人狼物語 三日月国


203 三月うさぎの不思議なテーブル

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【人】   タカノ

[ ――貴方の居ない夜には。
 何を祈るのだったか。 ]


 ………待ってる、


[ また、恋をしてしまうような
 その仕草に、俺はとうとう口元を覆い隠し、
 それっきり、黙り込んでしまったのだった。** ]
(387) 2023/03/08(Wed) 14:34:45
  タカノは、メモを貼った。
(a67) 2023/03/08(Wed) 14:37:39

【人】 厨房担当 那岐

[一瞬、呆けたような表情に>>386
 くすりと笑みを漏らして。

 それ以上会話が続かないようであれば、
 再び手元に視線を戻した。

 整った顔立ちが少し崩れたのを見れたのは、
 中々に特別なものを見たような気がする。
]
(388) 2023/03/08(Wed) 15:41:59

【人】 厨房担当 那岐

[さて、仕事に戻ろう。

 スープは気に入ってもらえただろうか。
 零れ落ちるような感想を耳にしたら>>369、]


  市販の鶏ガラの素を使えば、家でも作れます。
  レシピが必要でしたら、メモしますよ。
  

[様子を見るにどうやら食べ切れそうだろうか。
 無理はして欲しくはないが、
 腹の具合を確かめられるのは本人だけ。

 気遣われていることには気づくことは出来ずに。>>370]
(389) 2023/03/08(Wed) 15:42:08

【人】 厨房担当 那岐

[水に浸していたたけのこはいちょう切りに。
 本来ならば米も30分程浸していたかったがその時間は
 今日はないから、軽くさらす程度に収めて。

 枝豆は流水で洗い、塩でしっかりと揉み込んでおく。
 春らしい緑色を鮮やかに出すためにはこれが必要だ。
 沸騰させた湯にも塩を入れて、洗い流さないまま茹でる。

 米を炊くのには土鍋を使う。
 一人分なら炊飯器ではなく十分な量、それに時短。
 味付けはシンプルに白だしと醤油。みりんと塩で整えて。
 たけのこを入れて、火にかける。
 締めた蓋の下から少し水が縁から
 少し零れてきそうになるのを調整しつつ炊きあがれば。

 薄皮まで取り除いた枝豆を入れて、木の芽を散らして。
 土鍋ごとテーブルに並べ、
 小さなしゃもじと空のお椀を添えて。]
(390) 2023/03/08(Wed) 15:42:18

【人】 厨房担当 那岐

 

  たけのこと枝豆の炊き込みご飯です。
  
  あと、時間に余裕がありそうなら、
  デザートも作ったんでよかったら。


[今日は米粉のクレープではないけれど>>191

 土鍋の蓋を開けば、
 立ち上る湯気とたけのこの香りが広がるだろう。*]
(391) 2023/03/08(Wed) 15:42:29

【人】 厨房担当 那岐


[そんな中で、美澄の困惑の声は拾えたか>>373
 プレゼンは続いていたようだったので。>>380]


  葉月さんだったら、
  安心して美澄を任せられそうですね。

  丁寧なところがあるから、部屋も片付いてそう。
  美澄の条件も叶いそうだし。


[先程、声にしなかった言葉を口にしてみようか。
 後は気になるところがあるとするなら、
 店までの通勤時間くらいだろうか。

 それは、葉月が定期的に顔を出すくらい
 遠くない距離だということは想像がつくだろうか。*]
(392) 2023/03/08(Wed) 15:57:57

【人】 厨房担当 ゲイザー

― ゲイザー、再起動 ―

[栗栖との一件で、本人も気づかないうちに周囲に>>173>>174波紋を>>234>>240広げていた>>228>>296速崎だったが。
 調理に戻ると一度決めれば、その後の作業は早かった。

 ちなみに、先程栗花落から貰ったシュネーバルとチケットの入った(とはまだ知らない)紙袋は、この間に一度バックヤードに引っ込めている。
 ペアチケットの2枚目の行方がどうなるかは、少し後の日になってから決まるのだろう>>171。]
(393) 2023/03/08(Wed) 16:10:07

【人】 厨房担当 ゲイザー


( 名残のやつ>>0……ホントは、
  蒸し物や煮物がベストだけれど。 )


