお願いしますって、我儘を。 ]
 
(78) 2020/08/01(Sat) 18:58:55

【人】 成瀬 瑛


[ それから、いつぞやの通り魔のように、
  言うだけ言って、お風呂から出ると
  あたしを除いて一つだけ使われていたロッカーに
  常に忍ばせておいた紙袋をそっとかける。>>1:593

            
アンバー

  どうか貴女という名の宝石が>>1:590
  いつまでも輝き続けますように。 ]**
 
(79) 2020/08/01(Sat) 18:59:11

【人】 羽井 有徒

[身を寄せて真由美の体温を知る。
水着だけが隔てる肌と肌の触れ合い、背中に手を回して微かに抱きしめた。]


  ……ヤバイな。


[肌を寄せ合う平穏と、その女を腕に包む熱情が同居する矛盾。
理性を総動員してようやく腕を解いて、少しだけ身体を離す。引き剥がした肌に失われていく体温が惜しい。]


  思った以上にやられてる。


[向けたのは苦笑いにも似た笑顔。
でも、細めた目には以前の様な皮肉めいた色は浮かんでいなかった。]*
(80) 2020/08/01(Sat) 19:10:04

【人】 アイドル 三上 麗央

━909━

[唇をなぞる指先に、ちゅ。と音を立てて。]

うん、帰さないよ。
せっかくベッドが広いんだし、一緒に寝よう。

どこにでも行っていいけど、ここにいる間は、ここに帰っておいで。真珠が誰のものか思い出させてあげるから。

[彼女が自分を忘れるなんて思ってもないけど。]

好きに過ごしていいけど、明日、近くで花火大会があるらしいから、それは一緒に見よう。

[部屋に置いてあるパンフレットに花火大会のものが混ざっていた。]

ここでも見えるみたいだけど、外に行く?

[外に出た方が臨場感があるだろうし、ここに居たらふたりきりで見られる。どちらも一長一短だから、彼女が好きな方を選んでもらおう*]
(81) 2020/08/01(Sat) 19:35:43

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[優しい力で抱きしめられて。>>80
幸せそうに唇に笑みが浮かぶ。

えっとなんだったかしら?
大人で、金もあって、余裕があって、恰好良くて、なんでもできて>>2:502、格好良い「羽井有徒」>>14さん。

私の知ってるあなたは、馬が好きで、蛍を星に例える人で、手が早くて、慌てたように連絡先を渡してくれる人。
羽井さんの腕の中で、そっと胸に手を寄せて。
ゆっくり目を閉じて居たけれど。

引き剥がされて、離れた肌に。
空調の効いたプールの空気が流れ込む。]
(82) 2020/08/01(Sat) 19:38:37

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

…………そう?


[苦笑いを浮かべるあなたに、微笑んで。
空を見たら、月と星が綺麗だった。
プールに浮かんでみたら、自分が星の中に居るように、思えるだろうか?
でも……]


その腕じゃ、水に入らない方が良いわね。
……今日はもう帰る?

素敵な場所を、教えてくれてありがとう。
あなたと一緒に見られて、良かった。


[微笑んで、そう尋ねた。*]
(83) 2020/08/01(Sat) 19:38:49

【人】 雅楽 雅

 [意識して、顔が見れなくなった私の気持ちが
 伝染したのか、同じように時見さんも私から
 視線を逸らすような気配を俯きながらも
 感じていた。>>67
 
 妹さんの話を聞けば、仲が良いんですねと、
 目を細めて、けれど、微笑を浮かべながらも
 その表情に悲しみが滲むのを
 抑えることが出来ずに。]

 
  …わかった。
  じゃあ、ユエさんって呼びます。


 [申し出に頷いて、庭園へと連れて行って貰う。]
(84) 2020/08/01(Sat) 19:41:51

【人】 雅楽 雅

 
   本当に?


 [体力を使わなきゃというユエさんを見つめる。>>70
 口調のことを指摘されれば、あ、と今更
 気付いたように瞬いて、短い逡巡の後、
 静かに頷いた。]
  
  
  …うん、見てると、吸い込まれそうになる


 [ユエさんも同じように宇宙を見上げていると
 思って話す。>>72
 目を開けたのなら、今の私の姿も見ただろうけれど、
 不思議と、どう思われるかとかいう不安を彼には
 抱かなかった。]

  
   ───…あの星達と一緒になれたらいいのに
  …でも、どんなに手を伸ばしても届かない
  遥か遠い、過去の残光

  
 [お昼の雨で空気が澄んだのか、
 銀砂は空に無数に広がっていた。*]
(85) 2020/08/01(Sat) 19:41:54

【人】 羽井 有徒

[ああ、本当になぜ今怪我をしているのか。
せっかく真由美と夜のプールにいるというのに。]


  というか。
  ……随分ときわどい水着だよな。


[普段は、といっても数回しか見たことはないのだけど、落ち着いた清楚といってもいい感じの装いなのに、水着だけはかなり大胆なデザインで。]


  眼福だ。


[満足そうにそんなことを言うけれど。]


  いや……もう少し一緒に居たい。


[水に入れないならプールサイドに座っててもいい。
それとも別の場所だっていい。
大事なことは、真由美と二人で共有するってことだから。]*
(86) 2020/08/01(Sat) 20:01:32
アイドル 三上 麗央は、メモを貼った。
(a4) 2020/08/01(Sat) 20:11:24

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[満足そうな水着の感想>>86に、にっこり微笑んで、腰に手を当てて見せる。]


ご期待>>2:483には、お応え出来たかしら?


[なんて笑ってみせて。]


二十歳の女の子にプールに誘われたの。
同じ土俵で勝負したら、勝てないでしょ?

……布面積だけなら、ビキニより多いのよ?


[なんて種明かしをして朗らかに笑ってみせた。]
(87) 2020/08/01(Sat) 20:19:34

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[もう少し一緒に居たい>>86って、言ってくれるなら。]


じゃあ、足だけでもプールに浸かる?


[なんて。2人で並んでプールサイドに座ろうか。
私はあなたの隣に座ったら、自分の手をあなたの手に重ねて。
水の中で足を揺らしながら、空を見てた。
柔らかな間接照明と、ガラス張りの天窓の向こうの宙と。]


…………綺麗。

ね?


[羽井さんを振り返って、微笑みかけて。
重ねた手が、温かかった。*]
(88) 2020/08/01(Sat) 20:19:43

【人】 大学生 早乙女 真珠

― 909号室 ―

[了承の返事>>81にぱあっと表情が華やいだ。
 と同時に、少しほっとしたような心地もした。]

  ううん、麗央くんのオフが――あと2日だっけ?
  その後どうなるかわからないならなおさら、
  迷惑じゃない限りずっと近くに居たい。

[解散、はもう決定事項なのだろうか。
 どうなるにせよ、オフから戻れば、
 麗央くんは忙しい日々が続くだろうことが容易に想像できて。
 自分の存在――「彼女」の存在が
 今の麗央くんにとって爆弾なのは、間違いないだろうから
 解散の件のほとぼりが冷めるまでくらいは、
 会わない覚悟だってできてるつもり。]

  ――明日、花火大会があるの?知らなかった!
  ……でも麗央くん、外、出てだいじょうぶなの?

[まあ、ホテル内外、色々動いてるんだろうけど。
 女の子と二人で花火?
 ――アイドル的にそれって大丈夫なんだろうか。

 そりゃあ、
 浴衣デートとか、したい気持ちは、ないでもないけど…]*
(89) 2020/08/01(Sat) 20:21:30

【人】 アイドル 三上 麗央

━909━

[解散するにせよデュオになるにせよ、忙しくはなる。全部終わったその時にキス以上をと。
何らかのフラグがたった


うん、2日。じゃ、ずっと居て。

[プールでご一緒した真由美さんと恋バナとかしたいのでは、と、好きにしていいと言ったのだけどね。一緒にいられるなら当然嬉しい。]

行こう。そして、また見たいと思ったら。今度はふたりで泊まりに来よう。

[こんなふうにホテルの顧客は増えていくのだろうか?]

帽子はかぶると思うけど。

[髪を隠すとReoとバレにくいのだ*]
(90) 2020/08/01(Sat) 20:37:38

【人】 灰原 詩桜


─大浴場─
 
   んぅ? あ、成瀬さん。
 
 
[なんか珍獣を見たときたみたいな声出された。>>74
 だから流石に気づいたよね。
 ヒラ、と手を振りながら私は湯船の中。

 うん、体を洗って?お湯に入って。>>75
 此方に向かってやってきて
 
ちょ、耳元弱いんだからやめなさい。

 ちょっとギョッとしながらも。]
 
 
   ……ありがと?
 
 
[それは素直にお祝いの言葉だったから>>76
 自然と笑みが浮かべて彼女を見た。
 少しくらい遅れても気にしない。
 言葉だけは当日もらわなかったっけ?
 なんて、そんなことを思ってたし。

 でも、お祝いの話を聞いて>>78
 報告は……? と思ったけど。]
 
(91) 2020/08/01(Sat) 20:38:11

【人】 灰原 詩桜

 
   貰ってばっかりじゃなあ。
   成瀬さんの今の連絡先教えてくれたら良いのに。

   私の連絡先は、当分変えないから。
   気が向いたり困ったりしたら
   連絡してみてね?
 
 
[そんなふうに、忙しそうに立ち去ってしまう
 成瀬さんを見送りつつ声をかける。
 その後暫くしてから
 ロッカーのプレゼントに気づいた私は
 へにゃ、と気の抜けた笑みを浮かべていたんだ。

 そうだね、目元のオシャレなんて
 考えたこと無かったんだ。
 でも、あの人をまっすぐに見つめる時に
 目元もオシャレにできたら素敵だね。

 そんな風に彼女のプレゼントを受け取った私は
 いつかどこかでこれを使おうと
 お風呂上がりに調べることにしたのでした。]*
 
(92) 2020/08/01(Sat) 20:38:42

【人】 灰原 詩桜

 
─カフェテラス─
 
[…そんなわけで。
 アイスティーを傍にスマホで調べ物する姿あり。

 アイメイクの仕方なんて知らないもん!]**
 
 
(93) 2020/08/01(Sat) 20:39:01

【人】 悪の科学者 清平 一華

― プールの後 ―

[いったん自室に戻り、トランクを開けて、唯一入っている荷物――持ち出した研究資料を少し読み返す。
 記載されている成分と数値を確認、記憶すると、トランクを閉じて部屋から出る。

 >>2:414 >>2:428
 約束して待ち合わせていたドラッグストアで詩桜と会えば。]


 やー、待たせてごめーん
 さ、買い物買い物


[狙いは、約束していた虫よけスプレー。
 棚に並ぶいくつかの商品を手に取り、書かれている成分とその量を確認し、見比べて――]


 この中ではこれかしらねー
 このへんの蚊ならまず寄って来ないわ、ドクターとして保証する

 数ヶ月前に蚊について研究したからね
 蚊がいちばん嫌がる配合にいちばん近かったやつだから効果覿面よ


[なんてお墨付きをつけて彼女――新しい友人?に勧めた。
 資料に書いてあったのは、まさにその研究の結果であった。]
(94) 2020/08/01(Sat) 20:40:33

【人】 羽井 有徒

 
 
  ああ、期待以上。
  ホテルのプール全部に連れまわして自慢したいぐらい。
 
 
[普通はほかの人には見せたくないんじゃないかって?
そういう思いもないことはないけど、でも、こんなに綺麗なら独り占めするのは勿体ないだろ?]


  アハハ、……二十歳とか、それは無謀だ。


[朗らかに笑う真由美に合わせて一緒に笑う。
本当張り合ったのなら無謀だっただろうな、
─── その二十歳の小娘は。
]
(95) 2020/08/01(Sat) 20:41:02

【人】 悪の科学者 清平 一華

― 回想:「蚊」の研究 ―

[怪人のモチーフとして蚊が用いられることはある。
 高い機動性、及び隠密性に加え、吸血行動。
 そしてそのためにエキスを注入する行動――これに対する拒否反応が痒みになる――

 所属していた組織でもこのコンセプトは採用されて、屈強な素体に蚊のDNAを組み込み、新たな怪人を生み出すこととなった。
 その際、蚊の強い部分を余すこと無く発揮させる一方、弱点はできるだけ潰さなければならない――どれだけ強かろうが、蚊そのものだと殺虫剤で秒殺されるからである。
 そのため殺虫剤はもちろん蚊取り線香などの成分を分析し、これに対する抵抗力を付与する工程が必要になるのだ。
 その中にはもちろん虫除けスプレーの分析も含まれており、その結果を参照すればこの近辺の蚊に対して特に有効なスプレーは何か……という転用ができたわけである。

 さて、このような様々な工程を経て、新たな怪人が誕生することになった。]
(96) 2020/08/01(Sat) 20:41:23

【人】 羽井 有徒

[それから二人並んでプールの縁に座って。
足をプールの水につけると、少しひんやりとした感触、溜まった熱が抜けていくかのように。
でも重なる手に、また熱が籠っていく。]


  綺麗だ。


[ここのプールはいつも利用している。
だから、星空が綺麗だなんてこっととっくに知っていたのに。]


  こんなに綺麗だったなんて知らなかった。


[あたたかな手を優しく握りしめた
そうして微笑む真由美にそっと顔を近づけていく。
重ねた唇が、温かかった。]*
(97) 2020/08/01(Sat) 20:42:33

【人】 悪の科学者 清平 一華

 その名も、
  モスキート怪人
   

   ちょう しゅう  か
  【 長   州   カ 】 


 …――なお、登場時のインパクトもあって最初は活躍を見せたが、結局は必殺の吸血は阻まれて…「刺してないですよ」と言い残して爆散した。

 余談であるが、苦労した割に実入りの無い敗戦だったにも関わらず、前線指揮幹部からは好評だったらしく――【モス怪人:長州ガ】【スキッド怪人:長州ィカ】とか妙なシリーズ化が組まれることになった……ナニコライカコラ。**]
(98) 2020/08/01(Sat) 20:44:03

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[連れまわしたい>>95なんて言う羽井さんに笑って。
そう言う自信家なところ、嫌いじゃない。
一緒に居て、心地良いから。

並んで座ったプールサイド。
綺麗だ>>97って。
その言葉だけでも十分だったのに……

続く言葉に、ふいに胸を突かれた。
近付いて来る顔を、薄っすら目を開けたまま見つめ続けて。
重なった唇が離れても、私はあなたを見詰めていた。
私はこの人に、ちゃんと伝えられているだろうか?
自分では、よく分からない。
好きだと伝えた時、下を向いたあなたの顔>>13は赤かったけれど。

表情は作らないで、ただ、あなたを見詰めて。
吸い込まれるように、その目を見たら。]
(99) 2020/08/01(Sat) 21:03:00

【人】 大学生 早乙女 真珠

─  909号室 ─

[改めて、ぎゅっと抱きつく。
 大変なことはたくさんあると思うけど、
 その度に、支えになれたら、って思うし
 麗央くんから元気をもらえたらいいな、って思う]

  じゃあ、ずっといる。

[真由美さんは、会おうと思えばいつでも会えるじゃん。
 それに、真由美さんもなんだか忙しそう>>88だし
 ……と、知る余地がある訳では無いけれど。]

  ──ほんと!?行きたい!
  えへへっ、そうだね!また泊まりに来ようね、ふたりで。

[帽子の件は確かに、と彼の髪を見て。
 かなり強くブリーチしてるだろうに、
 こんな綺麗な髪、すごくない?…ヘアケアのコツも聞こう]
(100) 2020/08/01(Sat) 21:09:16

【人】 大学生 早乙女 真珠

[明日の予定も決まったし、って、ことで。
 そう言えば晩御飯食べたっけ?
 まだだったなら、ルームサービスでもいいし、
 どこかに食べに行くのでもいいよ。

 それから、お風呂に入って
 ………………スッピン晒すの、めちゃくちゃ躊躇って。
 しばらくバスルームから出るだの出ないだの、
 押し問答していたかも知れない。

 パジャマ?1度自室に帰って持ってきたか──
 もしくは、麗央くんのTシャツとか借りたかも。

 まっさらなシーツの上に、ごろん。
 手を伸ばせば届く距離に麗央くんがいるのが
 とっても、嬉しい。]*
(101) 2020/08/01(Sat) 21:19:55

【人】 羽井 有徒

[届いている。
その言葉が、その微笑みが、何よりも誰よりも胸の内側を強かに打つ。]


  ……知ってる。


[悪戯のような笑顔を見せて。
肩に腕を回して抱きよせると、その綺麗な髪に口づけを落として。]
(102) 2020/08/01(Sat) 21:24:39

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

― ナイトプール ―
[ 清平は、ハーバリウムを眺めていたかな。
 二人の様子を微笑ましそうに見つめながら、
 甘いカクテルを口にする。

 甘さに笑っていると、どんな味かと問われて>>50]

  パイナップルと、ココナッツの味だね
  甘くて、少し爽やかで――でも、甘い

[ 飲んでみる?と互いに、飲み比べをした。
 シンデレラは、オレンジの味が爽やかな甘さが心地よい。

 ヴァージン・ピニャ・コラーダは、南国風で
 夏のこの季節にはぴったりだけど、
 シンデレラよりは濃厚な甘さ。

 どっちも好きだけど、詩桜はどっちが好きだったかな

 二人の様子を鑑みながら、
 あっちの方で雰囲気を楽しんできますね。
 なんて、言って二人と別れたかもしれない。

 その時は、またあとで
 ――もしくは、自由解散?かなと付け加えたかも*]
(103) 2020/08/01(Sat) 21:40:38

【人】 動画投稿者 時見 ユエ

 ――……
  それは

[>>85語り口はまるで過去を悔いるかのようだった。
後悔は誰しも等しく持つものだが、その言葉が彼女のそれが重い物であると示しているような気がする。

再び見上げてみればどれだけ手を伸ばそうとも決して届かない星々が広がる。
過去の残光。あの光の数だけの後悔が、この世の広がっているのだろう。

それでも。]
(104) 2020/08/01(Sat) 21:48:46

【人】 動画投稿者 時見 ユエ

 ちょっと困るなあ

[言葉と息を吐いた。]

 ……雅さんがあの星と一緒だったら、
 俺は多分、この空を見られなかったし

[響く言葉なんて俺の中にはなくて。
ただ率直に『そう思ったこと』をありのまま伝える。]

 ……俺が綺麗だなって思ったのは雅さんだけどね

[最後に一言添えて。]
(105) 2020/08/01(Sat) 21:49:17

【人】 羽井 有徒

[しばらく、そうしていた。
緩やかに時間が流れていっても、確かに帯びた熱は冷めることがなかった。
でも視界に入った時計はだいぶ時間が過ぎたことを示していた。]


  そろそろ戻ろうか。
  足もふやけてきたしな。


[冗談を口に、だけど名残を惜しむように、抱いた肩を二度三度と摩って。]


  それに。
  これ以上は我慢できそうにないからな。


[ふっと目を細めて笑った。

だってそうだろ?
男と女がプールで、男に下心が無いはずがあろうか。
いや、無い。
それなのに今も理性を保っていることを自分で褒めてやりたいぐらいだった。]*
(106) 2020/08/01(Sat) 21:57:01

【人】 アイドル 三上 麗央

━909━

[抱きついてくるのを受け止める。ここにいる間にたくさん甘やかしてあげよう。自分がそうしたいから。]

ん。ありがとう。

[髪に唇を押し当てる。ふわりと香るのはなんの匂いだろう。このホテルのトリートメントはこんな匂いだっだろうか。君の匂いだから気に入っているのかもしれない。

 食事は何を食べたかより、誰と食べたかが重要だとは誰の言葉だっだろうか。その言葉を実感する日が来るなんて。

 食事中にお互いの事を話して、
 雑誌のインタビューの内容がほぼ嘘なこととか、子供舌なこととか、高校の時に憧れてた先輩がいた事とか、小さい頃に優しいお姉さんに遊んでもらっていた事とか、彼女が質問をしてくれるならそれに答えて。
 彼女がここに来た経緯とか、家族のこととか聞けただろうか。

 お風呂に入ったっきり出て来ないから、中で倒れてないか心配になって、出て来ないなら押し入るって騒いで、恥ずかしがってた事を知ったらひとりのお風呂で尊みを感じてじたばたして。

 Tシャツ1枚の彼女がベッドに横たわれば、何気ない振りをしつつ隣に入るのにどれだけ苦労したか。

 電気の光量を落として。]
(107) 2020/08/01(Sat) 21:57:35

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[寄り添って、2人で過ごして。
気が付けば、時が流れてて。
戻ろうか>>106。と、羽井さんが口にした時。
そっと擦られた肌に小さく笑って。]


…………。


[冗談めかした言葉に、大げさに目を見開いくるりと視線を一回転してみせて。零れた笑いに口元を隠した。
そっと掌を羽井さんの頬に添えると、顔を寄せて口付ける。]


明日の花火、楽しみにしてるね。


[近しい距離でそう言うと、名残惜しいけれどそっと身体を離して。
部屋までは、送ってくれるでしょう?*]
(108) 2020/08/01(Sat) 22:12:25

【人】 羽井 有徒

[如月町主催の花火大会。
明日の約束、正直に言うとあのときははっきりと約束したって思ってなかったけど。
社交辞令のようなものだってどこかそう思っていた。]


  ああ、楽しみだ。
  真由美の浴衣姿もな。


[笑って別れると、服に着替えてプールの出口で待って、それから真由美を部屋まで送っていく。
さすがにホテルの中で手を繋いだり、そんな若いカップルみたいなことはしなかったけど、エレベータの中で二人きりになったときぐらいは肩を抱くぐらいは。]


  はい、到着。


[901号室、BARでマスターに告げていた部屋。
まさかそこが真由美の部屋じゃないなんてことがあったら、さすがにショックだったが、そんなことはないだろう。
……ないよな?]*
(109) 2020/08/01(Sat) 22:23:25
古書店店主 薄氷 智詞は、メモを貼った。
(a5) 2020/08/01(Sat) 22:30:39

三上 麗央は、高橋 大輔が悪の秘密結社に狙われていると確信した。
(a6) 2020/08/01(Sat) 22:32:55

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[浴衣姿が楽しみだって。
じゃあ……]


羽井さんは、どんな格好してくるの?
……グレーに、黒のストライプ。とか。

浴衣、似合いそう。


[素直な気持ちを告げたなら、部屋まで送ってもらおう。
エレベーターで肩を抱く羽井さんを見上げて、小さく微笑んだ。
901号室は私の部屋ですよ。ええ。
何を心配してるのかしら。可愛い人。]


おやすみなさい。また明日。


[送ってくれた羽井さんにお礼を言って。
また、明日を約束して。
それからドアをパタンと閉じた。

ドアを閉めてもしばらくは、唇に微笑みが浮かんで居たでしょう。]
(110) 2020/08/01(Sat) 22:37:23

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[バスタブにお湯をためて。
ゆっくりと身体の疲れを解して。
バスローブに身を包んで、お肌を整えて。
スプリングの効いたベッドに腰かけて……]


『おやすみなさい。』


[もらった連絡先>>2:4に、メッセージと自分の電話番号を添えて、送信した。
少しだけ画面を見詰めて微笑むと、ベッドサイドに、スマホを置いた。*]
(111) 2020/08/01(Sat) 22:37:34

【人】 大学生 早乙女 真珠

─  909号室 ─

[抱きつけば受け止めてもらえる。
 蜃気楼のようにすり抜ける、なんてことがなくてまたひとつ
 現実なんだ、って認識が増える。

 ふわりと香ったのはきっと、ヘアミスト。
 少し甘さのある華やかな、
 けれど派手すぎないフローラルな香り。
 気に入ってるんだよ、って話も、出来たかな。]

  ――あぁ、そういう話って…ほんとなんだ。

[これは、インタビュー内容がほとんど嘘だって話への反応。
 それから、先輩の話、お姉さんの話、色々聞いた。
 あたしも話した。なんでここに一人でいたのか、ってこと。
 友達の「風邪」への疑惑。
 でも、今はもう気にしてないこととか。
 ――家族のこと?お父さんと、お母さんと、妹の4人家族。
 妹は高校生だけど出来が良くて、父母の関心はそっちだから
 大学を卒業したらさっさと家を出たいこととか。

 お風呂から中々でなかったのは本当にすみませんでした。
 よくよく考えてみれば心配になるよね……
 と、麗央くんが入浴中お部屋のベッドの上で一人反省会。
 その頃お風呂で麗央くんが何を考えていたのかは知らないまま

 Tシャツを貸してもらえば、彼の香りに包まれたようで、
 おもわず袖口とかに鼻をつけてすんすん。
 はた、と視線が合えば、へにゃりと相好を崩した。]
(112) 2020/08/01(Sat) 22:46:35

【人】 羽井 有徒

[ひとりきりで自分の部屋へと戻る。
二つ下の階、それだけの距離なのにふたりだけの時よりもずっと遠くに感じられた。

随分と熱を上げている。
浮ついた気持ち、それを心地よいと思う心。
本当に、思春期の男子かって。

苦笑いもどこか柔らかな笑み。

部屋でベッドに身を転がしていれば、メッセージの着信を報せる音。手を伸ばしてスマホの画面を覗く。


『おやすみまた明日』


その、たった八文字に明日を楽しみにする気持ちを乗せて、送信の文字をタップした。]*
(113) 2020/08/01(Sat) 22:48:10

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

── 花火大会の朝 ──

[朝、目が覚めて。
どこかまだ、ふんわりした気持ちで枕元のスマホを手に取った。]


『おはよう。』


[短いメッセージだけど、送るとつい唇に笑みが乗る。
ワンピースは一枚でスタイルが決まるし、きちんと見えるから好き。
ラウンジで朝食を食べたら、今日は浴衣を選びに行こう。
借りる浴衣のイメージはもう出来ている。
濃い藍染の浴衣に、白い蝶が舞うような、そんな浴衣を選ぼうと、思った。**]
(114) 2020/08/01(Sat) 23:05:05

【人】 羽井 有徒

── 7月26日/花火大会当日 ──

[部屋に備え付けられた時計がアラームを鳴らした。
外はとうに明るい朝の6時ちょうど。

バスルームに入りシャワーを浴びる。
左肩の調子を確かめてみるが、動かせば少し痛みはあるものの昨日ほどではなかった。
どうやら症状は軽いらしい。]


  これぐらいなら何かあっても、ちゃんと守れるぞ?


[生意気な顔を思い浮かべて笑う。
それからバスルームを出てジャージに着替えると部屋を出て一階へ。

「おはようございます、今日も早いですね。」

ロビーにいるスタッフの一人とあいさつを交わすと、外へでた。
真っ青な空の色、天気は良好。
軽いストレッチを行ったあと、いつもはジョギングだが左肩のこともあって今日はゆっくりと歩き出した。]
(115) 2020/08/01(Sat) 23:07:44

【人】 羽井 有徒

[スマホにメッセージの着信。
一度立ち止まって届いた内容を確認する。

『おはよう。』

たったそれだけの短い文。
でも、それは昨日まではなかった一文。

むかしの偉い人は言いました。
1を10にするのは難しくない、0を1にするほうがよっぽど難しい、と。

目を細めてそのメッセージを眺めた。
……老眼じゃないぞ?


『おはよう、朝早いんだな』

彼女のメッセージに少しだけ付け足しただけの一文をすぐに返信して、再び歩き出した。]*
(116) 2020/08/01(Sat) 23:11:58

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

― 旅から1か月後 ―
[ 旅を終えて、家族に恋人ができたことを報告して
 妹も含めて、詩桜のことを受け入れてくれた頃のこと。
 まだまだ残暑厳しい夏の終わり。
 『見せたいものがあるから、うちに来て貰えないかな?』

 そんな誘いのメッセージを詩桜に贈った。
 父母は、休みを兼ねて、北海道に取引に行き。
 妹は、司書の仕事に出かけている。
 そして、店は――臨時休業にした。]

  詩桜さん、いらっしゃい
  今日は、夜までは二人しかいないから
  気楽にしていいからね

[ 空色の開襟シャツに、白いズボン。
 いつかと似た格好で彼女を迎えれば、家の中へと招き入れた。
 昔ながらの日本家屋。
 ギシギシと軋む廊下を通り過ぎ、縁側を通って
 
 ここで、妹と子どものプールでふざけて遊んだことがあるんだ
 線香花火もしたっけか――そんな想い出話をしながら


 階段を上り、家の奥へ、奥へと進んでいく。
 2階のある一室。襖を開けると、和室ばかりの中
 そこは、唯一、洋室に改築されている
 曾祖母の部屋だった場所。

 今は、古書や資料、着物が綺麗に並んでいる、
 倉庫代わりの場所になっていた。]
(117) 2020/08/01(Sat) 23:18:55

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

[ 本棚の横に、飾られた一枚の写真の前までやってくると
 詩桜を振り返る。]

  この写真の中にいるのが、私の曾祖父と曾祖母
  曾祖母――ソフィア大お婆様は、私と同じ色の人で
  私が、この色で生まれてきたルーツの人だから
  君には、見せて――おきたかったんだ

[ 家族の中で、唯一同じ色の人。
 写真の中で微笑む彼女は、銀色に近い金髪で、天色の瞳をした
 とても美しい女性だ。

 ソフィア――叡智という意味のその名は、
 智詞という名の由来でもあったりした*]
(118) 2020/08/01(Sat) 23:19:02
古書店店主 薄氷 智詞は、メモを貼った。
(a7) 2020/08/01(Sat) 23:21:18

【人】 雅楽 雅

 [届かない光に手を伸ばして。
 伸ばして伸ばして、伸ばし続けて、
 ある日その光はフッと消えた。 
 遥か昔に、とうに燃え尽きて消えていた星の残光を
 そうと知らずに求め続けた。

 とっくにもう無かったもの。
 あるいは初めから無かったのかもしれない。

 けれどあると信じた。
 頑張っていれば届くと願った。

 いつか、私も一緒になれると。]



  ……困る?

   
 [隣で息を吐くユエさんをゆっくり振り向く。>>105
 植えられた木々や花々の呼吸が聞こえそうな程に
 静かな庭園に彼の声が溶ける。]
(119) 2020/08/01(Sat) 23:33:19

【人】 雅楽 雅


  ───


 [瞬き。]

   
  …ユエさん、流石にお世辞が過ぎる。


 [柔らかく解いた表情が淡いライトにゆらめく。
 白髪を照らすのは夜天の月。]
   
  
  この髪を見るとみんな驚くもの。
  “普通”じゃないって、今日もそうだった。


 [ホテルのひとは丁寧に対応してくれたけれど。
 花畑から帰った時、私を見て、
 ロビーがざわめいていた。>>2:400

  
   でも……

 
 [だから。] 
 
(120) 2020/08/01(Sat) 23:33:22

【人】 雅楽 雅


 

   ───ありがとう、嘘でも嬉しい。
    
 

 
 [その気持ちに、感謝を伝えよう。*]
(121) 2020/08/01(Sat) 23:33:25

【人】 英 羽凪

─ 幕間・遊技室のあと ─



[遊技室を出た後。
思ったよりもかいた汗の分、水分補給に自販機コーナーへ。
取り出し口から拾い上げたペットボトルを開けながら。]


  ちぇー。見透かされた感じ。


[拗ねた顔で呟いて、冷えたライチ水を一口。

まあダメ元だったけどね。
あれ、勝ったらねだろうと思ってたものだし。>>42

さて次は何の勝負を仕掛けてやろうか。]
(122) 2020/08/01(Sat) 23:40:21

【人】 英 羽凪

[ごくごくと半分くらい飲み干して。
大分乾いた汗を、シャツでぬぐう。]


  ……”運”次第、ねぇ。


[まあ大丈夫なんじゃないかな。>>43
真由美さんは、羽井さんを放っておけない気がする。
なんとなくだけどね。

弟の勘ってやつ。
結構よく当たるんだよ、これが。*]
(123) 2020/08/01(Sat) 23:40:32

【人】 英 羽凪

─ 花火大会 ─


[約束通り向かった河川敷の祭会場にて。]


  ……うわ。
  めちゃくちゃ混んでる。


[俺は、思い切り顔を顰めた。

ひしめく屋台と人混みの熱気に、早くも帰りたくなる。
けど、約束は約束だ。取り立てる前からめげてどうする。

大体、そもそも瑛が悪いんだ。
何も言わずにいなくなろうとしやがって。
なんか、思い出したらまたムカついてきたぞ。

眉間に皺を寄せた俺の今の格好は、借りた細縞が入った渋い紺色の浴衣と、白の角帯。
はぁ、と小さく息をついて気合を入れたなら。
慣れない下駄を鳴らして、祭会場を歩き出した。]
(124) 2020/08/01(Sat) 23:40:47

【人】 英 羽凪

[──そうして探すこと、数十分後。]


  あー……見つからねぇ。


[というか、浮かれた空気に乗じた客引きや逆ナンが地味にうざい。
連れがいるんで、といい加減断るのも疲れきて逃げ出したのは、祭会場から少し外れた橋の上。
遠く聞こえる祭囃子と減った人混みに、ホッと息をつき。
欄干に寄りかかって、しばし休憩を。]
(125) 2020/08/01(Sat) 23:41:37

【人】 英 羽凪

[見つけられんのか、この中から。
それこそ運次第だろ。

考えるだけでげんなりする。でも諦めるつもりはない。
小休憩を終えれば、よし、と再び祭会場へ戻ろうとして。
ふと見下ろした川辺に人影が見えた。

そういえば出会った時も、水の近くだったっけ。>>0:385


  …………、まさかな。


[ひんやりした水辺の空気が、誘うように汗ばんだ頬をなぜていく。]
(126) 2020/08/01(Sat) 23:42:02

【人】 英 羽凪

[カラン、と下駄を慣らし。
橋を渡って、河川敷に降りる。]


  ……そこで何してんの?


[薄暗がりに浮かぶ、浴衣姿の女の子。>>38
いつかのように声を掛けながら、俺も隣にしゃがみこめばその顔を覗きこんで。]
(127) 2020/08/01(Sat) 23:42:28

【人】 英 羽凪



  見つけたぞ。瑛。


[どうだ、と得意気に笑った。**]
(128) 2020/08/01(Sat) 23:42:40

【人】 動画投稿者 時見 ユエ

 ――……

[>>120帰ってくる言葉に瞬きを返す。
その疑問は純粋なものだった。]

 ……他の人が『普通じゃない』って思うことと
 俺が『綺麗だ』って思うことは関係ないと思う、んだけど

[お世辞扱いされたせいか少しだけムキになって言葉を重ねた。

彼女が失ってしまった光の大きさは分からない。
この言葉も空気より軽いものかもしれない。

それでも、これだけは。]
(129) 2020/08/02(Sun) 0:12:28

【人】 動画投稿者 時見 ユエ

 嘘じゃないけど
 嫌な思いしてないなら良かった

[本当に嘘じゃないんだけどなあ、なんて。
地上の月に視線を向けた。]**]
(130) 2020/08/02(Sun) 0:13:02

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[メッセージを送ったら、すぐに返事>>116が来て。]


『羽井さんもね。』


[そう返すと、唇が綻んだ。
朝食を食べたら、浴衣を選んで。
濃い藍染の白い蝶の浴衣に、白い帯を合わせ、髪をアップに結い上げると簪>>2:82を刺した。
透かし細工の蝶がひらひらと揺れて、大きな青いガラス玉が涼し気に揺れた。
せっかくだから、今日は一日、浴衣を着て過ごそう。
…………でも。]
(131) 2020/08/02(Sun) 0:31:04

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

『羽井さん。今、どこですか?』


[やっぱりね。私だって浮かれてるのよ。
せっかく着た浴衣。
一番に見せたいって思ったって、良いじゃない?*]
(132) 2020/08/02(Sun) 0:31:10

【人】 羽井 有徒

[あんなに頑なに拒んでいたのに。
あんなに認めることに怯えていてのに。
受け入れてしまえば、そんなことはもう過去のことで。


  ─── コン、コン、コン


901のドアを三度叩いた。

ウォーキングを早めに切り上げて、というより途中からジョギングになってたけど。
つまり、急いでホテルに戻ればその足で真由美の部屋を訪れた。]


  ルームサービスです。


[扉の前に立って、そんな風に巫山戯てみせた。]*
(133) 2020/08/02(Sun) 0:36:59

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[ドアが3回ノックされて。
聞こえてきた声は、待ち人の声。
見ていたスマホをテーブルに置くと、ぱっと立ち上がってドアを開ける。]


羽井さん。


[喜色満面の笑顔を浮かべたら。
どうぞ入って、と、部屋に案内するけれど……
ジャージ姿の羽井さんに]


運動して、もう、肩は大丈夫?


