【人】 田中[誘いに「お、いいね」と軽やかな返事がなされれば 心臓がばくんと跳ねた。>>3 嘘。マジで。良い人すぎるよヘイセくん。 しかもこの後の予定はないと。 いや世の女性男性はいったい、何をしているんだ……!? 俺にとっては僥倖としか言えない、感謝。] そうなんだ、意外 俺もなんにも予定ないよ 明日は仕事もないから パーっと楽しもうと思って来たんだ ヘイセくんがいいだけ付き合ってくれたら嬉しい [ははっと笑いながら自身の空白の予定を晒しつつ 正直に伝えて貰えたことに妙な期待をしてしまう。 一杯の間の話を盛り上げられなくて 「あ、用事が」と席を立たれることもしばしばなのだ。 そんなの言ったらダメだよ背水の陣だよ(??)と お節介極まりないことを考えるがここはバーであった。 「あ、やっぱり用事あった」のパターンもあるし 気になった誰かの席に移って行く可能性を 受け入れる覚悟を今のうちに決めておく。 負うダメージは少ない方がいいから……。] (6) 2024/02/17(Sat) 9:15:56 |
【人】 田中[場所ありがとうと言って席に着く。] あ、する。乾杯 [一生の思い出になるから出来ることはしておきたい。 何のために、などと考える余裕もなく 控えめにコツンとグラスをつけてから酒を煽った。 お上品なオーセンティックバーでも 割れやすいショートカクテルグラスでもないから グラスをぶつけて乾杯してもよかった筈……、 間違ってないよな? 二十年来の常連の癖に頭の中が忙しない。 彼に嫌われることだけは避けたいんだ。] (8) 2024/02/17(Sat) 10:23:05 |
【人】 田中[席での時間を無害に過ごせたら100点。 また会ってやっても良いと思われる程度の 好印象を残すことができたらもう200点だ。 見ているだけで幸せだった。 盗み見て憶えて 妄想の中で散々穢せれば 良かった。変に欲張って気持ち悪い所を知られなければ この先も視界に入ることを許して貰えるかもしれない。 幸い酒には滅法強いので、気をつけていれば大丈夫だろう。 そんな事考えるくせに左手に指輪をしてないかだけは しっかり確認するんだけど。] ぷは…… あ、これお店からサービスだって [中身が半分になったグラスを置いて 個包装のチョコレートが2粒載った小皿を前に滑らせる。 バレンタインの日、彼に渡す女の子達が羨ましかった。**] (9) 2024/02/17(Sat) 10:23:11 |
田中は、メモを貼った。 (a1) 2024/02/17(Sat) 10:27:01 |
(a2) 2024/02/17(Sat) 17:11:18 |