[栗花落には既に、イカ墨のリゾット>>230の具やトマト煮込み>>317と言う形でブロッコリーは供されている。
(「春のたまごふわふわ」>>285>>286>>287でも使われているが、こちらは高野に出されたものだ)
 キッチンやカウンターの状況、注文リストのメモに目を遣りながら、速崎は既に出してきたパン粉とハーブとを見やり]


( うん、ブロッコリー主役でやるなら、
  ここはやっぱり、煮込みとは変化つけよっか。 )


[当初の考え通り、香草焼きで。
 名残野菜の身の詰まった硬さについては、カットする大きさでカバーしようと。]
(394) 2023/03/08(Wed) 16:11:00

【人】 厨房担当 ゲイザー

[ブロッコリーは小房に分け、一口で難なく食べられる程度の小ささに切り分ける。
 硬い芯も本当は捨てるに惜しい部位なれど、水分の抜ける焼き物であることを考慮して、今回はできるだけ切り落としていく。
 蕾の割合が多めの小房がひとつ、ふたつ、みっつ……たくさん!
 これをフライパンに入れ、下味程度の塩と水を入れ、蓋をして蒸しておく。

 それから、他の具材も。
 香草焼きならブロッコリー単体でも(速崎は)無限にいけるが、食感や色味の変化も欲しいところ。
 アスパラガスやたけのこは主役食材として何品か出されている>>211>>212>>281からパスとして――。

 ここで選んだのは、赤と黄のパプリカ、ブラウンマッシュルーム。
 パプリカはブロッコリーの小房より少し小さめ程度に、四角くカット。マッシュルームは元々小さめのサイズのものを選び、石突を切り落とした上で、そのままの丸形で出すことに。]
(395) 2023/03/08(Wed) 16:13:58

【人】 厨房担当 ゲイザー

[こうして、予め蒸したブロッコリーと他の野菜類を、グラタン用の深皿に移して詰めていく。
 ここで用いたグラタン皿は、内側が白、外側は黄色。
 皿の外側には浮彫という形で、花弁のまとまったダリヤの花のモチーフが描かれている。

 蕾ながらも緑の花畑めいたブロッコリーの中に、パプリカの四角い赤色と黄色、マッシュルームのまん丸い薄茶色が入り混じる、野菜の盛り合わせ。
 この上に振りかけるパン粉は、粉チーズと、パセリやオレガノ、タイム、黒胡椒を含むハーブソルトと混ぜ合わせたもの。
 ハーブソルトの中には唐辛子が含まれているものもあるが、今回用いたソルトには含まれていないことを確認済み。

 この上にさらにオリーブオイルを掛けてから、オーブンに投入。
 焼き上がれば、皿の真ん中あたりのパン粉が、ほんのり狐色に焦げている。]
(396) 2023/03/08(Wed) 16:16:25
厨房担当 那岐は、メモを貼った。
(a68) 2023/03/08(Wed) 16:16:27

【人】 厨房担当 ゲイザー



 ツーユーリーん!!
 大変お待たせしちゃいました〜!
 こちら、ブロッコリーと三色野菜の香草焼き、
 あっつあつのお皿に気を付けながら、
 たーーーーっぷり食べちゃってくださいね!


[足取り軽く、口調も軽く、けれど努めて落ち着いて(熱々のグラタン皿は危険物!)。
 赤く腫れてはいるけれど、涙はもう滲んでいない目で。
 速崎は栗花落に、満面の笑みと共に香草焼き>>395>>396の皿をサーブする。]
(397) 2023/03/08(Wed) 16:18:08

【人】 厨房担当 ゲイザー

[……と、カウンターで注文を待っていた栗花落にも、先程の自分と栗栖とのあれやこれやは見聞きされてしまったかなと思い、笑顔のままで眉をへにゃりと下げた。
 あの時栗花落が、葉月が駆け出した後の扉を閉めようとしてくれた>>188>>206ことには気づいていないまま。]


 さっきのは見なかったことに〜…とは、言いません。
 ゲイザーにも、あんな暗くて、未熟で、ダメなとこ、
 あるんだなーって、笑って受け流しちゃってください。


[苦笑いを明るい笑みに変え、「ごゆっくり」と言い残してから、速崎は別のオーダーの準備に向かった。

 さてこの香草焼きは、葉月が店に戻ってきてから>>369>>370>>371栗花落に届けられたもの。
 その葉月の告白>>293に対して速崎が何を答えたかは、これから語ることにしよう。*]
(398) 2023/03/08(Wed) 16:22:26