[それだけは、心配そうに尋ねたら。
くるりと浴衣で回って見せて。
あなたに笑いかけたでしょう。*]
(134) 2020/08/02(Sun) 0:45:10

【人】 羽井 有徒

 
 
  …………


[言葉を失った。
見惚れるということがどういうことか。
真由美が何か言ったけど、それも耳に入らなくて、目が離せなくて、そう、見つめるということ以外何もできない。
くるりと回る真由美の浴衣姿。]


  ……………………


[何か、言わないと。
その浴衣姿を見せたかったのだから。]


             いい。


[でも、絞り出した声はその一言が精一杯だった。]*
(135) 2020/08/02(Sun) 0:52:44

【人】 成瀬 瑛


[ ─── 数分後。

  川の側で座り込みながら、時間を潰す。
  手持ち無沙汰になったので、葉っぱで船を作ったり、
  平べったい石を、何回跳ねるかチャレンジしたり。
  来るわけが、ないのにね。
       
祭会場

  あたしはあそこにいないんだから。


  ───── 十数分後。

  …… なんであたしは、待っているんだろう。
  再びしゃがみ込みながら、不思議に思った。
  祭りはすごい人混みだったから。
  スマホ無しに人ひとりを見つけるは、大変だ。
  諦めても、おかしくないよね。

  …… モテそうだしなぁ。
  綺麗なお姉さんに声をかけられて、なんてことも。
  あるかもしれないし。 ]
  
(136) 2020/08/02(Sun) 1:00:04

【人】 成瀬 瑛


[ ────── 数十分後。

  ね。そろそろ、諦めたかな?
  なら、あたしも帰っていいかなって。
  頭ではそう思っているのに。
  足は、座り込んだままで。

  手持ち無沙汰な両手で、
  川の水をすくったり、落としたり
  またすくったり……していたら、

  そんなあたしの背後で、からんって。>>128
  下駄が土を蹴る音が響いた。 ]


  ………… すごいなぁ。


[ 誰かなんて、確認するまでもなかったから。
  振り返らないまま、呟く。 ]
 
(137) 2020/08/02(Sun) 1:00:24

【人】 成瀬 瑛



  見つかっちゃった。


[ 得意げに笑う顔には、>>124
  汗が玉になって張り付いていて。
  それを見て、あたしは泣きそうな顔で笑った。 ]
 
(138) 2020/08/02(Sun) 1:00:40

【人】 成瀬 瑛



  …… あのね。

  あたしが分かりにくい場所を指定したのは、
  羽凪くんに見つけてほしかったのと。
  
見つけてほしくなかったから。



[ こちらを覗き込んでくる瞳を見つめて
  観念したように呟けば、
  一陣の風が、川面を渡った。

         …… そう、それは
         あたしが君を知りたくなかったのと、
                 同じ理由。>>2:48 ]

(139) 2020/08/02(Sun) 1:01:33

【人】 成瀬 瑛

  

  あたしは、羽凪くんとご飯を食べるのが好きだし。
  話をしたり、一緒にいることも好き。

  それでもね。

  君を、好きにはなりたくなかったから。


[ そう言って、ぱっと両手を離せば、
  手の上に溜めていた水の塊が弾け、
  はらはらと水面に飛び散った。 ]**
  
(140) 2020/08/02(Sun) 1:01:56

【人】 教師 ジャン・ヴェレーノ

−プールサイド−

[誕生日を聞いた時点でいつかは祝うことを考えるが、これが1ヶ月後なら無理な話で、実際に祝えたかどうから分からないものだった。
そう思えば、実際に祝えている今この時間は幸運そのものであるはずなのに。>>45]


   俺に来て欲しかった...........
   お互い......口下手なのかもしれませんね。


[来て欲しいと思ってくれていたと知れば、ついつい笑ってしまった。>>45>>46
俺は俺でこうして物で伝えようとしたし、酷く遠回りなことをしている。

言葉を飾っていないだけで、行動は着飾って洒落てしまっているのだと我がことながら思う。]


   .........わかりました。


[わずかな迷いの後、頷いて彼女の申し出を受け入れた。
帰るのを止めないで欲しいとか、そんなことは思っていない。
ただ、彼女の希望なら断れない自分がいただけ。

でも同じようにプールに飛び込めば彼女に温水を浴びせてしまうから。
そうならないように気を付けながらプールに入って。

勿論身長のせいで高さは合わないけど、それでも身体をズラし正面の場所を半分譲ってくれたら、彼女の隣に並ぼう。
合わないなら、屈んで合わせればいいだけだ。]
(141) 2020/08/02(Sun) 5:12:10

【人】 教師 ジャン・ヴェレーノ

[飲み物が来るまでと、そう分かりやすい区切りをつけてくれたのは彼女の優しさだったのだろうか。それともそれは俺の考えすぎか。]


   ハーバリウムは1年位はこのままで
   形を保つそうです。

   
いや、でも流石に5本もバラを入れたのは
少し欲張りだったか.........。



[苦笑いを浮かべる。
本数にも色にも意味はあるが、結局込めた意味は似たような言葉で口に出しているのだからあまり関係はない気がしてきたからだ。]


   初めて、真剣に人へのプレゼントを考えたんですが
   案外、喜んで貰えるのは悪い気がしませんね。


[その気持ちはきっと子供の頃に学んでおくべきだった事で。心が暖まるような、そんな感じと言えばいいのか。]
(142) 2020/08/02(Sun) 5:17:58

【人】 教師 ジャン・ヴェレーノ

[彼女と並んで観るハーバリウムは、まるで彼女のように綺麗で美しい。

ハーバリウムを彼女に見立てた時点で、彼女に対して俺が何を思っているのかは分かりきっている。


それでも言葉に出さないのはどうしてか、それもよく分かっている。

しばらく俺は無言になってしまったが、先に口を開いたのはどちらだったのだろうか。]


   昨日お昼をご一緒したあとから
   あなたのことを頻繁に考えるようになりました。

   俺はまだあなたの事を全然知らないですし
   上手く言葉に出来ないんですが...

   俺とこうして居てくれるあなたは...
   この薔薇のように綺麗だと、そう思います。


   だから...よければずっとそのままの
   一華さんでいて欲しい。


   それが、今の俺の願いです。


[言葉をまとめられないという己のみっともなさを誤魔化すように微笑みを浮かべる。

飾らない言葉を聞きたいと言ってくれた彼女にだから、言い方がおかしくなってしまおうとも、遠回しになったとしても。嘘をつくような真似はしたくなかった。]*
(143) 2020/08/02(Sun) 5:22:13

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[羽井さんは、話しかけても反応が無くて。
どこか固まってしまったみたいにぎこちない。]


…………羽井さん?


[問いかけて、小首を傾げたら、小さく一言>>135聞こえてきた。
思わず吹き出して、笑ってしまうけれど。
羽井さんは再起動出来たかしら?
私はあなたに近付くと、小さく背伸びして、頬に口付ける。
微かに汗の香りがした。]


おはよう。羽井さん。


[あなたの顔を覗き込んで。
古来より、呪いはキスで解くものだから。
あなたの時間が動き出すまで、私はあなたを見詰めていよう。*]
(144) 2020/08/02(Sun) 6:23:37

【人】 雅楽 雅

 
  それは、そうだけど……

 
 [お世辞でもよかった。
 嘘でも嬉しいと思った。

 だから、少し怒ったように言葉を重ねるユエさんが
 不思議だった。>>130

 彼の何を知っているわけでもないけど、なんとなく
 彼は些細なことでムキになったりしなさそうで。
 もちろん、怒ったみたいだといっても十分、
 穏やかなのだけれど。]

 
  …そんな、拘らなくても。


 [嘘じゃないと繰り返す彼に思わず笑みが零れる。]


   変なの、ユエさん。      


 [彼の目には私は、どんな風に見えているのだろう。]
 
(145) 2020/08/02(Sun) 6:29:33

【人】 雅楽 雅

 [ゆっくりゆっくり流れる時間。
 飲みかけのコーンスープに手を伸ばす前に私は
 巾着からショコラオランジュのキャンディを
 ひとつ取り出した。]

 
  …今は持ち合わせ、これしかなくて。
   
  
 [良かったら、とユエさんに差し出す。
 緊急おやつとして、甘いものは何かしら
 いつも持ち歩いていた。*]   
(146) 2020/08/02(Sun) 6:29:36

【人】 悪の科学者 清平 一華

― プールサイド ―

[彼が隣に来てくれること自体が稀有な話で。
 ワガママを聞いて貰うだけ考えていたから、そうして貰えるだけでも、彼の優しさを満面に受けられるつもりだったのに。]

 
 …………。


[ 口下手だから何も言えず、暗さと水中からの赤いLEDで隠せてしまったけれど。

 彼が、水を跳ねさせないようそっとプールに入ってきたことが。
 水中だから姿勢変更は苦痛はないにしても、ハーバリウムの位置に合わせて屈んでくれることが。
 ――彼の気遣いで温水を浴びなくて済んだ代わりに、さらに優しさをぶっかけられた。 ]
(147) 2020/08/02(Sun) 6:58:04

【人】 羽井 有徒

 
 
  あ、おはよう、真由美。


[頬へのキス。
その感触に惚けた頭がようやく動き出す。]


  すごく、いい。
  浴衣もとても似合ってるし。
  まとめた髪も浴衣姿にあってて。
  ……いい。


[雰囲気があって、それから何というか艶と言うか。
不思議なことに昨夜の大胆な水着姿よりも、この浴衣のほうが色気がある。]
(148) 2020/08/02(Sun) 6:58:06

【人】 悪の科学者 清平 一華


 私の仕事は1年単位なことが多いからちょうどいい
 これが崩れる前に結果を出そうって思えば研究ももっと頑張れる――大切に、いつも見えるところに飾るわ

 それぐらいは欲張りでも何でもないわよ、気にしないで
 ……まぁ薔薇の数だけじゃなくて、もしも色まで5つだったら、ちょっとやりすぎかなと思ったけど


[青桃赤緑黄とかさぁ。
 先日までと違って、今度はそういうのと戦うかもしれないし――なんてまでは言わなかったけれど。
 ――え、並び方が変? 今はこうなのよ。

 なので紫が5本ということに根拠があるとは思わず。]
(149) 2020/08/02(Sun) 6:58:11

【人】 羽井 有徒

 
 
  浴衣、買いに行かないとな。
  真由美は今日なにか用事は?


[花火大会は夕方からだから、それまでに浴衣を買っておかないと。浴衣姿の真由美と行くならせっかくなので揃えたい。
似合いそうって言ってくれていたし。]*
(150) 2020/08/02(Sun) 6:58:28

【人】 悪の科学者 清平 一華

 ……私は、ちゃんと喜んであげられていたのかな
 真剣に受け取ったのは初めてだったし

[なんて言いながら、改めてハーバリウムを見つめれば。
 その薔薇は、様々なLEDの光を撥ねて――色付いて、煌めいて、ときには妖しく、あるいは儚くその表情を見せた。
 この花を好きとは言ったけれど、こういう風に見られる、こういう風に成れる、こういう風に思われるものとは知らなかった。]


 …………。


[しばらく無言で見つめて。
 先に口を開いたのはどちらだったか。]
(151) 2020/08/02(Sun) 6:59:01

【人】 悪の科学者 清平 一華


 …本当だったら、来てほしかったなんて言ってないわ

 仕事着のように、あなたがそういう人だって分かってたつもりだけど
 ちょっとだけ、不安だったから

 …

 …――私は、そのままの自分でいられていない
 だって、あなたのことを考えるようになったから
 
 願いは叶えられていないけれど、それが私にとって「よければ」だから


[ハーバリウムから視線をずらし、彼を見やれば、照れ隠しか微笑んでいるようだ。
 そのまま見つめて――すぐにハーバリウムに視線を戻せば。]
(152) 2020/08/02(Sun) 6:59:13

【人】 悪の科学者 清平 一華


 弱点は放置せず改良していきたいけれど……
 今は…お互い口下手でいいわ

 だから……………。


[口下手だから。
 代わりに少しだけ彼のほうに身を寄せて、ハーバリウムを眺めたまま頭も彼の方に倒し気味で。
 こうしていられる時間を区切ってねだった2人の世界を、もう少し――もっと、できるだけ。**]
(153) 2020/08/02(Sun) 7:00:31

【人】 悪の科学者 清平 一華


[と思ってたら。>>44]


   はえーよ  

         **
(154) 2020/08/02(Sun) 7:00:50

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[動き出した羽井さんに微笑んで。]


おはよう。羽井さん。
……運動して、身体は大丈夫?


[一番の気がかりを、再度尋ねて。
それから褒めてくれた言葉に、嬉しそうにはにかんだ。
彼の言葉が嘘ではないと、今しがた証明してくれていたものね。]


今日はね。素敵な恋人と花火を見に行くの。
それ以外は何も予定は無いわ。

……浴衣、一緒に見に行っても良い?


[見上げた羽井さんに、そう答えて。
選ぶのは羽井さんになるだろうけれど。
色んな表情の浴衣をあててみるところ。
見たいなって、思ったんだもの。
それから一緒に居たいなって。
*]
(155) 2020/08/02(Sun) 7:19:26

【人】 羽井 有徒

 
 
  もちろん、真由美に選んで貰うつもりだったからな。


[何かほかに用事があれば一人で行くつもりだったけど。
そうじゃないなら誘うつもりでいたし、できる限り一緒に居たいと思っていた。]


  シャワー浴びて着替えてくるから。
  30分後にロビーで待ち合わせしよう。

  でも、その前に───…


[真由美の手を引いて抱き寄せると、腕の中に収めて唇をふさいだ。
汗臭いかもって一瞬思ったけど、そんな迷いは本当に一瞬。
擦り合わせたり啄んだり、重ねた唇を吸えば、二人の合間にチュっとリップ音が小さく鳴った。]


  ……我慢できなかった。


[唇を離せば、ちょっと照れ臭そうに微笑んだ。]*
(156) 2020/08/02(Sun) 7:39:57

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[抱き寄せられて、腕の中に納まって。
啄むようにキスをする間、羽井さんの頬にそっと手を当ててた。
照れ臭そうな表情>>156が、可愛らしくて愛おしい。]


ロビーで待ってるね。


[目を細めて、そう伝えると。
私からも背伸びして、キスをした。
手を振って、彼が部屋から出て行くのを見送れば……

唇に手を当てて、小さく笑う。
自分がこんなに浮かれるとは思ってなかった。
不可思議な感覚に、むずむずする。
羽井さんの照れ臭そうな表情を思い出して
微笑みながら、落ちた口紅を丁寧に引き直した。]
(157) 2020/08/02(Sun) 7:56:14

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

── ラウンジ ──

[待ち合わせよりずいぶん早く、ラウンジに行けば、今日は浴衣や甚平を着た人たちがチラホラと見受けられる。
夜になれば、もっと増えるのだろうか。

通り過ぎる人の流れに、見知った顔を見付ければ、お辞儀をすることもあっただろうけれど。
此方から声をかけることはしないで。

読みかけの本を開いて、羽井さんが来るのを待った。
……本を開いて居るのに、視線は文字列を滑ってしまって。
読み進むのに、苦労して、結局パタンと閉じてしまった。
のんびりと、人の流れを見ていただろう。*]
(158) 2020/08/02(Sun) 7:56:23

【人】 羽井 有徒

 
 
  ハァ………


[シャワーを頭から浴びながら大きなため息をついた。
浮かれてる、控えめに言っても完全に浮かれてる。
初めて女と付き合うってわけでもないのに、こんなに気持ちが浮ついているのは初めてのこと。]


  会ってからまだ何日も経ってないのに。


[昔の
エロい
偉いひとは言いました。
恋はするものではなく、落ちるもの。]


  がっちり……嵌ったな。


[如月町─── つい2、3日前までは何も特別なことなんてない、ただの街だったのに。]
(159) 2020/08/02(Sun) 8:13:17

【人】 羽井 有徒

── ラウンジ ──
 
 
  お待たせ。
 
 
[濃い色のジーンズに白のオープンカラー。
少しシャワーを長く浴びたせいか、真由美はすでにそこに居た。
やっぱり綺麗だなってあらためて思う。]


  お祭りって感じがするな。


[真由美だけじゃない。浴衣姿の客を何人か見かける。
中には二人そろってというカップルらしき姿も。
いつもとは違う装い、いつもとは違う雰囲気、その空気に充てられたように手を差し出した。]


  ……行こうか。


[今日は1日中、真由美を独り占めだ。]*
(160) 2020/08/02(Sun) 8:13:49

【人】 羽井 有徒

[また、怪我の具合を聞かれたなら。]


  朝のは散歩だよ、ただの。


[真由美の浴衣姿を見たくてちょっと走ったってことは内緒にしておこう。]


  ん、まだちょっと痛みがあるな。
  力を入れたり、走ったり跳ねたりしなければ大丈夫。


[実際のところ静かにしていれば少し病む程度で、動きに支障があるほどの痛みではなかった。]


  素敵な恋人が隣にいてくれるなら、
  痛みなんて感じない、……かもしれない。


[恋人、そう恋人。
言われてその事実に初めて気づく。
だけど、そのことがその響きが、不思議なぐらい自然と胸に馴染んだ。]*
(161) 2020/08/02(Sun) 8:19:12

【人】 灰原 詩桜

 
─旅から一ヶ月─
 
[初めて彼の家を訪れて
 彼の家族に紹介された時は緊張しきっていた。
 顔を隠したままは失礼だろうからと
 ちゃんと前髪をとめて、若草色のワンピースを着て。
 お土産にテーマパークのチョコクランチを持参した。
(大学の隣の駅に大型テーマパークがあるんだ!
 今度、智詞さんとも一緒に行きたいな…)


 『初めまして。
  智詞さんとお付き合いさせて頂いております。
  灰原詩桜です。よろしくお願いします。』


 緊張しながらご挨拶。
 多分変なことはしてないと思うんだけど……。
 大好き自慢ってどんなだったかな?>>61
 私は智詞さんが大好きですけど!
 けど、認めてくれたようで本当に嬉しかった。
 どこの図書館にお勤めですか、とか
 オススメの本とか色々詞葉さんに聞いてしまった。
 色合いは違うけれど私の目の色にも臆せずに
 普通に接してくれるのは本当に嬉しくて。
 やっぱり、智詞さんのご家族だなあって。]
 
(162) 2020/08/02(Sun) 8:40:48

【人】 灰原 詩桜

 
[そして今度はその時とは違う。
 智詞さんのお宅に二人きり。
 今日は白のTシャツに重ねて
 ハイウエストのサロペットワンピース。
 お土産は手作りのパンナコッタにしたから
 先に冷蔵庫に入れさせてもらっちゃった。]
 
 
   ……ソフィアおばあさま。
 
   初めまして、灰原詩桜です。
   智詞さんとお付き合いさせていただいてます。
 
 
[智詞さんに見せてもらった写真の中、
 美しい女性が微笑んでいる。>>118
 智詞さんと同じ色彩のひと。
 その写真に話しかけてから、両手を合わせて
 そっと目を閉じた。

 そうして少し沈黙する。
 この人がいたから智詞さんがいて、
 智詞さんがこの色で私と巡り合ってくれた。
 その色だけに惹かれた訳ではないけれど
 確かに出会いのきっかけになったから。

 感謝の想いを祈りに乗せて。
 そうしてから智詞さんと手を繋ぐ。]
 
(163) 2020/08/02(Sun) 8:41:16

【人】 灰原 詩桜

 
   智詞さんの名前は、
   ソフィアおばあさまから頂いたんですか?

   繋がっているって、良いですね。
   ……私もその繋がりを紡げるかな。
 
 
[……なんて。ちょっと恥ずかしいことを言ったかも。
 だけど、ふふって照れ隠しに笑って
 私はもう一度写真の天色を見てから隣の天色を見上げた。

 私の目の色は、分かっている範囲では
 誰からのものかわからない。
 九州の方では生まれる確率がわずかに上がるらしいけど
 そちらの地方の人間もいない。
 突然、遺伝に関係なく。
 そんな生まれ方もあるらしいとしったから
 あまり気にしてはいないけど。

 そうした繋がりがある、分かっているのが素敵で
 それを見せてくれたのが嬉しくて
 私は愛しい天色を見つめて微笑んでいた。]**
 
(164) 2020/08/02(Sun) 8:41:46

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

── ラウンジ ──

[素敵な恋人が隣に居ても、痛い物は痛いと思うんだけど……
と、すこーしジト目>>161
けれどすぐに微笑んで。
飛んだり跳ねたりしないように、見張っておきましょう。

そんな一幕を思い出していたら、羽井さんがやって来て。
立ち上がると、手を重ねた。
きゅっと握ると、また少し、胸が騒いだ。]


私が浴衣を選んでも良いの?


[先程の言葉>>156を訪ねながら。
どんな浴衣が似合うだろう。
ワクワクと歩く。

黒やグレーが多いように思っていたけれど。
紺や白も良く似合う。
今日の羽井さんの出で立ちを見て、目を細めた。]
(165) 2020/08/02(Sun) 8:46:08

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[浴衣を買いに来た着物屋さんで。
私は真剣な顔で浴衣と羽井さんを見比べて。

藍染は、私と被ってしまうから。
並んで歩くのに、候補から外して。

黒も……、似合うけれど。
羽井さんの顔を見て、外した。
黒を選ぶには、何時も隣に居てくれる人は、優しい表情をしているから。]


やっぱりグレーかなぁ……。


[本麻の涼し気なグレーに、黒い柄物の帯を合わせて。
羽井さんの耳に光るピアスが黒だから。
黒を一点入れたくて。
白い帯より黒い帯が似合うような、柔らかな色のグレーの浴衣を選んでみた。
あなたが私に見せてくれる、柔らかな表情とも、合うと思ったから。
(166) 2020/08/02(Sun) 8:46:35

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

……どうですか?


[思わず真剣に選んでしまったけれど。
お洒落な羽井さんの、お気に召すかしら?*]
(167) 2020/08/02(Sun) 8:46:47

【人】 羽井 有徒

[着付けを積ませて真由美にお披露目。
二人で選んだ、というよりほぼ真由美に任せて選んだ浴衣。
柔らかなグレーの浴衣、黒の帯を合わせて、足元は草履。
あとサングラスを外して頭には帯と同じ色のハットを被った。]


  ……どうかな?変?
  俺は結構気に入ったけど。


[和装とはあまり縁がないから着慣れていない。
そのせいか本人としてはどうもコスプレしてる気分になってきていた。]


  ちょっと、こっちに来て。


[と、真由美を手招きして、鏡の前で二人並んでみれば悪くないように思う。]


  うん、いいな。
  真由美の浴衣姿と並んでも大丈夫だ。


[せっかく二人でいるのだから、隣に立ったときに真由美の浴衣と合うならそれがいい。]*
(168) 2020/08/02(Sun) 9:22:12

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[思わず張り切り過ぎてしまっただろうか。
試着に向かった羽井さんを見送って、ほぅと息を吐く。
広げた浴衣を片付ける店員さんを見つめながら
試着室から出てきた羽井さんを見て、……見て……]


……サングラスを通さない、素顔も。素敵ね。


[今まで見ていたサングラス越しの瞳がそこにあって。
吸い込まれるように見詰めた私は、微笑んだ。]
(169) 2020/08/02(Sun) 9:31:57

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[それから私は、浴衣の試着だったことを思い出して。
はっと小さく苦笑しながら、浴衣を着た羽井さんの全身を見詰める。
縦のラインが強調される浴衣は、羽井さんが着るとどこかモダンな感じがして。
呼ばれるままに、隣に並んだけれど。
鏡に映る2人を見て、それから現実の方の羽井さんを見て。]


似合ってる。


[そう微笑んだら、少しだけ頭を傾げて。
鏡の中の羽井さんに寄り掛かった。
……うん。
自慢して回りたいくらい素敵。*]
(170) 2020/08/02(Sun) 9:32:04

【人】 教師 ジャン・ヴェレーノ


   
   じゃあ...毎年手入れをするか
   新しい物を送るようにしましょうか。


   そうですか?なら気にしませんが...
   そんなカラフルだと目に毒ですね。
   変なサブリミナル効果を疑われそうだ。


[サブリミナル効果を駆使して洗脳、なんてことが有り得たらまさに悪役になってしまいそうだと思う。>>149

薔薇はどちらかと言えばヒーロー戦隊というよりプリキュアに出てきそうな気がするのは気のせいだろうか。


薔薇は本数で花言葉が変わるんですよと、そんなことを彼女に言うのはまだ先の話だ。]
(171) 2020/08/02(Sun) 9:38:13

【人】 教師 ジャン・ヴェレーノ



   ひょっとしたら邪魔だから要らないと
   思わせてしまうかもと思っていたので...

   こうして受け取ってもらえただけで十分です。


[心の中で「うわ、要らねぇ」って思われたりしたら今すぐ川にに身投げするレベルの失態だ。そうならないのなら俺は「喜んで貰えた」と勝手にそう思わせてもらうことにする。

そして、一華さんが不安を少しでも滲ませたら、それだけはちゃんと言葉にして伝えようと思う。>>151]
(172) 2020/08/02(Sun) 9:38:43

【人】 教師 ジャン・ヴェレーノ


   じゃあ...俺は貴重な体験が出来たわけだ。

   すみません、要らぬ不安を増やして。


[来て欲しかったと、言われずに終わる可能性だってあったわけだから。>>152
教え子達に振り回されたと言っているが、俺もこの人を振り回してしまったかもと思えば大概だ。]



   それは.........。
   俺が責任を取らなければいけませんね。

   でもあなたに考えてもらえるのは、光栄なことだ。


[なんたって願った張本人がそれの邪魔をしてしまったのだから。そうして変化してしまう彼女を好意的に見る俺も俺なんだ。]
(173) 2020/08/02(Sun) 9:41:31

【人】 教師 ジャン・ヴェレーノ

[彼女の視線はハーバリウムへと戻って。>>152]


   俺はただ、ありのままのあなたで
   いて欲しいと思っています。

   だから...その「よければ」がありのままなら
   俺も嬉しいです。


[視線はハーバリウムに戻ったのに、ほんの少しだけ彼女が何を思っているのか雰囲気で伝わってきたような気がするのは、俺が段々と彼女を気にかけるようになったからなのかもしれない。]


   人間、弱点の一つや二つある方が可愛げが
   あっていいと思いますよ。


[なんて言っていると彼女が身を寄せてくれる。>>153

普段の俺なら、きっと彼女に申し訳ないと思いつつ避けてしまったかもしれない。
でも今は、避けるなんてことは絶対に有り得なかった。]
(174) 2020/08/02(Sun) 9:42:34

【人】 教師 ジャン・ヴェレーノ

[ふと彼女が何かを言いかける。

「だから......」
>>153

しかし、その続きを聞く前に薄氷さんが頼んだ飲み物を持ってきてくれた。>>44

自分の事のように笑ってくれる彼には気恥しそうにありがとうと小さな会釈を返して、グラスを受け取る。]


   すみません、薄氷さん。
   ありがとうございます。


[柔らかな雰囲気のまま彼が灰原の元に戻って言ったのなら。

思い出したように一華さんの方に向き直って、ひとつ彼女にお願いをしよう。
後で薄氷さんにも同じお願いをすることになると思うけど、最初に頼むのは彼女がいい。
俺はそう決めた。]
(175) 2020/08/02(Sun) 9:46:40

【人】 教師 ジャン・ヴェレーノ

[俺はこれから、彼女の隣でいままで避けてきた「未来」のことを話していこうと思う。]**
(176) 2020/08/02(Sun) 9:49:27

【人】 羽井 有徒

 
 
  そりゃそうだ。
  自慢の恋人が選んでくれたからな。


[さすがに小さな声で店員には聞かれないように。
寄り掛かる真由美の腰にそっと手を添えて。
鏡の中の真由美に柔らかく微笑んだ。]
(177) 2020/08/02(Sun) 9:49:59

【人】 羽井 有徒

[試着した浴衣を一式購入し、折角だから着たままで居ることにした。着てきた服はホテルに届けてもらうことにして。]


  少し歩こうか。


[素敵な恋人を自慢して回るわけじゃないけど。
如月町を2人でゆっくり散策するのもいい。]


  こうしてみると和装もいいな。
  ちょっとハマりそうだ。


[着物屋で浴衣以外も眺めたが、生地や柄が多様で、着物だけでなく帯一つとっても様々なバリエーション豊かで、組み合わせなんかを考えるのも面白そうだと。

でも本当は違う。
話はもっと単純だ。
真由美との浴衣選びが楽しかった、ただそれだけ。

乗馬といいこれといい、自分は案外単純にできているらしい。]*
(178) 2020/08/02(Sun) 9:51:08

【人】 灰原 詩桜


─浴衣姿─
 
[着付けは自分でできるので
 それは部屋でやることにして
 浴衣とそれに伴う小物を借りてきて、いざ。


 浴衣は、最初、智詞さんのシャツに金魚がいたから
 そういうのも良いなと思っていたけれど
 私が金魚……子供っぽすぎない?
 そんな思いから、ちょっと悩んでしまっていた。
 簪は先に選んでしまったから、
 これに合わせるのが良いと思う。
 私の簪は玉簪の一本挿し。
 天色に白と桃、薄橙の桜が咲いたもので
 ひと目見てこれが良いな、と選んでしまった。
 ここに桜があるから他の花は……うーん。
 単品で見れば可愛いし好きなのが多いけれど
 ちょっとそこは真剣に悩んでしまう。
 少しでも大人っぽくて、
 智詞さんの横にいておかしくないようにしたかった。
 だって正確な年齢は知らないけれど
 ジャン先生と同じくらいかな…と思ったら。
 やっぱり、背伸びしたいと思ったのです。]
 
(179) 2020/08/02(Sun) 9:52:29

【人】 灰原 詩桜

 
[そんな私が選んだのは
 白地に細くストライプが入った生地。
 大きく紺色の金魚が何匹も泳いでいて
 その柄によってストライプの色が
 白や紺、空色に変化しているもの。
 それに菖蒲色の帯を締めて、メイクをする。
 さっき貰ったばかりのブルーアイシャドウを
 瞼に薄付けして、目尻だけ少し濃い色を乗せた。
 リップはほんのり色つけして艶を出す。
 そうして、髪の毛を櫛で梳くと
 長い前髪を後ろに流して
 簪でまとめて額を出した。
 ちょっと長さが足りなくて垂れてきた分は
 目立たないところでヘアピンで留める。
 マジマジと、そんな私の顔を鏡で見た。
 薄青に彩られた東雲色。
 くるりと回ればいつもとは違う姿。
 お茶のお稽古の時にも似た姿はする。
 でも、今は……………。]
 
(180) 2020/08/02(Sun) 9:52:48

【人】 灰原 詩桜

 
   ……うう、メイク、変じゃないかな……?
 
 
[お稽古の時には基本ノーメイク。
 アイメイクなんてしたこともなかった私は
 ちょっと不安。ちょっと期待。
 巾着に手荷物とあるものを入れて
 「用意できました」と連絡を入れて
 あなたに会いに行くのです。]**
 
(181) 2020/08/02(Sun) 9:53:11

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

― 旅から1ヶ月 ―
[ >>162家族――妹と、初対面の時の話。
 最初は、営業スマイルを浮かべていた妹は、
 少し話しただけで、仕方がないな。というように、
 寂しそうな笑顔を浮かべてから、
 
  『兄をこと、宜しくお願いします。
   ぽやっとしているところがあるから、
   しっかり見ていてあげてくださいね。』

 
 そう言って、親のような台詞を言って、認めてくれた。

 だって、兄さん本当に幸せそうに笑うから
 寂しい時も、悲しい時も、いつも傍に私はいたけど
 
 やっぱり私では、満たすことはできなかったから

 あんな風に笑う兄を私は知らない。
 あんな風に笑わせられる貴女なら、兄を任せられる


 兄が席を立って、2人きりの時にそんな話をしていたらしいと
 後から聞いたときは、妹の想いに泣きそうになってしまった。]
(182) 2020/08/02(Sun) 9:56:15

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

[ 勤め先のこと、お勧めの本のこと、そんな話の中に
 ブラコンであることは隠すことなく、
 ――でも、妹特権で甘えます!
 ――幼少や美少年時代の写真コレクション見ます?

 恥ずかし気もなく、明るく快活に語っていた。
 写真欲しかったら、兄に内緒であげますよ。とか
 連絡先の交換もしていたかもね。

 それを、当の本人は知らぬまま。
 その後、両親にも合わせて、クランチを美味しく頂きました。
 (そうだね、一緒に行きたいね)
]
(183) 2020/08/02(Sun) 9:56:18

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

[ また別の時。見せたいものがあると誘った日。
 彼女は今日もお洒落さん>>163
 今回は、年相応だけどちょっと大人っぽい。
 パンナコッタは、冷蔵庫に、後で一緒に食べようね。

 写真に向かって手を合わせる横顔をじっと見つめて
 自分も写真に視線を向ける。

 貴女がいなければと、恨みそうになった時もあったけれど。
 貴女がいたから、今の自分がいるから――…]

  そうだね、ソフィアって叡智とか、知恵とか
  そういう意味がある言葉なんだ
  ソフィア大お婆様は、その名前の通り
  とても賢い人だったらしいよ

[ その分、あの時代の日本では、少し苦労をしたようだけど。
 
 それでも、前向きに、ひたむきに、生きた美しい人。]
(184) 2020/08/02(Sun) 9:56:20

【人】 古書店店主 薄氷 智詞


  うん、繋がっていて、良かったと今は思っている
  一緒に、繋いでいきたい想ってる

  詩桜さん――…

[ アンバーアイは、血筋に関係なく生まれることがあると
 どこかの本で見かけた。

 1割にも満たない希少な色を持った君が、生まれてきて
 今、自分の前に現れて、恋人になってくれた。
 それってとても奇跡的で、素敵だなって思ったんだ。

 詩桜の頬に手を伸ばして、写真側から隠す様にして
 唇にキスを落としてから、ポケットから、
 小さな箱を取り出して、]
(185) 2020/08/02(Sun) 9:56:45

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

[ 少し頬を薄く染めて、緩く微笑めば、
 あの時、伝えられなかった言葉を贈る。

 箱を開けば、そこにはオレンジサファイアの周囲に
 小さなブルーサファイアが飾られた指輪だった。
 
――給料3か月分の値段ではないけれどね。
*]
(186) 2020/08/02(Sun) 9:56:52
灰原 詩桜は、メモを貼った。
(a8) 2020/08/02(Sun) 10:02:01

動画投稿者 時見 ユエは、メモを貼った。
(a9) 2020/08/02(Sun) 10:04:40

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[変?>>168なんて気にしてたのに。
そりゃそうだ。>>177って。
その小さな心の変化が伝わってくるようで、胸がくすぐられる。
自分で思ってるより、ずっと可愛い人。
それからね……、素敵な人。]


ええ。

私、ずっとホテルの敷地に居たから。
如月町の事は良く知らないの。

良かったら、案内してくれる?


[彼を見上げて微笑んで。]
(187) 2020/08/02(Sun) 10:06:43

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[着物屋さんを出た時は……
彼は手を差し出してくれたかしら?
もしそうじゃなかったとしても、素知らぬ顔で、そっと手を取って。その大きな手の指を、柔らかく握った。]


羽井さんは多趣味なのね。
乗馬に、ビリヤードに、着物?

他に好きな物はある?


[自己紹介的な話しも、今ならしても良いでしょう?
あなたが今まで見て来た町を歩きながら。
あなたの事を、教えて欲しい。*]
(188) 2020/08/02(Sun) 10:06:48

【人】 灰原 詩桜

 
─旅から一ヶ月─
 
[詞葉さんは兄である智詞さんを
 とても好きらしい、…けど。
 そんな風に思ってくれたなら>>182
 私は神妙な面持ちでしっかりと頷いていた。

 「これからは、もっともっと
  智詞さんが笑顔でいられるように。
  悲しいことは半分以下に減らせるように。
  嬉しい事はより多く感じられるように。
  努力していきたいです。」

 そんな言葉を返して、詞葉さんの手をぎゅっと握った。
 ……でもね?]
 
 
   『妹特権…、で、でも、私も甘えますから!
    私が一番であって欲しいですし……!』
   『う。それもちろん見たいです!』
 
 
[…なんて。対抗心を出しつつ絆されつつ
 なんだかんだ、きゃっきゃと仲良くなれたと
 私は思っています。
 連絡先も交換したし、
 何かあったら連絡し会おうと思うのです。
 ご両親に紹介されるのターンでは
 また、緊張してしまったけれどね。]
(189) 2020/08/02(Sun) 10:40:52

【人】 灰原 詩桜

 
[そして、それとはまた別の日のこと。
 ソフィアおばあさまのことを教えてもらって
 祈りを捧げたら、改めて名前を呼ばれた。>>185

 その呼び方に何故かどきりと胸が高鳴る。
 もう何度も呼ばれているのに。
 唇が重なって、もう、おばあさまの前だよ?
 そう笑おうとしたけれど笑えなかった。

 だって、ポケットから取り出された箱。
 その形とサイズにある物が頭に浮かんで
 目を瞠りながら彼を見上げて。]
 
 
   ……………………………っ、
 
 
[驚きに頬が染まる。
 お付き合いを始めてからまだそんなに日が経ってない。
 始まりだってキスから、告白から、
 体をつなげたのだって早かったけれど。
 こんなに早く、その言葉を口にして良いの?

 私は気づいてない。
 あの日にもう、同じ言葉を紡がれていたなんて。
 言葉が詰まって、
 目尻にじわりと涙が溜まった。
 そうして私は智詞さんにそっと左手を差し出した。]
 
(190) 2020/08/02(Sun) 10:41:27

【人】 灰原 詩桜

 
   …………卒業まで、待ちたくないなあ…?
 
 
[なんて、わがままを一つ。
 彼に抱きつきながら、ぽつりと。]**
 
(191) 2020/08/02(Sun) 10:43:01

【人】 羽井 有徒

 
 
  俺もあまり詳しくはないけど。


[見て回るほど見れたわけではなくて。
かるい散策、前に真由美に話したような何があるとかそんな程度。
それに。]


  
……だいぶ、景色が変わって見えるな。



[小さく呟いた。
誰と見るか、誰と共有するかで空気すら変わって見える。
こちらを見上げて微笑むその最たる原因を見つめて笑顔を返す。]


  じゃあ今日は如月探索だな。
  行きたいところ、全部回るぞ。


[きっとそれは今日一日では足りない。]
(192) 2020/08/02(Sun) 10:48:37

【人】 羽井 有徒

[右手に柔らかな感触。
手を握られたのだとわかって少し照れ臭い。
さっきは自分から手を差し出したのに、そのときも妙に照れ臭かったから。
でも、握られた指を一度解いて、指を交互に重ねて握りなおした。]


  乗馬も着物もここに来てからだな。


[そう笑って。
他にあるかと聞かれたら少し悩んでから。]


  真由美と二人でできる趣味が欲しいな。


[乗馬以外でって、やっぱり笑って何がいいかって聞き返す。]*
(193) 2020/08/02(Sun) 10:48:49

【人】 羽井 有徒

[知りたいし、知ってほしい。
今まで”見て来ただけ”の町を二人で歩きながら。
真由美が好きなことも、嫌いなものも、ほかにも色々。
─── まだ俺が知らない真由美のことを。]*
(194) 2020/08/02(Sun) 10:51:47

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

― 花火大会の日 ―
[ 朝早く目覚めて、いつもはしない散歩をして。
 露天風呂でゆっくりしてから、
 旅の終わりの日を満喫する。

 それから今日は、詩桜と浴衣デートをすると約束をした。
 家には浴衣は何着もあるので、レンタルをしようと
 ロビーで従業員に相談をした。

 選んだのは、青藍に大きく白い縞模様が入った綿麻の浴衣。
 黒い兵児帯をつけて、下駄は、
 黒い鼻緒に薄茶のものを買っておいた。

 黒い信玄袋に財布と携帯を入れて、
 扇子と一緒に帯に挟んだ。]
(195) 2020/08/02(Sun) 10:55:27

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

― 花火大会の日:ロビー ―
 
  あ、詩桜さん……――

[ 先にロビーで待っていれば、
 白、桃、薄橙。
 紺、空色に、菖蒲色。

 彩りを飾ったその姿に息を飲む。]

  綺麗、だね
  その、桜の簪も可愛いし

[ 数舜遅れて、薄く頬を染めながら感想を。

 本当に綺麗で、可愛くて、褒め言葉なら
 持って違う言葉もあっただろうに、
 上手く出てこないくらいだった。]

  私は、どうかな?
  やっぱり、似合わないかな……?

[ 全体的に薄い色合いで、
 なんとか髪の色や瞳の色が浮かないようにしてみたが、
 似合っているかは、自分では分からなかった*]
(196) 2020/08/02(Sun) 10:55:31

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[当たり前のように車道側を歩いてくれる人>>193
浴衣の裾は、洋服のようには広がらないから。
自然。2人の歩みはゆっくりになって。
それでも歩幅の違う私に合わせて歩いてくれる。

彼を見上げて微笑んで。
絡められた指、きゅっと握った。]


2人で出来る趣味?

んー……、何があるかなぁ。
私も多趣味ってわけじゃないし……

映画鑑賞とか……


[考え込んで。]
(197) 2020/08/02(Sun) 11:19:24

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

あ。
料理は?!



[パッと顔を輝かせた後、すぐに気付いた。]


ああ、ごめん。
羽井さん、飲食店経営なんだったね。

失敗失敗。

一緒に出来たら、日々が潤うかなぁって思ったんだ。


[ペロって舌を出して。笑ってみせて。
どんな趣味が良いかなって、考えてた。]
(198) 2020/08/02(Sun) 11:19:44

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[よく見てみれば、この街にも映画館はあるようで。
料理教室の看板も、ふと、目に入ったりして。
気になると、見えてくる、不思議な感じ。

隣を歩くこの人は、私と一緒の時間を過ごそうとしてくれてる。
それがとても伝わってくるから……
思わず、羽井さんをじっと見上げて。]


……ううん。何でもない。


[花火が始まるまで、いろんな場所を見て回ろう。
あ、前に言ってた洋館>>1:625って、玲が言ってたシェアハウスかしら。
覗いてみるのは、失礼かな。
花火を見に行きがてら、高台の神社も覗いてみたい。

そんな風に、希望を伝えながら。
今日はお酒じゃなくて、ご飯を一緒に、2人で食べよう?*]
(199) 2020/08/02(Sun) 11:19:50

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

― 旅から1ヶ月 ―
[ 兄の知らぬ所で、妹と恋人は仲良くなっていた。
 それは、とても幸せのことだと思っているけどね。

 手を握られて、詞葉は微笑む。>>189
 兄妹だから、笑い方はよく似たへにゃりとした顔で。

  『一つだけ、お願いがあるのだけど……
   私のこと、詞葉お姉さんって呼んで欲しいな』

 妹が実は欲しかったの。
 義妹になったとしても、お姉さんって呼んで欲しいな。

 そんなお願いを妹はしていたらしいよ。]
(200) 2020/08/02(Sun) 11:30:37

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

[ 受けてくれるとは思っていたけど、
 実際にきちんとプロポーズを受けて貰えて>>-397]

  もちろん……僕の愛しい人
  これをつけたところ、良く見せて欲しい

[ 膝をついて、その手をとって。
 左手の薬指に、指を嵌めた。

 立ちあがると、窓が漏れる日差しに指輪をかざして
 煌めく宝石を眺める横顔を幸せそうに見つめていた。

 ふいに抱き付かれて、ぽつりと零れる我が儘>>191]

  できれば、すぐにでもしたいけれど
  それは、ご両親と相談しないとね
  
  うちのは皆、僕の自由で良いって言ってくれてるから

[ さらにもう一度、唇を重ねて、ゆるりと笑む。

 さて、店に訪れた男性が、詩桜の父親だと知るのは、
 また少しあとの事だったかな*]
(201) 2020/08/02(Sun) 11:31:40

【人】 灰原 詩桜

 
[鏡を見て悩んではいたけれど
 待ち合わせがロビーになれば、
 深呼吸してからロビーに向かう。

 一緒の時間は長ければ長いほど、嬉しいから。]
 
   智詞さん。
   ……ふふ、簪、気に入ってしまって。
 
 
[二人で並んでいるからだろうか。
 智詞さんは背が高くてカッコ良いからだろう。
 なんだかこちらにチラチラ視線を感じる気がする。
 やっぱり顔を出している分感じやすいのか。
 それとも、私のお化粧が下手なのか。
 見劣りしてなければ良いなと思っていたけれど
 簪を褒められればふわりと笑みが浮かぶ。

 智詞さんの色合いは全体的に淡い色。
 それを黒い帯がキリリと引き締める。
 すらりと背が高い彼にはそれが様になっていて
 思わず見惚れそうになってしまうほどだ。]
 
 
   とっても似合ってます!
   濃い色の浴衣も似合いそうと思っていましたけど
   こう言う色合いも智詞さんらしくて。
   私は、好きですね。
   ああ、でも………。
(202) 2020/08/02(Sun) 11:33:29

【人】 灰原 詩桜

 
[彼の帯にそっと手を伸ばす。
 すい、と彼の帯に挟まれた扇子を抜いたなら
 私の手荷物に入れたものと交換した。

 改めて彼の帯に挿したのは
 広げたなら黒地に白で鳥が描かれた男性物の扇子。
 そして、私の帯に挿してあるのは
 広げたなら桃色に白の桜が描かれた扇子。]
 
 
   ……これ、対の扇子なんですよ。
 
 
[少なくともそういう謳い文句で並んでいた。
 だからお揃いと笑って、彼と手を繋いで。
 さあどこに行きましょうかと
 微笑んで歩き始めたの。]*
 
(203) 2020/08/02(Sun) 11:33:55

【人】 灰原 詩桜

 
[そうして歩き始めて、
 どのタイミングだったかな。
 浴衣姿の私たちと
 羽井さんと市村さんとがばったりと。]
 
 
   …………市村さん、羽井さん?
 
 
[えっ。   えっ!?

 相談をした相手だったり
 相手がいると見透かされたり
 いやその前にむにゃむにゃあ……………、

 さて、私の赤面の理由は
 どれだったでありんしょう?]**
 
(204) 2020/08/02(Sun) 11:34:17

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[街を歩いて居れば、会いたいなって思っていた、詩桜ちゃんと邂逅>>204して。]


詩桜ちゃん!!


[嬉しそうに、彼女に手を振った。]


詩桜ちゃん、羽井さんと顔見知りだった?


[赤面してる詩桜ちゃんに、私は、ああ、お隣の人が例のあの人かなって。詩桜ちゃんの大好きな人に向き直って。]
(205) 2020/08/02(Sun) 11:45:51

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

初めまして。市村真由美と言います。


詩桜ちゃんとは、ホテルで出会って、仲良くさせてもらっています。


[そう言って、深く腰を折った。]
(206) 2020/08/02(Sun) 11:46:09

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

ね。詩桜ちゃん。連絡先交換しない?

ここでお別れは寂しいなって思ってたんだ。


あ、それからね。

簪。ありがとう。

早速着けてみました。


[少し後ろを向いて。
蝶と青いガラスが揺れた。*]
(207) 2020/08/02(Sun) 11:46:16

【人】 英 羽凪

[ぽつん、と水辺にいた瑛。
それは初めて見つけたあの時と同じなのに。>>0:454
あの時とまったく違った、苦しそうな顔で笑うから。>>138

俺は、むっとした顔になって。]


  ……だろうな。

  そのつもりなら尚更、
  絶対見つけるつもりで探してやった。
  ざまぁみろだ。


[取り立て屋の意地を思い知ったか。>>139

汗で濡れて重くなった前髪を、風が撫でて。
川面を渡っていく。]
(208) 2020/08/02(Sun) 12:10:23

【人】 英 羽凪

[視線を水面に移せば、水滴が落ちて広がる波紋。>>140


  …………
  なりたくなかった、理由は?

  どうしてか聞く権利が、俺にはあると思うけど。
  だって俺はもう、瑛を好きになってる。


[小さな揺らぎは、すぐに消えてなくなり。
何事もなかったように戻っていく水面を見つめながら。]
(209) 2020/08/02(Sun) 12:10:42

【人】 英 羽凪

[濡れて冷えた指先を捕まえようと、隣に手を伸ばした。]


  へらへらしてて、
  何しでかすかわかんなくて。
  一言も言わずにいなくなろうとするような
  薄情なやつだけど。

  どうでもいいやつを
  こんな汗だくになって探したりするほど、
  俺はやさしくないからな。


[誰にでもやさしくできるほど。
俺はできた人間じゃない。>>2:255*]
(210) 2020/08/02(Sun) 12:10:51

【人】 灰原 詩桜

 
─旅から一ヶ月─
 
[詞葉さんからのお願いことは>>200
 とても可愛らしいものだった。
 私は、ああ、笑い方が同じだななんて思いながら
 「お姉ちゃん、じゃなくて、ですか?」
 なんで確認していた。
 私も、兄弟がいなかったから
 そんな風に呼び合えるなんて嬉しいし
 年上の人を妹、なのも、不思議な気がしていたから。

 だから、お姉さんかお姉ちゃん。
 詞葉さんのことはそう呼ぶことにしたのだった。]
 
(211) 2020/08/02(Sun) 12:18:00

【人】 灰原 詩桜

 
[………、そして。
 指に嵌められた誓いの石。
 抱き付けば彼の香りに包まれる。
 その温もりをじんわりと感じながら
 そうだね、と少しだけ肩を竦めた。]
 
 
   ……うん、うちは、どうかなあ……?
   いうタイミング、考えるし、
   あの人たち自身学生結婚だから……。
 
 
[多分大丈夫だけれど、
 名刺を見ながら詰まらなそうにしていたのが
 まだまだ記憶に新しい。
 だから、キスを重ねながら
 そのうち相談してみるね、と。]
 
(212) 2020/08/02(Sun) 12:18:31

【人】 灰原 詩桜

 
   そういえば、私からも何か贈らせて?
   私ばかり貰ってるもの。
 
 
[指輪と交換するのは何にしよう?
 こんなに素敵な指輪だもの。
 彼の希望も聞いて、資金を貯めて
 彼へのお返しをやっと渡せた頃だったかな。

 お父さん、薄氷古書店に通っていた案件が発覚するのと
 いうタイミングがずれて
 私より智詞さんの口から先に
 結婚を前提に、をお父さんが知ることになったのは。]*
 
(213) 2020/08/02(Sun) 12:18:48

【人】 灰原 詩桜

 
[ちなみに、
 本人たちが学生結婚だったからと
 強硬に反対する気持ちはなかったみたい。

 だけど、早すぎないか?と
 少し寂しそうにするお父さんと
 二人で新婚みたいじゃないと笑うお母さん。
 それでもぐちぐち言っていたお父さんに

 「私は二十歳の時に詩桜を産んだわよ?」

 …真面目に母さんの年齢を逆算してなかった私は
 うわっ、本当だ!?と
 ちょっとショックを受けたりもしたけれど。]
 
 
   ……むう。
 
 
[ある日の私は、凄くむくれて。
 智詞さんにぶーぶー文句言ってたのでした。]
 
(214) 2020/08/02(Sun) 12:19:18

【人】 灰原 詩桜

 
   返品しないでね、だって!
   失礼すぎませんかうちの母!!
 
 
[それは母なりのジョークだったのか
 フォローだったのかなんなのか。

 あの人は強すぎてよくわからない!
 嫌いじゃないけどね!]**
 
(215) 2020/08/02(Sun) 12:19:42

【人】 灰原 詩桜


─浴衣姿で─
 
   市村さん。
 
 
[赤くはなっていたけれど
 嬉しそうな笑顔に私は小さく手を振り返す。>>205
 顔見知り。ええ。そうですね?]
 
 
   ビリヤード教えてもらったり。
   バーでカクテル飲んだり…ですね。
   その時に色々お話を。
 
 
[嘘はついてないし、そこはにっこりと。
 並んで歩いている理由を聞いても良いのかな?
 野暮じゃないかな?
 そう思っていると市村さんが自己紹介してくれて>>206
 
 
   私の方こそ。
   色々、お話聞いてもらえて嬉しかったです。
 
 
[此方こそ、と頭を下げる。
 そして顔を上げた時に見えた
 簪の飾りが揺れる様子に目を細めた。>>207
 
(216) 2020/08/02(Sun) 12:39:58

【人】 灰原 詩桜

 
   良かった、お似合いですよ!
   そうですね…えっと。
   ふるふる……でしたっけ。
   ふれば良いんですっけ?
 
 
[連絡ツールにそんな機能があったはず。
 スマホを取り出すと、その機能に慣れてない私は
 ちょっとスマホの画面と睨めっこ。

 その間も、智詞さんからは離れずに。]**
 
(217) 2020/08/02(Sun) 12:40:15

【人】 羽井 有徒

[コロコロと表情を変えながら二人の趣味を探そうとする真由美が可愛い。
今思えばこういうところに惹かれたんだって。

二人で映画を見るのもいい。きっと感想を言い合ったら真逆なんだろうけど、それもまた楽しいだろう。
料理を二人でするのもいい。二人で作って二人で食べる。楽しくないわけがない。

ところで、どうしてみんな飲食経営っていうと料理が出来たりグルメだったり思うのだろう。
どっちもそこそこで、人に自慢できるほどじゃないのに。]
(218) 2020/08/02(Sun) 12:41:39

【人】 羽井 有徒

 
 
  ………ん?どうかしたか?


[見上げる真由美が何かを言いかけてに、それに小首を傾げる。
何か言いにくいことだろうか、聞きにくいことか。]


  そう言われたら気になるな。


[イケメン過ぎてる見惚れてたか?
なんて笑いながら揶揄って。
でも何だろうか、もしかしたら本当に何でもないのかもしれないけど。]
(219) 2020/08/02(Sun) 12:43:07

【人】 羽井 有徒

 
 
  ローゼンなんとかって人のらしいけど。
  見学もさせてくれるみたいだったな。


[確かそう、シェアハウス。
気になるなら行ってみようって提案して。]


  どこへなりともエスコート致しますよ。
  お嬢様。


[キュッと手を握りしめる。
食事といえばオムライスの店を思い出して、あの時ハナに向けていたニコニコとした笑顔、自分にも見せてくれるだろうかって思いながら。
まずはお昼何にしようかって尋ねた。]*
(220) 2020/08/02(Sun) 12:43:46

【人】 羽井 有徒

[で、となりで真由美が急に「詩桜ちゃん」なんて大声を出すから、流石に驚いて。
たしかに前にいるのは詩桜だったから、更に驚いて。
たぶん、バツの悪そうな表情を浮かべてしまっていたと思う。]


  ……よう。


[言葉短いのは詩桜が顔を赤くしてたからだ。
そんな顔されたら否応なしあのせいかと思うし、それとも単に男といるところを見られるのが恥ずかしいのだけなのかもしれないけど。
そう考えれば、そういえばこっちは手を繋いだままか。
─── ああ、急に照れ臭くなってきたぞ。]
(221) 2020/08/02(Sun) 12:55:59

【人】 羽井 有徒

ふと、男の方は見覚えのある顔、面影がある。
前に詩桜と一緒にいるところを目撃したときは遠目で気付かなかったが。]

 
  あ、……サトシか?
  ウスライだろ?本屋の。


[高校の後輩、本屋のウスライサトシだ。]


  わかるか?
  羽井、同じ高校の。


[懐かしい。
地元から離れて久しく、それもまた省みることのなかったものの一つ。]*
(222) 2020/08/02(Sun) 12:57:35
羽井 有徒は、メモを貼った。
(a10) 2020/08/02(Sun) 13:00:55

羽井 有徒は、メモを貼った。
(a11) 2020/08/02(Sun) 13:02:07

羽井 有徒は、メモを貼った。
(a12) 2020/08/02(Sun) 13:05:33

羽井 有徒は、メモを貼った。
(a13) 2020/08/02(Sun) 13:05:33

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[羽井さんを見上げてたら、笑いながら揶揄われた。
イケメン過ぎて見惚れてたか?>>219なんて。
私はくすくすと笑いながら。]


んー……、当たらずとも遠からず。かなぁ。


[なんて答えてた。]
(223) 2020/08/02(Sun) 13:13:53

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

あ、そうそんな名前。


あのホテルで結婚式を挙げた友達がね。
恋人と出会った場所なんだって。

行ってみたい。


[握り締められた手がくすぐったくて微笑んで。]
(224) 2020/08/02(Sun) 13:15:10

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[何を食べたいか聞かれたら、考え込んで。]


浴衣だから和食。は、安直?

うどん。お蕎麦。お寿司。
……羽井さんはどういうのが好き?

お蕎麦屋さんでソーメンでも良いなぁ。


[歩きながら、食べたい物を考えて。
羽井さんの希望も聞きたい。
2人の食べたい物、食べよう。

そんな時だったかな。詩桜ちゃんに出会ったのは。]
(225) 2020/08/02(Sun) 13:15:39

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[詩桜ちゃんにつられる様に、羽井さんを見たら。
ぶっきらぼうな声を出して、挨拶だけして。>>221
……あら?……あらあらあら?

照れてる。これは照れてる時の顔。
でも、手は振りほどかれることは無くて。
思わずじーっと羽井さんを見詰めて。
こちらを気にしてる風な詩桜ちゃん>>216に。]


私”も”ね。

良い出会いが、あったんだ。


[そんな風に微笑んでみせた。]
(226) 2020/08/02(Sun) 13:16:12

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[詩桜ちゃんに簪を褒めて貰ったら。
嬉しそうに笑いながら。
2人でスマホを取り出してふるふる>>217。]


わー。嬉しい。
連絡するね。


[笑いかけて。
その間も彼から離れない詩桜ちゃんに目を細めた。
男同士話してるのを尻目に。
そっと詩桜ちゃんに顔を近付けてひそひそ声で。]


お幸せに。



[そう。幸せそうな人に微笑んでも、良いよね。*]
(227) 2020/08/02(Sun) 13:16:21

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

― 花火大会の日 ―
[ >>202どうやら、彼女の目には
 似合っていると映ったようで、ほっと安堵する。

 濃い色の着物なら、家にあるから
 それはいつか見せるのもいいかもね。]

  ん?――あぁ、いいね
 
[ 帯から扇子を抜かれると、
 代わりに黒地に白で鳥が描かれた扇子が。

 広げた扇子。
 桃色に白い桜、黒地に白い鳥。]

  桜には、春告げ鳥
  良い組み合わせだ、それに君とお揃いというのも

[ すごく嬉しくて、何度も開いては閉じて、
 漸く、帯に挿しこめば、手と手をとって、歩き出した。]
(228) 2020/08/02(Sun) 13:37:02

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

[ 買い物の途中だったか。
 ふいに、詩桜が足を止めて、人の名を呼ぶ>>204]

  あれ、詩桜さんのお知り合いですか?

[ なんだか顔が赤いような??
 不思議そうに首を傾げて。

 綺麗な女性が挨拶をしてくれたので>>205]

  初めまして、私は薄氷、――えっ??

[ こちらも名乗ろうとしたところで、
 酷く懐かしい呼ばれ方をされる>>222

 高校の頃、人を避けて図書室で一人本を読んでいたら
 たまに声をかけてくれた先輩。
 ――外に連れ出されたこともあったかな。


 あの頃も男らしい顔立ちだったけれど、
 過ぎた年月が彼をまた、魅力的に変えたのだろう。
 すぐには分からなくて、]
(229) 2020/08/02(Sun) 13:37:42

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

 
  羽井、先輩……ですか?

[ 天色を大きく見開いて、何度か瞬く。
 
 下心なく
――少なくとも、自分はそうと思ってた。

 傍に来て、普通に接してくれた数少ない人だったから
 今でも彼の事は憶えていた。
 ――卒業する前に、ユウト先輩なんて、
 ――呼べたらいいなと思っていたけど
 ――勇気がなくて、結局呼べないまま


 こんなところで再会できるなんて、夢のみたいだ。]
(230) 2020/08/02(Sun) 13:38:39

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

 
  はは、先輩……
  ちょっと悪い男の顔にありました?

[ さらに、かっこ良くなりましたね。と
 冗談交じりに笑う顔は、高校時代よりも、
 ずっと明るい声だった。]
 
  先輩……あの頃、人を好きになるって分からないとか
  そんな話もしたかもしれないですが……

[ ちらりと楽しそうに、話す女性2人を見つめて]

  好きな人……できましたよ
  先輩も――でしょ?

[ 幸せそうに、緩い微笑みを浮かべていた*]
(231) 2020/08/02(Sun) 13:41:41

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

[ なお、羽井先輩が詩桜と知り合いな様子で
 なぜか、互いに顔を赤らめていることには、
 ただ不思議そうに首を傾げるだけ。
 
 ビリヤードを教えてもらったとか、
 そんな話が聞こえてくれば、
 なるほど?と一人納得していた。*]
(232) 2020/08/02(Sun) 13:47:00

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

― 旅から1ヶ月 ―
[ 詞葉をお姉さんやお姉ちゃんと呼ぶのを聞いて
 とても嬉しく思っていた。家族が増えたみたいで。

 抱きしめて、キスをして、
 そのうち相談してくれるという言葉に頷いた>>212]

  折を見て、挨拶に行かせてほしい

[ お父さん、娘さんをください。という
 良く物語で見かける台詞を言う時がくるのかな。って
 この時は思っていたんだ。

 まさか、――お客さんで来てるなんて思わなくて
 思わず、そういう台詞も忘れて、挨拶をしてしまったけど。]
(233) 2020/08/02(Sun) 14:06:40

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

 
  そうかな? 僕もいつも貰ってばかりだよ

[ 君が傍にいる時間。
 君が笑う時間。
 君が名を呼んでくる時間。

 そのすべてが、自分にとっては贈り物だったから。
 だけど、お返しをくれるというなら、素直に受け取った。*]
(234) 2020/08/02(Sun) 14:07:06

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

[ 後日、聞かされた話>>214には、
 苦笑を浮かべて、でも、なんだか詩桜の家族だなって
 おかしくて、愛しくて――突っ走る所とか、そっくりだよね]

  ははは、うちの母がぽやんとしているから
  ちょうどいいかもしれないね?

[ 自分の性格は、母に似たのだろうね。
 詩桜の家族のことも、すぐに好きになれそうだ。

 文句を言っている詩桜の髪を、
 宥めるように撫でながら、楽しそうに笑っていた。
 
――こんな時間が、きっとずっと続いて行くんだろうな
*]
(235) 2020/08/02(Sun) 14:07:28

【人】 羽井 有徒

[懐かしい記憶。
あの頃は、そう、ガラが悪いとか悪い顔とか言われるようなこともなかった。
ただ、家に金がなくて、そのせいで高い本が読みたければ図書室にいくか、近所の古本屋に行って安くかって読み終わったら売ってなんてことをしていた。

だからウスライと顔見知りになるのは自然の成り行き。

どのか陰鬱でコミュニケーションに難のあるサトシは、でも頭が良くて話せば面白いやつだった。]
(236) 2020/08/02(Sun) 14:08:45

【人】 羽井 有徒

[図書室でよく見かける図体のでかい後輩。
たまに、話をするようになったころ。]


  お前の目、カッコいいよな。


[本気で羨ましくて、笑いながらその目くれよなんて言ったっけ。それからだったか、お互いのことを話すようになったのは。]
(237) 2020/08/02(Sun) 14:10:47

【人】 羽井 有徒

 
 
  人嫌いだったもんな、お前。


[理由は違っていたけど、ある種のシンパシーが二人を繋いでいたのかもしれない。]


  そっか。
  お前もか。


[あの頃、他人を信じられない自分と、他人との関わり方を見失っていたサトシと。
そんな二人がこの街で大切と思える人に出会えた。
その奇縁に、自然と微笑んでいた。

─── よかったな、サトシ。]
(238) 2020/08/02(Sun) 14:11:15

【人】 羽井 有徒

[なお、“兄弟“になったかもしれないってことは胸の奥の奥のさらに奥の方に仕舞い込んで鍵をかけて置いた。
知らない、そんな事実は知りません。]*
(239) 2020/08/02(Sun) 14:13:43

【人】 羽井 有徒

── それから ──

[しばらく4人で話をしていたか。たぶん詩桜とはあまり言葉を交わさなかったかもしれないけど。
それから、また元の二人ずつに分かれてから。]


  蕎麦にしようか。


[思い出したように、さっき真由美が挙げた候補からお昼の行き先を提案した。

蕎麦。
日本各地で食される蕎麦粉を用いた麺類。
暖かいものや冷たいもの、つけ麺やいろんなスタイルが地域によって違う。
寒冷地で栽培され、水が少なくても良く育ち……ウンタラカンタラ……

つまり、蕎麦が好きなのだった。
ちょっと期待に目が輝いていたかもしれない。]*
(240) 2020/08/02(Sun) 14:25:30

【人】 成瀬 瑛



  羽凪くん、女の子の趣味悪いって言われない?


[ へらへらしてて、
  何しでかすかわかんなくて
  一言も言わずにいなくなろうとするような
  薄情なやつに対して。

  いつだって、やさしかったね、君は。 ]
 
(241) 2020/08/02(Sun) 14:27:15

【人】 成瀬 瑛


[ 濡れた指先の辿る先に、君がいて。
  捕まっちゃった、って
  楽しげに笑おうとしたのに。 ]


  だって、あたし忙しいから。


[ 代わりに出てきた言葉はきっと、
  聞かせるものでもなんともない。>>1:148
  特に面白くもない話。

  揺れる水面はどこにもなく
  川を撫でる風の音だけが、静かに響いていた。 ]
 
(242) 2020/08/02(Sun) 14:27:25

【人】 成瀬 瑛



  あたしの仕事、休みが殆どないんだよ。
  ご飯を食べるのも仕事中だし。
  家は帰って寝るだけの場所。

  その家も、事務所住み込みだから。
  寝てても新しい仕事が入れば、
  叩き起こされることだってある。


[ …… 本当に、どこに出しても恥ずかしくない
  立派なブラックだ。>>0:4
  そのうち所長捕まったりしないかなって
  ちょっぴり心配になるくらい。 

  仕事自体はやりがいもあるし、
  「ありがとう」って向けられる笑顔に
  喜びを見出すこともある。

  それもやっぱり、一面だから。
  勿論その中には、
  口にしたくないことだってある。>>2:420 ]

(243) 2020/08/02(Sun) 14:27:44

【人】 成瀬 瑛



  仕事の中にはね。
  レンタル彼女的なやつもあるんだ。


[ 口にしたくない話を、
  なんて事のないように口にしたけど、
  やっぱりあたしの唇は、少し震えてた。

  聞く権利、なんて言ってくれたけど。>>209
  権利というのは利益を享受するためのものだ。
  なら君にとってのこれは?

  少なくともあたしは、聞かせてしまったことを
  申し訳なく思いながら。 ]
 
(244) 2020/08/02(Sun) 14:28:04

【人】 成瀬 瑛



  仕事忙しいから、会う時間とか全然取れないのに。

  …… その仕事で、着飾って、お化粧して。
  別の誰かの彼女になるんだよ。
  
  それは ───


      [ あたしだったら、嫌だって思うよ。 ]

 
(245) 2020/08/02(Sun) 14:28:13

【人】 成瀬 瑛



  だから久しぶりの休暇で。

  口が悪くて、ちょっぴり意地悪で、
  レディの部屋を遠慮なく叩いたりする失礼な人。
  なのに優しくて、こんなあたしを見つけてくれて。
  …… 好きだって言ってくれる

  一緒にいたいなって、思う人に出会っても。
 
 
(246) 2020/08/02(Sun) 14:28:22

【人】 成瀬 瑛



  ああ、凄く素敵な人だったなって。

  …… そう思って、終わりにしたいんだ。


[ いつの間にか風は止んでいて。

  暮れなずむ空の下、
  時が止まったかのような静寂だけが
  辺りを包んでいた。 ]**
  
(247) 2020/08/02(Sun) 14:28:26

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

[ >>237本当に羨ましいというように、
 言われた言葉には、当時は不思議そうに首を傾げて]

  そう、ですかね?

[ 交換できるなら、したいですけどね。
 疲れたような笑みを浮かべて、そう呟いていた。

 言葉を交わす度に、少しずつ心を開いて行って
 友人になれるかな、なれたらいいのかも、
 そう思った頃には、彼は卒業してしまっていた。]

  そうですね

[ >>238、人が嫌いで、人に興味が持てない自分。
 人を信じられない先輩。

 親しすぎず、でも、他人過ぎない不思議な関係。
 遠い縁が、またここで繋がるとは。

 彼の笑顔が、良かったと言っているようで、
 応えるように笑い返した。

 
"兄弟"ってなんのことだろうね?
*]
(248) 2020/08/02(Sun) 14:37:03

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[薄氷さんが挨拶>>229を返してくれる間もないくらい。
羽井さんと薄氷さんの会話が始まって。
私は詩桜ちゃんとお話ししてたけど……

私の耳は、薄氷さんの言葉>>231を、しっかり拾ってた。]


…………。

詩桜ちゃん。


『幸せな恋>>*2:0』に、なりそう?


[そんな、答えの分かっていそうな問いを問いかけたのは。
詩桜ちゃんの口から、答えを聞きたかったから。
返事が聞けたら、嬉しそうに微笑んだでしょう。*]
(249) 2020/08/02(Sun) 14:51:09

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

── お昼はお蕎麦屋さん ──

[そうして二人と別れたら、羽井さんがお蕎麦>>240をチョイスして。
どこか輝く目が楽しそう。お蕎麦、好きなのかしら?]


ええ。行きましょう。


[手を繋いで、歩きながら。
……結局手は、離れなかったなって。
羽井さんを見て、前を見て。浴衣から覗く下駄を見て。
繋いだ手に、少しだけ力を込めた。
胸の奥が、ざわつく感じがした。]
(250) 2020/08/02(Sun) 15:04:43

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[お昼時のお蕎麦屋さん。
少しレトロな昔ながらのお店って感じ。
この街は、古い店と新しい店が混在してるみたい。

私は蕎麦にするか、少し悩んで。
フルーツの載った素麺を頼んだ。
ガラスの器の中、白い素麺が泳いでいて。
みかんや西瓜が、彩を添えていた。

羽井さんは何を食べるんだろ?]


いただきます。


[そう言って素麺をすすって。]
(251) 2020/08/02(Sun) 15:05:09

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

……美味しいね。


[冷たくて美味しいって。
羽井さんに微笑みかける。
あなたと一緒に、ご飯を食べられて嬉しいって。
伝わると良いな。

こんな時間が、これから何度も、訪れると良い。

2人で一緒に居れば居るだけ
あなたと一緒に居る未来を考えてる自分に気付いて。
なんだかとても、落ち着かない不思議な気持ちだった。*]
(252) 2020/08/02(Sun) 15:05:17
雅楽 雅は、メモを貼った。
(a14) 2020/08/02(Sun) 15:05:30

【人】 灰原 詩桜


─浴衣姿で─
 
[どちらかといえば、顔が赤くなっていたのは
 市村さんにしていた恋愛相談が原因。
 火遊びの件もあったけれどね?
 むしろ直接その件と言うよりは
 その後に「良い人」を見つけられたと知られていたし
 その状態で隣に「良い人」がいたからで。

 この人が私の良い人です、と
 二人に紹介しているも同然だったから。

 単純に心構えができてなかった要素が強い。

 でも、市村さんの言葉に>>226
 ああそうなんだ、と二人が繋いでる手を見て。]
 
(253) 2020/08/02(Sun) 15:15:37

【人】 灰原 詩桜

 
   ……、良かった。
 
 
[二人とも良い人だもの。
 深くは知らなくてもそう思うから
 私はふわ、と笑ってそう言葉にしていた。けど。
 ふるふるふるふる、連絡先交換して
 囁きかけられた言葉に真っ赤になりながら>>227
 私もこっそり、ささやいた。]
 
 
   市村さんも。
 
 
[そう、みんなが幸せになれたら良いな。
 不幸せなことなんてできれば遠ざけて。]
 
(254) 2020/08/02(Sun) 15:15:56

【人】 灰原 詩桜

 
[それにしても縁というものは不思議なもの。
 まさかのまさか、智詞さんと羽井さんが知り合いなんて。
 このホテルは縁を手繰り寄せる力でもあるのだろうか。
 智詞さんが不思議そうに首を傾げる様に>>232
 ちょっとどうしようかなって悩んでまゆを寄せて
 少しだけ背伸びして耳元に囁く。]
 
 
   
ひ、一目惚れに近かったから、
どうしたら良いか分からないって
アドバイス貰ったりしてたの……!

 
 
[だから何だか恥ずかしくて、と。
 そんな風に伝えて、
 それから市村さんとも言葉を重ねていた頃。

 市村さんがそんなことを聞くから。>>249
 
(255) 2020/08/02(Sun) 15:16:24

【人】 灰原 詩桜

 
   ……………はい!
 
 
[顔は赤いままだったけれど、
 智詞さんの腕にぎゅうっとしがみ付きながら
 晴れやかな笑顔を浮かべられたんだ。]**
 
(256) 2020/08/02(Sun) 15:16:43

【人】 大学生 早乙女 真珠

― 花火大会の日 ―

[目覚めると、そこには端正でかっこよくも可愛くて
 …愛しいお顔。
 ぺたり、頬に触れてみる。
 柔らかな感触とぬくもりに、
 ―――ああ、夢じゃなかった。 って、また嬉しくなる。]
(257) 2020/08/02(Sun) 16:34:05

【人】 大学生 早乙女 真珠

[朝食も一緒に摂って――
 そういえば、麗央くんは食べ物の好き嫌いとかあるのかな?
 朝ごはんはご飯派かな?パン派かな?
 そもそも食べないとかも言い出しそうだけど…
 それは健康に良くないよー、とか。
 そんな話も出来たら嬉しいな。

 あたしは、花火大会があることも知らなかったから――
 昨日見たパンフレット>>81
 浴衣のレンタルサービスがあるよってことも知れたので
 レンタルする浴衣を選んで、
 着つけてもらう予定だよってお話をして。
 一緒に来るかどうかは、麗央くんにお任せ。]
(258) 2020/08/02(Sun) 16:35:35

【人】 大学生 早乙女 真珠

[さてレンタルショップにて浴衣を選びまして…!
 散々迷って選んだのは、 
 黒のストライプ地に赤とピンクの椿が咲く、華やかな浴衣。
 赤い帯に黄色い帯締め、白い髪飾り。
 髪はまとめてふわっとお団子にしてみたよ。
 両サイドに編み込みがつくってあるの。ちょっと頑張った。
 ちゃんとお化粧もしてるし…
 じゃーん!って麗央くんに見せたら可愛いって言ってもらえるかな?]*
(259) 2020/08/02(Sun) 16:35:44

【人】 灰原 詩桜


[指輪のお返しに智詞さんに渡したのは
 私のアルバイト代三ヶ月分の万年筆。
 古書店にいる、文字に親しむお仕事の人だし
 今はパソコンでの仕事も多いだろうけれど
 文字は一生親しむものだからと思ったの。
 時計と迷いはしたけれど
 この方が智詞さんに似合いそうな気がして。]
 
(260) 2020/08/02(Sun) 17:18:08

【人】 灰原 詩桜

 
[夏を超えて、秋。
 改めて両家の対面……なんてあったのかな。
 ううん、その前に、「娘さんをください」の
 イベントがあったりしたのかな???
 もしあったなら父さんはともかく
 母さんはニコニコうふふ、ご機嫌だった。
 え、お父さん?
 どちらの場面でも凄く丁寧な対応をしていて驚いたけれど
 お酒が入ったら
泣き始めた。

 えええええ……、と困る私に
 よしよしお母さんがお父さんを宥めてたり。
 そっか。祝福してくれるけど寂しいんだって。
 ちょっと鼻先がツンとした。
 あっでもよろしく頼むぞ!って
 智詞さんの背中バンバンはやめようか。
 うん、やめよ。やめようね脳筋。
 ちなみに私の目は父親似で
 他の細かいパーツが母親似だったりする。]
 
(261) 2020/08/02(Sun) 17:18:33

【人】 灰原 詩桜

 
[秋を超えて、冬。
 クリスマスにはマフラーを編んでみた。
 初めて作ったにしては上出来…‥だと良いな。
 萌黄色のマフラー、優しい風合いが似合うと思ったの。
 キラキラのイルミネーションを見に行ったり
 ひらひらふわふわ、初雪だよ!ってメールしたり。
 大晦日は家に居なさいって言われたから年越しは電話越し。
 「来年もよろしくね、良いお年を!」
 でもすぐ、年が明けて初詣も一緒に行ったよね。
 そのあとは成人式。
 振袖を着て、ふわふわの襟巻きをして。
 智詞さんにお迎えに来てもらったら
 地元の友達がきゃあきゃあ賑やかだったな。
 あの人だれ、紹介してって。
 私の婚約者だよって言ったらマジ!?って、
 もっと賑やかになったから早めに撤退。
 え、私婚約者居るって話嘘だと思われていてのかな?
 バレンタインも頑張って手作りしてみたの。
 お料理だって少しずつ頑張るよ。]
 
(262) 2020/08/02(Sun) 17:18:51

【人】 灰原 詩桜

 
[冬を超えて、春。
 私は三年になって就活のことも考えるようになった。
 これまでに智詞さんのお誕生日があったなら
 私は一生懸命、お祝いするんだ。
 ケーキを焼いて、ねえ、プレゼントは何が良い?
 お花見するのも良いね。
 二人きりで? それともみんなで?
 お弁当作ってハイキングも楽しそう。
 そうしてまた夏を迎えるんだね。]
 
(263) 2020/08/02(Sun) 17:19:12

【人】 アイドル 三上 麗央

[朝は食べない訳では無いが少食で、
サンドイッチだけとかそんな感じ。子供舌で、ケチャップとかデミグラスソースとかカレーとか大好きで、出汁の味は良くわからない。納豆が苦手ということを話しながら朝食。
 
 約束通りその日を共に過ごし、浴衣のレンタルも一緒に行く。浴衣で可愛さを増す予定の真珠を1番最初に見たいし。

 女の子の着付けは時間がかかるから、その間に自分の浴衣も密かに目をつけたのを着付けしてもらう。薄茶に極細白ストライプの浴衣に、赤い横ストライプの帯。

 鯖文様の手ぬぐいを頭に被ってぼんのくぼ辺りで括って、髪の毛を隠した。

 真珠の着付けが終わる頃には用意は済んでいて、店員を除く1番最初に大人可愛い浴衣姿を見ることができた。]
(264) 2020/08/02(Sun) 17:55:41

【人】 悪の科学者 清平 一華

― プールサイド ―


 …――(改造)人間は、弱点は一つも無いようにと自分に言い聞かせて、それを目指してた

 実際、そうできたと思ってた
 かと言って、長所を伸ばすのを怠ったつもりも無い

 でも、それでも――良い結果は得られなかった

 私に足りないものは何だろうって、もがいてた
 試行錯誤と迷走を繰り返しても、死力を尽くしても、見えるもの届くものは無かった
 

 …――そうか、
   人間は、弱点あるほうがいいのか


[LEDとは違う、白い光が、闇の中で見えた気がする。
 彼を見つめ上げて……眼鏡を外した、素の自分の瞳で彼を捉えれば。]
(265) 2020/08/02(Sun) 17:56:19

【人】 アイドル 三上 麗央


[草履を履いて、手を繋いでホテルを出てホテルの車に乗って河川敷の方に送ってもらう。]

もう始まってるみたいだね。

[パンフレットに花火大会のプログラムが書いてあり、何時からどんな花火が打ち上がるか、その花火の出資者の会社の名前などが書かれている。]

最初から参加したかった?だったらごめんね。

[謝る。真珠と一緒なら最初からでも途中からでも最後まででも別にいいのだけど。

 車の向かう先の空が明るい。]
[河川敷で車を降ろしてもらって、周囲を見れば人・人・人の人集り。ここまで混んでるとは予想外だった。]

これじゃ真珠とキスできない。

[拗ねたけど、後で人集りの少ない所へ行こうと気を取り直す。]

あそこ、空いてる。

[とりあえず花火を堪能することにして、空いてる場所に移動して、用意したブルーシートを敷いて寄り添って座った。屋台は後で見に行こう。]
(266) 2020/08/02(Sun) 17:56:41

【人】 悪の科学者 清平 一華


 その理論に納得できる根拠は無いけど

 あなたを信じることはできる

 教師だからとかでなく、固有の男性の言葉として


[届けられたカクテルグラスを手にし、彼からもらった言葉とともに飲み干して。
 甘美な味と、蕩かしにかかる酔いに身を浸せていけば。
 彼から…ささやくような願いが。]


 …………。


 連絡先交換はもちろんオーケー、私もしたい
 今は交換できないのも事実だから後でというのも筋が通っている
(267) 2020/08/02(Sun) 17:56:58