【人】 会社員 レイラ

[遠藤が静かに相槌をうち、
そっと手を背中に当ててくれる。

手当て、云々は知らない。
彼女がかつて誰かにそうされたことも。>>376
でも、背中からじんわりと伝わってくる温もりが
酷く優しい気がしたから。

ず、と麺を啜りながら
そのまま甘えて何粒か涙を流し。]
(399) 2023/03/08(Wed) 19:00:58

【人】 会社員 レイラ



………ありがとう、ございます。


[可愛そう。>>2:509
かつて彼女がそう評したことも、
その言葉に込められた意味>>2:328も、
やはり玲羅は知らないけれど。

愛されて欲しい、と誰かに対して願うこともまた
広義の愛なのではないだろうかと玲羅は思う。
やさしく、そっと人の心に寄り添う、
ちょうど温かなスープのような。]
(400) 2023/03/08(Wed) 19:01:28

【人】 会社員 レイラ


うん、…………。

[愛されたいって伝えること。
それが押しつけかどうかはきっと時と場合による。
抱くだけで迷惑になる気持ちだって世の中には多分ある。
でも、当然そうではないことも。

こくりと頷いて、すんと鼻を鳴らした。]


聞かなきゃわかんない。それはその通りで……
単純にただ怖いだけ、なんです。
相手の気持ちを知って、それが期待してたものじゃなくて、
自分が傷つくことが。

……でも………


[ひょっとしたらもう何もかも遅いのかもしれない。
伝えた所で受け取って貰えないかもしれないけれど。

でも、私の惹かれた君は。少なくとも。
本気の人間に対して不誠実な真似はしない。
ちゃんと向き合いたいのだと、正面から話してくれた、君は。
]
(401) 2023/03/08(Wed) 19:04:09

【人】 会社員 レイラ


……… でも、しょーがないですよね。
もう好きになっちゃったんだから、
ビビってうじうじしてたって。


[あの日「これは真の敵ではないかも」と彼女は言った。>>2:608
でも、真の敵とやらはどこにいるのか。
それはもしかしたら自分自身なのかも、なんて。
何だか漫画かドラマの台詞みたいだけれど。

ハンカチでそっと目元を拭い、
にゅうめんを最後の一滴まで飲み干す。
ぷはっ、と大きく息を吐いて。]
(402) 2023/03/08(Wed) 19:09:30

【人】 会社員 レイラ


―――うん、
吐き出したらなんかちょっとすっきりしました。

……ありがとう、シャミさん。
話聞いて、側に居てくれて。

私が泣いちゃったこと、
皆には内緒にしといてください。


[へへ、とまだ赤い目で
少し気恥ずかしそうに笑む玲羅は
きっと来た時よりは幾分か元気そうに見えるはずだ。]
(403) 2023/03/08(Wed) 19:10:50

【人】 厨房担当 ゲイザー

― 再起動前 ―


 
応援してもらって別にいいでしょ。



[とまあ、その自論だけははっきり真顔で伝えた上で>>359
 バグからの回復後、「友達」としての栗栖>>360からの言葉に、はっとして目を見開く。
 葉月本人だけでなく、自分自身も、彼のことを見くびっていた――そのことを突きつけられた時、まるで頭でも打たれたように、くらりと眩暈が過った。
 それでも、栗栖から顔を背けずに、言葉の続きを聞く。]


 ……うん。


[口に出さないことも多いから、どれだけの者が気づいているかは知れないが――。
 「貧乏だから可哀想」の件に限らず、速崎には、頭のどこかで「他者を自分より低く見る」きらいがある>>0:3>>1:409。大咲の試作品の件は、あくまで商品としてのクッキーへの指摘だけだったけれども。
 この背景については、語る機会があれば、またどこかで。]
(404) 2023/03/08(Wed) 19:15:58

【人】 厨房担当 ゲイザー

[問いかけ>>361には、ほんの少しだけ、返答までに間があった。]


 ……、堪えたよ。
 ハヅキんなら多分、私なんかよりも、
 ずっと、堪える、でしょ。


[確かに同じ立場なれど、それでも、完全に同じ人間としては語れない。
 そんな迷いを滲ませた答えを、力なく、笑みの消えた顔で呟いた。]
(405) 2023/03/08(Wed) 19:16:33