【人】 悪の科学者 清平 一華

[つまり、提案については承諾なのだが、なぜか歯切れが悪かった。]
(268) 2020/08/02(Sun) 17:57:56

【人】 悪の科学者 清平 一華

 その……なんだ
 先程も言ったとおり、お互い口下手なのは認識している
 だから言われないだけでそこらへんは察しているつもりなのだが……

 このプールに参加したときと、知りたくて訊けなかったときと同じなのだ
 誕生日プレゼントを渡すために、プールに来てくれた

 そして、連絡先を交換するために、後で顔を合わせる

 
 その…用件だけなのか、と
 私はそれでも喜んで、こうしてカクテル来るまでと区切ってでも、あなたに隣にいてもらったわけなのだが……………

 そして、この後、またあなたと会う
 連絡先を交換するから
 それは私はとても嬉しい


 私にとってはそれは名目だ
 けれど、あなたにとってはそれは目的なのではないかと――不安で

 …――それが、先程訊けなかったことで、口下手だからそこは察しようって一度は決めた部分だ
(269) 2020/08/02(Sun) 17:59:08

【人】 悪の科学者 清平 一華


 でも、また同じ思いをした
 連絡先交換ぐらいで、そう思ってしまう――私の弱さは取り繕えないものなのかもしれない


 人間、弱点がある方が可愛いのなら
 あなたがそう言うから……わたしはそこを弱いままにする

 だから、訊きたい
(270) 2020/08/02(Sun) 17:59:58

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

― 季節は巡り ―
[ 夏の盛りは過ぎ、実りの秋。
 詩桜の父親とは、驚きの対面をした後に、
 すぐに改めてご挨拶に行かせてもらった。
 
 『詩桜さんが幸せな笑顔でいられるように、
  一生大切にします。

  どうか、娘さんと結婚させてください。』


 緊張して、声が震えてしまったけれど。
 その願いは受け入れて貰えた。
 泣いた寂しがるお義父さんに酌をしながら、背中を叩かれて
 痛かったけれど、宜しく頼むと言われれば、
 身が引き締まる思いだった。
 ――さすが、その時はお酒は控えたよ。


 新しくできた父母は、どちらも詩桜の面影があって
 その一員になれたことが嬉しくて、
 少し一緒に泣いてしまったりもした。]
(271) 2020/08/02(Sun) 18:26:23

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

[ 冬が訪れて、クリスマス前に
 自分の誕生日がきて、
――12月16日


 いつもは家族だけが祝ってくれる日。
 君が一生懸命祝ってくれて、
 誕生日プレゼントは、――
甘い
ケーキ
 
 甘党だって、きっともう話していたから
 とびきり甘くて美味しいケーキを作ってくれたね。

 クリスマスには、萌黄色のマフラーを貰って
 こちらからは、桜の花簪を贈った
 ――成人式で使って欲しくて。


 大晦日は、電話越しに、妹の茶々が入りながら挨拶をして
 年明けには、初詣に一緒に行って。

 成人式の日に迎えに行ったら、少し騒がれてしまって
 あたふたとしてしまったりもしたけど、
 昔はただ煩いと思っていたそういう反応も
 君が関わっている人たちの声だと思えば、
 全然嫌ではなかった。

 春を迎えて、桜が咲いたら、まずは二人でお花見をしよう。
 それから、あの夏に日に出会った人たちを呼んで
 花見を開催するのも楽しいかもね。

 君と過ごす日々は、あっという間に過ぎていく。
 楽しくて、幸せで、夢みたいに。]
(272) 2020/08/02(Sun) 18:26:25

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

[ 入籍するときは、
 君がくれた万年筆を使って。

 君は、薄
に――なってくれたかな?*]
(273) 2020/08/02(Sun) 18:49:35

【人】 英 羽凪



  自分で言うのかよ、それ。


[否定はしない。>>241
一方的に裏切られたような怒りで、意地になってるだけかもしれないし。
初めて遭遇した未知の生物じみたやつに、興味を引かれてるだけかもしれない。

そうだとしても。
俺が探すくらい特別なことに代わりはない。]
(274) 2020/08/02(Sun) 18:58:20

【人】 英 羽凪

[捕まえ、掴んだ指先が。声が。
少し震えていて、水面を睨んだまま眉根を寄せた。>>244

ひんやりとした風が止む。>>247
湿気を含んだ生温かい空気に、肌が汗ばんで。

夏の時間が、動き出す。]


  ……終わりにして、どうすんの。

  仕事に集中して、
  そのうち、おいしかったご飯も
  綺麗な景色も、楽しい時間も全部忘れて──


[違う。これは俺の話だ。
瑛の話じゃないし、同じ道を辿るとは限らない。けど。]
(275) 2020/08/02(Sun) 18:58:29

【人】 英 羽凪

[もし、時間が戻るなら。]


  ──…自分から、
  大事なもん手放すようなことするんじゃねぇよ。


[俺は俺に、そう言ってやりたい。
倒れた時、駆けつけてくれた姉の顔。

未だに、どうすればよかったかなんてわからないけど。
情けなくてやるせなくて後悔したことだけは、鮮明に覚えてるから。
掴んだままの指先をぎゅっと握った。]
(276) 2020/08/02(Sun) 18:58:39

【人】 英 羽凪


  そういう仕事の話したら、
  俺が傷つくとでも思ってんの。
  なら残念だったな、まだそこまで好きじゃないし。


[化けた瑛の姿なら、昨日今日で知ったけど。
想像力の乏しい俺はイマイチ、彼女のフリしてる瑛にピンとこないってのが、一番大きな理由なのは横に置いておく。
でも面白くない話って意味なら、まあ認める。]


  生憎俺は、瑛が思うほど
  やさしくないし素敵な人でもなんでもないし。
  美化されんのも、忘れられんのも、真っ平だ。

  俺がここにいるのは、瑛と一緒にいたいからで。
  もっと知りたいからで。
  そんでもし……俺が瑛の役に立つって言うなら、
  もっと必要としてほしい。


[役に立つって言ったあれも。
慰めるための社交辞令だったのかもしれないけど。>>1:353
(277) 2020/08/02(Sun) 18:59:36

【人】 大学生 早乙女 真珠

─  レンタルショップ ─

[子ども舌だ、って話にはおんなじだね、って笑いあった。
出汁の味が分かる分あたしの方が大人かな!ってドヤ顔してみせたり。今度機会があればしっかり出汁の聞いた肉じゃがでも作ってみようか、とか。カレーにだってお出汁入れるとちょっと美味しくなるよ、とか。

レンタルショップにも一緒に行ける事になって。
浴衣姿のあたしを1番に見たいって言ってくれるの、すごく嬉しかった。はにかんだ頬がほんのり染まるくらいには。

麗央くんは帽子を被るって言ってたから、勝手に一昨日ゲーセンで見たキャップ>>1:98を想像していて。洋服で行くのかなって思ってた。だから、着付けを終えて麗央くんとご対面の瞬間は───……]
(278) 2020/08/02(Sun) 18:59:46

【人】 英 羽凪

[風はまだ、止まったまま。
握った手が汗ばむのも、声が震えるのも、喉が渇くのも。
きっと全部、暑いせいだ。]


  
……勝手に終わりにすんなよ。ばか。



[しゃがみこんだ膝に顔を伏せて隠し。
握った手の力をゆるめた。
このまま手放すつもりなら、そうできるように。*]
(279) 2020/08/02(Sun) 19:00:03

【人】 大学生 早乙女 真珠

─ →花火大会会場─

[ん、って差し出された手を見て、はっとして顔をあげる。
麗央くんと手を繋ぐの、初めてだ。
昨晩は一緒に寝たって言うのにね。
するりと指を絡ませて、恋人つなぎ。細くて白くて綺麗な指先だし、すべすべだし。……でも、明らかに女の子の手ではないそれに少しだけ心臓が鳴る。]

……わ、ほんとだ。こ、混んでる。
──ん?ううん。あたしは三上さんと居られればそれだけで幸せだから。

[少し遠くに花火の音。麗央くんとどこかに座れそうなところのを探して、見つけて。ブルーシート、持ってきてたんだ…!彼の準備の良さに感謝感謝…!
寄り添って座れば、隣に麗央くんのぬくもりを感じて。
───しあわせだなぁ、ってまた実感する。

上がる花火にきゃっきゃとはしゃいでいたけれど、ふと、彼の紡ぐ言葉が止まって──
麗央くんへと視線を向けると>>-506
(280) 2020/08/02(Sun) 19:16:00

【人】 羽井 有徒

── 蕎麦屋 ──

[小上がりに座っていた。
真由美は素麺を頼んだらしく、やってきたのはフルーツが彩っていて見た目にも楽しそうだった。
対してこちらが頼んだのはただのざる蕎麦。]


  うん、美味い。


[うんうんって何度も頷きながら。
香り豊かで喉越しのよい如月の蕎麦、この街は何でもあるなって感心した。]
(281) 2020/08/02(Sun) 19:48:58

【人】 羽井 有徒

[素麺じゃ昨日みたいな眩しいほどのニコニコとした笑顔は見れないなって、少し残念にも思ったけど、向けられた微笑みにドキリとさせられた。

優しく穏やかな笑顔。
自惚れでなければ、それは自分にだけ向けられる笑顔。]


  …………ずるいな。


[笑顔一つで心を持っていかれる。
昨日よりも今日、今朝よりも今、自分の中で真由美がどんどん大きくなっている。]
(282) 2020/08/02(Sun) 19:49:20

【人】 羽井 有徒

[それに───

先に食べ終わって、真由美の仕草を眺めていた。

浴衣で座る姿が、袖を押さえながら素麺を食べる姿が、素麺を啜るその唇が、妙に艶っぽい。
そう見えるの、そう見てるからなのか。

視線を外す。
初めて見た時も綺麗な子だって思ったけど、あの時よりもずっと綺麗に見えるのは、浴衣姿のせいだけじゃない。]*
(283) 2020/08/02(Sun) 19:50:25

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

―花火大会の日―
[ 男同士の会話は短く。
 女性2人の会話を静かに聞いていた。

 途中で耳元に落ちる囁きに瞳を瞬いて>>255]

  そっか、それじゃあ私も彼女には感謝をしないとね

[ 二人の会話が一区切りした時を見計らって、]

  市村さん、改めて薄氷智詞といいます
  神保町にある薄氷古書店の店主をしています

  もし、ご興味があれば、羽井先輩と一緒に
  お越しくださいね

[ きっと貴女のおかげだから。
 ありがとうございます、の気持ちも込めて。

 4人でもう少しだけ会話をすれば、
 それではまたどこかで、と二組のカップルは、
 別の道を歩き出す。*]
(284) 2020/08/02(Sun) 20:00:46

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

 
  詩桜さん、行こうか
  まずは、妹のお土産からかな

[ そこで妹の名前が詞葉であること。
 図書館司書をしていること。
 妹の話を楽しそうに話したり、父と母の話もしたかな。
 二人はとにかく穏やかで、放任主義だけど温かい人たち

 二人でお土産を選んで買って、荷物は部屋に送ってもらった。
 想い出がたくさんすぎて、帰りは荷物が大変そうだから
 手荷物以外は、全部配送して貰わないとかもね。

 午前中は、そんな感じで買い物を楽しんで。
 お昼は少し休憩をしようって、ご飯も一緒に食べて。
 屋台の提灯に火が灯るまで、のんびり過ごしていただろう*]
(285) 2020/08/02(Sun) 20:01:03

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[うんうんって、何度も頷きながら食べる姿>>281
大げさなところはどこにも無いけど、本当に美味しいんだろうなって。そう、思ったら。
自然と顔が綻んで、幸せな気持ちになったの。]


……なにが?>>282

まさかフルーツが欲しいわけじゃないわよね。
西瓜あげよっか?

食べる?


[なんて、笑いながら聞いてみよう。
つるんとした冷たい素麺を頂きながら。
先に食べ終わった羽井さんに、待っててねって。
特に焦るでもなく、食べてたけど……

視線を逸らした羽井さん>>283を覗き見て。
一瞬食べる手を止めた後、どこかむずがゆい胸の内。
一人で微笑んで、それからまた、素麺を食べた。]
(286) 2020/08/02(Sun) 20:14:29

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[お昼を食べたら、散策を再開しようか。
洋館は、如月川を歩いて行くと良いらしい。
川のほとりには、既に幾つもの屋台が並んでいて
今日これからの花火大会を楽しむ人たちで賑わっていた。

先程の…………
詩桜ちゃんと薄氷さんとの一幕が、ほんのりと
嬉しかった私は、また、何も言わずに羽井さんの手を握った。
ほら。人混みは、はぐれたりしたら大変だしね。
なんて、そんな子どもじゃお互い無いけど。]


賑やかだね。

羽井さんは、屋台で気になる物とかある?
洋館見たら、花火が始まるまで、覗いてみよっか。


[カランコロンと下駄が鳴って。
私は羽井さんを握る手に力を込めて。
あなたを見上げると微笑みかけた。*]
(287) 2020/08/02(Sun) 20:14:41

【人】 灰原 詩桜


[結婚式の招待状。
 私が学生だからひそやかな式にするつもりで
 招待状をだれに出すのかは悩んでしまった。
 
 両親と祖父母。肉親はこれくらい。
 友人は何人か悩んで、かなり限定した。
 その代わりきっと市村さんに連絡を。
 もし良ければ来てもらえませんか?と。
 羽井さんも一緒に。
 ジャン先生はどうだったかな。
 清平さんも一緒かな。
 成瀬さんは連絡先がわからないとどうしようもない。
 でも、もし分かったなら呼んだかな。
 サムシングブルーには
 貴方から貰ったお化粧を、ほんのり目元に。]
 
(288) 2020/08/02(Sun) 20:26:45

【人】 二十歳の花嫁 薄氷 詩桜

 
[肩を出した白いマーメイドタイプのドレスに
 腰の後ろ側あたりにたっぷりとあしらった
 オーロラレースやリボンレース。
 ほんのりと水色に染められたそれは
 夏の日差しの中、まるでゆらめく波の煌めき。

 
 私は 智詞さんと 共に生きていく 誓いを立てる。


 ヴァージンロードを、お父さんと歩く。
 お父さんは涙ぐんでいたけれど
 私はむしろ、どこか晴れやかに微笑んで。
 お父さんの手を離れて、智さんの元へ。]
 
(289) 2020/08/02(Sun) 20:27:18

【人】 二十歳の花嫁 薄氷 詩桜

 
[貴方と共に 健やかなる時も病める時も
       富める時も  貧しい時も
       貴方を愛し、敬い、慈しむことを]





……誓います。   
**

 
 
(290) 2020/08/02(Sun) 20:28:36

【人】 羽井 有徒

[その手を握ったのはどっちが先だったろう。
さっきまでは少し照れ臭くて真由美が手を取るに任せてたけ。もちろん握った手を離したりはしなかったけど。
でも、蕎麦屋を出てからは自分からまゆみの手を取りに行った。]


  ほら、はぐれたりしたら大変だし。


[そんな理由付けなんて要らないのに。]
(291) 2020/08/02(Sun) 20:42:12

【人】 羽井 有徒

 

  林檎飴とか?
  子供の頃まるまる一個食べたかったな


[笑って思い出すのは子供の頃の記憶。
お祭りに行けば欲しいもの食べたいものはいっぱいで、でもそんなに多くは買ってもらえない。
でも、大人になってからこういうお祭りに来ることは殆どなかった。]


  真由美は?


[って聞き返す。
そういえば真由美の子供の頃ってどんなだろうって思えば、なんとなく今とあまり変わらなそうで、クスリと笑った。]
(292) 2020/08/02(Sun) 20:42:31

【人】 羽井 有徒

[川のほとりを歩く軽快な下駄の音、人混みの中でもその足音を分けられる。
微笑みかける真由美に少し心配そうに。]


  足、……痛くないか?


[ゆっくり歩いているとはいえ、吐き慣れない下駄は足に負担がかかるだろうし、鼻緒だって擦れてしまえば痛くなる。
もし、そうなら移動はタクシーを使ったほうがいいかもしれない。]*
(293) 2020/08/02(Sun) 20:43:59

【人】 悪の科学者 清平 一華

[>>288 十歳下の友人からの、結婚式の招待状。
 伝えてあった住所は、表向きそこに住んでいることにしている場所。
 ポストが溜まると不審がられるので、時折回収している。]


 そっか…

   ホント、はえーよ


[あの五代目がなぁ…とかつてを思い返す。
 そして式には参加したいのだが…



『 ごめーん、行けるかはわからん

  でもおめでとう

  5.5代目にもよろしく 』



 ――なんて返信。**]
(294) 2020/08/02(Sun) 20:44:59

【人】 灰原 詩桜


─花火大会─
 
[市村さん、羽井さんと別れたあと
 今度は詞葉さんのお土産を買いに。>>285
 うちは3人家族だけど智詞さんは四人家族。
 うちは母が放任主義で、発言権がある。
 父は体は大きいし力も強いけれど
 気が弱くて優しい人、なんて話してた。

 実際、虫退治なんかでは役に立ちません、父。
 お母さんの方が絶対強いと思う。
 
 私も家族と、友達と。
 あとちょっと良いお漬物も買った。
 「お茶を習っていて、その先生用です。」
 お菓子も干菓子を幾つか買う。
 今度のお茶のお稽古の時に並ぶかも。
 そんな風にご飯を食べたり、お喋りしたりして
 のんびり過ごしていた。
 いつの間にか流れる風が涼しくなって
 辺りが薄暗くなってくる。
 屋台の提灯に火が灯って、
 辺りを薄ぼんやりと照らしていた。

 河川敷に向かう人たちの流れ。
 でも、私は智詞さんと一緒ならどこでも良い。
 このお祭りの賑やかな雰囲気を感じながら
 繋いだ指先にきゅ、と力を込めた。]
 
(295) 2020/08/02(Sun) 20:46:57

【人】 灰原 詩桜

 
   そろそろですかね、時間。
   ……あ!
 
 
[ドン!と、空に咲く大きな花に
 私は顔を上げてパァッと顔を綻ばせる。
 隣の愛しい人に身を寄せながら目を細めて
 きらきら、きらきら、
 生まれては消える儚い光に
 いっとき目を奪われていた。]*
 
(296) 2020/08/02(Sun) 20:47:20

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

── 詩桜ちゃんの結婚式 ──

[詩桜ちゃんから結婚式の招待>>288を受ければ、一も二も無く出席の返事をして。
一年前の夏の日に、友人の結婚式に出席した時と同じ、藤の花の描かれたドレスを着て参列した。



手が痛くなるくらいの拍手。


ヴァージンロードを歩く花嫁さん。
淡い水色に染まった、白いドレス。
あなたの優しいアンバーの瞳。
私は何時しか、あのホテルで、あなたに贈った花の色を思い出した。
あの時の、必死な様子のあなたを。
お祭りの道中、薄氷さんの腕を離さなかったあなたを。
幸せな恋になりそうだと、迷いなく頷いたあなたを。

どうか『これから』も、幸せな恋を続けて欲しい。
幸せな結婚生活を。綴って欲しい。彩って欲しい。
あなたの『これから』に、たくさんの祝福があるように。
大柄なお父様から、薄氷さんへと受け継がれる姿に拍手して。
目尻に浮かんだ涙をそっとぬぐった。]
(297) 2020/08/02(Sun) 20:52:43

【人】 花嫁の友人 市村 真由美



幸せにね。詩桜ちゃん。


 
(298) 2020/08/02(Sun) 20:52:50

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

― 特別な夏に、誓いを交わして ―
[ 密やかな式。
 元よりこちらは、呼べる人が少ない。

 父と母、妹に、祖父母。
 結婚式に呼ぶような友人は、過去に居なくて。
 
 ユエやちえを呼んだかもしれない。
 あの夜、ヴェレーノと連絡先を交換していれば
 きっと晴れ舞台を見てあげて欲しいと招待状を送っただろう。
 ――清平には、詩桜が送ってくれたみたい


 羽井先輩は、自分の名で
 市村さんは、詩桜の名で

 ウェルカムボードは、妹の手製で
 桜の花いっぱいの中に、2人の笑顔が咲いていた。]
(299) 2020/08/02(Sun) 21:14:30

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

[ 白いタキシードに身を包んで、
 教会の神父さんの前で、彼女がやってくるのを待つ。
 
 ほんのりと水色に染められたレースが
 揺蕩う波間を進む、人魚のようで
 眩しそうに、その歩みを見つめた。

 ヴァージンロードの終着点。
 目元が濡れたお義父さんに微笑んで、頷いて。

 人魚姫に手を差し出して、その手を引いた。]
(300) 2020/08/02(Sun) 21:14:33

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

[ 貴女と共に 健やかなる時も病める時も
       富める時も  貧しい時も
       貴女を愛し、敬い、慈しむことを]



               
――…誓います、


[ カラン、カランと祝福の鐘が鳴る。
 
 世界で一番幸せな日。
 だけど、世界で一番きっと、更新されていくはず。

 ハッピーエンドのその先も、
 終わりの終わりまで、一緒に綴っていこうね*]
(301) 2020/08/02(Sun) 21:14:35

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

── 花火大会の日 ──

[あなたから繋いでくれた手>>291
口にされた言い訳まで、私が心の中で思った言い訳>>287とお揃いで、ほら、また、胸がくすぐったくなる。]


…………うん。


[だから素直に頷いて。
一歩あなたに寄り添ったら、きゅって。
握る手に力を込めた。
きっと今の私の顔は、しまらない幸せな笑顔にふやけてる。]
(302) 2020/08/02(Sun) 21:20:46

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[お祭りを見ながらしてくれるお話し。
林檎飴をまるまる一個>>292
それは是非。叶えたい。]


じゃあ、私は、苺飴食べようかなぁ。


[そう言って笑いながら。
あら?あなたのそのクスリとした笑顔は、何か失礼な事を考えたかしら?かしら??
これでも少しはお姉さんになりましたもの。
ええ、私だって大人になりました。]
(303) 2020/08/02(Sun) 21:21:05

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

綿菓子に顔を突っ込んで、顔中べたべたにしてる写真が、家に残ってるよ。
皆でかき氷食べて、すごい色になった舌を見せ合ってる写真とか。

懐かしいな……。


羽井さんはどんな子どもだったの?

さっき薄氷さんと思い出話ししてたね。


[漏れ聞こえた内容>>231>>238や、林檎飴の話しから。
楽しいばっかりの幼少時代じゃ、なかったのかもしれないけれど。
それでもそれが、今のあなたを形作っているのだとしたら。
知りたいなって、思うんだ。
今のあなたに繋がっている、昔のあなたのこと。

繋いだ手はそのままに、もう一歩近づいたら、腕を組むかのように手を絡めて。右の手でも、そっとあなたの右手に触れた。]
(304) 2020/08/02(Sun) 21:21:38

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[足を心配してくれる羽井さん。
また胸がくすぐったくなる。]


うん。今は大丈夫。

痛くなったら、すぐ言うから。
そしたら休憩しても良い?


[今はまだ、一緒に歩きたいけれど。
帰り道、もし捕まるなら、タクシーに乗って帰るのが良いかもしれない。
今日は花火もあるし、バスも本数を増やしてるだろう。
羽井さんを見上げて……]


ありがとう。


[愛おしそうに微笑んだ。*]
(305) 2020/08/02(Sun) 21:21:46

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

― 花火大会の日 ―
[ 夏は、日が長いから、提灯に火が灯っても。
 まだ周囲は明るいけれど、ぽつぽつと灯った光。

やがて、夕闇が空を覆えば、周囲は
 徐々に祭りらしく、賑わっていく。

 もうすぐかと。
 胸を躍らせて、繋いだ指先をしっかりと握り直した。]

  そろそろ――…あぁ、

[ >>296同じ言葉を繰り返そうとして、
 ドンと空で弾ける音に、視線をあげれば。

 夜空に咲く、大輪の花。
 続けざまに、咲いては散る、儚い光。]

  ――…綺麗だ


[ 花火の音に掻き消されるくらい小さな音で、微かに囁く。
 それに目を奪われている君の瞳に咲く花を
 自分は、そっと見つめていた。*]
(306) 2020/08/02(Sun) 21:37:01

【人】 成瀬 瑛


[ 仕事に集中して、
  そのうち、おいしかったご飯も
  綺麗な景色も、楽しい時間も───

  それは、誰の話だったのだろう?>>275

      君の顔を覗くあたしの瞳と、
      あたしの顔を覗く君の瞳には
      きっとそれぞれ、別の人間の顔が映ってる。 ]
 
(307) 2020/08/02(Sun) 22:05:34

【人】 成瀬 瑛



   「 ご馳走様でした!>>0:538
     誰かとご飯を食べるの久しぶりだったから
                 美味しかったよ。 」  


  ……… 忘れちゃうのは、嫌だなぁ。


[ 呟きと同時に、はらり、零れ落ちた一筋の雫が
  凪いだ水面を再び揺らした。 ]
 
(308) 2020/08/02(Sun) 22:05:43

【人】 成瀬 瑛


[ …… 抜け出したいって思うのに。
  その方法がわからないんだよ。

  羽凪くんがあたしの瞳を通して見た誰か。
  そこに差し伸べられた手があったとしたのなら>>276
  それはその人が、きちんと周囲の人と関係を築いたから。

  素直に誰かと頼れ。>>2:490
  そう先生に言われた時。
  誰も思いつかなかった、あたしと違って。  

  時間は動き出したはずなのに、
         あたしの世界は止まったまま。 ]
 
(309) 2020/08/02(Sun) 22:06:06

【人】 成瀬 瑛


[ だからこそ、指先から伝わる熱に、
  今のあたしは戸惑っている。>>277

  上手く空気を取り込めなくて
  喘ぐように、息を詰まらせながら
  あたしは何とか言葉を紡ぐ。 ]


  わかってるかな、羽凪くん。
  あたし達、“他人”なんだよ。

  一昨日会ったばっかりで、数回ご飯を食べただけ。
  重ねた時間も、確かな約束もない。
  ちょっと気になったくらいの子に、
  必要として欲しいなんて……。
 
 
(310) 2020/08/02(Sun) 22:06:48

【人】 成瀬 瑛


[ 軽々しく言うのは、駄目だよ。
  ちょっと大人びた顔を作ってから
  あたしは彼に忠告しようとする。

  ほぼ初対面なんだからさ。
  あたしが悪い人だったらどうするの?
  そんな甘い言葉を言ったら、
  簡単に付け込まれちゃうよ ─── って。

  言っていることは間違ってないと思うんだ。
  あたしは彼にそこまで言ってもらうほどのものを
  何も与えられてないんだから。

  …… なのにどうしてあたしは、
  この手を離したくないと思っているんだろう? ]  

 
(311) 2020/08/02(Sun) 22:07:45

【人】 成瀬 瑛



  ─── 欲しいって、そう思ってくれるのなら。

  お願いがあるんだ。


[ そこまで言って、一度言葉を止めてから
  緩んだ手のひらをそっとほどく。>>279 ]


  羽凪くんの住所を、あたしに貸して欲しい。


[ それから、言葉と同時に力を込めて。
  今度はこちらから、彼の指先をぎゅっと握りしめた。
  
逃すまいというように。 ]

 
(312) 2020/08/02(Sun) 22:08:22

【人】 成瀬 瑛


[ あたしの現況を変えるには、転職するしかないんだけど。
  今の激務の状態では、就活する時間なんて取れないし……
  かと言って今の職場を辞めてしまったら
  住み込みで働いるあたしは、住所不定になってしまう。

  高校を中退しているから、最終学歴は中卒。
  中卒かつ住所のない娘を雇ってくれる場所なんて
  あの日、悪いお兄さんに助けてもらえなかった別の未来。
  家出娘の末路と似たり寄ったりだ。>>2:206

  かと言って新しく住処を契約するにも、保証人がいる。
  あたしのような小娘が生きていくのには、
  この世界はやっぱりなかなか大変だ。

  …… 考えれば、何か方法だってあるんだろうけど。
  日々に忙殺されたあたしは、
  考えることにも疲れてしまっていた。 ]
 
(313) 2020/08/02(Sun) 22:08:36

【人】 成瀬 瑛



  あっ、貸してと言ってもね。
  書類上のことでいいんだよ。

  ほら、実際にはネカフェとか泊まるし…………


[ ── と、そんなわけでの住所が欲しいなんだけど。
  こんな話を聞かされて、君はどんな顔をしただろう?

  それ以外にも、不安は当然ある。
  履歴書に記載できる住所を得たところで、
  採用されるかは別の話。
  学歴もまともな職歴もないんだから。
  就活したところで、
  普通の会社があたしを採用するとは考えにくい。
  ただ……。 

  それを理由にするにはね。冷えたあたしの指先に、
         君の手のひらは暖かすぎたんだよ。 ]**
 
(314) 2020/08/02(Sun) 22:08:43

【人】 羽井 有徒

 
 
  んー、………


[どんな子供だっただろうか。
勉強はできた、運動もそこそこ、でも。]


  友達は少なかったな。


[ぎこちなく笑った。
あと、女の子にはそこそこモテたけど、付き合うまで行かずに、結局フラれることが多かった。
でも、これは言わなくていいか。]
(315) 2020/08/02(Sun) 22:09:28

【人】 羽井 有徒

[真由美のことが好きって気持ちに今更疑う余地はなくて、きっも真由美が自分を好きなことも間違いない筈だけど。
たまに思う。]


  真由美って……


[そこで言葉は途切れる。
何を聞こうというのか、そんなこと聞いても仕方ない。]


  いや、何でもない。
  
  もちろん。
  痛くならないように休憩しながら行こうか。


[花火まで時間はまだある。
急がずゆっくり歩いて、たまに立ち止まって、また歩き出そう。]
(316) 2020/08/02(Sun) 22:10:06

【人】 羽井 有徒

[真由美の微笑みに好きの気持ちが伝わってくるから。
視線を左右に走らせると、その額に口付けを落とした。]*
(317) 2020/08/02(Sun) 22:10:59

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[友達は少なかった。>>315
考えて、そんな言葉を口にする人に。小さく笑う。
きっと本当に心を許せる人は、そう多くは無い。
でもこの人にも、そんな人は居たんだろうって。
少なくても、居たんだろうって、思ったから。]


そっか。


[なんて微笑んだ。]
(318) 2020/08/02(Sun) 22:27:20

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[何か言いかけて、口籠る羽井さん。>>316


…………?


なぁに。気になるじゃない。


[笑いながらそう言って。
不意にまた、胸の奥がざわついたけれど。]


…………。


[こんな人の中で、額に落とされた口付け>>317に。
何も言えなくて、微かに頬を染めた。]
(319) 2020/08/02(Sun) 22:27:44

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[屋台の並ぶ如月川から、少し離れて。
静寂に満ちた場所に、件の洋館は佇んでいた。
微かに日が落ちて来た街並みに、鮮やかな薔薇の香りが香る。
端正込めて育てられただろう薔薇の花が咲き誇る。
美しい洋館がそこにあった。]


わぁ……。ロマンティック。ね?


へー。こんなところで生活してたんだ。
そりゃぁ、恋も芽生えるわ。


[なんて、今はもうここを卒業した友人に思いを馳せて。
管理人さんに見学を申し出て、お庭で少し休憩させてもらった。
椅子に座ると、足の疲れもとれるけれど。
気を遣って歩いてくれたから、擦れたり痛んだりはしてなくて。]
(320) 2020/08/02(Sun) 22:28:06

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

羽井さんは、体キツクない?


[怪我した羽井さんこそ大丈夫?って。
管理人さんが気を遣って出してくれた麦茶を飲みながら、羽井さんに尋ねた。]


……さっき、何を言いかけたの?


[それでも誤魔化すなら、仕方ないけど。*]
(321) 2020/08/02(Sun) 22:28:57
古書店店主 薄氷 智詞は、メモを貼った。
(a15) 2020/08/02(Sun) 22:44:19

【人】 羽井 有徒

[薔薇の洋館。
これがシェアハウスというのが信じられない。
真由美の言う通り、こんなところで生活していればそういう気持ちが刺激されるだろう。]


  すごいな、これはロマンチックだ。
  どこからか切り取ってきたみたいな。


[何か物語の中から飛び出てきたみたいな洋館。]


  俺たちもこんな家を建てる?


[もちろん冗談って笑った。
─── もしも真由美にお願いされたら、……どうしようか?]
(322) 2020/08/02(Sun) 23:09:01

【人】 羽井 有徒

 

  俺は大丈夫、怪我してるの忘れてた。


[実際のところ、歩いていても何かの拍子で左肩に衝撃が響けば少し痛みがあるけど、それほど支障があるわけじゃない。]


  それよりも、ちょっと見せて。


[椅子に腰をかけた真由美の足元に跪くと、下駄を外して足にペタペタと触れ、その具合を確かめた。]
(323) 2020/08/02(Sun) 23:09:37

【人】 羽井 有徒

 
 
  ん、……真由美ってさ。


[また少し言い澱んで。
んーとかあーとか歯切れ悪く唸ってから、意を決したように。]


  今まで、どんな男と付き合ってきたんだ?


[真由美の足に落としていた視線を上げて、その目を見つめた。]
(324) 2020/08/02(Sun) 23:10:04

【人】 羽井 有徒

 

  いや、なんとなくな。
  変な男たちばっかりだったのかって。
  ちょっと気になって。
  

[真由美から好きって気持ちがとても伝わってくる。
でも、些細なことにも幸せそうに微笑む真由美に、過去に何かあったのかと、少し気になっていた。
辛い恋愛をしてきたんじゃないかって。]


  足は大丈夫そうだ。


[真由美の足に再び下駄を履かせると、立ち上がって真弓の隣の椅子に座った。]
(325) 2020/08/02(Sun) 23:10:43

【人】 羽井 有徒

 
 
  根掘り葉掘り聞きたいわけじゃない。


[ふぅ、と、一息。
やっぱり言わなければ良かったって後悔。
過去に嫉妬しているとか、真由美の恋愛遍歴を詮索したいわけじゃない。
ただ、心配だっただけ、過去への心配なんて意味はないってわかっているけど。]


  ………悪い。
  やっぱ聞かなかったことにしてくれ。


[気にならないといえば嘘になるけど、気にしない様にはできるから。]*
(326) 2020/08/02(Sun) 23:11:32

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[冗談だって笑ってるけれど、まるでプロポーズみたいな言葉。>>322
思わずびっくりして、目を瞬いた。
彼の描く未来の中には、当たり前のように自分が居るんだろう。
それに…………
嫌悪感を感じていない自分に驚いた。]


…………。


[思わず、笑ったり、言い返したりしないで。
彼を見詰めてしまった。
頬がじんわり熱い気がする。]
(327) 2020/08/02(Sun) 23:43:31

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[羽井さんの身体が大丈夫なら、良いけれど。
>>323は強がりを言いそうだから、気を付けようって。
思ってたら、跪いて、足を見るから。
また、言葉を失ってしまう。
この人はどうしてこんなに…………]


羽井さん。


[思わず戸惑った声をかける。
こんなの本当、自分らしくない。]
(328) 2020/08/02(Sun) 23:43:59

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[それなのに、言い淀んだ羽井さんが、意を決したように聞いて来る>>324>>325から。
口を開けるけど、言葉が出てこなくて、戸惑ってしまう。]


あ…………。


[下駄を履かせてくれた羽井さんが、隣に座って。
息を吐いて。どこか気まずそうな雰囲気>>326。]
(329) 2020/08/02(Sun) 23:44:20

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

ぁ…………。


[どうしよう。頬が熱い。
自分でも、こんなに狼狽えるとは思っていなくて。
頬を押さえて、俯いてしまった。]


別に……。
変な男なんて居なかったわ。

皆それぞれ、ちゃんと良い人だったと思う。
ただ……。

ただ、ずっと一緒に居たいとは、思えなかっただけ。
それだけ。


[本当にそれだけなのだ。
一緒の未来を、想像出来なかった。
恋が終わるのに、どちらが悪いと言うことも無いだろうけれど、相手には、悪いことをしたかもしれない。と、今、初めて思った。
だって今、自分は信じられないくらい顔が熱い。]
(330) 2020/08/02(Sun) 23:45:12

【人】 花嫁の友人 市村 真由美


[ああ、どうか、隣の彼が、此方を見なければ良い。
こんな赤く染まった顔を、彼が見なければ良い。*]
 
(331) 2020/08/02(Sun) 23:45:27
花嫁の友人 市村 真由美は、メモを貼った。
(a16) 2020/08/02(Sun) 23:47:55

【人】 羽井 有徒

 
 
  そう、それならよかった。


[安堵する、真由美が辛い思いをしてなかったことに。
椅子に背を預けたらギシって音が鳴って、その意味に気づく。]


  つまり、それって、……


[”些細なこと”に幸せそうな表情を浮かべる真由美に、真由美にとっては”些細なことじゃない”のかと思ったけど、そうじゃなかった。
だから、つまり、想いや感情が顔にでる真由美だから、些細なことでも”幸せ”ってこと。]
(332) 2020/08/03(Mon) 0:11:07

【人】 羽井 有徒



  ……真由美……


[鼓動が早く大きくなる。
この人はどうしてこんなにも可愛らしいのか。
椅子に預けていた背をゆっくりと起こして真由美に近づける。]


  顔、真っ赤。


[真由美の頬に手を添えて、そんな意地悪を言う。
そうしていないと、きっと自分の顔も同じぐらい真っ赤になってしまいそうだから。]


  ………可愛いな。


[ここが人の家でなければ、今すぐにでもキスしたかった。]*
(333) 2020/08/03(Mon) 0:11:34

【人】 英 羽凪

[”他人”だなんて、言われなくたってわかってる。>>310
でも俺はもう手放したくないし。
ちょっとでも忘れたくないと思うなら、瑛にも手放さないでほしい。なんて。

慣れない緊張で喉がからからになりながら。]


  ……瑛?


[手をほどかれ、ゆっくり顔を上げて瑛を見た。>>312
そして。]


  …………
はぁ?



[住所。なんで住所?

ぽかんと呆気にとられていたら。
手がほどかれ、今度は逆に捕まりぎょっとする。
あれ、もしかして俺なんか早まったか?]
(334) 2020/08/03(Mon) 1:14:52

【人】 英 羽凪


  あ、なんだ書類上……
  
ってそういう問題じゃねぇよ。



[空いてる方の手で痛む額を押さえ。
はぁ、と大きく息をついた。

そういえば事務所に住み込みとか言ってたな。
住所が欲しいってことは、事務所を出るってことで。
つまり、今の仕事を辞めるつもりなんだよな?>>313

にしてもこの頼り方はどうなんだ。
本当に、何をしでかすかまったくわからない。]
(335) 2020/08/03(Mon) 1:15:43

【人】 英 羽凪

[なんか一周回って、おかしくなってきて。
ふ、と吹き出したなら。]


  ……貸してもいいぞ。

  ただし、ネカフェとか俺が心配だから却下。
  どうせなら、実際俺んち住んじゃえば。

  空き部屋はないけど、
  もう一人寝られるくらいのスペースならあるし。
  仕事と住む場所決まるまでいたら。


[姉が結婚する時に、独り暮らしのために借りた部屋。
ほとんど寝る為に帰ってたような、1DKだ。]
(336) 2020/08/03(Mon) 1:20:10

【人】 英 羽凪


  言っとくけどただの間借りで、家主は俺。
  そして俺も、帰ったら就活するつもりだから
  当分バタつくかもしれないけどな。


[びし、と付け足して。
そういえば聞くばかりで、ほとんど俺自身の話をしてなかったことに気づく。]


  そういや言ってなかったよな。
  俺の仕事は広告代理店の下請け会社だったけど。
  忙しすぎて倒れて、療養でここに滞在してたって話。

  今の会社には医者の診断書つきつけて、
  休暇ぶんどったって形にはなってるはずだけど。
  そんなに余裕あるとこでもないし、まあクビだろうなー。


[そんなわけで、俺は今無職でなんにもない状態だけど。
それでも心配してくれる人はいるし。
食べて、寝て、生きてたらなんとかなるってわかったし。

それに。]
(337) 2020/08/03(Mon) 1:21:45

【人】 英 羽凪

[掴まれた彼女の手を、握り返しながら。]


  一緒に、も一度スタートだな?


[一人じゃないって、それだけでも。
結構心強いもんだろう?**]
(338) 2020/08/03(Mon) 1:22:00

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[ああもう、ほら。名前を呼ばれて>>333、大きな手が頬に触れて。自分の頬が、熱いのも、赤いのも全部バレちゃう。
分かり切ったことを、わざわざ口にする羽井さん。
顎を引いて、下を向いてた、顔の向きのまま。
視線だけ向けて、上目遣いで睨んだなら。]


…………意地悪。


[とっても恨みがましい声が出た。
全部あなたが悪いのよ。**]
(339) 2020/08/03(Mon) 5:15:42

【人】 羽井 有徒

[頬を染めたまま、キっと睨みつける顔が愛らしくて、真由美とは対照的に笑顔が浮かんでしまう。
可愛い人、本当に。

顎に指をかけて俯いた顔をこちらに向けさせる。
指を伸ばして唇に触れ、僅かに唇の間を割って、端からそっと下唇をなぞっていく。
端まで届けば、指を離してそれを自分の唇に。
ほのかな口紅の香りは、真由美とのキスの味。

薔薇に包まれたここはローゼンハイム氏の洋館で、だから、今はそれだけで我慢する。]


  そろそろ、……行こうか。


[僅かに日が傾き始めてはいるが、花火大会まではもう少し時間がある。]*
(340) 2020/08/03(Mon) 7:22:09

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[笑顔を浮かべた人>>340が、私の唇を指でなぞって。
あなたの唇に指が触れるのを、目を眇めて見詰めたら。]


…………べ。だ。


[本当に小さく、唇の隙間から舌を出して。
あっかんべーしてやった。
ちょっと膨れたほっぺ。
本当、子どもみたい。]
(341) 2020/08/03(Mon) 7:54:35

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[そろそろ行こうって言葉に、ようやく突き出た唇を元の位置にしまって。]


うん。……行こ。


[立ち上がって、手を差し出した。
……繋いでくれるでしょう?
まだどこか、ドキドキと煩くてむず痒い胸の内。
恨みがましく思いもするけれど……

指を絡めて繋いでくれたら、小指でそっとあなたの手を摩って。あなたを見上げて微笑みかけた。]
(342) 2020/08/03(Mon) 7:54:55

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[どこか隔絶されたような薔薇の香る洋館から
先程より明らかに人の増えた如月川の川沿いに戻る。
その頃には私もすっかり機嫌を直して。]


ね。林檎飴食べよう?


[笑いながら羽井さんを見上げて。
林檎飴の屋台に一緒に歩いて行く。
林檎飴。大きいのと小さいの。
あなたはどっちを頼むのかしら?
私は小さな苺飴を選んで。
並んで歩きながら、齧った苺飴は、甘くて少し酸っぱい。
ただ並んで歩いているだけなのに……
私はずっと、唇に笑みを浮かべていたでしょう。*]
(343) 2020/08/03(Mon) 7:55:09

【人】 羽井 有徒

[チラリと見えた舌先に、膨らませた頬。
そんな子供みたいな仕草。]


  なに、それ……っっ


[思わず笑い出す。
最初はもっと大人の落ち着いた──と思ったけど、乗馬の時にジェシーを譲ったときのことを思い出して、そうでもなかったと思い直した。

差し出された手を握り締める。
宝物の様に優しく、でもしっかりと。

悪戯な小指が擽ったくて、見上げる真由美に微笑み返した。]
(344) 2020/08/03(Mon) 11:21:32

【人】 羽井 有徒

 
 
  もちろんこっち。


[と、大きな方の林檎飴。
まるまる一個のリンゴに水飴がたっぷり。]


  ………めちゃくちゃ食べづらいな、これ。


[なんか思ってたの違って、うまく囓りつけないわ、口はベタつくわ、りんごは渋いわで正直なところあまり美味しくはないのだけど。
何より祭りの雰囲気と、それに。]


  でも、美味い。


[隣で楽しそうに微笑んでる人がいるから、ただの林檎飴もとても美味しく感じられる。]
(345) 2020/08/03(Mon) 11:22:00

【人】 羽井 有徒

[並ぶ屋台の道を二人で歩く。
あれが美味しそうとか、これも美味しそうとか。
射的に興じて当たったのに全然的が倒れないことに文句言ったり、籤を引いたらどうやって遊ぶのかわからないおもちゃが当たったり、水ヨーヨーを釣り上げ(?)てみたり。]


  お祭りって感じだな。


[久しく、こういう催しに来たことはなかった。
子供の頃の記憶と、今時の祭りは少し違ってる部分があって、でも変わってないところもあって少し不思議な気分。]*
(346) 2020/08/03(Mon) 11:22:50

【人】 成瀬 瑛



  えっ。
  あたし、羽凪くんちに住むの!?


[ 今度はこちらが呆気にとられる番だった。

  空き部屋がないなら寝室も同じってことだよね。
  あたしは床でもどこでも寝られるけど、
  そう言うことではなくて。
  いわゆるその、若い男女が……? ]


  まあ、そこまで好きじゃないって言ってたしね……?


[ 若干混乱しながら自身の考えをまとめつつ、
  先ほどの羽凪くんの台詞を拾って、小さく呟くと。>>277
  当の羽凪くんが全く気にしてなさそうだし、
  なら特に問題もないかと判断する。
  こちらの胸もないしね。 ]
  
(347) 2020/08/03(Mon) 11:31:54

【人】 成瀬 瑛


[ 初めて聞く彼自身の話については。>>337
  何となく言葉の端々からも薄く察してた。>>0:522
  だから驚くよりは、納得して。 ]


  …… そうだね。
  あたし達、放っておくとすぐ不健康しそうだから。
  一緒にいて、互いをきちんと見張らないとね。


[ 悪戯っぽく告げるのは、了承の言葉。
  そうしてよろしくね、と握手を交わすかのように
  重なり合った指に力を込める。
  
  その瞬間、あたし達の関係は
  「他人」から「同居人」へと、
  とりあえず一つの名前が付けられて。

  これは終わり>>279ではなく、始まりだから。>>338


  …… そこから先の未来は、まだわからないけれど。
  この手を離さなくていい理由ができたことに
  あたしは深く安堵したんだ。 ]
  
(348) 2020/08/03(Mon) 11:32:37

【人】 成瀬 瑛


[ 一緒に暮らすならいろいろ取り決めもある。
  それ以外にもあたし達求職組は、
  考えなければいけないことだらけだ。

  だけど、とりあえず今は、
  話が一区切り付いたところで
  ようやく一息ついて。

  眼前の君の姿を、
  変わっていく空の色、昼と夜に照らされながら
  改めて見つめる。 ]


        羽凪くん、浴衣似合ってるね。
        かっこいい。
 
  
(349) 2020/08/03(Mon) 11:33:04

【人】 成瀬 瑛


[ そう、真っすぐに視線を合わせながら囁いたなら。
  その後は何も続けないで。

  ほんのちょっぴり、目線を上げて。
  何かをねだるように、君の言葉を待った。 ]**
 
(350) 2020/08/03(Mon) 11:33:20

【人】 灰原 詩桜


─花火大会─
 
   智詞さん、綺麗ですね………?
 
 
[はしゃいだ声を上げながら智詞さんを振り返る。
 けれどそうすると、彼と目と目が合ってしまった。
 だって彼は、私のことを見ていたから。>>306

 だから視線が絡んで、なんだか恥ずかしくて
 頬を染めて彼を見つめる。

 くい、と繋いだ彼の指先を引っ張った。]
 
 
   ……綺麗、ですね。
 
 
[花火も。花火が上がるたびに煌く貴方の瞳も。
 くす、と小さく笑って私は彼に寄り添っていた。

 私はきっとこの花火を忘れない。
 繋いだ手のぬくもりも、愛しい人との思い出全てを。

 ……と、その雰囲気に酔っていた、その時。]
 
(351) 2020/08/03(Mon) 16:16:39

【人】 灰原 詩桜

 
   …………え?
 
 
[くい、と浴衣の裾を引かれる感覚。
 それに目を見開いて後ろを振り返ると
 驚いた顔をした幼稚園児くらいの男の子。
 多分、私をお母さんと間違えたのかな。
 驚いた顔をしたあと、みるみるうちに
 顔が真っ赤になって涙が溢れてきたから。]
 
 
   あら、あら、大変!
   どうしたのかな、…あの、智詞さん、
   案内所ってどっちでしたっけ…?
 
 
[迷子、という単語は使わないように。
 お母さんの電話番号わかる?
 どこまで一緒だったのかな?
 そんなことを質問しながら少し人混みから外れて
 しゃがんで目線を合わせると
 よしよし、その子の背中を撫でていた。]**
 
(352) 2020/08/03(Mon) 16:17:06

【人】 動画投稿者 時見 ユエ

 拘るさ
 本心じゃないのに女性に『綺麗だ』って言うような男だと思われたくない

[>>145などと言いながら、本音は自身への褒め言葉をお世辞や嘘と捉えて欲しくなかっただけなのだが。

朝と今、会話はほんの少ししか交わしていない。
彼女の抱える過去も事情も知らない。
それでも、たったそれだけでも、彼女の触れていて優しくなるようなやわらかさは分かる。

それが装われたものだとは、『変なの』と笑うその姿からは思えない。]

 ……よく言われる

[笑う彼女にはそんな風に返しておいた。]
(353) 2020/08/03(Mon) 17:44:52

【人】 動画投稿者 時見 ユエ

 お金が出てきたら突っ返すとこだった
 ありがと、大事に食べるよ

[>>146巾着から出たキャンディを笑顔で受け取る。
ついでに顔色を見ながら。]

 ……熱、大丈夫?
 気分悪くないならいいんだけど
 明日は花火だもんね
(354) 2020/08/03(Mon) 17:45:23

【人】 成瀬 瑛


[ それから、少し後の話。

  退職届は光の速さで受理されて
  あたしは即日無職になった。

           ……うん、違法だね!? ]
  
(355) 2020/08/03(Mon) 18:16:49

【人】 成瀬 瑛


[ ただ、うちの現場は常に人手不足で
  猫の手だって借りたいくらいなのに。
  猫よりは幾分かマシな手を、あっさりと手放した理由。

  それはきっと、まとまった金額の退職金が示している。

       この職場はブラックだったけど。
       あたし、所長のことは嫌いじゃなかったよ。

       今まで、お世話になりました。 ]

(356) 2020/08/03(Mon) 18:17:00

【人】 成瀬 瑛



[ …… 一つ、やり残した依頼があるんだけど。>>2:268
  それはいつか再び縁が重なった時、
  あたし個人で果たさせてもらおう。

  その日が来ることを、あたしは疑っていないんだ。
  ほら、二度会うことは三度会うって、言うからね!
  言わない? あれっ? ]*

(357) 2020/08/03(Mon) 18:17:08

【人】 成瀬 瑛


[ それから殆ど日を空けず、
  社用携帯を解約後、新しいスマホを契約した。
  真っ白なスマホを手にしながら。 ]


  ね、羽凪くん。連絡先教えてよ。
  

[ どやって聞こえてきそうな顔で、
  新品なスマホを得意げに見せびらかしながら尋ねる。
  あたしがどんな気持ちでそれを口にしたのかは>>1:592
  君は、知らなくていいことだと思う。 ]
 
(358) 2020/08/03(Mon) 18:17:19

【人】 成瀬 瑛


[ その後は、まだまだ空白だらけのスマホの画面と交互に
  あたしは大事にしまっておいた連絡先とにらめっこ。

  86分くらい、タップするか悩んだくせに。
  送ったのは、たったの一行。>>92 ]
  
(359) 2020/08/03(Mon) 18:17:55

【人】 成瀬 瑛


[ それから、また少しだけ時は流れて。
  その日のあたしが駆け足で向かうのは
  あたしにとって、「寝るために帰る」だけではない家。

  勢いよく玄関の扉を開いたら、
  靴を脱ぐのももどかしいとばかりに。
  家に帰る理由をくれた君に向けて。
  荒い息を整えながら、身を乗り出して告げる。 ]
 
(360) 2020/08/03(Mon) 18:19:08

【人】 成瀬 瑛



  あのね、就職決まったよ。


[ …… 何でも屋はね、大変だったけれど。
  「ありがとう」って言ってもらえるのは>>243
  嬉しかったから。

       今度もそういう仕事がいいなって、
             そう思って見つけた職。 ]
 
(361) 2020/08/03(Mon) 18:19:16

【人】 成瀬 瑛



  仕事は大変そうなんだけどね。
  拘束時間が、すごく少ないんだよ。

  ニチアサもとい日曜朝くらいで!


[ だから一緒にいられる時間は取れるよって。
  少し興奮しながら、
  得意げな顔でセールスポイントを語るけど。
  もしあたしの話を不審に思った君が、辞令を覗いたら。

  そこにはきっと、こう書いてある。 ]
 
(362) 2020/08/03(Mon) 18:19:29

【人】 成瀬 瑛


「 成瀬瑛 殿

  如月町勤務を命じる。
  未だ残存勢力の影が見える悪の組織の陰謀を防ぐため
  よりいっそう正義の味方としての活躍を期待する。 」  
(363) 2020/08/03(Mon) 18:19:35

【人】 成瀬 瑛


[ …… 一度ブラックを経験すると、
  癖はなかなか抜けないもので。

  もし反対されたら、そうだね。
  えーって大きく口を尖らせながらも。

  不思議なご縁で巡り合った
  神保町の古書店の店先で。>>-461
  いらっしゃいませ!って笑いながら、

  ほら、あたしのことわざは正しいよ!>>357
  そんなことを考えながら、
  三度目の出会いに相好を崩す。>>-667

  そんな未来が、あったかもしれないね。 ]**
 
(364) 2020/08/03(Mon) 18:20:08

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

── お祭り ──

[大きな林檎飴を選んで、並んで歩く羽井さん>>345>>346は、どこか大きな子どもみたい。
射的の的に当たったのに落ちないと、文句を言いだした時は思わず声をあげて笑ってしまった。]


あはは。羽井さん。落ちないように出来てるのよ。

大人はずるいの。


[あはははは。と、可笑しそうに笑って。
ヨーヨーを釣ってくれたら、貰ってポンポンしながら歩いて。
そろそろ辺りも暗くなって、少し小腹が空いて来たら。
美味しそうだって言った、たこ焼きを買った。]
(365) 2020/08/03(Mon) 18:22:12

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[熱々のたこ焼き。舟を持って。
ふーふーとたこ焼きを冷まして。]


はい。あーん。


[串に刺したたこ焼きを、羽井さんに差し出した。
私はくすくす笑って、有無を言わせぬ悪戯な雰囲気で。

さっきあんなに恥ずかしい思いをさせてくれたんですもの。
少しくらい、復讐しても許されると思う。そう思う。
小さく小首を傾げて、羽井さんを見上げたのよ。*]
(366) 2020/08/03(Mon) 18:22:22

【人】 羽井 有徒

── お祭り ──

[むって納得いかない顔をするけど、真由美が楽しそうに笑うからつられて笑ってしまう。
きっと自分も同じように楽しそうな顔で笑ってる。

で、あーんとか言われた時は表情が凍りついた。
─── 何、その小っ恥ずかしいイベント。

だからって楽しそうな真由美の笑顔に逆らう術はなくて、ちょっとだけ周囲を気にしたものの、結局はパクっと一口で。]


  ………あっつっっ


[─── うん、焼きたてのたこ焼きは表面をふーふーしても熱いさ、そりゃそうだ。
でも、そんなやり取りも楽しい。]
(367) 2020/08/03(Mon) 18:48:47

【人】 羽井 有徒

[手を繋いだまま、ぼーんぼよーんとヨーヨーを弾ませる様子を、目を細めて眺めている。
だけど、それは眩しそうでも遠くを見ているわけでもなくて。

胸に染み入る気持ち。
本当にこの人が好きだって思う。

きゅっと手を握り締める。]


  花火、どこから見る?


[人は多いけど一番近いのは河川敷。
伝に聞いた穴場は少し離れるけど神社のある高台。
それから、ホテルの部屋から見る花火もいいらしい。
他にも真由美の知ってるところがあればそこでもいい。

─── どこから見たってきっと綺麗だ。]*
(368) 2020/08/03(Mon) 18:49:09

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[たこ焼きを差し出した時。凍り付いた表情>>367を見て、ニンマリする。
恥ずかしいでしょう。恥ずかしいでしょう。
ふふ。
だからやってるのよ。

真由美ちゃんはちょっと意地悪なのです。

けれど、結局一口でたこ焼きを食べてくれて。
熱そうにしてるから、思わず慌てちゃった。]


だ、大丈夫?


[オロオロと。やり過ぎたかしらって。
だけどあなたが、楽しそうに笑ってくれて。
思わずホッとするのと、つられて笑ってしまうのと。]


ごめんね。ありがと。



[小さな声で呟いて。
聞き返されても、なんでもない。って、微笑んだ。]
(369) 2020/08/03(Mon) 19:06:41

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[花火はどこから見るのが良いんだろう?
神社はまだ行ってないから、そこで見ても良いし。
ここから大きな花火を見ても良いし。
色々悩んで……]


うーん……。

羽井さんは、どこから見たいとか、ある?


[決められないなら、『神社』って言うけど。
あなたが見たい場所があるなら、そこが良いなって。

──だって、どこから見たって、きっと綺麗ですもの。*]
(370) 2020/08/03(Mon) 19:06:50

【人】 羽井 有徒

[─── ごめんね、ありがとう。
聞こえた声。
小さな我がまま、小さな悪戯、そんなの何でもないって、無理してるわけじゃないって言いたくて。
ちょっと待っててって、一人にするのは少し心配だったけど。

3分で戻ってきたその手には焼き鳥の串。
両手に3本ずつ指に挟んで。]


  さあ、
  あーんしようか、真由美。


[って、満面の笑みでジリジリと迫った。]
(371) 2020/08/03(Mon) 19:25:03

【人】 羽井 有徒

[そんな子供みたいな馬鹿騒ぎも落ち着いて、真由美から聞き返されれば、ちょっと頭を傾げる。

近くで見る大花火の迫力もいいけど、人混みは余り得意じゃない。
ホテルの部屋で真由美と二人きりっていうのもいいけど、やっぱり。]


  ………高台かな。
  人も少なめで結構静からしい。


[きっとそこがいい。
でも、そう言ってしまえば真由美はきっと同じ場所がいいと言いそうだったから、先に聞いたのだったけど。]*
(372) 2020/08/03(Mon) 19:25:27

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

― 花火大会 ―
[ じっと見つめていたら、彼女が振り返った拍子に
 ばっちりと目があった>>351]

  そ、そうだね、綺麗だね

[ まさか、ずっと見てたとは気づかれてないと思うけど。
 どきりとしてしまって、頬が熱くなる。

 慌てて顔をあげれば、空の花を改めて眺める。
 
 傍らに寄り添う熱に、酷く満たされた気分になった。
 唇は自然と三日月の形になっていた。]
(373) 2020/08/03(Mon) 19:41:28

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

 
  ――ん、? あれ、?

[ ふいに聞こえた驚き声に、視線を戻せば、
 そこには、ぽろぽろと大粒の涙を零す男の子。

 しゃがんで目を合わせる、詩桜の隣りに進んで
 同じように男の子の顔を覗く。]

  僕、お名前は言えるかな?

[ ふるふると首を振られてしまって、
 少し困り顔を浮かべて、妹をあやすことはあったが、
 あの子はどちらかというと人見知りをしない子だったからな。]

  案内所……確か、あっちの方だった気がしたけど

[ 河川敷の橋の近くにあったような。
 とそちらに視線をやった。

 それから、もう一度、男の子に視線を戻して。]
(374) 2020/08/03(Mon) 19:41:49

【人】 古書店店主 薄氷 智詞


  お母さんと、お父さんもかな?
  一緒に探そうか

[ ね、と頭を撫でて、頬えば。
 この幼子は、頷いてくれただろうか。

 一緒に探せそうならば、一緒に探している間に
 はぐれないように、肩車をするか。
 
 親子の様に二人ともと、手を繋ぐかした方がいいかな*]
(375) 2020/08/03(Mon) 19:42:24

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[羽井さんが立ち去って。
ほんの少し待ってたら、両手に焼き鳥を抱えて戻って来た。>>371
満面の笑みで迫って来る羽井さんに。
思わず涙が出そうなくらい笑って。]


あーん。


[焼き鳥を一つ口に頬張ったら。
口に着いたタレをハンカチで拭って。
口元を押さえたまま、羽井さんを見詰めて微笑みかける。
幸せで胸がはちきれそうで。
きっと抑えきれない喜びが、溢れていたことでしょう。]
(376) 2020/08/03(Mon) 19:45:02

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[羽井さんに尋ねた花火を見る場所。
返って来た答えが高台>>372で。
パッと私は微笑んだ。]


私もね。神社が良いかなって思ってたの。
気が合うね。


[嬉しそうに微笑みかけて。]


羽井さんと一緒なら……
どこで見ても綺麗だろうって、思ったの。
ただ、静かな場所の方が、ゆっくり見られるかなって。

行こ。


[手を差し出して。
嬉しそうに笑いながら、一緒に川原の道を歩こう。]
(377) 2020/08/03(Mon) 19:45:29

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

── 神社 ──

[石段を上がれば、高台の神社があって。
手水舎で手を洗って。
私は神様にもお祈りした。

本当に人は少なくて。
意外な穴場なんだなって、思わせられる。]


……もうすぐかな。楽しみ。ね。


[肩は大丈夫かしら?
休める場所を、少し探して。
暗い夜の帳の中、影になった場所にあるベンチを見付けて、誘ってみる。
2人で並んで座ったら、私はあなたの右手をそっと握った。*]
(378) 2020/08/03(Mon) 19:45:51

【人】 灰原 詩桜


─花火大会─
 
[最初、背の高い──見慣れない色合いの男の人に
 男の子は驚いたようだったけれど、
 その優しい声と申し出にこくりと頷いてくれた。>>375
 手拭いを取り出して涙を拭いてあげながら
 私もほっと胸をなで下ろす。]
 
 
   探しながら、案内所に行きましょうか。
   すれ違いも防げると思いますし。ね?
 
   お名前は?
   ……そう、ヒロくん。
   ヒロくん、お姉ちゃんたちと
   お母さんたち探そうね?
 
 
[そうやって笑いかけると、うん!と
 大きく頷いてくれたから。
 智詞さんがそう申し出てくれたなら>>375
 男の子自身に聞いてみる。
 一緒に手を繋ぐ?
 それとも、お兄さんに肩車してもらって
 高いところから探す?って。

 そうしたら、「上から探す」って言うから。]
 
(379) 2020/08/03(Mon) 20:15:35

【人】 灰原 詩桜

 
   智詞さん、大丈夫?
 
 
[ヒロくんの履物を預かって、私は彼らの隣に並ぶ。
 人混みから飛び出て高い場所からの眺めに
 ヒロくんは少し気が晴れたのか、もう泣いてはいない。
 頭の上にはまだ大輪の花が咲く。
 それと、男の子と、智詞さんと。
 祭りの喧騒の中を案内所に向けて歩きながら。]
 
 
   ……智詞さん、良いお父さんになりそうですね?
 
 
[なんだか微笑ましくてそんなことを言いつつ。
 まだ少し緊張した面持ちのヒロくんに
 大丈夫だよー、なんて話しかけていた。]*
 
(380) 2020/08/03(Mon) 20:15:55

【人】 アイドル 三上 麗央

━いつか、どこかのまちかどで━

[たまたま立ち寄っただけの街の、車道の向こう側の歩道に、懐かしい顔を見つけた。

 先輩が、並んで歩く女性と楽しげに会話をしながらこちらの進行方向と逆方向に向かって行った。

 立ち止まって遠くから見送る。
 先輩は見るからに自然体で
 女性は、見覚えがある気がするが、誰だっただろう。

 連れに腕を引かれて我に返った。]

いや、知り合いを見かけたと思ったけど、違った。立ち止まってごめんね、行こっか。

[進行方向に向かって歩みを再開する。一緒に居たのが恋人かはわからないけど、先輩が幸せなのはわかった。

 それが嬉しいのは、自分も幸せだからだろう。

 連れの耳朶のアズールブルーの輝きに、目を細めた**]
(381) 2020/08/03(Mon) 20:27:51

【人】 羽井 有徒

── 神社 ──

[ベンチに二人で座って手を握り合って寄り添う。
本当に怪我をしていることを忘れるぐらい痛みはなくて、全然平気って伝える。]


  そうだな。
  

[人の少ない神社の境内。
見渡す向こうには如月川があって、きっと正面に花火が上がる。]


  でも、……少し待って欲しいかな。


[そんな我がままを言って唇を重ねた。
まるで二人きりだと思えば、我慢する理由なんて無くなっていたから。]*
(382) 2020/08/03(Mon) 20:35:31

【人】 灰原 詩桜


─成瀬さんの就職先案件─>>364
 
   
……ずるい。

 
 
[私は、もともと成瀬さんが
 きちんとした場所で働けていたら良いな、
 とは思っていた。
 高校の時に家出してそのままなら中卒になってしまうし
 その後に大検取るのも大変そう。
 学歴なんか問題じゃないって言っても
 学歴があれば不便じゃないってことも
 就活を視野に入れ始めると分かってくる事だったから。

 だから、薄氷古書店に就職してきた時は
 良かったね!って思ったのは本当。
 だって、智詞さんのお店なら絶対安心。
 安心、なんだけどね?]
 
(383) 2020/08/03(Mon) 20:51:07

【人】 灰原 詩桜

 
   ………智詞さんとずっと一緒なの、ずるい。
 
 
[普段はそんなこと言わない。
 だけど、成瀬さんに他の好きな人がいると知ってても
 いいなぁーって気持ちが出てきてしまったのは
 曲がりなりにも元同級生だから。
 全然知らない女の人だったから
 こんな事きっと思わないんだけど。
 ある日、お酒を飲んだ私は
 そんなことを言って相手に絡んでいたことでしょう。]
 
 
   わたしも、いつか、役に立つかな?って
   不動産関連の資格の他にも
   簿記とか、経理とか、秘書検定とか、
   勉強頑張ってるのに……。
   お料理とか。……家事、も。
 
 
[若しかしたら智詞さんと一緒にお店をやるのかも。
 その可能性もゼロじゃないかなって
 勉強も、家事も、頑張っているところだ。
 今のところ他での就職をメインに考えているけれど
 そのお仕事で一緒にいられる、なんて。

 就活、頑張ったんだとは思うよ、けどね!]
 
(384) 2020/08/03(Mon) 20:51:28

【人】 灰原 詩桜

 
   智詞さんと一緒にいられるの、
   羨ましい………………。
 
 
[ぐでーん、と。
 テーブルに突っ伏しつつ
 どうしようもない管を巻くのでした。]*
 
(385) 2020/08/03(Mon) 20:51:46

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

[ おっかなびっくりといった風ではあったが、
 こくりと頷くように、>>379、安堵の笑みを浮かべて。

 落ち着けば、ちゃんとお名前も言えるようで
 一安心。詩桜は子どもの扱いが上手いな。とぽつりと
 呟いたのは、さて聞こえてたかな。]

  上からね、任せておいて

[ お兄さんと言われると、何だか嬉しくて。
 張り切って、肩車をした。

 幼稚園児くらいだと、やはりそれなりに重いけど
 普段、本の10冊、20冊を持ち運んでいるのに
 比べれば、軽いものだから]

  大丈夫だよ

[ 心配そうな声には、笑い返した。

 頭の上で、楽しそうにしている気配に、
 なんだか、不思議な温かさを感じる。]
(386) 2020/08/03(Mon) 20:52:15

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

 
  いてて、髪はあんまり引っ張らないでね

[ 花火の光に煌めく、銀糸が物珍しかったのか。
 髪を引っ張られると、さすがに痛くて。
 
 冗談っぽく笑いながら、痛みを訴えれば。
 えー、不満げが声。

 そんなやり取りをしながら、どーん、どんと
 満開の花が、咲いては散る音を楽しんでいた。]

  ん? そう、かな……

[ 自分が父親になるイメージは、まだ湧かないけど。

 肩の上の小さな温もり。
 それを大切にする未来は、隣を歩く彼女となら
 歩んでいけそうな気がしたから。]
(387) 2020/08/03(Mon) 20:52:50

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

  
  そうだったら――いいね、

[ 意味ありげに視線を送り、
 くすりと悪戯っぽい笑みを浮かべた*]
(388) 2020/08/03(Mon) 20:53:12

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

── 神社 ──

[2人でベンチに並んで座って。
笑顔を向けたら、羽井さんの顔が近づいてきた。>>382
ゆっくりと目を閉じて、唇が重なる。

彼の唇を柔らかく食んで。
何度も角度を変えて口付けて。]


…………



[小さな、甘やかな声が零れた。

薄っすらと目を開けば、まだ近くに彼の瞳があって。
その頬に手を添えると、彼の下唇を甘やかに食んだ。]
(389) 2020/08/03(Mon) 20:57:12

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[薄く朱の載る頬で。淡く濡れた唇で微笑んで。
頬に添えた手で、そっと彼の頬をなぞって。]


…………。


[普段サングラスの下にある、彼の瞳をじっと見詰めてた。
幾ら見詰めても、飽きることが無いように感じる。
私の瞳は薄っすらと濡れて。

もう一度、瞳を閉じようとした時──

大きな音と共に、夜空に大輪の花が咲いた。*]
(390) 2020/08/03(Mon) 20:57:19

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

― 店員が増えました ―
[ 不思議な縁で、出会った女性――成瀬 瑛さん。
 彼女が働くことになって、静かすぎた店内は
 とても明るくなったと思う。

 店頭で、いらっしゃいませ!なんて
 明るい声が響いたことがあっただろうか。
 ――妹が店番しているときくらいかな?


 今はまだ、古書のことは勉強中だけど。
 飲み込みが早いので、すぐにお留守番も任せられるだろう。]

  成瀬さん、お疲れ様
  この時間は、人少ないから、中で休憩してていいよ
  常連さんがくれたお饅頭もあるから、好きに食べてね

[ 以前の職場がブラックだったとか。
 そんな話を聞いていたかな。
 ここではゆっくりしてくれたらいいな。と思いつつ。

 今日も、常連さんからの
 お菓子の消費を手伝ってもらうのです。
  
 研修中は、一緒にいる時間も多いから、
 詩桜が羨ましいなんて、言ってたこと。
 耳に入ってくる日はそう遠くない気がする。*]
(391) 2020/08/03(Mon) 21:07:15

【人】 羽井 有徒

[唇の柔らかな感触。
浅く触れ合わせ、強く吸って、真由美の甘い吐息に唇を離せば視線が絡み合って、また唇を重ね合わせる。

頬に触れた手を掴んでその指にも口付ける。]


  ん………


[濡れた唇。
見つめるその瞳まで濡れてきて。
握っていた手を離して腰に手を回し、もっと真弓に触れたいと、その瞬間。

花の咲く音が届いた。]
(392) 2020/08/03(Mon) 21:29:43

【人】 羽井 有徒

 
 
  ………ハハ。


[拍子を外されたのが何だか可笑しくて笑いが溢れた。
顔を離して夜空に打ち上がる大輪に目を向ける。
そのかわり腕を回した腰を抱き寄せた。]


  綺麗だな、……本当に。


[高く昇り、大きく咲く花々。
今この瞬間を迎えられたことがとても嬉しい。
穏やかな笑みを浮かべて、次々に打ち上がる花火を見つめた。]*
(393) 2020/08/03(Mon) 21:31:27

【人】 灰原 詩桜


─花火大会─
 
   ええ、そうですよ。
   この子も落ち着いてくれましたし……ねえ?
 
 
[ヒロくんはだいぶ落ち着いたみたいだし、
 小さな子を自分から肩車してあげるなんて
 なかなか出来ないことに思える。
 小さい子の扱いは怖いと言う人もいれば
 汚くするから嫌だ、と言う人も。
 もちろんそう言う人たちだけではないって
 目の前の智詞さんが証明してくれているけれど。
 でも、悪戯っぽいその笑みには>>388
 ちょっとどきりとしてしまって
 ふい、とそらしたわたしの耳が赤くなった。

 やがて、案内所につけば状況を説明して
 その場から離れようとしたけれど。]
 
(394) 2020/08/03(Mon) 21:32:40

【人】 灰原 詩桜

 
   ……え?
 
 
[じゃあね、と離れようとしたけど
 きゅ、っと指先を握りしめられてしまった。
 どうしよう、と智詞さんを見たなら
 ヒロくんのもう片方の手が智詞さんに伸びる。

 …心細いよね。うん、わかる。]
 
 
   じゃあ、もうちょっとだけ。
   直ぐにお母さんたち来てくれるよ。
 
 
[そんな風に笑いかけて、
 ヒロくんを手遊び歌に誘う。
 とんとんとんとん、ひげじいさん。
 なんてやったら、今時はアソパソマソなんだって。
 えー、って笑いながら、少し時間を潰してるうちに
 ヒロくんのご両親が来た。
 ぱあっと顔を綻ばせた瞬間のひろくん、可愛かったな。]
 
(395) 2020/08/03(Mon) 21:33:02

【人】 灰原 詩桜

 
   良かったね、ヒロくん。
 
   それに智詞さんも、ありがとう。
 
 
[一緒に迷子の子にお付き合いしてくれて。]
 
 
   嬉しかった。
 
 
[あなたがそんな、優しい人で。]*
 
(396) 2020/08/03(Mon) 21:33:24

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[うっとりと、見詰める先で。
夜空の光の中に、あなたの笑った顔>>393があって。
綺麗だと、思った。]


ふ。ふふっ。


[今思った事は、私だけの宝物にしておきましょう。
可笑しそうに笑うと、彼が空を見るのを追うように、宙を見詰めて。
幾輪も咲く夜空の花を見上げた。]
(397) 2020/08/03(Mon) 21:40:57

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[抱き寄せられた腰。
私はあなたに寄り添って。]


…………綺麗。



本当に。


[夜空を見上げながら。]
(398) 2020/08/03(Mon) 21:41:16

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[小さな囁き声は、聞こえなくても構わない。
視線はずっと、夜空を彩る花火を見上げて。
そっと自分の頭を、あなたの右肩に乗せた。*]
(399) 2020/08/03(Mon) 21:41:46

【人】 羽井 有徒

[打ち上がる大輪に目を奪われる。
花火なんて何度も見たことがあるのに、まるで初めて見たかのように、一つ一つが胸に響く。]


  あぁ……本当に……


[寄せ合う体に安らぎにも似た心地よさ。
耳へ届いた言葉>>-742に腰を抱いている少し力を入れて、肩に乗せられた頭にこちらも頭を寄せる。]
(400) 2020/08/03(Mon) 21:52:55

【人】 雅楽 雅


  そういう、いい加減なひとと思ってる訳じゃ、、、

  ……それに、

 [ユエさんの拘る理由に僅かに戸惑いつつも、>>353]  

  
  私が、ユエさんのことをどんな風に
  思ったって、ただの通りすがり、

  他人だよ。  


 [そう付け加えたなら、彼はまた言葉を返してきた
  だろうか。
  あくまで笑みを崩さず話したつもりだけど。
 
  だって、そんな相手の些細な心証に拘る必要なんてない。
  短い間だけなら、適当に合わせて。
  本心だとしても軽く流して、あくまでその場限りの、
  通りすがりの良いひとを演じればいいのだから。]
(401) 2020/08/03(Mon) 21:54:29

【人】 雅楽 雅

 
  そうなんだ?


  [冗談にして笑っていたかった。
  この場だけの言葉と聞き流して。
  心に響かせたくなかった。
  誰のことも、誰にも、執着しないように。
  
言い聞かせて。

  だって、私には誰も、

            
  ───居ないから。]  
(402) 2020/08/03(Mon) 21:54:31

【人】 雅楽 雅


  ショコラオランジュ、この味好きなの。
  コーンスープのお礼にもならないものだけど…


 [キャンディを受け取ってもらえれば、
 手に取った缶を傾けて、喉を潤した。>>354


  …うん、コレ外して、随分楽になりました。 

  
 [ウィッグに視線を送る。]
(403) 2020/08/03(Mon) 21:54:34

【人】 雅楽 雅



  嫌なことはもうしない…
  我慢ももう止める…

  
  これからは、そういうことからはとことん逃げて、
  好きなこと、楽しいことをしようって。

 
 [表情を隠すように細い白髪が顔にかかる。]
 
(404) 2020/08/03(Mon) 21:54:36

【人】 雅楽 雅

 

  …そう決めて、ここにも。
  せっかくだから、非日常を思いっきり
  満喫しようって。


  誰に何を思われたっていい…


 [以前の仕事は、病気を機に退職。
 違法な解雇だったから弁護士に依頼、程なくして
 慰謝料が振り込まれた。
 贅沢をしなければ、10年は食べていける蓄えもある。

 50%の未来、けれど、その日は、
 いつ訪れてもおかしくない。
 1年先でも3年先でも。

 だからもう、
 あらゆることを頑張るのを止めようと思った。]
(405) 2020/08/03(Mon) 21:54:38

【人】 雅楽 雅

  
  でも、コレ付けてる時点で出来てないね……


 [辛いのに無理して。
  彼に迷惑をかけて。

  静かな声が青白い月のように静寂の庭園に流れる。]


  花火大会…、ユエさんは妹さんと行くの?
     
   
 [意識して話を切り替えるため、
 聞かなくてもわかることを尋ねた。*]
(406) 2020/08/03(Mon) 21:54:40

【人】 羽井 有徒



  ………………


[煌びやかに夜空を飾る花火が、まるで真由美の笑顔の様だって言ったら、さすがに気障だろうか。
そんなことを思って静かに夜空を眺め続けた。]*
(407) 2020/08/03(Mon) 21:54:59

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

― 花火大会 ―
[ 案内所に辿り着けば、
 肩からそっと、降ろしてあげて、
 事情を説明する詩桜の傍らで、
 男の子の柔らかなほっぺをつついたり、くすぐったり。

 きゃいきゃいと笑う声が可愛くて、
 ついつい構いすぎてしまう。

 事情を説明し終わったから、名残惜しいが]

  ヒロくん、またね……ん?