【人】 厨房担当 ゲイザー


 ―――そうだったん、だ。


[その事件>>1:4>>1:6>>1:24>>1:25>>1:26があった日、速崎に何があったのかは置いて、その現場を速崎は見聞きしていなかった。
 結末だけ>>1:115>>1:130に触れていた耳は、事の次第をここで漸く知ることになる。]


  そうだったん、だね。
  ……私が、テンちゃんにできなかったこと、
    ハヅキんには、できたんだ。


[ふっと昔の心残りの名がここで零れたが、それはここでは些細なことだろう。
 ただ、明らかにドスの入った声ではっきりと告げられたことに、目は逸らさないまま、苦しげな息をひとつ吐く。]
(406) 2023/03/08(Wed) 19:16:55

【人】 厨房担当 ゲイザー

[それから「友達自慢」の意図を知らされれば>>362、別の意味で気恥ずかしくなり――。]


 ……マジ、バカな勘違いしてごめん。
 恋愛脳のバグだって笑ってくれて、いいよ。


[思い返す。「怖かったら」というのは、「傷つけた相手に謝るのが」怖ければ、ということだろうと>>143
 だからこそ、葉月を引き合いに出してその勇気と根性を伝えたのだと。
 速崎はそう理解し直して、ひどく苦い笑みを浮かべた。]


 うん、じゃあ、ちょっと肉作ってくる。
 私のお任せでやっちゃっていいね?


[その鶏肉の何かを手がけるのには、少し時間が掛かるが――。
 ともあれ、この程度の事で、との言葉に気の抜けた笑みを零しながら、キッチンの仕事に戻っていった。*]
(407) 2023/03/08(Wed) 19:17:34

【人】 厨房担当 ゲイザー

― そして、再起動後 ―

[これはおそらく、栗花落向けのブロッコリー香草焼きを作っている間のこと。
(フライパン中は火から目を離さなかったが、それ以外の工程なら、多少場を離れる程度の余裕はあった)]


 あ……、ハヅキん。
 いらっしゃいませ〜!


[カウンター越しに葉月>>293の来店に気づき、いつも通りの明るい笑顔で振り返った。
 速崎の目に涙や涙痕はもうなかったけれど、泣いたこと示すように赤く腫れてはいた。]
(408) 2023/03/08(Wed) 19:18:00

【人】 厨房担当 ゲイザー

[それから告げられたのはオーダー……ではなく「好き」の告白。
 言われた直後こそ、不意打ちを受けたようにきょとりと瞬いたものの、すぐに、ああ、と理解して。
 身体ごと真っすぐに葉月に向き直り、落ち着いた態で、紡がれる言葉に耳を傾ける。]


 ハヅキさん。
 ……ううん、ハヅキん、でいっか。


[「こたえてくれなくて大丈夫」とは言われたが、それでも答える。
 ちゃんと真剣に向き合っていることを示すように、「さん」で一度呼びはしたけれど――やっぱり「なんでもない」今まで通りの呼び方がいい、と。]


 ありがと。ちゃんと、教えてくれて。


[眼鏡越しの葉月の両目を覗き込むように見つめて――見つめる目ごと緩める形で、表情を笑みの形に崩した。]
(409) 2023/03/08(Wed) 19:19:38

【人】 会社員 レイラ


……シャミさんも、
愛されたい人に愛されるといいな。

その人って私も知ってる人ですか?
あ、言いたくないなら聞かないんですけど。

[彼女がそんな風に想う相手はどんな人だろう。
それが誰かを知ることは、この先叶うだろうか。]

あ、そうそう。
忘れないうちにその子ふかふかさせてください。

[と、しっかりぬいぐるみを
要求することも忘れなかっただろう。
この子、シャミさんの私物ですか?とか尋ねたりしつつ。*]
(410) 2023/03/08(Wed) 19:19:52

【人】 厨房担当 ゲイザー


 知ってたよ、前から。
 ハヅキんの顔に、仕草に――助けてくれたことに、
 「好き」がすごく出てたから。


[「助けてくれた」はかなり抽象的な言い回しだが、これについては少し後に説明されることになる。]


 それでもさ、ただ「好きっぽく見える」だけなのと、
 ちゃんと言葉にして伝えてくれるのって、違う。
 思いをはっきり言葉に出すのって、勇気要るもの。
 それも、ついうっかり……とかじゃない、
 ちゃんと自分で心に決めて、口に出すのってさ。
 