[ 二人同時に不思議そうな声をあげる>>395
 簡単に振りほどけそうなほどに、弱弱しく握られる手。

 心細いのだろう。
 小さな手が一生懸命に引き留めようとしているが
 いじらしくて、ふっと力の抜けた笑みを浮かべた。]
(408) 2020/08/03(Mon) 21:55:28

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

 
  そうだね、もう少しだけ
  きっと、すぐに来てくれるから、
  それまで一緒にいようね

[ 手遊び歌を歌う詩桜も。
 楽しそうに今時の子どもの話を聞いている様も。

 なんだかしっくりしていて。]

  詩桜さんは、良いお母さんになりそうだね

[ 先程言われた言葉を、同じように繰り返したりして。
 そのうち、ヒロの両親がやってくれば、
 感謝を言われたりしつつ、名残り惜しそうに別れを告げた。

 立ち去る姿にささやかに手を振って、
 その背を見送った。]
(409) 2020/08/03(Mon) 21:55:52

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

 
  良かったね、本当に
  間違ったのが詩桜さんで、彼は運が良かった

[ 嬉しかったと、言われれば
 天色を一度、瞬いて――ただ、笑った。

 打算も、下心もない、ただ無垢な感情を向けてくれる
 あの小さな命は、純粋で、時に残酷で。

 でも、とても愛しいものだとは、知っていた。
 だけど、こんな風に優しくできたのは、

 きっと、君が人を好きになることを、
 人を大切にすることを――――教えてくれたからだよ*]
(410) 2020/08/03(Mon) 21:56:59

【人】 英 羽凪

[実際問題、一緒に暮らすとなれば。
これから色々と問題はあるかもしれないけども。>>347
とりあえずは。]


  ……そうだな。
  食べやすくても、三食カップ麺とか
  コンビニ飯とかはやめたほうがいいよな。


[神妙に頷いた。>>348
一人だと面倒くさがってやってしまう気がするし。
俺らの場合、そこにも二人でいる意味があるのかもしれない。

瑛が料理できるかは知らないけど。
一緒なら、仮に失敗してもきっと楽しい。]
(411) 2020/08/03(Mon) 21:59:11

【人】 英 羽凪



  これから、よろしくな。


[すごい先の未来なんて、まだわからないけど。
ひとまず俺は、今重なっているこの細い手を。
大事なものをもう手放さないように努力しよう。

まずは、そこからだ。]
(412) 2020/08/03(Mon) 21:59:19

【人】 英 羽凪

[一息ついて。
ふと、横からの視線に気づき。>>349
振り向けば、浴衣を着た彼女と目があった。]


  …………ふーん。
  そりゃどうも。


[それも社交辞令? なんて聞くのは野暮だろうけど。
でも俺はまだ根に持ってるから。]


  褒めても家賃は下がんないぞ。
  出世払いにしてもいいけど。


[ふい、と拗ねた顔で視線を逸らした。
別に怒ってないし。
単に先に言われて悔しいのと。照れ隠しなだけだ。]


  …………。


[ちら、と視線を戻す。
何かを期待して待つような瑛の目に対して。
俺は、盛大に眉根を寄せた仏頂面で。]
(413) 2020/08/03(Mon) 21:59:34

【人】 英 羽凪



  これでいいかよ。


[ああもう、顔熱い。]
(414) 2020/08/03(Mon) 22:00:56

【人】 教師 ジャン・ヴェレーノ

─プールサイド─


   あくまで持論です。

   俺が完璧な人よりなにか弱みのある人の方が
   好きだというだけですから。

   正確には......完璧ではないあなたの方が
   俺は好きです。


[だから賛同もいらないというのはいうまでもない。>>265
目は口ほどにものを言うというのだから、俺の言葉が本気であることは眼鏡をとった彼女にはよく伝わってくれることを願う。

連絡先の交換というのは自分にとってはかなり勇気のいることだったが、他の人は.........多分当たり前のようにやっている事だ。

言葉や気持ちは伝わらなければ意味が無い。
歯切れの悪さが示しているもののなかには、そういう点もあるのかもしれない。]
(415) 2020/08/03(Mon) 22:02:49

【人】 教師 ジャン・ヴェレーノ

[彼女の言葉でようやく気づけたことがある。

理由がなくても会いたいという感覚がいままでの俺にはない。

だから彼女と会うのには理由が必要だと。
彼女の時間を貰うのだからそれが当たり前だと思っていた。
でも結局その考え方は彼女の中に不安を残している。

目的が無ければ会ってはいけないのか。
多分そうではない、と答えはわかりきっている。

だが、その言い方では多分俺では彼女には伝えきれない。]
(416) 2020/08/03(Mon) 22:03:09

【人】 英 羽凪

[ぱたぱたと空いた手で顔を仰ぎながら。
俺は立ち上がれば、今度は引っ張り上げるように繋いだ手を引いて。]


  よし、祭会場に行くぞ。
  喉乾いたし暑いし、俺かき氷食べたいな。

  瑛は何食べたい?


[一緒に花火大会を楽しみに行こうか。*]
(417) 2020/08/03(Mon) 22:03:22

【人】 教師 ジャン・ヴェレーノ

[「あなたに会いたい」は連絡を取る理由になるのだと、当たり前のことだけど今更気づいたのは彼女が弱さを隠さずに言葉で尋ねてくれたからだ。

だから、俺も彼女に応えていきたいと思う。
出来るのに時間がかかりそうなのは情けない話だが、それでも彼女に居て欲しい。

それだけが確信を持って言える、事実だ。]**
(418) 2020/08/03(Mon) 22:04:00

【人】 成瀬 瑛



  ありがとうございましたー!


[ お客さんの背中を、手を振って見送って。
  息もつかぬ間に店内を見渡す。
  よしっ、お客さんも一通り捌き終えたから、
  人が少ないうちに、掃除でもしようかな。

  それとパソコンを使って、
  インターネット販売の注文確認と発注業務。
  古書に関する勉強は、帰っての課題。
  今の時間は現場でしかできない仕事を……。 ]


(419) 2020/08/03(Mon) 22:05:37

【人】 成瀬 瑛



  あっ、お疲れ様ですー

  …… 休憩……!?


[ 笑顔を浮かべて挨拶したあたしは
  信じられない言葉を聞いて、>>391
  大きく目を見開くと、その場に固まった。

  休憩ってあれだよね。
  6時間を超えて働く労働者に与えられた、
  労働と労働の間に休む時間。

  確かに就業規則には記載してあったけど、
  都市伝説だと思ってた……。

  それに今は業務時間中だよね……
  なのに休んでいい……? ]
  
(420) 2020/08/03(Mon) 22:05:40

【人】 成瀬 瑛


  お饅頭……!?


[ 休みながら甘味を好きに食べる?
  何っ、食事なんて(3)1d10秒でかき込むか、
  仕事の席で演じながら食べるものではないのか?

  あたしは今度こそ理解が追いつかなくて
  呆けた顔で薄氷さんを見つめたのだった。 ]**
 
(421) 2020/08/03(Mon) 22:05:43

【人】 灰原 詩桜


─ある日の酔っ払いは、語る─
 
   ……………………。
 
 
[まだ。それは結婚する前。
 甘党の智詞さんと一緒に行ったスイーツバイキング。
 その後で事は起こったのでした。

 ラムの香りたっぷりのモンブラン。
 ブランデーの香りがする生チョコ。
 オレンジのクレープシュゼットもお酒の香り。
 そんなものを、知らずに食べていた私は
 すっかり良い気分…………………では、なくて。]
 
(422) 2020/08/03(Mon) 22:18:33

【人】 灰原 詩桜

 
   ………………………ずるい。
   私だって、頑張ってるのに。
 
 
[資格の勉強をいろいろしている事は
 智詞さんには別の機会に話していた筈。
 でも酔っ払った頭では
 そんな事は今うまく伝えられない。
 うーんと。えっと。
 お店の途中から言葉少なになって、
 やっと出てきた言葉がズルイ、なのは、
 我ながら意味不明かもしれないけど
 ズルイと思うのはズルイと思ったんです。

 赤い顔で、拗ねた顔で。
 顔は向けないくせに、手はギュッと握りしめたまま。]
 
 
   私だって、働いてるときも、
   智詞さんと、一緒にいたい………。
 
 
[なのにまだ学生で、卒業だけはしろと言われてたし。
 学生結婚は認めても、そこだけは譲れないって。
 こんなつまらない焼き餅、
 焼いても仕方ないってわかってるけど。でも。]
 
(423) 2020/08/03(Mon) 22:18:54

【人】 灰原 詩桜

 
   成瀬さん、いいなぁーって…………。
 
 
[うん? ここはどこだって?
 どこだったかな。酔っ払いには分かりません。
 ただそこまで言うとぎうぎうと
 智詞さんに背中側から抱きついて
 頭をぐりぐり、擦り付けてた。

 成瀬さんが従業員になったと知ったとき
 高校のクラスメイトで、
 いろいろあった人だから良かったって
 私も喜んだの、智詞さんも知ってる筈だけど。

 それでも焼き餅焼いちゃったの。
 ちゃんと気持ちを落ち着ける声はできるだろうから
 もう少し、時間をくださいね?]*
 
(424) 2020/08/03(Mon) 22:19:14

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[本当に、この人は……。
囁き>>-750を聞きながら、耳が熱くなる。
当たり前みたいに語られる未来。
そう言うの、自分は苦手なはずだったんだけどな……。

まだ出会ったばかりで。
ただ単に浮かれてるだけかもしれなくて。
色々胸の内で言い訳するけれど。

好かれてるのが伝わって来て。
嬉しくないわけがない。
それにね……
あなたは、私のことだけじゃなくて。
私と一緒の時間を、大事にしようとしてくれるから。
同じものをね。見ようとしてくれるから。
それがとても……、とても嬉しい。]
(425) 2020/08/03(Mon) 22:23:12

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[心が解れていくのを感じて。
穏やかなのに、どこか落ち着かない。
肩に触れた場所が、あなたの触れる箇所が。
じんわりと熱い。


あなたの見てる未来を、私も見てみたいなって。


そんな風に思ったの。
こうして一緒に、花火を見ているように。
一緒の未来を見られたら……
それは酷く、魅惑的に思えた。]
(426) 2020/08/03(Mon) 22:23:39

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[それは一瞬のようにも、永遠のようにも感じる時間。
何時しか辺りに静寂が訪れて。
暗い空に白い煙だけがたなびいて。
暫くベンチに座っていたけれど、遠く花火の終了を告げるアナウンスが流れた。]


……
帰りたくないな。



[薄っすらと花火の煙で曇った空を見上げたまま。
ポツリと言葉が零れてて。
でも、永遠に続く時間なんて、ありはしないものね。
ゆっくりと、委ねていた身体を起こして。
ベンチから立ち上がったら、羽井さんに向き直る。]


帰ろっか。


[花火も終わった境内は、とても暗くて。
ベンチに座ってるあなたの表情も、よくは見えなかった。*]
(427) 2020/08/03(Mon) 22:23:46

【人】 動画投稿者 時見 ユエ

 ――…………
  そう、だね

[>>401他人だ、と突き放す声に息を詰まらせた。
そうだ。仲良く飲んだ経験も、連絡先を交換したわけでもない、さっきようやく自己紹介を済ませた程度の、他人。

それは動かしようのない事実で。
彼女の言葉には何も反論しなかったが、なぜかとても悲しかった。]
(428) 2020/08/03(Mon) 22:34:06

【人】 動画投稿者 時見 ユエ

[ウィッグを手に語る彼女の表情は白に遮られて見えない。
零れる声はいつのまにか隣から消えてしまうのではないかと、そんな錯覚を抱かせる。]

 ……少なくともウィッグの件に関しては
 やめようっていうのは妙な目で見られることを受け入れようってことだろ?

 それができる人間の方が少ないよ、きっと

[彼女の背負うものを知らない一方で、どんな姿でも、どんな経歴でも生きていていいと謳いながら少しでも『普通』から外れると異端視されるのが世の中だというのは俺も知っていた。

俺は綺麗だと思うけれど、それが皆が抱く感想ではないことや、『ありのままでいい』などと耳触りのいい言葉を並べて気分が良くなるのは自分で、傷を負うのは彼女だということも。

だから、やめちゃえばいいよなんて背中を押すことはできなくて。]

 俺はそのつもりだけど……あいつ行くのかな
 浴衣着てる人たち見るの好きそうだなー、ちえは

[あからさまな話の切り替えにも応じた。
笑って、もやもやしたものを抱えながら。]
(429) 2020/08/03(Mon) 22:36:51

【人】 動画投稿者 時見 ユエ

 雅さんは? 予定はあるの?
 スイートルームなら部屋から見えたりするのかね

[ホテルの部屋から花火を楽しむ人もいるのだろうか。
個人的には仕掛け花火までじっくり見たい派なので現地に行く予定ではあるのだが。

ふと、もう一度空を見る。
澄んだ夜空に月が出ている。星と違って、太陽がなければ輝けない光。
……もしもそれが陽の光に当たることを拒んだなら、誰にも届かない光。]
(430) 2020/08/03(Mon) 22:37:18

【人】 動画投稿者 時見 ユエ

 もしも予定がないなら

  ――一緒に行く?

[なぜか月を見ていたら、そんな言葉が漏れ出た。]
(431) 2020/08/03(Mon) 22:38:04

【人】 灰原 詩桜


─花火大会─
 
[良いお母さん。>>409
 その言葉にほんのり頬を染めていたら
 ヒロくんに「結婚してるの?」なんて聞かれて
 「ま、まだ!」なんて慌てて答えてしまったり。
 じゃあね、と手を振って嬉しそうに帰る様子と
 頭を下げながらもほっとしていた
 親子3人に目を細めたり。]
 
 
   ……智詞さんもいてくれたから、良かった。
   私じゃ肩車は難しいし
   もし智詞さんに出会えてなかったら
   ここに居なかったと思うし……。
 
 
[またドン、と大きな音と光の華。
 少しさっきよりも遠いけれど
 私は彼に寄り添って微笑む。

 そして少しだけ背伸びして、
 唇を重ねようとした。]
 
(432) 2020/08/03(Mon) 22:40:18

【人】 灰原 詩桜

 
   いつか、お父さんとお母さんになれたら嬉しい。
   …….けど。
 
 
[ふふ、と私は悪戯っぽく笑って。]
 
 
   詩桜。
   ……って呼んで欲しいです。
 
 
[なんて、そんなおねだりを。]*
 
(433) 2020/08/03(Mon) 22:40:45

【人】 悪の科学者 清平 一華

― >>363 Ifかもしれない話 ―

[組織は壊滅したものの、手掛けた怪人の性能とDr.ブルーメの名は業界内で知れ渡ったらしく、再就職にはさほど時間がかからなかった。
 師が遺したラボを引き継いでではなく、これからは自分の力で築き上げていくことになる。
 かつての経験と、研究の実績と――彼からの天啓を胸に。]


 来週から、副指揮官兼任、だと…?


[幹部会議にて。
 もちろん怪人製作も行うが、これまでは送り出した後はモニター越しにデータを拾うだけだったが――これからは前線でより濃いメンテナンスと指揮の補助をもと命じられた。
 怪人とは何かしらモチーフにしたものがあるため、長所短所が表れやすい。
 脳筋の指揮官に任せるよりかは、自分が見たほうが性能を発揮しやすいのは確かだが――もちろん仕事も増える。]
(434) 2020/08/03(Mon) 22:42:14

【人】 悪の科学者 清平 一華


 中継!?
 地上波っ!?


[秘密結社は存在こそ秘密なのだが、世界征服を目指す以上は何かしらのメディア戦略は必要なのである。
 世間により名前を広め、組織を大きく育てていくことは必須で――総帥のマネジメント力が特に問われる部分だ。
 戦闘員や幹部が奇抜な格好をしているのも、見た目のインパクトが要るからである。

 その究極とも言えるのが、TVによる中継だ。
 結社による悪事、正義の味方との戦闘――本来なら明るみに出ないものを放映すれば国中に広くアピールできる。
 もちろん多額の放映権料も魅力で、地上波が噛むか噛まないかで結社の活動資金力はとても大きな差がつく――世界征服のためには最短の近道と言ってもいい。

 この国に秘密結社は数多くあるが、地上波で中継されるのはほんの一部だ。
 ただどこの組織もすぐ壊滅するので枠の独占が無く、来年こそはとどこも息巻いて活動している――そしてついにうちが勝ち取ったのだ。

 一方で、悪の秘密結社と言えどもスポンサー様の頼みは無碍に出来ない。
 (もちろん秘密厳守で)秘密基地を開放して幹部会議などを撮影されるし、ドクターとしても毎週ごと怪人を生み出す際にカメラが入るのは面倒なのだが……ぎりぎり了承できるレベルだったのだが。]
(435) 2020/08/03(Mon) 22:42:42

【人】 悪の科学者 清平 一華



 ………………そういう事情なら、仕方が無いわね

 やればいいんでしょ、やれば

 

[スポンサーからの意向で、『女幹部』を出せと。
 適任者が他にいないので自動的に決定になった。]
(436) 2020/08/03(Mon) 22:42:58

【人】 羽井 有徒

[カラン、コロンと下駄の音だけが響く。
静かな夜。
炸裂音も大輪の光も無くなった空には、ポッカリとお月様が浮かんでいた。]


  今日も楽しかったな。


[石段を降りる。
ゆっくりと、真由美のペースに合わせて。]


  明日は何しようか。


[明日はこの如月町に滞在する最後の日。
明後日になればこの街を離れ日常に戻る。]
(437) 2020/08/03(Mon) 22:43:14

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

― お昼休憩とは別にあるよ ―
[ 働き者な成瀬さんに、
 休憩を進めたら、なぜか驚かれ>>420]

  お、お饅頭嫌いだった??
  確か、この前貰った浅草の雷おこしもあったから
  出してこようか?

[ レジのすぐ後ろにある障子の向こうは、
 小さな和室になっている。

 丸いテーブルの上に、饅頭の箱。
 テーブルの近くに和箪笥があって、
 茶葉や急須が締まってある。

 小さな冷蔵庫に、コンロもあるので
 季節問わず、過ごすには不便はない場所。]
(438) 2020/08/03(Mon) 22:43:24

【人】 悪の科学者 清平 一華


― 第○話、「敵との邂逅〜麺と向かって〜」 ―

[そしてどういうわけか撮影は生中継スタイルになった。
 徹夜して作業するのに慣れた身としては午前8時頃に合わせて動くのは大変だ……夜食にラーメン食べている余裕もなかった。
 そんなわけでラーメン食わせろと注文をつけた結果、番組中なら可ということになった――適役の幹部のプロモーションを兼ねて、正義の味方側と面通しさせたいらしい。
 そんなわけで行きつけの店にて白衣姿で博多ラーメンを食べていたら――隣にひとりの客が座ることになった。]


 …――っ!


[『驚いたフリをする』なんてカンペに従ったわけではなく、本当に驚いた。
 その横顔は、知っている人物で――自分にとっても、大事な人にとっても教え子にあたって。]


 頼むなら豚骨ラーメンにしなさい
 キレイにおっきくなりたいんでしょ?


[そういう話をされたか、気にする仕草を見てしまったか――何にしても、そういうことならと語り始めた。]
(439) 2020/08/03(Mon) 22:43:30

【人】 羽井 有徒


  アムシェル・モーゼスまで。


[石段を下り終えるとタクシーを停めてホテルまで向かうよう告げた。
その間もずっと手は離さずに。

「帰りたくないな。」
─── 帰したくないさ。]*
(440) 2020/08/03(Mon) 22:43:35

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

 
  人が増えてきたら、呼ぶから遠慮しないでね
  仕事はメリハリも大事だよ

[ 古い書物は繊細だから、
 手入れや扱いは慎重にしなければいけない。

 疲れた頭では、知識も入ってきにくいだろうし。
 
 ね? と小首を傾げて、もう一度勧めれば、
 休憩に入ってくれたかな?

 まだまだ仕事がしたいというのなら、
 掃除や最近、仕入れた古本のカテゴリ分けなど
 任せる仕事はあるにはあるのだが、さて*]
(441) 2020/08/03(Mon) 22:43:44

【人】 悪の科学者 清平 一華


 豚骨には美容と潤いをもたらすコラーゲンがたっぷり入っている
 
 ラーメンは体に悪いとか、体に毒だとか言われてるけど……
 だからいいのよ、悪いからいいの

 『薬も過ぎれば毒になる』って言葉の通り、「毒」は薬がとても多く含まれている状態だし、逆に「薬」は毒にもなれない程度しか入っていない
 コラーゲンはサプリとかでも摂れるけれど、結局は薬の範囲から出られない――善いものじゃ効果は出ないのよ
 睡眠薬で死のうと思ったら致死量まで何千錠と飲まないといけない……薬は善いものかもしれないけど、人を変えることはできないの

 でもラーメンは違う
 だって毒だからリミッターかけずにこってりとしたもの作ることができる……薬よりはるかに多く摂ることができる
 だから毎日ラーメン食べていれば胸もばいんばいんよ
 それに豚骨から滲み出すのはコラーゲンでなく、アミノ酸、ミネラル、グルコサミンやコンドロイチンも含んでいる
 女にとって必要な栄養が多く詰まっていて、美味しく食べられて、お腹いっぱいになって、しかも数百円で済む

 …――こんな素敵なもの、他にある?
(442) 2020/08/03(Mon) 22:44:10

【人】 悪の科学者 清平 一華

 ……え?時間?巻き?
 次のシーン行け?
 知らないわよそんなもんっ

[カンペ無視、暴走中。]
(443) 2020/08/03(Mon) 22:45:05

【人】 悪の科学者 清平 一華


 …どこまで喋ったっけ
 あぁそうそう

 ラーメンは毒よ
 でも、悪いものでなければ、人体を改造することはできない

 悪を排除すれば人間にとって正しい?
 なれない、だって毒には甘美な誘惑がある、恍惚がある、至福がある……リピート欲(※中毒)もある

 …――「悪」がなければ人間は幸せになれない

 だからラーメンは国民食になれたのよ
 悪こそが正しい、その証明


[ずず、と丼を両手にスープを全部飲み干す。
 毒、多すぎる薬を一滴残らず取り込んで。]
(444) 2020/08/03(Mon) 22:45:29

【人】 悪の科学者 清平 一華


 …………なんてね

 偉そうなこと言っちゃったけど、そんな大層なことでもないわ
 もっとラーメン好きになってほしいだけ

 善とか悪とか言ったけど、結局はこの世に人間は2つでしか分けられない

 ラーメンを美味しいと思う人と、まだラーメンを知らない人――それだけよ


 聞いてくれてありがとう
 ずっと誰かに語りたくてね――こんな格好してる通りね
 あなたが来てくれて嬉しかったわ

 お礼にあなたのは奢らせて、それじゃバァイ


[そうして店を出て――怪人と戦闘員を動かして悪事を働くことにする。
 それからすぐに邪魔が入ることになるだろう――きっと、いつもより毒を孕んだ生気溢れるヒーロー(ヒロイン?)が。**]
(445) 2020/08/03(Mon) 22:46:02

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[花火のために絞られた照明。
暗い足元を、手を引いてくれるあなたと一緒にゆっくり階段を降りる。
明日は何をしようか?>>437
そんな問いに、一番に浮かんだのは]


ジェシーに会いたい!


[反射で答えて。あ。って口を噤む。]


あ、ごめんね。羽井さん、まだ馬には乗れないか。
……私、ついそうなの。
気に入ったら毎日でも同じことしたくなっちゃう。
毎日同じお店に通ったりとかね。

羽井さんは?
やりたいことある?

ビリヤードが趣味なんだよね。
一度お手合わせ願おうかなー。
と言っても、学生時代にやったきりだから、きっと腕は落ちてるけどね。


[笑いながら、階段を降りて。
羽井さんは、何時までここに居られるんだろう?]
(446) 2020/08/03(Mon) 23:07:02

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[タクシーの中でも、羽井さんは手を繋いでくれていて。
どこかくすぐったい胸の内。
一緒に居ると、幸せなのに、どこか落ち着かない。]


ワイナリーに行くのも良いかもしれないけれど。
私お酒強くは無くて。

羽井さんは、強いよね。


[ウォッカベースのカクテルを、飲んでいたなって。
明日の話しを、取り留めなく話していれば、タクシーはあっという間にホテルに着いた。
ホテルの昼夜変わらない明るいラウンジ。
灯りがキラキラと輝いて。
先程までの暗闇は、どこかへ消えてしまったかのよう。

夢の時間が終わりを告げたようで。
少しだけ、寂しかった。*]
(447) 2020/08/03(Mon) 23:07:11

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

― そしていつだが。 ―
[ スイーツバイキングという魅力的なものがあることは
 前前より知っていたけれど、なかなか一人でいけず
 妹は、実はさほど甘党ではないので、誘いにくく。

 だから、初めて行きました。
 めくるめく甘い世界
――物理的に
]

  あぁ、これも美味しいですね

[ 一目も憚らずに、いくつも皿にケーキを乗せて。
 ――ショートケーキに、マカロン、抹茶プリン
 ――モンブランに、生チョコ、ミルクレープ
 ――キッシュに、プティング、ティラミス

 お酒が入っているお菓子を食べても、
 にこにこしているのは、いつも通りなので、
 酔っているのか、いないのか、判別は難しいだろう。]
(448) 2020/08/03(Mon) 23:21:07

【人】 古書店店主 薄氷 智詞


  へっ?

[ ふいに聞こえてくる、拗ねた声>>423
 顔をあげれば、おやおやおや、まさか酔ってる?

 そういえば、食べているスウィーツが
 お酒が入っているものが多い名とは思っていたが、
 まさか??]

  詩桜さんが頑張っているのは知ってるよ
  僕も同じ気持ちだけど――…

[ ぎゅうと握られる手に、手を重ねる。]
(449) 2020/08/03(Mon) 23:21:09

【人】 古書店店主 薄氷 智詞


  相みては 
慰むと 人はいへど
  お互いに会うと、人恋しさは紛れると 他の人は言うけど、

 
      見て後にそに そも
増さりける
      別れた後にこそ愛情がより増してくるものです


[ なんて、昔の人の言葉を借りてみたけど。
 今の詩桜には、聞こえてないかな?
 
 ひとしきり、甘いもの堪能したから、
 詩桜を連れて、席を立って、甘い世界から

 またね

 Moi moiしておくことした。]
(450) 2020/08/03(Mon) 23:21:12

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

[ ちょっと足元がおぼつかない様子だったから、
 一言声をかけてから、背におぶって。

 ぐりぐりと、背中に感じる感触に、ドキドキしているのは
 きっと聞こえてしまっているだろうね。]

  僕は嬉しくなっちゃうけどね
  詩桜さんが、そう言って口にしてくれると

[ くすくすと悪戯な子どものように笑って。
 ふと立ち止まれば、背を振り返る。]

  でもね、いつでも、心で想っているのは、
  
(451) 2020/08/03(Mon) 23:21:14

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

[ たまにしか呼ばない、その呼び方。
 あの夏の日に唇を重ねて、おねだりされたこと>>432

 なかなか慣れなくて、たまにしか呼べないから。
 君を不安にさせてしまうのかな。

 呼び捨てにするのは、妹くらいだったから、
 自分の中では、なんだか特別な呼び方で、
 呼んでいるこっちがドキドキしてしまってね。

 これから、少しずつ慣れていくから許してほしいな*]
(452) 2020/08/03(Mon) 23:21:19

【人】 成瀬 瑛


[ 手を引かれて、少しだけ前のめりになる。
  耳元に寄せられる囁きが>>-753
  吐く息と混ざってくすぐったい。 ]


  ………… えへへっ
  でしょ♪


[ 
─── ねだったのは、あたしなのに。


  望んだ言葉を貰えてご機嫌な顔には、
  君と同じ色が、ほんのり浮かんで。

  蒼が混じり始めた空。
  少し頼りのない夕陽がきちんと隠してくれたか、
  なんだか心配になってしまう。 ]
  
(453) 2020/08/03(Mon) 23:32:15

【人】 成瀬 瑛


[ 繋いだ手から伝わる熱が、身体の中心にまで届いて。
  どくん、と心臓を打つ音が早くなる。

  その音になんて名前をつければいいのかを
  あたしはきっと知っていたけれど。 ]



  りんご飴、食べたい!


[ …… どうにも心が持ちそうにないから、
  少し、先送りさせて貰って。
  手の分だけ、先を歩く君に、
  殊更大きな声でリクエスト。

  あれ、りんご飴って。
  好きでも嫌いでもなかったっけ。>>37
  …… まあ、いいよね。 ]
 
(454) 2020/08/03(Mon) 23:32:18

【人】 成瀬 瑛


[ 君と一緒に食べるなら、
  何だってすごく美味しいから。 ]*
 
(455) 2020/08/03(Mon) 23:32:22

【人】 羽井 有徒

[本当にジェシーのことが好きなんだなって笑う。]


  入会の手続きには行きたいな。


[その時はまだ乗ることはできないけど、馬に乗る真由美を眺めてるのもいいかもしれない。]


  俺もそう。
  気に入ったらそればっかり。


[変なところが似てるってまた笑う。

ビリヤードをするのもいい。
真由美にいいところを見せられるなんて。
映画を見に行ったり、美味しいレストランに行ったり、真由美としたいこと、行きたいところはまだまだ沢山ある。]
(456) 2020/08/03(Mon) 23:33:30

【人】 羽井 有徒

[タクシーの中でも話は尽きない。]


  酒は強い方だな。
  
  でも、これ結構意外って言われるけど。
  ワイン実は全然わからないんだよ。


[凝ってそうとか、一人で美味しいワインの店に通ってそうとか、ワインセラー持ってそうとまで言われるけど、ワインへの造詣は全然だった。]


  ワイン、好きなのか?


[そういえば、このホテルにもワイナリーがあったなんて、今更気にする程度にはワインとは縁遠かった。]
(457) 2020/08/03(Mon) 23:34:02

【人】 羽井 有徒

[ホテルに着いいて、タクシーを降りて中へ。
まだそれほど遅くはない時間、ロビーには人がちらほらと見える。

昨日と同じようにエレベータで真由美を部屋へと送る。さすがにホテルの中では手を繋いではいなかったが、密室に二人きりになると、浴衣姿の真由美の肩を抱く。それもほんの僅かな時間。

エレベータを降りるとすぐに真由美の部屋の前に到着してしまう。
あとは「おやすみ」を交わして、楽しかった今日という一日はそれで終わり。]
(458) 2020/08/03(Mon) 23:37:03

【人】 羽井 有徒

── 901号室の前 ──

[─── でも今日は。

真由美の部屋、扉を前にして、真由美の身体を抱き寄せると強引に唇を奪った。
真由美が抵抗しても構わない。
唇を重ね、擦り合わせ、下唇を食んで上唇を吸って。
舌伸ばして唇の合間をなぞった。]


  ……真由美……


[呼吸の間に、その名を呼んでまた唇を合わせる。
誰が通るかもわからない廊下で、激しい口付けを交わす。]*
(459) 2020/08/03(Mon) 23:39:25

【人】 成瀬 瑛


[ ごめんなさい、許して下さい。
  雷おこしまでもらったら
  あたしは死んでしまいます。>>438 ]


  はっ、はい!


[ 薄氷さんの言葉にこくこく頷いてから>>438
  あたしは恐る恐る和室に入る。
  多分初日は、本当に仕事をしなくていのかって、
  気もそぞろな様子。
  お饅頭一つを飲み込むように、食べ終えて
  直ぐに店に戻ってしまったと思う。 ]
 
(460) 2020/08/03(Mon) 23:42:08

【人】 成瀬 瑛


[ そんなことを、何回か繰り返して。 ]


  あっ、あの……薄氷さん。
  和室にあった羊羹、美味しかったよ。


[ しっかりと味わって、感想を言えたのは
  もう少しだけ、先の話。 ]*
  
(461) 2020/08/03(Mon) 23:42:10

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[煌びやかなホテルの廊下。
夢の終わりは寂しいけれど、明日はまた、違う夢を見よう。
乗馬クラブに入会の手続きをしに行こう。
ジェシーに乗れなくても、会うだけでも構わない。
ビリヤードをしよう。
美味しいご飯を食べよう。
ああ、夜はまた、蛍を見に行きたい……]


今日はありがとう。おやすみなさ……っ。んっ。……ふっ。


[ドアの前で、振り向いたら。
突然抱き寄せられて、キスをされた>>459。]
(462) 2020/08/04(Tue) 0:07:01

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

……
ふあ
 
んっ
……


[小さく声が漏れて。
抵抗する余裕も無くて。

羽井さんの低い声が、耳を犯す。


口付けの合間に名前を呼ばれると、それだけで身体が熱くなる。
羽井さんの浴衣の胸元を、小さく握って。
薄灰色の麻の浴衣に、皺が寄った。]
(463) 2020/08/04(Tue) 0:07:29

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[ゆっくりと唇を開くと、舌を受け入れて。
ちゅっと小さく吸い付くと、羽井さんの胸をとん。と押した。
口付けながら、ゆっくり体を離して。]


…………もう。


[小さく抗議の声をあげる。
一瞬だけ、羽井さんを睨み付けて。]
(464) 2020/08/04(Tue) 0:07:56

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[それから微笑むと、部屋のドアを開けた。]


……どうぞ。


[微笑みながら、入室を促して。
薄っすらと、目元が赤らんでいた。*]
(465) 2020/08/04(Tue) 0:08:07

【人】 成瀬 瑛


[ 何と言うことでしょう。 
  こんなに努力を続けているのに。

  ── あたしの胸は、ちっとも大きくならないんだ。 ]

(466) 2020/08/04(Tue) 0:12:59

【人】 成瀬 瑛


[ 羽凪くんの好みはどうだろう。
  灰ログを読めないあたしはわからない。>>-780

  ただきっと、無いよりはあった方がいい。
  それが男性間の共通認識ではないだろうか?

  今の生活では、あまりジャンクなものは
  食べないようにしている。>>411
  自分のためというよりは、羽凪くんに
  きちんとしたものを食べさせるため。

 ( 料理の腕は前の仕事で家事代行したこともあるから
   全く経験ない人に比べれば、あると思うよ。 ) ]
 
(467) 2020/08/04(Tue) 0:14:00

【人】 成瀬 瑛


[ そんなわけで、ラーメンもご無沙汰なんだけど
  たまたまバイト先の近くで
  美味しそうなラーメン屋を見つけたから。

  週一のバイトの前の時間だけ。
  あたしは豊胸に効果があると勘違いしたまま
  こっそりラーメンを食べている。 ]
    
(468) 2020/08/04(Tue) 0:14:11

【人】 成瀬 瑛



  あれ?師匠!


[ 再会の日は突然で。

  素っ頓狂な声をあげたあたしの口元で
  ちゅるんと麺が跳ねた。>>439
  師匠認定はあたしの心の中での話だから、
  困惑させてしまったかもしれないけど。

  ……確証はないのに何故か、
  すんなり受け入れてもらえたって思うよ。 ]
  
(469) 2020/08/04(Tue) 0:14:40

【人】 成瀬 瑛



  なるほど、豚骨ラーメン!


[ 貴重な情報だ!と、喜んだけど。
  あたしがきちんとインプットできたのはそれくらい。

  後半になるにつれ、脳の容量には限界が訪れる。
  増え続ける情報量に、>>442>>444
  あたしの目を白黒させて。
  TVカメラの存在なんて、どこかに吹き飛んだ。 ]
 
(470) 2020/08/04(Tue) 0:14:56

【人】 成瀬 瑛


[ ああ、でも貴女のおかげで。
  もう一つ大切なことを思い出せた。 ]


  …… そうだね、師匠。
  あたし胸の大きさに囚われて、
  大切なことを忘れていたよ。

  ラーメンは、美味しいんだね。


[ そう言って、微笑んで。
  幸せそうな顔で、レンゲですくったスープを飲んだ。 ]
 
(471) 2020/08/04(Tue) 0:15:37

【人】 成瀬 瑛


[ 師匠と連絡先を交わすことはしなかった。
  それは、以前のような恐れが理由ではなくて。

  単にあたしと彼女がラーメンを愛している限り
  遠からず再会できると、信じていたからで。 ]


  そこまでだよ!
  バイトヒーロー、如月ブラック、参上!


[ それから数十分後。
  悪と対峙し>>445、決めポーズをとるあたしの髪が
  ぴょこんと跳ねた。 ]
 
(472) 2020/08/04(Tue) 0:16:51

【人】 成瀬 瑛


[ ほら、薄氷さんの書店って土日祝日休みだから。>>-697
  なら、ニチアサヒーローもできるよねって。

  とりあえず正義のヒーロー如月ブラック
  アルバイト採用にて、ここに見参。
  師匠と弟子の戦いは、始まったばかりで。

     ……とりあえず、
     4クールくらい続くんじゃないかな! ]**

(473) 2020/08/04(Tue) 0:17:58
動画投稿者 時見 ユエは、メモを貼った。
(a17) 2020/08/04(Tue) 1:08:19

【人】 雅楽 雅

  ………うん、そうだよ。
  (そんな顔しないでよ)
 
 [しょんぼりしたようなユエさんに微笑みかけながらも
  ジンと胸に痛みが滲むのを自覚していた。>>428
  “今”はたまたま、線と線が繋がった点。
  時が過ぎれば、別々に伸びて交わることがないと
  わかっているから。



         
わかっているなら、私のほうこそ、

              
聞き流せばいいのにね。
] 
(474) 2020/08/04(Tue) 3:49:46

【人】 雅楽 雅

 [当たり前のような明日が当たり前じゃないって、 
 頭で理解しているのと、実感するのは全然違った。
 もちろん、ずっとそれを意識しているわけじゃない。
 多少の不自由はあっても、酷い痛みがあるわけじゃ
 ないから、曲りなりにも生活していると忘れてしまう。]


  ───…そういう、誰かの目を気にするの、
  やめたいのに。
  
 
(私は弱いから、)


  気づくとすぐそれに惑わされて。
  わかっているのに……


 [こうでなければ不幸だと蔑む声に洗脳されて、
 どう生きるかの選択も、誰かに認めてもらうために、
 多数決に従って決めたくないと思った。]    


  後世に名前を残したいわけでもないのに、
  承認欲求って厄介だよね。

   
 [パレートの法則の派生と言われる262の法則。
 2割は何をしたって好きになってくれるひとがいる
 というけれど本当かな。]
(475) 2020/08/04(Tue) 3:49:50

【人】 雅楽 雅

 
  …くす、妹さんと仲良しなんだね、羨ましい。
  

 [妹さんのことを話すユエさんに目を細める。>>429
 優しいお兄さんなんだろうな。
 一緒に旅行するくらいだから、妹さんもきっと。]



  私?……は、特に何もないけれど、
  部屋からも見えるとは思う。


 [富裕層は部屋から花火を楽しみそうなイメージ。
 人混みの中に行かなさそう。

 コーンスープを飲み終え、巾着から薬を取り出す。]


  (お水……
  自販機のお水は大丈夫だよね……?)


 [今朝のボトルウォーターのことを思い出しながら、
 自販機へと目を泳がせていると、]
(476) 2020/08/04(Tue) 3:49:56

【人】 雅楽 雅

  
   ──え。


 [聞こえた提案に隣の彼をじっと見た。]


   
…………本当にお節介なんだね。




 [小さく小さく告げる。]


  妹さんはいいの?
  
     
 [兄妹水いらずの邪魔はしたくない。
 けれど、すぐに断ることも出来きず、
 そう問い返した。*]
(477) 2020/08/04(Tue) 3:50:00

【人】 雅楽 雅

 ― 花火大会の朝 ―


  …いつの間に。


 [朝食にとロビーを通り過ぎた時だった。
 椅子に掛けていた一人が私のほうへかけてきた。
 そのひとが持っていたのは一枚の写真で。
 昨日の夜、私が花畑で星空を仰いでいるもの
 だった。>>2:399


  覚えてないですけど。


 [カメラマンだと言う。
 正確には本業はデザイナーだがあまり上手くいかず、
 カメラのほうの腕で生計を立てているらしい。
 あの夜、私を見て、目を奪われたのだという。
 あまりに見惚れて?(信じられない)すれ違う時は
 声を掛けられなかったけれど、呼んだハイヤーから
 ホテルを割り出し、ロビーで待っていたという。
 (もしかして、ストーカーじゃないの?)]
(478) 2020/08/04(Tue) 4:59:59

【人】 雅楽 雅



  
は?!


  
 [そして、あろうことか自分のブランドの専属モデルに
 なって欲しいと言ってきた。]
(479) 2020/08/04(Tue) 5:00:01

【人】 雅楽 雅

 [もういいかな、と今朝はウィッグをしていなかった。
 周囲の好奇の視線も、気にしない。
 体調優先。
 ウィッグも長時間でなければ、それほど負担ではないの
 だけれどね。   
 色々な髪形を試せるし。] 


  ……そういうの、私、
  私はもう、働く気ないので。
  
  (モデルとか競争激しそうなうえ、
  人の目重視の人気商売。普通にあり得ない。)

 [断って、通り過ぎようとした瞬間、]


  
ち、ちょっとっ!



 [いきなりの土下座に声をあげる。
 これが素なのか作戦なのか、わからないけれど、
 不要な注目を集めるのは本意ではなかったから、
 私は、そのひとの話を聞くことにした。]
(480) 2020/08/04(Tue) 5:00:04

【人】 雅楽 雅

[まさか、このことがきっかけで、
 後に写真集が出されるとは思いもしない。
 
 私をイメージして作られる服やアクセサリーの
 ブランドは「雪月 snow moon」として
 世間では知られ、メディア露出のない、
 写真の中だけの私の存在は、実在するのかしないのか
 という関心と共に、性別問わず、
 幅広い支持を集めるようになるのだった。**]
(481) 2020/08/04(Tue) 5:00:06

【人】 灰原 詩桜


─ある日の酔っ払いは、語る─
 
[最初は、美味しいおいしいって
 にこにこしてる智詞さんと>>448一緒に
 スイーツを堪能していたんだけど。

 それでも優しく受け止めてくれるから、甘えちゃう。
 ちゃんと理性では分かってるんだよ。
 お仕事だし、やきもち焼くような事じゃない。
 私だって就職したらそうも言ってられないし。
 でも、良いなぁって気持ちも、嘘じゃないから。]
 
(482) 2020/08/04(Tue) 8:43:43

【人】 灰原 詩桜

 
   いとせめて 
しき時は むば玉の
   夜の衣を  かへしてぞきる
  (恋しくてたまらない時は夜着を裏返して寝ると
   夢で会えるというおまじないをして、
   あなたの夢を見ようとします。)

 
 
[ぽつ、ぽつり。
 智詞さんが昔の歌で返すなら>>450
 私もそこから引用する。
 本当に裏返しにしてたりはしないけど、
 会えなかったらやっぱりそれだけ寂しいし
 もっと一緒に居たいな、と思っちゃうから。

 でも、そんな我儘も優しく受け入れてくれて>>451
 振り返った気配に顔を上げると
 ……ほら、ズルイ。>>-803
 こんなタイミングで言うものだから真っ赤になって
 ぺしぺし、背中を叩いて降ろしてって。]
 
(483) 2020/08/04(Tue) 8:44:04

【人】 灰原 詩桜

 
   私だって、智詞さんだけだもん………。
 
 
[降ろしてもらったら、前側から抱きついて
 ぐりぐり、また胸元に頭を擦り付ける。
 ちゃんと分かってるよ!って、しがみついて
 後日、大丈夫だよって
 マカロンを焼いてお店に届けた、そんな後日談。
 だって、成瀬さんにはより良い環境で働いて欲しいし
 智詞さんだって、安心して働いて欲しいからね。

 ……それからもごく稀に
 良いなあー、って気持ちは出るけれど
 本当にごくごく稀、になった。
 それから更に経った頃。]
 
(484) 2020/08/04(Tue) 8:44:39

【人】 灰原 詩桜

 
 
[結局私は就職しなかった。]

 
 
(485) 2020/08/04(Tue) 8:45:14

【人】 薄氷 詩桜

 
─大学4年、秋頃─
 
[結婚してから一年と少しが経ったころ。
 平和に過ごしていたし、
 資格の勉強も頑張っていくつか取得していたし、
 家事もこなしていた……と思いたい私だけど。

 就活のストレスからか
 ぐったりすることが多くなってきていた。
 卒論の方はどうにかなる見通しだけれど
 なんだか最近、眠くて、眠くて。
 朝に起きれない。
 昼間も眠くてたまらない。
 暇があればこんこんと眠ってしまう。

 そんな日々が続いていた。]**
 
(486) 2020/08/04(Tue) 8:46:39

【人】 英 羽凪

[カランコロン、と2つに増えた下駄の音。
夕陽が落ちてしまった代わりに、並ぶ提灯が足元を照らす。]


  はしゃいで、はぐれんなよ。
  探すの大変だったんだからな。


[繋いだ手が熱くて、そわそわしながら。
素知らぬ顔で隣を見れば、薄闇に浮かぶご機嫌な横顔に目を細めた。
さっきよりかわいく見える気がするのは、祭りと浴衣のせいにしておこう。]


  りんご飴かー、昔よく二つ買ってたな姉ちゃんが。
  その場で食べる用と、持ち帰って食べる用。
  冷蔵庫で冷やして切って食べるのがおいしいんだってさ。


[これ余ってると思って食べようとしたら、怒られた。>>454
そんなりんご飴の思い出話をしつつ、屋台が並ぶ方へ。]
(487) 2020/08/04(Tue) 13:03:51

【人】 英 羽凪


  りんご飴の屋台あったぞ。
  大きさとか色々あるけどどれにする?

  あ、かき氷もある。
  おじさん、レモンひとつくださーい。


[早速見つけた屋台にて。
りんご飴と、かき氷をひとつずつ買おうか。]
(488) 2020/08/04(Tue) 13:05:21

【人】 英 羽凪

[それから。]


  なー。
  一個はいらないから、一口ちょうだい?


[瑛の返事を聞く前に、素早く。
一口がぶっとりんご飴をかじれば、おいしい、と笑った。**]
(489) 2020/08/04(Tue) 13:06:23

【人】 悪の科学者 清平 一華

ー プールサイド  ー

[連絡先の交換というのは他の人はたぶん当たり前のようにやっていることだ。
 そして目の前の彼にとってはかなり勇気のいることだろう。

 彼は弱気が無い人ではない、 むしろとてもある人だ。
 彼の教鞭を通じて勇気を受け継いだ教え子は数多くいることだろう……もしかしたらいつかその中の誰かが正義の味方として立ちはだかってくることさえ考えられる。
 けれど、彼本人は……勇気はあるが、 勇気の消費量について少し違うようで……連絡先交換についてはとびきり多く必要とした…そういうことだろう。]


 …………。


[それが分かっていて我儘を言った。
 彼がそういう人だって理解しているのに……ほんの少しの不安だって、不確定要素がどちらかぐらい予想はつけられたはず。
 なのに彼の意図を汲み上げないで、全部を言ってもらった。

 彼から伝えてほしかったから。
 ーーしかも、「好き」という言葉まで出るとは予想しなかった。]
(490) 2020/08/04(Tue) 16:08:45

【人】 悪の科学者 清平 一華


 …ーー私も、完壁な人よりも、大事なものを守り通す堅さのある人の方が好き
 
 正確には…完壁よりも堅いあなたの方が、 私は好き


[ただ、彼を気遣って、彼に気遣われても、 変われるものは無く。
 進めるためには、我儘を言うのは有効だ…彼なら応えてくれるから。
 でも彼に応えさせることに平静でいられるわけではない一一悪事ならば気兼ねなくできるのに。

 それでも一一と、彼の胸元に自分の頭を預けて。
 初めて、しっかりと彼に触れて。]
(491) 2020/08/04(Tue) 16:09:12

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

  
ワーカーホリック

― 仕事中毒に休息を ―
[ 仕事はそつなくこなすのに、
 休憩が苦手なんて、面白い子だな>>460

 ものの数分で休憩から戻ってきたときは、
 驚いてしまったけれど。]

  それは良かった、
  私の大切な友人がくれたものだから
  味には期待してたけど、成瀬さんからも
  お墨付きをもらったなら、間違いないね

[ 今は、お菓子の感想もくれるようになって、嬉しく思う。
 
 結婚してから、少し客足が遠のいていた気がしたが
 明るく可愛い働き者が店の仲間に増えてから
 徐々に客が増えていた。

 ――きっと、彼女にファンがついたのだろうね。


 楽し気に笑って、さて次はこっちの勉強をと。
 古書の話、好きな本の話、それから――…

 君の好きな人の話も聞いたかな?
 仕事先に不安があれば、いつでもおいでなんて
 冗談半分、本気半分で誘ったりもしたりして。

 穏やかで、賑やかに、
 これから先も、楽しく仕事を一緒にしていただろう*]
(492) 2020/08/04(Tue) 18:31:08

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

― 花火大会 ―
[ きっと色々な奇跡が重なって、
 今、違う色を持って生まれたもの同士
 一緒にここにいれるのだろう>>432

 寄り添って、微笑む顔を見つめていれば、近づく距離。
 重ねやすいように、背中を丸めれば、
 触れるだけのキスをする。

 悪戯っ子が笑いながら、嬉しい願いを口にする>>433]

  そう、だね――…

[ そのいつかは、きっと遠くない未来くる気がするけど。
 今はまだ、初恋、恋人同士の時間を楽しみたい。]
(493) 2020/08/04(Tue) 18:33:26

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

 
  え、っと――し、詩桜?

[ 可愛くおねだりされてしまえば、
 呼んであげたいのだけど、呼んでみたら、
 なんだか気恥ずかしくて、ぽっと頬が赤くなる。

 あぁ、暑いなぁ、なんて貰った扇子を開いて
 パタパタと風を送る。そのまま、ちらりと詩桜に視線をやって]

  これは……慣れるのに、時間がかかるかもしれない
  今は、まだ……たまに、で許してくれる?

[ ドキドキしてしまって、ぼそぼそと呟くようにお願いを。
 それから、また唇を重ねて]
(494) 2020/08/04(Tue) 18:33:28

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

― ある日のこと ―
[ >>483昔の歌を口にすれば、返歌を贈られて
 いつもそんな風に想ってくれているんだね。と
 嬉しい気持ちで胸がいっぱいになる。

 こちらの気持ちも伝えれば、彼女を背中から降ろした。
 ぎゅうと抱きしめられる。

 胸に埋まるその頭を、彼女の気が済むまで撫でていた。

 寂しい気持ちも、羨む気持ちも、この幸せな気持ちも、
 昔は本の中にしかないものだと思っていた。

 彼女のおかげで知っていく本当の感情、
 時に振りまわされて、受け入れて、振り回して。

 こうして、人は人と繋がって、紡いでいくのだなと思う。*]
(495) 2020/08/04(Tue) 18:34:38

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

― 実りの季節 ―
[ 入籍をして、ひそやかな挙式をあげて
 それから、一年と少し経ったころ。

 蒔いた種が、芽吹き、実りを迎える――そんな頃。

 古書店の敷地にある家に、詩桜は一緒に住んでいて。
 勉強があるから、そんなにやらなくてもいいと
 母や妹が言っていたけど、家事も頑張ってくれて。
 ――ちなみに、我が家は和食が多い


 就活が思いの外、大変そうで。
 何か息抜きを提案しようか、そう考えていた時。

 『あらやだ、詩桜ちゃんおめでたじゃない??』
 『マジか、兄さんちょっとすぐ病院つれてこ!!』


 母と妹が、店に駆け込んできて、
 慌てて病院に連れていきました。]
(496) 2020/08/04(Tue) 18:36:19

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

[ 一年は、もう少し、恋人気分を味わいたいと
 両親からの孫コールを無視していたけれど。

 卒業するまで待とうか。
 そんな気持ちもありつつも、両親の年齢を思うと
 孫の顔を見せてあげたいという想いもあって。

 詩桜にも相談して、
 避妊をするのをやめたのが、いつだったか。
 それがようやく、実を結んだのか。どうか。

 病院で、診察結果を一緒に待ちながら
 ドキドキと先生の言葉を待っていた。
 
 彼女のお腹に、――命は芽吹いていたかな*]
(497) 2020/08/04(Tue) 18:36:43

【人】 動画投稿者 時見 ユエ

[>>476彼女の視線が自販機に向かっていることは気がつかなかった。
彼女の話を聞きながら(特に承認欲求のくだりにはまったくその通りだと苦笑を零して)視線は空の月に刺さる。
コーンスープは常識的な額だったし、きっと水も問題ないだろう。

>>477戸惑う声と小さなお節介、の声に微笑みながらようやく視線を合わせる。]

 雅さんが気にすることじゃないでしょ
 俺や俺の妹が雅さんのことをどう思おうと、俺の妹が雅さんを勝手に誘った俺をどう思おうと
(498) 2020/08/04(Tue) 18:56:45

【人】 動画投稿者 時見 ユエ

 ――ただの他人、でしょ

[要はあなた自身が行きたいか行きたくないかだ、なんて笑って見せただろう。]*
(499) 2020/08/04(Tue) 18:57:11

【人】 薄氷 詩桜


─花火大会─
 
[そうね、恋人同士の時間を大切にしたいとも思う。
 だけど、恋人同士だからこそこんな語らいができると思う。
 それに、今もまだずっと恋人同士みたいな両親もいるから
 きっとずっと私は智詞さんに恋をしたまま。
 それは次第に形を変えていくかもしれないけれど
 あなたが一番大好き、と言う気持ちはきっと変わらない。

 …子供ができたらその種類も変わるのかな?
 なんて。それもまだ想像の世界。
 でも男の子を肩車する背中がとても広く見えて、
 なんだかとても頼もしくて。
 …昨日の今日でなんだけど、
 なんか惚れ直しちゃった、なんて。]
 
(500) 2020/08/04(Tue) 20:11:28

【人】 薄氷 詩桜

 
   ……………うん。許してあげる。
 
 
[呼び捨てにされて、私も赤くなる。>>494
 だって、照れてるのが可愛いし!
 でも呼び捨てにされた事実が嬉し恥ずかしで!
 でも嬉しい方が勝ったから、ふにゃりと目元を緩ませる。
 でもね、

 やっぱり彼の方が大人で上手だと思ったの。>>-851
 私は目をまん丸にした後、う、と言葉に詰まった。]
 
(501) 2020/08/04(Tue) 20:11:45

【人】 雅楽 雅


  ……む。


 [笑顔のブーメラン返しを受けて、
 露骨に眉をあげた。>>498

 
  ここで、それ言う?


 (なんだかユエさんの印象、変わってきたぞ。
 もしかして、案外とっても意地悪なんじゃ?)


 [ここで目を逸らしたら負けとばかりに
 じっと見つめ返しながら、
 私自身がどうしたいかを考える。>>499
(502) 2020/08/04(Tue) 20:21:18

【人】 雅楽 雅

 [一人でなら、態々、人混みの会場に行く気なんて
 起きない。
 家族連れとかカップルとか多いだろうし……。
 って、あーあーあー、ここでも私、
 人の目を気にして…
 馬鹿みたい!馬鹿みたい!!馬鹿みたい!!!
 
 せっかく、兄妹水入らずで過ごせるようにって
 思ったのにさ。
 そんなこと言うなら、]
(503) 2020/08/04(Tue) 20:21:20

【人】 雅楽 雅



 
  ………………行く。




 [意地になったように不貞腐れて伝えた後、
 ぷいっと顔を背け、]

  
  ユエさんだって行きたいんでしょ、私と。
  誘うってことはさ。
  
  
 [私が気になってるのじゃないの?なんて、
 彼とその想い人の経緯を知らないまま、
 勢いに任せて言って、ふーっと息を吐いた。]
(504) 2020/08/04(Tue) 20:21:22

【人】 雅楽 雅

 




  ───行く。   

   
 [もう一度告げる。
 そうして、遥か銀河より近く、陽の光を纏って輝く月を
 見上げながら、最初とは違う、柔らかさを響かせれば、]


  ありがとう。

              
 [お節介で意地悪な他人を振り返り、
 ふわりと微笑みかけたのだった。*]
(505) 2020/08/04(Tue) 20:21:25
古書店店主 薄氷 智詞は、メモを貼った。
(a18) 2020/08/04(Tue) 20:24:27

【人】 薄氷 詩桜

─実りの季節─
 
[わたしも、まだ恋人気分でも良かったと思う。
 だけど友達や、主に母さんから色々話されて
 一年経った頃に「自然に任せようか」と提案した。

 それは、やっぱり智詞さんが10年上だったことと
 私自身の就職と卒業のタイミングがある。
 子供が欲しいと言ったとき、直ぐに授かるとは限らない。
 仕事が順調になってから…とのんびりしていて
 わたしが30の時でも智詞さんは40。
 子供が成人式の時に智詞さんが還暦。
 ……と聞くと、成る程確かに早めが良いかもと
 還暦の父を持つ友人からの話は説得力があった。
 それにそうやってタイムリミットがあると思うと
 わたしが働き始めて直ぐに妊娠………も、
 雇う側からしたらどうなのか。
 少なくとも計画を練れ、と言うのなら
 働き始めて数年は仕事に専念……、
 なんてやっていると時間はどんどん過ぎていく。
 あの夏祭りの日以来、子供がいたらなと思っていた。
 わたしは一人っ子だったから
 兄弟がいたら良いなと詞葉さんを見ても思ってて。
 だから、計画的には難しいけれど
 学生のうちから自然に任せて。
 そんな選択肢を選んだのは少し前のこと。
 
ちなみに相談の時は年齢のことよりも
就職のタイミングの方で説明しました。
実際そちらもその通りだなあと思ったから。

 
(506) 2020/08/04(Tue) 20:42:07

【人】 薄氷 詩桜

 
   …………ん、でも、……………?
 
 
[ぼんやりした頭で、
 お義母さんと詞葉お姉ちゃんの言葉に>>497
 首を傾げるわたしの姿がある。
 おめでた。 まあ、そう言う事は、してる。
 夫婦だし。自然に任せようと考えてた。
 
 でも、ほら、おめでたって。
 流し場に駆け込んで「うっ…」(じゃばー)
 はっ、まさか詩桜さん……!
 みたいなイメージ。
 うっ、とはなってないし……ただひたすら眠い。
 あとなんか凄く……ミカン食べたい……?
 流石に病院に向かう時は目が覚めて
 そうなのかな、どうなのかな、と半信半疑。
 待合室でウトウトして。
 診察室にはさすがに一人で入って、
 出てきた私の顔は真っ赤だった。]
 
(507) 2020/08/04(Tue) 20:42:32

【人】 薄氷 詩桜

 
   ………智詞、さん。
 
 
[そしてちょっと涙目になりながら彼のもとへ。
 ぎゅ、と彼の腕にしがみつきながら
 その隣に座って。]
 
(508) 2020/08/04(Tue) 20:43:06

【人】 薄氷 詩桜

 
   …………………………双子、だって。
 
 
[ちょっとはわはわしながら、ぽつりと報告。
 その後先生にちゃんと呼ばれて、
 エコー写真の説明を受けていた。

 予定日はちょうど4月頃。
 まだまだ写真を見ても人の形も分からなくて
 小さな小さな命の粒だけど。]
 
 
   ……いるんだ、赤ちゃん……。
 
 
[まだお腹はぺたんこで実感が湧かない。
 眠り悪阻もあるんですよ、と説明されて
 成る程なあと思いながらも
 じんわり、幸せを噛み締めていた。]*
 
(509) 2020/08/04(Tue) 20:43:23

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

― 命芽吹いた日 ―
[ >>509詩桜の口から聞いた診断結果。
 その言葉に、数秒の沈黙、天色が何度も瞬いて。]

  双子? 二人も、一緒に??
  う、そ――すごい、すごいよ詩桜さん

[ 徐々に、その言葉の意味を理解すれば、
 ほろりと、天色から、雫が零れ落ちた。]
(510) 2020/08/04(Tue) 21:11:22

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

 
  
本当に ほんとに、ありがとう

  Kiitos todella paljon

  大事に、しよう……この奇跡を、

[ その細い身体を優しく抱きしめる。
 まだ、灯ったばかりの小さな光。
 その火が消えてしまわないように、大事にしよう。]
(511) 2020/08/04(Tue) 21:11:24

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

 
  しばらく、詩桜さんは家事禁止だよ
  重いものとか、持ってはいけません

  みんなに、知らせなきゃ

[ 生まれるのは、夏頃になるだろうか。
 夏は、特別な季節になりそうだ。

 君が
まれて。
 君と出会って。
 君と恋をして。
 君と結ばれて。
 君との子が
まれる。

 僕たちの、愛しくて、大切な季節になるね。*]
(512) 2020/08/04(Tue) 21:11:28

【人】 動画投稿者 時見 ユエ

 あっはっは、こういう性格なもんで

[>>502負けじと見つめ返してくるその顔に笑い声を上げた。

残念ながら俺は善人ではなく根っからの偽善者である。
それになんだか――意地悪な方向に話を振った方がいい顔する気がするしね、目の前のこの人は。]
(513) 2020/08/04(Tue) 21:34:03

【人】 動画投稿者 時見 ユエ

[>>504やや長い沈黙の後に不貞腐れたような声と肯定の返事を聞いて、我慢できずに笑い出してしまう。
朝もそうだった。自然と、こういう笑いを引き出すんだこの人は。]

 うん、そう
 一緒に行きたかった
 知りたかったんだ、雅さんのこと

[さすがに失恋してすぐに次の恋、なんて切り替えは早くないが、そういう話ではなくて。]
(514) 2020/08/04(Tue) 21:34:46

【人】 動画投稿者 時見 ユエ

 デネブってあるじゃん、夏の大三角の
 まだ時期じゃないけどさ

 太陽よりずっとでかくて明るいのに、地球からすげー離れてるからそうは見えないんだって

[雅さんなら知ってるかもしれないけど、と零して。]

 だから俺は突き放してくる人には近づくようにしてんの
 デネブを見落とすかもしれないからさ

[そして案外それも間違いではなかったと知るのは――もう少し先の話だ。>>481]
(515) 2020/08/04(Tue) 21:35:30

【人】 動画投稿者 時見 ユエ

 良かった、いい返事が聞けて
 それじゃ明日までに熱、下げといてね

[微笑んで、承諾されれば連絡先も教えて。
そんなわけで部屋に戻らない? なんて提案するのだった。]*
(516) 2020/08/04(Tue) 21:36:01

【人】 薄氷 詩桜

 
   智詞さん………。
 
 
[天色から溢れた透明な雫。>>510
 それに少し驚いて、
 だけど喜んでくれているんだなと思うと
 わたしもじわじわ、実感が湧いてくる。

 そう、大事にしよう、この命を。
 ここに来てくれた小さな小さな生命。]
 
 
   うん。……うん。
   二人の大切な赤ちゃんだもんね。
   色々調べなきゃ、まだ何も知らないし。
   
   ………って、え?
 
 
[色々本を買ったり読んだり、
 卒論に向けても頑張らないといけないけれど
 この大切な命のために勉強しなくては。

 と、思ったけど、家事禁止?>>512
 びっくりして、首を横にふるふる。]
 
(517) 2020/08/04(Tue) 21:50:25

【人】 薄氷 詩桜

 
   え、家事はするよ?
   動けるなら動いた方が良いって先生も……。
   むしろお腹が大きくなってきてからの方が
   二人いる分、大変になるらしいから
   今のうちに動いてた方が良いかなって。

   あ、でも、運転はしません。
   ……就活も、ストップ……する。
 
 
[別に病気じゃないんだから、とクスクス笑った。
 むしろお腹がまだ軽いうちはさせて欲しい。
 勿論無理はしないから、と提案する。

 みんなに知らせるのも安定期までは
 極々身内だけで良いのでは? なんて。
 意見を擦り合わせつつも幸せで。

 でも、また移動中にウトウトしてしまう。
 それは、とても幸せな転寝だった。]*
 
(518) 2020/08/04(Tue) 21:50:42

【人】 成瀬 瑛


[ 探すの大変だった。>>487

  その言葉に、浴衣の広がらない歩幅で
  それでも浮き足立つのを示すように、
  はしゃいだ様子で提灯の明かりを踏んでいた足が
  ぴたと止まって。 ]


  …… ありがとっ
  ふふ、お礼に次、はぐれたら
  今度はあたしが羽凪くんを見つけるね。


[ 何かを探すのは得意だよ。>>0:2
  羽凪くんがちくわに釣られてくれるかは
  わからないけど。 ]
 
(519) 2020/08/04(Tue) 23:56:56

【人】 成瀬 瑛



  ああ、でもやっぱりはぐれたら大変だから。

  …… もう少し、手を繋いでいてもいいかな?


[ 会場が近付くにつれ、祭りの喧騒は顕著になる。

  太鼓の音と屋台の白熱灯を背負って
  宵闇に逆らうような人の賑わいの中、
  あたしは指先に力を込めた。 ]
 
(520) 2020/08/04(Tue) 23:57:03

【人】 成瀬 瑛



  へー、冷やして……
  

[ 二人並んで歩き、屋台の暖簾を見る。
  なら二つ買ってもいいかも。>>487
  そんなことを考えていたら。 ]


  あたしの!!りんご飴が!!!



[ あたしが何かを言う前に>>489
  艶やかな赤い表面に、綺麗な歯形がつく。

  本当に、羽凪くんは子供っぽいんだから。
  と、ぷりぷりと頬を膨らませて。

  ……二十歳になってりんご飴一つで騒ぐあたしも
  大概だと思うけどね。 ] 
 
(521) 2020/08/04(Tue) 23:57:16

【人】 成瀬 瑛



  …………


[ 気を取り直して、甘酸っぱい飴を堪能しようと
  口を大きく開けて、気付く。
  間接キスだよ、これ。

  …………いや、もう中高生でもないんだし。
  レンタルとは言え、それなりに経験してきたんだから
  今更、騒ぐことのことでも……。 ]
 
(522) 2020/08/04(Tue) 23:57:22

【人】 成瀬 瑛



  なら、あたしにも、権利があるよね?


[ にやり、笑う。
  言うが早いか、りんご飴から目標を変更。
  かき氷を食べようとする羽凪くんの腕ごと
  スプーンを動かすと、
  ぱくり。綺麗な檸檬色がかかった氷を口に入れる。
  しゃりっと涼しげな音が、耳の奥から響いた。 ]


  うん、冷たくて美味しい。


[ その後は、素知らぬ顔で、りんご飴に向き直る。
  でも、視線はちらっと、隣の君へ。

  ……平気な顔でかき氷食べ始めていたら
  髪の毛をわしゃわしゃ撫でてしまおうね! ]**
 
(523) 2020/08/04(Tue) 23:57:32

【人】 教師 ジャン・ヴェレーノ

[察してください。汲み取ってください。

それは結局相手に甘えてるだけに過ぎない。
そして、一華さんなら汲み取ってくれると思っていたのは事実だ。
汲み取られなければ伝わらなくても別にいいといつもなら思うのだが。


だから、わがままというのならお互い様なのだと思う。
と言っても言葉に出す程度がどうしても極端になってしまうしそればかりはどうしようもない。


   俺は多分死ぬまで堅いのであなたがそう言って
   くれるなら............もう充分だ。


[堅い俺を好きと言ってくれるのなら不安など何も無かった。

分かっていても言って欲しい、と思う気持ちは理解できる。
それに応えるかどうかを決めるのはこちら側で、応えたいと思ったのは勿論だが、応えすぎてしまっただろうか。]
(524) 2020/08/05(Wed) 0:27:17

【人】 英 羽凪

[これは、少しだけ未来の話。

瑛が退職のために帰っていった翌日に、俺もホテル『アムシェル・モーゼス』をチェックアウトして。
短いようで長い、夏の療養休暇を終えた。

そして。]


  ──…ただいまー。
  姉ちゃん、宅急便で送ったお土産は届いた?


[アパートに帰る前、寄るのは姉の家。
そこは、俺にとって実家のような場所。]
(525) 2020/08/05(Wed) 0:35:58

【人】 英 羽凪


  もう大丈夫だって。
  食欲もあるし、ほら。顔色もよくなっただろ。
  だからスマホとノーパソ返せってば。

  それともう無茶しないように……
  彼女と一緒に住むことにしたから。


[彼女いたのか聞かれたら、できた、とだけ。
さすがに出会って数日とかはまあ、今は黙っておこう。]


  どんなこって……んー、二つ年下で見てて飽きないやつ。
  無鉄砲で、何しでかすかわかんなくて、
  ……ちょっと昔の俺に似てる、かな。
  今度、うちに来た時紹介するよ。


[返ってきたスマホやノーパソと。
代わりに受け取っておいてもらった退職書類や郵便物を鞄にしまえば、帰ろうとして。
玄関で一度だけ振り返り。]
(526) 2020/08/05(Wed) 0:36:32

【人】 英 羽凪



  ……姉ちゃん、今しあわせ?


[その答えを聞いて。
俺は笑顔でうなずいて姉の家を後にした。]
(527) 2020/08/05(Wed) 0:37:51

【人】 英 羽凪

[そうして、アパートに帰れば。
まずは、しばらく放置してた部屋の掃除と片づけをして待ち。
程無く、表札に成瀬の名前が追加された。>>356

そんなこんなでスタートをした同居生活、数日目。
お互い家事はやろうと思えばできるから、当番制にして。
食事は家にいる時はできるだけ二人で取ろうと提案したり。生活費用の財布を作ったり。
生活習慣の違いはあるものの、滑り出しはまあ順調だ。]
(528) 2020/08/05(Wed) 0:51:26

【人】 英 羽凪

[そして今、瑛は新しいスマホと格闘している。>>359
なんかさっきから唸ってるけど、そんな難しい設定でもしてるんだろうか。

求人情報誌をぱらぱら捲りながら。
一時間以上の大仕事を終えたらしいのを見計らい手を伸ばせば、彼女の服の裾を引っ張った。]


  俺にも瑛の、教えろよ。


[まだ俺の方登録してないんだけど。>>358
次は俺を構えよ、とばかりにせっついて画面を覗くふりをしてみたら。>>*2

さて瑛はどんな顔をするだろう。*]
(529) 2020/08/05(Wed) 0:51:38

【人】 英 羽凪

[それからまた少しだけ時間は進み。

俺の就職先は早々に決まった。
いかにも怪しい求人>>-463にひっかかったわけではなく。

姉の妊娠が発覚し。これまで姉がやってた仕事を代わりにやってもらえないかと、持ちかけられたのだ。
ちなみに、義兄の建築事務所の庶務業務である。

勿論、将来的には就職するつもりだけど。
姉の産休育休の期間、俺のリハビリと社会勉強を兼ねて、といったところ。

身内なので、ひとまず姉に余計な心配をかけずに済むし。
繁忙期以外なら休暇とか融通が利くのは、ありがたい。]
(530) 2020/08/05(Wed) 0:52:20

【人】 英 羽凪

[一方、同居人は。>>360


  おかえり。
  おい、靴は揃えろって……どうした?


[玄関をあがってすぐのキッチンで夕飯を作る手を止め。
走って帰ってきたらしい瑛の剣幕に目を丸くして。]


  え、まじで?
  よかったな、おめでとう。


[相変わらずの癖っ毛頭をわしゃわしゃ撫でて。
一緒に喜んだのも束の間。]
(531) 2020/08/05(Wed) 0:52:31

【人】 英 羽凪


  …………。


[微妙に不審なセールスポイント。
だって上手い話には裏があるのが世間の常識だろ。]


  …………で。
  何の仕事なんだ?


[見せろ、瑛の手にしてる紙を覗きこんで。>>363
思い切り目が据わった。]
(532) 2020/08/05(Wed) 0:55:35

【人】 英 羽凪



  これ、やめとけよ。
  明らかに怪し……じゃない、危ないだろ。


[悪の組織?正義の味方??
正義筆頭だろうどこぞのアンパンを見てみろ。
あいつ、愛と勇気だけしか友達いなくて、時間もお構いなしに呼ばれて飛んでくんだぞ。
めちゃくちゃブラックだろ。

というのは勿論だけど。]
(533) 2020/08/05(Wed) 0:55:48

【人】 英 羽凪



  ……色々と反対する理由はあるけど。
  何より、俺が心配なんだよ。
  お前が丈夫で悪運強いのは知ってるけど。


[ほんと、何をしでかすかわかったもんじゃない。
まあそれが楽しくもあるんだけど。
もう一度手を伸ばして、今度は宥めるように瑛の頭を撫でた。

そんな、超ホワイトな就職先に巡り合うちょっと前の話。*]
(534) 2020/08/05(Wed) 0:56:23

【人】 英 羽凪

[──それは俺が、阻止したはずだったし。
瑛も不承不承それに了承したはずだった。のに。]


  なんでまだその仕事やってんの。


[バイトヒーローを終えて帰宅した瑛を迎えたのは、仁王立ちの俺だった。>>472
なんでバレたかって?
洗濯するのにポケット確認してたら、指令書もとい、バイトヒーローのシフト表がでてきたせいだ。
どうりでこの頃、生傷が多いわけだ。]
(535) 2020/08/05(Wed) 0:58:41

【人】 英 羽凪

[俺は怒ってる。けど。]


  ……で。弁明あるなら聞くけど。


[瑛の主張を待つ。>>473
だからどうしてそう一人で突っ走るのかと呆れるけど。
これがこいつの悪い所であり、いい所でもあるし。
感謝されることにやりがいを感じてしまう、社畜根性はわからなくもないから。>>243

いつものように、小さく息をついて。]


  ……ヤバそうって思ったら、すぐに辞めること。
  このご時世、副業だって珍しくないしな。
  やれるとこまでやってみれば。


[結局、俺が折れるのである。]
(536) 2020/08/05(Wed) 0:58:51

【人】 英 羽凪

[ただし。]


  瑛。


[にっこりと笑いながら。
瑛を引き寄せて
拘束
もとい、抱き締めたなら細い首筋に唇を押しつけて。
強く吸い上げた。]


  ……はい。黙ってた罰と、虫除け。


[そして腕を離せば、べっと舌を出してみせる。

ちょっと襟ぐりのあいた服を着たら、見える位置。
だって最近、古書店で瑛目当ての客もいるらしいしね。>>492**]
(537) 2020/08/05(Wed) 1:00:48

【人】 大学生 早乙女 真珠

─日常に戻りまして─

[ホテルから帰ったあたしは、普通に普通の女子大生に戻った。
 
三上麗央の恋人、という秘密の肩書きを除いて。


 当の彼氏、三上麗央はと言えば、解散だの会見だの、
 ────テレビの向こうから見ているだけでも、
 忙しそうなのが明白だ。

 スマホが鳴らない日があるのも当然、
 その位の覚悟はできていたのだけれど

 麗央くんが、
あたし
を身につけていてくれるのが分かる度に
 落ち着いたら、いっぱいぎゅってしよう、って
 それまでは我慢の時期、麗央くんを応援する為の、って

 そう思って、いつか──一緒に住む時のために、
 ちゃんと勉強でもしとこうかなって]

 『ねえ!真珠ってピアス開けたの?!
  耳のソレ、三上麗央のとイロチじゃん?
  I NEED U好きだったっけ?麗央担になったの?』


  ──休みの間に麗央くんにハマっちゃったんだ!
  めっちゃ
大好き!愛してる!!


[ウソの中に混ぜた本音は、
 いちファンのそれとして消えてゆく。
 でも、それでいい。  「今は」ね。]**
(538) 2020/08/05(Wed) 1:23:46

【人】 悪の科学者 清平 一華

― プールサイド ―

[察する汲み取る、という理性的な行為がおそらく他人の仕草なのだ。
 そういう単語抜きに、自然と相手に伝わる間柄……そういうのが善いのだろう。
 甘え合うのも弱まり合うのも、きっと想うあまり勝手にそうなっただけのもので。
 
 仕事着を脱いで、(ラーメン食べて)、自分を顕にする――あのときから、自分たちはそうなろうとし続けて、やっと辿り着いた。
 最初から、求めあっていたのかもしれない。]


  そう言われようと思ったのは初めてよ……、ヴェレ

 
[応えて彼の名前を呼ぶ…が、それはファーストネームではなくて。
 ファミリーネームの先頭だけ呼んだのは、きっと何かの意図と、"ジャン"以上に親愛を込められる根拠があるのだろう。
 あとで訊かれれば答えるし、今はそれよりも大事なことがある――とは、預けた頭の上に傾けて見上げる瞳が語ること。]
(539) 2020/08/05(Wed) 2:33:25

【人】 悪の科学者 清平 一華

[その後、プールから上がれば――更衣室で詩桜とまた顔を合わせたろうか。
 結果報告はするつもりは無かったのだが……上々の成果だったのは言わずとも気付かれたろう。

 そしてまた彼と再会する。
 連絡先交換の名目で――会いたいという理由で。]


 いちおう説明すると……veleはイタリア語とかスペイン語とかで帆とかキャンバスとかいう意味がある
 これからの人生を進むにしろ彩るにしろ……なくてはならないとても大事なものだから、私はそう呼びたい


[彼の名前を呼びたいではなくて、彼がいかに自分にとって意味あるものかを告げたい――という感性は独特なものかもしれない。]
(540) 2020/08/05(Wed) 2:37:07

【人】 成瀬 瑛



  ん?


[ 一行メッセージの送信という大仕事。
  なんとか終えて息を吐くと同時に。
  くいっと服を引かれる感覚に合わせて振り返る。>>529

  正面に見える羽凪くんの顔。
  なんと言うか、いろいろと心臓に悪い。 ]


  ………………… 見た?


[ 彼の目が画面に向けられていることに気づけば>>529
  たっぷりと時間をかけて、それだけを口にした後。 ]


  今見た内容を公言してみるといい。

  あたしは、ありとあらゆる手段を使って、
  君のスマホからも情報を抜くからね……!


[ 将来正義を志す人間とは思えない、前職の技術の悪用。
  呪詛の如く続ければ、
  逆に関心を引いてしまったかもしれないね。 ]
  
(541) 2020/08/05(Wed) 11:08:43

【人】 成瀬 瑛



[ それでも、増えた連絡先がもたらしたのは。
  危惧していたような、
  疲労や恐れといった感情とは、別のもの。

  今後、通知音を鳴らすスマホ画面を覗くあたしの顔は、
  きっと何かを待ちわびるように、そわそわしている。 ]


(542) 2020/08/05(Wed) 11:09:01

【人】 成瀬 瑛


[ うーとか、がーとか、
  意味のない言葉を呟きながら返信を打つ。>>*4
  この時点では、詩桜ちゃんの恋人の存在を
  あたしは知らないけれど。

  一緒に飲みに行ったのなら
  不思議な縁はそこから繋がったのかもしれないね?>>391

    そうなると、私がホワイトカラーに就職できたのは
    彼女のおかげなんだから。
    今後も誕生日プレゼントは奮発しなければいけない。

          今年は給料何ヶ月分にしようか。
          そんな悩みは、毎年尽きない。 ]*

(543) 2020/08/05(Wed) 11:09:19

【人】 成瀬 瑛



  ── IFかもしれない話 ──



  わあ、しまった!
  正体がバレたら給与査定に響くのに!


[ ある日、思ったより長引いた戦闘に、
  へろへろになりながら帰路につけば。
  憩いの場であるはず家、その玄関口。

  敵四天王顔負けの威圧感で、
  あたしの前に立ちはだかるのはラスボス
  ─── ではなくて、羽凪くん。>>535

  それを見て、頭の中で算盤を弾きながら、
  悲痛な声をあげたのだった。

  反対されて、それに了承したのに続けたのはあたしだ。
  彼を怒らせるのは、当然だった。 ]
 
(544) 2020/08/05(Wed) 11:28:37

【人】 成瀬 瑛



  あたしが働いているのは如月町なんだけど……
  覚えてる?あの、リゾートホテルの。
  あたしにとっては、
  羽凪くんと会わせてくれた大切な場所で……

  これから先、あの地を訪れる誰かにとっても
  そうなって欲しいから

  …… だからね、守りたいって思うんだよ。


[ 弁明?が身を結んだのかは分からないけど
  結局羽凪くんは折れてくれて。>>536
  あたしは相変わらず、彼の優しさに甘えている。 ]
 
(545) 2020/08/05(Wed) 11:28:56

【人】 成瀬 瑛



  …… ひゃっ ぅうん


[ 首筋を這う刺激に、身を捩らせる。>>537
  虫除けの意味はわからなかったけど。
 
  解放されたはずの身体は、
  何だか物足りなさそうにそわそわして。
  「これで終わりかな?」とでも、言いたげな
  様子を伺うような、上目遣いで問いかける。 ]
 
(546) 2020/08/05(Wed) 11:29:20

【人】 成瀬 瑛


[ 週一バイトの仕事が増えるのは困るけれど。
  古書店のお客さんが増えたことには、
  やりがいを感じていた。
  ただ、それが“お客さん“から外れてしまったら、 ]


  あっ、ごめんね!
  あたし彼氏いるから……

  って、ちょっと待って! 