(411) 2023/03/08(Wed) 19:20:23

【人】 厨房担当 ゲイザー


 私は別の人が好きかも、とか、
 私にフラれるかも、って思ってたんでしょ?
 そう思った上で「好き」を伝えに来たハヅキんは、
 ものすごく勇気あると思う。……うん、勇者だ。


[璥という人間が栗栖に対して行ったそれは、「好きでいるだけ」を良しとした者の事故的な吐露でしかない――少なくとも、この時の璥はそう思っている。
 けれど自分の心と、葉月祐一という人の心のかたちは違う、と。
 「関係ない」、「伝えたかっただけ」、とその人は言ったものの、そこに至るまでにどんな心の旅路があったか>>174>>175>>176>>238>>275は判らない。
 判らないなりに、自分とは異なる苦悩があったのでは、と考える。]


 ってか、あのスターゲイジーパイを
 がっつり食べてくれた時から既に、
 ハヅキんは勇者だったもんな。あっははあ。


[星を見つめる魚のパイを葉月と栗栖に食べて貰った夜を思い出しながら、気楽で他愛ない調子で笑い声をあげて――。]
(412) 2023/03/08(Wed) 19:24:10

【人】 厨房担当 ゲイザー

[そんなふざけた調子は一度止めて、真剣な、けれども穏やかな笑顔で。
 葉月の目を真正面から見つめて、はっきりと言い切る。]


 うん。
 私の心には、好きな人がいます。
 そして、他に好きな人がいる私は、
 ハヅキんの恋人になることはできません。


[自分の告白を既に葉月が聞いているとは知らないまま――。
 他の誰かに守られながら自分は黙り込むこと>>2:499>>2:500など考えずに、自分の口で直接告げる。
 けれども昔のように、結論から入って用件だけで終わらせるという形にも、この時はしなかった。]
(413) 2023/03/08(Wed) 19:25:32

【人】 厨房担当 ゲイザー


 ( ……本当は、あいつへの恋心は、
   消しちゃいたいん、だけどな。  )


[抱えているものをつい正直に零してしまう癖はあれど――。
 この望みに関しては、努めて意識して、速崎は黙っておくことにした。
 
友達になってくれたあいつではない、
自分への「いつか」を期待させてしまうかもしれない言葉は、出さない。

 今のこの「恋」が、自分が死ぬまでに消えてくれる保証はない。
 そして、自分の中に葉月への「恋」は無い。
 そう思えばなおのこと、無責任な期待など抱かせてはいけない、と。]
(414) 2023/03/08(Wed) 19:28:48

【人】 厨房担当 ゲイザー



 ……とまあ、そうお断りした上で。

 こんな・・・私でも好きになってくれて――
 って言ったらハヅキんにも、テンちゃんにも
 失礼になっちゃうから、訂正。
 女の子とか男の子とか、パイ焼きとかじゃなく、
 ちゃんと、ひとりの人間としてのゲイザーを
 好きになってくれて、ありがとう、ハヅキん。

 私は、あなたに好きになって貰えたことを、
 心から、とても、誇りに思います。


[葉月の目に目を合わせたまま、ちゃん屈託なく笑った。]
(415) 2023/03/08(Wed) 19:29:29

【人】 厨房担当 ゲイザー

[オーダーの件が気に掛かったこともあり、一旦ここで話を終えようとしたのだが]


 それと……そうだ。
 この前出迎えてくれた時に言いそびれちゃったから、
 ちゃんと今、伝えたいんだ。


[あの日>>148>>149>>150に言うことも考えてはいたが、当時の自分の迷いだけでなく、あまりにも美味しそうにシェパーズパイを食べて貰ったことで、伝えるタイミングを見失ってしまっていたこと。]


 私がお店飛び出していった時、
 ハヅキんが追いかけてくれて、声かけてくれたから。
 私はあの時、ちゃんと足を動かして進むことができた。
 ……本気で急いでたのに、動けなかったんだよ、あの時。


[背を摩って貰ったとか、肩を抱いて貰ったとかがあった訳ではない。それでも後を追って言葉だけでも届けてくれたことに救われたのだ、と。]
(416) 2023/03/08(Wed) 19:30:44