  あたしって羽凪くんの彼女でいいのかな?
  そりゃ、あたしは羽凪くん好きだし、
  一緒に暮らしてるけど……

  お付き合いは………???


[ レンタル彼女は、彼女がスタート地点だったから。
  そこに至るルートがわからない。

  ぐるぐると混乱しているうちに、騒ぎを聞きつけた
  他のお客さんも合流し始めて───? ]
 
(547) 2020/08/05(Wed) 11:30:19

【人】 成瀬 瑛


[ 何故か最初に告白してくれた人まで協力しての、
  恋愛相談が始まったかもしれないね。

  店内に薄氷さんもいたなら、
  いつしか話題は彼の大切な人へも言及し。
  美味しい羊羹をくれた薄氷さんの“大切な友人”。>>492
  もし三度目の出会いを果たした彼も
  場にいてくれたなら?>>0:178

  わいわい、がやがや。
  ひょっとしたら、とある写真集の話題を交えて>>481
  話はさらに盛り上がったの、かな? ]
 
(548) 2020/08/05(Wed) 11:30:54

【人】 成瀬 瑛


[ 勤務時間中に談笑なんて、従業員としては失態だ。
  以前のあたしならば、
  とんでもないと目を丸くしただろう。 ]


  さーて、今日もお仕事頑張ろう!


[ 爽やかな朝の日差しを浴びながら、
  あたしは、元気よく店先のシャッターを持ち上げる。

  ……それでも優しい人達と巡り合えたおかげで、
  今のあたしは、ご飯を食べて、寝て、
  楽しく仕事をしている。

       大切な、君の隣で。
       あの夏の出会いに、感謝しながら。 ]**
  
(549) 2020/08/05(Wed) 11:31:28

【人】 雅楽 雅

 ― 後日:喫茶店 ―


  …写真って凄い。


 [献本された自分の写真集の頁を捲りながら、
 感嘆の息を漏らす。
 カフェオレのグラスには水滴。
 氷が溶けて、カランと音を立てた。]


  このさ、

  『夏。この場所で、貴方に出会った。』

   っていうの。
  
  私、貴方のこと覚えてないし。
  いい思い出も……特にないんだけどな。


 [キャッチコピーっていうのだっけ?
 それに触れながら、私は思う。

 心の中で消せなかった蝋燭の火。
 あの場所で過去と別れた。

 “今”と“これから”だけを見るために。]
(550) 2020/08/05(Wed) 14:29:09

【人】 雅楽 雅

 

  ──────…



     
 [頁を捲る手が止まる。
 これはいつ取られたのだろうか。
 森の中、初めて写真を撮られた時と同じように
 空を見上げる私。
 けれど、引き寄せられたその表情は、]

  
  ……酷い顔。


 [悲しそうで寂しそうで。  
 泣いているみたいで。

 心の奥、今までは誰も気づかなかった。
 今までは誰も見ようともしなくて。
 誰も、気付かない。

 気付く筈がない瞬間が切り取られていた。]
(551) 2020/08/05(Wed) 14:29:12

【人】 雅楽 雅

 
  ん?うん、定期健診は午後から。


 [三か月置きの画像検査。
 再発の有無を診るそれは、
 けれど再発が見つかったからといって
 どうにかなるわけではなく。
 一度芽吹いてしまえば、
 手の施しようがないと言われている。]

  
 コミュのパンフさ、病院でも置いて
 貰おうかなと思っていくつか持って来たんだ。


 [紙袋の中の冊子を示す。
 それは、私と同じように、頼る人のいない、 
 身寄りのない人同士が助け合うために作った
 コミュティで、ブランドの後押しもあり
 会員数も伸びていた。]
(552) 2020/08/05(Wed) 14:29:14

【人】 雅楽 雅


 こういうサポート事業、意外になくて、
 当時私は凄く辛かったから。
 高齢者向けのものはあるのだけれどさ。   
   

 [命を刻む秒針の音は普段は聞き逃していても、
 本当に不意に、何でもないときに思い出すもので。
 当然、定期健診の時などは否が応でも
 現実を実感させられるのだけど。]


  …大丈夫。
  ひとりで行けるから。


 [いつ終わるとも知れない未来なら、何も持たずに。

 そう考えていたことを、目の前のこのひとは
 気付いていたのかもしれない。]


  その代わり、前に行ってた歌の話はなし。


 [そう言って、席を立って店を出る。
 慌てて付いてくる気配に思わず笑って、
 空を見上げれば、
 雲一つない蒼が広がっていた。]
(553) 2020/08/05(Wed) 14:29:17

【人】 雅楽 雅



  ───よし、行こう。 






 [私は振り返らずに歩きだした。**]  
(554) 2020/08/05(Wed) 14:29:20

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

── 1人の景色 ──

[目覚めた朝に、あなたが居て。
擦れ合う肌に、生まれたてのような喜びをみてた。
あなたに目覚めの口付けをして。
ゆっくりとバスタブで体の強張りを解したら。
あなたがホテルで過ごす最後の一日を、共に過ごした。

ハナくんはもう旅立って居たかしら。
思い出が、笑顔で彩られるものなのか、聞いてみたかったな。
ビリヤードの一件は知らないから。
そんなことを言ったら、あなたはヤキモチでも妬くかしらね。

旅立ちは寂しいけれど。
私はあなたに住所を強請って。
教えて貰った住所を手帳に書き留めた。

蛍を見よう。
今度は口付けを交わそう。
そうしてもう一晩、共に眠ったら……。
「またね。」って。
約束をして、お別れの時間。
なんでこんなに寂しいんだろうね。]
(555) 2020/08/05(Wed) 18:47:57

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[私の夏休みは、あなたより1日長くて。
あなたの出て行った部屋に、もう1晩、1人で泊った。
ジェシーに乗って、見て回った景色はやっぱり綺麗だったけど。

お土産屋さんで、絵葉書を見て回る。
美しい写真の印刷された絵葉書は。
このホテルの美しい景観を、余すところなく捉えていて。
夕暮れの葡萄畑。蛍の夕べ。
私は悩んで、2枚の絵葉書を買った。

蛍の絵葉書には、『星が降りてきたみたいだな。』>>1:684
一言そう書いて、自分の住所と名前を書いた。
もう一枚。夕暮れの葡萄畑の絵葉書に。]
(556) 2020/08/05(Wed) 18:48:43

【人】 アイドル 三上 麗央

━その後━

[結局、I NEED Uは解散することとなり、惜しまれつつも解散ライブを。

 その際莉央が「オレ、普通の男の娘になります!」と宣言して嫁いで行った。微妙なニュアンスの違いに気づいたファンはいるのだろうか。

 メンバーのもうひとり、尚央はプロゴルファーに転向した。プロテストだかに合格していたらしい。だから引退したかったようだ。


 そして、三上麗央は役者に転向した。


 役を演じる時以外は耳朶に
みかん色
が輝いていた。**]
(557) 2020/08/05(Wed) 19:07:34

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

― 永遠の後日談は続く ―
[ ひと夏の旅は終わり。
 穏やかな日常へと戻っていく。

     
彼ら

 この夏、貴女 に出会って、自分は変わった
     
彼女ら


 前ほど、自分の色が嫌いではないし
 この色を見た人たちの表情も、
 この目で見つめ返せるようになった。
 
 目を覆い隠していたせいで、気づけなかったもの。

 髪の色を、
のようだと
 瞳の色と、
のようだと
 貴方の色が、
綺麗
だ、
好きだ


 その言葉を、今なら素直に受け取れる。

 本を通してしか知らなかった世界は、
 ずっとずっと美しかった。]
(558) 2020/08/05(Wed) 19:46:42

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

[ 目隠しをしていたこの手をとって、
 それを教えてくれた愛する人。

 天色と東雲色が、見つめる先には、
 もっと色鮮やかな世界が広がっていく。

 旅は終わり、物語は終幕を迎えるが、
 この先も綴られ続ける、後日談。

 友人と呼べる人たちができて、
 ――あれから、ユエも、ヴェレーノも、
 ――清平や羽井先輩も、連絡をくれたかな


 古書店に新しい仲間が増えた、
 ――明るく可愛い働き者さん

 
 神話や怪異の本が少し増えたりもして、
 ――シナリオの資料に使えそうでしょ


 巷で噂の『雪月』の写真集、仕入れたら
 飛ぶように売れて驚いたり、
 ――まさか、あの夏同じ場所にいたと


 ――家族も増えて、

 あぁ、この色で生まれてきて、良かった。
 そう思えるように、なったんだ**]
(559) 2020/08/05(Wed) 19:46:46

【人】 羽井 有徒

[朝起きてどちらともなく目覚めの口付け。
あまりの照れ臭さと、それと胸が満たされる想いに朝から笑い合う。

一度部屋に自分の部屋に戻って着替えてから休暇の最後の一日を真由美と過ごした。
ハナの話になれば、もう嫉妬なんてしなかったけど。

─── あのときは真由美が取られるとかそう言うのではなくて、自分以外の二人が幸せそうにしているのが妬ましかった。勿論それが真由美だったからって言うのはあったけれど。

でも、やっぱり少しの対抗心から、お昼にもっと豪華なランチを振る舞おうとすれば、まつ真由美は可笑しそうに笑っただろう。
そして、その笑顔を見てやっぱり自分も笑顔になった。]
(560) 2020/08/05(Wed) 19:52:01

【人】 アイドル 三上 麗央

━そして、冬━

[雪が降り出しそうな薄曇りの空の下、大学の門で帽子とサングラスで顔を隠し、トレンチコートの襟を寒そうに合わせて、かすみ草のみで出来た花束を持って待っている。

 今日来ることは内緒だが、今日彼女が大学に来ていることは確認済。

 彼女を見つけたら、地面に片膝をついて花束を差し出す。]

迎えに来たよ。三上真珠になって欲しい。待たせて、ごめんね。*
(561) 2020/08/05(Wed) 19:52:23

【人】 羽井 有徒

[再び訪れた蛍の沢。
星のように綺麗な光の中で口付けを交わす。
今度は逃げないんだなって笑って。
もう一度。

その夜。
昨夜と同じように、二人肌を触れ合わせて眠る。
呼吸も、体温も、鼓動も重ねて。

真夜中にふと目を覚ました。
外は暗く、時計を見れば2時25分。
まだ別れには遠く、眠る真由美を起こさないように、そっと抱き寄せて、もう一度、夢の中。]
(562) 2020/08/05(Wed) 19:55:13

【人】 羽井 有徒

[もう一日、もう一夜、共に居たいと思った。
でも、それはきっと際限ななぬて、明日になってもまたあと一日と願うもの。

  「またな」

夏の夕べ、西陽の差すホテルのロビー。
別れを惜しむように真由美をそっと抱きしめて、それからタクシーへと乗り込んだ。

─── また会えるって、約束して。]
(563) 2020/08/05(Wed) 19:55:45

【人】 羽井 有徒

[そうして二人の時間を重ねていこう。
色んなところへ二人で行って、たくさんの思い出を二人で作って。

いつか伝えたい言葉がある。
それが特別ではなくて、当たり前ように心に住み着いたなら、そのときはちゃんと伝えよう。


    
『愛してる』



それは、きっと遠くない未来の話。]**
(564) 2020/08/05(Wed) 20:04:36

【人】 大学生 早乙女 真珠

─  冬 ─

[I NEED U解散の急報が世間を騒がせたのが夏。
 秋には、解散ライブを。
 そして、冬───…

 あたしは、就活に一生懸命で。
 
ちゃんと就活して、家を出て、麗央くんと暮らしたいから。

 麗央くんは解散後のソロ活動への布石とか?
 やっぱりまだ忙しいのかな?って、
 ──連絡とか、特に増えたりとか、してないし。

 だから。今日も授業が終わったら、帰るつもりだった。
 …気が向いたらスタバでレポート書くかなとか、思ったけど

 ───正門に見える、人影。
 背格好が似てるなあ、って遠目に見る。
 花束持ってる、彼女誕生日で待ち合わせとかかな?
 とか考えたりもしたけれど。
 近付けば─────……>>561

  うそ………………えっ
  おし、お仕事、………ち、違う
  あの、あの……………えっと?

[お仕事は大丈夫なの、とか、
 なんでここに、とか
 謝らないでよ、とか

 言いたいことがたくさんありすぎてどれもまとまらない。でも]
(565) 2020/08/05(Wed) 20:20:34

【人】 薄氷 詩桜


─そうして、それから─
 
[夏に、双子の女の子。
 冬に、双子の男の子。
 男の子女の子二人ずつ授かった私たちは
 賑やかで楽しい、平和な生活を
 続けて行ったことでしょう。


 薄氷古書店に増えていく本の種類。
 写真集には、あの日通りすがりに
 見かけたかもしれない人の姿があったかもしれない。
 不思議な人の縁は途切れてもまたつないで紡いで
 新たな広がって行くのがなんだかとても不思議だった。
 羽井さんと市村さんが、
 成瀬さんとその想い人が、
 結婚したならぜひ祝福させてほしいし
 その前にジャン先生と清平さんかな?
 子供たちのつながりもきっと広がって
 私たちのまわりはきっと賑やか。
 自分の色が苦手だったわたしと、智詞さん。
 でも私たちの色を繋いで紡いでいく子供達を見ていると
 やっぱりこの色で良かったなって
 私、いま、とてもそう思うのよ。]
 
(566) 2020/08/05(Wed) 20:37:56

【人】 薄氷 詩桜

 
   ね、懐かしいわね、あなた。
   またこのホテルに泊まれるなんて。
 
 
[あなたと色々な思い出が紡げてよかった。
 嬉しいことも悲しいことも辛いことも幸せなことも
 あなたと一緒だったから素晴らしいものだった。
 子供たちももう大人になって
 それでもね、わたし、
 まだあなたに恋をし続けているの。

 目の色はお互いに東雲色と天色のまま。
 わたしが貴方と同じ髪の色になるまで、
 あともう少し。

 シワが刻まれた指先を絡めて、
 久々にこの街のこのホテルにきたのよ。
 懐かしいわね、次に来れるのはいつかしら?]
 
(567) 2020/08/05(Wed) 20:38:15

【人】 薄氷 詩桜

 
   今日は、美味しいワインを探しましょう?
   ね、智詞さん。
 
 
[でもね、貴方とまだまだ一緒の時間を過ごしたい。
 お互いに長生きしましょうね。
 そう笑いかけて、貴方に寄り添って。
 わたしはこれからもそうして生きて行くんだわ。]**
 
(568) 2020/08/05(Wed) 20:38:33

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[その葉書>>*7が届いた時。
宛名の無い葉書。誰からのなんて疑問の余地も無くて。
思わず葉書を見詰めたまま、小さく息が零れて……
ただ、ただ、息を吐き出しながら、笑み崩れてしまった。

約束>>563の通り、また会った時。
私は2枚の絵葉書をあなたに見せて。]


じゃん。


[なんておどけて笑って。
同じ言葉の描かれた、同じ絵柄の葉書。
消印だけが僅かに違って。

2人で笑い合えたかしら。
変なところで気が合うねって。
あの日の事を思い出して、今の2人で笑い合おう。
ここは蛍の沢では無いけどキスをして。
もう逃げたりしないよって。]
(569) 2020/08/05(Wed) 20:41:49

【人】 悪の科学者 清平 一華

― Ifかもしれない話 >>566 ―


 ハァーイ、約束通り跡継ぎ見に来たわよー


 どーれ、5.5代目はどんな……

   ………5てん…5・6・7・8代目?



[予想より多かった。**]
(570) 2020/08/05(Wed) 20:42:05

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[あなたは何時も当たり前のように2人の未来を埋めて行く。
あなたは何時も、当たり前のように、私が一番欲しい物をくれる。
話した事なんて無かったはずなのに。
どうしてこの人は、私の一番欲しい物が分かるんだろう?


────恋がしたかった。


お互いを見つめ合うような恋じゃない。
詩桜ちゃんの想いを聞いた時抱いた胸騒ぎ。
憧憬と共に感じた違和感。
私はもう年を重ねて、不幸だったわけも分かってる。

お互いを、では、無くて。
同じものを見て。
同じ経験をして。
分かち合える人が欲しかった。
私はそう言う恋がしたかった。

あなたは誰よりも、私を満たしてくれる。
でも一つだけ誤算だったのは…………
あなたの事も、見詰めて居たいと、思ってしまったことかしら。]
(571) 2020/08/05(Wed) 20:42:17

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

── 遠くない未来 ──

[2人で料理をして、2人で食べて。
ソファに並んで座って映画を見て。
そんな一日も、当たり前になって行って。
あなたのその言葉>>564を聞いた時。
思わず、ゆっくり、笑顔が消えてしまってた。]


…………ッ。


[思わず小さく口が突き出して。
ほっぺが膨れて。
まるで小さな子どもみたいな顔。
ごめんね。泣きそうなのを堪えてるの。

別に言葉が欲しかったわけじゃない。
あなたに愛されてるのは、ちゃんと伝わってたから。
でもあなたは口にしなかったから。
その言葉を大事に温めてくれていたのを知っている。]
(572) 2020/08/05(Wed) 20:42:48

【人】 羽井 有徒

[何気ない日、何気ない瞬間。
その言葉を口にしたとき、見たことのないような顔がそこにあった。]


  ………泣いてもいい。
  ここには俺しかいないから。


[そう微笑んで。
─── 俺にも見られたくない?
そっと、真由美を腕の中に収めて優しく抱きしめた。]
(573) 2020/08/05(Wed) 21:04:38

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[優しく腕の中に包まれて。
なんだか悔しかったから、ぽかって羽井さんの胸を叩いた。
一緒に色んな映画を見た。羽井さんなら知ってるよね。
私が泣くのは嬉しい時。幸せな時。感動した時。
そんなことも、きっとバレてて。

肩口に顔を埋めて、背中の服をぎゅっと握り締めたら。
堪え切れない涙が零れて来た。

まだ早いって、囁き声>>-1137に。
むって顔を、羽井さんに向ける。
でも何時も自信に満ちて、ちょっと自惚れたあなたの言葉。
ずっと膨れていることなんか出来なくて。
涙が零れながら、笑ってしまう。
花が綻ぶように。]
(574) 2020/08/05(Wed) 21:20:08

【人】 花嫁の友人 市村 真由美



[あなたとだったら、未来を信じられるから。*]

 
(575) 2020/08/05(Wed) 21:20:52

【人】 英 羽凪



  ごちそうさま。


[膨れた瑛に、楽しげに笑いながら。>>521
甘酸っぱい飴は、子どもの頃の記憶よりずっとおいしくて。
こんなおいしいもんだったっけ、なんて。
口端についた飴をぺろりと舐めとった。

でかい口を開ける瑛の横で、俺もかき氷をシャクシャクとスプーンで軽く崩し。
シロップがたっぷりかかった、部分をひとすくい。

口に運ぼうとした、その瞬間。]
(576) 2020/08/05(Wed) 21:28:49

【人】 英 羽凪


  
あ゙っ。



[奪われた。>>523


  ……やりやがったな。くそー。


[絶対今の、甘くておいしいとこだろ。
かき氷は下の方に行くほど味が薄くなるんだぞ。

隣から聞こえる涼しげな音と、生意気な横顔をじとり。
何か期待する視線には、ふん、と鼻を慣らせば。
同じスプーンのまま、かき氷をぱくりと一口。

舌の上でとけた氷が、乾いた喉にひんやり染みておいしい。]
(577) 2020/08/05(Wed) 21:29:04

【人】 英 羽凪

[のを、ゆっくり味わう暇もなく。]


  ん、んんっ、ちょ、こら。
  瑛、何すんだよっ。


[今度は頭をわしゃられた。
やり返してやりたくても、綺麗にまとめられた髪をここで崩すようなことできないし。
こういうとき、男は断然不利だ。

かき氷を零さないように片手で持って。
もう片方の手で、防戦一方になりながら。
どんどんかわいい表情になっていく瑛に、俺はむっとして。]
(578) 2020/08/05(Wed) 21:29:11

【人】 英 羽凪



  お前さー……
  レンタルされてるときも、こういうことしたの?


[あんな風に、嬉しそうな顔で笑って?>>519
手をつないでたいって、ねだったりして?>>520
こうやってじゃれたりして?]


  想像したら、ちょっと。
  ──いや、かなり嫌かも。


[前言撤回。>>277
傷つきはしないけど、腹の底がもやもやする。
このどうにもならない感情の名前を、俺は知ってる。
(579) 2020/08/05(Wed) 21:29:24

【人】 薄氷 詩桜

 
   ………。
 
 
[そわそわ、薄氷古書店の店先に
 顔を出すのは
 旅行の後まもないある日のこと。

 だってあなたに会いたかったから。
 そうして、わたしは智詞さんとの物語を
 一歩一歩、刻んでいく。]*
 
(580) 2020/08/05(Wed) 21:32:40

【人】 大学生 早乙女 真珠

─  女の友情 ─

[旅の前日、風邪を引いたという友人>>0:181は。
 帰ってきてから、直ぐに連絡を入れた。

 嫌がらせ目的なら、楽しかった自慢をする為に。
 
流石にそういう奴に彼氏が出来たとは言わない。
  会わせてみせろと言われても無理だし。
  それなら精々にこにこスマホを見るあたしを見て
  コイツまさか、って思わせるに留めておく。

 本当に風邪だったというなら、大丈夫、楽しかったよって。

 結果は、後者だった。
 あたしが一人旅をしている間連絡がなかったのは、
 前者と思われているかもしれないとか、
 折角約束したのに行けなかった申し訳なさだとか
 ……そういう理由だったから
 連絡をもらえて嬉しかったと彼女は言った。

 以来、彼女は、あたしの親友。
 今回のこと>>-1114も、彼女だけは
 本当に心配して、メッセージをくれている。]**
(581) 2020/08/05(Wed) 21:40:33

【人】 悪の科学者 清平 一華

― 花火大会の日 ―

[ 花火が見たいという欲求は特に無かったのだが。
 ただ、想いを告げあった次の日ということと――、宿泊してから3日過ぎるという理由で、花火の日程が意味を持つことになった。]


 ヴェレが笑ったり悪く言ったりすることは絶対に無いと信じている

 だから、そこは安心なのだが……
 否定的感想が無いだけなのかは判別し難い反応だと困る

 なので、その…、褒めて欲しい


[理由はと言うと、着ているものである。
 浴衣を着込んだから特別こう言っているのではなく。]
(582) 2020/08/05(Wed) 21:52:06

【人】 悪の科学者 清平 一華



 昨日と一昨日のワンピース(菫色のと空色の)はさる人が選んでくれたものでな……
 あれはあれで気に入っているのだが……


 …

 そういうわけで、だ
 今日のは、自分で選んだものだ……
 ワンピースは、私に合いそうなものってざっとしたものだが……これは、ヴェレに見せたくて着たものだ

 重ね重ね言って申し訳ないが…できれば、褒めて欲しい


[……という姿を披露した。(https://image.rakuten.co.jp...) ]
(583) 2020/08/05(Wed) 21:52:21

【人】 悪の科学者 清平 一華


 ……ん?

 名目は花火大会に行くだが、目的はヴェレに会いたいのと、この格好を見せたい――だから、実際に会場に行く必要は私には無いのだが……
 ヴェレの目的が、浴衣見たいだけなら達成しているし……本当に行きたいなら、もちろん一緒に行くが


[なんてやり取りがあって。
 浴衣姿で連れ立ったか、それとも違う時間を過ごしたか――どちらにしても特別な時間を過ごしたに違いない。**]
(584) 2020/08/05(Wed) 21:52:47

【人】 大学生 早乙女 真珠

─  冬 ─

[タクシーの中で、あたしは
 あわあわしながらスマホをいじっていた。

 ついさっきまで、麗央くんまだ落ち着かないんだろうなー
 いつになったらちょっとゆっくり会えるかなー
 ……なんて事を考えていたら、これだ。

 真由美さんには、風の噂が届く前に、
 せめて自分から伝えたい。

 あれからお姉さんと連絡は取っていただろうか。
 取っていなくても、メッセージを送る。]
(585) 2020/08/05(Wed) 21:54:47

【人】 英 羽凪

─ ホテル・フロント ─


[花火大会の翌日。
帰り支度を済ませた俺は、ラウンジで珈琲を飲んだあと、フロントへ。

チェックアウトを済ませつつ。
高橋、の名札をつけてるホテルマンへ伝言を。]


  901号室の市村さんへ、言伝お願いします。

  またね、って言っちゃったけど
  今日帰ることになったんで、携番残します。
  スマホは数日後には使えるようになるはずだから
  よければ連絡してね。

  それと、もし羽井さんに会うことあれば、
  俺が『勝負しよう』って言ってたって伝えてほしいな。
  『もう一度会えたら、俺の勝ち』
  よろしくね。

 
(586) 2020/08/05(Wed) 21:57:11

【人】 英 羽凪

[ずるいお兄さんとの二度目の勝負は、完全に運任せ。
でも俺日頃の行いいいから、勝てる気がするんだよね。

あと後輩にももし会えたら、連絡先渡しておきたかったけど。
さて、どうだったろう。

思い出が笑顔で彩られたかどうか、伝えられるのはいつになるだろう。>>555
連絡がつけば、割と早いかもしれないけど。

なかったとしても数年後、真由美さんがまだ仕事を続けていれば。勤務先に俺の姪っ子が通うようになるかもしれないね。**]
(587) 2020/08/05(Wed) 21:57:22

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

── ホテルにて ──

[フロントで、伝言>>586を伝えられて。
一緒に居た、羽井さんにもハナくんからの伝言を伝える。]


ハナくんから、羽井さんに伝言。
『勝負しよ。』『もう一度会えたら、俺の勝ち。』だって。

連絡先も貰ったけど……


……


ハナくんの連絡先、要る?


[迷った後で、ニッコリ笑って聞いてみよう。
いつの間に、仲良くなってたの?なんて尋ねながら。
乗馬の時、会話してなかったよね。*]
(588) 2020/08/05(Wed) 22:29:11
英 羽凪は、メモを貼った。
(a19) 2020/08/05(Wed) 22:29:28

【人】 羽井 有徒

[会えたら勝ちってなんだ?って思う。]


  いや、要らない。
  あいつなら、何とか辿りつくだろ。


[それが勝負って言うのなら、本気で勝ちに来るのならこちらは全力で逃げ続けてやろうか。]


  ちょっと、な。


[男同士の秘密だよってはぐらかす。
もし、本当に再会することがあるのなら、三人人で食事にでも行こうか。その時には真由美のことを恋人って紹介しつつ。
ただその機会は瑛を含めて4人になっているなんてこと、この時はまだ知らない話。]*
(589) 2020/08/05(Wed) 22:39:23

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[要らないって言葉に、やっぱりって思う。
はぐらかされた言葉には。]


ふーん。……そう。


[私も深くは聞かないけれど。
連絡先は丁寧に畳んで、しまったけれど。
自分から連絡することは無いだろう。
連絡しても良いかって、聞くのも違う気がしたから。

ただ、毎日。ご飯が美味しいと良いなと思った。
世界が綺麗だと良いなと思った。
楽しい事を、一つ、見付けられたら良いなと思った。

ハナくんの幸せを、ただ願って。
まさか自分の職場で再会するなんて、この時は思いもよらなかったこと。
花火の日の思い出を、語る時のあなたの顔は、きっとその時答えが分かるでしょう。**]
(590) 2020/08/05(Wed) 22:47:47

【人】 悪の科学者 清平 一華

― さらにifかもしれない話 ―

[結局のところ、日曜朝に生中継という大博打は当たった。
 当初のタイムテーブルを完全に無視したラーメン談義のインパクトが強かったのか、如月町が隠れたラーメンの聖地ではないかと観光客が殺到し、本当に「如月ブラック」ラーメンが生み出されることになる――芸能人が食べ歩きロケやったりね。

 そしてそのきっかけとなった白衣姿の女幹部は、悪の科学者を続けていて――契約の1年が過ぎようとしていた。
 組織が意外にも頑健なのか、地上波の契約が区切りとなってもまだ持ちこたえていて――もちろん、きっちり壊滅するのが悪の華だろうとかいうつもりはないが。]


 劇場版…!?

[めっきり空席が増えた幹部会議で、そんな話が。
 組織としての最後の大勝負を、映画として撮影したいと局から打診があったらしい。
 もし実現すれば、怪人製作も爆発物使用も多大なお金をかけることができるに違いない。
 乾坤一擲の大戦に相応しいが、予算不足を敗戦理由として押し付けることはもう出来ない――ドクターとしても正念場だ。]



 ……そろそろ、再会の季節、だな



[ラボにて。
 飾ってあるハーバリウムを見やる。
 浮かぶ紫の薔薇たちはさすがにくたびれた感を見せていて。
 毎年新しいものを贈ってくれる――彼に会える。
 同時に自分の誕生日であるが――それは名目に過ぎない。]
(591) 2020/08/05(Wed) 22:55:21

【人】 悪の科学者 清平 一華

 よし…気合い入れるかっ!


[勝たなければ約束を守れない話だから。
 あるいは行きて帰らなければ会えない話だから。**]
(592) 2020/08/05(Wed) 22:55:58

【人】 教師 ジャン・ヴェレーノ

−花火大会−

[奇しくも彼女と俺は同じことを考えていたと思う。>>582
花火がみたかった訳では無く、ただせっかくなので思い出作りというか、お互いに行かない理由が無いというのが近い。]


   いいものを悪くいう程の器量は俺は持ち合わせて
   ませんしね。

   ......褒めて欲しい.........か。


[なんだろう、この可愛い人は。
弱い所がある方が可愛げがあると言ったのは俺だが、ここまでとは思わなくて、思わず彼女を見て笑ってしまった。

黒い浴衣は着れば可愛いというより美しく見えるし、普段の彼女の雰囲気によく似合うものだが。髪飾りと帯の赤色はアクセントとして程よいし、なにより今の可愛らしい立ち振る舞いのギャップというのもとても良い。100点だ。
これ以上言っていると限界オタクになりそうだから自重しよう。]
(593) 2020/08/05(Wed) 23:05:23

【人】 教師 ジャン・ヴェレーノ

[なんて格好つけて言っては見たがどうにもしっくり来ない。まだ意識しないと長年癖になった敬語は抜けなさそうだ。]


   俺は.........あなたの笑顔が見たくて来ました。
   いや...浴衣が見たくないとかでは無いんですけど。


   花火に対するこだわりなんかも無いですし、
   強いて言うならもっとあなたのことを聞きたい。

   ということで、奢るのでよければ付き合ってください。


[花火まではまだ時間があるから、と屋台の方に指さす。思い出であってもあくまで通過点だから、この先彼女と何処に行くとか、彼女はどんな場所やイベントが好きなのかとか。
未来に繋がる話がしたいと思う。

お供が屋台の食べ物なのは仕方ないとして、俺はわたあめが食べたくて。
でもさすがに良い歳こいた成人男性が恋人を前にして真顔で「わたあめ、ください」とか言ってるのは我ながら恥ずかしい事だった。]
(594) 2020/08/05(Wed) 23:07:11

【人】 教師 ジャン・ヴェレーノ

[花火大会が終わった際の話。
彼女は俺に何を話してくれたのか、少なくとも確信したのは俺の態度は思ったよりも彼女を不安にさせていることだ。

彼女が転ばないように手を引いて歩く中、人が掃けた通りで彼女に向き直る。

もうすっかりその気になっていたけど、まだ俺は彼女に告げてないし宣言もしてなければ確認もとっていない。

自分で言ったことが中途半端に流れるのは、やっぱり嫌なものだから。
夏の夕べには遅いが、俺はまたひとつ彼女に歩み寄る。]
(595) 2020/08/05(Wed) 23:07:54

【人】 教師 ジャン・ヴェレーノ

−後日の話−

[最初に会いたいとSOSを出したのは俺だった。

発端は仕事に行く途中に見かけたカフェ。
とても美味しそうなフェアをやっていた。

別に一人で行ってもいいんだが、どうやらカップルの多いお店のようで、一人で行くのもまた憚られる。
それに、せっかくだから......と、共有したい人が今は一人頭の中で思い浮かぶ。]
(596) 2020/08/05(Wed) 23:17:42

【人】 悪の科学者 清平 一華

― 花火大会 ―

[彼が自分に対して、「さん」付けすることに他人行儀と思ったことはない。
 本当に他人行儀なら苗字で呼ぶはずだからである。
 つまり――]


 名前しか教えなかったの…きっと、そういうこなんだろうな、って


[出会ったときから、もう惹かれていたのかもしれない。
 そんなことを思いながら――お店を回ったり。
 わたあめを頼むのが恥ずかしがるのが今ひとつ理解できなかったので、ちぎって食べさせてあげたりとか。

 花火? ごめーん、眼鏡してなかったわ。]
(597) 2020/08/05(Wed) 23:25:43

【人】 悪の科学者 清平 一華

― 最終決戦 ―


[ 多額な予算を投じられたのもあって、ついに自己最高の傑作を生み出すことが出来た。
 そして基地最深部で最後に戦う相手は……あのときの、師のライダー。
 もう会えるとは思っていなかったが、さすが劇場版、過去のヒーロー大集合も容易にやってのけてくれた。]


 …――絶対、行くから



[かつての自分なら、積年の恨みと、今度こそ師匠超えをと願ってと――そういうのばかり思っていただろう。
 でも…自分はそんな無理をできるほど強くなかった。

 自分は弱いから。
 彼に会いたい――から、決着をつけるしか…勝ち抜くしか無いのだ。

 だから、あのハーバリウムに誓って。]
(598) 2020/08/05(Wed) 23:28:33

【人】 英 羽凪

─ 少し先のあったかもしれない話 ─



  ……ああもう。
  そんな顔してるんじゃ、罰にならないじゃん。


[俺、怒ってたはずなんだけどな。>>546
瑛は俺がやさしくて甘えてるらしいけど。
俺だって、そんな瑛に甘えてる。

かわいい上目遣いに、ぅ、と口端を曲げて。]


  ……ごはんの前に、攫っていい?


[もう一度華奢な体引き寄せて。
今度はその唇へ、唇を寄せた。]
(599) 2020/08/05(Wed) 23:40:47

【人】 英 羽凪




[──という甘酸っぱい関係になれてるかどうかは、俺次第な気もするけど。

まさか、この期に及んで付き合ってるか否かで悩まれてるなんて。>>547
俺は知るはずもない。

姉の関係者に言うときは、細かい説明が面倒だから彼女って言ってるけど。
そういえば、あの後ちゃんと告白したっけ。
してない気がするな。なんか今更だし。]
(600) 2020/08/05(Wed) 23:42:00

【人】 英 羽凪

[この関係に、ちゃんと「恋人」という名前が追加されるのはいつになるだろう。
誰かに指摘されなければ、たぶん俺は気づかないまま。
瑛の古書店での仕事が落ち着いてきた頃に、ひとつ相談事を持ちかけるだろう。>>549


  瑛、そろそろ引っ越そうか。
  二人で暮らせる、もうちょい広いとこに。


[つまり、同居の無期延長。
順序が色々間違ってるって? 今更だろ。**]
(601) 2020/08/05(Wed) 23:42:39

【人】 悪の科学者 清平 一華

[激闘の末――
 自分の傑作はライダーとほぼ相討ちになり戦闘不能に。

 初めて、師の背中に追いついた――

 だが、あちらはヒーロー大集結である。
 ライダー1人と決戦をやっていれば、当然ながら基地の防衛は成り立つわけもなく――首領が倒されるのを阻止できなかった。

 結局、崩壊する基地から脱出する羽目になり――

 あのときのトランクと、あのときの白衣の姿は変わらずに。
 ただ、宛もない旅路とは違って――今度は帰るべきところ、行くべきところがある。

 この稼業から足を洗うことになるのは少し寂しいが――傑作は生み出せたし、師との決着もほぼつけられた、自分の半生に満足と言っていいだろう。
 絶対に待ってくれているだろう彼と一緒になれるのだから。]



 …………カップヌードルしか作れない女房ってまずいよねぇ
 怪人作れるなら料理もできるとは思うけど


[ぼろぼろの白衣姿で思い描くのは、輝かしくもちょっぴり不安な、そして間違いなく幸せな未来。**]
(602) 2020/08/05(Wed) 23:48:53

【人】 成瀬 瑛


[ ─── 祭りの間。繋いでいた手は、ずっと熱くて。
  あたしの体温を君に直に伝える。
  ……その理由には、まだ気付かないふりをして、
  濃藍の下。祭囃子が響く塗装のない道を、君と歩く。 ]
 
(603) 2020/08/05(Wed) 23:53:13

【人】 成瀬 瑛


[ 食べたり、食べられたり。
  時には、抗議の声と共に頬を膨らませる。
  それでも、君と食べるご飯はやっぱり美味しくて。
  あたしはきっと、りんご飴もかき氷も好きになった。

  胸を叩くような爆裂音。空を見上げた瞬間。
  夏の夜空を彩るべく、
  火花が空に打ち上げられ、儚く消えていく。 ]
 
(604) 2020/08/05(Wed) 23:53:18

【人】 成瀬 瑛


[ 隣り合って大輪の花を見ながら、歓声を上げる。
  
色。

  祭客の目が空へと向けられる中、そっと視線を傾けて。
  とめどない色彩の変化に照らされている
  そっぽを向いた、>>-1146
  少し拗ねたような君の横顔を見つめていたら。

  ─── とくん、心臓が大きく鼓動を打ち。
  そのまま早鐘に変わっていく。
  
        閉じ込めていた心が溢れてくる。>>140 ]

(605) 2020/08/05(Wed) 23:53:21

【人】 成瀬 瑛


[ 花火を打ち上げる音が、かき消してしまう前に
  もう、蓋をする必要はないと気付いたから。

  ぽろり、零れた気持ちを自然と言葉にしたのなら、
  夏の夕べで、あたしを見つけてくれた人へ向けて。

  …… 周囲が花火に夢中になっているうちに。
  瞳を合わせ、どちらともなく唇を近付けると
  触れるより先に、吐息を混じり合わせる。

   ファーストキスはレモンの味って言うけれど、
   実際のところはどうだろう?
   …… ひょっとしたらそれは、>>523>>577
   かき氷のシロップの味をしていたかもしれないね。 ]

(606) 2020/08/05(Wed) 23:53:27

【人】 成瀬 瑛


[ 再び唇が離れると、
  気恥ずかしで眼元をほんのり染めながら。
  
  あたしは幸せそうに微笑んだ。 ]**
 
(607) 2020/08/05(Wed) 23:53:32

【人】 悪の科学者 清平 一華

― そして戻って、チェックアウト時 ―

[出立のとき、身にまとうは再び白衣姿。
 休暇は終わって――また悪の科学者としての仕事に舞い戻ることになる。
 幸いにも、「やはり最初はクモ男で」なんて粋な発注をかけてくれる組織からのオファーももらったので、再就職は問題ない。

 ただ、この滞在で、最愛の人と巡り合った。
 1年待たせる格好になったけど、できる限り暇を見つけて会いたくはある。

 だから、とりあえずここでの別離を――と思ったのだが。]


 ヴェレ…

   えっと、私からあんなこと言ったのに
   今になって急な話で申し訳ないのだが……


[そう言って、最後の最後にチャペルのほうを指差して]
(608) 2020/08/05(Wed) 23:55:17